JP3334790B2 - エスカッションパネルの取付構造 - Google Patents
エスカッションパネルの取付構造Info
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- JP3334790B2 JP3334790B2 JP30164397A JP30164397A JP3334790B2 JP 3334790 B2 JP3334790 B2 JP 3334790B2 JP 30164397 A JP30164397 A JP 30164397A JP 30164397 A JP30164397 A JP 30164397A JP 3334790 B2 JP3334790 B2 JP 3334790B2
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- panel
- escutcheon
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用ドアト
リム,リヤサイドトリム等のアームレスト上面開口に設
置されるエスカッションパネルの取付構造に関する。
リム,リヤサイドトリム等のアームレスト上面開口に設
置されるエスカッションパネルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車室内には、各種内装部品が
装着されており、乗員の保護を図るとともに車室内の意
匠性を高めている。図13はドアパネルに内装される自
動車用ドアパネル1を示すもので、この自動車用ドアト
リム1はトリムアッパー2とトリムロア3との上下二分
割体から構成されており、ドアトリム1のほぼ中央部
分、すなわち、トリムロア3の上方部分に車室内側に膨
出するアームレスト4が設置されているとともに、この
アームレスト4の上面にエスカッションパネル5が取り
付けられ、エスカッションパネル5はパワーウインドウ
スイッチ部6、並びにプルハンドル7を備えている。
装着されており、乗員の保護を図るとともに車室内の意
匠性を高めている。図13はドアパネルに内装される自
動車用ドアパネル1を示すもので、この自動車用ドアト
リム1はトリムアッパー2とトリムロア3との上下二分
割体から構成されており、ドアトリム1のほぼ中央部
分、すなわち、トリムロア3の上方部分に車室内側に膨
出するアームレスト4が設置されているとともに、この
アームレスト4の上面にエスカッションパネル5が取り
付けられ、エスカッションパネル5はパワーウインドウ
スイッチ部6、並びにプルハンドル7を備えている。
【0003】このエスカッションパネル5の取付構造の
従来例について、図14,図15を基に説明すると、ア
ームレスト4の上面にエスカッションパネル5を取り付
けるための開口4aが開設されており、図14に示すよ
うに、エスカッションパネル5の長手方向端部裏面に係
止爪5aが形成される一方、他方側裏面には鉄クリップ
5bが装着されている。そして、開口4aに係止爪5a
を係止させた状態で鉄クリップ5bを開口4aの端縁に
係着されることにより、アームレスト4の開口4a内に
エスカッションパネル5を嵌込み装着する。
従来例について、図14,図15を基に説明すると、ア
ームレスト4の上面にエスカッションパネル5を取り付
けるための開口4aが開設されており、図14に示すよ
うに、エスカッションパネル5の長手方向端部裏面に係
止爪5aが形成される一方、他方側裏面には鉄クリップ
5bが装着されている。そして、開口4aに係止爪5a
を係止させた状態で鉄クリップ5bを開口4aの端縁に
係着されることにより、アームレスト4の開口4a内に
エスカッションパネル5を嵌込み装着する。
【0004】更に、図15に示すように、ドアトリム1
はドアインナーパネル8に装着した後、このエスカッシ
ョンパネル5の取り付けを行なうが、ドアインナーパネ
ル8のブラケット8aにエスカッションパネル5のプル
ハンドル7をビス止め固定して取り付けを完了する。
はドアインナーパネル8に装着した後、このエスカッシ
ョンパネル5の取り付けを行なうが、ドアインナーパネ
ル8のブラケット8aにエスカッションパネル5のプル
ハンドル7をビス止め固定して取り付けを完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、ドアトリ
ム1にエスカッションパネル5を取り付ける際、上述し
たようにドアインナーパネル8にドアトリム1を取り付
けた後、エスカッションパネル5を取り付けるという順
序で行なうため、エスカッションパネル5の取付時、図
15中矢印方向にエスカッションパネル5を取付操作す
るが、その際、造形上、ドアトリム1のウエスト部が車
室内側に膨出するという形状であるため、エスカッショ
ンパネル5の内奥縁部にドアトリム1の表面が擦られ、
ドアトリム1の表面が損傷を受け、外観不良が生じると
いう不具合がある。
ム1にエスカッションパネル5を取り付ける際、上述し
たようにドアインナーパネル8にドアトリム1を取り付
けた後、エスカッションパネル5を取り付けるという順
序で行なうため、エスカッションパネル5の取付時、図
15中矢印方向にエスカッションパネル5を取付操作す
るが、その際、造形上、ドアトリム1のウエスト部が車
室内側に膨出するという形状であるため、エスカッショ
ンパネル5の内奥縁部にドアトリム1の表面が擦られ、
ドアトリム1の表面が損傷を受け、外観不良が生じると
いう不具合がある。
【0006】従って、ドアトリム1の表面を傷付けない
ように慎重にエスカッションパネル5の取り付けを行な
うため、時間がかかり、作業性を低下させるという問題
点があった。
ように慎重にエスカッションパネル5の取り付けを行な
うため、時間がかかり、作業性を低下させるという問題
点があった。
