JP3873566B2 - 自動車用ドア及び自動車用ドアの組立方法 - Google Patents

自動車用ドア及び自動車用ドアの組立方法 Download PDF

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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T292/00Closure fasteners
    • Y10T292/28Extension link

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車用ドアの軽量化、組付け性向上、および部品点数の削減を図るため、ドアインナパネルに形成した開口を閉塞する樹脂製パネル部材を別途設定し、この樹脂製パネル部材に予めウィンドガラスレギュレータ等のドア機能部品を組付けて、ドアを構成するような自動車用ドア及び自動車用ドアの組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用ドアは、鉄板製のドアインナパネルと鉄板製のドアアウタパネルとからなる金属製ドアパネルに、直接、ウィンドガラスレギュレータやドアロック機構などのドア機能部品を組付けて、構成されていた。
【0003】
しかし、このような従前の自動車用ドアにおいては、ドアインナパネルとドアアウタパネルとの空間内に各種のドア機能部品を組付ける必要があるため、組付け性が悪く、また部品点数も多くなるうえ、ドアの軽量化を達成することができない問題点があった。
【0004】
このような問題点を解決するため、従来、例えば特開平9−156374号公報に記載のような自動車用ドアが既に発明されている。
すなわち、ドアアウタパネルに対してドアインナパネルを組付けて成る自動車用ドアにおいて、構造鉄板製のドアアウタパネルを設け、このドアアウタパネルの車室内側壁縁部を大きく開放して開口部を形成する一方、この開口部に取付けるドアインナパネルは金属製のメインパネルと、このメインパネルに一体に樹脂成形されたサブパネルとの二者から構成し、上述のドアインナパネル側に予めドア機能部品を組付けて自動車用ドアを構成するものである。
【0005】
このように樹脂製のサブパネルを別に設定した場合には、ドアインナパネル側の形状を自由に複雑な形状にすることができるため、ドア機能部品を係止するために使用していたクリップ等の係止部材を廃止することもでき、また、様々な場所にドア機能部品を配置することができるため、ドア内部のレイアウト自由度を高めることもできるという多大な効果が得られる反面、上述のドアロック機構を操作するインナロックケーブル等の操作部材はドアアウタパネルとドアインナパネルとの間のドア内部空間に配設されるのが常であるため、ドアアウタパネル上端とウインドガラスとの間のクリアランスを利用して上述の操作部材を不正操作すると、ドアロック機構によるドアロックが解除される可能性があり、充分な盗難防止効果を確保することができない問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、ドアロック機構に連結されるハンドルケーブルを、ドアインナパネルの開口縁部近傍から樹脂製のパネル部材の貫通孔を介して該パネル部材の車室内側に配設することで、上記ハンドルケーブルがドアアウタパネルとドアインナパネルとのドア内部空間に存在しなくなり、これにより盗難防止効果の向上を図ることができ、また、上記ドアロック機構と上述のハンドルケーブルの貫通孔より車外側の部分とを車外側から覆うカバー部材を設けることで、このカバー部材による被覆構造で、より一層確実に盗難防止を行なうことができ、しかも上記ハンドルケーブルに対して盗難アタックされないように成すと共に、ドアロック機構と、ドアロック機構とハンドルケーブルが連結される連係位置と、の両方に対してウインドガラス側から盗難アタックされないように成した自動車用ドアの提供を目的とする。
【0007】
