JP5459187B2 - 自動車用後パネル部材 - Google Patents

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Description

本発明は、車体後部に上下方向に回転可能に連結される自動車用後パネル部材(例えば、バックドア、トランクリッドなど)に関する。
自動車用後パネル部材の一つであるトランクリッドは、後パネル部材の車体外側部を構成するアウタパネルと、後パネル部材の車体内側部を構成するインナパネルと、インナパネルの下部に取付けられて車体に設けられたストライカに解除可能に係合するロック装置を有する(特許文献1参照)。ロック装置は、本体部と、本体部に対して回転してストライカに係合するラッチと、本体部から延出し操作されることでラッチをストライカから解除させる解除レバーを有する。本体部は、インナパネルの内側面に装着され、解除レバーは、インナパネルを貫通してインナパネルとアウタパネルの間に位置する。
特許文献1に記載の構造では、インナパネルの外側面には、ロック装置が取付けられる位置に補強板が取付けられる。補強板は、アウタパネルに向けて延出する延出片と、延出片の端部から延出してアウタパネルに取付けられる取付部を有する。延出片は、ロック装置の解除レバーの上方を覆い、解除レバーが上方から不正に解除されることを抑制し得る。例えばトランクリッドに取付けられた外装品が取外され、トランクリッドに形成された取付孔から棒がロック装置の解除レバーに向けて挿入された際において、棒が解除レバーの到達することを延出片が阻止し得る。これによりトランクリッドが不正に解錠されることが抑制され得る。
また、自動車用後パネル部材の一つであるバックドアにおいてラッチ取付部の補強構造も従来知られている(特許文献2参照)。特許文献2に記載の構造によると、ラッチ開口部周辺を補強する補強プレートに、アウタパネルに延びる上方延長部が設けられている。上方延長部は、ラッチの上方にてアウタパネルに接合されるとともに、その車内側では、インナパネルより延長された後方延長部と接合される。前記の接合構造より、インナパネル及びアウタパネルの前後方向の変形に対する剛性が向上し、その結果、振動の発生が抑制される。
特開2003−182639号公報 特開2009−023480号公報
しかし、特許文献1の補強板は、インナパネルとアウタパネルが別個の部材であって、補強板は、一般にインナパネルとアウタパネルよりも肉厚の金属板が用いられる為、その大型化は重量増への影響が大きい。また補強板は、インナパネルとアウタパネルの間に設けられるため、両パネルの間において両パネルのそれぞれに補強板を取付ける必要があり、該作業は容易でない。特許文献2の構造では、ラッチの上方がインナパネルで覆われる。しかしながら、補強プレートの上方延長部と同幅に形成されたインナパネルの後方延長部の幅は狭く、不正解錠を抑制できるものではない。また、近年、燃費改善に寄与する車体軽量化の強い要請があり、車体のパネル材もより薄肉化に向かう傾向にある。そのため、インナパネルとアウタパネルを接合しても、騒音の発生を十分に抑制できるとは限らず、特許文献2ではさらに同接合部に補強プレートを重ねて接合している。この構造は、剛性の向上と騒音の抑制には有効だが、やはり補強プレートの延長が必要であり、重量増への影響が大きい。そこで重量の増加を抑制しつつ、かつ簡易に製造され得る構成によってロック装置の不正解錠を抑制し得る自動車用後パネル部材が必要とされている。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える自動車用後パネル部材であることを特徴とする。一つの特徴によると本発明は、車体後部に上下方向に回転可能に連結される自動車用後パネル部材であって、後パネル部材の車体外側部を構成するアウタパネルと、後パネル部材の車体内側部を構成するインナパネルと、後パネル部材の下部に設けられて車体に設けられたストライカに解除可能に係合するロック装置を有する。インナパネルは、アウタパネルに並設される本体部と、本体部からアウタパネルに向けて延出し該端部が車幅方向の二箇所でアウタパネルに固着されかつロック装置の操作レバーの上方を覆い得る補強片を一体に有する。
したがって補強片は、インナパネルからアウタパネルに向けて延出し、かつ該端部の離間した二箇所においてアウタパネルに接合されるため、両パネル間が変形することを有効に抑制し得る。また、補強片は、ロック装置の操作レバーの上方を広く覆い得る。そのため操作レバーが上方から挿入された棒などによって不正に操作されることが補強片によって抑制され得る。補強片は、インナパネルの本体部に一体に形成されるため、肉厚の補強材を延長する場合と比較して、後パネル部材の重量増を抑制できる。
