JP4038445B2 - バール等による不正開ドア防止構造 - Google Patents

バール等による不正開ドア防止構造

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バールまたはそれに類似するもの(以下バール等という)で、家屋・部屋等の入口のドアを強引にコジ開けて、不正に侵入する犯行を防止する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、家屋・部屋の錠前を不正に解錠して侵入する強盗・窃盗等の犯行が急増している。そこで、いわゆるピッキング・カム送り・サムターン回し等の不正解錠行為に対応する錠前も各種のものが考案され、商品化されている。しかしそれらの不正解錠とは別に、家屋・部屋等のドアをバール等で強引にコジ開けて不正に侵入する犯行も急増している。
【0003】
これは、例えば図11ないし図13で示す如く、ドア側端部1とドア枠縦杆2の隙間sからバール等24の先端部を差し入れ、テコの原理で強引にコジ開けるものである。即ち、バール等24を片方へコジることでドア枠縦杆1が曲げられ(上記図12参照)、また他方にコジることでドア側が曲げられて(上記図13参照)、両者間の隙間sが大きく拡げられる。そのため、錠のカンヌキ(デッドボルト)8がドア枠縦杆2の受け座板(ストライク)10の受け孔16から抜け出て、外れてしまう(上記図11・図13参照、なお図面符号は本願発明の図面と一致させてある)。
【0004】
上記のようにバール等によりドアが無理やりにコジ開けられてしまうと、仮にドアにピッキング防止錠やカム送り防止錠等を設置してあっても、また錠前を二つ以上設けてあっても、殆ど防犯の役に立たないことになる。ドアが開けられる際の振動・音を、電子機器等により感知して大音響を発する装置もあるが、上記犯罪行為は夜間に短時間で行われることが多く、その部屋等や近隣の部屋等に在室している場合は別として、他人に目撃される可能性が少ないし、通報されて警察官や警備員等が駆けつけても犯行後になることが多い。
【0005】
そこで、バールによる不正開ドア行為を防止するために、従来例えば次のようなものが提案されている。これは、実用新案登録第3066531号公報に記載のもので、ドア枠に取り付けるカンヌキ受け金具の室外側面に、例えば鋼鉄製の縦長ほぼ直方体形状の補強材を溶接等で固着し、該補強材の室外側面がドア枠の室外側面の内側にくるように嵌め入れて、受け座板を介して皿ネジで固定するようにしたものである。
【0006】
これは、補強材で受け座板の室外側部分の強度を増すことにより、不正侵入者がドア枠縦杆とドア側端部との間にバール等の先端部を差し入れて、テコの原理でコジ開けようとしても、ドア枠側の受け座板の室外側部分およびドア枠の室外側部分が容易に変形せぬようにして、カンヌキが受け座板から離脱することを防止しようとするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のカンヌキ受け座板の室外側面に、縦長ほぼ直方体形状の補強材を固着し、該補強材の室外側面がドア枠の室外側面の内側にくるように嵌め入れて固定したものは、次の問題点がある。
【0008】
即ち、近時のドアは軽量化のために、表・裏面の鉄板の厚みが0.6〜0.8mm程度の薄いものになっている。そのため、上記の如く不正侵入者がドア枠縦杆とドア側端部との隙間にバール等の先端部を差し入れ、テコの原理でコジ開けようとした場合には、たとえドア枠縦杆側に充分な強度が有ったとしても、ドア側は大きな音を立てることなく簡単に、平面図で見て「へ」の字状、側面図で見て「く」の字状のように変形してしまう。
【0009】
またドア枠側も、内部にモルタルが詰まっていない建て付けが大半であるために、やはりドア枠縦杆が比較的簡単に湾曲させられてしまうことがある。
【0010】
したがって、ドア側端部とドア枠縦杆との隙間が大きく拡げられてしまい、ドア側の錠前のカンヌキがドア枠縦杆側の受け座板から抜け出し外れてしまう。その結果、施錠状態が解除されたのと同じことになり、押すか引くことで簡単にドアが開けられて、不正に侵入されてしまうことになる。
【0011】
