JP3510126B2 - 自動車のドアロック装置 - Google Patents

自動車のドアロック装置

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JP3510126B2
JP3510126B2 JP32181398A JP32181398A JP3510126B2 JP 3510126 B2 JP3510126 B2 JP 3510126B2 JP 32181398 A JP32181398 A JP 32181398A JP 32181398 A JP32181398 A JP 32181398A JP 3510126 B2 JP3510126 B2 JP 3510126B2
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宏 松谷
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアロッ
ク装置に関し、特に、ロックを解除するドアアウタハン
ドルとして開閉操作時に把持することができるグリップ
ハンドルが使用されている装置に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車のドアロック装置は、一般的に、
ロック機構のロックを解除する操作を行うドアアウタハ
ンドルおよびドアインナハンドルと、キー操作によりこ
れらハンドルによるロック解除を実行可能な解錠状態と
実行不可能な施錠状態とに切り換えるキーシリンダとを
備えている。そして、ドアアウタハンドルとキーシリン
ダとは、1つのベース部材に一体的に設けるのが一般的
であるが、デザイン上の理由や、あるいは開閉操作性の
理由などから、ドアアウタハンドルとキーシリンダを別
々に設置することがある。このように、ドアアウタハン
ドルとキーシリンダとを別々に設置したドアロック装置
として、例えば、実公平7−9979号公報に記載の技
術が公知である。 【0003】この従来公報に記載の技術は、上述のよう
にドアアウタハンドルとキーシリンダとが離れて設置さ
れているドアロック装置において、不正解錠を防止する
技術であって、キーシリンダがこじられた際に、キーシ
リンダが解錠方向に変位するのを防ぐキーステイを設け
たことを特徴とするものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車のド
アロック装置のドアアウタハンドルとして、前後方向に
延在された薄板状に形成されて下端に指を掛けて上方に
回動させるロック解除操作を行うプルアップタイプのも
のと、把持可能な棒状に形成されて、前後の一端が水平
方向に回動可能に支持されたグリップハンドルタイプの
ものが知られている。このグリップハンドルタイプのド
アアウタハンドルは、一端の支点側をドアの回動中心側
に配置し、他端の作用点側をドアの回動先端側に配置す
るのが一般的であり、また、このドアアウタハンドルの
回動をロック機構に伝達するための伝達機構は、ドアア
ウタハンドルの作用点側に設置されることになる。この
ため、キーシリンダも、この伝達機構が配置されるドア
アウタハンドルの作用点側、すなわち、ドアの回動先端
側に設置されることになる。 【0005】ところが、グリップタイプのドアアウタハ
ンドルとキーシリンダとを1つのベース部材に設けた構
造では、上述のようにキーシリンダをドアアウタハンド
ルの作用点側に配置すると、このキーシリンダの分だけ
ドアアウタハンドル全体(言い換えるとドアアウタハン
ドルの前後方向中心)が、ドアの端部から離れて配置さ
れることになる。このような構造では、ドアアウタハン
ドルに対して操作力を入力する入力点よりも外側に位置
するドアの長さが長くなり、ドアの開閉時に入力点より
も外側で回動するドアの投影面積が大きくなって、この
部分がドアの開閉時に乗降する人と干渉し易くなり、開
閉操作性が悪化するという問題が生じる。 【0006】そこで、これを解決するために、キーシリ
ンダをドアアウタハンドルとは別体に設け、少なくとも
キーシリンダの分だけドアアウタハンドルをドアの回動
先端側の位置に設置して、上記問題を改善することが考
えられる。この場合、キーシリンダは、伝達機構が配置
されている位置である、ドアアウタハンドルと上下方向
で重なる位置に配置するのが一般的である。 【0007】しかしながら、従来、このような構成にお
いてキーステイを設けるにあたり、ドアアウタハンドル
を極力ドアの回動先端側に配置させること、キーステイ
を強固に固定すること、キーステイの取付作業生に優れ
ること、安価な構成とすること、を満足させる技術につ
いて提案されていなかった。すなわち、ドアアウタハン
ドルをドアに取り付ける場合、その作業はドアインナパ
ネル側に作業用の開口部を形成し、この開口部から作業
を行うが、ドアの端部においてはドアインナパネルは、
ドアアウタパネルとの接合部に向けて車幅方向に形状を
変化させており、この部位に開口部を設けるのが難しい
ものであり、したがって、ドアインナパネルに開口部を
設けることが可能な位置よりもドア端部側にベース部材
およびドアアウタハンドルを設けるのが難しい。また、
キーステイを強固に固定するには、キーステイをベース
部材に対して複数箇所で固定する必要があるが、これら
複数箇所のそれぞれに固定用の締結部材を設定するとコ
ストアップを招き、かつ作業手間が増え、かつ上記理由
と同様の理由でドアの端部に近い位置に配置するのが難
しい。 【0008】本発明は、グリップタイプのドアアウタハ
ンドルと上下方向で重なる位置にキーシリンダを設置し
たドアロック装置において、キーステイを強固に固定す
ること、キーステイの取付作業生に優れること、低コス
トな構成とすることを達成可能とすることを第1の目的
とし、さらに、キーステイのガタツキを防止して騒音発
生を防止することを第2の目的とし、加えて、グリップ
ハンドルを極力ドアの回動先端側に配置させて操作性の
向上を図ることを第3の目的としている。 【0009】上述の目的を達成するために、本発明の自
動車のドアロック装置は、ドア(D)の内部に設けられ
て、車体側の係合部材と係合してドア(D)をロックす
るロック機構(1)と、このロック機構(1)と上下方
向で重なる位置のドア(D)後端部外側に設けられ
て、ロックを解除するグリップ形式のドアアウトサイド
ハンドル(2)と、このドアアウトサイドハンドル
(2)前端の支点側が回動可能に取り付けられてドア
アウトサイドハンドル(2)後端の作用点側が車外方
向に回動可能に支持され、かつ、ドアアウタパネル
(3)に対して固定されたベース部材(4)と、前記ド
アアウトサイドハンドル(2)に対する開操作を伝達し
て前記ロック機構(1)のロックを解除させる伝達機構
(13)と、前記ドアアウタパネル(3)に取り付けら
れて、キー操作により前記伝達機構(13)を、前記ド
アアウトサイドハンドル(2)によるロック機構(1)
のロック解除を可能とする解錠状態と、ロック機構
(1)のロック解除を不可能とする施錠状態とに切り換
えるキーシリンダ(20)と、を備え、前記キーシリン
(20)が、ドアアウトサイドハンドル(2)の中間
と上下方向で重なる位置に配置されているドアロック
装置であって、前記ドア(D)内のドア後端部近傍位置
には、ボルト(7)を挿通する穴がドア(D)の後端面
を向いて形成されたブラケット(8)が設けられ前記
ベース部材(4)は、前部が車幅方向を向いたボルト
(6)によりドア(D)の内側からドアアウタパネル
(3)に対して固定されるとともに、後部がドア後端面
から差し込まれたボルト(7)により前記ブラケット
(8)に固定され、 前記ベース部材(4)の中間部にお
いて、前記キーシリンダ(20)の上方位置にボス(4
b)が突設され、 前記ボス(4b)の中間部には、軸径
を小さくする向きに係止溝(4c)が形成され、 前記ベ
ース部材(4)には、前記キーシリンダ(20)がドア
アウタパネル(3)に対して解錠操作方向に変位するの
を規制するキーステイ(22)が取り付けられ、 このキ
ーステイ(22)は、金属板により形成され、前後方向
に延在された基部(22a)と、この基部(22a)の
後端部から下方に延在されて下端が前方に鉤状に曲げら
れて前記キーシリンダ(20)の下面に回り込んだアー
ム部(22b)とを有し、 前記基部(22a)には、そ
の前端部と後端部とに第1取付用穴(22c)と第2取
付用穴(22d)が形成され、 前記第2取付用穴(22
d)には、前記ボス(4b)を挿通可能な大径穴(22
e)と、この大径穴(22e)に一端を開口して大径穴
(22e)の軸心から遠ざかる方向に延在された長穴
(22f)とが形成され、 前記キーステイ(22)は、
前記基部(22a)の後端部の第2取付用穴(22d)
の長穴(22f)に前記ベース部材(4)から突設され
たボス(4b)の係止溝(4c)を係合するとともに前
記基部(22a)の第1取付用穴(22c)に前記ボル
