JP2562102Y2 - 自動車のルーフレール及びルーフキャリヤ取付部構造 - Google Patents

自動車のルーフレール及びルーフキャリヤ取付部構造

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JP2562102Y2
JP2562102Y2 JP1298492U JP1298492U JP2562102Y2 JP 2562102 Y2 JP2562102 Y2 JP 2562102Y2 JP 1298492 U JP1298492 U JP 1298492U JP 1298492 U JP1298492 U JP 1298492U JP 2562102 Y2 JP2562102 Y2 JP 2562102Y2
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JP
Japan
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roof
molding
mounting
rail
carrier
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JP1298492U
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晃 星川
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のルーフレール及
びルーフキャリヤ取付部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の屋根両側部において、ルーフキ
ャリヤ取付用ボルトの頭部をサイドルーフレールインナ
の上部内面に溶接すると共に、同ボルトのねじ部を同サ
イドルーフレールインナ及びサイドルーフレールアウタ
の上部とルーフパネルの左右側縁部とを貫通して外側方
に突出させ、同ボルトのねじ部を外側から覆うシール部
材をサイドルーフモールに摺動可能に取り付けたものは
すでに開発され実開昭62−18229号公報にて公開
されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術のものは
ルーフキャリヤのみを取付ける構造にとどまり、またル
ーフキャリヤを取付けない場合はルーフキャリヤ取付用
ボルトのねじ部を外側から覆うシール部材をサイドルー
フモールに摺動可能に嵌挿させなければならないので、
シール部材とサイドルーフモールとの接続部分が外部に
露出するなど外観上不利であるという課題を有する。
【0004】本考案はこのような従来の課題に対処し、
ルーフキャリヤだけでなくユーザの要求に応じてルーフ
レールの取付けも容易に行い得るようにすることを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、自動車のルー
フパネルの左右側端近傍に車体前後方向に設けられ内部
が空洞状になっており上部が両側縁に弾性リップを設け
たルーフモールで覆われているモール装飾溝部内にルー
フレール及びルーフキャリヤ取付用の取付ブラケットを
固着したものであって、該取付ブラケットを、上記モー
ル装飾溝部の底面に接合固着される取付面を前後端部に
有し、その中間部の下面にルーフレール取付用の前後2
個のウエルディングナットを溶接固定し、該2個のウエ
ルディングナットの間の部分をやや下方に突出させてそ
の下方に突出した部分を、ルーフキャリヤの左右端部に
取付けられた引掛金具を引掛固定するための引掛部とし
たことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記により、ルーフレール及びルーフキャリヤ
をどちらも装着しない場合は、モール装飾溝部の上部は
一体物のルーフモールで前端から後端まで覆われ、ルー
フキャリヤを取付ける場合は、ルーフモールの内側弾性
リップを部分的にめくり上げて引掛金具をモール装飾溝
部内に差し込み取付ブラケットの引掛部に引掛けること
によりルーフキャリヤを取付固定することができ、該ル
ーフキャリヤを取りはずすとモール装飾溝部上部が一体
物のルーフモールで覆われた元の状態に戻り、外観を損
なうことはない。ルーフレールを取付ける場合は、取付
ブラケットの上方に位置するルーフモールを部分的に切
欠き、ルーフレール前後端部を取付ブラケットに設けら
れているウエルディングナットにボルト締めするだけで
容易に取付けることができる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を付図を参照して説明す
る。
【0008】図1(A)及び(B)は本考案に係る取付
部構造によりルーフレール及びルーフキャリヤを装着し
た自動車の斜視図であって、1はルーフパネル、2はサ
イドパネル、3はルーフパネル1とサイドパネル2との
接合固着部に形成したモール装飾溝部7(図3,図4参
照)に装着されたルーフモール、4はルーフレール、5
はルーフキャリヤである。上記モール装飾溝部7のルー
フレール,ルーフキャリヤ取付部の底面には図2に示す
ような取付ブラケット8が固着される。
【0009】図3の(A)及び(B)は図1(A)のA
−A断面図及び図1(B)のB−B断面図であり、上記
ルーフパネル1の左右端部と車体前後方向の閉断面構造
を形成するサイドパネル2及びサイドレールインナ6の
上端部とは車体前後方向に走るコ字状断面のモール装飾
溝部7の底面にて溶接結合され、該モール装飾溝部7の
上面は板金製のベースプレート3aと該ベースプレート
3aの両側縁に設けた弾性リップ3bとからなるルーフ
モール3にて覆われている。
【0010】8は上記モール装飾溝部7の前後端部近傍
の底面にそれぞれ設けられルーフレール4及びルーフキ
ャリヤ5を取付けるための取付ブラケットで、該取付ブ
ラケット8は図2及び図3に示すように、前後端部に上
記モール装飾溝部7の底面上に接合されボルト,ナット
の締付等により固着される取付面8aを有し、該前後の
取付面8aと8aとの間には上方にオフセットした段差
部8bが設けられ、該段差部8bの前後端部下面にはル
ーフレール4を取付けるためのウエルディングナット
9,9が溶接固着され、該ウエルディングナット9,9