本発明は、バール等による不正開ドア防止構造に関して、上記従来のものが有する問題点の解決を課題としたものである。即ち本発明の目的は、従来の構造のドア枠・錠前などは必要最小限だけ変更するというシンプルかつ安価な構成により、特に錠前のフロント板と受け座板(ストライク)を交換するだけで、バール等による不正開ドア行為を充分に防止できる構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
I 本発明に係るバール等による不正開ドア防止構造の第1は、
ドアAに取付けネジ30で取付けるカンヌキ付き錠3のフロント板4の一部を、その室外側端縁からドア枠縦杆2側へ、平面図で見てほぼL形状または逆L形状に延長して、ドアAを閉じた際に室外側からドア枠縦杆2内へ係合される掛止用部分7をもつ補強フロント板部5に形成し、該掛止用部分7に前記カンヌキ付き錠3のカンヌキ8が係合可能なカンヌキ掛止用孔9を形成し、
他方、ドア枠縦杆2に取り付ける受け座板10を、平面図で見て室外側の板部11とドア側の板部15を有するほぼ逆L形状またはL形状に形成して、ドア側の板部15はドア枠縦杆2に取付けネジ28で固定すると共に、該ドア側の板部15にカンヌキ8が係合する受け孔16を形成してなり、室外側の板部11はドア枠縦杆2の室外側面へ取付けネジ22で固定すると共に、該室外側の板部11に、上記補強フロント板部5の掛止用部分7がドア枠縦杆2内へ通過可能な縦長の孔13を形成してなり、
上記補強フロント板部5の掛止用部分7が、上記受け座板10の室外側の板部11の孔13内で係合している位置は、掛止用部分7の平面図で見てほぼL形状または逆L形状に屈曲した基部寄り部分7aと、受け座板10の室外側の板部11の平面図で見てほぼ逆L形状またはL形状に屈曲した基部寄り部分11aとであるものとしたものである。
【0013】
II 本発明に係るバール等による不正開ドア防止構造の第2は、
ドアAに取付けネジ30で取付けるカンヌキ付き錠3のフロント板4の室外側端縁を、ドア枠縦杆2側へ平面図で見てほぼL形状またはL形状に延長して、錠3の近傍でドア側端部1とドア枠縦杆2との隙間sを覆い得るカバー板部6を形成すると共に、該カバー板部6の内側に、平面図で見てほぼL形状または逆L形状で、ドアAを閉じた際に室外側からドア枠縦杆2内へ係合される掛止用部分7をもつ補強フロント板部5を固着し、該掛止用部分7に前記カンヌキ付き錠3のカンヌキ8が係合可能なカンヌキ掛止用孔9を形成し、
他方、ドア枠縦杆2に取り付ける受け座板10を、平面図で見て室外側の板部11とドア側の板部15を有するほぼ逆L形状またはL形状に形成して、ドア側の板部15はドア枠縦杆2に取付けネジ28で固定すると共に、該ドア側の板部15にカンヌキ8が係合する受け孔16を形成してなり、室外側の板部11はドア枠縦杆2の室外側面へ取付けネジ22で固定すると共に、該室外側の板部11に、上記補強フロント板部5の掛止用部分7がドア枠縦杆2内へ通過可能な縦長の孔13を形成し、
上記補強フロント板部5の掛止用部分7が、上記受け座板10の室外側の板部11の孔13内で係合している位置は、掛止用部分7の平面図で見てほぼL形状または逆L形状に屈曲した基部寄り部分7aと、受け座板10の室外側の板部11の平面図で見てほぼ逆L形状またはL形状に屈曲した基部寄り部分11aとであるものとしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
上記第1の発明は、主としてドアAとしての厚みが約40mm程度の場合に用いるのに最適な構造としたものである。ここでの補強フロント板部5は、錠3のフロント板4の室外側端縁の一部を、ドア枠縦杆2側へ平面図で見てほぼL形状または逆L形状に延長して補強フロント板部5としたもので、該補強フロント板部5は、ドアAを閉じた際にドア枠縦杆2内へ室外側から係合可能な掛止用部分7を有している。
【0015】
該掛止用部分7には、ドア枠縦杆2内でそこに突出してきたカンヌキ8の先部寄りを係合可能なカンヌキ掛止用孔9を形成してある。該掛止用部分7はフロント板4と一体物としておくのがよいが、別体を固着して一体化したものであってもよい。また充分な強度を有するように、例えばステンレス鋼製で充分な厚みを有するものとしておくのがよい。
【0016】
