JP4203881B2 - 自動車ドアのアッパロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のドア上部に設けられる自動車ドアのアッパロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のドア上部に設けられるアッパロック装置が知られており、このようなアッパロック装置は、例えば図6及び図7に示すように構成されている。図6において、アッパロック装置1は、自動車の左側のドア2の枢支側と反対側の上部後縁付近に設けられており、図7に示すように、車体側のストライカ3と、ドア側のアッパロックユニット4と、から構成されている。
ここで、上記ドア2は、図6にて左端付近がヒンジ(図示せず)によりボディに枢支されており、右端が手前に向かって引っ張られることにより、開放されるようになっている。
【0003】
ストライカ3は、図7に示すようにドア2の開放方向Aに向かって、即ち車体の横方向外側に向かって突出すると共に、自動車の前後方向に並んだ二本の脚部3a,3bと、これらの脚部3a,3bの先端を車両前後方向に連結する連結部3cとから成り、略「コ」字状に形成されている。尚、ストライカ3は、ボディに取付部材3dを介して取り付けられている。
【0004】
これに対して、上記アッパロックユニット4は公知の構成であって、図示位置に付勢されたラッチ4aを備えている。このラッチ4aは、ドア2の閉鎖時には、ストライカ3の連結部3cに当接することにより付勢力に抗して退避された後、ドア2が完全に閉じたときストライカ3の連結部3cの裏側にて図示位置に復帰することにより、ストライカ3の連結部3cに係合して、ドア2をロックするようになっている。
また、このラッチ4aは、ドア2の内外面に備えられたドアハンドル5に対してケーブル等により連結されており、ドアハンドルの操作により付勢力に抗して退避されることにより、ストライカ3の連結部3cから外れて、ドア2をアンロックするようになっている。
【0005】
このような構成のアッパロック装置1によれば、ドア2の閉鎖動作に伴って、アッパロックユニット4がストライカ3に向かって接近する。
そして、アッパロックユニット4のラッチ4aが、ストライカ3の連結部3cに当接したとき、さらにドア2が閉鎖されると、ラッチ4aは付勢力に抗して退避されることにより、ストライカ3の連結部3cを回避し、その後ストライカ3の連結部3cの裏側にて付勢力により元の位置に復帰して、ストライカ3の連結部3cの裏側に係合する。これにより、ドア2は閉鎖位置にてロックされることになる。
【0006】
また、ドア2の開放時には、ドア2の内外面に備えられたドアハンドル5が操作されると、アッパロックユニット4のラッチ4aが、付勢力に抗して退避されることにより、ラッチ4aのストライカ3の連結部3cに対する係合が外れる。これによりドア2は開放される。その後、ドアハンドル5が戻されると、ラッチ4aは付勢力により元の位置に戻る。
このようにして、ラッチ4aが付勢力によって退避位置に退避可能に構成されていることから、ドア閉鎖時には、ラッチ4aがストライカ3の連結部3cにより付勢力に抗して強制的に退避されるので、ドア2が円滑に閉鎖位置まで閉鎖され、その後ラッチ4aが付勢力によって元の位置に戻ってストライカ3の連結部3cに係合することでドア2がロックされる。
【0007】
このような構成のアッパロック装置1において、ストライカ3が車体側面に取り付けられるようになっていることから、二本の脚部3a,3bは、それぞれ車体横方向外側に向かって延びている。このため、自動車の前面衝突やオフセット衝突時に車体に強い荷重が加えられて自動車の車体が変形すると、相対的にドア2に対して後方に向かう強い力が加えられるので、アッパロック装置1のアッパロック4とストライカ3が相対的に前後方向にずれることがある。
【0008】
これにより、ストライカ3が車体そしてドア2に対して相対的に前方に移動されることがあり、場合によっては図7に点線3’で示すように、ストライカ3がドア2のドアインナパネル2aの縁部に噛み込まれてしまうことがある。このような噛み込みが発生すると、自動車の衝突後にドア2を開放することがなかなか困難になることがある。
【0009】