間の段差部8bにはやや下方に突出した下方突出部8c
が設けられており、該下方突出部8cとモール装飾溝部
7の底面とにより構成される隙間に後述のルーフキャリ
ヤ5の左右端部に調整ボルト5bにより左右方向に調整
可能なるよう取付けられる引掛金具5aの先端フック部
を引掛け固定できるようになっている。10は上記取付
ブラケット8の前後の取付面8a,8a部のボルト穴か
らの雨水の侵入を防止するためのシール材である。
【0011】ルーフレール4を取付けない自動車は、モ
ール装飾溝部7の上部は前端から後端まで一体物のルー
フモール3で覆われ、該モール装飾溝7の底面に固着し
た取付ブラケット8も外部からは見えず、外観性は極め
て良好である。
【0012】図3の(A)及びそのC−C断面図である
図4に示すように、ルーフレール4は、その前後端に該
取付ブラケット8の段差部8b上面に接合する脚部4a
が一体的に設けられており、ルーフレール4を取付ける
場合は先ず取付ブラケット8の上部のルーフモール3を
部分的に切欠いてその切欠部3cから脚部4aを差し込
み取付ブラケット8の段差部8b上に当て、次に脚部4
aに設けた貫通穴に取付ボルト11,11を差し込み上
記取付ブラケット8に設けたウエルディングナット9,
9にねじ止めすることによりルーフレール4を取付ける
ことができる。4bは上記取付ボルト11,11の頭部
が外部に露出しないように覆うカバープレート、4cは
上記ルーフモール3の切欠部3c周辺のルーフパネル,
ルーフモール,サイドパネル等に弾接し切欠部3cを外
部から見えないように覆うパッキンである。
【0013】ルーフレール4の非装着車にルーフキャリ
ヤ5を取付けるには、図3の(B)に示すようにルーフ
モール3を切欠くことは不要であり、ルーフモール3の
内側の弾性リップ3bを鎖線示の位置から実線示の位置
までめくり上げ該弾性リップ3bとルーフパネル1との
隙間からルーフキャリヤ5の端部に設けられた引掛金具
5aの先端部をモール装飾溝部7内にもぐりこませ該引
掛金具5a先端のフック部を取付ブラケット8の下方突
出部8cに引掛け、調整ボルト5bを回転させて締めつ
けることにより、ルーフキャリヤ5を取付ブラケット8
に強固に固着することができる。この際前後のウエルデ
ィングナット9,9は引掛金具5a先端のフック部の位
置決めガイドとして機能する。
【0014】ルーフキャリヤ5を取りはずすと部分的に
めくり上げられた弾性リップ3bは自身の弾性復元力で
元に戻り、一体物のルーフモール3が装飾溝部7の上部
を前端から後端まで覆った状態となる。
【0015】
【考案の効果】上記のように本考案によれば、ルーフパ
ネルの左右側端近傍に車体前後方向に設けられ内側が空
洞状になっており上部が両側縁に弾性リップを設けたル
ーフモールで覆われているモール装飾溝部内に取付ブラ
ケットを固着するだけの極めて簡単なる構成により、ル
ーフレールの取付を容易とし、又ルーフレールの非装備
車にルーフキャリヤを取付けるには、ルーフモールの内
側弾性リップを部分的にめくり上げ、該弾性リップとル
ーフパネルとの隙間からルーフキャリヤの左右端部に設
けられている引掛金具をもぐり込ませ、該引掛金具を取
付ブラケットに引掛けるだけでよく、特にルーフキャリ
ヤ取付時にはルーフモールのカットも不要なので該ルー
フキャリヤ取外し時においても外観を損なうことがない
という優れた効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る取付部構造によりルーフレール及
びルーフキャリヤを装着した自動車の斜視図で、(A)
はルーフレール装着車を示し、(B)はルーフキャリヤ
装着車を示している。
【図2】本考案に係る取付ブラケットの一例を示す斜視
図である。
【図3】(A)は図1(A)のA−A断面図、(B)は
図1(B)のB−B断面図である。
【図4】図3(A)のC−C断面図である。
【符号の説明】
1 ルーフパネル 2 サイドパネル 3 ルーフモール 3a ベースプレート 3b 弾性リップ 4 ルーフレール 5 ルーフキャリヤ 5a 引掛金具 5b 調整ボルト 6 サイドレールインナ 7 モール装飾溝部 8 取付ブラケット 8a 取付面 8b 段差部 8c 下方突出部 9 ウエルディングナット 10 シール材 11 取付ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフパネルの左右側端近傍に車体前後
    方向に設けられ内部が空洞状になっており上部が両側縁
    に弾性リップを設けたルーフモールで覆われているモー
    ル装飾溝部内にルーフレール及びルーフキャリヤ取付用
    の取付ブラケットを固着したものであって、該取付ブラ
    ケットを、上記モール装飾溝部の底面に接合固着される
    取付面を前後端部に有し、その中間部の下面にルーフレ
    ール取付用の前後2個のウエルディングナットを溶接固
    定し、該2個のウエルディングナットの間の部分をやや
    下方に突出させてその下方に突出した部分を、ルーフキ
    ャリヤの左右端部に取付けられた引掛金具を引掛固定す
    るための引掛部としたことを特徴とする自動車のルーフ
    レール及びルーフキャリヤ取付部構造。
JP1298492U 1992-02-06 1992-02-06 自動車のルーフレール及びルーフキャリヤ取付部構造 Expired - Lifetime JP2562102Y2 (ja)

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JPH0564068U JPH0564068U (ja) 1993-08-24
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JP2007126083A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Fuji Heavy Ind Ltd 屋根上部材取付用ブラケットの取付構造

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JPH0564068U (ja) 1993-08-24

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