JPH0240701Y2 - - Google Patents

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JPH0240701Y2
JPH0240701Y2 JP1983080225U JP8022583U JPH0240701Y2 JP H0240701 Y2 JPH0240701 Y2 JP H0240701Y2 JP 1983080225 U JP1983080225 U JP 1983080225U JP 8022583 U JP8022583 U JP 8022583U JP H0240701 Y2 JPH0240701 Y2 JP H0240701Y2
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JP
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door
lever
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end wall
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、防盗対策を施した自動車用ドアロツ
ク装置に関する。
ドアの窓ガラスとドアパネルとの間隙より、細
棒等をドア内に挿入し、その細棒等の先端でドア
ロツク装置の各種操作レバーを移動させて、ドア
ロツク装置を解錠させる等の行為を防止する、い
わゆる防盗対策を施したドアロツク装置は、従来
より各種提案されている。
例えば、ドアロツク装置の上部に、水平の覆い
板を設けたものがある(例えば、実開昭54−
178311号公報参照)。
しかし、この場合には、上方からの細棒等の進
入は阻止できるが、斜め上方から細棒を進入させ
たり、L字形に折曲した細棒を用いたりすること
により、解錠される欠点がある。
本考案は、このような従来の防盗対策の欠点に
鑑み、簡単な構成で、しかも、確実に窃盗的解錠
行為を防止し得るようにした自動車用ドアロツク
装置を提供することを目的とするもので、その要
旨とするところは、施解錠レバーの少なくとも一
端部を、ベースプレートに穿設した窓孔を経て、
ベースプレートとドアパネルとの間に潜入させた
ことにある。
以下本考案を、添付図面に示す実施例に基づい
て説明する。
1は、自動車のスイング式のドア、2は、ドア
1のインナーパネル、3は、同じくアウターパネ
ル、4は、インナーパネル2の後端をアウターパ
ネル3側に向かつてほぼ直角に折曲して形成した
端部壁で、インナーパネル2、アウターパネル3
及び端部壁4により、中空箱状のドアパネルが形
成されている。
5はドアロツク装置で、このドアロツク装置5
の構成の大部分は公知のものであるので、まず、
その公知の構成について、簡単に説明する。
ドアロツク装置5は、後方に向かつて開口する
扁平箱状の本体6と、この本体6の後面を閉塞す
るカバープレート7と、本体6の前面に固着され
たベースプレート8とを備え、カバープレート7
を、ドア1の端部壁4の内面に密接させて、適宜
ねじ止めすることにより、ベースプレート8を端
部壁4から若干離間させて、ドア1内に取付けら
れている。
本体6内には、車体側に固着されたストライカ
(図示略)と係脱し得るラツチ(図示略)と、こ
のラツチを、ストライカとの係合状態で係止した
り、その係止を解除したりするポール(図示略)
とが設けられている。なお、これらについては公
知であるので、その詳細説明は省略する。
ベースプレート8の前面には、次のような各種
のレバーからなる作動機構部9が設けられてい
る。
10はオープンレバーで、ベースプレート8と
本体6とを貫通する軸11の前端に、該軸11と
一体的に回動し得るように固着され、第1図にお
ける時計方向である解除方向に回動すると、本体
6内におけるポールをラツチから外し、ラツチと
ストライカとの係合を解除して、ドア1を開ける
ことができるようになつている。
ベースプレート8の上部中央には、左右方向を
なすアウトサイドレバー13の中間部が、軸12
をもつて枢着されている。このアウトサイドレバ
ー13の右端は、ドア1のアウターパネル3に設
けられたアウトサイドハンドル(図示略)に、適
宜のロツド13′を介して連結され、アウトサイ
ドハンドルを操作することにより、アウトサイド
レバー13を、第1図における時計方向に回動さ
せることができるようになつている。
ベースプレート8における端部壁4と反対側の
側面の下部中央には、左右方向をなす施解錠レバ
ー15の中央部が、軸14をもつて枢着されてい
る。この施解錠レバー15は、オーバーセンター
スプリング16の作用により、第1図に実線で示
す解錠位置と、第1図に想像線で示す施錠位置と
のいずれかに切換え回動させられるようになつて
いる。
17は、ほぼ上下方向をなすサブレバーで、そ
の上端は、アウトサイドレバー13の右端に、若
干回動可能に連結されている。サブレバー17の
下部には、概ね上下方向をなす長孔18が穿設さ
れ、この長孔18には、前記施解錠レバー15の
中央部より上方に突出する舌状片15aの上端部
に前方より穿設されたピン19が、摺動自在に嵌
合している。
かくして、施解錠レバー15が解錠位置にある
ときには、アウトサイドハンドルを操作し、アウ
トサイドレバー13を第1図における時計方向に
回動させることにより、サブレバー17を押し下
げ、サブレバー17の中位部より左方に突出する
突片17aにより、オープンレバー10を解除方
向に回動させて、開扉することができる。
また、施解錠レバー15が施錠位置にあるとき
は、サブレバー17の下端が右方に回動されて、
その突片17aが、オープンレバー10の回動軌
跡より右側方に外れるようにしてある。その結
果、この状態でアウトサイドハンドルを操作し
て、サブレバー17を押し下げても、突片17a
が空振りするだけで、オープンレバー10を解除
方向に回動させて開扉することはできない。
