JP2585111Y2 - ドアトリムのボックス部材取付構造 - Google Patents

ドアトリムのボックス部材取付構造

Info

Publication number
JP2585111Y2
JP2585111Y2 JP6733292U JP6733292U JP2585111Y2 JP 2585111 Y2 JP2585111 Y2 JP 2585111Y2 JP 6733292 U JP6733292 U JP 6733292U JP 6733292 U JP6733292 U JP 6733292U JP 2585111 Y2 JP2585111 Y2 JP 2585111Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box member
door trim
opening
side wall
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6733292U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0629915U (ja
Inventor
勝斎 尾世
Original Assignee
西川化成株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 西川化成株式会社 filed Critical 西川化成株式会社
Priority to JP6733292U priority Critical patent/JP2585111Y2/ja
Publication of JPH0629915U publication Critical patent/JPH0629915U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2585111Y2 publication Critical patent/JP2585111Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドアトリムのボックス
部材取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実開昭63−85523号公報に
記載されるように、ドアトリム本体に形成した開孔にボ
ックス部材が差込まれ、該開孔の周縁部にボックス部材
の周縁に形成したフランジ部が当接せしめられると共
に、ボックス部材とドアトリム本体とが左右方向におい
て締結されたドアトリムのボックス部材取付構造は知ら
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、そのような
構造では、ボックス部材とドアトリム本体とを左右方向
において締結しているだけであるので、左右方向につい
ての位置決めはできても、上下方向についての位置決め
がなされないものである。そのため、ボックス部材をド
アトリム本体に取付けた状態において、例えばトリム本
体の開孔とボックス部材のフランジ部との間に隙間がで
き、見栄えが悪くなる場合があるという問題がある。
【0004】本考案は、ボックス部材をドアトリム本体
に対して左右方向及び上下方向についての位置決めをし
て取付け、見栄えを向上させたドアトリムのボックス部
材取付構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、ドアトリム本
体に形成した開孔にボックス部材が差込まれ、該ボック
ス部材の開口の周縁に形成された外方へ延びるフランジ
部が上記ドアトリム本体の開孔の周縁部に当接せしめら
れると共に、該フランジ部に続くボックス部材の側壁部
が該側壁部に向かい合うドアトリム本体の側壁部に締結
部材によって締結されるドアトリムのボックス部材取付
構造において、上記ドアトリム本体及びボックス部材の
各々の側壁部には上記締結部材による該両側壁部の締結
に伴って互いに当接する当て部が形成されていて、上記
両当て部のうちの少なくとも一方の当て面は、他方の当
て部との当接によって上記ボックス部材のフランジ部と
上記ドアトリム本体の開孔の周縁部とを互いに接近する
方向に付勢するように傾斜している構成とする。
【0006】
【作用】ボックス部材の側壁部がドアトリム本体の側壁
部に締結される際、締結部材による締結によってボック
ス部材の側壁部がドアトリム本体の側壁部に当接せしめ
られ、左右方向についての位置決めがなされる。それと
共に、この両側壁部の各々に形成された当て部が当接す
るが、該両当て部のうちの少なくとも一方の当て面が傾
斜していて、他方の当て部との当接によって上記ボック
ス部材のフランジ部と上記ドアトリム本体の開孔の周縁
部とを互いに接近する方向に付勢するから、上下方向に
ついての位置決めもなされる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0008】ドアパネル(図示せず)に取付けられるド
アトリムの概略構成を示す図1及び図2において、1は
ドアトリム本体で、車室内に突出するアームレスト部2
が形成されている。尚、ドアトリム本体1は、硬質の基
材1aと、発泡樹脂例えば発泡ポリウレタンからなるク
ッション層1bと、トリム表皮1cとからなる。
【0009】そして、アームレスト部2の上面には開孔
2aが形成され、該開孔2aを通じてボックス部材3が
ア−ムレスト部2内に上側から差込まれ、ドアトリムA
が構成されている。
【0010】ボックス部材3は、上部に開口3aを有す
る中空箱形形状の本体部3bの側壁部の上端周縁に外方
に延びるフランジ部3cが形成されると共に、該側壁部
上部の一側に対応するドアトリム本体1の側壁部へ向
かって外方に突出する1対の取付部3d,3dが突設さ
れ、他側に該取付部3d,3dをアームレスト部2の側
壁部2bにおける突出部2c(具体的には基材1aに埋
設された取付具4)に固定するビス5を締付けるための
開孔3e,3eが形成されている。尚、開孔3eはキャ
ップ6によって閉塞される。7はワッシャである。
【0011】そして、上記ボックス部材3のフランジ部
3cの下面がア−ムレスト部2の開孔2aの周縁部2d
の上面に圧接せしめられている。
【0012】また、ボックス部材3の側壁部の上下方向
において、フランジ部3cと取付部3dとの間には、
記フランジ部3cから遠ざかるにつれてドアトリム本体
1の側壁部2bに近づくように傾斜した傾斜面3fを上