上記第2の発明は、主としてドアAとしての厚みが約36mm程度の場合に用いるのに最適な構造としたものである。ここでの補強フロント板部5は、錠3のフロント板4の室外側端縁のほぼ全体を、ドア枠縦杆2側へ平面図で見てほぼ逆L形状またはL形状に延長して、錠3の位置近傍でドア側端部1とドア枠縦杆2との隙間sを覆い得るカバー板部6を形成し、該カバー板部6の内側に、平面図で見てほぼL形状または逆L形状の金属板を固着して、補強フロント板部5にしたものである。
【0017】
該補強フロント板部5も、上記第1の発明のものと同様に、ドアAを閉じた際に室外側からドア枠縦杆2内へ係合される掛止用部分7を有しており、該掛止用部分7には、ドア枠縦杆1内でそこへ突出してきたカンヌキ8の先部寄りを係合可能なカンヌキ掛止用孔9を形成してある。ここでも、補強フロント板部5はフロント板4やカバー板部6と同様に、充分な強度を有するように例えばステンレス鋼製で充分な厚みを有するものにしておくのがよい。
【0018】
他方、ドア枠縦杆2に取り付ける受け座板10は、平面図で見てほぼ逆L形状またはL形状で、ドア枠縦杆2の室外側面へ固定する室外側の板部11に、上記補強フロント板部5の掛止用部分7がドア枠縦杆2内へ向けて通過可能な縦長状の孔13を形成してある。また該受け座板10のドア側の板部15には、従来のものと同様に、カンヌキ8やラッチボルト18が係合可能な受け孔16を有している。
【0019】
上記フロント板4のドア側端面1への取付けや、受け座板10の室外側の板部11の取付けは、強固に行えるなら手段を問わないが、前者4は例えば従来と同様にネジ止めで行えばよい。後者10のドア側の板部15は、従来と同様にドア枠縦杆2でドア側端部1との対向面に予めで形成してある切欠き部19に、該ドア側の板部15嵌め込んで同一面として、ドア枠縦杆2の裏面に予め固着してある取付け用板17に取付けネジ28を螺装して固定すればよい(例えば図5参照)。
【0020】
また後者10の室外側の板部11は、上記と同様にドア枠縦杆2の裏面に予め固着してある取付け用板20に取付けネジ用孔21から取付けネジ22を螺装して固定後、十字穴をドリルで削り取っておけばよい(例えば上記図5参照)。
【0021】
受け座板10の室外側の板部11を、ドア枠縦杆2の室外側面へ重ね合わせて固定するものでは、ドア枠縦杆2の室外側面にも上記補強フロント板部5の掛止用部分7がドア枠縦杆2内へ向けて通過可能な縦長状の孔12を形成してあり、この孔12を受け座板10の室外側の板部11の縦長状の孔13と合致させて固定する(例えば図6,図8参照)。
【0022】
また受け座板10の室外側の板部11を、ドア枠縦杆2の室外側面に形成した切欠き部に係合させて固定するものでは、ドア枠縦杆2の室外側面に縦長状の孔12は上記切欠き部が兼用するので不要である(例えば図10参照)。
【0023】
上記第1および第2の発明で、フロント板部7、補強フロント板部5、受け座板10等が、平面図で見てほぼL形状とか逆L形状と表現したが、これはドアAが左開きか右開きかによって逆になることは言うまでもない。また第1の発明では、補強用フロント板部5にカバー板部が無いから、室外側から補強フロント板部5、受け座板10の一部が露出する。そのため、ドアAの室外側面を同一面でドア側端縁からドア枠縦杆2側へ延長して、カバー板部14を形成しておくことが望ましい。
【0024】
図において、7aは掛止用部分7の基部寄り部分、7bは掛止用部分7のドア寄り側面、11aは受け座板10の室外側の板部11の基部寄り部分、13aは室外側の板部11に形成した孔13のドア寄り内端面、24はバール等、26サムターンを示す。
【0025】
上記本発明に係るバール等による不正開ドア防止構造の使用状態は、次のようになる。
まずドアAを閉めれば、従来のものと同様にドアAはドア枠Bの内側へ入り込み、ラッチボルト18はドア枠縦杆2の受け座板10の受け孔16の一部に係合する。この際、ドア枠縦杆2とドア側端部1との間に隙間sが生じている。
【0026】
それと同時に、本発明の第1のものでは、それまでの例えば図3で示したような状態から図4で示した如く、錠3のフロント板4から延びた補強フロント板部5の掛止用部分7が、室外側から受け座板10の室外側の板部11の孔13、ドア枠縦杆2の室外側面の孔12を経て、ドア枠縦杆2内に係合される(例えば図6も参照)。
【0027】
