JPS6238449Y2 - - Google Patents

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JPS6238449Y2
JPS6238449Y2 JP3179883U JP3179883U JPS6238449Y2 JP S6238449 Y2 JPS6238449 Y2 JP S6238449Y2 JP 3179883 U JP3179883 U JP 3179883U JP 3179883 U JP3179883 U JP 3179883U JP S6238449 Y2 JPS6238449 Y2 JP S6238449Y2
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JP
Japan
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service hole
hole cover
service
arm
guide
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JP3179883U
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JPS59136383U (ja
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Priority to JP3179883U priority Critical patent/JPS59136383U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車の車体のフロアに開設したサ
ービスホールのサービスホールカバー開閉装置に
関するものである。
〔従来技術〕
従来、宅配車などのバンタイプの自動車におい
ては、第10図に示すように、構造上車体のフロ
アaの下側にエンジンbおよびラジエータcなど
の機器類が具備されており、このためフロアaに
はこれらの機器類を点検整備するためのサービス
ホールdが開設されている。そして、このサービ
スホールdには、サービスホールカバーeがヒン
ジfにより開閉可能に取付けられている。
しかし、このような構造では、サービスホール
カバーeのヒンジfが第10図に示すようにイン
ストルメント・パネルgの下側に位置している場
合、該インストルメント・パネルgが障害物とな
つてサービスホールカバーeの開放範囲が制限さ
れ、これがため、特にヒンジfの下側にあるラジ
エータcおよびエンジンbの前部(フアンhな
ど)を点検・整備する際に、サービスホールカバ
ーeが邪魔になつて、作業が困難であるという不
具合があつた。
この点に関し、サービスホールカバーeの枢支
部が若干移動できる構造のものがあるが(例えば
実開昭57−27167号公報参照)、この構造にしても
上記不具合を完全に解消しうるものではなかつ
た。
〔考案の目的〕
本考案は従来のかかる問題点に鑑みてなされた
ものであつて、サービスホールカバーを開閉可能
に枢支するとともに、この枢支部を移動可能とす
ることにより、サービスホールの全体に亘つて広
い作業空間を確保し、エンジンおよびラジエータ
等の機器類の点検・整備が容易に行なえる自動車
のサービスホールカバー開閉装置を提供するもの
である。
〔考案の構成〕
以下、本考案の構成を、実施例について図面に
基いて説明する。
本考案に係るサービスホールカバー開閉装置を
備える自動車を第1図および第2図に示し、この
自動車1はバンタイプの業務用の宅配車であつ
て、車体2の前部に運転室3、後部に荷物室4を
それぞれ有している。5は乗降用ステツプ、6は
前車輪である。
運転室3内には、運転者用のシート7、補助者
用の補助シート8およびハンドル9、インストル
メント・パネル10などの運転装置類が配設され
ている。なお、補助シート8は第1図中に2点鎖
線で示す如く折りたたみ可能である。また、運転
室3のフロア11の下側にはエンジン12および
ラジエータ13などの機器類が取付けられてお
り、これらの機器の上部におけるフロア11の部
分には点検・整備用のサービスホール14が開設
されている。そして、このサービスホール14は
サービスホールカバー15により閉塞されてい
る。サービスホールカバー15は第2図に実線で
示すようにサービスホール14の内周縁に形成さ
れた支持枠14a上に載置され、サービスホール
カバー15の上面がフロア11の上面と面一にな
るようにされているとともに、開閉可能な構成と
されている。
続いて、サービスホールカバー15を開閉する
ためのサービスホールカバー開閉装置23の詳細
な構造を、第3図ないし第5図に示す。第4図は
第3図における鎖線円で囲んだ部分の一部を切開
して後方斜め上方位置から見た状態を示し、第5
図は同じく後方位置から見た状態を示す。
サービスホールカバー15の下面の前部には、
板材に長穴状のガイド孔17を設けてなる一対の
