JP2551973Y2 - 自動車の開閉部材施錠装置 - Google Patents

自動車の開閉部材施錠装置

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JP2551973Y2
JP2551973Y2 JP5654391U JP5654391U JP2551973Y2 JP 2551973 Y2 JP2551973 Y2 JP 2551973Y2 JP 5654391 U JP5654391 U JP 5654391U JP 5654391 U JP5654391 U JP 5654391U JP 2551973 Y2 JP2551973 Y2 JP 2551973Y2
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JP
Japan
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latch
lever
key cylinder
closing member
locking device
Prior art date
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JP5654391U
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JPH057873U (ja
Inventor
誠 竹原
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は自動車のトランクリッ
ドやハッチゲートなどの開閉部材を施錠する自動車の開
閉部材施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の例えばトランクリッドに設けら
れる施錠装置を図2ないし図4に示し、1が自動車のボ
ディ、2がこのボディ1の後部に形成されたトランクル
ーム、3がこのトランクルーム2の開口部を開閉する開
閉部材としてのトランクリッドである。
【0003】そしてトランクリッド3にキーシリンダ機
構4およびこのキーシリンダ機構4により操作されるラ
ッチ機構5が、またボディ1にそのラッチ機構5と掛脱
するストライカ6がそれぞれ設けられている。
【0004】キーシリンダ機構4は、シリンダ本体10
と、このシリンダ本体10内に回動可能に収納された回
転シリンダ11と、この回転シリンダ11に形成された
キーホール12と、回転シリンダ11の端部に取り付け
られた連動レバー13とで構成されている。またラッチ
機構5はトランクリッド3のパネルに取り付けられたラ
ッチベース17と、このラッチベース17の下端縁部に
形成されたU溝18と、ラッチベース17の外面に軸1
9を介して回動自在に設けられたラッチレバー20と、
ラッチベース17内に設けられ前記ラッチレバー20の
回動動作に連動して前記U溝18の一側面からそのU溝
18の内側空間内に突没移動するラッチ21とで構成さ
れている。そしてキーシリンダ機構4の連動レバー13
の端部とラッチ機構5のラッチレバー20とが連動ロッ
ド14により連結されている。
【0005】このような構成において、開放しているト
ランクリッド3を下方に押し下げてトランクルーム2の
開口部に閉合させると、ラッチ機構5のU溝18内に相
対的にストライカ6が進入し、このストライカ6にラッ
チ21が掛合し、この掛合によりトランクリッド3の開
放が阻止されるものである。そしてトランクリッド3の
外側からキーシリンダ機構4のキーホール12にキー
(図示せず)を差し込み、このキーを介して回転シリン
ダ11を回動操作すると、連動レバー13が回転シリン
ダ11と一体に回動して連動ロッド14が上方向に移動
し、この動作でラッチ機構5のラッチレバー20が上方
に引き上げられて回動し、これに伴いラッチ21がU溝
18内からラッチベース17内に没入し、これによりラ
ッチ21とストライカ6との掛合が解除され、トランク
リッド3の開放が可能となる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところがこのような施
錠装置においては、悪戯などによりキーホール12にド
ライバーなどの工具が差し込まれ、この工具でキーシリ
ンダ機構4が無理やりにこね繰り回されるようなことが
あると、トランクリッド3のパネルが変形してキーシリ
ンダ機構4の全体が上下左右に傾き、このような傾きの
動きが連動ロッド14を介してラッチ機構5のラッチレ
バー20に伝わり、これによりラッチ21とストライカ
6との掛合が解除され、トランクリッド3が不正に開放
されてしまう恐れがある。
【0007】この考案はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、キーシリンダ機構
がドライバーなどの工具で無理やりにこね繰り回される
ようなことがあっても、ラッチとストライカとの掛合が
解除されるようなことがない信頼性の高い自動車の開閉
部材施錠装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案はこのような目
的を達成するために、自動車の開閉部材にキーシリンダ
機構およびこのキーシリンダ機構の動作に連動するラッ
チ機構が設けられ、自動車のボディに前記ラッチ機構に
掛脱可能なストライカが設けられ、前記キーシリンダ機
構はシリンダ本体と、このシリンダ本体内に収納されキ
ーの操作で回動する回転シリンダと、この回転シリンダ
の動作に連動して回動する連動レバーとを有し、前記ラ
ッチ機構はラッチベースと、このラッチベースに回動可
能に設けられたラッチレバーと、このラッチレバーの動
作に連動して前記ストライカに対して掛脱するラッチと
を有するものにおいて、前記キーシリンダ機構における
連動レバーの回動中心部と、ラッチ機構におけるラッチ
レバーの回動中心部とを剛性の連結ロッドで連結すると
ともに、連動レバーの先端部とラッチレバーの先端部と
をリンクロッドで連結し、前記連動レバーの動作を前記
リンクロッドを介して前記ラッチレバーに伝えるように
したものである。
【0009】
【作用】このような施錠装置においては、悪戯などによ
りキーホールにドライバーなどの工具が差し込まれ、こ
の工具でキーシリンダ機構が無理やりにこね繰り回され
ても、キーシリンダ機構が剛性の連結ロッドで連結され
ているから、その補強効果でキーシリンダ機構が容易に
は傾かない。そしてさらに強い力でキーシリンダ機構が
こね繰り回された場合には、このキーシリンダ機構が剛
性の連結ロッドで連結されているから、キーシリンダ機
構のみが傾くようなことがなく、開閉部材のパネルの変
形などでキーシリンダ機構と一体的にラッチ機構も傾
く。したがってキーシリンダ機構の傾きの動きでラッチ
機構のラッチレバーが動作するようなことがなく、この
ためラッチとストライカとの掛合が解除しない。
【0010】
【実施例】以下、この考案の一実施例について図1を参
照して説明する。なお、従来と同一の構成部分には図面
に同一の符号を付してその説明を省略する。図1はトラ
ンクリッド3の内側から施錠装置を見た状態を示してあ
り、キーシリンダ機構4における連動レバー13の回動
中心部には軸15が設けられ、この軸15と、ラッチ機
構5におけるラッチレバー20の回動中心部に設けられ
た軸19とが剛性の連結ロッド30で連結されている。
そして連動レバー13の先端部とラッチレバー20の先
端部とがリンクロッド31で連結されている。このリン
クロッド31はそれぞれ連結ピン32,32を介して連
動レバー13およびラッチレバー20に対して回動自在
に接続されていて、キーホール12に正規のキーが差し
込まれて回転シリンダ11が回動操作された際に、連動
レバー13の動作がリンクロッド31を介してラッチレ
バー20に伝わってラッチ21とストライカ6との掛合
が解除されるようになっている。
【0011】このような構成においては、悪戯などによ
りキーホール12にドライバーなどの工具が差し込ま
れ、この工具でキーシリンダ機構4が無理やりにこね繰
り回されても、キーシリンダ機構4が剛性の連結ロッド
30で連結されているから、その補強効果でキーシリン
ダ機構4が容易には傾かない。そしてさらに強い力でキ
ーシリンダ機構4がこね繰り回された場合には、このキ
ーシリンダ機構4が剛性の連結ロッド30で連結されて
いるから、キーシリンダ機構4のみが傾くようなことは
なく、トランクリッド3のパネルの変形などでキーシリ
ンダ機構4と一体的にラッチ機構5も傾く。すなわちキ
ーシリンダ機構4の連動レバー13の回動中心部とラッ
チ機構5のラッチレバー20の回動中心部との間の距離
Hが変化せずに常に一定に保たれる。したがってキーシ
リンダ機構4の傾きの動きでラッチ機構5のラッチレバ
ー20が回動するようなことがなく、このためラッチ2
1とストライカ6との掛合が解除せず、よってトランク
リッド3の開放が不能で、トランクリッド3が不正に開
放されるようなことがない。
【0012】そしてこのような状態から、キーホール1
2に正規のキーを差し込んで回転シリンダ11を回動す
れば、その動作が連動ロッド31を介してラッチレバー
20に伝わり、したがってラッチ21とストライカ6と
の掛合を解除してトランクリッド3の開放が可能とな
る。
【0013】なお、前記実施例においては、自動車の開
閉部材としてトランクリッドを例に挙げて説明したが、
この開閉部材としては、トランクリッドに限らず、例え
ばハッチバック形自動車のハッチゲートなどであっても
よい。
【0014】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案によれば、
キーシリンダ機構がドライバーなどの工具で無理やりに
こね繰り回されるようなことがあっても、ラッチ機構と
ストライカとの掛合の解除を確実に防止して開閉部材の
不正な開放を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による施錠装置をトランク
リッドの内側から見た正面図。
【図2】従来の施錠装置を備えた自動車の斜視図。
【図3】その従来の施錠装置をトランクリッドの外側か
ら見た正面図。
【図4】その従来の施錠装置の側面図。
【符号の説明】
1…ボディ 3…トランクリッド 4…キーシリンダ 5…ラッチ機構 6…ストライカ 10…シリンダ本体 11…回転シリンダ 13…連動レバー 17…ラッチベース 20…ラッチレバー 21…ラッチ 30…連結ロッド 31…リンクロッド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の開閉部材にキーシリンダ機構お
    よびこのキーシリンダ機構の動作に連動するラッチ機構
    が設けられ、自動車のボディに前記ラッチ機構に掛脱可
    能なストライカが設けられ、前記キーシリンダ機構はシ
    リンダ本体と、このシリンダ本体内に収納されキーの操
    作で回動する回転シリンダと、この回転シリンダの動作
    に連動して回動する連動レバーとを有し、前記ラッチ機
    構はラッチベースと、このラッチベースに回動可能に設
    けられたラッチレバーと、このラッチレバーの動作に連
    動して前記ストライカに対して掛脱するラッチとを有す
    るものにおいて、前記キーシリンダ機構における連動レ
    バーの回動中心部と、ラッチ機構におけるラッチレバー
    の回動中心部とを剛性の連結ロッドで連結するととも
    に、連動レバーの先端部とラッチレバーの先端部とをリ
    ンクロッドで連結し、前記連動レバーの動作を前記リン
    クロッドを介して前記ラッチレバーに伝えることを特徴
    とする自動車の開閉部材施錠装置。
JP5654391U 1991-07-19 1991-07-19 自動車の開閉部材施錠装置 Expired - Lifetime JP2551973Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5654391U JP2551973Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 自動車の開閉部材施錠装置

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JP5654391U JP2551973Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 自動車の開閉部材施錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH057873U JPH057873U (ja) 1993-02-02
JP2551973Y2 true JP2551973Y2 (ja) 1997-10-27

Family

ID=13030006

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JP5654391U Expired - Lifetime JP2551973Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 自動車の開閉部材施錠装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1147309B (it) * 1980-02-13 1986-11-19 Medea Res Srl Esteri di acidi arilpropionici ad attivita' antiinfiammatoria,processo per la loro preparazione,e composizioni farmaceutiche relative
JPS5826173A (ja) * 1981-08-10 1983-02-16 日産自動車株式会社 自動車のロツク施解錠機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPH057873U (ja) 1993-02-02

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