自動車の斜視図である。 後パネル部材の車体内側からの一部斜視図である。 図2のIII―III線断面斜視図である。 図2のIV―IV線断面図である。
本発明の一つの実施の形態を図1〜4にしたがって説明する。自動車10は、図1に示すように車体11と該車体11の後部に取付けられる後パネル部材1を有する。後パネル部材1は、バックドアであって、後パネル部材1の上部1aがヒンジ21によって車体11の後上部に回転可能に連結される。これにより後パネル部材1は、車体11に対して上下方向に回転する。
後パネル部材1と車体11の間には、図1に示すように後パネル部材1を上方に付勢する付勢部材13が設けられる。後パネル部材1の下部1bには、後パネル部材1を施錠し得るロック装置4が設けられる。
ロック装置4は、図2,4に示すように後パネル部材1の下部1bの中央に取付けられる本体部4aと、本体部4aの下部に回転可能(移動可能)に取付けられるラッチ4dを有する。ラッチ4dは、回転することで車体11に設けられたストライカ14に対して係合、係合解除する。
ロック装置4の本体部4aには、図2,4に示すように電気式駆動器4bと機械式駆動器4cが設けられる。電気式駆動器4bは、電気配線部材8によってスイッチ6等と電気的に接続される。電気式駆動器4bは、電気配線部材8を経て受信したスイッチ6等からの電気信号に基づいてラッチ4dを移動させる。
機械式駆動器4cは、図2に示すように本体部4aに設けられた操作レバー4eと連結される。操作レバー4eは、本体部4aに上下方向にスライド可能(移動可能)に設けられる。機械式駆動器4cは、操作レバー4eに加えられた力によってラッチ4dを移動させる。換言すると機械式駆動器4cは、電力を用いることなくラッチ4dを解除方向に移動させ得る。したがって電力が電気式駆動器4bに供給できない場合などの緊急時に、機械式駆動器4cを用いることで後パネル部材1を解錠することができる。
後パネル部材1は、図1,4に示すようにアウタパネル2とインナパネル3とトリム9を有する。アウタパネル2は、鋼板製であって、後パネル部材1の車体外側部を構成する。アウタパネル2の本体部2aの上側領域には、ガラス5が嵌められる開口部が形成される。本体部2aの下側領域には、車体内側へ凹む取付部2fが形成される。取付部2fには、取付部2fに形成された取付孔2bに挿入される取付具18によってライセンスプレート15が取付けられる。
アウタパネル2の中央領域には、図1,4に示すようにワイパー16とエンブレム19とカバー17が取付けられる。ワイパー16とエンブレム19とカバー17は、アウタパネル2に形成された取付孔2c〜2eを利用してアウタパネル2に取付けられる。カバー17には、ロック装置4を操作するためのスイッチ6が取付けられる。スイッチ6は、使用者によって操作されることでロック装置4に第一の電気信号を発信する第一ボタンと、第二の電気信号を発信する第二ボタンを有する。
後パネル部材1の内部には、図示省略の受信機が設けられる。受信機は、使用者が携帯するキーから発信される無線信号を受信して制御装置に第三の電気信号を発信する。制御装置は、第三の電気信号を受信すると第四の電気信号をロック装置4に送信する。ロック装置4の電気式駆動器4bは、スイッチ6からの第一の電気信号と制御装置からの第四の電気信号を受信した際にラッチ4dを解除方向に移動させる。スイッチ6からの第二の電気信号と制御装置からの第四の電気信号を受信した際には、ラッチ4dを係合方向に移動させる。
インナパネル3は、図2,4に示すように鋼板製であって、後パネル部材1の車体内側部を構成する。インナパネル3は、本体部3aと補強片3bと取付片3dを一体に有する。本体部3aは、アウタパネル2の本体部2aに並設される。インナパネル3の本体部3aには複数の開口部3c,3eが形成される。開口部3cの一つは、ロック装置4に対応した場所に位置する。
インナパネル3は、図2,4に示すように外周部3fがアウタパネル2に向けて延出し、該先端部がアウタパネル2に固着される。インナパネル3の外周部3fの一部は、取付片3dであって、取付片3dは、開口部3cの下側の位置する。取付片3dの上面には、ブラケット22が取付けられ、取付片3dとブラケット22には、取付穴が形成される。取付穴にロック装置4の本体部4aが挿入され、本体部4aの中央部がブラケット22に取付けられる。本体部4aの下部は、取付片3dの下側に突出し、本体部4aの下部に設けられるラッチ4dがストライカ14に対して係合、係合解除され得る。
