JP2576266Y2 - 移動農機のボンネットロック装置 - Google Patents

移動農機のボンネットロック装置

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JP2576266Y2
JP2576266Y2 JP1992029923U JP2992392U JP2576266Y2 JP 2576266 Y2 JP2576266 Y2 JP 2576266Y2 JP 1992029923 U JP1992029923 U JP 1992029923U JP 2992392 U JP2992392 U JP 2992392U JP 2576266 Y2 JP2576266 Y2 JP 2576266Y2
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JP
Japan
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plate
bonnet
hood
lock device
bottom plate
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JP1992029923U
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JPH0580973U (ja
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仲佐陽一
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、農用トラクタや乗用田
植機等の移動農機におけるボンネットロック装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】農用トラクタ等におけるボンネットは後
部側を支点として上下に開閉するようにした構造のもの
が多く見受けられ、このような移動農機におけるボンネ
ットロック装置は、機体に固定された係合棒(ラッチピ
ン)に対してボンネット側に取り付けられるガイド溝付
きの係止具(ラッチプレート)を着脱自在に係合させて
ロックするように構成したものが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この種従来の
ボンネットロック装置は、ボンネットの回動先端部側に
取り付けられるものでありながら、装置の一部をボンネ
ットの下方に突出させた構造のものが多く、ボンネット
開閉時にこの突出部で不用意にケガをすることもあり、
安全性の面で充分とはいえないものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係る移動農機の
ボンネットロック装置は、上記のような実状に基づいて
なされたものであって、後部側を支点としてボンネット
を開閉自在に装着した移動農機において、底板と立上り
壁板を一体に折曲形成したプレートの折曲部に機体固定
側に固設した係合棒に案内保持されるガイド溝を底板か
ら立上り壁板にかけて切欠形成し、立上り壁板には前記
ガイド溝に嵌入した係合棒に対し係脱自在に係合し、か
つ、係合方向に付勢されたロック体を回動自在に装着
し、底板の前部下方には前記ロック体に連係したロック
解除作動用のレバーを上下方向に所定角度回動自在に装
着してなるロック装置を設け、該ロック装置をボンネッ
ト内に没入させた状態で底板の前端部をボンネットの回
動先端側に固定したことを要旨とする。
【0005】
【作用】本考案によれば、レバー取付部材をプレートの
曲げ加工品で構成でき、しかもその折曲部を利用して係
合棒に案内保持されるガイド溝を打ち抜き等の方法で簡
単に形成できるので廉価にでき、また、係合部をボンネ
ットに対する取付位置から離れた個所に設けてあるので
ボンネットの中心合せの調整作動幅が大きくとれ部品の
加工誤差や組立誤差に対してボンネットのライン合せが
容易にできる。
【0006】
【実施例】本考案の構成を図面に示された一実施例によ
り説明すれば、1は農用トラクタのボンネットで、ボン
ネット1は着脱自在な左右のサイドカバー2と、フード
(ボンネットフード)3とにより構成されている。そし
て、フード3の後端側はパネルボデー4に固定された支
点ブラケット5に対し支点5aを中心にして開閉自在に
装着され、ボンネット1内の機体フレーム6上に取り付
けられたエンジン7やラジエータ8等エンジン回りの整
備を容易に行なえるようになっている。
【0007】9は機体フレーム6上に固定されたラジエ
ータブラケットで、その前部上端には機幅方向中間部に
位置して側面視コ字形状の係合棒(ラッチピン)10が
ボンネットフード3内に突出させた状態で固設されてい
る。
【0008】11はロック装置で、このロック装置11
は、レバー取付用のプレートPとロック体R及びロック
解除作動用のレバーRからなっている。そして、低部1
2aと高部12bの段差を有する底板12と立上り壁板
13を一体に折曲形成して剛性を高めたプレートPの折
曲部14を利用して前記係合棒10に案内保持されるガ
イド溝15が底板12の高部12b側から立上り壁板1
3にかけ抜き打ち等の方法で切欠形成されている。ガイ
ド溝15は、図2及び図9に示すように展開平面視にお
いて略菱形状を呈しており、前記係合棒10の案内部と
なる広巾テーパ部Aと、フード3閉時における係合棒1
0の固定保持部となる巾狭の溝部Bを有している。ま
た、立上り壁板13の後面側には、溝部Bに入り込んだ
係合棒10を保持する鉤部Cと、フード閉作用時に係合
棒10に接当し係合棒10を鉤部Cに入り易くする傾斜
部Dを形成したロック体16が支点ピン17を介して回
動自在に装着されており、ロック体16の上端部と、プ
レートPの一側に固着した補強プレート18の後方突出
部には復帰バネ19が張設されていて、ロック体16は
常時係合棒10に対する係合方向に付勢されている。2
0は前記プレートPの底板低部12aの上面左右両側に
固着したナットである。
【0009】21はロック解除作動用のレバーで、前端
をフロントグリル22の前面上端に沿い下方に湾曲させ
た板状の把手21aと、ロック体16に動作を伝える一
体の曲りロッド21bからなり、曲りロッド21bの基
端寄り側には低部12aの下面に設けたロッド通し穴2
3に連通状態に設けた横溝24に対し下方から挿入可能
なロールピン21cが直交状に打ち込埋み固定されてお