なお、ドアロツク装置5には、ドア1のインナ
ーパネル2に設けられたインサイドハンドル(図
示略)の操作により、最終的にオープンレバー1
0を解除方向に回動させて開扉する機構や、ドア
1のインナーパネル2に設けられた施解錠操作用
のノブを操作することにより、施解錠レバー15
を施錠位置又は解錠位置に切換えるようにし機構
等が設けられるが、これらの機構については、本
考案に直接関係しないため、図示及び詳細な説明
は省略する。
本考案は、上述のような公知の構成に、次のよ
うな構成を付加したことも特徴とするものであ
る。
すなわち、ベースプレート8は、本体6の右方
及び下方へ若干突出するように、本体6より若干
大き目に形成されており、この本体6から突出す
るベースプレート8の要所に、上下方向に長い窓
孔20を穿設し、かつ施解錠レバー15における
前記軸14よりやや右寄りの部分を、後方に向け
て折曲形成した段部15bを、上記窓孔20に貫
通させることにより、施解錠レバー15の右端部
を、ベースプレート8とドア1の端部壁4との間
に潜入させ、このベースプレート8とドア1の端
部壁4との間において、施解錠レバー15の右端
に、上下方向をなす操作用のロツド21の下端を
連結してある。
ロツド21の上端は、アウターパネル3に設け
られた、施解錠用のシリンダ錠22に、公知のよ
うに連結されており、このシリンダ錠22にキー
を挿入して、所要方向に回動させることにより、
ロツド21を上方に牽引して、施解錠レバー15
を解錠位置としたり、ロツド21を下方に押動し
て、施解錠レバー15を施錠位置としたりし得る
ようになつている。
20aは、窓孔20の下端よりベースプレート
8の右側縁まで達するように切設されたスリツト
で、施解錠レバー15の右端とロツド21との連
結作業を容易にするためのものである。
なお、この実施例においては、施解錠レバー1
5の左端は、従来のものと同一としてあるが、必
要に応じて、この施解錠レバー15の左端も、ベ
ースプレート8に穿設した適宜の窓孔(図示略)
を経て、ベースプレート8の後方に潜入させ、ベ
ースプレート8とドア1の端部壁4との間におい
て、施解錠レバー15の左端と、ノブに連結され
たロツド、又はこのロツドに連結された作動方向
反転用のレバー(いずれも図示略)等とを連結す
るようにしてもよい。
また、上述のロツド21の上端を、シリンダ錠
22以外の施解錠操作装置、例えば上述のノブ等
に連結させてもよい。
本考案は、上述のような構成としてあるので、
施解錠レバー15が施錠位置にある状態で、例え
ば、ドア1の上端における窓ガラス(図示略)昇
降用のスリツト(図示略)より、細棒23等をド
ア1内に挿入し、U字状に折曲されたその下端部
を、施解錠レバー15の右端に係止させて引き上
げることにより、施解錠レバー15を解錠位置に
切換えようとしても、ベースプレート8が邪魔に
なるため、細棒23の下端を施解錠レバー15の
右端に係止することはできず、従つて、施解錠レ
バー15を切換えることはできない。
また、細棒23の下端部を、施解錠レバー15
の中央の枢着部の下縁に係止させて引上げても、
十分な回動モーメントが得られないので、施解錠
レバー15を解錠位置に切換えることはどきず、
さらに細棒23の下端部を、施解錠レバー15の
左端に係止させて引き上げても、力の作用する方
向が解錠方向と逆方向となるので、この場合に
も、施解錠レバー15を解錠位置に切換えること
はできない。
細棒23を傾斜させたり、中間部を折曲したり
しても、結果は同じである。
以上から明らかなように、本考案においては、
施解錠レバーの一端を、ベースプレートに穿設し
た窓孔を経て、ベースプレートとドアパネルとの
間に潜入させるという極めて簡単な構成で、細棒
等による窃盗的解錠行為を確実に防止することが
でき、実用上の便益が大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のドアロツク装置を備える自
動車のドアの一例を示す要部の縦断正面図、第2
図は、第1図のX−X線に沿う縦断側面図であ
る。 1……ドア、4……端部壁4(ドアパネル)、
5……ドアロツク装置、8……ベースプレート、
15……施解錠レバー、20……窓孔、21……
ロツド、22……シリンダ錠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体が、ドア内においてドアパネルの端部壁に
    固着され、かつ前記端部壁から適宜の間隔を隔て
    て前記本体に固着されたベースプレートにおける
    前記端部壁と反対側の側面に施解錠レバーを枢着
    し、該施解錠レバーを回動させることにより、ド
    アロツク装置を施錠状態又は解錠状態とし得るよ
    うにした自動車用ドアロツク装置において、前記
    施解錠レバーの少なくとも一端部を、前記ベース
    プレートに穿設した窓孔を経て、ベースプレート
    とドアパネルとの間に潜入させたことを特徴とす
    る自動車用ドアロツク装置。
JP1983080225U 1983-05-30 1983-05-30 自動車用ドアロツク装置 Granted JPS59186361U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983080225U JPS59186361U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 自動車用ドアロツク装置

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Publication Number Publication Date
JPS59186361U JPS59186361U (ja) 1984-12-11
JPH0240701Y2 true JPH0240701Y2 (ja) 1990-10-30

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