JPH063716Y2 - 開閉リッド付樹脂成形体 - Google Patents

開閉リッド付樹脂成形体

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JPH063716Y2
JPH063716Y2 JP12989488U JP12989488U JPH063716Y2 JP H063716 Y2 JPH063716 Y2 JP H063716Y2 JP 12989488 U JP12989488 U JP 12989488U JP 12989488 U JP12989488 U JP 12989488U JP H063716 Y2 JPH063716 Y2 JP H063716Y2
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resin molded
lid
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耕一 吉田
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、トランクルーム内の内装パネルに好適な開閉
リッド付樹脂成形体の改良に関する。
《従来の技術》 自動車のトランクルーム内の側壁面には、トランクリ
ヤ、トランクサイド等の内装パネルが装着されており、
通常、この種内装パネルは射出成形による樹脂成形体、
あるいは成形ボード表面に不織布を一体貼着した積層構
造体のものが多用されている。
さらに、これら樹脂成形体、積層構造体からなる内装パ
ネルの裏面側には各種ランプ類や外装部品の取付具が位
置するため、ランプ類の互換あるいはメインテナンスを
目的とした開口が形成され、この開口を閉鎖する開閉リ
ッドが内装パネルと一体に付設されている。
第8図はトランクルームのリヤ側に装着されるプレート
・トランク・リヤを示すもので、本体を構成する樹脂成
形体1の中央部には別物の開閉リッド2が取付けられて
いる。この開閉リッド2は、上縁部にヒンジ部3を備
え、機械止め、接着止めによりヒンジ部3のやや上縁部
に沿って樹脂成形体1に固定されている。
そして、開閉リッド2の自由端両側に形成されるロック
爪4が成形体1に係合して、開閉リッド2が不用意に開
放しないように構成されている。
また、第9図に示すように、ポリプロピレン樹脂等比較
的剛性の優れた樹脂を使用して、樹脂成形体1と開閉リ
ッド2とを一体に成形し、両者の境界を薄肉ヒンジ部3
としたものも提案されているが、開閉リッド2の自由端
両側に突設されるロック爪4は開閉リッド2と一体に形
成することが出来ず、図面に示すように別途成形したロ
ック爪4を開閉リッド2に取付ける構成となっている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、このように従来の開閉リッド付樹脂成形
体においては、樹脂成形体に、別物の開閉リッドを取付
けるか、もしくは樹脂成形体と開閉リッドを一体に成形
する場合、開閉リッドに別物のロック爪を取着する必要
があり、いずれにおいても、開閉リツドやロック爪等の
各パーツを別途成形しなければならず、成形工数やそれ
に付随する取付工数が増大することにより、製品コスト
の高騰化を招くとう欠点があった。
本考案は上述の事情に鑑みてなされたもので、本考案の
目的とするところは、ロック爪を備えた開閉リッドを樹
脂成形体と一体成形可能なように、開閉リッドの形状お
よび成形時における樹脂成形体および開閉リッドの形状
設定に工夫を施すことにより、成形工数、取付工数を著
しく削減し、大幅なコストダウンが可能となる開閉リッ
ド付樹脂成形体を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するため本考案は樹脂成形体の側縁に、
その自由端をもつ開閉リッドを、樹脂成形体と一体に金
型内で成形してなる開閉リッド付樹脂成形体において、 前記開閉リッドは、その両側縁がリッドの自由端側に向
かって外側に傾斜する台形状の設定されているととも
に、上記開閉リッドを樹脂成形体に対して所定角度開放
した姿勢位置で金型形状を設定することにより、開閉リ
ッドの両側に外方に突出するロック爪を開閉リッドと一
体に形成してなることを特徴とする。
《作用》 以上の説明から明らかなように、前記構成によれば、樹
脂成形体の成形時、開閉リッドが開放された状態で金型
形状を設定することにより、開閉リッドの自由端両側に
外方に向くロック爪を形成しても、アンダーカット構造
とはならず、簡単な射出成形金型を使用して、ロック爪
を備えた開閉リッドを樹脂成形体と一体に成形すること
が可能となる。
さらに、開閉リッドの両側縁を、自由端側に向かって外
側に傾斜させるように開閉リッドの形状を特定し、上述
したように、開閉リッドを開放した状態で成形時の形状
設定をすれば、割り型同士の型抜きをクリアするだけで
なく、開閉リッドを閉じた状態で樹脂成形体と開閉リッ
ドとの間の隙間が皆無となり、樹脂成形体と開閉リッド
との一体感が現出できる。
《実施例》 以下、本考案に係る開閉リッド付樹脂成形体の実施例に
ついて添付図面を参照しながら詳細に説明する。
本願では、トランクルームのトランクリヤパネルに内装
されるプレート・トランク・リヤに適用した実施例につ
いて説明する。第1図はプレート・トランク・リヤの一
部切欠斜視図、第2図は同断面図、第3図、第4図はプ
レート・トランク・リヤの成形時の形状を示す断面図、
第5図は本願と対比して示す比較例の正面図、第6図は
同プレート・トランク・リヤの正面図、第7図は開閉リ
ッドを開放した状態を示す斜視図である。
