JP3716900B2 - 車両用フードロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用のフードロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両組立ラインのフードロック装置を取り付ける工程では、フードロック装置をエンジンルーム内に固定した後、車体に開閉自在に支持されたフードを閉じてフェンダーとフードとの高さ面を調整し、再びフードを開ける作業が行われる。このときのフードを開ける作業は、作業者が車両前部から車内運転席に設けたフードオープナーハンドルまで移動しなければならないため、作業能率が悪いという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の問題点を解決するために、車両組立ライン中において、作業者が車両前部から運転席まで移動しなくても、ジグを使用することによりフードロック装置をロック解除し、フードを開けることができるようにし、もって作業能率を向上させることが考えられている。
【0004】
しかし、ジグによりフードロック装置のロック解除が可能であると、車両完成後において、不正行為によりフードロック装置のロック解除が可能になり、フードが開けられるおそれがある。
【0005】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、車両組立ライン中の作業能率を向上させ、しかも不正行為によるロック解除を防止した車両用フードロック装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 車体と車体に開閉自在に支持されたフードとのいずれか一方に固定される基板の裏面側に、フードの閉止時に、前記車体とフードとのいずれか他方に固着されたストライカに係脱可能なラッチと、該ラッチに係合可能でフードを閉止状態に拘束するロッキングプレートとを枢着した車両用フードロック装置において、前記基板側に前記ロッキングプレートのアーム部が表面側に覗き、かつ前記アーム部を解除方向へ押動操作可能なジグを前記基板の表面側から挿入可能な開口部を形成するとともに、前記基板の表面側に前記開口部を隠蔽するカバーを取り付ける。
【0007】
(2) カバーが、開口部を隠蔽する蓋部と、該蓋部から開口部側に延び、前記開口部周縁に弾性係合する足部とを有するものとする。
【0008】
(3) 開口部を、基板の表面側に固着されたフロントブラケットの凹部に形成し、カバーの蓋部を該凹部に配置する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図面を参照して説明する。
フードロック装置(1)は、図1及び図4に示すように、車体のエンジンルーム内のセンタースティ(2)及びフレーム(3)に固着した基板(4)の裏面側(車両後方)に、車体に開閉自在に支持されたフード(5)側に固着されて、フード(5)の閉止時に、基板(4)の溝(4b) に進入してくるストライカ(6)と噛合して回動するラッチ(7)と、ラッチ(7)に係合して、ラッチ(7)の回動を阻止するとともに運転席に配置されたフードオープナハンドル(図示略)にワイヤを介して連結されるロッキングプレート(8)とを、それぞれ軸(9)(10)をもって枢着したものよりなっている。(11)は、基板(4)の表面側に、軸(12)をもって枢着され、操作部(11a)を有するセカンダリーラッチである。
【0010】
(13)は、基板(4)の表面側に溶接により固着された固着片(13a)と、基板(4)側に向けて凹んだ凹部(13b)と、図3に示す基板(4)に形成された開口部(4a)と重合する矩形の開口部(13c)とを有するフロントブラケットである。フロントブラケット(13)の開口部(13c)からは、基板(4)の開口部(4a)を介して、図5に示すようにロッキングプレート(8)のアーム部(8a)の一部が基板(4)の表面側に覗いている。
【0011】
車両前方からジグ(または治具)をフロントブラケット(13)及び基板(4)の開口部(13c)(4a)に挿入して、基板(4)の裏面側に覗くロッキングプレート(8)のアーム部(8a)を解除方向(図5において左方)に押動することにより、ロッキングプレート(8)はラッチ(7)から外れ、フード(5)を開けることが可能になる。
【0012】
(14)は、フロントブラケット(13)の開口部(13c)を隠蔽する合成樹脂のカバーで、フロントブラケット(13)の凹部(13b)内に収まって開口部(13c)を隠蔽する蓋部(14a)と、蓋部(14a)から基板(4)側に延びて開口部(13c)の周縁に弾性係合する爪部(14b)を有する左右1対の足部(14c)と、各足部(14c)間に形成されて開口部(13c)に嵌入する防御壁(14d)とを有している。
