JP3275401B2 - 自動車のフードヒンジ - Google Patents

自動車のフードヒンジ

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JP3275401B2 JP32300792A JP32300792A JP3275401B2 JP 3275401 B2 JP3275401 B2 JP 3275401B2 JP 32300792 A JP32300792 A JP 32300792A JP 32300792 A JP32300792 A JP 32300792A JP 3275401 B2 JP3275401 B2 JP 3275401B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロントフードの開放
を設定角度に制限するとともにフロントフードの後方へ
の移動幅を規制する自動車のフードヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロントフードには前開き式と
後開き式があり、いずれもフードヒンジによって開放可
能に装着されている。図7および図8に示したものは、
前開き式のフロントフードに使用されるフードヒンジを
示したものである。このフードヒンジ100は、車体1
01側にロアヒンジ102を設け、フロントフード10
3にアッパーヒンジ104を設けるものである(実開昭
60ー96176号公報)。
【0003】このフードヒンジ100にはアッパーヒン
ジ104の先端にフック105を設け、ロアヒンジ10
2の先端に切り欠き部106を設けており、何らかの衝
撃によってフロントフード103が後方に移動してもフ
ック105が切り欠き部106に係合してフロントフー
ド103の後方移動を規制している。
【0004】一方、図9に示すように、車体に対する衝
撃テストを行う場合、フロントフード103の働きとし
て、中央で屈曲して衝撃緩和作用を行うことが要求され
る。このとき、フック105が切り欠き部106に係合
して、フロントフード103の開放を規制する必要があ
る。
【0005】上記従来技術では衝撃が加わった際にフッ
ク105の係りを良くするためヒンジ軸107が後方に
移動するようにヒンジ軸107の嵌合穴108に切り欠
き109を形成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、フロントフード103が開く前にフック105が切
り欠き部106に係合する必要があるため、フック10
5および切り欠き部106及びアッパーヒンジ104
剛性が必要であり、嵌合穴108に設ける切り欠き10
9の位置あるいは大きさ等、精度が要求される。特に、
アッパーヒンジ104がストレートタイプではなく、ヒ
ンジが湾曲したドッグレッグタイプでは、剛性が得られ
ず、フックが掛かりにくいことがある。
【0007】本発明は上記課題を解決し、フロントフー
ドの開放を設定角度に制限するとともにフロントフード
の後方への移動幅を規制できる自動車のフードヒンジを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、ヒンジブラケットを車体側に装着し、ヒンジ
アームをフロントフード側に装着した自動車のフードヒ
ンジにおいて、上記ヒンジアームのヒンジセンター側を
下方向に向けて円弧状に湾曲させて形成するとともに、
この湾曲部の回動範囲内にフロントフードの開きを所定
角度に制限する係合部を上記ヒンジブラケットのヒンジ
センターより車両前方側にヒンジブラケットの車体側に
装着された部分とほぼ平行に一体に設け、該係合部に
は、後部側を斜め上方に折り曲げて設け、上記フロント
フードが後方に移動した際、上記ヒンジアームの湾曲部
に当接してフロントフードの後方移動を規制する係止部
を上記係合部先端部に設け、該係合部の車両前方側の先
端部に、ヒンジアームの離脱を阻止する突起部を設けた
ことにある。
【0009】
【作用】フロントフードを開くとヒンジアームの湾曲部
がヒンジブラケットの係合部に係合して開放を制限す
る。次に、フロントフードに前方から衝撃が加わるとフ
ロントフードは屈曲しながら後方に移動する。このと
き、ヒンジアームの湾曲部が係合部先端部に係合してフ
ロントフードは後方への移動が阻止される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0011】図1ないし図6において、1は自動車の車
体、2は車体1のエンジンルームを開閉するフロントフ
ードである。3は上記フロントフード2を車体1に装着
した、いわゆるドッグレッグ式のフードヒンジである。
【0012】このフードヒンジ3はボルト4およびナッ
ト5を介して車体1側に装着されたヒンジブラケット6
と、フロントフード2にボルト7およびナット8を介し
て装着されたヒンジアーム9とで構成されている。ヒン
