JPH08144606A - 作業車 - Google Patents

作業車

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JPH08144606A
JPH08144606A JP6283908A JP28390894A JPH08144606A JP H08144606 A JPH08144606 A JP H08144606A JP 6283908 A JP6283908 A JP 6283908A JP 28390894 A JP28390894 A JP 28390894A JP H08144606 A JPH08144606 A JP H08144606A
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    • E05Y2900/00—Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/53—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles characterised by the type of wing
    • E05Y2900/536—Hoods

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機体前後方向の一方が開口されたエンジンボ
ンネットを、その開口側と反対側を支点にして揺動開閉
自在に構成してある作業車において、少ない部品点数で
もって、エンジンボンネットをガタ付き少なくロックす
る点にある。 【構成】 エンジンボンネット１２を、車体フレーム２
に対して、機体前後方向に移動させた後に揺動開放可能
な連結機構Ａを介して取付けるとともに、前記エンジン
ボンネット１２の側壁内面に、エンジンボンネット１２
の機体前後方向への移動に伴って機体側の固定部材１３
と係合して前記エンジンボンネット１２の左右方向の位
置規制と上方への回動を阻止する係止具１７を設けてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用芝刈機やトラクタ
等の作業車に関し、詳しくは、エンジンボンネットを機
体前後方向に移動させて揺動開放可能にしたエンジンボ
ンネットのロック構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、作業車のエンジンボンネットは、
実開昭５６‐４２４７６号公報に示されるように、エン
ジンボンネットを回動自在に支持する支持ステーを平行
四連リンク機構から構成して、その平行四連リンク機構
を利用してエンジンボンネットを機体前後方向に移動さ
せて揺動開放できるように構成してある。
【０００３】そして、従来のエンジンボンネットは、実
開昭６１‐１０８７７１号公報に示されるように、エン
ジンボンネットの側壁内面と、機体側固定部材としての
ボンネット支持フレームの外面に設けたガイド部材によ
ってエンジンボンネットの左右方向の位置規制をはか
り、そして、エンジンボンネットの上面に設けた係合爪
式のロック機構によってエンジンボンネットの上方への
回動を阻止するようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような、エンジン
ボンネットのロック構造、つまり、エンジンボンネット
の左右方向の位置規制と上方への回動阻止を夫々別々に
行なうロック構造を、ボンネットを機体前後方向に移動
させて揺動開放させるエンジンボンネットのロック構造
に採用した場合には、エンジンボンネットの左右方向の
位置規制と上方への回動阻止並びに前後方向への移動阻
止を夫々別々に行わなければならず、エンジンボンネッ
トを固定する為の部品点数が多くなってコストアップを
招く不都合がある。
【０００５】請求項１又は請求項２に係わる本発明の目
的は、少ない部品点数でもって、エンジンボンネットを
ガタ付き少なくロックする点にある。
【０００６】請求項３に係わる本発明の目的は、ラジエ
ータ前面の防塵ネットの取出しを行ない易くする点にあ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１に係わる本発明
は、エンジンボンネットを、車体フレームに対して、機
体前後方向に移動させた後に揺動開放可能な連結機構を
介して取付けるとともに、前記エンジンボンネットの側