本発明の第2のものでは、それまでの例えば図9で示したような状態から、錠3のフロント板4から延びたカバー板部6が錠3の近傍を室外側からカバーすると共に、該カバー板部6内側に固着した補強フロント板部5の掛止用部分7が、上記第1のものと同様に、室外側から受け座板10の室外側の板部11の孔13を経て、ドア枠縦杆2内に係合される(例えば図10参照)。
【0028】
上記の状態で、錠3を室外側からキーを操作し、また室内側からサムターン26を操作すると、フロント板から突出したカンヌキ8が、従来と同様にドア枠縦杆2の受け座板10の受け孔16に係合して施錠される。その際に本発明の上記第1および第2のいずれのものも、カンヌキ8の先部寄りが更に、ドア枠縦杆2内に係合している補強フロント板部5の掛止用部分7のカンヌキ掛止用孔9へも係合して掛止される(例えば上記図6参照,なお図8,図9参照)。
【0029】
上記のように閉じられ施錠されているドアAが、バール等24を用いて室外側から不正にコジ開けられようとした場合は、次のようになる。
【0030】
不正に室外側からバール等24でドアAを開けようとする者は、ドア側端部1とドア枠縦杆2との隙間sにバール等24の先端部を差し込んでコジ開ける。従来のドアやドア枠では容易に変形してしまい、ドア側端部1とドア枠縦杆2との隙間sが拡がるので、カンヌキ8が受け座部10の受け孔16から抜け出してしまい(上記図11ないし図13参照)、ドアが開けられてしまった。
【0031】
しかし本発明の上記第1および第2のいずれのものも、上記の如く、錠3のフロント板4から延びた補強フロント板部5の掛止用部分7が、受け座板10の室外側の板部11の孔13等を経てドア枠縦杆2内へ係合し、ドアA側から突出して受け座板10の受け孔16に係合したカンヌキ8の先部寄りが、更に該掛止用部分7の掛止用孔9に係合・掛止されている。
【0032】
即ち、ドアA側のカンヌキ8は、ドア枠B側で受け座板10の受け孔16と補強フロント板部5の掛止用部分7の掛止用孔9とにより二重に掛止された状態になっている。換言すれば、ドアA側のカンヌキ8と補強フロント板部5の掛止用部分7と、ドア枠B側の受け座板10とは互いに係合・掛止状態にある(例えば上記図4,図6等参照)。
【0033】
そのため、まず第1に、バール等24の先端部を差し入れて左右に動かし、ドア枠縦杆2とドア側端部1の隙間sを拡げようと力を加えても、その際にドア枠縦杆2側の受け座板10と、該受け座板10の受け孔16内に係合した補強フロント板部5の掛止用部分7が互いに動ける範囲は、最大でも受け座板10に形成した孔13の横幅の範囲内である。即ち、両者10,7のそれ以上の動きは、掛止用部分7のドア寄り側面7bが孔13のドア寄り内端面13aに当たることで阻止され(例えば上記図8,図10参照)、それ以上に動くことは無い。
【0034】
ドア側端部1とドア枠縦杆2とが、それ以上に離れることが無いから、ドアAやドア枠Bもくの字状や逆くの字状に湾曲変形する余地が無く、両者A,B者間での隙間sもそれ以上に拡がらない。その結果、カンヌキ8が補強フロント板部5の掛止用部分7や受け座板10から離脱することは無く、バール等24で不正にドアAを開けることが防止される(例えば上記図8,図10参照)。
【0035】
第2に、上記補強フロント板部5の掛止用部分7が、受け座板10の室外側の板部11の孔13内で係合している位置は、掛止用部分7の平面図で見てほぼL形状または逆L形状に屈曲した基部寄り部分7aと、受け座板10の室外側の板部11の平面図で見てほぼ逆L形状またはL形状に屈曲した基部寄り部分11aとである。
【0036】
上記屈曲した両基部寄り部分7a,11aはいずれも、外力による曲げに対して強度が大きいから、掛止用部分7の先端寄りに外力が加わる場合と異なって、該掛止用部分7がカンヌキ8の先端から抜ける方向(例えば図8,図10で左方向)へ曲がってしまうようなことは無い。しかも該掛止用部分7の掛止用孔9には、カンヌキ8の先部寄りが係合しており互いに掛止状態にあるから、該掛止用部分7が曲がろうとすれば、掛止用孔9の内面がカンヌキ8の外面に当接して掛止されて、この点からも該掛止用部分7がバール等24による外力で曲がってしまうことが阻止されている。
【0037】