図2,4に示すようにインナパネル3の補強片3bは、断面L字状であって不正操作防止部3b1と固着部3b2を有する。不正操作防止部3b1は、開口部3cの上縁からアウタパネル2に向けて延出する。不正操作防止部3b1の幅は、ロック装置4の幅と略同じであって、ロック装置4の上方を覆う。不正操作防止部3b1は、取付孔2b〜2e(図1参照)よりも下側に位置し、ロック装置4よりも上側に位置する。したがって不正に取付孔2b〜2eを通って車体外側から内側に挿入された棒は、不正操作防止部3b1によってロック装置4に到達することが規制され得る。
固着部3b2は、図2,3に示すように不正操作防止部3b1の端部からアウタパネル2の本体部2aに沿って下方に延出する。固着部3b2の両端部には、アウタパネル2に向けて突出する第一と第二の突出部3b3,3b4が形成される。アウタパネル2の本体部2aには、第一と第二の突出部3b3,3b4に向けて突出する突出部2g,2hが形成される。突出部3b3,3b4と突出部2g,2hは、溶接あるいはマスチックによって相互に固着される。第一と第二の突出部2g,2h,3b3,3b4の間には、アウタパネル2と固着部3b2を離間する隙間20が形成される。
不正操作防止部3b1には、図3に示すように複数の膨出部3b6が形成される。膨出部3b6は、不正操作防止部3b1の前後方向全長にて延出し、かつ下側に膨らむ。膨出部3b6は、固着部3b2の突出部3b3,3b4の端縁に隣接する。したがって不正操作防止部3b1は、膨出部3b6によって補強される。
補強片3bは、図2に示すようにインナパネル3からライセンスプレート15が取付けられる取付部2fまで延出する。不正操作防止部3b1の幅、およびアウタパネルに直接固着される突出部3b3と3b4の間の幅は、インナパネル3の本体部3aとアウタパネル2との間距離よりも車幅方向に広い。そのためアウタパネル側からの入力に対し、その力が不正操作防止部3b1の狭い箇所に集中することなく、補強片3bの撓みは抑制され得る。したがってアウタパネル2の取付部2fが補強片3bによってインナパネル3側へ凹むことがより効果的に抑制され得る。図4に示すようにインナパネル3の車体内側には、樹脂製のトリム9が装着され、インナパネル3がトリム9によって覆われる。
インナパネル3を製造する場合は、図2を参照するように先ず、プレス加工によって鋼板を曲げて補強片3bと取付片3dを形成する。次にインナパネル3をアウタパネル2にスポット溶接等によって固着する。補強片3bの端部をアウタパネル2に固着する場合は、開口部3cを利用して固着部3b2をアウタパネル2に溶接する。これにより補強片3bは、比較的容易にアウタパネル2に固着され得る。
以上のように後パネル部材1は、図2に示すように後パネル部材1の車体外側部を構成するアウタパネル2と、後パネル部材1の車体内側部を構成するインナパネル3と、後パネル部材1の下部に設けられて車体11に設けられたストライカ14に解除可能に係合するロック装置4を有する。インナパネル3は、アウタパネル2に並設される本体部3aと、本体部3aからアウタパネル2に向けて延出し該端部が車幅方向の二箇所でアウタパネル2に固着されかつロック装置4の操作レバー4eの上方を覆い得る補強片3bを一体に有する。
したがって補強片3bは、インナパネル3からアウタパネル2に向けて延出し、かつ該端部の離間した二箇所においてアウタパネル2に接合されるため、両パネル2,3間が変形することを有効に抑制し得る。また、補強片3bは、ロック装置4の操作レバー4eの上方を広く覆い得る。そのため操作レバー4eが上方から挿入された棒などによって不正に操作されることが補強片3bによって抑制され得る。補強片3bは、インナパネル3の本体部3aに一体に形成されるため、肉厚の補強材を延長する場合と比較して、後パネル部材1の重量増を抑制できる。
また補強片3bは、インナパネル3の本体部3aに一体に形成されるため、後パネル部材1の部品点数を増やすことなく設けられ得る。また補強片3bは、インナパネル3の本体部3aから延出し、アウタパネル2のみに固着される。そのため補強片3bは、両パネル2,3に取付けられる構造に比べて簡易にインナパネル3とアウタパネル2の間に設けられ得る。
また補強片3bは、図2に示すように固着部3b2を有し、固着部3b2には、アウタパネル2に固着される第一と第二の突出部3b3,3b4が設けられる。第一と第二の突出部3b3,3b4は、インナパネル3とアウタパネル2の間距離よりも離間して配設される。また固着部3b2は、第一と第二の突出部3b3,3b4の間にて、車体前方に凸状をなしている。補強片3bは、アウタパネル2に向けて延びる不正操作防止部3b1を有し、不正操作防止部3b1には、車体前後方向に延びる溝状の膨出部3b6が少なくとも第一と第二の突出部3b3,3b4に対応する二箇所において形成される。