第1図,第2図において、本考案に係るプレート・トラ
ンク・リヤは、ポリプロピレン樹脂を射出成形により所
要形状に成形した樹脂成形体10と、この樹脂成形体1
0の側縁10aにその自由端縁を設定した開閉リッド1
1とから構成され、この開閉リッド11は上縁の薄肉ヒ
ンジ部12を基点として開閉可能であり、かつ、開閉リ
ッド11の閉鎖状態を保持するためその自由端両側部に
ロック爪13が外方に向けて突設形成されている。
そして、本願では、樹脂成形体10、開閉リッド11、
およびロック爪13が射出成形金型内で一体成形された
ものであり、そのため製作コストが従来例に比し非常に
廉価なものとなっている。
なお、このプレート・トランク・リヤはその内面側にク
リップ取付座14が一体に形成され、このクリップ取付
座14にクリップ15が装着され、図示しないトランク
リヤパネルの取付孔にクリップ15が圧入嵌合され、車
体側に取付固定される。
さて、本考案の特徴の1つは前述したように樹脂成形体
10、開閉リッド11、およびロック爪13の三者が一
体成形される点であり、そのための具体的構成として、
樹脂成形体10の成形時、第3図に示すように開閉リッ
ド11が開放された状態で、割り型16,17の型形状
が設定されている。
従って、開閉リッド11の自由端両側に形成されるロッ
ク爪13は、開閉リッド11を閉鎖した状態では樹脂成
形体10とラップするけれども、第3図に示すように開
閉リッド11を開放した状態では、このロック爪13は
樹脂成形体10側とラップせず、アンダーカット構造と
ならないため、簡易な割り型16,17により一体に製
作できる。
また、上述したように開閉リッド11を開放した状態
で、成形時の割り型16,17の形状設定がなされた場
合、割り型16,17の型抜きの関係上、第4図に示す
ように割り型16,17の境界面は傾斜面をなす必要が
あり、開閉リッドを例えば方形状に設定した場合、開閉
リッド11の両側縁と樹脂成形体10との間に第4図中
符号dで示す幅の間隙18が形成され(第5図参照)、
非常に体裁の悪いものとなってしまう。
そこで、本考案の第2の特徴は開閉リッド11の両側縁
と樹脂成形体10との間の間隙を解消して、意匠性の向
上を図ったものである。すなわち第6図に示すように割
り型16,17の型抜き方向(図中一点鎖線で示す)に
対して開閉リッド11の両側縁が自由端側に向かって外
側に傾斜させ、開閉リッド11の形状を台形状に設定し
た点である。
このように開閉リッド11の両側縁を傾斜させた場合で
は、第7図に示すように樹脂成形体10の成形時、開閉
リッド11は開かれた状態で形状設定がなされるため、
この傾斜に付随して、割り型16,17は傾斜面同士で
接触することにより、型抜きを円滑に行わせる構造とな
っている。
従って、第6図に示すように開閉リッド11を閉鎖した
際、開閉リッド11の両側縁と樹脂成形体10の間に間
隙が皆無となり、両者の一体感が得られ、外観意匠性が
著しく向上する。
なお、本実施例は射出成形金型を使用した樹脂成形体1
0に本願を適用したが、射出成形方法の代わりに、モー
ルドプレス成形を使用しても差し支えない。
《効果》 以上説明したように、本考案における開閉リッド付樹脂
成形体においては、開閉リッドを開放した状態で製品の
成形時における金型の形状設定がなされているため、樹
脂成形体、開閉リッド、およびロック爪の三者を一体に
成形することができ、工数削減による大幅なコストダウ
ンが期待できる効果がある。
さらに、開閉リッドの形状をその両側縁が自由端側に向
かって外側に傾斜する台形状に設定することにより、開
閉リッド両側縁と樹脂成形体との間の間隙をなくし、樹
脂成形体に対する開閉リッドの一体感を強調でき、外観
意匠性を向上させる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案をプレート・トランク・リヤに適用した
実施例を示す一部切欠斜視図、第2図は第1図中II−II
線断面図、第3図は同プレート・トランク・リヤの成形
時の状態を示す縦断面図、第4図は第3図中IV−IV線断
面図、第5図は本願と対比する比較例を示す正面図、第
6図は本考案に係るプレート・トランク・リヤの正面
図、第7図は同プレート・トランク・リヤの開閉リッド
を開放した状態を示す斜視図、第8図、第9図は従来の
開閉リッド付樹脂成形体を示す部分斜視図である。 10…樹脂成形体 11…開閉リッド 12…薄肉ヒンジ部 13…ロック爪 16,17…割り型

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂成形体の側縁に、その自由端をもつ開
    閉リッドを、樹脂成形体と一体に金型内で成形してなる
    開閉リッド付樹脂成形体において、 前記開閉リッドは、その両側縁がリッドの自由端側に向
    かって外側に傾斜する台形状に設定されているととも
    に、上記開閉リッドを樹脂成形体に対して所定角度開放
    した姿勢位置で金型形状を設定することにより、開閉リ
    ッドの両側に外方に突出するロック爪を開閉リッドと一
    体に形成してなることを特徴とする開閉リッド付樹脂成
    形体。
JP12989488U 1988-10-03 1988-10-03 開閉リッド付樹脂成形体 Expired - Lifetime JPH063716Y2 (ja)

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JPH0251150U JPH0251150U (ja) 1990-04-10
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