ところで、従来、ドアインナパネルの後縁に対して、ロック装置のハウジングの一部として形成された当接リブを対向させて、衝突時等におけるドアインナパネルの後方、即ちロック装置の領域への移動を防止するプレートが知られている(特許文献1参照)。
【0010】
【特許文献1】
特表2001−518156号公報(第4−6頁,図1)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このプレート(特許文献1参照)においては、上記当接リブは、衝突時等におけるドアインナパネルの後方への移動を阻止することにより、ロック装置の開口部を確保して、ドア開放を確実に可能にするようになっている。
しかし、このラッチ構造(特許文献1参照)は、ストライカの移動・変形をも規制するものではないため、衝突時等における車体の変形に伴って発生するストライカのドアインナパネルへの噛み込みは防止できず、このため、自動車の前面衝突やオフセット衝突時には、ドア開閉不能の事態が生じる。
【0012】
本発明は、以上の点にかんがみ、衝突時にストライカが変形したとしてもドアインナパネルへの噛み込みが発生せず、ドアが開放可能であるようにした、自動車ドアのアッパロック装置を提供することを目的としている。
【0013】
上記目的を達成するため、本発明によれば、自動車のドアの上部にて、枢支側と反対側に取り付けられたラッチを有するアッパロックユニットと、当該ドアの閉鎖状態にて上記アッパロックユニットに対応して車体側に備えられ、車体から横方向外側に向かって突出するストライカと、を含んでおり、ドア閉鎖時にアッパロックユニットのラッチがストライカに係合することにより当該ドアをロックする自動車ドアのアッパロック装置であって、上記アッパロックユニットは、ストライカがドアパネルに噛み込まれることを防ぐための噛み込み防止ブラケットを備え、この噛み込み防止ブラケットは、ドアパネルに固定される支持部と、上記支持部から延びドア閉鎖状態にてストライカとドアインナパネル縁部との間に配置されストライカの前方向への相対的移動を規制する第一の受け面と、上記支持部から延びる第一の延長部に形成されドア閉鎖状態にてストライカの上方に位置しストライカの上方向への相対的移動を規制する上方の第二の受け面と、上記支持部から延びる第二の延長部に形成されドア閉鎖状態にてストライカの下方に位置しストライカの下方向への相対的移動を規制する下方の第二の受け面と、を有することを特徴とするものである。
【0014】
上記自動車のアッパロック装置は、好ましくは、支持部がドアインナパネルの上端面に載置され固定されている。
【0016】
上記自動車のアッパロック装置は、好ましくは、ストライカの前側の脚部の中間部が、ドア閉鎖時のアッパロックユニットのラッチの進入軌跡に対して僅かな角度を有するよう湾曲している。
【0017】
上記自動車のアッパロック装置は、好ましくは第一の延長部が、支持部から下方に屈曲して第一の受け面を形成し、さらに水平に屈曲して下方の第二の受け面を形成し、さらに上方または下方に屈曲しアッパロックユニットへの取付部を形成していると共に、第二の延長部が、支持部から上方にずれ水平な上方の第二の受け面を形成し、さらに上方または下方に屈曲しアッパロックユニットへの取付部を形成している。
【0018】
上記構成によれば、ドアの閉鎖状態にて、ストライカとドアインナパネル縁部との間に、アッパロックユニットに備えられた噛み込み防止ブラケットの受け面が配置される。これにより、自動車の前面衝突やオフセット衝突時に車体に荷重が加えられて、自動車の車体が変形して、アッパロックユニットとストライカとが相対的に前後方向にずれたとしても、ストライカが上記噛み込み防止ブラケットの受け面に当接する。よって、ストライカがドアインナパネル縁部に噛み込まれることはない。
したがって、自動車のドアが確実に開放され得るので、ドアの開放により車体内部の乗員を容易に救出することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明による自動車ドアのアッパロック装置10の一実施形態の構成を示している。図1及び図2において、自動車ドアのアッパロック装置10は、基本的には図7に示したアッパロック装置1とほぼ同様の構成であって、図6に示す自動車の左側のドア2の枢支側と反対側の上部後縁付近に設けられ、図1に示すように、車体側のストライカ11と、ドア側のアッパロックユニット12とから構成されている。
【0020】