したがって、ドアA側の補強フロント板部5の掛止用部分7と、ドア枠B側のの受け座板10のドア側の板部15と、そしてカンヌキ8とは連結一体化した状態が維持されたままである。その結果、バール等24でドアAをコジ開けようとしてもその隙間sが拡がらず、カンヌキ8が補強フロント板部5の掛止用部分7や受け座板10から離脱しないから、不正にドアAを開けられることが防止される。
【0038】
なお、ドア枠縦杆2内に係合している掛止用部分7の先端部に、バール等24の力を及ぼすことは不可能であるから、該掛止用部分7が室外側から力で変形させられることはない。
【0039】
【実施例】
図1ないし図8は、本発明に係るバール等による不正開ドア防止構造の第1のものの実施例を示すものである。
【0040】
ここでのドアAは、ドア厚が約40mmのもので、従来とは少し異なり、室外側面をドア枠縦杆2側へ延長してカバー板部14を形成してある。このカバー板14は、ドアAの上端から下端までのもので、ここでは横幅をドア側端部1からドア枠縦杆2側へ約25mmほど突出したものにしてある。ここでのドアAは、室外側から見て左側が外開きになるものとしてある。
【0041】
上記ドアAにカンヌキ付き錠3を設けてあるが、該錠3のフロント板4だけを従来と違うものに交換してある。即ち、該フロント板4は、従来と同様に取付け用板29を介してドア側端部1に取付けネジ30で固定されているが、その室外側端縁からドア枠縦杆2側へ平面図で見てほぼL形状に延長形成された補強フロント板部5を有する。該補強フロント板部5は、ドアAを閉じた際にドア枠縦杆2内へ室外側から係合され得る掛止用部分7を有する。
【0042】
上記フロント板4および補強フロント板部5は、ここでは厚みが約2.0mmのステンレス鋼製で、カンヌキ8の縦寸法より大きい約45mmの縦寸法を有しており、ドア枠縦杆2側へ約15mmほど延びてから直角に屈曲して、ドアAを閉じた際にドア枠縦杆2内ヘ約30mmが係合され得る掛止用部分7を有する。該掛止用部分7にはカンヌキ掛止用孔9を形成してあり、受け座板10の受け孔16を経て突出してきたカンヌキ8の先部寄りが係合可能となっている。
【0043】
ドア枠Bは、予めドア枠縦杆2の室外側面に、上記ドアAのカバー板部14が係合可能な縦凹条を形成しておくと共に、その室外側面にはドアAを閉じた際の上記補強フロント板部5の掛止用部分7がドア枠縦杆2内へ通過可能に、ここでは横幅約11mm、縦幅約60mmの縦長の孔12を形成してある。
【0044】
ドア枠縦杆2に取り付ける受け座板10は、平面図で見て逆L形状で、ここでは厚さ約3.0mmのステンレス鋼製で、縦寸法が約110mmとして、上記縦凹条の室外側面へ固定する室外側の板部11の横幅を約24mmとしてある。そして該室外側の板部11に、上記ドア枠縦杆2に形成した通孔12に対応して、ドアAを閉じた際の上記補強フロント板部5の掛止用部分7がドア枠縦杆2内へ通過可能に、同じく横幅が約10mm、縦寸法が約60mmの縦長の孔13を形成してある。
【0045】
また該受け座板10のドア側の板部15は、横幅を約30mmとして、突出時のカンヌキ8やラッチボルト18が係合可能に、縦寸法が約70mm、横幅が約18mmの受け孔16を形成してある。
【0046】
該受け座板10をドア枠縦杆2へ固定するには、まずドア側の板部15は、ドア枠縦杆2のドア側端面1へ対向する面に予め形成してある切欠き部19に嵌め込み、両者2,10を同一面にした状態で、ここでは従来と同様に、ドア枠縦杆2の内側に予め溶接してある厚さ約4.5mmの取付け用板17の雌ネジ孔に、ドア側の板部15の上・下部寄りから各々取付けジ28を螺装するようにしてある。
【0047】
また室外側の板部11の取付けは、該板部11をドア枠縦杆2の室外側面に当接させ、ここではドア枠縦杆2の室外側面の内側に予め溶接してある厚さ約4.5mmの取付け用板20の雌ネジ孔に、室外側の板部11の上・下部寄りから各々取付けネジ22を螺装するようにしてある
【0048】
次に、図9ないし図10は、本発明に係るバール等による不正開ドア防止構造の第2のものの実施例を示すものである。
【0049】
まずここでのドアAは、ドア厚が約36mmのもので、従来一般のものとほぼ同じ形状をしており、上記第1のもののようなドアAの室外側面を延長したカバー板部14は設けてない。
【0050】
該ドアAに設けるカンヌキ付き錠3も、フロント板4は従来と異なり、カバー板部6と補強フロント板部5を有するものにしてある。即ち、ここでのフロント板4は、室外側端縁の高さ寸法、ここでは約180mmの縦幅で、ドア枠縦杆2側へ約31mmほど延長して、錠3の位置近傍でドア側端部1とドア枠縦杆2との隙間sや、受け座板10を室外側から覆い得るカバー板部6を形成してある。そして該カバー板部6の裏側に、平面図で見てほぼL形状の金属板を溶接で固着して補強フロント板部5を形成してある。
【0051】
該補強フロント板部5は、カンヌキ8の縦寸法より大きい約45mmの縦寸法を有し、フロント板4の室外側端縁からドア枠縦杆2側へ約15mmの位置で、上記第1のものと同様に、ドア枠縦杆2の受け座板10の縦長の孔13からドア枠縦杆2内へ係合可能にL形状に屈曲して、ドア枠縦杆2内ヘ約30mmだけ係合され得る掛止用部分7を有している。また該掛止用部分7には、ドア枠縦杆2内へ突出してきたカンヌキ8の先部寄りを係合可能なカンヌキ掛止用孔9を形成してある。
【0052】
上記フロント板4、カバー板部6および補強フロント板部5は、充分な強度を有するように、ここでも厚みが約2.0mmのステンレス鋼製としてある。
【0053】
ドア枠Bは従来のものと殆ど同じ構造のもので、ドア枠縦杆2でドア側端部1との対向面に、受け座板10のドア側の板部15を嵌め込み可能な大きさの切欠き部19を形成してあるが、それに加えて該ドア枠縦杆2の室外側面にも、受け座板10の室外側の板部11を嵌め込み可能な大きさの切欠き部31を形成してある。
【0054】
該ドア枠Bのドア枠縦杆2に固着する受け座板10は、平面図で見てほぼ逆L形状をしたもので、ここでは厚さ約3.0mmのステンレス鋼製で、縦幅が約110mm、ドア側の板部15の横幅を約30mmとして、カンヌキ8およびラッチボルト18が係合可能に、縦寸法が約70mm、横幅が約18mmの受け孔16を形成してある。
【0055】
また該受け座板10の室外側の板部11は、ここでは横幅を約20mmとしてあり、上記フロント板部5の掛止用部分7がドア枠縦杆2内へ通過可能な縦長状の孔13を形成してある。
【0056】
そして、該受け座板10のドア枠縦杆2への固定は、ドア側の板部15は、ここでは上記第1のものと同様に従来の方法により、ドア枠縦杆2の内側に予め溶接してある厚さ約4.5mmの取付け用板17の雌ネジ孔に、ドア側の板部15の上・下部寄りから各々取付けジ28を螺装するようにしてある。
【0057】
また室外側の板部11の取付けは、該板部11をドア枠縦杆2の室外側面に形成した切欠き部31に嵌め込み、室外側面の内側に予め溶接してある厚さ約4.5mmの取付け用板20の雌ネジ孔に、室外側の板部11の上・下部寄りから各々取付けネジ22を螺装するようにしてある。該取付けネジ22の頭部の十字孔は取付け後にドリルで削っておく
【0058】
なおここでは、上記第1の発明の実施例のようなドア枠縦杆2の室外側に形成する縦長状の孔12は、上記切欠き部31を形成してあることで不要となっている。
【0059】
図で、23は密封用パッキン、25はモルタルカバー、26サムターン、27はレバーハンドルを示す。なお、上記で示した各部の材質・各寸法等は、一般的なものの例示であり、これに限るものではないことは勿論である。
【0060】
上記構成のバール等による不正開ドア防止構造の使用状態は、上記発明の実施の形態の項で述べたことで明らかであるから、重複を避けるためここでは省略するが、上記実施例の寸法のものでは、受け座板10の室外側の板部11の孔13内で、補強フロント板部5の掛止用部分7が移動可能な範囲は僅かに2〜3mmであり、バール等24でコジ開けようとしても、ドア側端部1とドア枠縦杆2との隙間sの拡がりもその範囲内でしか生じず、ドアAやドア枠Bの変形も殆ど生じることがなかった。
【0061】
【発明の効果】
以上で明らかな如く、本発明に係るバール等による不正開ドア防止構造によれば、従来の構造のドア・ドア枠・錠前を必要最小限だけ変更するシンプルかつ安価な構成ながら、バール等により不正にドアを開ける行為を確実に防止することができる。
【0062】