ト(6)を挿通してベース部材(4)と共締めしてベー
ス部材(4)に固定され、 前記キーステイ(22)の長
穴(22f)の上下に、キーステイ(22)の長穴(2
2f)の縁部と係止溝(4c)との隙間を埋めることが
できるだけ突出している凸部(22g)が設けられ、
記凸部(22g)は、キーステイ(22)の長穴(22
f)の上下をエンボス加工して形成されているととも
に、その突出代は長穴(22f)の縁部と係止溝(4
c)との隙間よりも大きな寸法に形成されている構成と
した。 【0010】 【0011】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図2は実施の形態をドアロック
装置を適用したドアDを示す側面図であって、このドア
Dの前端部(図中左端部)が車体に回動可能に支持さ
れ、後端部の内部に車体側に設けられたストライカなど
の係合部材と係合する例えば、ラッチなどを備えたロッ
ク機構1が設けられ、後端部の外側に、このロック機構
1のロックを解除するドアハンドル(ドアアウトサイド
ハンドル)2が設けられている。 【0012】このドアハンドル2は、図2のS3−S3
断面図である図3、あるいは図1の斜視図に示すよう
に、グリップタイプのものであり、図3に示すように、
前端部がドアアウタパネル3に取り付けられたベース部
材4に枢軸5を中心に水平方向に回動可能に支持されて
おり、これにより後端部が作用点として図において想像
線で示す位置まで車外方向に回動するよう構成されてい
る。 【0013】前記ベース部材4は、ドアアウタパネル3
に開口されている取付穴3aに一部を差し込んで、前端
部が、軸心を車幅方向に向けたボルト6によりドアアウ
タパネル3に設けられたブラケット3b(図4参照)に
固定されている一方、後端部が、ベース部材4からドア
D内に突設された略L字状のブラケット4aにより、軸
心を前後方向に向けたボルト7によりドアDの内部に設
けられたブラケット8(図4参照)に固定されている。
なお、このボルト7の締結は、ドアインナパネル9の後
端面に設けた作業穴9a(プラグ10で塞がれている)
から行う。これは、ドアハンドル2をできるだけドアD
の後端部(回動先端側)に配置するためであり、本実施
の形態では、このように、後端面側から作業を行う位置
に配置することにで、ベース部材4の後端部の位置を、
ドアDの内側から締結作業を行うためのスペースを確保
することのできない位置まで後方に下げて配置すること
により、ドアハンドル2のセンタ位置Cをできる限り後
方に配置しているものである。また、ボルト6の締結作
業は、ドアインナパネル9の車内側面に開口されている
作業穴9bから行うものであり、この作業穴9bは樹脂
製のフィニッシャ15により覆い隠される。また、図3
において、11はサッシであり、このサッシ11に沿っ
て窓ガラス12がドアD内を昇降するよう構成されてい
る。 【0014】前記ドアハンドル2の作用点である後端部
には、ドアDの内部に向けて伝達用ブラケット2aが突
設され、この伝達用ブラケット2aが、図4に示すよう
に、複数のロッドやリンクなどから構成された伝達機構
13を介して、前記ロック機構1と操作力を伝達可能に
連結されている。なお、この伝達機構13は周知の構成
であるので、詳細な説明は省略する。そして、伝達機構
13の途中であってドアハンドル2の下方位値には、図
2にも示しているように、キーシリンダ20が設けられ
ている。このキーシリンダ20は、キー操作により、ロ
ック機構1を、ドアハンドル2の操作によるロック解除
を実行可能な解錠状態と、ドアハンドル2によるロック
解除を実行不可能な施錠状態とに切り換える周知のもの
である。なお、前記キーシリンダ20は、図5に示す、
エスカッション21により、ドアアウタパネル3に弾性
をもって圧着されている。また、図5において、13a
は前記伝達機構13の一部を構成してキーシリンダ20
の操作力をロック機構1に伝達するロッドである。 【0015】前記ドアアウタパネル3の内側に位置し
て、前記ベース部材4に、キーステイ22が固定されて
いる。このキーステイ22は、金属板により形成されて
おり、図1および図4に示すように、前後方向に延在さ
れている基部22aと、この基部22aの後端部から鈎
状に形成されて下方に延在されたアーム部22bとを有
し、アーム部22bの先端部が前記キーシリンダ20の
下面に回り込んで、キーシリンダ20がドアアウタパネ