この発明は、また、ドアロック機構、操作部材およびカバー部材を予めパネル部材に組付け、この状態のパネル部材をドアインナパネルに取付けることで、パネル部材に対して予め上述のドアロック機構、操作部材、カバー部材がサブアセンブリされ、このパネル部材をドアインナパネルに取付けることができ、組付性の向上を図ることができ、しかも、ドアインナパネルに設けた補強プレートの仮預け部にドアロック機構を仮預けして、パネル部材をドアインナパネルに取付けることができて、パネル部材の組付け作業を容易にすることができ、組付け工数を大幅に削減できる自動車用ドアの組立方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明による自動車用ドアは、ドアインナパネルとドアアウタパネルとで構成されるドアパネルと、上記ドアインナパネルに形成された開口を閉塞するように上記ドアインナパネルに装着される樹脂製のパネル部材と、が設けられ、上記パネル部材にドア機能部品が取付けられる自動車用ドアであって、上記ドアパネルの内部の上記ドアインナパネルに設けられるドアロック機構と、上記ドアロック機構に連結され、上記ドアインナパネルの開口縁部近傍から上記パネル部材に設けた貫通孔を介して該パネル部材の車室内側に配設されたハンドルケーブルと、上記ドアパネルの内部に配置されるウインドガラスと、を備え、上記ドアロック機構と、上記貫通孔より車外側のハンドルケーブルと上記ドアロック機構とが連結される連係位置と、の両方を、上記ウインドガラス側からの盗難アタックに対して操作されないように覆うカバー部材が設けられたものである。
上記構成によれば、ハンドルケーブルはドアアウタパネルとドアインナパネルとのドア内部空間を存在しなくなる。このため、盗難防止効果の向上を図ることができる。
【0009】
また、上記ドアロック機構と上記操作部材の貫通孔より車外側の部分とを車外側から覆うカバー部材が設けられているので、外部からの不正操作が懸念されるドアロック機構とハンドルケーブルとの必要部とは上述のカバー部材で不正操作不可能に覆われるので、より一層確実な盗難防止効果を確保することができる。
【0010】
しかも、上記ドアロック機構と、上記貫通孔より車外側のハンドルケーブルと上記ドアロック機構とが連結される連係位置と、の両方を、上記ウインドガラス側から盗難アタックに対して操作されないように覆うカバー部材が設けられているので、上記ハンドルケーブルに対して盗難アタックされないように成すと共に、ドアロック機構と、ドアロック機構とハンドルケーブルが連結される連係位置と、の両方に対してウインドガラス側から盗難アタックされないように成すことができる。
【0011】
この発明の一実施態様においては、上記カバー部材は上記パネル部材に固定されるものである。
上記構成によれば、上述のカバー部材を予めパネル部材に固定することができ、このため、該カバー部材の組付けが容易となる。
【0012】
この発明の一実施態様においては、上記カバー部材は上記樹脂製のパネル部材の成形時に、該パネル部材に一体成形されたものである。
【0013】
上記構成によれば、カバー部材とパネル部材との一体化(一部品化)により、部品点数の削減を図ることができるのは勿論、一体成形されたカバー部材とパネル部材とを同時にインナパネルに装着することができるので、ドアの組付け作業性の向上を図ることができる。
【0014】
この発明による自動車用ドアの組立方法は、ドアインナパネルに形成された開口を閉塞するパネル部材と、ドアをロックするドアロック機構と、上記ドアロック機構を操作する操作部材と、上記ドアロック機構および操作部材を車外側から覆うカバー部材と、上記ドアインナパネルに設けられ上記ドアロック機構の取付剛性を確保する補強プレートと、該補強プレートに上記ドアロック機構側に折り曲げ形成された仮預け部と、を設け、上記ドアロック機構、操作部材およびカバー部材を予め上記パネル部材に組付けた状態で、該パネル部材をドアインナパネルに取付けると共に、上記パネル部材をドアインナパネルに取付ける時に上記ドアロック機構を上記仮預け部に仮預けするものである。
【0015】
上記構成によれば、上述のパネル部材に対して予めドアロック機構、操作部材、カバー部材がサブアセンブリされ、この状態のパネル部材をドアインナパネルに取付けることができるので、ドア組付性の向上を図ることができる。
【0016】
しかも、ドアインナパネルに設けた補強プレートの仮預け部に重量物であるドアロック機構を仮預けして、パネル部材をドアインナパネルに取付けることができて、パネル部材の組付け作業を容易にすることができ、組付け工数を大幅に削減できる。
【0017】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図1は自動車用ドアを示す分解斜視図、図2は樹脂製のパネル部材を車室内方から見た図、図3は樹脂製のパネル部材を車室外方から見た図である。なお、この実施例ではフロントドアを例示するが、その他リアドアやバックドアなどでも同様の構造を採用してもよい。
【0018】