【0007】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、パワーウインドウスイッチ部6やプルハン
ドル7等を備えたエスカッションパネル5をドアトリム
1に取り付ける際、円滑な取付作業でトリム表面に傷付
けることがなく、迅速な取付作業が期待できるエスカッ
ションンパネルの取付構造を提供することを目的とす
る。
れたもので、パワーウインドウスイッチ部6やプルハン
ドル7等を備えたエスカッションパネル5をドアトリム
1に取り付ける際、円滑な取付作業でトリム表面に傷付
けることがなく、迅速な取付作業が期待できるエスカッ
ションンパネルの取付構造を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、所望の曲面形状に成形され
たトリム本体の略中央部にアームレストが室内側に膨出
形成され、このアームレストの上面に開設した開口内に
エスカッションパネルを嵌込み固定するエスカッション
パネルの取付構造において、前記エスカッションパネル
の内奥側背面に上下方向に沿って延びるガイド用突起が
突設形成され、上記エスカッションパネルを開口内に落
し込み固定する際、該ガイド用突起が開口の内奥側縁と
当接することにより、エスカッションパネルが取付基準
位置よりトリム本体側に偏ることを規制できる操作スペ
ースを確保したことを特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、所望の曲面形状に成形され
たトリム本体の略中央部にアームレストが室内側に膨出
形成され、このアームレストの上面に開設した開口内に
エスカッションパネルを嵌込み固定するエスカッション
パネルの取付構造において、前記エスカッションパネル
の内奥側背面に上下方向に沿って延びるガイド用突起が
突設形成され、上記エスカッションパネルを開口内に落
し込み固定する際、該ガイド用突起が開口の内奥側縁と
当接することにより、エスカッションパネルが取付基準
位置よりトリム本体側に偏ることを規制できる操作スペ
ースを確保したことを特徴とする。
【0009】ここで、トリム本体は、上下二分割体であ
るトリムアッパーとトリムロアとを接合した分割構造の
ものでもまた、一体成形したものでも良い。そして、こ
のトリム本体には略中央部にアームレストが室内側に膨
出形成され、このアームレスト上面にエスカッションパ
ネルを取り付ける取付用開口が形成されており、例え
ば、トリム本体を上下二分割体で構成した場合、トリム
ロアの上方部にアームレストが室内側に膨出形成され、
アームレストの上面にエスカッションパネルを取り付け
る取付用開口が形成されていれば良く、ドアトリム,リ
ヤコーナートリム等、特に用途は限定しない。
るトリムアッパーとトリムロアとを接合した分割構造の
ものでもまた、一体成形したものでも良い。そして、こ
のトリム本体には略中央部にアームレストが室内側に膨
出形成され、このアームレスト上面にエスカッションパ
ネルを取り付ける取付用開口が形成されており、例え
ば、トリム本体を上下二分割体で構成した場合、トリム
ロアの上方部にアームレストが室内側に膨出形成され、
アームレストの上面にエスカッションパネルを取り付け
る取付用開口が形成されていれば良く、ドアトリム,リ
ヤコーナートリム等、特に用途は限定しない。
【0010】一方、エスカッションパネルは、ABS樹
脂,PP樹脂等の射出成形体から構成され、パワーウイ
ンドウスイッチや各種ロックスイッチ等のスイッチ機構
を内部に内蔵し、各種スイッチ類の摘みを室内側に臨ま
せるように複数の開口が形成されているとともに、所望
ならばプルハンドル等を一体化しても良く、また、仕様
によりプルハンドル単体のものでも良い。
脂,PP樹脂等の射出成形体から構成され、パワーウイ
ンドウスイッチや各種ロックスイッチ等のスイッチ機構
を内部に内蔵し、各種スイッチ類の摘みを室内側に臨ま
せるように複数の開口が形成されているとともに、所望
ならばプルハンドル等を一体化しても良く、また、仕様
によりプルハンドル単体のものでも良い。
【0011】そして、このエスカッションパネルの内奥
側には上下に延びるガイド用突起が形成されており、こ
のガイド用突起としてはガイド用リブやガイド用ボス
等、特にその形状は限定するものではなく、特にプルハ
ンドルを設定した場合には、プルハンドルの背面壁に一
体に設けることが良く、プルハンドルの深さ寸法よりも
長寸に設定するのが好ましい。
側には上下に延びるガイド用突起が形成されており、こ
のガイド用突起としてはガイド用リブやガイド用ボス
等、特にその形状は限定するものではなく、特にプルハ
ンドルを設定した場合には、プルハンドルの背面壁に一
体に設けることが良く、プルハンドルの深さ寸法よりも
長寸に設定するのが好ましい。
【0012】次に、請求項2記載の発明は、所望の曲面
形状に成形されたトリム本体の略中央部にアームレスト
が室内側に膨出形成され、このアームレストの上面に開
設した開口内にエスカッションパネルを嵌込み固定する
エスカッションパネルの取付構造において、前記取付用
開口の内奥縁には室内側に突出する突起が縁部の全長
か、あるいはその一部に形成され、エスカッションパネ
ルを開口内に落し込み固定する際、上記突起がエスカッ
ションパネルの内奥側背面と当接することにより、エス
カッションパネルが取付基準位置よりトリム本体側に偏
ることを規制できる操作スペースを確保したことを特徴
とする。
形状に成形されたトリム本体の略中央部にアームレスト
が室内側に膨出形成され、このアームレストの上面に開
設した開口内にエスカッションパネルを嵌込み固定する
エスカッションパネルの取付構造において、前記取付用
開口の内奥縁には室内側に突出する突起が縁部の全長
か、あるいはその一部に形成され、エスカッションパネ
ルを開口内に落し込み固定する際、上記突起がエスカッ