ル3に対して下方に傾いて変位するのを防止し、これに
より、キーシリンダ20の不正解錠を防止するものであ
る。 【0016】このキーステイ22は、図1に示すとお
り、第1取付用穴22cと第2取付用穴22dとが開口
されている。第1取付用穴22cは、図3に詳細に示し
ているとおり、ベース部材4の枢軸5の近傍位置におい
て前記ボルト6によりベース部材4とドアアウタパネル
3に共締めされて固定されている。また、第2取付用穴
22dは、図1に示すように、前端部の大径穴22eと
この大径穴22eから後方に延在された細長い長穴22
fとで構成されている。そして、大径穴22eは、ベー
ス部材4からドアD内に突設されているボス4bを挿通
可能な外径に形成されており、一方、長穴22fは、ボ
ス4bの基端部に形成された係止溝4c(図6の断面図
参照)と係合可能に形成されている。なお、前記長穴2
2fの上下には、エンボス22gが突設されている。こ
のエンボス22gは、キーステイ22の板厚とエンボス
22gの突出量を合わせた寸法が、前記係止溝4cの溝
幅よりもわずかに大きな寸法となるよう突出されてい
る。 【0017】次に、上述の実施の形態のドアロック装置
のドアハンドル2,ベース部材4,キーステイ22の取
付作業を説明する。まず、ベース部材4をドアアウタパ
ネル3の取付穴3aに対して外側から取り付け、ブラケ
ット4aおよびボス4bをドアDの内部に差し込む。そ
して、この状態でキーステイ22の第2取付用穴22d
の大径穴22eにボス4bを差し込むようにしてキース
テイ22をベース部材4に取り付け、さらに第2取付用
穴22dの長穴22fとボス4bの係止溝4cとが係合
するように、キーステイ22を前方にスライドさせる。
これによりキーステイ22とベース部材4とが係合さ
れ、ドアアラタパネル3をキ−ステイ22とベ−ス部材
4とで狭持するため、ベース部材4とキーステイ22と
がドアアウタパネル3から脱落することがない仮止め状
態となる。この状態において、第1取付用穴22cとベ
ース部材4のねじ穴4dとの位置が一致しているととも
に、キーステイ22のアーム部22bがキーシリンダ2
0の下面に当接することになる。 【0018】この後、第1取付用穴22cとねじ穴4d
に対してドアインナパネル9の車内側面に開口した作業
孔9bからボルト6を締結するとともに、ドアインナパ
ネル9の後端面に設けた作業穴9aからブラケット8の
に対してボルト7を締結し、これによって、ベース部材
4ならびにキーステイ22がドアDに固定され、以上で
取付作業を終える。ちなみに、キーステイ22は、ボル
ト6とボス4bとの2点支持となる。 【0019】上述の実施の形態にあっては、ベース部材
4の両端を固定するボルト6,7のうち、後側のボルト
7の締結を前後方向に向けて行うことにより、両方のボ
ルトをボルト6のように車幅方向に向けて固定する構造
に比べて、ドアDの内側からの作業スペースを確保する
ことができない位置(言い換えると、ドアインナパネル
9の作業穴9bから固定作業を行うことができない位
置)までドアハンドル2およびこれを支持するベース部
材4をドアDの後端側へ配置でき、これにより、ドアハ
ンドル2のセンタ位置Cよりも外側に位置するドアDの
面積を小さくして開閉操作性を向上させることができる
という効果が得られる。そして、このようにドアハンド
ル2をドアDの後端に配置するためにボルト6,7の向
きを異ならせた構造では、キーステイ22の固定にボル
ト7を利用することができず、かといって、ボルト6の
みの固定では、キーステイ22に入力があった場合にキ
ーステイ22が回転してキーシリンダ20の不正解錠防
止性能が劣るものとなる。しかしながら、本実施の形態
では、ベース部材4においてキーシリンダ20のほぼ真
上の位置にボス4bを設定し、これを用いてキーステイ
22の固定を行うようにしたため、新規にキーステイ2
2の固定用のボルトを設定するのに比べ、簡単な取付作
業でありながら強固に固定することができるという効果
が得られる。 【0020】さらに、本実施の形態では、ボス4bを用
いてキーステイ22の固定を行うにあたり、ボス4bに
係止溝4cを形成するとともに、キーステイ22の第2
取付用穴22cに大径穴22eと長穴22fとを設けた
ため、長穴22fと係止溝4cとを係合させた段階でベ
ース部材4ならびにキーステイ22の仮止めを行うこと
ができ、ボルト6,7の締結時に、ベース部材4ならび
にキーステイ22をしっかりと保持する必要がなくな
