JP2554688Y2 - 車両用バンパのカバー取付構造 - Google Patents

車両用バンパのカバー取付構造

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JP2554688Y2
JP2554688Y2 JP145092U JP145092U JP2554688Y2 JP 2554688 Y2 JP2554688 Y2 JP 2554688Y2 JP 145092 U JP145092 U JP 145092U JP 145092 U JP145092 U JP 145092U JP 2554688 Y2 JP2554688 Y2 JP 2554688Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばフォグランプ取
付用の開口部を有する車両用バンパのカバー取付構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両には、使用者の要望に応じて、ヘッ
ドランプとは別に例えばフォグランプが取り付けられ
る。このフォグランプは、車両のデザイン上、ヘッドラ
ンプが車体前部の上部に配されるのに対し、実開平1−
171762号公報に開示されているように、フロント
バンパに配されるようになっている。
【0003】上記のように、フォグランプをバンパに配
する場合、バンパにはフォグランプ配設用の開口部を形
成する必要がある。このため、例えば実開平1−113
063号公報に開示されているように、バンパにおける
フォグランプ配設用の開口部形成位置に、切り取り可能
な化粧部材をバンパと一体的に設け、必要に応じて容易
に上記の開口部を形成し得るようにした構造が提案され
ている。
【0004】しかしながら、車両の仕向地によってはフ
ォグランプの使用比率が高い所もあり、このような仕向
地用の車両のバンパとしては、予めフォグランプ配設用
の開口部を形成したものが適する。一方、このようなバ
ンパを備えている車両においは、フォグランプが取り付
けられない場合、上記の開口部にこれを塞ぐカバー部材
が取り付けられる。
【0005】上記のカバー部材をバンパに取り付ける構
造としては、図10および図11に示すものが考えられ
る。同図において、バンパ51には、ランプ配設開口部
52が形成され、このランプ配設開口部52の周縁部
に、後方へ突出する奥行きフランジ部53が形成されて
いる。一方、カバー部材54は、ランプ配設開口部52
の形状と対応し、このランプ配設開口部52の開口面積
よりも若干小さい面積の前壁部55と、この前壁部55
から斜め後方へ若干広がって延びる周壁部56と、後端
係止部57とを有し、周壁部56の外周面後部に、前後
方向に延びる複数の間隔調整リブ58が周方向の適当位
置に形成されたものとなっている。そして、カバー部材
54をバンパ51のランプ配設開口部52に後方から挿
入して、周壁部56の間隔調整リブ58と奥行きフラン
ジ部53の後縁部とを嵌合させ、カバー部材54が、前
壁部55とバンパ51との隙間Gを前壁部55の全周に
わたってほぼ一定にした状態で、取り付けられるように
している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記の構成
では、ランプ配設開口部52の奥行きフランジ部53と
カバー部材54の間隔調整リブ58との当接は、点当た
りあるいは線当たりとなるため、カバー部材54の取り
付け位置の調整が手間のかかるものとなり、また上記の
隙間Gが不均一になり易く、美的外観の悪化を招来して
いる。そして、この傾向は、特に、周面が曲面となって
いる近年のフォグランプに対応するランプ配設開口部5
2の場合に顕著に現れ易いものとなっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の車両用バンパの
カバー取付構造は、上記の課題を解決するために、バン
パ部材に形成されたカバー取付開口部に、このカバー取
付開口部を覆うためのカバー部材を取り付ける車両用バ
ンパのカバー取付構造において、上記のカバー取付開口
部の周縁部には、車体後方へ突出する奥行きフランジ部
が形成され、この奥行きフランジ部には、車体後方へ突
出し、奥行きフランジ部の内周面に沿った平坦面を有す
るカバー取付柱状部が、上記のカバー取付開口部の周方
向に複数個形成される一方、カバー部材は、カバー取付
開口部の形状に対応し、カバー取付開口部の面積よりも
小さい面積の前壁部を有し、この前壁部の周縁部には、
カバー取付開口部の周縁部と当接して、車体前方へのカ
バー部材の突出位置を設定するための突出位置設定部が
形成され、上記の前壁部の周縁部におけるカバー取付柱
状部との対応部位には、カバー取付柱状部の平坦面と当
接する平坦面を有し、カバー部材とカバー取付開口部の
周縁部との隙間を設定する突状部が形成されていること