補強片3bは、図2に示すように本体部3aに形成された開口部3cの上端縁から延出する。インナパネル3は、開口部3cの下側において本体部3aからアウタパネル2に延出し該端部がアウタパネル2に固着される取付片3dを有し、取付片3dにロック装置4が取付けられる。
したがって補強片3bは、開口部3cを形成する際に本体部3aに形成した切欠きを折り曲げることで形成され得る。そのため補強片3bは、簡易な構成で形成され得る。補強片3bは、開口部3cの上端縁に位置し、ロック装置4は、開口部3cの下側に位置する取付片3dに取付けられる。そのためロック装置4をストライカ14に対して係合・係合解除される際に生じる振動は、開口部3cによって補強片3bに伝わり難い。したがってアウタパネル2に固着される補強片3bの端部に亀裂が生じ難く、亀裂によって補強片3bが錆びることが抑制され得る。あるいは補強片3bの変形が抑制されることでインナパネル3の変形が抑制され得る。
ロック装置4は、図2に示すようにストライカ14に対して移動して係合・係合解除するラッチ4dと、ラッチ4dを電気信号に基づいて移動させる電気式駆動器4bと、ロック装置4の本体部4aに移動可能に設けられた操作レバー4eの操作に基いてラッチ4dを移動させる機械式駆動器4cを有する。操作レバー4eは、インナパネル3の車体内側から開口部3cを通して操作され得る位置に設置される。したがって電気式駆動器4bによってラッチ4dを移動させることができない緊急時には、開口部3cを利用して車体内側から操作レバー4eを操作して、ロック装置4がストライカ14から係合解除され得る。
補強片3bは、図4に示すように該端部にアウタパネル2に対面する固着部3b2を有する。固着部3b2とアウタパネル2の両部材の間には、両部材の一方から他方に突出しかつ該他方に固着される第一と第二の突出部2g,2h,3b3,3b4が設けられる。第一と第二の突出部2g,2h,3b3,3b4の間には、固着部3b2とアウタパネル2を離間させる隙間20が形成される。
したがって固着部3b2とアウタパネル2は、第一と第二の突出部2g,2h,3b3,3b4によって固着され、第一と第二の突出部2g,2h,3b3,3b4の間において離間する。そのため固着部3b2とアウタパネル2が振動して相互に当たることで生じ得る異音が隙間20によって抑制され得る。
また、特に固着部3b2においては、第一と第二の突出部3b3,3b4の間にて、パネルが車両前方に凸形状を成している。これにより、不正操作防止部3b1との間の屈曲部がシンプルな直線状になることを回避し、不正操作防止部3b1と固着部3b2との間の剛性が高くなり、アウタパネル2の変形をより効果的に抑制できる。
ロック装置4は、図4に示すようにアウタパネル2とインナパネル3の間に位置し、インナパネル3よりも車体内側へ張出していない。したがって車体の荷室がロック装置4によって狭くなることが避けられ得る。
ロック装置4は、図4に示すように取付片3dに取付けられる。取付片3dは、インナパネル3から延出し、該端部がアウタパネル2に取付けられる。そのため取付片3dは、比較的短い長さで両端部が支持される。例えば、比較的面積の広い本体部3aに比べて短い距離において両端部が支持される。そのため取付片3dは、剛性が高いため、ロック装置4を安定良く支持し得る。そのためロック装置4を本体部3aに取付けるために従来必要であった補強部材が不要あるいは小さくされ得る。かくして後パネル部材1の質量を軽減させ得る。
本発明は、上記実施の形態に限定されず、以下の形態等であっても良い。例えば後パネル部材1は、電気式のロック装置4に代えて機械式ロック装置を有していても良い。機械式ロック装置は、本体部と、本体部に回転可能に取付けられるラッチと、ラッチを回転可能な状態と回転不能な状態に切替えるポールと、ポールに連結されかつ本体部から延出する操作レバーを有する。操作レバーは、アウタパネル2とインナパネル3の間に設けられ、かつ補強片3bの下側に設置される。本体部は、アウタパネル2とインナパネル3の間に設けられる。あるいは本体部がインナパネル3の車体内側面に取付けられ、操作レバーがインナパネル3を貫通してアウタパネル2とインナパネル3の間に設けられても良い。