り、作業生が向上するという効果が得られる。 【0021】加えて、本実施の形態では、長穴22fの
上下にエンボス22gを設け、キーステイ22がボス4
bの係止溝4cに対してぐらつくことがないように構成
したため、非常に簡単な構成によって、走行時にこの部
分がガタ付いて騒音が発生するのを防止することができ
るという効果が得られる。 【0022】以上、本発明の実施の形態を図面により説
明したが、本発明の構成はこの実施の形態の構成に限定
されるものではない。例えば、キーステイ22は、キー
シリンダ20の不正解錠を防止できる形状であって、ベ
ース部材4に少なくとも2点で固定されるものであれ
ば、実施の形態で示した形状に限定されるものではな
い。 【0023】 【発明の効果】以上説明してきたように本発明の自動車
のドアロック装置は、グリップタイプのドアハンドルを
支持するベース部材に、キーシリンダがドアアウタパネ
ルに対して解錠操作方向に変位するのを規制するキース
テイが取り付けられ、このキーステイは、その基部の前
端部をベース部材と共締めするとともに、基部の後端部
に形成された取付用穴をベース部材に突設されたボスに
係合させて、ベース部材に固定されている構成としたた
め、キーステイを簡単な構成で強固に固定することがで
きるという効果を奏し、かつ、ボルトによる固定は1箇
所であり、もう1箇所はボスと取付用穴との係合として
いて締結作業が不要であるから作業性に優れているとい
う効果を奏し、かつ、ボスはベース部材と一体に成形す
ることが可能であり締結部材を省略できる分だけコスト
ダウンを図ることができるという効果を奏する。 【0024】また、キーステイの前端部を固定するボル
トによりベース部材と共締めしたため、キーステイ固定
専用の締結部材を省略することができ、コスト低減を図
ることができるという効果を奏する。また、ボスの中間
部に、軸径を小さくする向きに係止溝を形成し、取付用
穴に、ボスを挿通可能な大径穴と、この大径穴に一端を
開口して大径穴の軸心から遠ざかる方向に延在された長
穴とを形成し、この長穴をボスの係止溝に係止させるよ
う構成したため、キーステイのボスからの脱落を確実に
防止して、安価な手段によりキーステイの固定を確実な
ものとすることができるという効果を奏する。また、キ
ーステイの長穴の上下に、キーステイの長穴の縁部と係
止溝との隙間を埋めることができるだけ突出している凸
部を設けたため、キーステイが係止溝内でがたつくこと
がなく、走行時の騒音発生を防止することができるとい
う効果を奏する。また、キーステイを金属板により形成
し、凸部は、キーステイの長穴の上下をエンボス加工し
て形成するとともに、その突出代は長穴の縁部と係止溝
との隙間よりも大きな寸法に形成したため、キーステイ
の長穴の縁部とボスの係止溝とを係合させる際に、凸部
と係止溝とを弾性変形させて嵌め合わせることになり、
上記ガタツキ防止をより確実に行うことができるという
効果を奏する。また、ドア内の後端部に近い部位に設け
たブラケットに、ボルトを挿通する穴をドアの後端面を
向けて形成したため、ブラケットを締結する作業をドア
の後端面側からの作業とすることができ、よって、この
ブラケットを、ドアの内側に作業用の穴を確保すること
ができない端部に配置させることができ、それだけ、ド
アアウタハンドルをドアの後端部側に配置させて、操作
性の向上を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明実施の形態の自動車のドアロック装置の
要部の斜視図である。 【図2】実施の形態の自動車のドアロック装置を適用し
たドアの側面図である。 【図3】図2のS3−S3線による断面図である。 【図4】実施の形態の要部の構造を示す側面図である。 【図5】実施の形態の要部の構造を示す縦断面図であ
る。 【図6】実施の形態の要部の断面図である。 【符号の説明】 1 ロック機構 2 ドアハンドル(ドアアウトサイドハンドル) 2a 伝達用ブラケット 3 ドアアウタパネル 3a 取付穴 3b ブラケット 4 ベース部材 4a ブラケッ 4b ボス 4c 係止溝 4d ねじ穴 5 枢軸 6 ボルト 7 ボルト 8 ブラケッ 9 ドアインナパネル 9a 作業穴 9b 作業穴 10 プラグ 11 サッシ 12 窓ガラス 13 伝達機構 13a ロッド 15 フィニッシャ 20 キーシリンダ 21 エスカッション 22 キーステイ 22a 基部 22b アーム部 22c 第1取付用穴 22d 第2取付用穴 22e 大径穴 22f 長穴 22g エンボス(凸部) C センタ位置 D ドア