を特徴としている。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、バンパ部材のカバー取付
開口部にカバー部材を取り付ける際、バンパ部材の裏面
側からカバー部材をカバー取付開口部へ押し込む。この
ときには、バンパ部材のカバー取付柱状部とカバー部材
の突状部とが対向するようにしてカバー部材を押し込
む。車体前方へのカバー部材の突出位置は、カバー取付
開口部の周縁部、例えばカバー取付開口部の奥行きフラ
ンジ部もしくはカバー取付柱状部と当接する突出位置設
定部により設定される。
【0009】上記のようにしてカバー部材を取り付けた
とき、バンパ部材の各カバー取付柱状部における平坦面
に、カバー部材の突状部における平坦面が圧接され、カ
バー部材とカバー取付開口部の周縁部との隙間が、突状
部により設定される。この場合、バンパ部材のカバー取
付柱状部とカバー部材の突状部とは、各々の平坦面によ
る面当たりとなり、かつカバー取付柱状部は高い支持強
度を有しているので、カバー部材の全周にわたって、カ
バー部材とカバー取付開口部の周縁部との隙間がほぼ均
一になると共に、カバー部材の取り付け位置の調整が容
易となる。
【0010】
【実施例】本考案の一実施例を図1ないし図9に基づい
て以下に説明する。
【0011】本実施例の車両用バンパのカバー取付構造
は、図2および図3に示すバンパ部材としてのフロント
バンパ1に適用されている。フロントバンパ1は、図2
に示すように、両側部が後方へ大きく湾曲しており、図
3に示すように、両側部に、フォグランプを配設するた
めのカバー取付開口部であるランプ配設開口部2・2が
形成され、各ランプ配設開口部2がカバー部材3にて覆
われたものとなっている。
【0012】上記のカバー部材3は、図4に示すよう
に、ランプ配設開口部2の形状と対応し、このランプ配
設開口部2の開口面積よりも若干小さい面積の前壁部4
を有している。この前壁部4の周縁部には、図4におけ
るA−A線矢視断面図である図5にも示すように、前壁
部4から若干後方へ延びる周壁部5が形成され、この周
壁部5の後端部における周縁部には、カバー部材3の径
方向における外方へ延びる間隙透過防止用のサブカバー
部6が形成されている。
【0013】上記の前壁部4の周縁部における上下左右
の4個所には、位置決め部7が形成されている。この位
置決め部7は、図4におけるB−B線矢視断面図である
図1、および図4におけるC−C線矢視断面図である図
6にも示すように、前壁部4から後方へ延びる後方延出
部8、およびこの後方延出部8の後端部からカバー部材
3の径方向における外方へ延びる突出位置設定部として
の後端係止部9を有している。後方延出部8におけるラ
ンプ配設開口部2の周縁部との対向面には、この面から
突出する突状部としての隙間設定リブ10が形成されて
いる。この隙間設定リブ10は、所定幅を有し、前後方
向へ延びている。隙間設定リブ10におけるランプ配設
開口部2の周縁部との対向面には、カバー部材3をラン
プ配設開口部2に嵌合させたときに後述のボス部13に
おける平坦面13aに圧接される平坦面10aが形成さ
れている。後端係止部9には、タッピングねじ11を通
すためのねじ挿通孔9aが形成されている。
【0014】一方、ランプ配設開口部2の周縁部には、
図7および図8に示すように、後方へ突出する奥行きフ
ランジ部12が環状に形成されている。この奥行きフラ
ンジ部12における上記のカバー部材3の位置決め部7
との対応部位の4個所には、ランプ配設開口部2から奥
行きフランジ部12よりもさらに後方へ延びるカバー取
付柱状部としてのボス部13…が形成されている。この
ボス部13におけるカバー部材3の位置決め部7との対
向面には、奥行きフランジ部12の内周面に沿い、上記
の位置決め部7における隙間設定リブ10の平坦面10
aと当接する平坦面13aが形成されている。また、ボ
ス部13には、タッピングねじ11をねじ込むためのね
じ穴13bが形成されている。
【0015】上記の構成において、フロントバンパ1の
ランプ配設開口部2にカバー部材3を取り付ける際に
は、フロントバンパ1の裏面側からカバー部材3をラン
プ配設開口部2へ押し込む。このときには、図8に示す
ように、フロントバンパ1のボス部13とカバー部材3
の位置決め部7とが対向するようにして、位置決め部7
の後端係止部9がボス部13の後端面と当接するまでカ
バー部材3を押し込む。その後、タッピングねじ11に
より、位置決め部7の後端係止部9とボス部13とを締
結することにより、カバー部材3をランプ配設開口部2
に固定する。
【0016】上記のようにしてカバー部材3が固定され
たとき、カバー部材3は、美観を考慮して、前壁部4が
フロントバンパ1の前面に対して若干後退している状態
に配される。また、フロントバンパ1の各ボス部13に
おける平坦面13aに、カバー部材3の位置決め部7に
おける隙間設定リブ10の平坦面10aが圧接され、ラ