インナパネル3の固着部3b2とアウタパネル2の間には、固着部3b2に突出部3b3,3b4が形成され、アウタパネル2に突出部2g,2hが形成されていなくても良い。あるいはアウタパネル2に突出部2g,2hが形成され、固着部3b2に突出部3b3,3b4が形成されていなくても良い。あるいは固着部3b2に一つの突出部3b3,3b4が形成され、前記一つの突出部3b3,3b4が形成されていない側においてアウタパネル2に一つの突出部2g,2hが形成されていても良い。
補強片3bは、開口部3cの上縁ではなく、開口部3cの上方に位置する他の開口部3eの下縁等からアウタパネル2に延出し、該端部がアウタパネル2に固着されても良い。
アウタパネル2には、ライセンスプレート15以外の外装品、例えばバックカメラなどの外装品が取付けられていても良く、該外装品を取付けるための取付孔よりも下側に補強片3bが位置していても良い。
後パネル部材1は、車体11の後部に設けられるバックドアであっても良いが、車体の後部に形成されるトランクルームを覆うトランクリッド等であっても良い。
ロック装置4の操作レバー4eは、本体部4aにスライド可能に取付けられても良いが、軸回転可能に取付けられても良い。ロック装置4のラッチ4dは、本体部4aに回転可能に取付けられても良いが、本体部4aにスライド可能に取付けられても良い。
1…後パネル部材
2…アウタパネル
2b〜2e…取付孔
2f…取付部
2g,2h,3b3,3b4…突出部
3…インナパネル
3a…本体部
3b…補強片
3b1…不正操作防止部
3b2…固着部
3c,3e…開口部
3d…取付片
4…ロック装置
4e…操作レバー
4a…本体部
4b…電気式駆動器
4c…機械式駆動器
4d…ラッチ
6…スイッチ
8…電気配線部材
9…トリム
10…自動車
11…車体
14…ストライカ
15…ライセンスプレート
20…隙間

Claims (6)

  1. 車体後部に上下方向に回転可能に連結される自動車用後パネル部材であって、
    前記後パネル部材の車体外側部を構成するアウタパネルと、前記後パネル部材の車体内側部を構成するインナパネルと、前記後パネル部材の下部に設けられて前記車体に設けられたストライカに解除可能に係合するロック装置を有し、
    前記インナパネルは、前記アウタパネルに並設される本体部と、前記本体部から前記アウタパネルに向けて延出し、該端部が車幅方向の二箇所で前記アウタパネルに固着され、かつ前記ロック装置の操作レバーの上方を覆い得る補強片を一体に有する自動車用後パネル部材。
  2. 請求項1に記載の自動車用後パネル部材であって、
    前記補強片は、該端部に前記アウタパネルに対面する固着部を有し、
    前記固着部には、前記アウタパネルに固着される第一と第二の突出部が設けられ、前記第一と第二の突出部は、前記インナパネルと前記アウタパネルの間距離よりも離間して配設される自動車用後パネル部材。
  3. 請求項2に記載の自動車用後パネル部材であって、
    前記固着部は、前記第一と第二の突出部の間にて、車体前方に凸状をなす自動車用後パネル部材。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動車用後パネル部材であって、
    前記補強片は、前記アウタパネルに向けて延びる不正操作防止部を有し、該不正操作防止部には、車体前後方向に延びる溝状の膨出部が少なくとも前記第一と第二の突出部に対応する二箇所において形成される自動車用後パネル部材。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の自動車用後パネル部材であって、
    前記補強片は、前記本体部に形成された開口部の上端縁から延出し、
    前記インナパネルは、前記開口部の下側において前記本体部から前記アウタパネルに延出し該端部が前記アウタパネルに固着される取付片を有し、該取付片に前記ロック装置が取付けられる自動車用後パネル部材。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の自動車用後パネル部材であって、
    前記ロック装置は、前記ストライカに対して移動して係合・係合解除するラッチと、前記ラッチを電気信号に基づいて移動させる電気式駆動器と、前記ロック装置の本体部に移動可能に設けられた前記操作レバーの操作に基いて前記ラッチを移動させる機械式駆動器を有し、
    前記操作レバーは、前記インナパネルの車体内側から前記開口部を通して操作され得る位置に設置される自動車用後パネル部材。
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