側に有する突出した当て部3gが形成され、該傾斜面3
fが、それの上方に位置するアームレスト部2の開孔2
aを形成する周縁部2d下側(基材1a)の当て部に当
接するようになっている。また、フランジ部3cの下側
には、下方に突出する当接リブ3hが形成されている。
【0013】そして、ボックス部材3をアームレスト部
2の開孔2aに上側から差し込んでアームレスト部2
(ドアトリム本体1)に締結固定する際、ビス5を突出
部2c(取付具4)に締付けることによって当て部3g
の傾斜面3fと開孔2aの周縁部2d下側の当て部との
係合関係において、ボックス部材3のフランジ部3cと
アームレスト部2の開孔2aの周縁部2dとが互いに接
近する方向に付勢される。即ち、開孔2aの周縁部2d
の下側部分が傾斜面3fによって上方に押し上げられる
ように付勢される一方、フランジ部3cの下側の当接リ
ブ3hによってクッション層1bが圧縮されて周縁部2
dが下方に押し下げられるように付勢され、それによっ
てボックス部材3のフランジ部3cとアームレスト部2
の開孔2aの周縁部2dとが互いに接近する方向に付勢
されることとなるそして、最終的にはボックス部材3
のフランジ部3cがアームレスト部2の周縁部2dの上
面に、隙間を生ずることなく密接するようになってい
る。
【0014】上記のように構成すれば、アームレスト部
2の開孔2aにボックス部材3を上側から差込み、ビス
5を取付部3dに適用して、アームレスト部2の側壁部
2bにおける突出部2c(取付具4)に対して締め付け
ることにより、ボックス部材3のアームレスト部2への
取付けができる。
【0015】このビス5による締結時に、ボックス部材
3の当て部3gの傾斜面3fが開孔2aの周縁部2dの
下側の当て部との係合関係で、周縁部2dの下側部分が
当て部3gの傾斜面3fによって上方に付勢されて押し
上げられる一方、フランジ部3cの当接リブ3hがクッ
ション層1bを圧縮して開孔2aの周縁部2dが下方に
付勢されて押し下げられ、その結果、ボックス部材3の
フランジ部3cとアームレスト部2の周縁部2dとが互
いに接近するように付勢されることとなる。
【0016】このようにして、ビス5による締結によっ
て、ボックス部材3のフランジ部3cの下面がアームレ
スト部2の周縁部2dの上面に密接し、ボックス部材3
はアームレスト部2に対して、左右方向だけでなく、上
下方向についての位置決めもなされる。そして、ボック
ス部材3のフランジ部3cとアームレスト部2の周縁部
2dとの間に隙間が生じないので、見栄えも著しく向上
する。
【0017】上記実施例では、ボックス部材3側に、ビ
ス5を締付けることによってボックス部材3のフランジ
部3cと開孔2aの周縁部2dとを互いに接近する方向
に付勢する傾斜面3fを設けているが、逆にドアトリム
本体1の側壁部2bに、ボックス部材3の側壁部の当て
部3gとの当接によって、ボックス部材3のフランジ部
3cと開孔2aの周縁部2dとを互いに接近する方向に
付勢するように傾斜した傾斜面を設けることもできる。
【0018】
【考案の効果】本考案は、上記のように、ボックス部材
側壁部をドアトリム本体の側壁部に締結固定する締結
部材を締付ければ、ドアトリム本体の側壁部の当て部及
びボックス部材の側壁部の当て部のうちの一方の当て部
の傾斜面が他方の当て部と当接することによって、ボッ
クス部材のフランジ部と開孔の周縁部とを互いに接近す
る方向に付勢するようにしたから、締結部材を締付ける
だけで、ボックス部材のドアトリム本体に対する位置決
めが、左右方向についてだけでなく、上下方向について
もなされ、また、ボックス部材のフランジ部とボックス
部材が差し込まれる開孔の周縁部とが、隙間を生ずるこ
となく、互いに密接することとなり、見栄えが著しく向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアトリムの斜視図である。
【図2】図1のII-II 線における断面図である。
【図3】ボックス部材の斜視図である。
【符号の説明】
A ドアトリム 1 ドアトリム本体 2 アームレスト部 2a 開孔 2b 側壁部 2d 周縁部 3 ボックス部材 3d 取付部(締結部) 3f 傾斜面 3g 突出当て部 5 ビス(締結部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 5/04 B60R 7/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアトリム本体に形成した開孔にボック
    ス部材が差込まれ、該ボックス部材の開口の周縁に形成
    された外方へ延びるフランジ部が上記ドアトリム本体の
    開孔の周縁部に当接せしめられると共に、該フランジ部
    に続くボックス部材の側壁部が該側壁部に向かい合う
    アトリム本体の側壁部に締結部材によって締結されるド
    アトリムのボックス部材取付構造において、上記ドアトリム本体及びボックス部材の各々の側壁部に
    は上記締結部材による該両側壁部の締結に伴って互いに
    当接する当て部が形成されていて、 上記両当て部のうちの少なくとも一方の当て面は、他方
    の当て部との当接によって上記ボックス部材のフランジ
    部と上記ドアトリム本体の開孔の周縁部とを互いに接近
    する方向に付勢するように傾斜している ことを特徴とす
    るドアトリムのボックス部材取付構造。
JP6733292U 1992-09-28 1992-09-28 ドアトリムのボックス部材取付構造 Expired - Fee Related JP2585111Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6733292U JP2585111Y2 (ja) 1992-09-28 1992-09-28 ドアトリムのボックス部材取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6733292U JP2585111Y2 (ja) 1992-09-28 1992-09-28 ドアトリムのボックス部材取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0629915U JPH0629915U (ja) 1994-04-19
JP2585111Y2 true JP2585111Y2 (ja) 1998-11-11