この実施例の自動車用ドアは、図1に示すようにドアインナパネルD1とドアアウタパネルD2とウィンドサッシュD3とで構成される鉄板製のドアパネルDと、樹脂製のパネル部材Pと、車室側面をなすトリム部材Tと、ウィンドガラスWとによって構成される。この実施例のドアはフロントドアであるため、ウィンドサッシュD3は前部が前方に傾斜するように形成されている。なお、ドアパネルD前端にはドアヒンジアッパ1とドアヒンジロア2が取付けられている。
【0019】
このように上述のドアパネルDは、ドアアウタパネルDとドアインナパネルD、およびウィンドサッシュD3から構成され、このうちドアインナパネルD1には前方上部のコーナを三角形状に一部D1a残して、ほぼ全面に渡って開口部3が形成されている。なお、開口部3を形成しても、ベルトライン位置の上部ドアインナパネルD1bを残していることで、ドアインナパネルDとしての形状剛性は、最低限確保されている。
【0020】
また、この開口部3の周縁には複数のパネル部材取付穴4とトリム部材取付穴5が樹脂製のパネル部材Pとトリム部材Tをファスナクリップや螺合部材(図示せず)で装着できるように穿設されている。
【0021】
また、ドアパネルD内には車体前後方向に向けてインパクトバー6が貫通配置され、ドアパネルDの側突剛性が高められている。そして、ドアアウタパネルD2の後端上部には、アウタハンドル7が車外からドアを開閉操作するために設けられている。
【0022】
上述の樹脂製のパネル部材Pは、ドアインナパネルD1の開口部3の形状と略一致する大きさで、略長方形で前端上部のコーナを斜めに切り欠いた形状に成形されている。
【0023】
この樹脂製のパネル部材Pの周縁には、複数の係止穴11が上記樹脂製パネル部材取付穴4と対応するように成形され、パネル部材P中央部には、ウィンドガラスWをレギュレータ装置Rに組付けるためのウィンドガラス組付作業穴12が成形され、また後端上部には、アウタハンドル7とワイヤケーブル等の連結作業を行なうためのアウタハンドル連結作業穴13が成形されている。
【0024】
樹脂製のパネル部材Pの車室面には、図2に示すように該パネル部材Pの下部に、スピーカ取付部14、ポケット裏面部15、衝撃吸収部材としての側突用バッド部16が突出成形され、パネル部材Pの中央部にトリム部材Tを固定するためのリセスブラケット部17が突出成形されている。
【0025】
一方、樹脂製のパネル部材Pの車外面には、図3に示すように該パネル部材Pの前部に、ウィンドガラスW前端を上下方向に案内するラスガイド18が突出成形され、また、パネル部材Pの周縁には、防水機能を奏するラバー部材19が全周に渡って嵌装されている。
【0026】
さらに、パネル部材Pの前端上部のコーナには、破断部20,21を介して、上述のアウタハンドル連結作業穴13を塞ぐアウタハンドル蓋部材22と、ウィンドガラス組付作業穴12を塞ぐウィンドガラス蓋部材23が一体成形されている。
【0027】
アウタハンドル蓋部材22には格子状の衝撃吸収リブ22aが立設成形されており、アウタハンドル連結作業穴13を塞いだ状態で、衝撃吸収材として機能するように構成されている。
【0028】
このように構成した樹脂製のパネル部材Pには、図1〜図3に示す如くドアパネルDに組付ける前に複数のドア機能部品が組付けられている。
【0029】
まず、樹脂製のパネル部材Pの車室面には、図2に示すように上部にインナハンドル30と車両前後方向に伸びるハンドルケーブル31が組付けられ、また、中央部にレギュレータ装置RのモータR1が組付けられ、スピーカ取付部14にフロントスピーカを構成するスピーカ装置32が取付けられている。
【0030】
一方、パネル部材Pの車外面には、図3に示すように中央部にレギュレータ装置RのガイドレールR2、ドラムプーリR3、ケーブルR4等が組付けられ、また、後端部に車体ストライカ(図示せず)に係脱するドアラッチ本体33が組付けられている。
【0031】
さらに、樹脂製のパネル部材Pの全域には、各ドア機能部品に電気を供給するハーネスHが張り巡らされている。このハーネスHは、途中、中央部に設けられた挿通穴34を挿通して、前半部分(図3の実線部分)が樹脂製のパネル部材Pの車外面に、後半部分(図2の実線部分)が樹脂製のパネル部材Pの車室面に位置するように張り巡らされている。
【0032】
上述のトリム部材Tは、図1に示すように樹脂製のパネル部材Pを組付けた後にドアパネルDに組付けられて、車室側面を構成する。トリム部材Tの中央部にはパワーウィンドやドアロックのスイッチ類40が設けられ、その後方にアシストグリップ41、アームレスト42が設けられている。トリム部材Tの下部にはスピーカカバー43、ポケット部44が、それぞれ樹脂製のパネル部材Pのスピーカ取付部14、ポケット裏面部15に対応して設けられている。
【0033】
