JP3280134B2 - 自動車のフードヒンジ取付構造 - Google Patents
自動車のフードヒンジ取付構造Info
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Description
取付構造に関するものである。
び図7に示すようなフードヒンジ51を介して車体前部
に開閉自在に取付けられている。しかして、このフード
ヒンジ51は、ヒンジアーム52およびヒンジブラケッ
ト53を備えており、ヒンジアーム52の一端部52a
はヒンジピン54によってヒンジブラケット53の上部
53aに回動可能に結合され、ヒンジアーム52の他端
部52bはフードパネル55にボルト締めされている。
また、ヒンジブラケット53の下部53bは、カウルパ
ネル56を間に置いて、ボルト57およびナット58の
締結によってカウルサイドパネル59の上面フランジ5
9aに取付けられている。
方向中間部には、車体後方へ向けて車体外側に傾斜する
傾斜部60が設けられており、該傾斜部60によってカ
ウルサイドパネル59の前部61と後部62との間に車
巾方向のオフセットが形成されている。しかして、ヒン
ジブラケット53の上面フランジ59aへの取付位置
は、上面フランジ59aの後部側に設定されている。な
お、図7において63はフロントフェンダである。
来の取付構造にあっては、フードヒンジ51を構成する
ヒンジブラケット53がカウルサイドパネル59の上面
フランジ59aに取付けられているので、衝撃力が車体
前方から加わると、フードパネル55が車体後方へ移動
し、フロントガラスを破損させるおそれがあった。ま
た、フードパネル55とフロントフェンダ63の締付部
における部品構成が多いので、外観見切調整が困難にな
るという不具合を有していた。
ものであって、その目的は、車体前方からの衝撃力が加
わった時のフード後方移動を少なくし、かつカウルトッ
プパネル、フードおよびフェンダの外観部品の組付精度
向上を図ることが可能な自動車のフードヒンジ取付構造
を提供することにある。
題を解決するために、本発明においては、車体前部に設
けられるカウルトップパネル(6)の下面にリーンフォ
ースメントメンバ(16)の一部を固着するとともに、
該リーンフォースメントメンバ(16)の他の部分を前
記カウルトップパネル(6)よりも車巾方向および車体
前方側に突出すべく配設し、前記リーンフォースメント
メンバ(16)にフードヒンジ(8)のヒンジブラケッ
ト(10)を締付け固定し、該ヒンジブラケット(1
0)の締付部をフロントフェンダ(2)の内部に配置す
るとともに、前記リーンフォースメントメンバ(16)
に前記フロントフェンダ(2)を締付け固定している。
は、車体前部に設けられるカウルトップパネル(6)の
下面にリーンフォースメントメンバ(16)の一部を固
着するとともに、該リーンフォースメントメンバ(1
6)の他の部分を前記カウルトップパネル(6)よりも
車巾方向および車体前方側に突出すべく配設し、前記リ
ーンフォースメントメンバ(16)にフードヒンジ
(8)のヒンジブラケット(10)を締付け固定し、該
ヒンジブラケット(10)の締付部をフロントフェンダ
(2)の内部に配置するとともに、前記リーンフォース
メントメンバ(16)に前記フロントフェンダ(2)を
締付け固定しているため、車体前方から衝撃力が加わっ
た時のフロントフードの後方移動量が少なくなる上、カ
ウルトップパネル、フロントフードおよびフロントフェ
ンダの3部品の組付精度を高めることが可能になる。
に説明する。
ドヒンジ取付構造の一実施例を示している。図におい
て、1は本実施例のフードヒンジ取付構造が適用されて
いる自動車、2は車体前部の左右両側に配設されるフロ
ントフェンダ、3はフロントフェンダ2の内側に設けら
れるカウルサイドパネル、4は車体前部に位置するエン
ジンルーム5の上部に設けられるフロントフード、6は
フロントフード4とフロントガラス7との間に配設され
るカウルトップパネルであり、フロントフード3の後部
側はフードヒンジ8を介して車体前部に回動自在に取付
けられ、エンジンルーム5の上部開口を開閉するように
なっている。
曲しているヒンジアーム9と、断面略L字状に形成され
ているヒンジブラケット10を有しており、ヒンジアー
ム9の一端部9aはヒンジピン11によってヒンジブラ
ケット10の上部10aに位置する車体後方側に回動可
能に結合され、ヒンジアーム9の他端部9bはスクリュ
12およびナット13を用いてフロントフード4の後部
下面に締付け固定されている。また、ヒンジブラケット
10の下部10bは、スクリュ14およびナット15を
用いてカウルトップパネル6のリーンフォースメントメ
ンバ16に締付け固定されている。
6は、その一部がカウルトップパネル6の下面に固着さ
れているとともに、その他の部分は当該カウルトップパ
ネル6よりも車巾方向(フロントフェンダ2側)および
車体前方(フロントフード4側)に突出すべく配設され
ている。しかして、ヒンジブラケット10の下部10b
の締付部は、図2〜図4に示す如く、リーンフォースメ
ントメンバ16の車巾方向の突出部分16aにおける車
体後方側であって、フロントフェンダ2の内部に配置さ
れており、フロントフェンダ2より見えない位置に設け
られている。
は、断面略L字状に折曲げた屈曲片部17が設けられて
おり、該屈曲片部17は、図3および図5に示す如く、
スクリュ18およびナット19を用いてリーンフォース
メントメンバ16の車体前方の突出部分16bにおける
フロントフード4側に締付け固定されている。しかし
て、フロントフェンダ2の上端部は、ヒンジブラケット
10と同一のリーンフォースメントメンバ16に締付け
固定されており、その上端締付部はフロントフード4よ
り見えない位置に設けられている。
体前部に取付けるには、まず、スクリュ14とナット1
5によってヒンジブラケット10の下部10bをリーン
フォースメントメンバ16の車巾方向の突出部分16a
に締付けて固定する。また、スクリュ12とナット13
によってヒンジアーム9の他端部9bをフロントフード
4の後部下面に締付けて固定する。次いで、このフロン
トフード4を持ち上げてヒンジアーム9の一端部9aを
ヒンジブラケット10の上部10aに重ね合わせ、該重
ね合わせ部をヒンジピン11によって回動可能に結合さ
せる。すると、フードヒンジ8は、カウルトップパネル
6のリーンフォースメントメンバ16とフロントフード
4との間に介在して取付けられることになる(図2およ
び図4参照)。しかる後、フロントフェンダ2を持ち上
げ、スクリュ18とナット19によって屈曲片部17を
リーンフォースメントメンバ16の車体前方の突出部分
16bに締付けて固定する(図3および図5参照)。