ションパネルの内奥側背面と当接することにより、エス
カッションパネルが取付基準位置よりトリム本体側に偏
ることを規制できる操作スペースを確保したことを特徴
とする。
【0013】ここで、トリム本体は、トリムアッパーと
トリムロアのように上下二分割体から構成しても、一体
構成のものを使用しても良く、双方のトリム本体におい
てほぼ中央部に室内側に膨出するアームレストが形成さ
れ、このアームレストの上面にエスカッションパネルを
落し込み固定する取付用開口が開設されている。
トリムロアのように上下二分割体から構成しても、一体
構成のものを使用しても良く、双方のトリム本体におい
てほぼ中央部に室内側に膨出するアームレストが形成さ
れ、このアームレストの上面にエスカッションパネルを
落し込み固定する取付用開口が開設されている。
【0014】更に、エスカッションパネルを取付基準位
置よりトリム本体側に近付かないように、開口の内奥縁
部は、その全長、あるいは部分的に室内側に向く突起が
形成されている。
置よりトリム本体側に近付かないように、開口の内奥縁
部は、その全長、あるいは部分的に室内側に向く突起が
形成されている。
【0015】一体型のトリム本体の場合は、エスカッシ
ョンパネル取付用開口の内奥側縁部に凹凸形状を設定す
れば良いが、上下二分割体から構成するものでは、トリ
ムアッパー側及びトリムロア側のいずれかに開口の内奥
縁部から室内側に向く突起を形成すれば良い。
ョンパネル取付用開口の内奥側縁部に凹凸形状を設定す
れば良いが、上下二分割体から構成するものでは、トリ
ムアッパー側及びトリムロア側のいずれかに開口の内奥
縁部から室内側に向く突起を形成すれば良い。
【0016】次に、請求項3記載の発明は、所望の曲面
形状に成形されたトリム本体の略中央部にアームレスト
が室内側に膨出形成され、このアームレストの上面に開
設した開口内にエスカッションパネルを嵌込み固定する
エスカッションパネルの取付構造において、前記エスカ
ッションパネルの内奥側背面に上下方向に延びるガイド
用突起を形成するとともに、トリム本体の取付用開口の
内奥側縁部には、それと対応する部位に突起を形成し、
上記エスカッションパネルを開口内に落し込み固定する
際、該ガイド用突起と突起とが当接することにより、エ
スカッションパネルが取付基準位置よりトリム本体側に
偏ることを規制できる操作スペースを確保したことを特
徴とする。
形状に成形されたトリム本体の略中央部にアームレスト
が室内側に膨出形成され、このアームレストの上面に開
設した開口内にエスカッションパネルを嵌込み固定する
エスカッションパネルの取付構造において、前記エスカ
ッションパネルの内奥側背面に上下方向に延びるガイド
用突起を形成するとともに、トリム本体の取付用開口の
内奥側縁部には、それと対応する部位に突起を形成し、
上記エスカッションパネルを開口内に落し込み固定する
際、該ガイド用突起と突起とが当接することにより、エ
スカッションパネルが取付基準位置よりトリム本体側に
偏ることを規制できる操作スペースを確保したことを特
徴とする。
【0017】更に、請求項4記載の発明は、前記突起に
ガイド用突起を収容する切欠きが形成されていることを
特徴とする。
ガイド用突起を収容する切欠きが形成されていることを
特徴とする。
【0018】以上の構成から明らかなように、トリム本
体のアームレストの上面に設けた取付用開口内にエスカ
ッションパネルを取り付ける際、エスカッションパネル
の内奥側に上下方向に延びるガイド用突起が形成されて
いるか、あるいは取付用開口の内奥縁部の全長、あるい
はその一部に室内側に向く突起が形成されているため、
エスカッションパネルの取付時、ガイド用突起と取付用
開口の内奥側縁部、あるいはエスカッションパネルの内
奥側壁面(プルハンドルの背面壁等)と取付用開口の内
奥側縁部に設けた突起がそれぞれ当接することにより、
エスカッションパネルは取付基準位置よりトリム本体側
に偏ることがなく、エスカッションパネルとトリム本体
との干渉を確実に回避できる。
体のアームレストの上面に設けた取付用開口内にエスカ
ッションパネルを取り付ける際、エスカッションパネル
の内奥側に上下方向に延びるガイド用突起が形成されて
いるか、あるいは取付用開口の内奥縁部の全長、あるい
はその一部に室内側に向く突起が形成されているため、
エスカッションパネルの取付時、ガイド用突起と取付用
開口の内奥側縁部、あるいはエスカッションパネルの内
奥側壁面(プルハンドルの背面壁等)と取付用開口の内
奥側縁部に設けた突起がそれぞれ当接することにより、
エスカッションパネルは取付基準位置よりトリム本体側
に偏ることがなく、エスカッションパネルとトリム本体
との干渉を確実に回避できる。
【0019】更に、エスカッションパネルのガイド用突
起と対応するように取付用開口に突起を設け、かつ突起
にガイド用突起を収容する切欠きを形成しておけば、エ
スカッションパネルの長手方向に沿うガタツキを防止で
きる。
起と対応するように取付用開口に突起を設け、かつ突起
にガイド用突起を収容する切欠きを形成しておけば、エ
スカッションパネルの長手方向に沿うガタツキを防止で
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るエスカッショ
ンパネルの取付構造の実施形態について、添付図面を参
照しながら詳細に説明する。
ンパネルの取付構造の実施形態について、添付図面を参
照しながら詳細に説明する。
【0021】図1乃至図6は上下二分割タイプの自動車
用ドアトリムに適用したエスカッションパネルの取付構
造の第1実施形態を示すもので、図1は同自動車用ドア
トリムの正面図、図2は同自動車用ドアトリムの構成を
示す断面図、図3,図4は同自動車用ドアトリムにおけ
るエスカッションパネルの取付構造を示す各説明図、図