即ち、近時はピッキング、カム送り、サムサーン送り等の不正解錠行為の他、ドアをバール等で強引にコジ開けて不正に侵入する犯行も急増している。特に後者の場合は、ドアにピッキング防止錠等や錠前が2つ以上設けてあっても役に立たない。そこで従来も、ドア枠縦杆の受け座板の室外側部分に補強材を設けて容易に変形しないように強度を増したものがあった。しかし近時のドアは、軽量化のために表・裏面の鉄板が薄くなっているので、仮にドア枠の受け座板に強度が有ったとしてもドア側が簡単に変形してしまい、ドアがドア枠縦杆から離れて隙間が拡がり、カンヌキが受け座板から抜け出て、不正に開ドアされてしまう。
【0063】
これに対して本発明に係るバール等による不正開ドア防止構造は、上記第1および第2のいずれのものも、錠のフロント板から延びた平面図で見てほぼL形状または逆L形状の補強フロント板部の掛止用部分が、室外側からドア枠縦杆の受け座板の孔を経てドア枠縦杆内へ係合し、かつドア側から突出したカンヌキが、受け座板の受け孔を経てさらに先部寄りを該掛止用部分の掛止用孔に掛止される構造としてある。
【0064】
これにより、ドア側のカンヌキが、ドア枠側で受け座板と補強フロント板部の掛止用部分とで二重に掛止されており、カンヌキと補強フロント板部の掛止用部分と、受け座板とが互いに係合・掛止状態にある。
【0065】
そのため、第1に、バール等の先端部をドア枠縦杆とドア側端部の隙間に差し入れて拡げようしても、ドア側の補強フロント板部の掛止用部分とドア枠側の受け座板が互いに係合・掛止状態にあるから、両者が動ける範囲は掛止用部分が係合している受け座板の孔の横幅の隙間の僅かな範囲内でしかない。それ以上に動かそうとしても、掛止用部分のドア寄り側面が孔のドア側内端面に当たることで阻止されるから、それ以上に動くことは無い。
【0066】
したがって、ドア側端部とドア枠縦杆とは、それ以上に離れることが無くなっており、ドアやドア枠がくの字状や逆くの字状に湾曲変形する余地も無いから、両者間の隙間はそれ以上に拡がらない。その結果、カンヌキは補強フロント板部の掛止用部分や受け座板の孔から離脱しないので、不正にドアを開けられることが防止できる。
【0067】
第2に、上記補強フロント板部の掛止用部分が受け座板の室外側の板部の孔に係合しているのは、掛止用部分の平面図で見てほぼL形状または逆L形状に屈曲した基部寄り部分であり、また該孔は受け座板の室外側の板部の平面図で見てほぼ逆L形状またはL形状に屈曲した基部寄り部分に近い位置である。
【0068】
上記屈曲した両基部寄り部分はいずれも外力による曲げに対して強度が大きいから、掛止用部分の先端寄りに外力が加わる場合と異なり、バール等による力が加わっても該掛止用部分がカンヌキから外れる方向へ変形してしまうようなことは無い。しかも該掛止用部分の掛止用孔にカンヌキの先部寄りが係合して、互いに掛止状態にあるから、この点からも該掛止用部分が変形してしまうようなことは無い。
【0069】
したがって、ドア側の補強フロント板部の掛止用部分と、ドア枠側の受け座板のドア側の板部と、カンヌキとは互いに連結一体化した状態が維持されたままであり、ドアとドア枠との隙間は拡がらない。その結果、バール等でコジ開けようとしても、カンヌキが補強フロント板部の掛止用部分や受け座板の孔から離脱しないので、不正にドアを開けることが防止できる。
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバール等による不正開ドア防止構造の第1のものの実施例で、ドア側の要部を示す斜視図である。
【図2】 本発明に係るバール等による不正開ドア防止構造の第1のものの実施例で、ドア枠側の要部を示す斜視図である。
【図3】 図1と図2で示した実施例の要部で、ドアがドア枠内へ閉じられる直前の状態を示す斜視図である。
【図4】 図1と図2で示した実施例の要部で、ドアがドア枠内へ閉じられた状態を示す斜視図である。
【図5】 図1と図2に示した実施例で、ドアが閉じられ施錠された状態を示す室外側から見た一部切欠き正面図である。
【図6】 図5で示した状態の一部切欠き平面図である。
【図7】 図6で示したもので、バール等をドアとドア枠の隙間に差し入れようとして、カバー板部をめくった際の一部切欠き平面図である。
【図8】 図6で示したもので、バール等でドアとドア枠の隙間を拡げようとしても拡がらない状態を示す一部切欠き平面図である。
【図9】 本発明に係るバール等による不正開ドア防止構造の第2のものの実施例の要部で、ドアがドア枠内へ閉じられる直前の状態を示す斜視図である。
