JP2555026Y2 - フロントフードシール材の取付構造 - Google Patents
フロントフードシール材の取付構造Info
- Publication number
- JP2555026Y2 JP2555026Y2 JP1990101425U JP10142590U JP2555026Y2 JP 2555026 Y2 JP2555026 Y2 JP 2555026Y2 JP 1990101425 U JP1990101425 U JP 1990101425U JP 10142590 U JP10142590 U JP 10142590U JP 2555026 Y2 JP2555026 Y2 JP 2555026Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- front hood
- sealing material
- cowl top
- seal member
- mounting structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Superstructure Of Vehicle (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案はフロントフードシール材の取付構造に関す
る。
る。
b.従来の技術 第５図のように自動車のフロントガラス100下部には
カウルトップパネル101が設けられ、その前部がエンジ
ンルーム102になっている。エンジンルーム102を覆うフ
ロントフード103はカウルトップパネル101側に設けられ
たシール材104によってその隙間が遮蔽されている（実
開昭63−13385号公報、実公昭55−44685号公報）。
カウルトップパネル101が設けられ、その前部がエンジ
ンルーム102になっている。エンジンルーム102を覆うフ
ロントフード103はカウルトップパネル101側に設けられ
たシール材104によってその隙間が遮蔽されている（実
開昭63−13385号公報、実公昭55−44685号公報）。
このような自動車の前部構造によると、エンジンルー
ム102を広げるため、カウルトップパネル101の突出幅を
小さくすると、フロントフード103とカウルトップパネ
ル101との重複部分が狭くなり、シール材104の取付け個
所が制限される。そこで、エンジンルーム102を広くす
ることができると共にエンジンルーム102に対する防水
構造を充分に保つことができる自動車の前部構造を先に
出願した（実願平１−109898号（実開平３−49175号公
報参照））。
ム102を広げるため、カウルトップパネル101の突出幅を
小さくすると、フロントフード103とカウルトップパネ
ル101との重複部分が狭くなり、シール材104の取付け個
所が制限される。そこで、エンジンルーム102を広くす
ることができると共にエンジンルーム102に対する防水
構造を充分に保つことができる自動車の前部構造を先に
出願した（実願平１−109898号（実開平３−49175号公
報参照））。
c.考案が解決しようとする課題 しかし、かかる先行技術によると、シール材104を留
めるクリップ105の間隔を大きくするとシール材104の端
部が破線のように持ち上がり、シール材104が回転して
エンジンルーム102内の熱気が外部に漏れてしまう虞れ
があった。
めるクリップ105の間隔を大きくするとシール材104の端
部が破線のように持ち上がり、シール材104が回転して
エンジンルーム102内の熱気が外部に漏れてしまう虞れ
があった。
本考案は上記課題を解決し、シール材の機密性の向上
を図り、クリップの数を減少することができるフロント
フードシール材の取付構造を提供することを目的とす
る。
を図り、クリップの数を減少することができるフロント
フードシール材の取付構造を提供することを目的とす
る。
d.課題を解決するための手段 本考案は上記課題を解決するため、カウルトップパネ
ル２の上面に、先端縁を前方側斜め上方に折曲げてシー
ル材取付用フランジ4aを形成し、かつ、その中間部に車
体前後方向の突起部4bを車幅方向に沿って形成すると共
に後端部4cをフロントウインドガラス１の表面下端部に
延設したカウルトップガーニッシュ４を設け、このカウ
ルトップガーニッシュ４のシール材取付用フランジ4a
に、下部側の二股部6aを介して装着され、かつ、上部側
の中空部6bを介してフロントフード９の下面フランジ部
9aに略直交する方向に当接するフロントフードシール材
６を装着したフロントフードシール材６の取付構造であ
って、上記フロントフードシール材６の二股部6aの後方
側下端縁に車体後部側に延出する延出部6cを設けるとと
もに、この延出部6cの車幅方向の一部に車体後方に向け