5,図6は同エスカッションパネルの取付構造を示す各
断面図である。
用ドアトリムに適用したエスカッションパネルの取付構
造の第1実施形態を示すもので、図1は同自動車用ドア
トリムの正面図、図2は同自動車用ドアトリムの構成を
示す断面図、図3,図4は同自動車用ドアトリムにおけ
るエスカッションパネルの取付構造を示す各説明図、図
5,図6は同エスカッションパネルの取付構造を示す各
断面図である。
【0022】また、図7乃至図12は本発明に係るエス
カッションパネルの取付構造の別の実施形態を示すもの
で、図7,図8はエスカッションパネルの変形態様を示
すもので、図7は取付状態を示す断面図、図8は取付構
造を示す断面図、また、図9はエスカッションパネルの
更なる変形態様を示す説明図、図10,図11は取付用
開口の形状の変形態様を示す各説明図、図12は一体型
ドアトリムに適用した実施形態を示す説明図である。
カッションパネルの取付構造の別の実施形態を示すもの
で、図7,図8はエスカッションパネルの変形態様を示
すもので、図7は取付状態を示す断面図、図8は取付構
造を示す断面図、また、図9はエスカッションパネルの
更なる変形態様を示す説明図、図10,図11は取付用
開口の形状の変形態様を示す各説明図、図12は一体型
ドアトリムに適用した実施形態を示す説明図である。
【0023】図1乃至図6に基づいて本発明の第1実施
形態について説明する。図1において、自動車用ドアト
リム10は、ベースとしてのドアトリム本体20にエス
カッションパネル50が装着されており、ドアトリム本
体20はトリムアッパー30とトリムロア40との上下
二分割体から構成され、トリム本体20の略中央部には
室内側に向くアームレスト21が膨出形成されており、
このアームレスト21の上面に取付用開口22が開設さ
れ、この取付用開口22内にパワーウインドウスイッチ
機構を内部に内蔵し、スイッチの操作部分を室内側に露
出させるための開口並びにプルハンドルを設けたエスカ
ッションパネル50が嵌込み固定されている。
形態について説明する。図1において、自動車用ドアト
リム10は、ベースとしてのドアトリム本体20にエス
カッションパネル50が装着されており、ドアトリム本
体20はトリムアッパー30とトリムロア40との上下
二分割体から構成され、トリム本体20の略中央部には
室内側に向くアームレスト21が膨出形成されており、
このアームレスト21の上面に取付用開口22が開設さ
れ、この取付用開口22内にパワーウインドウスイッチ
機構を内部に内蔵し、スイッチの操作部分を室内側に露
出させるための開口並びにプルハンドルを設けたエスカ
ッションパネル50が嵌込み固定されている。
【0024】更に詳しくは、図1,図2に示すように、
トリムアッパー30は、樹脂芯材31と表皮材32との
積層構造体から構成されており、樹脂芯材31としては
タルクを混入したPP樹脂をモールドプレス成形するこ
とにより所望の曲面形状に成形され、樹脂芯材31のモ
ールドプレス成形時、表皮材32としてクロス裏面にポ
リウレタンフォームを裏打ちした積層シート材料からな
る表皮材32が一体化されているが、樹脂芯材31とし
て木粉を混入したPP樹脂板を使用し、クロス裏面に発
泡層を裏打ちした表皮材32をコールドプレス成形によ
り同時一体化してトリムアッパー30を成形しても良
い。また、トリムロア40はPP樹脂の射出成形体から
構成されており、ドアポケット41,スピーカグリル4
2が一体形成されている。
トリムアッパー30は、樹脂芯材31と表皮材32との
積層構造体から構成されており、樹脂芯材31としては
タルクを混入したPP樹脂をモールドプレス成形するこ
とにより所望の曲面形状に成形され、樹脂芯材31のモ
ールドプレス成形時、表皮材32としてクロス裏面にポ
リウレタンフォームを裏打ちした積層シート材料からな
る表皮材32が一体化されているが、樹脂芯材31とし
て木粉を混入したPP樹脂板を使用し、クロス裏面に発
泡層を裏打ちした表皮材32をコールドプレス成形によ
り同時一体化してトリムアッパー30を成形しても良
い。また、トリムロア40はPP樹脂の射出成形体から
構成されており、ドアポケット41,スピーカグリル4
2が一体形成されている。
【0025】そして、トリムアッパー30とトリムロア
40との接合は、トリムロア40の上縁に沿って裏面側
に突出する超音波用ペグ43が突設形成されており、こ
れと対応するようにトリムアッパー30には取付孔33
が開設され、取付孔33内に超音波用ペグ43を挿通さ
せた後、超音波用ペグ43の先端部分を熱溶着、あるい
は超音波溶着することにより、カシメ加工し、トリムア
ッパー30とトリムロア40とが強固に接合される。
40との接合は、トリムロア40の上縁に沿って裏面側
に突出する超音波用ペグ43が突設形成されており、こ
れと対応するようにトリムアッパー30には取付孔33
が開設され、取付孔33内に超音波用ペグ43を挿通さ
せた後、超音波用ペグ43の先端部分を熱溶着、あるい
は超音波溶着することにより、カシメ加工し、トリムア
ッパー30とトリムロア40とが強固に接合される。
【0026】一方、エスカッションパネル50の構成
は、図3,図4に示すように、ABS樹脂、あるいはタ
ルクを混入したポリプロピレン樹脂の射出成形体から構
成され、パワーウインドウスイッチ等のスイッチ機構
(図示せず)を内部に内蔵し、スイッチ機構の操作用摘
みを室内側に露出させるための開口51が複数箇所に開
設されており、かつドアの開閉時使用するプルハンドル
52がケース状に一体成形されている。
は、図3,図4に示すように、ABS樹脂、あるいはタ
ルクを混入したポリプロピレン樹脂の射出成形体から構
成され、パワーウインドウスイッチ等のスイッチ機構
(図示せず)を内部に内蔵し、スイッチ機構の操作用摘
みを室内側に露出させるための開口51が複数箇所に開