【図10】 図9で示したもので、バール等でドアとドア枠の隙間を拡げようとしても拡がらない状態を示す一部切欠き平面図である。
【図11】 従来構造のドアとドア枠がバール等で隙間を拡げられて、カンヌキが受け座板から外れた状態を示す室外側からの正面図である。
【図12】 従来構造のドアとドア枠で、バール等でコジられてドア枠側が動き隙間が拡げられた状態を示す一部切欠き平面図である。
【図13】 図12で示した状態から、さらにバール等でコジられてドア側が動いて隙間が拡げられた状態を示す一部切欠き平面図である。
【符号の説明】
A−ドア
B−ドア枠
s−隙間
1−ドア側端部
2−ドア枠縦杆
3−錠
4−フロント板
5−補強フロント板部
6−カバー板部
7−掛止用部分
7a−基部寄り部分
7b−ドア寄り側面
8−カンヌキ
9−掛止用孔
10−受け座板
11−室外側の板部
11a−基部寄り部分
12−孔
13−孔
13a−ドア寄り内端面
14−カバー板部
15−ドア側の板部
16−受け孔
17−取付け用板
18−ラッチボルト
19−切欠き部
20−取付け用板
21−取付け用孔
22−取付け用ネジ
23−密封用パッキン
24−バール等
25−モルタルカバー
26−サムターン
27−レバーハンドル
28−取付け用ネジ
29−取付け用板
30−取付け用ネジ
31−切欠き部

Claims (2)

  1. ドアAに取付けネジ30で取付けるカンヌキ付き錠3のフロント板4の一部を、その室外側端縁からドア枠縦杆2側へ、平面図で見てほぼL形状または逆L形状に延長して、ドアAを閉じた際に室外側からドア枠縦杆2内へ係合される掛止用部分7をもつ補強フロント板部5に形成し、該掛止用部分7に前記カンヌキ付き錠3のカンヌキ8が係合可能なカンヌキ掛止用孔9を形成し、
    他方、ドア枠縦杆2に取り付ける受け座板10を、平面図で見て室外側の板部11とドア側の板部15を有するほぼ逆L形状またはL形状に形成して、ドア側の板部15はドア枠縦杆2に取付けネジ28で固定すると共に、該ドア側の板部15にカンヌキ8が係合する受け孔16を形成してなり、室外側の板部11はドア枠縦杆2の室外側面へ取付けネジ22で固定すると共に、該室外側の板部11に、上記補強フロント板部5の掛止用部分7がドア枠縦杆2内へ通過可能な縦長の孔13を形成してなり、
    上記補強フロント板部5の掛止用部分7が、上記受け座板10の室外側の板部11の孔13内で係合している位置は、掛止用部分7の平面図で見てほぼL形状または逆L形状に屈曲した基部寄り部分7aと、受け座板10の室外側の板部11の平面図で見てほぼ逆L形状またはL形状に屈曲した基部寄り部分11aとである、バール等による不正開ドア防止構造。
  2. ドアAに取付けネジ30で取付けるカンヌキ付き錠3のフロント板4の室外側端縁を、ドア枠縦杆2側へ平面図で見てほぼL形状またはL形状に延長して、錠3の近傍でドア側端部1とドア枠縦杆2との隙間sを覆い得るカバー板部6を形成すると共に、該カバー板部6の内側に、平面図で見てほぼL形状または逆L形状で、ドアAを閉じた際に室外側からドア枠縦杆2内へ係合される掛止用部分7をもつ補強フロント板部5を固着し、該掛止用部分7に前記カンヌキ付き錠3のカンヌキ8が係合可能なカンヌキ掛止用孔9を形成し、
    他方、ドア枠縦杆2に取り付ける受け座板10を、平面図で見て室外側の板部11とドア側の板部15を有するほぼ逆L形状またはL形状に形成して、ドア側の板部15はドア枠縦杆2に取付けネジ28で固定すると共に、該ドア側の板部15にカンヌキ8が係合する受け孔16を形成してなり、室外側の板部11はドア枠縦杆2の室外側面へ取付けネジ22で固定すると共に、該室外側の板部11に、上記補強フロント板部5の掛止用部分7がドア枠縦杆2内へ通過可能な縦長の孔13を形成してなり、
    上記補強フロント板部5の掛止用部分7が、上記受け座板10の室外側の板部11の孔13内で係合している位置は、掛止用部分7の平面図で見てほぼL形状または逆L形状に屈曲した基部寄り部分7aと、受け座板10の室外側の板部11の平面図で見てほぼ逆L形状またはL形状に屈曲した基部寄り部分11aとである、バール等による不正開ドア防止構造。
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