JP2000230358A - 車両用フードロック装置 - Google Patents

車両用フードロック装置

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JP2000230358A
JP2000230358A JP3426999A JP3426999A JP2000230358A JP 2000230358 A JP2000230358 A JP 2000230358A JP 3426999 A JP3426999 A JP 3426999A JP 3426999 A JP3426999 A JP 3426999A JP 2000230358 A JP2000230358 A JP 2000230358A
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JP3426999A
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Katsumi Nakagome
克己 中込
Jun Kurimoto
潤 栗本
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Mitsui Kinzoku ACT Corp
Original Assignee
OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両組立ラインにおけるフードロック装置の
装着工程の作業能率を向上させるとともに、車両完成後
の不正行為によるロック解除を防止する。 【解決手段】 車体2に固定される基板4の裏面側に、
車体に開閉自在に支持されたフードの閉止時に、フード
に固着されたストライカ6に係脱可能なラッチ7と、該
ラッチ7に係合可能でフードを閉止状態に拘束するロッ
キングプレート8とを枢着した車両用フードロック装置
において、基板4側にロッキングプレート8のアーム部
8aが表面側に覗く開口部4a、13cを形成するとと
もに、基板4の表面側に開口部4a、13cを隠蔽する
カバー14を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用のフードロ
ック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両組立ラインのフードロック装
置を取り付ける工程では、フードロック装置をエンジン
ルーム内に固定した後、車体に開閉自在に支持されたフ
ードを閉じてフェンダーとフードとの高さ面を調整し、
再びフードを開ける作業が行われる。このときのフード
を開ける作業は、作業者が車両前部から車内運転席に設
けたフードオープナーハンドルまで移動しなければなら
ないため、作業能率が悪いという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の問題点を解決す
るために、車両組立ライン中において、作業者が車両前
部から運転席まで移動しなくても、ジグを使用すること
によりフードロック装置をロック解除し、フードを開け
ることができるようにし、もって作業能率を向上させる
ことが考えられている。
【0004】しかし、ジグによりフードロック装置のロ
ック解除が可能であると、車両完成後において、不正行
為によりフードロック装置のロック解除が可能になり、
フードが開けられるおそれがある。
【0005】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、車両組立ライン中の作業能率を向上さ
せ、しかも不正行為によるロック解除を防止した車両用
フードロック装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 車体と車体に開閉自在に支持されたフードとのい
ずれか一方に固定される基板の裏面側に、フードの閉止
時に、前記車体とフードとのいずれか他方に固着された
ストライカに係脱可能なラッチと、該ラッチに係合可能
でフードを閉止状態に拘束するロッキングプレートとを
枢着した車両用フードロック装置において、前記基板側
に前記ロッキングプレートのアーム部が表面側に覗く開
口部を形成するとともに、前記基板の表面側に前記開口
部を隠蔽するカバーを取り付ける。
【0007】(2) カバーが、開口部を隠蔽する蓋部
と、該蓋部から開口部側に延び、前記開口部周縁に弾性
係合する足部とを有するものとする。
【0008】(3) 開口部を、基板の表面側に固着され
たフロントブラケットの凹部に形成し、カバーの蓋部を
該凹部に配置する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面を参照して説明する。フードロック装置(1)は、図
1及び図4に示すように、車体のエンジンルーム内のセ
ンタースティ(2)及びフレーム(3)に固着した基板(4)
の裏面側(車両後方)に、車体に開閉自在に支持された
フード(5)側に固着されて、フード(5)の閉止時に、基
板(4)の溝内(4a)に進入してくるストライカ(6)と噛合
して回動するラッチ(7)と、ラッチ(7)に係合して、ラ
ッチ(7)の回動を阻止するとともに運転席に配置された
フードオープナハンドル(図示略)にワイヤを介して連結
されるロッキングプレート(8)とを、それぞれ軸(9)(1
0)をもって枢着したものよりなっている。(11)は、基板
(4)の表面側に、軸(12)をもって枢着され、操作部(11
a)を有するセカンダリーラッチである。
【0010】(13)は、基板(4)の表面側に溶接により固
着された固着片(13a)と、基板(4)側に向けて凹んだ凹
部(13b)と、図3に示す基板(4)に形成された開口部(4
a)と重合する矩形の開口部(13c)とを有するフロントブ
ラケットである。フロントブラケット(13)の開口部(13
c)からは、ベースプレート(4)の開口部(5a)を介して、
図5に示すようにロッキングプレート(8)のアーム部(8
a)の一部が基板(4)の表面側に覗いている。
【0011】車両前方からジグをフロントブラケット(1