り、このロールピン21cがレバー21の作動支点とな
るように構成されている。そして曲りロッド21bの先
端側は立上り壁板13に設けた上下方向の長孔13aを
通ってロック体16に設けた挿通孔16aに遊嵌させて
ある。
【0010】さて、フード3の先面下端部にはフロント
グリル22の上面に近接対向して後方への折返し部3a
が設けられ、この折返し部3aには巾方向中央部にロッ
ド通し穴25と、それに連通するロールピン通し穴26
が十字状に設けられている。そして、ロールピン通し穴
26を挟み左右両側には前後方向の長孔27からなるプ
レート取付部28が設けられており、折返し部3aの上
面にプレートPの低部12a側を当接した状態で長孔2
7と前記ナット20を合せ、取付ボルト29を下方から
螺入してプレートPをフード3側に固定するようになっ
ている。この取付構造により、ロック装置11は従来の
もののようにフック(ロック体)等がフード3の下方に
突出することがなく、略全体がフード3内に没入した状
態で固定されている。また、レバー21の把手21aは
フード3先端の折返し部3aとフロントグリル22間の
隙間aに介装させてあり、外観上の見苦しさがなくデザ
イン的にも優れた構成となっている。なお、ロールピン
通し穴26はプレートPセット状態における横溝24よ
りも前方に若干ずらしてあり、組込み後はプレートPか
らレバー21が抜け落ちないようになっている。24a
は溝塞ぎ板、30はシーリングである。
【0011】上記の構成において、フード3の閉時は、
図10及び図11に示すように、復帰バネ19によりロ
ック体16の鉤部Cが係合棒10に安定状態で係合保持
されている。この状態から、把手21aを手で上方へ押
上げると、ロッド21bがロールピン21cを支点とし
て下方に回動するためロック体16が復帰バネ19に抗
し支点ピン17を中心にして図1における時計方向に回
動し係合棒10から外れロックが解除されるので、フー
ド3を手で簡単に開けることができる。
【0012】ところで、フード3は閉時、機体に固定の
係合棒10にロック体16の鉤部Cが係合して位置決め
されるが、プレート取付部28の位置をこの係合位置R
から前方に離れた個所に設定(離間巾L)してある関係
上、ボンネット1の加工誤差や組立誤差等を修正する際
には、左右の取付ボルト29を長孔27の範囲内で前後
逆方向に若干ずらすことにより、係合位置Rではかなり
の調整巾wがとれるため、ボンネット1のラインをサイ
ドカバー2やフロントグリル22のラインに合せるライ
ン合せが容易となる利点がある。
【0013】また、係合棒10に係合するロック体16
及びプレートP等ロック装置11の主体部がボンネット
フード3の下方に突出することなくフード3内にに没入
した状態で装着されているので、ボンネットフード3の
開閉時にロック装置11の突出部で不用意にケガをする
ことはなく安全である。
【0014】
【考案の効果】本考案は、上述したように構成したの
で、レバー取付部材をプレートの曲げ加工品で構成で
き、しかもその折曲部を利用して係合棒に案内保持され
るガイド溝を打ち抜き等の方法で簡単に形成できるので
廉価にでき、また、係合部をボンネットに対する取付位
置から離れた個所に設けてあるのでボンネットの中心合
せの調整作動幅が大きくとれ部品の加工誤差や組立誤差
に対してボンネットのライン合せが容易にできるうえ安
全性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】レバーを取り外したロック装置の正面図であ
る。
【図2】レバーを取り外したロック装置の平面図であ
る。
【図3】レバーを取り外したロック装置の側面図であ
る。
【図4】ロック体の正面図である。
【図5】ロック解除作動用レバーの正面図である。
【図6】ロック解除作動用レバーの平面図である。
【図7】ロック解除作動用レバーの側面図である。
【図8】ボンネットフード前部の底面図である。
【図9】ボンネットフードにロック装置を装着した状態
の底面図である。
【図10】ロック状態におけるボンネットの側面図であ
る。
【図11】ロック状態におけるボンネットの正面図であ
る。
【図12】トラクタ前部の側面図である。
【符号の説明】
1 ボンネット 2 サイドカバー 3 ボンネットフード 5a 支点 10 係合棒 11 ロック装置 12 底板 13 立上り壁板 14 折曲部 15 ガイド溝 16 ロック体 21 ロック解除作動用レバー 27 長孔 28 プレート取付部 29 プレート取付ボルト P プレート R 係合棒に対するプレートの係合位置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部側を支点としてボンネットを開閉自
    在に装着した移動農機において、底板と立上り壁板を一
    体に折曲形成したプレートの折曲部に機体固定側に固設
    した係合棒に案内保持されるガイド溝を底板から立上り
    壁板にかけて切欠形成し、立上り壁板には前記ガイド溝
    に嵌入した係合棒に対し係脱自在に係合し、かつ、係合
    方向に付勢されたロック体を回動自在に装着し、底板の
    前部下方には前記ロック体に連係したロック解除作動用
    のレバーを上下方向に所定角度回動自在に装着してなる
    ロック装置を設け、該ロック装置をボンネット内に没入
    させた状態で底板の前端部をボンネットの回動先端側に
    固定したことを特徴とする移動農機のボンネットロック
    装置。
JP1992029923U 1992-04-08 1992-04-08 移動農機のボンネットロック装置 Expired - Lifetime JP2576266Y2 (ja)

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JPH0580973U JPH0580973U (ja) 1993-11-02
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JP5149870B2 (ja) * 2009-06-17 2013-02-20 株式会社クボタ 走行車両のボンネット支持構造
JP7424923B2 (ja) * 2020-06-25 2024-01-30 株式会社クボタ 作業車

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