JP2003048489A - スピーカグリルを備えたリヤトレイ - Google Patents
スピーカグリルを備えたリヤトレイInfo
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- H04R1/02—Casings; Cabinets ; Supports therefor; Mountings therein
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Abstract
イを容易に車体パネルに装着できることである。 【解決手段】 車両後部のリヤトレイ20に設置される
スピーカの前面を覆うスピーカグリル1であって、前記
リヤトレイ20に係合穴30を設け、この係合穴30に
係合するクリップ取付座10を前記スピーカグリル1の
裏面に設け、また前記係止部10の縦壁部11に凸部1
5と、さらに係止部の底部には鍵穴状の切欠部13を設
けた。
Description
の車体パネルに設置されるスピーカグリルを備えたリヤ
トレイに関する。
載することは、一般的になっており、スピーカの設置場
所として、後部座席とリヤガラスとの間に設置されるい
わゆるリヤトレイに取り付けられることが多い。この
際、リヤトレイに丸穴を開け、その下方にスピーカユニ
ットを配置し、丸穴の上面にスピーカグリルを取り付け
ている。
ーカグリルを取付ける方法として、例えば、図6で示す
ように、パネル本体100に、予めリヤトレイ200を
取り付け、その後にスピーカグリル150を取り付け
る。このスピーカグリル150は、例えば、図7で示す
ように、スピーカグリル150の裏面の穴300にクリ
ップ250が装着されており、パネル本体100にクリ
ップ250を押し込むことにより固定される。
方法では、予めパネル本体にリヤトレイを装着した後、
次の工程でスピーカグリルを固定しているため、リヤト
レイとスピーカグリルの組付けに手間がかかっていた。
レイを容易に車体パネルに装着できることである。
め、 請求項1記載の発明は、例えば図1及び図2に示
すように、車両後部のパネル本体に設置されるスピーカ
グリル1を備えたリヤトレイ20であって、前記リヤト
レイに係合穴30を設け、この係合穴に係合するクリッ
プ取付座10を前記スピーカグリルの裏面に設け、前記
係合穴に前記クリップ取付座を係合させることにより、
予め、前記リヤトレイに前記スピーカグリルを固定する
ことを特徴とする。
リヤトレイに係合穴を設け、またスピーカを覆うスピー
カグリルの裏面には、前記係合穴に係合するクリップ取
付座を設け、前記係合穴に前記クリップ取付座を係合さ
せることにより、予め、前記リヤトレイとスピーカグリ
ルを固定するので、スピーカグリルを予めリヤトレイに
装着した状態で搬送でき、かつ、車体パネルへの装着も
1回の工程で行なうことができ、スピーカグリル及びリ
ヤトレイの取り付けがきわめて簡単である。
ピーカグリルを備えたリヤトレイであって、例えば図2
に示すように、前記クリップ取付座の縦壁部11に凸部
15を設け、前記係合穴に前記凸部を係合させたことを
特徴とする。
リルのクリップ取付座の縦壁部に凸部を設けたので、
スピーカグリルとリヤトレイをしっかり固定でき、 搬
送の際に、リヤトレイからスピーカグリルの脱落を防止
できる。
ピーカグリルを備えたリヤトレイであって、例えば図2
に示すように、前記クリップ取付座の底部(底壁部1
2)には鍵穴状の切欠部13を設けたことを特徴とす
る。
プ取付座の底部に鍵穴状の切欠部を設けているため、予
め、クリップをスピーカグリルに容易に固定しておくこ
とができる。
を図1から図5に基づいて説明する。この実施の形態の
スピーカグリル1は、後部座席とリヤガラスとの間に設
置されるパネル本体のリヤトレイ20に取り付けられる
車載用スピーカを覆うように取り付けられる。図1は、
本発明のスピーカグリル1をリヤトレイ20に装着する
様子を示す斜視図である。
材と、この基材の表面に貼着された表皮材とからなる。