設されており、かつドアの開閉時使用するプルハンドル
52がケース状に一体成形されている。
【0027】更に、このエスカッションパネル50の取
付作業を円滑に行なわせ、かつドアトリム本体20の表
面損傷を防止するために、エスカッションパネル50の
背面側には上下方向に延びるガイド用突起53がリブ状
に形成されており、一方側のものはプルハンドル52の
背面壁54と一体に形成されている。尚、このガイド用
突起53はプルハンドル52や図示はしないがパワーウ
インドウスイッチ部の深さ寸法よりも長寸に設定するの
が良い。
付作業を円滑に行なわせ、かつドアトリム本体20の表
面損傷を防止するために、エスカッションパネル50の
背面側には上下方向に延びるガイド用突起53がリブ状
に形成されており、一方側のものはプルハンドル52の
背面壁54と一体に形成されている。尚、このガイド用
突起53はプルハンドル52や図示はしないがパワーウ
インドウスイッチ部の深さ寸法よりも長寸に設定するの
が良い。
【0028】また、ドアトリム本体20側の構成として
は、アームレスト21の上面に設けたエスカッションパ
ネル50を収容固定する取付用開口22は、開口22の
内奥縁部に沿ってトリムロア40の上縁部分に内奥側フ
ランジ44が形成されており、この内奥側フランジ44
には適宜箇所に室内側に向く突起23が形成され、エス
カッションパネル50のガイド用突起53と対応する位
置に設定されている。
は、アームレスト21の上面に設けたエスカッションパ
ネル50を収容固定する取付用開口22は、開口22の
内奥縁部に沿ってトリムロア40の上縁部分に内奥側フ
ランジ44が形成されており、この内奥側フランジ44
には適宜箇所に室内側に向く突起23が形成され、エス
カッションパネル50のガイド用突起53と対応する位
置に設定されている。
【0029】従って、図5,図6に示すように、エスカ
ッションパネル50をトリム本体20の取付用開口22
内に取り付けるには、図5中矢印で示すように、手前側
から奥側に向けて円弧状に取り付けるが、その際、エス
カッションパネル50の背面側に設けたガイド用突起5
3が取付用開口22の内奥縁部、特に、突起23と当接
するため、図5中符号dで示す操作スペースが確保で
き、エスカッションパネル50は取付基準位置よりトリ
ム本体20側に偏ることがなく、トリム本体20との干
渉を避けて取付用開口22内にエスカッションパネル5
0を簡単に手際良く装着できる。
ッションパネル50をトリム本体20の取付用開口22
内に取り付けるには、図5中矢印で示すように、手前側
から奥側に向けて円弧状に取り付けるが、その際、エス
カッションパネル50の背面側に設けたガイド用突起5
3が取付用開口22の内奥縁部、特に、突起23と当接
するため、図5中符号dで示す操作スペースが確保で
き、エスカッションパネル50は取付基準位置よりトリ
ム本体20側に偏ることがなく、トリム本体20との干
渉を避けて取付用開口22内にエスカッションパネル5
0を簡単に手際良く装着できる。
【0030】その後、図6に示すように、プルハンドル
52の底面の取付孔52aにビス55を装着し、インナ
ーパネル60のブラケット61に締付け固定すれば良
い。尚、図示はしないがエスカッションパネル50の長
手方向両端の裏面には、それぞれフック及び鉄クリップ
が装着されており、取付用開口22の長手方向両側縁に
係止するという構成である。
52の底面の取付孔52aにビス55を装着し、インナ
ーパネル60のブラケット61に締付け固定すれば良
い。尚、図示はしないがエスカッションパネル50の長
手方向両端の裏面には、それぞれフック及び鉄クリップ
が装着されており、取付用開口22の長手方向両側縁に
係止するという構成である。
【0031】このように、本発明の第1実施形態におい
ては、エスカッションパネル50をドアトリム本体20
の取付用開口22内に装着固定する際、エスカッション
パネル50の背面側にガイド用突起53を形成し、エス
カッションパネル50の取付時、このガイド用突起53
をトリムロア40の内奥側フランジ44の突起23に当
接させるというものであり、突起23の寸法並びにガイ
ド用突起53の寸法高さに相当するスペースが確保で
き、エスカッションパネル50がドアトリム本体20の
表面を擦ることがなく、両者の干渉が回避でき、製品表
面を傷付けることがなく円滑にエスカッションパネル5
0の取り付けが可能となる。
ては、エスカッションパネル50をドアトリム本体20
の取付用開口22内に装着固定する際、エスカッション
パネル50の背面側にガイド用突起53を形成し、エス
カッションパネル50の取付時、このガイド用突起53
をトリムロア40の内奥側フランジ44の突起23に当
接させるというものであり、突起23の寸法並びにガイ
ド用突起53の寸法高さに相当するスペースが確保で
き、エスカッションパネル50がドアトリム本体20の
表面を擦ることがなく、両者の干渉が回避でき、製品表
面を傷付けることがなく円滑にエスカッションパネル5
0の取り付けが可能となる。
【0032】尚、本実施形態ではエスカッションパネル
50に設けたガイド用突起53とトリムロア40の内奥
側フランジ44に室内側に向く突起23の双方を設けた
が、少なくともいずれか一方が設けられていれば、効果
が期待できるため、例えば、エスカッションパネル50
のガイド用突起53を内奥側フランジ44に当接させて
も同様の効果が得られるとともに、ガイド用突起53を
廃止してエスカッションパネル50の例えばプルハンド
ル52の背面壁54を内奥側フランジ44の突起23に
当接させても同様の効果が得られる。
50に設けたガイド用突起53とトリムロア40の内奥
側フランジ44に室内側に向く突起23の双方を設けた
が、少なくともいずれか一方が設けられていれば、効果
が期待できるため、例えば、エスカッションパネル50