ンプ配設開口部2の周縁部とカバー部材3との間隔は、
隙間設定リブ10により設定される。この場合、ボス部
13と隙間設定リブ10とは、各々の平坦面13a・1
0aによる面当たりとなり、かつボス部13は高い支持
強度を有しているので、カバー部材3の全周にわたっ
て、カバー部材3とランプ配設開口部2の周縁部との隙
間がほぼ均一になると共に、カバー部材3の取り付け位
置の調整が容易である。
【0017】
【考案の効果】本考案の車両用バンパのカバー取付構造
は、以上のように、バンパ部材におけるカバー取付開口
部の周縁部には、車体後方へ突出する奥行きフランジ部
が形成され、この奥行きフランジ部には、車体後方へ突
出し、奥行きフランジ部の内周面に沿った平坦面を有す
るカバー取付柱状部が、上記のカバー取付開口部の周方
向に複数個形成される一方、カバー部材は、カバー取付
開口部の形状に対応し、カバー取付開口部の面積よりも
小さい面積の前壁部を有し、この前壁部の周縁部には、
カバー取付開口部の周縁部と当接して、車体前方へのカ
バー部材の突出位置を設定するための突出位置設定部が
形成され、上記の前壁部の周縁部におけるカバー取付柱
状部との対応部位には、カバー取付柱状部の平坦面と当
接する平坦面を有し、カバー部材とカバー取付開口部の
周縁部との隙間を設定する突状部が形成されている構成
である。
【0018】これにより、バンパ部材のカバー取付開口
部にカバー部材が取り付けられたときには、バンパ部材
のカバー取付柱状部とカバー部材の突状部とは、各々の
平坦面による面当たりとなり、かつカバー取付柱状部は
高い支持強度を有しているので、カバー部材の全周にわ
たって、カバー部材とカバー取付開口部の周縁部との隙
間をほぼ均一することができる。従って、カバー取付開
口部にカバー部材を取り付けたときの美的外観を向上し
得ると共に、カバー部材の取り付け位置の調整を容易に
行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すものであって、図4に
おけるB−B線矢視断面図である。
【図2】本考案の一実施例の構造を備えたフロントバン
パの平面図である。
【図3】上記のフロントバンパの正面図である。
【図4】図3に示したカバー部材3を拡大して示す正面
図である。
【図5】図4におけるA−A線矢視断面図である。
【図6】図4におけるC−C線矢視断面図である。
【図7】図3に示したフロントバンパのランプ配設開口
部の形成部位における縦断面図である。
【図8】上記のランプ配設開口部へのカバー部材の取り
付け作業を示すものであって、ランプ配設開口部を背面
側から見た斜視図である。
【図9】上記のランプ配設開口部にカバー部材を取り付
けたときにおけるボス部と位置決め部との関係を、位置
決め部の断面によって示す背面図である。
【図10】従来のバンパにおけるランプ配設開口部付近
の構造を背面から示す斜視図である。
【図11】従来の車両用バンパのカバー取付構造を示す
横断面図である。
【符号の説明】
1 フロントバンパ(バンパ部材) 2 ランプ配設開口部(カバー取付開口部) 3 カバー部材 4 前壁部 7 位置決め部 9 後端係止部(突出位置設定部) 10 隙間設定リブ(突状部) 10a 平坦面 12 奥行きフランジ部 13 ボス部(カバー取付柱状部) 13a 平坦面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バンパ部材に形成されたカバー取付開口部
    に、このカバー取付開口部を覆うためのカバー部材を取
    り付ける車両用バンパのカバー取付構造において、 上記のカバー取付開口部の周縁部には、車体後方へ突出
    する奥行きフランジ部が形成され、この奥行きフランジ
    部には、車体後方へ突出し、奥行きフランジ部の内周面
    に沿った平坦面を有するカバー取付柱状部が、上記のカ
    バー取付開口部の周方向に複数個形成される一方、カバ
    ー部材は、カバー取付開口部の形状に対応し、カバー取
    付開口部の面積よりも小さい面積の前壁部を有し、この
    前壁部の周縁部には、カバー取付開口部の周縁部と当接
    して、車体前方へのカバー部材の突出位置を設定するた
    めの突出位置設定部が形成され、上記の前壁部の周縁部
    におけるカバー取付柱状部との対応部位には、カバー取
    付柱状部の平坦面と当接する平坦面を有し、カバー部材
    とカバー取付開口部の周縁部との隙間を設定する突状部
    が形成されていることを特徴とする車両用バンパのカバ
    ー取付構造。
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JPH0558510U JPH0558510U (ja) 1993-08-03
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