JP6432425B2 - 閂受け装置 - Google Patents
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Description
図8に示すように、箱物等の構造物100は、開口部102を有するとともに、開口部102を開閉する蓋体104を有する。蓋体104の自由端側には、施錠装置106が設けられている。
本発明の目的は、ストライカの建付調整ができるとともに、蓋体が押圧された場合であっても開口部に対する蓋体の閉鎖状態を保持できる閂受け装置を提供することにある。
以下、本発明を車両Sに搭載される構造物としての荷室ボックス10が備える閂受け装置に具体化した一実施形態を図1〜図5を参照して説明する。なお、図において矢印FRは車両の前後方向Lのうち、前方を示し、矢印UPは車両の上下方向Hのうち上方を示し、矢印RIは車両の幅方向Wのうち、右方向を示している。
図2に示すように、荷室本体20は、枠体21と前記枠体21の外面に固定された前壁板22、左壁板23、右壁板24、底壁板25及び上壁板26から構成されている。各壁板22〜26は金属製パネルからなる。
図4に示すように操作レバー43が非操作状態の場合には、閂45の先端46は、前記開口48から機構部ケース47の外方へ突出されるとともに、この状態で機構部44が備えている図示しない弾性部材(例えば、バネ)にて、閂45が開口48から突出する方向へ付勢されていて、この突出状態が保持されている。本実施形態において、閂45が突出する方向は係入方向に相当し、その反対方向が反係入方向に相当する。この実線で示す閂45の先端46の位置が、閂45の係合位置としている。この係合位置に位置する閂45の機構部ケース47の開口48からの突出量a(図4参照)は、一定としている。
第2プレート部材54は、幅方向Wに延出されるとともに左右両端に一対の透孔54aが形成されている。第2プレート部材54は、各透孔54aと第1プレート部材53の長孔56a,57aに相対した状態でボルト63が挿通されて、このボルト60及びナット60aにより、第1プレート部材53に対して締結されている。また、この締結作業時において、第2プレート部材54は、長孔56aが許容する範囲で前後方向L(すなわち、取付面29に直交する方向)の取付け調整が可能である。長孔56a、57a、ボルト60及びナット60aは、建付調整部に相当する。
係入孔66は、荷室扉40が閉鎖状態の場合において施錠装置41の開口48から突出した閂45の係入が可能に閂45と相対配置されている。
次に、実施形態の作用を図4及び図5を参照して説明する。
なお、ストライカ52は、第1プレート部材53に対して第2プレート部材54をボルト63及びナット60aにて緩く締付けて仮取付け状態にするとともに、第1プレート部材53は、荷室本体20の下部後枠材27の取付面29に対してボルト59及びナット59aにて緩く締付けて仮取付け状態にしておく。
(1)本実施形態の閂受け装置50は、荷室ボックス10(構造物)の開口部35の周縁部に、係入孔66(係入部)に対する閂45の係入方向と同方向を含むように形成された取付面29を有する。また、ストライカ52は、取付面29に対して取付けられるとともに、係入孔66(係入部)を有し、ストライカ52と取付面29の両方には、荷室扉40(蓋体)が閉鎖状態であって、係合位置に位置する閂45に対する、係入孔66の相対位置を調整する長孔29a、53a(建付調整部)を備えている。
(2)本実施形態の閂受け装置50では、ストライカ52は、第1プレート部材53と第2プレート部材54を備えている。
次に第2実施形態を、図6を参照して説明する。なお、第1実施形態の構成と同一構成及び相当する構成については、同一符号を付し、第1実施形態と異なる構成について説明する。第1実施形態では、建付調整部として、取付面29には、長孔29aを形成し、第1プレート部材53の取付壁55には長孔53aをそれぞれ形成した。
また、第1プレート部材53の取付壁55には、長孔53aに代えて、幅方向Wに延びる複数の長孔53bを上下方向に並設し、各長孔53bを連通する連通部53cが第1プレート部材53の取付壁55に設けられたところが、第1実施形態と異なっている。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を、図7を参照して説明する。本実施形態では、第1実施形態の構成中、取付面29と、第1プレート部材53の取付壁55に対して、長孔29a、53aを上下方向に対して斜状に配置し、かつ、両長孔29a、53aを交差するように形成したものである。このようにしても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
・第1実施形態の長孔29aを第1プレート部材53の取付壁55に設け、その代わりに第1実施形態の長孔53aを取付面29に設けてもよい。この実施形態を第1実施形態の変形例1という。
図11(a)は、取付面29及び取付壁155のいずれか一方に上下方向に延びる長孔53aを設けて他方に円形の透孔を設けることにより、上下方向Hの建付調整が可能であることを示す。また、図11(b)は、取付面29及び取付壁155のいずれか一方に幅方向Wに延びる長孔29aを設けて他方に円形の透孔を設けることにより、幅方向Wの建付調整が可能であることを示す。