ストライカ11は、ドア開放方向Bに向かって、即ち車体の横方向外側に向かって突出すると共に自動車の前後方向に並んだ二本の脚部11a,11bと、これらの脚部11a,11bの先端を実質的に車体前後方向に連結する連結部11cとから成り、略「コ」字状に形成されている。
なお、上記ストライカ11は、車体のボディに取付部材13を介して取り付けられている。
【0021】
これに対して、アッパロックユニット12は公知の構成であって、図示位置に付勢されたラッチ12aを備えている。このラッチ12aは、ドアの閉鎖時には、上記ストライカ11の連結部11cに当接することにより付勢力に抗して退避された後、ドアが完全に閉じたときストライカ11の連結部11cの裏側にて図示位置に復帰することにより、ストライカ11の連結部11cに係合して、ドアをロックするようになっている。
また、このラッチ12aは、ドアの内外面に備えられたドアハンドル5(図6参照)に対してケーブル等により連結されており、ドアハンドル5の操作により付勢力に抗して退避され、ストライカ11の連結部11cから外れてドアをアンロックするようになっている。
【0022】
以上の構成は、図7に示した従来の自動車ドアのアッパロック装置1と同様の構成であるが、本発明実施形態による自動車ドアのアッパロック装置10においては、以下の点で異なる構成になっている。
即ち、上記アッパロックユニット12は、さらに鉄製の噛み込み防止ブラケット14を備えている。
この噛み込み防止ブラケット14は、図3及び図4に示すように、支持部14aと、この支持部14aから分岐してそれぞれ後方に向かって延びる第一の延長部14b及び第二の延長部14cと、から構成されている。
【0023】
支持部14aはほぼ水平であって、図2に示すようにドア2のドアインナパネル2aの上端面に載置され、固定ボルト15により固定保持されるようになっている。
【0024】
第一の延長部14bは、支持部14aの後部から下方に向かって屈曲して第一の受け面14dを形成し、さらに後方に向かって水平に屈曲して下方の第二の受け面14eを形成し、さらに下方に向かって屈曲して取付部14fを形成している。
【0025】
第二の延長部14cは、支持部14aの後部から僅かに上方にずれて水平に延びる上方の第二の受け面14gを形成し、さらに下方に向かって屈曲して取り付け部14hを形成している。
【0026】
そして、これらの二つの取付部14f及び14hが、図5に示すように、アッパロックユニット12の前端面に対して、例えば溶接により固定されるようになっている。
【0027】
このようにして、噛み込み防止ブラケット14は、ドア2の閉鎖状態にて、その第一の受け面14dがドアインナパネル2aの後縁とストライカ11の前側の脚部11aとの間に配置されると共に、その第二の受け面14e,14gがストライカ11の前側の脚部11aの上下に配置されるようになっている。
【0028】
また、ストライカ11は、図1に示すように、その前側の脚部11aが、ドア閉鎖時のアッパロックユニット12のラッチ12aの進入軌跡Bに対して、僅かな角度θだけ(例えば約5度程度)開くように、即ち、中間部が前方に向かって僅かに湾曲するように形成されている。なお、開く角度はこれに限定されるものではなく、例えばストライカ11の前側の脚部11aに衝突変形に伴う変形の自由度を設定する範囲であれば良い。
【0029】
本発明実施形態による自動車ドアのアッパロック装置10は、以上のように構成されており、以下のように動作する。
即ち、ドア2の閉鎖時には、ドア2の閉鎖動作に伴って、アッパロックユニット12がストライカ11に向かって接近する。
そして、アッパロックユニット12のラッチ12aが、ストライカ11の連結部11cに当接したとき、さらにドア2が閉鎖されると、ラッチ12aは付勢力に抗して退避されてストライカ11の連結部11cを回避し、その後、ストライカ11の連結部11cの裏側にて付勢力により元の位置に復帰して、ストライカ11の連結部11cの裏側に係合する。これにより、ドア2は、閉鎖位置にてロックされることになる。
【0030】
また、ドア2の開放時には、ドアハンドル5が操作されると、アッパロックユニット12のラッチ12aが付勢力に抗して退避され、ラッチ12aのストライカ11の連結部11cに対する係合が外れる。これによりドア2は開放される。その後、ドアハンドル5が戻されると、ラッチ12aは付勢力により元の位置に戻る。