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/12 - 65/42 E05B 1/00 B60J 5/04 E05B 9/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ドア(D)の内部に設けられて、車体側
    の係合部材と係合してドア(D)をロックするロック機
    (1)と、 このロック機構(1)と上下方向で重なる位置のドア
    (D)後端部外側に設けられて、ロックを解除するグ
    リップ形式のドアアウトサイドハンドル(2)と、 このドアアウトサイドハンドル(2)前端の支点側が
    回動可能に取り付けられてドアアウトサイドハンドル
    (2)後端の作用点側が車外方向に回動可能に支持さ
    れ、かつ、ドアアウタパネル(3)に対して固定された
    ベース部材(4)と、 前記ドアアウトサイドハンドル(2)に対する開操作を
    伝達して前記ロック機構(1)のロックを解除させる伝
    達機構(13)と、 前記ドアアウタパネル(3)に取り付けられて、キー操
    作により前記伝達機構(13)を、前記ドアアウトサイ
    ドハンドル(2)によるロック機構(1)のロック解除
    を可能とする解錠状態と、ロック機構(1)のロック解
    除を不可能とする施錠状態とに切り換えるキーシリンダ
    (20)と、 を備え、前記キーシリンダ(20)が、ドアアウトサイ
    ドハンドル(2)の中間部と上下方向で重なる位置に配
    置されているドアロック装置であって、前記ドア(D)内のドア後端部近傍位置には、ボルト
    (7)を挿通する穴がドア(D)の後端面を向いて形成
    されたブラケット(8)が設けられ前記ベース部材(4)は、前部が車幅方向を向いたボル
    ト(6)によりドア(D)の内側からドアアウタパネル
    (3)に対して固定されるとともに、後部がドア後端面
    から差し込まれたボルト(7)により前記ブラケット
    (8)に固定され、 前記ベース部材(4)の中間部において、前記キーシリ
    ンダ(20)の上方位置にボス(4b)が突設され、 前記ボス(4b)の中間部には、軸径を小さくする向き
    に係止溝(4c)が形成され、 前記ベース部材(4)には、前記キーシリンダ(20)
    がドアアウタパネル( 3)に対して解錠操作方向に変位
    するのを規制するキーステイ(22)が取り付けられ、 このキーステイ(22)は、金属板により形成され、前
    後方向に延在された基部(22a)と、この基部(22
    a)の後端部から下方に延在されて下端が前方に鉤状に
    曲げられて前記キーシリンダ(20)の下面に回り込ん
    だアーム部(22b)とを有し、 前記基部(22a)には、その前端部と後端部とに第1
    取付用穴(22c)と第2取付用穴(22d)が形成さ
    れ、 前記第2取付用穴(22d)には、前記ボス(4b)を
    挿通可能な大径穴(22e)と、この大径穴(22e)
    に一端を開口して大径穴(22e)の軸心から遠ざかる
    方向に延在された長穴(22f)とが形成され、 前記キーステイ(22)は、前記基部(22a)の後端
    部の第2取付用穴(22d)の長穴(22f)に前記ベ
    ース部材(4)から突設されたボス(4b)の係止溝
    (4c)を係合するとともに前記基部(22a)の第1
    取付用穴(22c)に前記ボルト(6)を挿通してベー
    ス部材(4)と共締めしてベース部材(4)に固定さ
    れ、 前記キーステイ(22)の長穴(22f)の上下に、キ
    ーステイ(22)の長穴(22f)の縁部と係止溝(4
    c)との隙間を埋めることができるだけ突出している凸
    部(22g)が設けられ、 前記凸部(22g)は、キーステイ(22)の長穴(2
    2f)の上下をエンボス加工して形成されているととも
    に、その突出代は長穴(22f)の縁部と係止溝(4
    c)との隙間よりも大きな寸法に形成され ていることを
    特徴とする自動車のドアロック装置。
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