上述のウィンドガラスWもドアパネルDに樹脂製のパネル部材Pを組付けた後に、ウィンドサッシュD3側からドアパネルD内に差込まれて、樹脂製のパネル部材Pのレギュレータ装置Rに組付けられる。
【0034】
次に、図4〜図24を参照して、自動車用ドアの各部の詳細構造について説明する。
図4は、ドアパネルDに各部材を組付けて自動車用ドアを完成した状態の中央縦断面図である。
【0035】
ドアインナパネルD1とドアアウタパネルD2とによって構成されたドアパネルDの内部には、樹脂製のパネル部材Pに組付けられたレギュレータ装置RのガイドレールR2が上下方向に配設され、その車外側にガイドレールR2によって案内されるウィンドガラスWが配置され、さらにその車外側にインパクトバー6が配置されている。
【0036】
樹脂製のパネル部材Pは、車室内の防水性を確保するため上部ドアインナパネルD1bと下部ドアインナパネルD1cにラバー部材19を当接させて、開口部3を閉塞にするようにドアインナパネルD1b,D1cに装着されている。
【0037】
樹脂製のパネル部材Pに組付けられるガイドレールR2は、パネル部材Pの車外面に成形された固定リブ45、固定ボス部46、係止ボス部47で背面が支持され、上端の固定ボルト50と下端の切起こし部51とによって組付けられている。
【0038】
トリム部材Tは、上端Taを上部ドアインナパネルD1bとウィンドガラスWとの間に差込み、下端Tbを下部ドアインナパネルD1cの下端部に組付けて、樹脂製のパネル部材Pを覆うようにドアパネルDに組付けられている。
【0039】
トリム部材Tの下部には、ポケット部44が車室側に膨出するように形成されており、このポケット部44の車外側には樹脂製のパネル部材Pのポケット裏面部15が対応して設定され、両者44,15で小物を収納する収納ポケット53を構成している。
【0040】
図5を参照して、ガイドレールR2の樹脂製のパネル部材Pへの組付方法について述べると、ガイドレールR2下端の切起こし部51を係止ボス部47に差込むことで、ガイドレールR2を樹脂製のパネル部材Pに仮預けし、次にガイドレールR2に穿設された貫通穴R2aに固定ボス部46の係止ピン46aを係合させ、最後に固定ボルト50を、ガイドレール上R2上端の貫通穴R2bを挿通させて固定ボス部46に螺合固定することで、ガイドレールR2を樹脂製のパネル部材Pに組付ける。
このようにガイドレールR2を樹脂製のパネル部材Pに仮預けして組付けるように構成したので、組付け作業性の容易化を図ることができる。
【0041】
図6は、自動車用ドアを完成した状態での後部下端の縦断面図、図7はその要部の斜視図である。図6、図7に示すように、樹脂製のパネル部材Pに一体形成された衝撃吸収部材としての側突用パッド部16は、パネル部材Pの主面より少なくともドアアウタパネルD2側に突出してウィンドガラスW位置近傍に位置すると共に、車室側へも突出してトリム部材Tの近傍まで位置するように、車外側から車室側に突出成形され、内部には複数の縦方向のリブと複数の横方向のリブとから成る格子状の衝撃吸収リブ60が車外側を開放するように成形されている。この側突用パッド部16は、シートに着座した乗員の腰部に対応する位置に形成されたものであって、該側突用パッド16は、車両側突時にドアアウタパネルD2に貼着された別の側突用パッド61から側突による押圧力を受けて、車室内乗員の腰部(図示せず)に側突変位を即座に伝達できるように構成されている。
【0042】
ここで、図6、図7の側突用パッド部16の構成に加えて、図8に示す如く樹脂製のパネル部材Pと側突用パッド部16との境界部分に凹溝8の形成により脆弱部9を設けると、車両の側面衝突時において別の側突用パッド61からの押圧分を側突用パッド部16が受けた時、この側突用パッド部16は上下の脆弱部9から破断されるので、この側突用パッド部16の車室側への移動が速やかに行なわれ、車室内乗員の腰部を車室内方へ早期に押圧して、乗員保護性能を高めることができる。
【0043】
また、図6〜図8の実施例では樹脂製のパネル部材Pに衝撃吸収部材としての側突用パッド部16を一体形成したが、図9に示すようにパネル部材Pとは別体の側突用パッド部16を設け、このパッド部16外周部のフランジ部16aを複数のファスナ10(留め金具)を用いて樹脂製のパネル部材Pにおける側突パッド配設孔に取付けて、両者P,16を一体的に構成してもよい。
【0044】
図10は、インナハンドル30の樹脂製のパネル部材Pへの組付け状態を示す斜視図である。図10に示すようにインナハンドル30は、直接樹脂製のパネル部材Pに一体成形されたベース部62に組付けられ、別途ベース部材を設定することなく、インナハンドル30を構成するものである。
【0045】
インナハンドル30はロックノブ30aとレリーズノブ30bとによって構成され、ベース部62に成形された上部リブ63と下部リブ64との間に介装され、それぞれ回動自在に構成される。
【0046】
このロックノブ30aとレリーズノブ30bには回動レバー65,66が共に一体成形されており、これら回動レバー65,66にはハンドルケーブル31のケーブルロッドを係止する係止穴65a,66aが形成されている。また、ベース部62の上部リブ63と下部リブ64の中間位置には中間リブ67が成形されている。
【0047】
図11は、インナハンドル30をベース部62に組付けた状態でのハンドルケーブル31との連係状態を示す断面図である。
【0048】
ハンドルケーブル31は、ケーブルロッド31a,31bと外筒31A,31Bによって構成され、このうちケーブルロッド31a,31bがインナハンドル30と連係される。このインナハンドル30とケーブルロッド31a,31bの連係は、ロックノブ30aとレリーズノブ30bの回動レバー65,66に形成した係止穴65a,66aにケーブルロッド31a,31b先端の折曲部31c,31dを差込み、上部リブ63と下部リブ64との間にロックノブ30aとレリーズノブ30bの回動レバー65,66を介装することで、上部リブ63と中間リブ67が抜け止めストッパとして機能すべく構成される。
【0049】
このように、インナハンドル30とケーブルロッド31が連係されることで、別途インナハンドル30とケーブルロッド31との固定作業を行なうことなく、確実に、ロックノブ30aやレリーズノブ30bの回動操作がケーブルロッド31aを介してドアラッチ本体33に伝達され、自動車用ドアのロック操作、開閉操作が行なわれる。
【0050】
なお、ハンドルケーブルの外筒31A,31Bは樹脂製パネル部材に成形されたケーブル固定ブラケット部67に固定される。
【0051】
図12は、ドアラッチ本体33を覆うように設けられるカバー部材としての樹脂製のプロテクタ部材70を示し、このプロテクタ部材70は、樹脂製のパネル部材Pの車外面に2つの固定部71,72を介して固定され、ドアラッチ本体33の形状に略対応した形状に成形されている。
【0052】
また、プロテクタ部材70には、アウタハンドル7から伸びるハンドルロッド80やキーシリンダから伸びるシリンダロッド81のドアラッチ本体33との連係位置を覆う膨出部73や、ロックノブ30aから伸びるケーブルロッド31aやレリーズノブ30bから伸びるケーブルロッド31bを覆うカバー部74,75とがそれぞれ一体形成されている。
【0053】
なお、プロテクタ部材70の下側に膨出形成されているのはパワードアロック装置のモータ(図示せず)を覆うモータ膨出部76である。
【0054】
図13は、このプロテクタ部材70も含めたドアパネルDの組立状態での、ドアラッチ本体33周辺の横断面図である。ドアラッチ本体33は、樹脂製のパネル部材P後端の車外面に固定部材82を介して固定されている。
【0055】
ドアラッチ本体33の車外位置には樹脂製のパネル部材Pに組付けられたプロテクタ部材70がドアラッチ本体33を車体側から覆うように設定され、ウィンドガラスW側からの盗難アタックに対してドアラッチ本体33を操作されないように保護している。
【0056】
また、インナハンドル30(前図参照)から樹脂製のパネル部材Pの車室側の面に沿って伸びるハンドルケーブル31は、樹脂製のパネル部材P後端のプロテクタ部材70に覆われた位置において形成された挿通穴83で、パネル部材Pの車室面から車外面に貫通配置され、ドアラッチ本体33に連係されている。このようにハンドルケーブル31のほとんどを樹脂製のパネル部材Pの車室側に配置していることにより、盗難アタックに対してハンドルケーブル31を操作されないように保護している。また、ハンドルケーブル31のドアラッチ本体33との連係位置も、プロテクタ部材70のカバー部74によって覆われているため、ウィンドガラスW側からの盗難アタックに対してハンドルケーブル31を操作されないように保護している。
【0057】
換言すれば、ドアロック機構としてのドアラッチ本体33に連結されるハンドルケーブル31を、ドアインナパネルD1の開口部3の口縁近傍から樹脂製のパネル部材Pに設けた挿通穴83を介して該パネル部材Pの車室内側に配設したものであり、かつドアラッチ本体33とハンドケーブル31の挿通穴83より車外側の部分とを上述のプロテクタ部材70で車外側から覆ったものである。
【0058】
図13の構成は、樹脂製のパネル部材Pとプロテクタ部材70とを別体で構成したが、図14に示す如く上述のプロテクタ部材70を、樹脂製のパネル部材Pの成形時に、該パネル部材Pの所定部に一体成形してもよい。
【0059】
ここで、ドアインナパネルD1の後端の固定ボルトを介して組付けられるドアラッチ本体33の組付け位置には、該ドアラッチ本体33の取付剛性を確保するためL字状の補強プレート90が溶接されている。
【0060】
この補強プレート90の斜視図を図15に示す。補強プレート90はL字状に成形された鉄板部材で構成され、中央にはドアロック時にストライカを挿通するストライカ開口91が穿設され、その周囲4箇所には、ドアラッチ本体33をドアインナパネルD1に固定する固定ボルトを挿通するボルト穴92が穿設されている。また、補強プレート90の下端にはドアラッチ本体33側に折り曲げ形成された仮預け部93が形成されている。
【0061】
補強プレート90に仮預け部93を形成することにより、樹脂製のパネル部材PをドアパネルDに組付ける際に、重量物であるドアラッチ本体33を予め仮預け部93に仮預けすることができるため、樹脂製のパネル部材Pの組付け作業を容易にすることができ、組付け工数を大幅に削減できる。
【0062】
上述の樹脂製のパネル部材PをドアインナパネルD1に組付けるには、図16に示すようにドアラッチ本体33、ハンドルケーブル31およびプロテクタ部材70を予め上述のパネル部材Pに組付けた状態で、このパネル部材PによりドアインナパネルD1の開口部3を覆うように組付けるものであり、この際、上述の仮預け部93にドアラッチ本体33を仮預けして、組付け性の向上を図るものである。
【0063】
図17は、樹脂製のパネル部材Pに成形したラスガイド18の断面図である。図17に示すように、この実施例では、従来、ドアインナパネルとは別部材で構成していたラスガイドを、樹脂製のパネル部材Pに一体に構成したことにより、単にラスガイド18の溝部18aにパッド18Pを嵌装するだけでラスガイドを容易に構成することができる。
【0064】
図18は、樹脂製のパネル部材Pのスピーカ取付部14にスピーカ装置32を組付けた状態の断面図である。スピーカ装置32は車室側に隆起したスピーカ取付部14に補強リング100と取付ボルト(図示せず)によって強固に組付けられる。このスピーカ装置32の後端(車外側)には、ハーネスから伸びる結線コード101がカプラ結線102され、音響信号を受信するように構成されている。
【0065】
スピーカ装置32の上方の樹脂製のパネル部材Pには、このスピーカ装置32の後端(車外側)を覆うようにヒサシ部103が突出成形されている。このヒサシ部103によって、スピーカ装置32の電気系統に雨水等が飛散しないように構成されている。
【0066】
図19,図20は、樹脂製のパネル部材Pの各部位に成形されたハーネスHやハンドルケーブルワイヤ31を係止する係止部の詳細を示す斜視図である。
【0067】
図19に示すように、ハーネスHを係止するハーネス係止部110は、樹脂製のパネル部材Pの表面に一対に互い違いに突出成形されたL字状の係止片110a,110bによって構成されている。これら一対の係止片110a,110bに対してハーネスHを係止するには、図19に仮想線で示す如く一対の係止片110a,110bの間にハーネスHを移行させた上で、それぞれ矢印の方向にハーネスHを移行させることで係止することができる。
【0068】
図20に示すように、ハンドルケーブル31を係止するケーブル係止部111は、樹脂製のパネル部材Pの表面に突出成形された略J字状のフック片111aで構成されている。このフック片111aにハンドルケーブル31を係止するには、図示の如く上方から矢印の方向にハンドルケーブル31を差込むことで係止することができる。
【0069】
このようにハーネスHやハンドルケーブル31を係止する係止部110,111(図19、図20参照)を、樹脂製のパネル部材Pに一体成形したことにより、従来、別途設定していたクリップ類を廃止することができ、これらワイヤ類の組付け作業を簡略化することができる。
【0070】
図21と図22は、アウタハンドル蓋部材22、ウィンドガラス蓋部材23を樹脂製のパネル部材Pから破断分離する前の断面図である。
【0071】
アウタハンドル蓋部材22は図21に示すように樹脂製のパネル部材Pに破断部20を介して一体成形されており、車外面、車内面に共に格子状の衝撃吸収リブ部22aを設けて形成されている。また、アウタハンドル蓋部材22の車外面端部には係止爪部22bが立設形成され、その外部には防水性を確保するラバー部材22cが嵌装されている。
【0072】
ウィンドガラス蓋部材23は図22に示すように、樹脂製のパネル部材Pに破断部21を介して一体成形されており、車外面の端部には係止爪部23bが立設形成され、その外側にラバー部材23cが嵌装されている。
【0073】
図23と図24は、アウタハンドル蓋部材22、ウィンドガラス蓋部材23を破断部20,21で破断分離した後、それぞれ各作業穴に装着した状態の断面図である。
【0074】
アウタハンドル蓋部材22は、図23に示すように樹脂製のパネル部材Pのアウタハンドル連結作業穴13に車室側から矢印方向に嵌め込むことにより、作業穴周縁の係合段部13aに係止爪部22bが係止され、アウタハンドル連結作業穴13を閉塞することができる。
【0075】
また、ウィンドガラス蓋部材23も、図24に示すように樹脂製のパネル部材Pのウィンドガラス組付作業穴12に車室側から矢印方向に嵌め込むことにより、作業穴周縁の係合段部12aに係止爪部23bが係止され、ウィンドガラス組付作業穴12を閉塞することができる。
【0076】
以上要するに上記実施例の自動車用ドアは、ドアインナパネルD1に形成された開口部3を閉塞するように該ドアインナパネルD1に装着される樹脂製のパネル部材Pを設け、上記パネル部材Pにドア機能部品が取付けられる自動車用ドアであって、上記ドアインナパネルD1側に設けられるドアロック機構(ドアラッチ本体33参照)を備え、上記ドアロック機構(ドアラッチ本体33参照)に連結される操作部材(ハンドルケーブル31参照)を、上記ドアインナパネルD1の開口部3の口縁部近傍から上記パネル部材Pに設けた貫通孔(挿通穴83参照)を介して該パネル部材Pの車室内側に配設したものである。
【0077】
このため、操作部材(ハンドルケーブル31参照)は図13に示すようにドアアウタパネルD2とドアインナパネルD1とのドア内部空間を存在しなくなる。したがって、盗難防止効果の向上を図ることができる。
【0078】
また、上述のドアロック機構(ドアラッチ本体33参照)と上記操作部材(ハンドルケーブル31参照)の貫通孔(挿通穴83参照)よりも車外側の部分とを車外側から覆うカバー部材(プロテクタ部材70参照)が設けられたものであるから、外部からの不正操作が懸念されるドアロック機構(ドアラッチ本体33参照)と操作部材(ハンドルケーブル31参照)との必要部とは上述のカバー部材(プロテクタ部材70参照)で不正操作不可能に覆われ、これにより、さらに確実な盗難防止効果を確保することができる。
【0079】
さらに、上記カバー部材(プロテクタ部材70参照)は上記パネル部材Pに固定されるものであるから、上述のカバー部材(プロテクタ部材70参照)を予めパネル部材Pに固定することができ、このため、該カバー部材(プロテクタ部材70参照)の組付けが容易となる。
【0080】
加えて、上述のカバー部材(プロテクタ部材70参照)は上記樹脂製のパネル部材Pの成形時に、該パネル部材Pに一体成形(図14参照)されたものであるから、カバー部材(プロテクタ部材70参照)とパネル部材Pとの一体化(一部品化)により、部品点数の削減を図ることができるのは勿論、一体成形されたカバー部材(プロテクタ部材70参照)とパネル部材Pとを同時にドアインナパネルD1に装着することができるので、ドアの組付け作業性の向上を図ることができる。
【0081】
一方、上記実施例の自動車用ドアの組立方法は、ドアインナパネルD1に形成された開口部3を閉塞するパネル部材Pと、ドアをロックするドアロック機構(ドアラッチ本体33参照)と、上記ドアロック機構を操作する操作部材(ハンドルケーブル31参照)と、上記ドアロック機構および操作部材を車外側から覆うカバー部材(プロテクタ部材70参照)とを設け、上記ドアロック機構(ドアラッチ本体33参照)、操作部材(ハンドルケーブル31参照)およびカバー部材(プロテクタ部材70参照)を予め上記パネル部材Pに組付けた状態で、該パネル部材PをドアインナパネルD1に取付けるものである。
【0082】
このため、上述のパネル部材Pに対して予めドアロック機構、操作部材、カバー部材がサブアセンブリされ、この状態のパネル部材PをドアインナパネルD1に取付けることができ、したがって、ドア組付け性の向上を図ることができる。
【0083】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のドアインナパネルに形成された開口は、実施例の開口部3に対応し、
以下同様に、
ドアロック機構は、ドアラッチ本体33に対応し、
貫通孔は、挿通穴83に対応し、
カバー部材は、プロテクタ部材70に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0084】
【発明の効果】
ドアロック機構に連結されるハンドルケーブルを、ドアインナパネルの開口縁部近傍から樹脂製のパネル部材の貫通孔を介して該パネル部材の車室内側に配設したので、上記ハンドルケーブルがドアアウタパネルとドアインナパネルとのドア内部空間に存在しなくなり、これにより盗難防止効果の向上を図ることができる効果があり、しかも、上記ハンドルケーブルに対して盗難アタックされないように成すと共に、ドアロック機構と、ドアロック機構とハンドルケーブルが連結される連係位置と、の両方に対してウインドガラス側から盗難アタックされないように成すことができる効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動車用ドアを示す分解斜視図。
【図2】 樹脂製のパネル部材を車室側から目視した状態で示す図。
【図3】 樹脂製のパネル部材を車外側から目視した状態で示す図。
【図4】 自動車用ドアの中央部縦断面図。
【図5】 樹脂製のパネル部材とガイドレールの組付け構造を示す部分斜視図。
【図6】 自動車用ドアの後部下端部分の縦断面図。
【図7】 衝撃吸収部材の斜視図。
【図8】 衝撃吸収部材の他の実施例を示す断面図。
【図9】 衝撃吸収部材のさらに他の実施例を示す断面図。
【図10】 樹脂製のパネル部材に対するインナハンドル組付け構造を示す斜視図。
【図11】 インナハンドルとハンドルケーブルとの連係状態を示す断面図。
【図12】 プロテクタ部材の斜視図。
【図13】 ドアラッチ本体周辺構造を示す横断面図。
【図14】 ドアラッチ本体周辺構造の他の実施例を示す横断面図。
【図15】 補強プレートの斜視図。
【図16】 ドアインナパネルに対する樹脂製のパネル部材の組付け方法を示す説明図。
【図17】 ラスガイドの断面図。
【図18】 スピーカ組付け構造を示す断面図。
【図19】 ハーネス係止構造を示す斜視図。
【図20】 ハンドルケーブル係止構造を示す斜視図。
【図21】 アウタハンドル蓋部材の断面図。
【図22】 ウインドガラス蓋部材の断面図。
【図23】 アウタハンドル蓋部材の取付け構造を示す断面図。
【図24】 ウインドガラス蓋部材の取付け構造を示す断面図。
【符号の説明】
D…ドアパネル
D1…ドアインナパネル
D2…ドアアウタパネル
P…パネル部材
W…ウインドガラス
3…開口部(開口)
31…ハンドルケーブル(操作部材)
33…ドアラッチ本体(ドアロック機構)
70…プロテクタ部材(カバー部材)
83…挿通穴(貫通孔)
90…補強プレート
93…仮預け部

Claims (4)

  1. ドアインナパネルとドアアウタパネルとで構成されるドアパネルと、
    上記ドアインナパネルに形成された開口を閉塞するように上記ドアインナパネルに装着される樹脂製のパネル部材と、が設けられ
    上記パネル部材にドア機能部品が取付けられる自動車用ドアであって、
    上記ドアパネルの内部の上記ドアインナパネルに設けられるドアロック機構と、
    上記ドアロック機構に連結され、上記ドアインナパネルの開口縁部近傍から上記パネル部材に設けた貫通孔を介して該パネル部材の車室内側に配設されたハンドルケーブルと、
    上記ドアパネルの内部に配置されるウインドガラスと、を備え、
    上記ドアロック機構と、上記貫通孔より車外側のハンドルケーブルと上記ドアロック機構とが連結される連係位置と、の両方を、上記ウインドガラス側からの盗難アタックに対して操作されないように覆うカバー部材が設けられた
    自動車用ドア。
  2. 上記カバー部材は上記パネル部材に固定される
    請求項記載の自動車用ドア。
  3. 上記カバー部材は上記樹脂製のパネル部材の成形時に、該パネル部材に一体成形された
    請求項1または2記載の自動車用ドア。
  4. 自動車用ドアの組立方法であって、
    ドアインナパネルに形成された開口を閉塞するパネル部材と、
    ドアをロックするドアロック機構と、
    上記ドアロック機構を操作する操作部材と、
    上記ドアロック機構および操作部材を車外側から覆うカバー部材と、
    上記ドアインナパネルに設けられ上記ドアロック機構の取付剛性を確保する補強プレートと、
    該補強プレートに上記ドアロック機構側に折り曲げ形成された仮預け部と、を設け、
    上記ドアロック機構、操作部材およびカバー部材を予め上記パネル部材に組付けた状態で、該パネル部材をドアインナパネルに取付けると共に、
    上記パネル部材をドアインナパネルに取付ける時に上記ドアロック機構を上記仮預け部に仮預けする
    自動車用ドアの組立方法。
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