壁内面に、エンジンボンネットの機体前後方向への移動
に伴って機体側の固定部材と係合して前記エンジンボン
ネットの左右方向の位置規制と上方への回動を阻止する
係止具を設けてある。
【０００８】請求項２に係わる本発明は、請求項１に記
載の作業車において、前記エンジンボンネットに、この
エンジンボンネットの機体前後方向の移動を阻止するロ
ック機構を設けてある。
【０００９】請求項３に係わる本発明は、請求項１又は
請求項２に記載の作業車において、エンジンボンネット
の開口側端部の内方箇所にラジエータを配設し、そのラ
ジエータ前面の防塵ネットを上方に挿抜可能に構成して
ある。
【００１０】
【作用】請求項１に係わる本発明によれば、エンジンボ
ンネットの側壁に、エンジンボンネットの機体前後方向
への移動に伴って機体側の固定部材と係合する係止具を
設けたことによって、エンジンボンネットの左右方向の
位置規制と上方への回動を阻止できる。
【００１１】請求項２に係わる本発明によれば、エンジ
ンボンネットの側壁に設けた係止具によって、エンジン
ボンネットの左右方向の位置規制と上方への回動を阻止
でき乍ら、機体前後方向の移動を阻止するロック機構に
よってエンジンボンネットの前後方向の移動が阻止され
る。
【００１２】請求項３に係わる本発明によれば、エンジ
ンボンネットを揺動開閉させることなく、前後方向にズ
ラせるだけで防塵ネットを取出すことができる。
【００１３】
【発明の効果】請求項１又は請求項２に記載の本発明に
よれば、少ない部品点数でもって、エンジンボンネット
の左右方向の位置規制と上方への回動並びに前後方向の
移動が阻止され、エンジンボンネットの固定構造のコス
トの低廉化をはかることができる。
【００１４】請求項３に記載の本発明によれば、エンジ
ンボンネットを大きく揺動開放させることなく前後方向
にズラさせるだけで防塵ネットを取出すことができ、延
いては、防塵ネットの清掃作業の為の時間を短くし得
る。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の実施例をフロントマウント型
乗用芝刈機に付いて説明する。図１に、フロントマウン
ト型乗用芝刈機の全体を示し、この乗用芝刈機は、左右
一対の駆動前輪１ａ、及び、左右一対の操向用後輪１ｂ
を備えた車体フレーム２の前部に操縦ハンドル３ａと運
転座席３ｂとを備えた操縦部３を、後部に原動部４を夫
々配設し、そして、機体の前部に昇降リンク機構５を介
してモーア６を装着してある。
【００１６】前記原動部４は、運転座席３ｂの後部に、
前面にボックス型の防塵ネット７を備えたラジエータ８
を配設し、そのラジエータ８の後部にエンジン９を配設
し、そのエンジン９の右下にエアクリーナ１０を、後方
にマフラー１１を夫々配設してあり、これら全体を、前
面開口のエンジンボンネット１２で覆ってある。
【００１７】前記ボンネット１２とラジエータ８との隙
間を遮蔽板１３で閉塞してあり、その遮蔽板１３に、前
記エアクリーナ１０のインテークパイプ１０ａの先端を
望ませてある。
【００１８】図２及び図３に示すように、前記ボックス
型の防塵ネット７は、上面と左右両側面並びに下面が一
体的に構成されたボックス型の前部防塵ネット部分７ａ
と、この前部防塵ネット部分７ａに対して分離された後
部防塵ネット部分７ｂとからなり、これら防塵ネット部
分７ａ，７ｂは、遮蔽板１３の前面に設けられた左右一
対のガイドレール１３ａ，１３ａに沿って上方に抜差し
自在に構成されている。
【００１９】図４に示すように、前記エンジンボンネッ
ト１２は、車体フレーム２に、機体前後方向に移動させ
た後に揺動開放可能な連結機構Ａを介して連結されてい
る。
【００２０】前記連結機構Ａに付いて説明すると、車体
フレーム２の後端に、横軸芯周りに回動自在な左右一対
のボンネット支持アーム１４，１４を設け、この左右一
対のボンネット支持アーム１４，１４を、ボンネット１
２後端の内面に設けたコの字状のブラケット１５に連結
ピン１６，１６を介して枢支連結してある。前記ブラケ
ット１５には、前記連結ピン１６を中心とする円弧状の
長孔１５ａが形成されており、他方、ボンネット支持ア
ーム１４の側面には、前記円弧状の長孔１５ａに突入す
る回動規制ピン１４ａが設けられている。また、前記支
持アーム１４には、この支持アーム１４を後方に回動さ
せたとき、車体フレーム２後端の折曲片１７と接当する
ストッパー１４ｂを設けてある。
【００２１】次に、ボンネット１２の開閉状態に付いて
説明すると、前記エンジンボンネット１２を開放する場
合には、エンジンボンネット１２を機体後方に移動させ
ると、支持アーム１４が横軸芯Ｐ周りに回動して車体フ
レーム２後端の折曲片１７にストッパー１４ｂが接当し
て後方への移動が規制される。然る後、エンジンボンネ
ット１２を連結ピン１６周りに回動させるとブラケット
１５の長孔１５ａの他端側が支持アーム１４の回動規制
ピン１４ａと接当してエンジンボンネット１２の後方へ
の回動が規制されることとなる。
【００２２】次に、前記エンジンボンネットの固定構造
に付いて説明する。
【００２３】図２、図３及び図５、図６に示すように、
前記エンジンボンネット１２の開口側の側壁内面に、エ
ンジンボンネットの左右方向の位置規制と上方への回動
を阻止する係合機構Ｂと、エンジンボンネット１２の機
体前後方向の移動を阻止するロック機構Ｃが設けられて
いる。
【００２４】前記係合機構Ｂは、エンジンボンネット１
２の側壁内面に設けられた板バネからなる弾性係止具１
７と、機体側固定部材としての遮蔽板１３に設けた係合
部としての角孔１３ａとからなり、前記エンジンボンネ
ット１２の機体前方への移動に伴って角孔１３ａに弾性
係止具１７が係合すると、前記エンジンボンネット１２
の左右方向の位置規制と上方への回動が阻止される。
【００２５】前記ロック機構Ｃは、エンジンボンネット
１２の外側に設けられた上下方向のロックピン１８と、
前輪フェンダＦの後端に設けられたピン孔１９ａとから
なり、ピン孔１９ａにロックピン１８が挿入されるとエ
ンジンボンネット１２の機体前後方向の移動が阻止され
る。
【００２６】前記ロックピン１８は、ロック位置とロッ
ク解除位置の２位置で位置保持可能に構成されている。
つまり、前記ロックピン１８に、径方向に突出する係止
ピン１８ａと、ロックピン１８支持用の筒状部材２０
に、平面視において、十字状に交差する係入溝が形成さ
れており、上下方向の長い係入溝２０ａがロック位置用
の係入溝に、上下方向の短い係入溝２０ｂがロック解除
用の係入溝に構成されている。
【００２７】〔別実施例〕上記実施例においては、リア
エンジンのボンネットに付いて説明したが、フロントエ
ンジンのボンネットであっても良い。
【００２８】また、作業車としてはトラクタであっても
良い。
【００２９】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図１】乗用芝刈機全体の側面図
【図２】エンジンルームの横断平面図
【図３】エンジンルームの縦断正面図
【図４】ボンネットの回動状態を示す説明図
【図５】ボンネットの側面図
【図６】ロック機構の縦断側面図と斜視図
【符号の説明】
２ 車体フレーム ７ 防塵ネット ８ ラジエータ １２ エンジンボンネット １３ 機体側の固定部材 １７ 係止具 Ａ 連結機構 Ｃ ロック機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 機体前後方向の一方が開口されたエンジ
    ンボンネット（１２）を、その開口側と反対側を支点に
    して揺動開閉自在に構成してある作業車において、前記
    エンジンボンネット（１２）を、車体フレーム（２）に
    対して、機体前後方向に移動させた後に揺動開放可能な
    連結機構（Ａ）を介して取付けるとともに、前記エンジ
    ンボンネット（１２）の側壁内面に、エンジンボンネッ
    ト（１２）の機体前後方向への移動に伴って機体側の固
    定部材（１３）と係合して前記エンジンボンネット（１
    ２）の左右方向の位置規制と上方への回動を阻止する係
    止具（１７）を設けてある作業車。
  2. 【請求項２】 請求項１に記載の作業車において、前記
    エンジンボンネット（１２）に、このエンジンボンネッ
    ト（１２）の機体前後方向の移動を阻止するロック機構
    （Ｃ）を設けてある作業車。
  3. 【請求項３】 請求項１又は請求項２に記載の作業車に
    おいて、エンジンボンネット（１２）の開口側端部の内
    方箇所にラジエータ（８）を配設し、そのラジエータ
    （８）前面の防塵ネット（７）を上方に挿抜可能に構成
    してある作業車。
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