このようにして、ラッチ12aが付勢力により退避位置に退避可能に構成されているので、ドア閉鎖時には、ラッチ12aがストライカ11の連結部11cにより付勢力に抗して強制的に退避される。従って、ドア2が円滑に閉鎖位置まで閉鎖され、その後ラッチ12aが付勢力によって元の位置に戻ってストライカ11の連結部11cに係合することにより、ドア2がロックされる。
【0031】
このドア2の閉鎖状態において、自動車の前面衝突やオフセット衝突時に車体に荷重が加えられて自動車の車体が変形すると、アッパロック装置10のアッパロック12とストライカ11が相対的に前後方向にずれて、図1及び図2にて矢印Cで示す方向に、ストライカ11が車体そしてドア2に対して相対的に前方に移動される。
【0032】
その際、ストライカ11の前側の脚部11aの前方にて、ドア2のドアインナパネル2aの後縁の手前には、前述した噛み込み防止ブラケット14の第一の受け面14dが存在するので、ストライカ11の脚部11aは、この噛み込み防止ブラケット14の第一の受け面14dに当接することになる。
さらに、その際、ストライカ11の脚部11aが前方に向かって僅かに湾曲していることから、即ち、脚部11aに予め変形可能な自由度が割り当てられているので、噛み込み防止ブラケット14の第一の受け面14dに当接することにより、後方に向かって変形したとしても、変形後の形状がストライカ機能を奏することが可能な形状にとどまるので、ストライカ11の連結部11cに係合しているアッパロックユニット12のラッチ12aに当たったり、ラッチ12aを脚部11bとの間に挟持してしまうようなことはない。
【0033】
さらに、ドア2の閉鎖状態において、自動車の前面衝突やオフセット衝突時に車体に荷重が加えられて自動車の車体が変形しても、アッパロック装置10のアッパロックユニット12とストライカ11が相対的に上下方向にずれて、ストライカ11の脚部11a,11bが車体そしてドア2に対して相対的に上下に移動された場合、ストライカ11の前側の脚部11aの上下には、前述した噛み込み防止ブラケット14の第二の受け面14e,14gが存在するので、ストライカ11の脚部11aは、この噛み込み防止ブラケット14の第二の受け面14dに当接して、上下方向の移動が規制されることになる。これにより、アッパロックユニット12そしてアッパロック装置10の上下方向に関する強度が向上することになる。
【0034】
このようにして、本発明実施形態による自動車ドアのアッパロック装置10によれば、自動車の衝突時等における車体の変形に伴うストライカ11の前方、または上下方向の移動を規制できる。これにより、ストライカ11の前側の脚部11aがドアインナパネル2aの後縁に噛み込まれることはなく、またストライカ11の前側の脚部11aの後方への変形によって、ラッチ12aがストライカ11内に閉じ込められるようなこともなく、さらに上下方向のロック強度が向上することになる。
よって、自動車の衝突時等において車体が変形したとしても、自動車のドア2が確実に開放され得るので、自動車の車内の乗員が容易に救出されることができる。
【0035】
ところで、アッパロックユニット12をドア2のドアインナパネル2a内に組み込む場合、前もってアッパロックユニット12の前側面に対して噛み込み防止ブラケット14が溶接等により取り付けられた後、ドアインナパネル2aに対して組み込まれることになり、その際、噛み込み防止ブラケット14の支持部14aがドア2のドアインナパネル2aの上端面に載置された状態で、アッパロックユニット12がドア2に対して装着されると共に、噛み込み防止ブラケット14の支持部14aがドアインナパネル2aに対してボルト15により螺着されるので、アッパロックユニット12がドアインナパネル2aの内側、即ちドア2内に落下してしまうようなことはなく、ドア2への組み込みが容易に行なわれ得ることになる。
【0036】
上述した実施形態においては、自動車の左側ドア2について説明したが、これに限らず、右側ドアについても、本発明を適用し得ることは明らかである。
また、上述した実施形態においては、ドア2は前側でヒンジにより枢支されているが、これに限らず、後側でヒンジにより枢支されているドアについても、本発明を適用し得ることは明らかである。