Family

ID=13341964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6733292U Expired - Fee Related JP2585111Y2 (ja) 1992-09-28 1992-09-28 ドアトリムのボックス部材取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2585111Y2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3334790B2 (ja) * 1997-11-04 2002-10-15 河西工業株式会社 エスカッションパネルの取付構造
JP3772589B2 (ja) * 1999-06-11 2006-05-10 日産自動車株式会社 自動車用バックドアのプルハンドル構造
KR100448339B1 (ko) * 2002-05-13 2004-09-10 기아자동차주식회사 자동차의 풀 핸들 장착구조
JP4484584B2 (ja) * 2004-05-25 2010-06-16 ダイハツ工業株式会社 ドアトリムのボトルホルダ構造
JP4933087B2 (ja) * 2005-11-29 2012-05-16 テイ・エス テック株式会社 車両用内装材及び該車両用内装材の組付方法
KR100872967B1 (ko) * 2007-04-26 2008-12-08 한일이화주식회사 도어트림조립체
JP6187398B2 (ja) * 2014-06-23 2017-08-30 トヨタ紡織株式会社 プルハンドルボックスのカバー取付構造
JP6866669B2 (ja) * 2017-02-08 2021-04-28 トヨタ紡織株式会社 アームレスト
CN114475445B (zh) * 2022-01-28 2024-03-05 重庆长安汽车股份有限公司 一种车门内饰板扶手盒安装结构

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0629915U (ja) 1994-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2585111Y2 (ja) ドアトリムのボックス部材取付構造
JP2972130B2 (ja) ドアトリム用プルハンドルの取付構造
JP3841407B2 (ja) 樹脂部品の取付構造
JP3558155B2 (ja) エスカッションパネルの取付構造
JP3072828B2 (ja) 射出成形体の取付構造
JP3565393B2 (ja) シートベルトアンカープレート取付構造
JPS6017411Y2 (ja) ピラトリムの取付構造
JP3099711B2 (ja) ランプ装置の取付構造
JPH1095369A (ja) ダッシュサイレンサの取付構造
JPH0440980Y2 (ja)
JP2598450Y2 (ja) 自動車用内装部品
JP2562102Y2 (ja) 自動車のルーフレール及びルーフキャリヤ取付部構造
JPS641879Y2 (ja)
JP2573849Y2 (ja) 保護カバー取付構造
JPH087686Y2 (ja) 車体縁部に対するアンテナ取付機構
JPH05238337A (ja) 車両用バンパー端部の車体取付方法
JPH0133402Y2 (ja)
JPS6131895Y2 (ja)
KR930006411Y1 (ko) 자동차용 도어 손잡이 홀더구조
JPH0629914U (ja) ドアトリムのボックス部材取付構造
JPH078099U (ja) 内装パネル
JP2598155Y2 (ja) 自動車のカウルサイドトリム取付装置
JP2603242Y2 (ja) 車両用内装パネル
JPH0738014Y2 (ja) 自動車用内装部品の接合構造
JP2601395Y2 (ja) 自動車用ドアのブラケット取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980818

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees