JP4002477B2 - テールゲートの構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車体後部を開閉可能に覆うテールゲートの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、自動車等の車両の後端側に車体後端部の開口を上下方向へ開閉可能に覆う、所謂、リフトゲート,テールゲート,リヤゲート若しくはバックドア等と呼ばれる開閉体(以下、これら開閉体を総称して「テールゲート」と言うものとする。)は、通常、内板部材(インナパネル)と外板部材(アウタパネル)とを組み合わせ、両者間に空間部(パネル空間部)を形成すると共に両パネルの周縁部および近傍どうしを接合して形成される。尚、車室内に面するインナパネルの内側は、例えば合成樹脂で形成されたカバー体(内装トリム)で覆われるのが一般的である。
【0003】
かかるテールゲートには、通常、その施解錠機構として、車体側に固定されたストライカと係合し得るラッチを備えたロック機構が配設されている。このようなロック機構としては、車体側に固定されたストライカと係合し得るラッチを有するラッチアッセンブリと、キー操作によって外側からラッチアッセンブリのロック(施錠)/アンロック(解錠)状態を切り換えるためのキーシリンダアッセンブリと、ハンドル操作によって外側からストライカに対するラッチの係合/非係合状態を切り換えるためのハンドルアッセンブリとを、基本的な構成要素として備えた、所謂、機械式のものが一般的である。
この施解錠機構では、キーシリンダアッセンブリ及びハンドルアッセンブリは、各々キーシリンダロッド及びハンドルロッドを介して、それぞれラッチアッセンブリに連結される。
【0004】
ところで、車体後部が上記のようなテールゲートで開閉可能に覆われる車両では、車両のライセンスプレート(所謂、ナンバプレート)はこのテールゲートに取り付けられる場合が多い。従って、この場合には、夜間等にナンバプレートを照らし出すためのランプ(所謂、ライセンスランプ)もテールゲートに取り付けられることになる。
【0005】
このライセンスランプをテールゲートに取り付ける場合、テールゲートの少なくともアウタパネルに開口部を設けておき、この開口部にライセンスランプユニットを取り付けるのが一般的であるが、ランプ交換等のメインテナンスのために、取り外し可能としておく必要がある。つまり、ライセンスランプユニットは、例えばネジ部材等を用いて取り外し可能に上記開口部に取り付けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、例えば上記ネジ部材等を螺脱してライセンスランプユニットを取り外すことにより、上記開口部からテールゲート内部のキーシリンダロッドを容易に操作できることになる。つまり、テールゲートが閉じられてラッチアッセンブリがロック(施錠)された状態であっても、上記ランセンスランプユニットを上記開口部から取り外すことにより、この開口部からキーシリンダロッドを不法にアンロック操作することが容易であり、簡単で且つ短時間で不法にロック解除されてしまうという問題がある。
【0007】
この発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、ライセンスランプユニットをテールゲートの開口部から取り外しても、この開口部からキーシリンダロッドが操作されることを防止できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、本願請求項1の発明(以下、第1の発明という)に係るテールゲートの構造は、インナパネル及びアウタパネルの周縁部およびその近傍どうしで接合して形成され、車体後部を開閉可能に覆うテールゲートの構造であって、上記インナパネルにライセンスランプユニット取付用開口部が形成されるとともに、該取付用開口部に上記ライセンスランプユニットが取り外し可能に取り付けられ、上記アウタパネルには上記ライセンスランプの照明光を通す照明用開口部が形成されており、上記インナパネルとアウタパネルとの間にパネル空間部が形成され、該パネル空間部内に配設され、車体側に固定されたストライカと係合し得るラッチを有するラッチアッセンブリと、上記パネル空間部よりも内側において延びるキーシリンダロッドを介して上記ラッチアッセンブリに連結されたキーシリンダアッセンブリとを備えたロック装置が、少なくとも上記アウタパネルより内側に配設されており、上記取付用開口部と上記キーシリンダロッドとの間に、該キーシリンダロッドへの接近を規制する防護壁が設けられていることを特徴としたものである。
【0009】
また、本願の請求項2に係る発明(以下、第2の発明という)は、上記第1の発明において、上記防護壁は、上記取付用開口部の左右両側からテールゲート内方に向かって突出する左右一対の立壁と、上記取付用開口部の上下両側のうち少なくとも一方側と上記キーシリンダロッドとの間にテールゲート内方に向かって突出する立壁とを備えていることを特徴としたものである。
【0010】
更に、本願の請求項3に係る発明(以下、第3の発明という)は、上記第1の発明において、上記防護壁は、上記キーシリンダロッドの上記取付用開口部に対応する側において上記キーシリンダロッドに沿って延び、且つ、テールゲート内方に向かって突出する上側立壁と、該上側立壁と対向するように上記キーシリンダロッドに沿って延び、且つ、テールゲート内方に向かって突出する下側立壁とを備えていることを特徴としたものである。
【0011】
また更に、本願の請求項4に係る発明(以下、第4の発明という)は、上記第1〜第3の発明の何れか一において、上記パネル空間部には、上記アウタパネルから内側に張り出し、上記ラッチアッセンブリを覆う張り出し壁部が形成されていることを特徴としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
まず、第1の実施の形態について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る自動車Mの車体後部を示す斜視図、図2はこの車体後部に取り付けられたテールゲートの正面説明図、また、図3は図2におけるA−A線に沿った断面説明図、図4は同B−A線に沿った断面説明図、図5は同C−A線に沿った断面説明図である。
これらの図に示すように、上記自動車Mの車体後部には、該車体後部に形成された開口部を上下方向へ開閉可能に覆う開閉体としてのテールゲート10が取り付けられている。
【0013】
上記テールゲート10は、その下部が図3〜図5に示されるように、所定形状およびサイズの内板部材11(インナパネル)と外板部材12(アウタパネル)とを組み合わせ、両パネル11,12の周縁部およびその近傍どうしを接合することにより、両者11,12間に空間部13(パネル空間部)を有して形成されている。尚、上記テールゲート10にはリヤウインドウガラス6がシール部材7を介して支持されている。また、このリヤウインドウガラス6の下端側の略中央には、ワイパ装置5が取り付けられている。
【0014】
図1〜図3から良く分かるように、上記テールゲート10の下部(リヤウインドウガラス6よりも下方部分)における略中央部分には車体内方に向かって凹む中央凹部19が形成され、この中央凹部19には車両のライセンスプレート8(所謂、ナンバプレート)が取り付けられている。そして、この中央凹部19の上方には、夜間等に上記ナンバプレート8を照らし出すためのランプ(ライセンスランプ)を備えたライセンスランプユニット50が配設されている。このライセンスランプユニット50及びその取付構造等については後述する。
【0015】
上記インナ及びアウタの両パネル11及び12は、より好ましくは、共に合成樹脂を材料として成形されており、その周縁部およびその近傍どうしは、例えば接着剤を用いて接合されている。
上記インナパネル11の合成樹脂材料としては、例えば、ガラス強化繊維が約40%配合されたポリプロピレン(PP)樹脂を用いた。また、アウタパネル12の合成樹脂材料としては、ポリカーボネイト(PC)樹脂およびアセチルニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂を原料とした樹脂材料を用いた。更に、接着剤としてはウレタン樹脂系のものを用いた。
【0016】
また、インナパネル11のリヤウインドウガラス6よりも下方部分の内側には、該インナパネル11の車室内側を覆うカバー体14(インナカバー)が配設されている。該インナカバー14は、当該カバー14で覆われた部分について、所謂、内装トリムの役割を果たすもので、車室内側からインナパネル11に組み付けられ、図9に示すように、その周縁部近傍の適所複数箇所を例えばネジ部材16を用いてインナパネル11に締結することにより、両者11,14間に空間部15(カバー空間部)を有してインナパネル11に固定されている。上記インナカバー14は合成樹脂製で、例えばPP樹脂を材料に用いて成形されている。
【0017】
尚、このインナカバー14,インナ及びアウタのパネル材11及び12の各樹脂材料、並びにインナ及びアウタのパネル材11及び12どうしを接合する接着剤としては、上記の例示されたものに限られるものではなく、他の種々の適切な材料を用いることができることは言うまでもない。
【0018】
また、上記自動車Mの車体後部では、車体ルーフ2の後端側において車幅方向へ延びるリヤヘッダの上側に、一対のヒンジユニット4(図1参照)が固定されている。そして、このヒンジユニット4を介して、テールゲート10の上端側が車体ルーフ2の後端部分に取り付けられている。
上記ヒンジユニット4は、従来公知のものと同様のもので、例えば鋼材などの金属材料で形成されている。これにより、テールゲート10が、車体後部の開口部を上下方向へ開閉可能に覆うように、車体ルーフ2の後端部分に上下方向へ回動可能に支持されている。
【0019】
上記テールゲート10は、その施解錠機構として、車体側に固定されたストライカ9(図5参照)と係合し得るラッチ25を備えたラッチアッセンブリ20と、キー操作によって外側からラッチアッセンブリ20のロック(施錠)/アンロック(解錠)状態を切り換えるためのキーシリンダアッセンブリ30と、上記ラッチアッセンブリ20のアンロック状態において、ハンドル操作によって外側からストライカ9に対するラッチ25の係合/非係合状態を切り換えるためのハンドル(アウタハンドル)アッセンブリ40(図4参照)とを、基本的な構成要素として備えている。
そして、キーシリンダアッセンブリ30及びハンドルアッセンブリ40は、各々キーシリンダロッド35及びハンドルロッド45を介して、ラッチアッセンブリ20に連結されている。
【0020】
本実施の形態では、好ましくは、上記ラッチアッセンブリ20とキーシリンダアッセンブリ30とハンドルアッセンブリ40の各アッセンブリが何れもインナパネル11に組み付けられている。
インナパネル11には、車幅方向における略中央部分に、ハンドルアッセンブリ40を取り付けるためのハンドル取付用開口部11hと、基本的には操作ロッド(キーシリンダロッド35,ハンドルロッド45)を挿通させるロッド挿通用開口部11sと、ラッチアッセンブリ20を取り付けるためのラッチ取付用開口部11rとが形成されている(図4参照)。
【0021】
また、インナパネル11の上記ハンドル取付用開口部11hの所定距離側方には、キーシリンダアッセンブリ30を取り付けるためのキーシリンダ取付用開口部11k(図5参照)が形成されている。
一方、アウタパネル12には、上記ハンドル取付用開口部11hの斜め下方に位置する部位に、外側からハンドル操作を行うためのハンドル操作用開口部12hが形成され、また、上記キーシリンダ取付用開口部11kに対応する部位に、シリンダ本体31端面のキー穴を外部に露出させるためのシリンダ穴12kが設けられている。
【0022】
ハンドルアッセンブリ40は、そのハンドル本体41が上記ハンドル取付用開口部11hを外側から挿通した上で、インナパネル11に取り付けられている。従って、ハンドル本体41はインナパネル11よりも内側でインナカバー14よりも外側に(つまり、カバー空間部15内に)位置している。一方、ハンドル操作部42は、インナパネル11とアウタパネル12との間のパネル空間部13内に位置し、アウタパネル12の上記ハンドル操作用開口部12hに臨むように配設されている。
【0023】
ハンドルアッセンブリ40をラッチアッセンブリ20に連結し、ラッチアッセンブリ20のアンロック状態において、ハンドル操作によって外側からストライカ9に対するラッチ25の係合/非係合状態を切り換えるハンドルロッド45は、その上端部がハンドル本体41の内側端部に連結されている。
そして、ラッチアッセンブリ20のアンロック状態において、ハンドル操作部42を上下方向へ回動操作することにより、ハンドルロッド45を上下動させて、ストライカ9に対するラッチ25の係合/非係合状態を切り換えることができるようになっている。
【0024】
また、キーシリンダアッセンブリ30は、そのシリンダ本体31が上記キーシリンダ取付用開口部11kを途中まで挿通した上で、ブラケット32を介してインナパネル11に取り付けられている。従って、シリンダ本体31のブラケット32よりも内側部分はカバー空間部15内に位置しており、外側部分はパネル空間部13内に位置し、その端面部はアウタパネル12の上記シリンダ穴12kに臨むように配設されている。
【0025】
図9に示されるように、インナカバー14の後面側には、キーシリンダアッセンブリ30を支持する(具体的には、シリンダ本体31の前部を支持する)キーシリンダ支持部17が設けられている。
従って、キーシリンダアッセンブリ30のシリンダ本体31は、その途中部がブラケット32を介してインナパネル11に固定されるとともに、その前部がインナカバー14に設けられた上記キーシリンダ支持部17によって支持されることになる。
【0026】
このように、シリンダ本体31の前部をインナカバー14に設けられた上記キーシリンダ支持部17によって支持することにより、シリンダ本体31に衝撃が加えられた場合でも容易にシリンダ本体31が脱落することはなく、不法な施解錠操作をより行い難くすることができる。
尚、上記のようなキーシリンダ支持部17を上記インナパネル11に設けるようにしても良い。
【0027】
キーシリンダアッセンブリ30をラッチアッセンブリ20に連結し、キー操作によって外側からラッチアッセンブリ20のロック(施錠)/アンロック(解錠)状態を切り換えるキーシリンダロッド35は、その上端部がシリンダ本体31の内側端部に連結されている。
そして、シリンダ本体31の外側端面のキー穴に所定のキー(共に不図示)を差し込んで回動操作することにより、キーシリンダロッド35を上下動させて、ラッチアッセンブリ20のロック/アンロック状態を切り換えることができるようになっている。
【0028】
更に、ラッチアッセンブリ20は、そのアッセンブリ本体21の下部がラッチ取付用開口部11rに嵌合した上で、ボルト28を用いてインナパネル11に固定されており、アッセンブリ本体21の上部は、ロッド挿通用開口部11sから若干量だけ上方へ突出している。従って、アッセンブリ本体21の大部分はパネル空間部13内に位置している。尚、ラッチ25は、図6に示されるように、アッセンブリ本体21の内部溝部21s内に配設され、インナパネル11よりも内側下方に位置しており、上記内部溝部21sに沿って進退動作可能に構成されている。
【0029】
キーシリンダアッセンブリ30をラッチアッセンブリ20に連結するキーシリンダロッド35は、上述のように、その上端部がシリンダ本体31の内側端部に連結されており、この連結部分からカバー空間部15を下方に向って延び、その下端近傍部分がロッド挿通用開口部11sを挿通した上で、下端部がラッチアッセンブリ20に結合されている。
すなわち、上記キーシリンダロッド35は、実質的に、インナパネル11とインナカバー14との間のカバー空間部15内において上記キーシリンダアッセンブリ30とラッチアッセンブリ20との間に延設されている。
【0030】
従って、キーシリンダロッド35は、その外側が2枚のパネル部材(インナ及びアウタのパネル部材11及び12)で覆われることになる。この結果、テールゲート10が閉じられラッチアッセンブリ20がロック(施錠)された状態において、外部から例えば先の尖った硬い材質の棒状体等でアウタパネル12を突き破って穴を開けたとしても、更にインナパネル11を突き破って穴を開けなければキーシリンダロッド35をアンロック操作することはできない。
つまり、キーシリンダロッドの外側がアウタパネル唯1枚で覆われていた従来に比して、不法なロック解除が行い難くなり、盗難被害の発生を有効に抑制できる。
【0031】
尚、より好ましくは、ハンドルアッセンブリ40をラッチアッセンブリ20に連結するハンドルロッド45についても、上述のように、その上端部がハンドル本体41の内側端部に連結されており、この連結部分からカバー空間部15を下方に向って延び、その下端近傍部分がロッド挿通用開口部11sを挿通した上で、下端部がラッチアッセンブリ20に結合されている。すなわち、上記ハンドルロッド45も、実質的に、カバー空間部15内においてハンドルアッセンブリ40とラッチアッセンブリ20との間に延設されていることになる。
【0032】
また、ラッチアッセンブリ20に対する不法な操作をより有効に防止するために、少なくとも当該ラッチアッセンブリ20の車幅方向における両側が縦壁で覆われている。
すなわち、インナパネル11のラッチアッセンブリ20配設位置に対応する部分の車幅方向における両側には、図7に示されるように、後方へ突き出す一対の縦壁部11Wが好ましくは一体に形成されている。
【0033】
そして、ラッチアッセンブリ20のインナパネル11への組付状態では、図4及び図5において2点鎖線曲線で表示されるように、これら縦壁部11Wが上記ラッチアッセンブリ20の車幅方向における両側を覆っている。これにより、ラッチアッセンブリ20に対する車幅方向における側方からの不法な操作をより有効に防止できる。
尚、上記のような縦壁は、インナパネル11からだけでなく、アウタパネル12側から一体的に突出するように設けても良い。
【0034】
また、より好ましくは、ラッチアッセンブリ20がインナパネル11に組み付けられた状態では、当該ラッチアッセンブリ20のアッセンブリ本体21のうち、パネル空間部13内に位置する部分の後面側は、図4及び図5に示されるように、アウタパネル12から張り出すようにして設けられた上側及び下側の張り出し壁部12W,12Uで覆われている。
【0035】
これら張り出し壁部12W,12Uは、図8に示されるように、アウタパネル12の裏面側において、該アウタパネル12の裏面に対して所定角度をもって傾斜するように張り出している。すなわち、ラッチアッセンブリ20の車体前後方向における後側には、アウタパネル12との間に延びる上側及び下側の張り出し壁部12W,12Uが位置している。
【0036】
従って、これら上下の張り出し壁部12W,12Uに対応する部分では、ラッチアッセンブリ20の外側は、アウタパネル12と張り出し壁部12W又は12Uとで二重に覆われることになり、外側がアウタパネル唯1枚で覆われていた従来に比して、車体後方からの不法なロック解除が行い難くなり、盗難被害の発生を有効に抑制できる。
【0037】
本実施の形態では、前述のように、テールゲート下部の中央凹部19に取り付けた車両のライセンスプレート8(所謂、ナンバプレート)を照らし出すためのライセンスランプを備えたライセンスランプユニット50(図1〜図3参照)が、上記中央凹部19の上方に配設されている。
【0038】
以下に、このライセンスランプユニット50のテールゲート10への取付構造について説明する。
上記テールゲート10のインナパネル11のハンドル取付用開口部11hとキーシリンダ取付用開口部11kの間の所定位置には、図3に詳しく示すように、ライセンスランプユニット50を取り付けるためのランプ取付用開口部11j形成されている。一方、アウタパネル12には、上記ランプ取付用開口部11jの斜め下方に位置する部位に、ライセンスランプ51の照射光をナンバプレート8側に通すための照明用開口部12jが形成されている。
【0039】
上記ライセンスランプユニット50は、照明源としての上記ライセンスランプ51をベース板52上に固定して構成されており、該ベース板52は(つまり、ライセンスランプユニット50は)、例えばネジ部材(不図示)を用いて、インナパネル11の開口部11jに対し取り外し可能に取り付けられている。従って、ランプ51の交換等のメインテナンス時には、上記ネジ部材を螺脱することにより、容易にランプユニット50をその取付用開口部11jから取り外すことができる。尚、ベース板52の背面側にはコネクタ部53が付設されている。
【0040】
本実施の形態では、ライセンスランプユニット50がテールゲート10の取付用開口部11jから取り外されても、この開口部11jからキーシリンダロッドが操作されて盗難被害等に遭うことを防止できるようにするために、ランプユニット取付用開口部11jと上記キーシリンダロッド35との間に、該キーシリンダロッド35への接近を規制する防護壁が設けられている。
【0041】
図10は、インナカバー14が取り外された状態でテールゲート10のインナパネル11を車室側から見て示した斜視図である。この図に示すように、上記キーシリンダロッド35は、テールゲート10の少なくともアウタパネル12より内側(具体的には、インナパネル11より内側)において、キーシリンダ本体31とラッチアッセンブリ20との間を繋いで斜め方向に延びており、上記ランプユニット取付用開口部11jは、このキーシリンダロッド35よりも上側に位置している。
【0042】
上記ランプユニット取付用開口部11jの左右両側には、インナパネル11の内面からテールゲート内方に向かって突出する左右一対のリブ状の第1立壁P1がインナパネル11と一体的に形成されている。また、上記開口部11jの上下両側のうち少なくともキーシリンダロッド35に対応する側(つまり、上記両第1立壁P1の下端側)にも、インナパネル11の内面からテールゲート内方に向かって突出するリブ状の第2立壁P2がインナパネル11と一体的に設けられている。
【0043】
尚、この第2立壁P2は、好ましくは、両第1立壁P1の下端部どうしを連結するようにして形成されており、これにより、各立壁P1,P2の剛性が確保されている。また、上記左右一対の第1立壁P1及び第2立壁P2は何れも、より好ましくは、インナパネル11の内側からリブ状に突出するように一体成形されたものである。従って、インナパネル11の成形により、容易にこれら立壁P1,P2を設けることができる。
【0044】
従って、ライセンスランプユニット50をその取付用開口部11jから取り外しても、この開口部11jのテールゲート内方側は、その左右両側およびキーシリンダロッド35に対応する側が上記各立壁P1,P2で囲まれており、テールゲート10の外部から、ランプユニット取付用開口部11jを通して、キーシリンダロッド35に接近しこれを不法に操作することは非常に困難なものとなる。
【0045】
本実施の形態によれば、以上のように、ライセンスランプユニット取付用開口部11jとキーシリンダロッド35との間に、該キーシリンダロッド35への接近を規制する防護壁P1,P2が設けられているので、ライセンスランプユニット50がその取付用開口部11jから取り外されても、この開口部11jからキーシリンダロッド35に接近して操作することが上記防護壁P1,P2によって規制され、ランプユニット取付用開口部11jからキーシリンダロッド35を不法にアンロック操作することが非常に難しくなっており、盗難防止効果を有効に高めることができるのである。
【0046】
特に、防護壁P1,P2は、ランプユニット取付用開口部11jの左右両側からテールゲート内方に向かって突出する左右一対の第1立壁P1と、キーシリンダロッド35に対応する側において上記両第1立壁P1どうしを連結する第2立壁P2とを備えているので、これら立壁P1,P2によって上記開口部11jからキーシリンダロッド35への接近を効果的に規制することができる。
【0047】
また、この場合、インナパネル11にリブ状の立壁P1,P2を一体成形するだけの簡単な構成で、ランプユニット取付用開口部11jと上記キーシリンダロッド35との間に該キーシリンダロッド35への接近を規制する防護壁を設けることができる。
【0048】
次に、防護壁の構成が異なる他の実施形態(本発明の第2の実施の形態)について説明する。尚、以下の説明において、上記第1の実施の形態における場合と同様の構成を備え同様の作用を成すものについては同一の符号を付し、それ以上の説明は省略する。
図11は第2の実施の形態に係るテールゲートの正面説明図、図12は図11におけるC’−A’線に沿った断面説明図、また、図13はインナカバー取り外し状態で上記テールゲートのインナパネルを車室側から見て示した斜視図である。
【0049】
これらの図に示すように、この第2の実施の形態に係るテールゲート60は、上記第1の実施の形態におけるテールゲート10と同様の基本構造を備えているが、キーシリンダロッド35への接近を規制する防護壁の構成が異なっている。図13から良く分かるように、キーシリンダロッド35は、第1の実施の形態における場合と同じく、テールゲート10の少なくともアウタパネル12より内側(具体的には、インナパネル11より内側)において、キーシリンダ本体31とラッチアッセンブリ20との間を繋いで斜め方向に延びており、上記ランプユニット取付用開口部11jは、このキーシリンダロッド35よりも上側に位置している。
【0050】
そして、インナパネル11の内側には、キーシリンダロッド35の少なくとも上側(つまり、上記ランプユニット取付用開口部11jに対応する側)において実質的にキーシリンダロッド35に沿って延び、且つ、テールゲート内方に向かって突出する立壁Q1(上側立壁)が、インナパネル11と一体的に設けられている。尚、この上側立壁Q1の上端側には、キーシリンダ本体31の側面を覆って鉛直方向に延びる鉛直壁Q1aが設けられている。
【0051】
従って、ライセンスランプユニット50をその取付用開口部11jから取り外しても、この開口部11jとキーシリンダロッド35との間には、テールゲート内方側に突出し実質的にキーシリンダロッド35に沿って延びる上記上側立壁Q1が位置しているので、テールゲート60の外部から、ランプユニット取付用開口部11jを通して、キーシリンダロッド35に接近しこれを不法に操作することは非常に困難である。また、上記上側立壁Q1にキーシリンダ本体31の側面を覆って鉛直方向に延びる鉛直壁Q1aを連設したことにより、ランプユニット取付用開口部11jを通してのキーシリンダロッド35の不法な操作をより確実に規制できる。
【0052】
尚、上記上側立壁Q1を設けたことにより、テールゲート60にランプユニット取付用開口部が設けられていない場合、或いは設けられていてもかかる開口部が開放されていない場合に、テールゲート60のパネル材12,11のキーシリンダロッド35よりも上側の部分を、例えば先の尖った硬い材質の棒状体等で突き破って穴を開けることにより、キーシリンダロッド35を不法に操作しようとしても、上側立壁Q1により妨げられるので、容易にアンロック操作を行うことはできないことになる。
【0053】
すなわち、キーシリンダロッド35の上側において実質的にキーシリンダロッド35に沿って延び、且つ、テールゲート内方に向かって突出する上側立壁Q1を設けることは、テールゲート60にランプユニット取付用開口部11jが設けられていない場合でも、盗難防止上有効である。
【0054】
また、本実施の形態では、キーシリンダロッド35の上側(ランプユニット取付用開口部11jに対応する側)だけでなく、その下側にも、実質的にキーシリンダロッド35に沿って延び、且つ、テールゲート内方に向かって突出する立壁Q2(下側立壁)が、インナパネル11と一体的に設けられている。また、この下側立壁Q2の上端側には、キーシリンダ本体31の側面を覆って鉛直方向に延びる鉛直壁Q2aが設けられている。
【0055】
このように、キーシリンダロッド35の下側にも、該シリンダロッド53のテールゲート内方を覆う下側立壁Q2を設けたことにより、テールゲート60のパネル材12,11のキーシリンダロッド35よりも下側の部分を、例えば先の尖った硬い材質の棒状体等で突き破って穴を開けることにより、キーシリンダロッド35を不法に操作しようとしても、下側立壁Q2により妨げられるので、容易にアンロック操作を行うことはできず、盗難被害の発生をより有効に抑制できるのである。
【0056】
上側および下側の立壁Q1及びQ2並びに各鉛直壁Q1a及びQ2aは何れも、より好ましくは、インナパネル11の内側からリブ状に突出するように一体成形されたものである。従って、インナパネル11の成形により、容易にこれら立壁Q1,Q2及びQ1a,Q2aを設けることができる。
【0057】
すなわち、この場合においても、インナパネル11に立壁Q1,Q2及びQ1a,Q2aを一体成形するだけの簡単な構成で、ランプユニット取付用開口部11jと上記キーシリンダロッド35との間に該キーシリンダロッド35への接近を規制する防護壁を設けることができる。尚、上記各鉛直壁Q1a,Q2aは必ずしも各立壁Q1,Q2の上端部に連設する必要は無く、各上端部の近傍に配設されて、キーシリンダ本体31の側方を遮蔽するものであれば良い。
【0058】
以上の各実施の形態では、インナパネル11及びアウタパネル12は合成樹脂製としたので、鋼板製の場合に比して成形加工がはるかに容易である。従って、インナパネル11に、ランプユニット取付用開口部11jを設けるに際し、また、インナパネル11の内側に立壁P1,P2又はQ1,Q1a,Q2,Q2aを設けるに際し、鋼板製の場合に比して、形状設定の自由度が高く成形も容易である。しかも、テールゲートのより一層の軽量化にも資することができる。
【0059】
尚、以上の各実施の形態では、ランプユニット取付用開口部11jと上記キーシリンダロッド35との間に該キーシリンダロッド35への接近を規制する防護壁としての各立壁立壁P1,P2又はQ1,Q2は何れもテールゲート10,60のインナパネル11から一体的に突出するように形成されていたが、これら立壁をインナパネル11より内側に配設されたインナカバー14から一体的に突出するように形成することもできる。
【0060】
また、以上の各実施の形態では、ライセンスランプユニット50はテールゲート10,60のインナパネル11に形成された取付用開口部11jに取り付けられていたが、この代わりに、アウタパネルに取付用開口部を設けてライセンスランプユニットをアウタパネル側に取り付けるようにしても良い。
【0061】
更に、上記各実施の形態では、ラッチアッセンブリ20とキーシリンダアッセンブリ30及びキーシリンダロッド35とで、「ロック装置」の少なくとも主要部が構成されていたが、本発明は、かかる機械式のロック機構が設けられたテールゲート10に限定されるものではなく、無線通信手段等を利用した遠隔操作によりラッチアッセンブリのラッチ駆動アクチュエータを直接に駆動してラッチアッセンブリのロック/アンロック状態を切り換えることができるようにした、所謂、キーレスエントリ・システムやパッシブ・キーレスエントリ・システムなどを備えた場合にも、有効に適用することができる。
【0062】
また更に、上記各実施の形態では、上記「ロック装置」はテールゲートのインナパネルとインナカバーとの間に配設されていたが、この代わりに、ロック装置をアウタパネルとインナパネルの間に配設することもできる。この場合には、上述の防護壁をアウタパネルの内側から一体的に突出するように形成することもできる。
【0063】
このように、本発明は、上述の実施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】
本願の第1の発明によれば、ライセンスランプユニット取付用開口部とキーシリンダロッドとの間に、該キーシリンダロッドへの接近を規制する防護壁が設けられているので、ライセンスランプユニットがその取付用開口部から取り外されても、この開口部からキーシリンダロッドに接近することが上記防護壁によって規制され、上記開口部からのキーシリンダロッドの不法なアンロック操作が行い難くなり、盗難防止効果を高めることができる。
また、上記キーシリンダロッドは、インナパネルとアウタパネルとの間に形成されたパネル空間部よりも内側において延びている。従って、キーシリンダロッドは、その外側が2枚のパネル部材(インナパネル及びアウタパネル)で覆われることになる。この結果、テールゲートが閉じられラッチアッセンブリがロック(施錠)された状態において、外部から例えば先の尖った硬い材質の棒状体等でアウタパネルを突き破って穴を開けたとしても、更にインナパネルを突き破って穴を開けなければキーシリンダロッドをアンロック操作することはできない。つまり、キーシリンダロッドの外側がアウタパネル唯1枚で覆われていた従来に比して、不法なロック解除が行い難くなり、盗難被害の発生を有効に抑制できる。
【0065】
また、本願の第2の発明によれば、基本的には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができる。特に、上記防護壁は、上記取付用開口部の左右両側からテールゲート内方に向かって突出する左右一対の立壁と、上記取付用開口部の上下両側のうち少なくとも一方側と上記キーシリンダロッドとの間にテールゲート内方に向かって突出する立壁とを備えているので、これら立壁によって、上記取付用開口部からキーシリンダロッドへの接近が確実に規制される。
【0066】
更に、本願の第3の発明によれば、基本的には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができる。特に、上記防護壁は、上記キーシリンダロッドの上記取付用開口部に対応する側において上記キーシリンダロッドに沿って延び、且つ、テールゲート内方に向かって突出する上側立壁と、該上側立壁と対向するように上記キーシリンダロッドに沿って延び、且つ、テールゲート内方に向かって突出する下側立壁とを備えているので、この立壁によって、上記開口部からキーシリンダロッドへの接近が確実に規制される。
【0067】
また更に、本願の第4の発明によれば、基本的には、上記第1〜第3の発明と同様の効果を奏することができる。特に、上記パネル空間部には、上記アウタパネルから内側に張り出し、上記ラッチアッセンブリを覆う張り出し壁部が形成されているので、この張り出し壁部に対応する部分では、ラッチアッセンブリの外側は、アウタパネルと張り出し壁部とで二重に覆われることになり、外側がアウタパネル唯1枚で覆われていた従来に比して、車体後方からの不法なロック解除が行い難くなり、盗難被害の発生を有効に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る自動車の車体後部を示す斜視図である。
【図2】 上記自動車の車体後部に取り付けられたテールゲートの正面説明図である。
【図3】 図2におけるA−A線に沿った断面説明図である。
【図4】 図2におけるB−A線に沿った断面説明図である。
【図5】 図2におけるC−A線に沿った断面説明図である。
【図6】 上記テールゲートに取り付けられるラッチアッセンブリの斜視図である。
【図7】 上記テールゲートのインナパネルから突き出た縦壁部の斜視図である。
【図8】 上記テールゲートのアウタパネルから張り出した張り出し壁部の斜視図である。
【図9】 上記テールゲートに取り付けられるインナカバーの斜視図である。
【図10】 上記インナカバー取り外し状態でテールゲートのインナパネルを車室側から見て示した斜視図である。
【図11】 本発明の第2の実施の形態に係るテールゲートの正面説明図である。
【図12】 図11におけるC’−A’線に沿った断面説明図である。
【図13】 インナカバー取り外し状態で上記第2の実施の形態に係るテールゲートのインナパネルを車室側から見て示した斜視図である。
【符号の説明】
9…ストライカ
10,60…テールゲート
11…インナパネル
11j…ランプユニット取付用開口部
12…アウタパネル
20…ラッチアッセンブリ
25…ラッチ
30…キーシリンダアッセンブリ
35…キーシリンダロッド
50…ライセンスランプユニット
51…ライセンスランプ
M…自動車
P1,P2,Q1,Q2…立壁(防護壁)

Claims (4)

  1. インナパネル及びアウタパネルの周縁部およびその近傍どうしで接合して形成され、車体後部を開閉可能に覆うテールゲートの構造であって、
    上記インナパネルにライセンスランプユニット取付用開口部が形成されるとともに、該取付用開口部に上記ライセンスランプユニットが取り外し可能に取り付けられ、
    上記アウタパネルには上記ライセンスランプの照明光を通す照明用開口部が形成されており、
    上記インナパネルとアウタパネルとの間にパネル空間部が形成され、
    該パネル空間部内に配設され、車体側に固定されたストライカと係合し得るラッチを有するラッチアッセンブリと、上記パネル空間部よりも内側において延びるキーシリンダロッドを介して上記ラッチアッセンブリに連結されたキーシリンダアッセンブリとを備えたロック装置が、少なくとも上記アウタパネルより内側に配設されており、
    上記取付用開口部と上記キーシリンダロッドとの間に、該キーシリンダロッドへの接近を規制する防護壁が設けられている、
    ことを特徴とするテールゲートの構造。
  2. 上記防護壁は、上記取付用開口部の左右両側からテールゲート内方に向かって突出する左右一対の立壁と、上記取付用開口部の上下両側のうち少なくとも一方側と上記キーシリンダロッドとの間にテールゲート内方に向かって突出する立壁とを備えていることを特徴とする請求項1記載のテールゲートの構造。
  3. 上記防護壁は、上記キーシリンダロッドの上記取付用開口部に対応する側において上記キーシリンダロッドに沿って延び、且つ、テールゲート内方に向かって突出する上側立壁と、該上側立壁と対向するように上記キーシリンダロッドに沿って延び、且つ、テールゲート内方に向かって突出する下側立壁とを備えていることを特徴とする請求項1記載のテールゲートの構造。
  4. 上記パネル空間部には、上記アウタパネルから内側に張り出し、上記ラッチアッセンブリを覆う張り出し壁部が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一に記載のテールゲートの構造。
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