JP6330610B2 - 車両用サイドドア構造 - Google Patents

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本発明は、車両用サイドドア構造に関する。
ドアインナパネルに形成されたサービスホールを塞ぐサービスホールカバー(吸音部材)が知られている(例えば、特許文献1参照)。このサービスホールカバーは、吸音性を有するウレタン材で形成されている。これにより、ドアインナパネルの車室外側からサービスホールを通して車室内側へ伝播される騒音等が低減される。また、サービスホールカバーは、ドアインナパネルの車室内側の内壁面に防水フィルムを介して取り付けられる。この防水フィルムによって、ドアインナパネルの車室外側からサービスホールを通して車室内側へ浸入する雨水等が抑制される。
特開2007−106280号公報 特開2014−124984号公報 特開2014−136503号公報
しかしながら、サービスホールカバーには、さらなる吸音性及び防水性の向上が求められる。
本発明は、上記の事実を考慮し、サービスホールカバーの吸音性及び防水性を向上することができる車両用サイドドア構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の車両用サイドドア構造は、車両前後方向及び車両上下方向に沿って配置されるドアアウタパネルと、前記ドアアウタパネルの車室内側に車両前後方向及び車両上下方向に沿って配置され、該ドアアウタパネルと車両幅方向に対向するドアインナパネルと、前記ドアインナパネルに形成されたサービスホールを車室内側から覆うカバー本体と、前記カバー本体と一体に形成され、車室外側から見て複数のセル状に区画されると共に前記カバー本体から前記サービスホールを通して前記ドアアウタパネル側へ突出する吸音リブと、を有するサービスホールカバーと、を備える。
請求項1に係る車両用サイドドア構造によれば、サービスホールカバーは、車室外側から見て複数のセル状に区画された吸音リブを有している。この吸音リブによって、ドアインナパネルの車室外側からサービスホールを通して車室内側へ伝播される音が吸音(低減)される。また、吸音リブは、種々の入射角の音を吸音することができる。したがって、サービスホールカバーの吸音性が向上する。
ここで、ドアアウタパネルとドアインナパネルとの間には、例えば、ウィンドガラスが昇降可能に収容されるため、車両上方から雨水等が浸入する。そして、ドアアウタパネルとドアインナパネルとの間に浸入した雨水等は、ドアインナパネルに形成されたサービスホールを通して車室内へ浸入する可能性がある。
これに対して本発明では、吸音リブがカバー本体からサービスホールを通してドアアウタパネル側へ突出する。この吸音リブによって、カバー本体とサービスホールの下縁部との隙間が車両上方から覆われる。これにより、カバー本体とサービスホールの下縁部との隙間から車室内に浸入する雨水等が低減される。したがって、サービスホールカバーの防水性が向上する。
以上説明したように、本発明に係る車両用サイドドア構造によれば、サービスホールカバーの吸音性及び防水性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る車両用サイドドア構造が適用されたフロントサイドドアを車室内側から見た側面図である。 図1の2−2線に沿って切断した断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態に係る車両用サイドドア構造について説明する。なお、各図において適宜示される矢印FRは、車両前後方向前側を示している。また、矢印UPは、車両上下方向上側(車両上方)を示している。さらに、矢印OUTは、車室外側(車両幅方向外側)を示している。
図1及び図2には、一例として、本実施形態に係る車両用サイドドア構造10が適用されたフロントサイドドア12が示されている。フロントサイドドア12は、図示しないフロントピラーのドアヒンジ回りに開閉可能に支持されている。なお、本実施形態に係る車両用サイドドア構造10は、リアサイドドアにも適用可能である。
フロントサイドドア12は、ドア本体14と、ドア本体14の上部に設けられたドアフレーム16とを備えている。ドアフレーム16は、ドアウィンドの枠部を構成している。このドアウィンドは、ドア本体14に昇降可能に収容されるウィンドガラス18によって開閉される。
図2に示されるように、ドア本体14は、フロントサイドドア12の外板を構成するドアアウタパネル20と、フロントサイドドア12の内板を構成するドアインナパネル22と、内装材としてのドアトリム24とを有している。
ドアアウタパネル20及びドアインナパネル22は、車両前後方向及び車両上下方向に沿って配置されると共に、車両幅方向に互いに対向して配置されている。このドアアウタパネル20とドアインナパネル22との間には、前述したウィンドガラス18(図1参照)や、ウィンドガラス18を昇降させる図示しないドアウィンドウレギュレータ等が収容される。なお、ドアアウタパネル20及びドアインナパネル22の上端部間には、ウィンドガラス18を収容するための図示しない収容口が形成されている。
図1に示されるように、ドアインナパネル22には、ドアウィンドウレギュレータ等の組み付けやメンテナンスを行うための複数のサービスホール25,26が形成されている。これらのサービスホール25,26は、サービスホールカバー30によって車室内側(矢印OUTと反対側)から覆われている。なお、本実施形態では、2つのサービスホール25,26が車両上下方向に並んでいる。
サービスホールカバー30は、樹脂で形成されており、ドアインナパネル22の車室内側に配置されている。このサービスホールカバー30は、カバー本体32と、複数のサービスホール25,26に応じた複数の吸音リブ34とを有している。
カバー本体32は、シール材40を介してドアインナパネル22の車室内側の内壁面22Aに取り付けられている。シール材40は、リング状に形成されており、カバー本体32の外周部に沿って配置されている。このシール材40によって、カバー本体32の外周部とドアインナパネル22の内壁面22Aとの隙間が塞がれている。