この基材の材料としては、例えば、繊維状の材料を用い
て成形されたもの、具体的には、ポリエステル繊維成形
材であるケープラシート(KPシート:ケープラシート
株式会社製)等が用いられる。また、表皮材としては、
不織布、塩ビ(ポリ塩化ビニール)樹脂からなるものが
挙げられる。
に、平面視多角形状の開口部25が形成され、この開口
部25内にスピーカが設置される。また、開口部25の
近傍位置には平面視二等辺三角形状の係合穴30が形成
されている。ここで、係合穴30のそれぞれの角は円弧
状に切り取られ、スピーカグリル1の隅部位置に設けら
れる角は緩やかな円弧状の鈍角を呈し、他の2角は同型
の円弧状を有している。 また、クリップ取付座10
は、縦壁部11の背面側の湾曲部分が前記鈍角部分に当
接した状態で係合穴30に挿入される。
面には、四隅にクリップ取付座10が取付けられてい
る。なお、スピーカグリル1本体と、クリップ取付座1
0は一体に金型で成形される。図2に示すように、スピ
ーカグリル1とクリップ取付座10は、樹脂製、例え
ば、ポリプロピレン(PP)製の一体成型品で、断面視
略半円形状に形成され、上端部がスピーカグリル1本体
に一体的に形成される底壁部(底部12)とからなる。
成され、該切欠部13は底壁部12のほぼ中央に設けら
れる円形状の穴と、穴の一部から開放端に向かって、徐
々に広がるテーパー部から形成されている。
座10には、左右の開口側端縁14に凸部15を形成し
ている。この凸部15は、クリップ取付座10の開口側
端縁14のほぼ中央に設けられ、凸部15の上下両方の
最下部から前方に向かうに従って徐々に高くした傾斜面
を有しており、また、凸部15の頂部は開口側端縁14
とほぼ平行に形成されている。なお、 凸部15は、 ス
ピーカグリル1をリヤトレイ20の係合穴30に取り付
けた際に、スピーカグリル1の動きを規制できれば良
く、その形状等は、台形状に限らず、その他の多角形で
あっても良く、くぼみ、溝等の形状であっても良い。ま
た、本実施例では、凸部15を縦壁部11の開口側端縁
14に設ける構成としたが、開口側端縁14以外の位置
に設けても良い。
に取付ける方法を説明する。スピーカグリル1をリヤト
レイ20に取付ける際には、スピーカグリル1をリヤト
レイ20の係合穴30の外側(上側)から、係合穴30
の内壁面31に沿って挿入し、スピーカグリル1の四隅
に設けられたクリップ取付座10が、ほぼ同じ割合で移
動することになる。この場合、スピーカグリル1の水平
面とリヤトレイ20の水平面とが平行になるように挿入
する。こうして、係合穴30にクリップ取付座10を挿
入すると同時に、 クリップ取付座10を係合穴30に
沿わせて、スピーカグリル1とリヤトレイ20が接触す
るまで挿入する。
への挿入時、クリップ取付座10の縦壁部11の開口側
端縁14には凸部15が形成されているが、この凸部1
5は最下部から徐々に高くなる傾斜面のため、この傾斜
面に係合穴30の内壁面31が乗り上がって、クリップ
取付座10の上部へ滑らかに移動する。また、クリップ
取付座10の底壁部12に鍵穴状の切欠部13を設けて
いるため、予めクリップ50をスピーカグリル1に容易
に固定しておくことができる。
座10の装着状態においては、図4及び図5に示したよ
うに、リヤトレイ20の表裏面がクリップ取付座10の
左右の凸部15と、スピーカグリル1の裏面とで挟まれ
た状態に係止されているため、スピーカグリル1がリヤ
トレイ20の係合穴30から抜け出そうとする動きを確
実に阻止できる。従って、搬送の際に、リヤトレイ20
からスピーカグリル1の脱落を防止できる。
プ50とが予め組み付けられたリヤトレイ20を、車体
パネル40に装着した状態を示している。このように、
このスピーカグリル1とクリップ50とが予め組み付け
られたリヤトレイ20を、車体パネル40に押し込むこ
とにより、車体パネル40へのスピーカグリル1及びリ
ヤトレイ20の組み付けが1回で完了する。
から取り外す方法を説明する。スピーカグリル1をリヤ