のガイド用突起53を内奥側フランジ44に当接させて
も同様の効果が得られるとともに、ガイド用突起53を
廃止してエスカッションパネル50の例えばプルハンド
ル52の背面壁54を内奥側フランジ44の突起23に
当接させても同様の効果が得られる。
【0033】従って、エスカッションパネル50側、あ
るいは取付用開口20の内奥側のどちらかに取付スペー
スを確保するガイド用突起53,突起23が設けられて
いれば良いことになる。
るいは取付用開口20の内奥側のどちらかに取付スペー
スを確保するガイド用突起53,突起23が設けられて
いれば良いことになる。
【0034】次に、図7乃至図12は本発明に係るエス
カッションパネル50の取付構造の別の実施形態を示す
もので、図7,図8に示すように、ガイド用突起53の
形状を上方にいくに従いテーパー状となるように傾斜部
に設定しておけば、取付時はガイド用突起53の下側が
突起23と当接し、トリムアッパー30との間に隙間d
が確保できるとともに、図7に示す状態からエスカッシ
ョンパネル50を下方向に押し下げれば、ガイド用突起
53の傾斜状のテーパー面が突起23と当接するため、
エスカッションパネル50を図示する適正位置に確実に
取り付けることができる。
カッションパネル50の取付構造の別の実施形態を示す
もので、図7,図8に示すように、ガイド用突起53の
形状を上方にいくに従いテーパー状となるように傾斜部
に設定しておけば、取付時はガイド用突起53の下側が
突起23と当接し、トリムアッパー30との間に隙間d
が確保できるとともに、図7に示す状態からエスカッシ
ョンパネル50を下方向に押し下げれば、ガイド用突起
53の傾斜状のテーパー面が突起23と当接するため、
エスカッションパネル50を図示する適正位置に確実に
取り付けることができる。
【0035】尚、エスカッションパネル50の取付状態
において、エスカッションパネル50のガイド用突起5
3と突起23とが触れていてもいなくても良いが、当接
していれば、車幅方向のガタツキを規制できる。
において、エスカッションパネル50のガイド用突起5
3と突起23とが触れていてもいなくても良いが、当接
していれば、車幅方向のガタツキを規制できる。
【0036】また、図9に示すように、エスカッション
パネル50に形成するガイド用突起53は、プレート状
リブの他にボス状に形成しても良く、また、アームレス
ト21の取付用開口22の内奥側縁部には、トリムロア
40の内奥側フランジ44の上縁に沿ってその全長に突
起23が折曲形成されており、この場合においても、同
様の効果が期待できる。
パネル50に形成するガイド用突起53は、プレート状
リブの他にボス状に形成しても良く、また、アームレス
ト21の取付用開口22の内奥側縁部には、トリムロア
40の内奥側フランジ44の上縁に沿ってその全長に突
起23が折曲形成されており、この場合においても、同
様の効果が期待できる。
【0037】更に、図10に示すように、取付用開口2
2の内奥側縁部から室内側に突出する突起としてトリム
アッパー30側から突起23を突設しても良く、その場
合、全長に沿ってフランジ状に突設させても、また、そ
の一部だけに突設させてもどちらでも良い。
2の内奥側縁部から室内側に突出する突起としてトリム
アッパー30側から突起23を突設しても良く、その場
合、全長に沿ってフランジ状に突設させても、また、そ
の一部だけに突設させてもどちらでも良い。
【0038】次いで、図11は上記実施形態の変形態様
を示すもので、エスカッションパネル50にガイド用突
起53が上下方向に沿って付設されているとともに、こ
のガイド用突起53と対応する位置に切欠き24を設け
たことが特徴である。
を示すもので、エスカッションパネル50にガイド用突
起53が上下方向に沿って付設されているとともに、こ
のガイド用突起53と対応する位置に切欠き24を設け
たことが特徴である。
【0039】すなわち、取付用開口22の内奥側縁部に
は、突起23が形成されているが、それに切欠き24を
形成することにより、ガイド用突起53を切欠き24内
に収容することでエスカッションパネル50を取付用開
口22に取り付けた後、エスカッションパネル50は長
手方向に沿っての移動が規制でき、取付安定性が向上す
るという利点がある。
は、突起23が形成されているが、それに切欠き24を
形成することにより、ガイド用突起53を切欠き24内
に収容することでエスカッションパネル50を取付用開
口22に取り付けた後、エスカッションパネル50は長
手方向に沿っての移動が規制でき、取付安定性が向上す
るという利点がある。
【0040】次いで、図12はドアトリム本体20の構
成として、一体型の構造であり、図示するようにアーム
レスト21の開口22の内奥側縁部には、突起23が部
分的に室内側に向けて突設形成されているが、図示はし
ないが、開口22の内奥縁部に沿って全長に亘り設けて
も良く、分割構造と一体構造の差異を除けば上述実施形
態と同様の作用効果を備えている。
成として、一体型の構造であり、図示するようにアーム
レスト21の開口22の内奥側縁部には、突起23が部
分的に室内側に向けて突設形成されているが、図示はし
ないが、開口22の内奥縁部に沿って全長に亘り設けて
も良く、分割構造と一体構造の差異を除けば上述実施形
態と同様の作用効果を備えている。
【0041】以上説明した実施形態は、ドアトリム10
のトリム本体20の取付用開口22にエスカッションパ
ネル50を取り付ける構造について説明したが、ドアリ
トム10に限定することなく、また、アームレストが設
置される内装部品であれば、リヤコーナートリムに設置
しても良く、パワーウインドウスイッチ以外の各種スイ
ッチパネル、あるいはプルハンドル、もしくはそれらを
一体化したエスカッションパネルに適用することは本発