て舌片７を突設し、この舌片７に係合する係合穴８を上
記カウルトップガーニッシュ４の突起部4b前面に形成し
たことにある。
ル２の上面に、先端縁を前方側斜め上方に折曲げてシー
ル材取付用フランジ4aを形成し、かつ、その中間部に車
体前後方向の突起部4bを車幅方向に沿って形成すると共
に後端部4cをフロントウインドガラス１の表面下端部に
延設したカウルトップガーニッシュ４を設け、このカウ
ルトップガーニッシュ４のシール材取付用フランジ4a
に、下部側の二股部6aを介して装着され、かつ、上部側
の中空部6bを介してフロントフード９の下面フランジ部
9aに略直交する方向に当接するフロントフードシール材
６を装着したフロントフードシール材６の取付構造であ
って、上記フロントフードシール材６の二股部6aの後方
側下端縁に車体後部側に延出する延出部6cを設けるとと
もに、この延出部6cの車幅方向の一部に車体後方に向け
て舌片７を突設し、この舌片７に係合する係合穴８を上
記カウルトップガーニッシュ４の突起部4b前面に形成し
たことにある。
e.作用 フロントフードシール材の下端縁に車体後部側に突出
する舌片を突設する。そして、この舌片が係合する係合
穴をカウルトップガーニッシュに形成する。こうして、
舌片をカウルトップガーニッシュの係合穴によって係合
してフロントフードシール材の回転を防止する。
する舌片を突設する。そして、この舌片が係合する係合
穴をカウルトップガーニッシュに形成する。こうして、
舌片をカウルトップガーニッシュの係合穴によって係合
してフロントフードシール材の回転を防止する。
f.実施例 以下本考案の一実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。
明する。
第１図ないし第４図において、１は自動車のフロント
ウインドガラスで、その下端部にカウルトップパネル２
とカウルアッパパネル３とで閉曲面を形成している。
ウインドガラスで、その下端部にカウルトップパネル２
とカウルアッパパネル３とで閉曲面を形成している。
４はカウルトップパネル２の上面にクリップ５を介し
て留められたカウルトップガーニッシュであり、これは
先端縁を前方側斜め上方に折り曲げてシール材取付用フ
ランジ4aを形成し、かつ、その中間部に車体前後方向の
突起部4bを車幅方向に沿って形成すると共に後端部4cを
フロントウインドガラス１の表面下端部に延設したもの
である。
て留められたカウルトップガーニッシュであり、これは
先端縁を前方側斜め上方に折り曲げてシール材取付用フ
ランジ4aを形成し、かつ、その中間部に車体前後方向の
突起部4bを車幅方向に沿って形成すると共に後端部4cを
フロントウインドガラス１の表面下端部に延設したもの
である。
６はカウルトップガーニッシュのシール材取付用フラ
ンジ4aに装着されたシールゴム等のフロントフードシー
ル材で、このフロントフードシール材６は、シール材取
付用フランジ4aに下部側の二股部6aを介して装着され、
かつ、上部側の中空部6bを介して後述するフロントフー
ドの下面フランジ部に当接している。
ンジ4aに装着されたシールゴム等のフロントフードシー
ル材で、このフロントフードシール材６は、シール材取
付用フランジ4aに下部側の二股部6aを介して装着され、
かつ、上部側の中空部6bを介して後述するフロントフー
ドの下面フランジ部に当接している。
このフロントフードシール材６は、二股部6aの後方側
下端縁を、車体後部側に延設して、この延出部6cを上記
クリップ５を介してカウルトップガーニッシュ４と共に
固定され、延出部6cの一部に車体後方に向けて複数の舌
片７を突設している。この舌片７に対応する上記カウル
トップガーニッシュ４の突起部4b前面には舌片７が係合
する係合穴８が穿設されている。９はフロントフードシ
ール材６によって機密が保持されるフロントフードであ
る。フロントフード９の下面フランジ部9aに略直交する
方向にフロントフードシール材６が設けられている。
下端縁を、車体後部側に延設して、この延出部6cを上記
クリップ５を介してカウルトップガーニッシュ４と共に
固定され、延出部6cの一部に車体後方に向けて複数の舌
片７を突設している。この舌片７に対応する上記カウル
トップガーニッシュ４の突起部4b前面には舌片７が係合
する係合穴８が穿設されている。９はフロントフードシ
ール材６によって機密が保持されるフロントフードであ
る。フロントフード９の下面フランジ部9aに略直交する
方向にフロントフードシール材６が設けられている。
上記構成によると、フロントフードシール材６は二股
部6aをシール材取付用フランジ4aに装着して取付られ、
舌片７をカウルトップガーニッシュ４の係合穴８に係合
して、倒れるのが阻止される。そして、エンジンルーム
