JP2512099Y2 - 車両ボンネットのラッチ構造 - Google Patents

車両ボンネットのラッチ構造

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JP2512099Y2
JP2512099Y2 JP40179090U JP40179090U JP2512099Y2 JP 2512099 Y2 JP2512099 Y2 JP 2512099Y2 JP 40179090 U JP40179090 U JP 40179090U JP 40179090 U JP40179090 U JP 40179090U JP 2512099 Y2 JP2512099 Y2 JP 2512099Y2
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武二 大矢
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車等のボンネット
(エンジンフード)をロックするためのラッチ構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のエンジンルームを覆うボ
ンネットを閉位置に係止するために図7に示すようなボ
ンネットラッチが図8に示すように車体前部が設けられ
ている。このボンネットラッチ1は、例えば実開昭61-1
87870号公報に開示されているように、車体に開閉可能
に軸支されたボンネットBの前方自由端に固設されたス
トライカ2を噛みこんでボンネットBを完全閉位置(第
1の閉位置)に係止するためのラッチ本体3と、このラ
ッチ本体3のケースの前面において、揺動可能に軸支さ
れたセーフティレバー5とよりなる。
【0003】このセーフティレバー5は、運転席に設け
られているボンネット開錠用レバーが誤って走行中に操
作されたときボンネットBが開いてしまうのを防止する
ために設けられているもので、ストライカ2またはボン
ネットBの下面に固設されている他の係合部材を係止し
うる鉤部5aを備えている。すなわち、ラッチ本体3が
ボンネット解錠用レバーの操作によって開錠されてスト
ライカ2を解放した場合、ボンネットBの自由端は図示
しないアシスト用のスプリングの付勢力で上方へ開こう
とするが、セーフティレバー5とラッチ本体3のケース
との間に懸架されたリターンスプリング4によって図7
の時計方向にばね偏倚されているセーフティレバー5の
鉤部5aがストライカ2または他の係合部材と係合し
て、ボンネットBの自由端を完全閉位置よりもやや上方
の若干開いた第2の閉位置に保持するようになってい
る。また、セーフティレバー5は、その鉤部5aがボン
ネットBの自由端を第2の閉位置に係止している状態
で、セーフティレバー5をリターンスプリング4の付勢
力に抗して操作することにより図7の反時計方向に揺動
させ、ボンネットBの自由端を完全に解放するためのリ
フトアップレバー部5bを備えている。なお、セーフテ
ィレバー5は、ボンネットBを閉じるときにストライカ
2によって図7の反時計方向に揺動されて、ストライカ
2のラッチ本体3への噛みこみを許容するようになって
いる。
【0004】一般に、上述のようなラッチ本体3はシュ
ラウドアッパ部材6の前面に取付けられ、このシュラウ
ドアッパ部材6の後方にラジエータ7が配置されてい
る。ところが、主としてデザイン上の要求から、最近は
自動車の前部車体のスラントノーズ化およびショートオ
ーバーハング化が促進され、これに伴ってラジエータ7
が、図9に示すようにシュラウドアップ部材6の前方に
配置される機会が多くなってきた。そのため、セーフテ
ィレバー5のリフトアップレバー部5bはラジエータ7
の上方において前方へ延長され、リフトアップレバー部
5bとラジエータ7とが上下方向にオーバーラップする
構成となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】自動車組立ラインにお
いては、一般に予めボンネットラッチ1が取付けられて
ある前部車体に対し、ラジエータ7が上方から組付けら
れるようになっているため、図9に示すように、ラジエ
ータ7がボンネットラッチ1よりも車体前方に配設され
てボンネットラッチ1のリフトアップレバー部5bとラ
ジエー7とが上下方向にオーバーラップしている構成に
おいては、ラジエータ7の組付作業に際してボンネット
ラッチ1全体を取外さなければならないという不都合を
生じることになった。またラジエータ7の補修時にラジ
エータ7を車体から取り外す場合でもボンネットラッチ
1全体を取外さなければならない手間を要するという問
題があった。
【0006】この考案は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、ラジエータがボンネットラッチよ
りも車体前方側に配設されて、ボンネットラッチのセー
フティレバーのリフトアップレバー部とラジエータとが
上下にオーバーラップしている場合においても、ボンネ
ットラッチ全体を取外す手間を要することなしにラジエ
ータの組付けおよび取外しが容易にできる車両ボンネッ
トのラッチ構造を提供することを目的とする。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本考案はリフトアップ
レバー部がセーフティレバーとは別体に形成されて、セ
ーフティレバーに対して着脱可能に結合されていること
を特徴とする。
【0008】
【実施例】図1は本考案の実施例を示し、本実施例のボ
ンネットラッチ11では、セーフティレバー5のリフト
アップレバー部12がセーフティレバー5とは別体に形
成されて、セーフティレバー5に対して着脱可能に形成
されている。本実施例の場合、このリフトアップレバー
部12がセーフティレバー5と別体に形成されているこ
とを除いては、図7のボンネットラッチ1とほぼ同様の