明の精神を逸脱するものではない。
のトリム本体20の取付用開口22にエスカッションパ
ネル50を取り付ける構造について説明したが、ドアリ
トム10に限定することなく、また、アームレストが設
置される内装部品であれば、リヤコーナートリムに設置
しても良く、パワーウインドウスイッチ以外の各種スイ
ッチパネル、あるいはプルハンドル、もしくはそれらを
一体化したエスカッションパネルに適用することは本発
明の精神を逸脱するものではない。
【0042】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別な作用効果を有する。
載する格別な作用効果を有する。
【0043】(1)請求項1記載の発明によれば、エス
カッションパネルの内奥側縁部裏面に上下方向に延びる
ガイド用突起を形成し、アームレスト上面の取付用開口
内にエスカッションパネルを挿入する際、取付用開口の
内奥側縁部にガイド用突起を当接させながら下方向に落
とし込めば、エスカッションパネルとトリム本体表面と
が干渉することなく、トリム表面に損傷を与えることな
く円滑にエスカッションパネルの取り付けが完了するた
め、長期に亘り良好な外観意匠性を確保できるととも
に、取付作業性が向上するという効果を有する。
カッションパネルの内奥側縁部裏面に上下方向に延びる
ガイド用突起を形成し、アームレスト上面の取付用開口
内にエスカッションパネルを挿入する際、取付用開口の
内奥側縁部にガイド用突起を当接させながら下方向に落
とし込めば、エスカッションパネルとトリム本体表面と
が干渉することなく、トリム表面に損傷を与えることな
く円滑にエスカッションパネルの取り付けが完了するた
め、長期に亘り良好な外観意匠性を確保できるととも
に、取付作業性が向上するという効果を有する。
【0044】(2)請求項2記載の発明によれば、エス
カッションパネルを取り付けるアームレスト上面の取付
用開口の内奥側縁部に室内側に向く突起を全長に亘り、
あるいはその一部に突設形成するというものであり、エ
スカッションパネルの内奥側の壁部を上記突起に当接さ
せることにより、トリム本体とエスカッションパネルと
の間のスペースが確保でき、トリム本体表面が傷付くこ
となく円滑にエスカッションパネルを取付用開口内に取
り付けることができ、長期に亘り良好な外観意匠性を確
保するとともに、円滑な取付作業性が期待できるという
効果を有する。
カッションパネルを取り付けるアームレスト上面の取付
用開口の内奥側縁部に室内側に向く突起を全長に亘り、
あるいはその一部に突設形成するというものであり、エ
スカッションパネルの内奥側の壁部を上記突起に当接さ
せることにより、トリム本体とエスカッションパネルと
の間のスペースが確保でき、トリム本体表面が傷付くこ
となく円滑にエスカッションパネルを取付用開口内に取
り付けることができ、長期に亘り良好な外観意匠性を確
保するとともに、円滑な取付作業性が期待できるという
効果を有する。
【0045】(3)請求項3記載の発明によれば、エス
カッションパネルの内奥側縁部裏面に上下方向に沿って
延びるガイド用突起を形成するとともに、これと対応す
るように取付用開口の内奥側縁部には室内側に向く突起
を形成し、突起に対してガイド用突起を当接させつつエ
スカッションパネルを取り付ければ、トリム本体とエス
カッションパネルとの間のスペースをより多く確保で
き、トリム本体表面を傷付けることをほとんど皆無にで
き、かつ操作性も向上するという効果を有する。
カッションパネルの内奥側縁部裏面に上下方向に沿って
延びるガイド用突起を形成するとともに、これと対応す
るように取付用開口の内奥側縁部には室内側に向く突起
を形成し、突起に対してガイド用突起を当接させつつエ
スカッションパネルを取り付ければ、トリム本体とエス
カッションパネルとの間のスペースをより多く確保で
き、トリム本体表面を傷付けることをほとんど皆無にで
き、かつ操作性も向上するという効果を有する。
【0046】(4)請求項4記載の発明によれば、アー
ムレストの上面に開設したエスカッションパネル取付用
の開口の内奥側縁部に突起を設け、かつこの突起にエス
カッションパネルのガイド用突起を収容する切欠きを形
成しておけば、エスカッションパネルの長手方向に沿う
位置ズレを防止でき、確実な取付安定性が図れるという
効果を有する。
ムレストの上面に開設したエスカッションパネル取付用
の開口の内奥側縁部に突起を設け、かつこの突起にエス
カッションパネルのガイド用突起を収容する切欠きを形
成しておけば、エスカッションパネルの長手方向に沿う
位置ズレを防止でき、確実な取付安定性が図れるという
効果を有する。
【図1】本発明に係るエスカッションパネルの取付構造
を適用した上下二分割タイプの自動車用ドアトリムを示
す正面図。
を適用した上下二分割タイプの自動車用ドアトリムを示
す正面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本発明に係るエスカッションパネルの取付構造
の第1実施形態を示す説明図。
の第1実施形態を示す説明図。
【図4】本発明に係るエスカッションパネルの取付構造
の第1実施形態を示す要部斜視図。
の第1実施形態を示す要部斜視図。
【図5】図3に示すエスカッションパネルの取付作業を
示す断面図。
示す断面図。
【図6】図3に示すエスカッションパネルの取付構造を
示す断面図。
示す断面図。
【図7】本発明に係るエスカッションパネルの取付構造
の変形態様を示す断面図。
の変形態様を示す断面図。
【図8】本発明に係るエスカッションパネルの取付構造
の変形態様を示す断面図。
の変形態様を示す断面図。
【図9】本発明に係るエスカッションパネルの取付構造
の変形態様を示す説明図。
の変形態様を示す説明図。
【図10】本発明に係るエスカッションパネルの取付構
造の更に変形態様を示す説明図。