3)及び基板(4)の開口部(13c)(4a)に挿入して、基板
(4)の裏面側に覗くロッキングプレート(8)のアーム部
(4a)を解除方向(図5において左方)に押動することによ
り、ロッキングプレート(8)はラッチ(7)から外れ、フ
ード(5)を開けることが可能になる。
【0012】(14)は、フロントブラケット(13)の開口部
(13c)を隠蔽する合成樹脂性のカバーで、フロントブラ
ケット(13)の凹部(13b)内に収まって開口部(13c)を隠蔽
する蓋部(14a)と、蓋部(14a)から基板(4)側に延びて開
口部(13c)の周縁に弾性係合する爪部(14b)を有する左右
1対の足部(14c)と、各足部(14c)間に形成されて開口部
(13c)に嵌入する防御壁(14d)とを有している。
【0013】車両組立ラインにおいて、フード(5)を閉
じて、ストライカ(6)をラッチ(7)に噛合させた状態
で、フード(5)とフェンダーとの高さ調整を行った後、
車両前方から特別のジグを開口部(13c)(4a)に挿入して
ロッキングプレート(8)のアーム部(8a)を解除方向に押
動することにより、ロッキングプレート(8)はラッチ
(7)から外れて、フード(5)の開放が可能になる。
【0014】次の工程で、各足部(14c)をフロントブラ
ケット(13)の開口部(13c)に挿入して弾性係合させるこ
とにより、カバー(14)をフロントブラケット(13)に固定
して、蓋部(14a)により開口部(13c)を完全に隠蔽する。
従って、車両完成後において、不正行為によりジグを開
口部(13c)に挿入させようとしても、ジグの進入は、カ
バー(14)の蓋部(14a)により阻止され、ロッキングプレ
ート(8)は解除方向に移動させられることはない。しか
も、カバー(14)の蓋部(14a)は、フロントブラケット(1
3)の凹部(13b)に収まって突起感がないので、ジグによ
りこじられることがない。また、カバー(14)の防御壁(1
4d)が開口部(13c)内に嵌入しているので、ジグがフロン
トブラケット(13)と基板(4)との隙間から差し込まれ
て、基板(4)の開口部(4a)を通して基板(4)の裏面側に
突っ込まれ、ロッキングプレート(8)が押動されること
はない。
【0015】前記実施形態は、カバー(14)を基板(4)に
固着したフロントブラケット(13)に取り付けた例を説明
したが、フロントブラケット(13)を廃止して、カバー(1
3)を、直接基板(4)の開口部(4a)を隠蔽するように基板
(4)に取り付けても前記実施形態と同様の効果を奏す
る。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) 請求項1記載の発明によると、車両組立ライン中
のフードの高さ位置調整時に、基板に形成した開口部を
利用してロック解除することができるので、作業者が運
転席まで移動してロック解除操作する必要がなく、作業
性を向上しうるとともに、その後、開口部をカバーによ
り閉塞することによって、不正行為によるフードロック
装置のロック解除を阻止することができる。
【0017】(b) 請求項2記載の発明によると、カバ
ーの取り付けを簡単かつ確実に行うことができる。
【0018】(c) 請求項3記載の発明によると、カバ
ーがフロントブラケットの凹部に配置されているので、
カバーを剥しにくくなり、確実に不正行為によるロック
解除を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のフードロック装置の正面
図である。
【図2】図1におけるA―A線断面図である。
【図3】図1におけるB―B線断面図である。
【図4】本発明のフードロック装置を取り付けたエンジ
ンルーム内の要部の縦断側面図である。
【図5】カバーを取り付ける前の図1に示すものと同一
のフードロック装置の正面図である。
【図6】フロントブラケットの正面図ある。
【図7】カバーの正面図である。
【符号の説明】
(1)フードロック装置 (4)基板 (4a)開口部 (5)フード (6)ストライカ (7)ラッチ (8)ロッキングプレート (13)フロントブラケット (13b)凹部 (13c)開口部 (14)カバー (14a)蓋部 (14c)足部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA21 HH01 JJ00 JJ05 LL15 PP02 PP05 3D004 AA11 AA12 AA13 BA02 CA31 CA32 CA41

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体と車体に開閉自在に支持されたフー
    ドとのいずれか一方に固定される基板の裏面側に、フー
    ドの閉止時に、前記車体とフードとのいずれか他方に固
    着されたストライカに係脱可能なラッチと、該ラッチに
    係合可能でフードを閉止状態に拘束するロッキングプレ
    ートとを枢着した車両用フードロック装置において、前
    記基板側に前記ロッキングプレートのアーム部が表面側
    に覗く開口部を形成するとともに、前記基板の表面側に
    前記開口部を隠蔽するカバーを取り付けたことを特徴と
    する車両用フードロック装置。
  2. 【請求項2】 カバーが、開口部を隠蔽する蓋部と、該
    蓋部から開口部側に延び、前記開口部周縁に弾性係合す
    る足部とを有している請求項1記載の車両用フードロッ
    ク装置。
  3. 【請求項3】 開口部を、基板の表面側に固着されたフ
    ロントブラケットの凹部に形成し、カバーの蓋部を該凹
    部に配置した請求項2記載の車両用フードロック装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ299855B6 (cs) * 2002-10-31 2008-12-10 Brano A.S. Vozidlový zámek, zejména zámek prední kapoty

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