構成を有するので、対応する要素に同一符号を付して重
複する説明は省略するが、本実施例のボンネットラッチ
11のセーフティレバー5のリフトアップレバー部12
は、図2から明らかなように、ビス13によってセーフ
ティレバー5の端部に着脱が容易なように結合されてお
り、さらにリフトアップレバー部12の回り止め構造と
して、セーフティレバー5の端部に孔14が形成され、
これに対応してリフトアップレバー部12に上記孔14
に嵌入される軸15が突設されている。
【0009】上記回り止め構造としては、図3に示すよ
うに構成してもよく、図3のリフトアップレバー部16
は、図2の軸15の代りに、セーフティレバー5の端部
を挟みこむフランジ16a、16bを備えている。
【0010】さらに図4〜図6に示す実施例では、セー
フティレバー5のリフトアップレバー部17との結合部
の近傍に、セーフティレバー5からほぼ直角に折曲げら
れた舌片18が形成されており、この舌片18に設けら
れた孔18aにリターンスプリング4の一端が挿通され
て係着されている。そしてリフトアップレバー部17に
は、上記舌片18を挟みこむような態様で舌片18に係
着されて、このリフトアップレバー部17のセーフティ
レバー5に対する回り止め機能とリターンスプリング4
の外れ防止機能とを兼ね備えたコ字状部17aが設けら
れている。このコ字状部17aは、図6から明らかなよ
うに舌片18のリターンスプリング挿通孔18aよりも
先端側でリターンスプリング4の端部に接するように舌
片18に係着されて、リターンスプリング4が舌片18
から外れるのを防止している。
【0011】本考案によれば、ボンネットラッチにおけ
るセーフティレバーのリフトアップレバー部がセーフテ
ィレバーとは別体に形成されて、セーフティレバーに対
して着脱可能に結合されているので、ラジエータがボン
ネットラッチよりも車体前方側に配設されて、このリフ
トアップレバー部とラジエータとが上下方向にオーバー
ラップしていても、ラジエータの組付け、取外しに際し
てリフトアップレバー部をセーフティレバーから取外す
だけでよいから、ラジエータをシュラウドアッパ部材の
前方へ配置しても支障がなくなり、車体前部のスラント
ノーズ化およびショートオーバーハング化が容易に実現
できる。またリフトアップレバー部をセーフティレバー
とは別体に形成したため、材料の歩留りが大幅に向上す
る。さらにリフトアップレバー部が人の指で操作される
ための素材の表面にコーティングを施す必要があり、従
来セーフティレバー全体にコーティグを施していたが、
本考案ではリフトアップレバー部のみにコーティングを
施せばよいから、コーティング工程を簡略化することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例によるボンネットラッチをそ
のセーフティレバーのリフトアップレバー部を取外した
状態で示す平面図である。
【図2】図1の要部の分解斜視図である。
【図3】他の実施例の要部の分解斜視図である。
【図4】さらに他の実施例によるボンネットラッチをそ
のセーフティレバーのリフトアップレバー部を取外した
状態で示す正面図である。
【図5】図4の要部の分解斜視図である。
【図6】図4の要部の断面図である。
【図7】従来のボンネットラッチの正面図である。
【図8】従来の自動車のボンネットロック構造を示す概
略的断面図である。
【図9】従来の自動車の他のボンネットロック構造を示
す概略的断面図である。
【符号の説明】
1 ボンネットラッチ 2 ストライカ 3 ラッチ本体 4 リターンスプリング 5 セーフティレバー 5a セーフティレバーの鉤部 5b セーフティレバーのリフトアップレバー部 6 シュラウドアッパ部材 7 ラジエータ 11 ボンネットラッチ 12 リフトアップレバー部 16 リフトアップレバー部 17 リフトアップレバー部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に開閉可能に枢支されたボンネットの
    自由端に固設されたストライカを噛みこんで上記ボンネ
    ットの自由端を第1の閉位置に係止するために車体側に
    取付けられたラッチ本体と、このラッチ本体の解錠後上
    記ボンネットの自由端を第2の閉位置に保持するための
    係止用鉤部を備えかつリターンスプリングにより係止方
    向にばね偏倚された態様で上記ラッチ本体に揺動可能に
    取付けられたセーフティレバーとよりなり、このセーフ
    ティレバーは、上記ボンネットの自由端が上記第2の閉
    位置にあるときに上記セーフティレバーを上記リターン
    スプリングの付勢力に抗して操作して上記ボンネットの
    自由端を開放するためのリフトアップレバー部を備え、
    このリフトアップレバー部が、上記ラッチ本体よりも車
    体前方側に配設されているラジエータの上方に延長され
    て、該ラジエータと上記リフトアップレバー部とが上下
    方向にオーバーラップしている車両ボンネットのラッチ
    構造において、上記リフトアップレバー部が、上記セー
    フティレバーとは別体に形成されて、上記セーフティレ
    バーに対して着脱可能に結合されていることを特長とす
    る車両ボンネットのラッチ構造。
  2. 【請求項2】上記リターンスプリングの一端が上記セー
    フティレバーの上記リフトアップレバー部との結合部の
    近傍に係着され、上記リフトアップレバー部に、このリ
    フトアップレバー部の上記セーフティレバーに対する回
    り止め機能と上記リターンスプリングの外れ防止機能と
    を兼ね備えた部分が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の車両ボンネットのラッチ構造。
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