造の更に変形態様を示す説明図。
【図11】本発明に係るエスカッションパネルの取付構
造の更に変形態様を示す説明図。
造の更に変形態様を示す説明図。
【図12】本発明に係るエスカッションパネルの取付構
造を適用した一体型の自動車用ドアトリムを示す説明
図。
造を適用した一体型の自動車用ドアトリムを示す説明
図。
【図13】従来の自動車用ドアトリムを示す正面図。
【図14】図13中XIV −XIV 線断面図。
【図15】図13中XV−XV線断面図。
10 自動車用ドアトリム 20 ドアトリム本体 21 アームレスト 22 取付用開口 23 突起 24 切欠き 30 トリムアッパー 40 トリムロア 50 エスカッションパネル 52 プルハンドル 53 ガイド用突起
Claims (4)
- 【請求項1】 所望の曲面形状に成形されたトリム本体
(20)の略中央部にアームレスト(21)が室内側に
膨出形成され、このアームレスト(21)の上面に開設
した開口(22)内にエスカッションパネル(50)を
嵌込み固定するエスカッションパネルの取付構造におい
て、 前記エスカッションパネル(50)の内奥側背面に上下
方向に沿って延びるガイド用突起(53)が突設形成さ
れ、上記エスカッションパネル(50)を開口(22)
内に落し込み固定する際、該ガイド用突起(53)が開
口(22)の内奥側縁と当接することにより、エスカッ
ションパネル(50)が取付基準位置よりトリム本体
(20)側に偏ることを規制できる操作スペースを確保
したことを特徴とするエスカッションパネルの取付構
造。 - 【請求項2】 所望の曲面形状に成形されたトリム本体
(20)の略中央部にアームレスト(21)が室内側に
膨出形成され、このアームレスト(21)の上面に開設
した開口(22)内にエスカッションパネル(50)を
嵌込み固定するエスカッションパネルの取付構造におい
て、 前記取付用開口(22)の内奥縁には室内側に突出する
突起(23)が縁部の全長か、あるいはその一部に形成
され、エスカッションパネル(50)を開口(22)内
に落し込み固定する際、上記突起(23)がエスカッシ
ョンパネル(50)の内奥側背面と当接することによ
り、エスカッションパネル(50)が取付基準位置より
トリム本体(20)側に偏ることを規制できる操作スペ
ースを確保したことを特徴とするエスカッションパネル
の取付構造。 - 【請求項3】 所望の曲面形状に成形されたトリム本体
(20)の略中央部にアームレスト(21)が室内側に
膨出形成され、このアームレスト(21)の上面に開設
した開口(22)内にエスカッションパネル(50)を
嵌込み固定するエスカッションパネルの取付構造におい
て、 前記エスカッションパネル(50)の内奥側背面に上下
方向に延びるガイド用突起(53)を形成するととも
に、トリム本体(20)の取付用開口(22)の内奥側
縁部には、それと対応する部位に突起(23)を形成
し、上記エスカッションパネル(50)を開口(22)
内に落し込み固定する際、該ガイド用突起( 53)と突
起(23)とが当接することにより、エスカッションパ
ネル(50)が取付基準位置よりトリム本体(20)側
に偏ることを規制できる操作スペースを確保したことを
特徴とするエスカッションパネルの取付構造。 - 【請求項4】 前記突起(23)にガイド用突起(5
3)を収容する切欠き(24)が形成されていることを
特徴とする請求項3記載のエスカッションパネルの取付
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30164397A JP3334790B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | エスカッションパネルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30164397A JP3334790B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | エスカッションパネルの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11129759A JPH11129759A (ja) | 1999-05-18 |
JP3334790B2 true JP3334790B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=17899417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30164397A Expired - Fee Related JP3334790B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | エスカッションパネルの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3334790B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2585111Y2 (ja) * | 1992-09-28 | 1998-11-11 | 西川化成株式会社 | ドアトリムのボックス部材取付構造 |
-
1997
- 1997-11-04 JP JP30164397A patent/JP3334790B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11129759A (ja) | 1999-05-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020717 |
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