・前記実施形態では、ストライカ52を、プレート部材構成したが、ブロックで形成してもよい。この場合、ブロックに係入部として、有底の係入穴に形成してもよい。
・前記実施形態では、荷室扉40は、上下動する跳ね上げ式としたが、跳ね上げ式に限定するものではない。例えば、右方または左方に開く片開き式の扉、或いは下方へ回動することにより、開口部35を開放するとともに、開放した状態から上方へ回動することにより、開口部35を閉鎖状態にする扉であってもよい。
23…左壁板、24…右壁板、25…底壁板、26…上壁板、
27…下部後枠材、28…ヒンジ、29…取付面、
29a…長孔(ネジ挿通孔、建付調整部)、30…下部枠、
32…縦枠材、33…連結枠材、34…上部枠材、35…開口部、
36…上部覆板部、37…平板部、40…荷室扉(蓋体)、
41…施錠装置、42…軸、43…操作レバー、44…機構部、
45…閂、46…先端、47…機構部ケース、48…開口、
49a、49b…カバー片、50…閂受け装置、52…ストライカ、
53…第1プレート部材、53a…長孔(ネジ挿通孔、建付調整部)、
53b…長孔(ネジ挿通孔、建付調整部)、
53c…連通部(ネジ挿通孔、建付調整部)、54…第2プレート部材、
54a…透孔、54b…長孔(ネジ挿通孔、建付調整部)、
55…取付壁、56、57…取付片、58…突片(蓋体係止部)、
59、60…ボルト(建付調整部)、
59a、60a…ナット(建付調整部)、62…凹部、63…折曲片、
64…ガイド片、66…係入孔(係入部)、
100…構造物、101…壁部、102…開口部、104…蓋体、
106…施錠装置、107…軸、108…操作レバー、
110…機構部、112…閂、114…先端、116…ストライカ、
118…係止孔、155…取付壁、156…上部片、157…下部片、
M…空隙、N…荷台、S…車両、R…荷室、
a…突出量、b…隙間距離、c…掛り代、d…距離。
Claims (5)
- 係合位置と非係合位置に移動自在に設けられた閂を、構造物の開口部を開閉する蓋体が備えていて、前記係合位置に位置する閂を受け入れることにより、前記蓋体による前記開口部の閉鎖状態を保持する閂受け装置であって、前記閂を係脱自在に受け入れ自在に設けられた係入部を有するストライカを備えた閂受け装置において、
前記構造物の開口部の周縁部には、前記係入部に対する前記閂の係入方向と同方向を含むように形成された取付面を有し、
前記ストライカは、前記取付面に対して取付けられるとともに、前記係入部を有し、
前記ストライカと前記取付面の少なくともいずれか一方には、前記蓋体が閉鎖状態であって、前記係合位置に位置する閂に対する、前記係入部の相対位置を調整する建付調整部を備え、
前記ストライカには、前記蓋体に前記閂の反係入方向への押圧があった際に、前記蓋体に当接して前記閂の前記係入部からの離脱を防止する蓋体係止部を有し、
前記ストライカは、第1プレート部材と第2プレート部材を含み、
前記建付調整部による前記係入部の相対位置の調整は、前記取付面に含まれる方向であって、前記閂の係入方向と同方向及び前記閂の係入方向と直交する方向のうち、少なくともいずれか一方の方向の位置調整を、前記第1プレート部材が前記取付面に対して可能となっていることを含み、
前記第2プレート部材は、前記第1プレート部材との協働で、または単独で前記係入部を有し、
前記第1プレート部材に、前記蓋体係止部を有する閂受け装置。 - 前記建付調整部は、前記取付面及び前記第1プレート部材に形成されたネジ挿通孔であって、少なくともいずれか一方が長孔としたネジ挿通孔と、両ネジ挿通孔に貫通されたネジ部材とを含む請求項1に記載の閂受け装置。
- 前記建付調整部による前記係入部の相対位置の調整は、前記取付面に直交する方向の建付調整を、前記第2プレート部材が可能となっていることを含む請求項1または請求項2に記載の閂受け装置。
- 係合位置と非係合位置に移動自在に設けられた閂を、構造物の開口部を開閉する蓋体が備えていて、前記係合位置に位置する閂を受け入れることにより、前記蓋体による前記開口部の閉鎖状態を保持する閂受け装置であって、前記閂を係脱自在に受け入れ自在に設けられた係入部を有するストライカを備えた閂受け装置において、
前記構造物の開口部の周縁部には、前記係入部に対する前記閂の係入方向と同方向を含むように形成された取付面を有し、
前記ストライカは、前記取付面に対して取付けられるとともに、前記係入部を有し、
前記ストライカと前記取付面の少なくともいずれか一方には、前記蓋体が閉鎖状態であって、前記係合位置に位置する閂に対する、前記係入部の相対位置を調整する建付調整部を備え、
前記蓋体には、前記取付面を覆うカバー片を有し、
前記ストライカには、前記蓋体に前記閂の反係入方向への押圧があった際に、前記蓋体の前記カバー片に当接して前記閂の前記係入部からの離脱を防止する蓋体係止部を有し、
前記蓋体が閉鎖状態であって、前記カバー片と前記蓋体係止部との距離よりも、前記ストライカに対する前記閂の掛り代の方が長くなっている閂受け装置。 - 前記ストライカは、単一の部材からなり、
前記建付調整部による前記係入部の相対位置の調整は、前記取付面に含まれる方向であって、前記閂の係入方向と同方向及び前記閂の係入方向と直交する方向のうち、少なくともいずれか一方の方向の位置調整を、前記単一の部材が前記取付面に対して可能となっていることを含む請求項4に記載の閂受け装置。
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