ップパネル6にリーンフォースメントメンバ16を固着
し、当該リーンフォースメントメンバ16の車巾方向の
突出部分16aにヒンジブラケット10の下部10bを
締付けているため、従来のようにヒンジブラケット10
をカウルサイドパネル3に締付ける場合に比べて、車体
前方から衝撃力が自動車1の車体前部に加わった時に、
フロントフード4が車体後方へ移動する量を少なくする
ことが可能になる。
0を締付けるのと同一の部品たるリーンフォースメント
メンバ16の車体前方の突出部分16bにフロントフェ
ンダ2の屈曲片部17を締付けて固定しているため、フ
ロントフェンダ2、フロントフード4およびカウルトッ
プパネル6の外観部品を高精度に組付けることができ
る。しかも、ヒンジブラケット10の締付部は、フロン
トフェンダ2の内部に配置されているため、当該フロン
トフェンダ2により覆われて外部から見えない。
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能
である。
ドヒンジ取付構造は、車体前部に設けられるカウルトッ
プパネルの下面にリーンフォースメントメンバの一部を
固着するとともに、該リーンフォースメントメンバの他
の部分を前記カウルトップパネルよりも車巾方向および
車体前方側に突出すべく配設し、前記リーンフォースメ
ントメンバにフードヒンジのヒンジブラケットを締付け
固定するとともに、前記リーンフォースメントメンバに
前記フロントフェンダを締付け固定しているので、従来
の取付構造のようにヒンジブラケットをカウルサイドパ
ネルに締付け固定する場合に比べて、車体前方から衝撃
力が加わった時のフロントフードの後方移動量を少なく
することができる。また、本発明のフードヒンジ取付構
造では、フロントフェンダをヒンジブラケットと同一の
リーンフォースメントメンバに締付け固定しているの
で、フロントフェンダ、フロントフードおよびカウルト
ップパネルという3つの外観部品の組付精度を高めるこ
とができ、外観性の向上を図ることができる。それに加
えて、本発明のフードヒンジ取付構造においては、ヒン
ジブラケットの締付部をフロントフェンダの内部に配置
しているので、フロントフェンダによってヒンジブラケ
ットの締付部が外部から見えず、良好な外観を得ること
ができる。
が適用された自動車の車体前部を示す斜視図である。
斜視図である。
パネルの付近を示す平面図である。
る。
る。
ップサイドパネルに取付けられるヒンジブラケットを示
す斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 車体前部に設けられるカウルトップパネ
ル(6)の下面にリーンフォースメントメンバ(16)
の一部を固着するとともに、該リーンフォースメントメ
ンバ(16)の他の部分を前記カウルトップパネル
(6)よりも車巾方向および車体前方側に突出すべく配
設し、前記リーンフォースメントメンバ(16)にフー
ドヒンジ(8)のヒンジブラケット(10)を締付け固
定し、該ヒンジブラケット(10)の締付部をフロント
フェンダ(2)の内部に配置するとともに、前記リーン
フォースメントメンバ(16)に前記フロントフェンダ
(2)を締付け固定したことを特徴とする自動車のフー
ドヒンジ取付構造。 - 【請求項2】 前記リーンフォースメントメンバ(1
6)には、前記ヒンジブラケット(10)の下部(10
b)を締付け固定する車体後方側の突出部分(16a)
と、前記フロントフェンダ(2)の屈曲片部(17)を
締付け固定する車体前方側の突出部分(16b)とが一
体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
自動車のフードヒンジ取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26852693A JP3280134B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 自動車のフードヒンジ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26852693A JP3280134B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 自動車のフードヒンジ取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07117722A JPH07117722A (ja) | 1995-05-09 |
JP3280134B2 true JP3280134B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=17459748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26852693A Expired - Fee Related JP3280134B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 自動車のフードヒンジ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3280134B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007046708B4 (de) * | 2006-09-29 | 2013-03-07 | Suzuki Motor Corporation | Motorhauben-Gelenkhalterung und Befestigungsstruktur |
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KR20030016872A (ko) * | 2001-08-22 | 2003-03-03 | 기아자동차주식회사 | 프론트펜더 보강구조 |
KR20050025717A (ko) * | 2003-09-08 | 2005-03-14 | 기아자동차주식회사 | 차량의 펜더 및 후드 조립구조 |
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-
1993
- 1993-10-27 JP JP26852693A patent/JP3280134B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07117722A (ja) | 1995-05-09 |
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