【0037】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ドアの閉鎖状態にて、ストライカとドアインナパネル縁部との間に、アッパロックユニットに備えられた噛み込み防止ブラケットの受け面が配置されているので、自動車の前面衝突やオフセット衝突時に車体に荷重が加えられて自動車の車体が変形することにより、アッパロックユニットとストライカとが相対的に前後方向にずれたとしても、ストライカが上記噛み込み防止ブラケットの受け面に当接することにより、ドアインナパネル縁部に噛み込まれることはない。
したがって、自動車のドアが確実に開放され得るので、ドアの開放により車体内部の乗員を容易に救出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車ドアのアッパロック装置の一実施形態の要部の構成例を示す水平断面図である。
【図2】図1のアッパロック装置の要部を内側上方の斜め後方から見た概略斜視図である。
【図3】図1のアッパロック装置における噛み込み防止ブラケットを拡大して示すもので、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図4】図3の噛み込み防止ブラケットを示す概略斜視図である。
【図5】図3の噛み込み防止ブラケットのアッパロックユニットへの取付状態を示す概略斜視図である。
【図6】従来の自動車ドアを示す概略図である。
【図7】図6の自動車ドアにおけるアッパロック装置の要部の構成例を拡大して示す水平断面図である。
【符号の説明】
2 自動車のドア
2a ドアインナパネル
5 ドアハンドル
10 アッパロック装置
11 ストライカ
11a,11b 脚部
11c 連結部
12 アッパロックユニット
12a ラッチ
13 取付部材
14 噛み込み防止ブラケット
14a 支持部
14b,14c 延長部
14d 第一の受け面(受け面)
14e,14g 第二の受け面
14f,14h 取付部
15 固定ボルト

Claims (4)

  1. 自動車のドアの上部にて、枢支側と反対側に取り付けられたラッチを有するアッパロックユニットと、当該ドアの閉鎖状態にて上記アッパロックユニットに対応して車体側に備えられ、車体から横方向外側に向かって突出するストライカと、を含んでおり、ドア閉鎖時にアッパロックユニットのラッチがストライカに係合することにより当該ドアをロックする自動車ドアのアッパロック装置であって、
    上記アッパロックユニットは、上記ストライカがドアパネルに噛み込まれることを防ぐための噛み込み防止ブラケットを備え
    この噛み込み防止ブラケットは、ドアパネルに固定される支持部と、
    上記支持部から延びドア閉鎖状態にてストライカとドアインナパネル縁部との間に配置されストライカの前方向への相対的移動を規制する第一の受け面と、
    上記支持部から延びる第一の延長部に形成されドア閉鎖状態にてストライカの上方に位置しストライカの上方向への相対的移動を規制する上方の第二の受け面と、
    上記支持部から延びる第二の延長部に形成されドア閉鎖状態にてストライカの下方に位置しストライカの下方向への相対的移動を規制する下方の第二の受け面と、
    を有することを特徴とする、自動車ドアのアッパロック装置。
  2. 記支持部が、ドアインナパネルの上端面に載置され固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の自動車ドアのアッパロック装置。
  3. 前記ストライカの前側の脚部の中間部が、ドア閉鎖時のアッパロックユニットのラッチの進入軌跡に対して僅かな角度を有するよう湾曲していることを特徴とする、請求項1または2に記載の自動車ドアのアッパロック装置。
  4. 前記第一の延長部が、支持部から下方に屈曲して前記第一の受け面を形成し、さらに水平に屈曲して前記下方の第二の受け面を形成し、さらに上方または下方に屈曲してアッパロックユニットへの取付部を形成していると共に、
    前記第二の延長部が、前記支持部から上方にずれて水平な前記上方の第二の受け面を形成し、さらに上方または下方に屈曲してアッパロックユニットへの取付部を形成していることを特徴とする、請求項1から3の何れかに記載の自動車ドアのアッパロック装置。
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