トレイ20から取り外す際には、スピーカグリル1とリ
ヤトレイ20の微細な隙間に指先をあてがい、上部方向
(スピーカグリル1の開口方向)に押し上げる。そし
て、クリップ取付座10の凸部15が係合穴30の内壁
面31に乗り上がり、凸部15は前記内壁面31を滑り
ながら、リヤトレイ20の表面側に押し出される。この
ように、少なくとも一つのクリップ取付座10のリヤト
レイ20からの係止が外れることで、スピーカグリル1
をリヤトレイ20から容易に取り外すことが可能とな
る。
カット部を有するクリップ取付座10が設けられている
ので、その成形の為、スライド金型が必要となる。ま
た、クリップ取付座10の開口側端縁14にも凸部15
が設けられており、この凸部15の成形の際にもスライ
ド金型が必要となる。しかしながら、クリップ取付座1
0のアンダーカット部と、凸部15とが同方向に設けら
れているため、一つのスライド金型で同時に成形可能で
ある。このように、凸部15が別の部位に設けられる場
合に比べ、アンダーカット部成形用のスライド金型を減
少させることが可能になる。従って、成形金型の構造を
従来より簡素化することができ、金型製作に要するコス
トを低減することができる。 また、成形金型の構造を
簡素化することにより、金型取り数を増加することがで
き、それにより生産性を向上することができる。以上の
ことから、スピーカグリル1の製造コストを低減でき
る。
部座席の後方のリヤトレイ20に設けたスピーカグリル
1について説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、リヤトレイ20以外のサイドドア等、車内の
任意の箇所に設けるスピーカグリル1であっても良い。
また、スピーカグリル1について、その大きさや形状は
任意であり、さらに、その他、各部材の具体的な細部構
造等についても適宜に変更可能であることは勿論であ
る。
のリヤトレイに係合穴を設け、またスピーカを覆うスピ
ーカグリルの裏面には、前記係合穴に係合するクリップ
取付座を設け、前記係合穴に前記クリップ取付座を係合
させることにより、予め、前記リヤトレイとスピーカグ
リルを固定するので、スピーカグリルを予めリヤトレイ
に装着した状態で搬送でき、かつ、車体パネルへの装着
も1回の工程で行なうことができ、スピーカグリル及び
リヤトレイの取り付けがきわめて簡単である。
リルのクリップ取付座の縦壁部に凸部を設けたので、ス
ピーカグリルとリヤトレイをしっかり固定でき、搬送の
際に、リヤトレイからスピーカグリルの脱落を防止でき
る。
プ取付座の底部に鍵穴状の切欠部を設けているため、予
め、クリップをスピーカグリルに容易に固定しておくこ
とができる。
る様子を示す斜視図である。
プ取付座を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す図である。
る。
ネルに組み付けた状態を示す図である。
で、パネル本体にリヤトレイを装着した状態を示す垂直
断面図である。
で、リヤトレイにスピーカグリルを装着した状態を示す
垂直断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 車両後部のパネル本体に設置されるスピ
ーカグリルを備えたリヤトレイであって、前記リヤトレ
イに係合穴を設け、この係合穴に係合するクリップ取付
座を前記スピーカグリルの裏面に設け、前記係合穴に前
記クリップ取付座を係合させることにより、予め、前記
リヤトレイに前記スピーカグリルを固定することを特徴
とするスピーカグリルを備えたリヤトレイ。 - 【請求項2】 前記クリップ取付座の縦壁部に凸部を設
け、前記係合穴に前記凸部を係合させたことを特徴とす
る請求項1記載のスピーカグリルを備えたリヤトレイ。 - 【請求項3】 前記クリップ取付座の底部には切欠部を
設けたことを特徴とする請求項1記載のスピーカグリル
を備えたリヤトレイ。
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