内の熱気はフロントフード９とフロントフードシール材
６によって外部と遮断される。一方、雨水はフロントフ
ードシール材６によって阻止される。
部6aをシール材取付用フランジ4aに装着して取付られ、
舌片７をカウルトップガーニッシュ４の係合穴８に係合
して、倒れるのが阻止される。そして、エンジンルーム
内の熱気はフロントフード９とフロントフードシール材
６によって外部と遮断される。一方、雨水はフロントフ
ードシール材６によって阻止される。
g.考案の効果 以上述べたように本考案によるフロントフードシール
材の取付構造によれば、以下のような効果を奏する。
材の取付構造によれば、以下のような効果を奏する。
カウルトップパネル２の上面に、先端縁を前方側斜め
上方に折曲げてシール材取付用フランジ4aを形成し、か
つ、その中間部に車体前後方向の突起部4bを車幅方向に
沿って形成すると共に後端部4cをフロントウインドガラ
ス１の表面下端部に延設したカウルトップガーニッシュ
４を設け、このカウルトップガーニッシュ４のシール材
取付用フランジ4aに、下部側の二股部6aを介して装着さ
れ、かつ、上部側の中空部6bを介してフロントフード９
の下面フランジ部9aに略直交する方向に当接するフロン
トフードシール材６を装着したので、シール材取付用フ
ランジ4aとフロントフードシール材６の幅方向が一致し
ていることから、フロントフードシール材６が倒れにく
い構成となる。フロントフードシール材６は上部側の中
空部6bを介してフロントフード９の下面フランジ部9aに
略直交する方向に当接するので、確実なシール構造を得
ることができる。
上方に折曲げてシール材取付用フランジ4aを形成し、か
つ、その中間部に車体前後方向の突起部4bを車幅方向に
沿って形成すると共に後端部4cをフロントウインドガラ
ス１の表面下端部に延設したカウルトップガーニッシュ
４を設け、このカウルトップガーニッシュ４のシール材
取付用フランジ4aに、下部側の二股部6aを介して装着さ
れ、かつ、上部側の中空部6bを介してフロントフード９
の下面フランジ部9aに略直交する方向に当接するフロン
トフードシール材６を装着したので、シール材取付用フ
ランジ4aとフロントフードシール材６の幅方向が一致し
ていることから、フロントフードシール材６が倒れにく
い構成となる。フロントフードシール材６は上部側の中
空部6bを介してフロントフード９の下面フランジ部9aに
略直交する方向に当接するので、確実なシール構造を得
ることができる。
また、フロントフードシール材６の二股部6aの後方側
下端縁に車体後部側に延出する延出部6cを設けるととも
に、この延出部6cの車幅方向の一部に車体後方に向けて
舌片７を突設し、この舌片７に係合する係合穴８を上記
カウルトップガーニッシュ４の突起部4b前面に形成した
ので、フロントフードシール材６が倒れるのを阻止でき
ることから、エンジンルーム内と外部との遮断を確実に
行なうことができる。よって、エンジンルーム内の熱気
が外部に流出したり、雨水等がエンジンルーム内に流入
するのを完全に阻止することができる。
下端縁に車体後部側に延出する延出部6cを設けるととも
に、この延出部6cの車幅方向の一部に車体後方に向けて
舌片７を突設し、この舌片７に係合する係合穴８を上記
カウルトップガーニッシュ４の突起部4b前面に形成した
ので、フロントフードシール材６が倒れるのを阻止でき
ることから、エンジンルーム内と外部との遮断を確実に
行なうことができる。よって、エンジンルーム内の熱気
が外部に流出したり、雨水等がエンジンルーム内に流入
するのを完全に阻止することができる。
第１図ないし第４図は本考案よるフロントフードシール
材の取付構造の一実施例を示し、第１図は車体前部を示
す斜視図、第２図はフロント部分を示す一部断面斜視
図、第３図は第２図のＡ−Ａ線断面図、第４図はフロン
トフードシール材を示す断面斜視図である。第５図は従
来のフロントフードシール材の取付構造を示す断面図で
ある。 ２……カウルトップパネル、４……カウルトップガーニ
ッシュ、５……クリップ、６……フロントフードシール
材、７……舌片、８……係合穴、９……フロントフー
ド。
材の取付構造の一実施例を示し、第１図は車体前部を示
す斜視図、第２図はフロント部分を示す一部断面斜視
図、第３図は第２図のＡ−Ａ線断面図、第４図はフロン
トフードシール材を示す断面斜視図である。第５図は従
来のフロントフードシール材の取付構造を示す断面図で
ある。 ２……カウルトップパネル、４……カウルトップガーニ
ッシュ、５……クリップ、６……フロントフードシール
材、７……舌片、８……係合穴、９……フロントフー
ド。
Claims (1)
- 【請求項１】カウルトップパネル２の上面に、先端縁を
前方側斜め上方に折曲げてシール材取付用フランジ4aを