【0013】
車両組立ラインにおいて、フード(5)を閉じて、ストライカ(6)をラッチ(7)に噛合させた状態で、フード(5)とフェンダーとの高さ調整を行った後、車両前方から特別のジグを開口部(13c)(4a)に挿入してロッキングプレート(8)のアーム部(8a)を解除方向に押動することにより、ロッキングプレート(8)はラッチ(7)から外れて、フード(5)の開放が可能になる。
【0014】
次の工程で、各足部(14c)をフロントブラケット(13)の開口部(13c)に挿入して弾性係合させることにより、カバー(14)をフロントブラケット(13)に固定して、蓋部(14a)により開口部(13c)を完全に隠蔽する。従って、車両完成後において、不正行為によりジグを開口部(13c)に挿入させようとしても、ジグの進入は、カバー(14)の蓋部(14a)により阻止され、ロッキングプレート(8)は解除方向に移動させられることはない。しかも、カバー(14)の蓋部(14a)は、フロントブラケット(13)の凹部(13b)に収まって突起感がないので、ジグによりこじられることがない。また、カバー(14)の防御壁(14d)が開口部(13c)内に嵌入しているので、ジグがフロントブラケット(13)と基板(4)との隙間から差し込まれて、基板(4)の開口部(4a)を通して基板(4)の裏面側に突っ込まれ、ロッキングプレート(8)が押動されることはない。
【0015】
前記実施形態は、カバー(14)を基板(4)に固着したフロントブラケット(13)に取り付けた例を説明したが、フロントブラケット(13)を廃止して、カバー(13)を、直接基板(4)の開口部(4a)を隠蔽するように基板(4)に取り付けても前記実施形態と同様の効果を奏する。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(a) 請求項1記載の発明によると、車両組立ライン中のフードの高さ位置調整時に、基板に形成した開口部を利用してロック解除することができるので、作業者が運転席まで移動してロック解除操作する必要がなく、作業性を向上しうるとともに、その後、開口部をカバーにより閉塞することによって、不正行為によるフードロック装置のロック解除を阻止することができる。
【0017】
(b) 請求項2記載の発明によると、カバーの取り付けを簡単かつ確実に行うことができる。
【0018】
(c) 請求項3記載の発明によると、カバーがフロントブラケットの凹部に配置されているので、カバーを剥しにくくなり、確実に不正行為によるロック解除を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のフードロック装置の正面図である。
【図2】 図1におけるA―A線断面図である。
【図3】 図1におけるB―B線断面図である。
【図4】 本発明のフードロック装置を取り付けたエンジンルーム内の要部の縦断側面図である。
【図5】 カバーを取り付ける前の図1に示すものと同一のフードロック装置の正面図である。
【図6】 フロントブラケットの正面図ある。
【図7】 カバーの正面図である。
【符号の説明】
(1)フードロック装置
(4)基板
(4a)開口部
(5)フード
(6)ストライカ
(7)ラッチ
(8)ロッキングプレート
(13)フロントブラケット
(13b)凹部
(13c)開口部
(14)カバー
(14a)蓋部
(14c)足部

Claims (3)

  1. 車体と車体に開閉自在に支持されたフードとのいずれか一方に固定される基板の裏面側に、フードの閉止時に、前記車体とフードとのいずれか他方に固着されたストライカに係脱可能なラッチと、該ラッチに係合可能でフードを閉止状態に拘束するロッキングプレートとを枢着した車両用フードロック装置において、前記基板側に前記ロッキングプレートのアーム部が表面側に覗き、かつ前記アーム部を解除方向へ押動操作可能なジグを前記基板の表面側から挿入可能な開口部を形成するとともに、前記基板の表面側に前記開口部を隠蔽するカバーを取り付けたことを特徴とする車両用フードロック装置。
  2. カバーが、開口部を隠蔽する蓋部と、該蓋部から開口部側に延び、前記開口部周縁に弾性係合する足部とを有している請求項1記載の車両用フードロック装置。
  3. 開口部を、基板の表面側に固着されたフロントブラケットの凹部に形成し、カバーの蓋部を該凹部に配置した請求項2記載の車両用フードロック装置。
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