ジブラケット6とヒンジアーム9は、ピン10を介して
回動可能に軸支されており、このピン10を設けたヒン
ジセンターSを車体1のベンチレータガーニッシュ11
の下面側に配置してある。12はウインドシールドであ
る。
【0013】上記ヒンジアーム9はヒンジセンターS側
の一端を下方向に湾曲させて湾曲部13を形成してお
り、固定される他端を直線状のアーム部に形成してい
る。
【0014】一方、上記ヒンジブラケット6は上記ヒン
ジアーム9の湾曲部13の回動範囲内に延出する係合部
14を設けており、フロントフード2の回動角度を所定
角度に規制している。
【0015】上記係合部14には後部側15を斜め上方
に折り曲げて剛性を持たせており、先端外側縁には突起
部16を設け、フロントフード2が衝撃を受けて上記ヒ
ンジアーム9が後方に移動した際に、湾曲部13が滑っ
て係合部14の先端部17から抜けるのを規制してい
る。
【0016】上記構成によると、フロントフード2を開
放させると、上記ヒンジアーム9の湾曲部13が上記ヒ
ンジブラケット6の係合部14に当接して回動が規制さ
れ、所定角度で保持される。
【0017】次に、フロントフード2に前方から衝撃が
加わってフロントフード2が後方に移動しようとする
と、ヒンジアーム9の湾曲部13が後方に圧縮されなが
ら移動し、湾曲部13が上記ヒンジブラケット6の係合
部14の先端部17に係止されて、後方への移動が阻止
される。こうして、フロントフード2がそれ以上後方へ
移動するのを阻止することができる。上記ヒンジブラケ
ット6の係合部14の先端部17に突起部16を設けた
ので、ヒンジアーム9が滑って離脱するのを阻止するこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による自動車
のフードヒンジによれば、以下の効果を奏する。 フ
ロントフードを開放させると、ヒンジアームの湾曲部が
ヒンジブラケットの係合部に当接して、フロントフード
の回動が規制され、所定角度で保持されるので、フード
が他の部分に接触したりすることもなく、フードをいつ
も一定に開放することができる。 フロントフードに
前方から衝撃が加わって、フロントフードが後方に移動
しようとすると、ヒンジアームの湾曲部が後方に圧縮さ
れながら移動し、湾曲部がヒンジブラケットの係合部の
先端部に係止されて、後方への移動が阻止され、フロン
トフードがそれ以上後方へ移動するのを阻止することが
できる。 ヒンジブラケットの係合部の先端部に突起
部を設けたので、フロントフードが衝撃を受けてヒンジ
アームが後方に移動した際に、湾曲部が滑って係合部の
先端部から抜けるのを規制できることから、離脱を阻止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動車のフードヒンジ
を示す正面図である。
【図2】図1のフードヒンジ部分を示す側部断面図であ
る。
【図3】フードヒンジを示す斜視図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3の側面図である。
【図6】ヒンジアームの規制状態を示す側面図である。
【図7】従来のフロントフードを示す斜視図である。
【図8】従来のフードヒンジを示す斜視図である。
【図9】衝撃テストを示す側面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 フロントフード 3 フードヒンジ 6 ヒンジブラケット 9 ヒンジアーム 13 湾曲部 14 係合部 16 突起部 S ヒンジセンター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/12 B62D 25/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒンジブラケットを車体側に装着し、ヒ
    ンジアームをフロントフード側に装着した自動車のフー
    ドヒンジにおいて、上記ヒンジアームのヒンジセンター
    側を下方向に向けて円弧状に湾曲させて形成するととも
    に、この湾曲部の回動範囲内にフロントフードの開きを
    所定角度に制限する係合部を上記ヒンジブラケットのヒ
    ンジセンターより車両前方側にヒンジブラケットの車体
    側に装着された部分とほぼ平行に一体に設け、該係合部
    には、後部側を斜め上方に折り曲げて設け、上記フロン
    トフードが後方に移動した際、上記ヒンジアームの湾曲
    部に当接してフロントフードの後方移動を規制する係止
    部を上記係合部先端部に設け、該係合部の車両前方側の
    先端部に、ヒンジアームの離脱を阻止する突起部を設け
    ことを特徴とする自動車のフードヒンジ。
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