形成し、かつ、その中間部に車体前後方向の突起部4bを
車幅方向に沿って形成すると共に後端部4cをフロントウ
インドガラス１の表面下端部に延設したカウルトップガ
ーニッシュ４を設け、このカウルトップガーニッシュ４
のシール材取付用フランジ4aに、下部側の二股部6aを介
して装着され、かつ、上部側の中空部6bを介してフロン
トフード９の下面フランジ部9aに略直交する方向に当接
するフロントフードシール材６を装着したフロントフー
ドシール材６の取付構造であって、上記フロントフード
シール材６の二股部6aの後方側下端縁に車体後部側に延
出する延出部6cを設けるとともに、この延出部6cの車幅
方向の一部に車体後方に向けて舌片７を突設し、この舌
片７に係合する係合穴８を上記カウルトップガーニッシ
ュ４の突起部4b前面に形成したことを特徴とするフロン
トフードシール材の取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990101425U JP2555026Y2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | フロントフードシール材の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990101425U JP2555026Y2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | フロントフードシール材の取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0458460U JPH0458460U (ja) | 1992-05-19 |
| JP2555026Y2 true JP2555026Y2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=31844860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990101425U Expired - Lifetime JP2555026Y2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | フロントフードシール材の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2555026Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007018032A1 (ja) * | 2005-08-08 | 2007-02-15 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | 車体構造 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6330677B2 (ja) * | 2015-02-03 | 2018-05-30 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の前部構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62146648U (ja) * | 1986-03-12 | 1987-09-16 | ||
| JPH05415Y2 (ja) * | 1988-10-13 | 1993-01-07 |
-
1990
- 1990-09-27 JP JP1990101425U patent/JP2555026Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007018032A1 (ja) * | 2005-08-08 | 2007-02-15 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | 車体構造 |
| GB2440101A (en) * | 2005-08-08 | 2008-01-16 | Mitsubishi Motors Corp | Vehicle body structure |
| GB2440101B (en) * | 2005-08-08 | 2009-08-05 | Mitsubishi Motors Corp | Vehicle body structure |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0458460U (ja) | 1992-05-19 |
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