図2に示されるように、ドアインナパネル22には、矢印a1で示されるように、ドアインナパネル22とカバー本体32との隙間においてシール材40の上に溜まった雨水等を排水する排水孔(水抜き孔)28が形成されている。排水孔28は、サービスホール26の下縁部26Lと、当該下縁部26Lのさらに車両下方に配置されたシール材40との間に配置されている。なお、本実施形態では、シール材40の僅に車両上方に排水孔28が配置されている。
吸音リブ34は、カバー本体32と一体に形成されている。この吸音リブ34は、カバー本体32の車室外側の外壁面からサービスホール26を通してドアアウタパネル20側へ突出している。また、吸音リブ34は、車室外側から見て複数のセル状に区画されている。
具体的には、吸音リブ34は、車室外側から見て格子状に形成されている。この吸音リブ34は、車両前後方向に延びる複数の横リブ34Aと、車両上下方向に延びる複数の縦リブ34Bとを有している。これらの横リブ34A及び縦リブ34Bは、車室外側から見て格子状に接合されている。
また、吸音リブ34は、縦リブ34B及び横リブ34Aによって区画された複数の吸音室(吸音セル)36を有している。各吸音室36の車室内側は、カバー本体32によって閉塞されている。一方、各吸音室36の車室外側は、開口されている。これらの吸音室36に車室外側から音が入ることにより、所定周波数帯の音が吸音される。
なお、縦リブ34B及び横リブ34Aの高さ(突出長)や吸音室36の開口幅は、吸音する音(騒音)の周波数に応じて適宜設定されている。一例として、吸音室36の開口幅の広くすると、吸音可能な音の周波数帯域が広くなる。これに対して吸音室36の開口幅を狭くすると、吸音可能な音の周波数帯域が狭くなるものの、特定周波数の音を効率的に吸音可能になる。
また、複数の横リブ34Aは、サービスホール26の下縁部26Lとカバー本体32との隙間G、及び排水孔28を車両上方から覆っている。これにより、矢印b1,b2で示されるように、ドアインナパネル22の車室外側から隙間G及び排水孔28へ浸入する雨水等が低減されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係る車両用サイドドア構造10によれば、サービスホールカバー30は、サービスホール26を車室内側から覆うカバー本体32と、カバー本体32からサービスホール26を通してドアアウタパネル20側へ突出する吸音リブ34を有している。
吸音リブ34は、車室外側から見て複数のセル状に区画されており、車室外側が開口された複数の吸音室36を有している。これらの吸音室36に車室外側から音が入ることにより、所定周波数帯の音が吸音される。
したがって、ドアインナパネル22の車室外側からサービスホール26を通して車室内側へ伝播される騒音(例えば、車両の走行音や振動音等)が低減される。また、吸音室36は、種々の入射角の音を吸音することができる。したがって、サービスホールカバー30の吸音性が向上する。
ここで、ドアアウタパネル20及びドアインナパネル22の上端部間には、ウィンドガラス18を収容する図示しない収容口が形成されている。この収容口からドアアウタパネル20とドアインナパネル22との間に雨水等が浸入する。そして、ドアアウタパネル20とドアインナパネル22との間に浸入した雨水等は、ドアインナパネル22に形成されたサービスホール26及び排水孔28を通して車室内へ浸入する可能性がある。
この対策として本実施形態では、カバー本体32がシール材40を介してドアインナパネル22の内壁面22Aに取り付けられる。これにより、ドアインナパネル22の車室外側からサービスホール26を通して車室内へ浸入する雨水等が低減される。
さらに、本実施形態では、前述したように吸音リブ34がカバー本体32からサービスホール26を通してドアアウタパネル20側へ突出している。この吸音リブ34の横リブ34Aによって、サービスホール26の下縁部26Lとカバー本体32との隙間G、及び排水孔28が車両上方から覆われる。
これにより、ウィンドガラス18の収容口からドアアウタパネル20とドアインナパネル22との間に浸入した雨水等は、矢印a2で示されるように、吸音リブ34の横リブ34Aに沿ってドアアウタパネル20側へ流れ、そのままドアアウタパネル20に沿って車両下方へ流れ落ちる。
これにより、矢印b1で示されるように、サービスホール26の下縁部26Lとカバー本体32との隙間Gに浸入する雨水等が低減される。また、矢印b2で示されるように、ドアインナパネル22の車室外側から排水孔28を通してサービスホール26の下縁部26Lとカバー本体32との隙間Gに浸入(逆流)する雨水等が低減される。
したがって、シール材40の隙間等から車室内に浸入する雨水等が低減される。よって、サービスホールカバー30の防水性が向上する。
このように本実施形態に係る車両用サイドドア構造10によれば、サービスホールカバー30の吸音性及び防水性を向上させることができる。特に、本実施形態は、シール材40の経年劣化等による防水性の低下に対して有効である。
なお、吸音リブは、車室外側から見て格子状に限らず、例えば、車室外側から見て三角形状やハニカム形状等のセル状に形成(区画)されても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 車両用サイドドア構造
20 ドアアウタパネル
22 ドアインナパネル
25 サービスホール
26 サービスホール
30 サービスホールカバー
32 カバー本体
34 吸音リブ

Claims (1)

  1. 車両前後方向及び車両上下方向に沿って配置されるドアアウタパネルと、
    前記ドアアウタパネルの車室内側に車両前後方向及び車両上下方向に沿って配置され、該ドアアウタパネルと車両幅方向に対向するドアインナパネルと、
    前記ドアインナパネルに形成されたサービスホールを車室内側から覆うカバー本体と、前記カバー本体と一体に形成され、車室外側から見て複数のセル状に区画されると共に前記カバー本体から前記サービスホールを通して前記ドアアウタパネル側へ突出する吸音リブと、を有するサービスホールカバーと、
    を備える車両用サイドドア構造。
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