ガイド部材16,16が、左右の側縁部15a,
15aに沿つて前後方向へ直線状かつ平行に延び
て取付けられている。ガイド孔17に沿つて移動
可能に係合される係合部材18は、第5図に示す
ように中央部に環状溝18aを有し、この環状溝
18aがガイド孔17に転動可能に嵌合されてい
る。また、係合部材18に設けた中心孔はアーム
19の先端19aに回動可能に軸支され、アーム
19は係合部材18を介してサービスホールカバ
ー15に回動可能に連係されている。アーム19
の基端19bは車体2のフロア11の下面に固設
したブラケツト20にヒンジ21により回動可能
に枢支されている。22はサービスホール14の
支持部14aとサービスホールカバー15の側縁
15aの下面との間に介装されたシートラバーで
ある。
次に、サービスホールカバー開閉装置23の作
用について説明する(第3図および第6図ないし
第9図参照)。
(i) サービスホール14のA部の開口 先ず、補助シート8を折りたたんだ後(第1
図2点鎖線参照)、第6図に2点鎖線で示すよ
うにサービスホールカバー15の後側を持ち上
げて、このままサービスホールカバー15を後
方へ引く。すると、第7図に示すように、該サ
ービスホールカバー15は係合部材18がガイ
ド孔17の前端に当接するまで後方へ移動し
て、サービスホール14のA部が開口し、該A
部の下側にあるラジエータ13およびエンジン
12の前部のフアン12aなどを点検・整備す
ることができる。
(ii) サービスホール14のB部の開口 次に、A部が開口している状態から、第8図
に示すようにアーム19を後方へ回動させなが
らサービスホールカバー15を更に後方へ移動
させれば(第4図2点鎖線参照)、サービスホ
ール14のB部が更に開口し、特にアーム19
の下側にあるエンジン12の部分などの点検・
整備が可能になる。
(iii) サービスホール14のC部の開口 更に、A部およびB部が開口している状態か
ら、第9図に示すように係合部材18を中心と
してサービスホールカバー15を上方へ回動さ
せれば、サービスホール14のC部が開口し、
エンジン12の後部などを点検・整備すること
ができる。
逆に、サービスホールカバー15を閉止する場
合は、上記の逆の手順を行なえば良い。
なお、上述の実施例においては、ガイド孔17
の長さを比較的小さく設定しているが、この長さ
をガイド部材16の長さとともに大きく設定し
て、サービスホールカバー15の前後方向への移
動範囲を大きくとることもできる。また、係合部
材18はガイド部材16に対して長手方向へ移動
できるものであれば良く、例えばガイド孔17内
を摺動できる摺動部材を使用しても良い。更に、
サービスホールカバー15は左右方向へ移動でき
る構造としても良い。
上述の実施例のように、サービスホールカバー
15を前後方向へ移動できる構造とすれば、重い
サービスホールカバー15を上方へ回動させるこ
となく単に後方へ移動させるだけで、日常点検す
べき機器類が多数配置されているサービスホール
14の前部(A部)を開口することができ、特に
日常の点検・整備が容易である。
以上詳述したように、この考案はサービスホー
ルカバーの下面に設けられたガイド部材に係合部
材が長手方向へ移動自在に係合され、該係合部材
に回動可能に連結されたアームの基端が車体に回
動可能に枢支されているから、サービスホールの
全体に亘つて広い作業空間が得られ、かついずれ
の方向からも作業が可能であり、エンジン、ラジ
エータ等の機器類の点検・整備を容易に行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図は本考案の実施態様を例示
し、第1図は自動車の一部を切開して内部を示す
斜視図、第2図は同側面断面図、第3図は第1図
における−線に沿つた断面図、第4図はサー
ビスホールカバー開閉装置の要部の一部を切開し
て示す後方斜視図、第5図は同背面断面図、第6
図ないし第9図はサービスホールカバー開閉装置
の作用を説明するための第3図と同様の部分断面
図、第10図は従来例を示し、本考案の第2図に
対応する図である。 2……車体、11……フロア、14……サービ
スホール、15……サービスホールカバー、16
……ガイド部材、17……ガイド孔、18……係
合部材、19……アーム、19a……先端、19
b……基端、23……サービスホールカバー開閉
装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体のフロアに開設されたサービスホールを覆
    うためのサービスホールカバーの下面に長穴状の
    ガイド孔を設けた一対のガイド部材が直線状かつ
    平行に設けられ、前記ガイド孔には係合部材がガ
    イド孔に沿つて移動可能に係合され、該係合部材
    を介してアームの先端が前記サービスホールカバ
    ーに回動可能に連係され、該アームの基端が前記
    車体に回動可能に枢支されていることを特徴とす
    る自動車のサービスホールカバー開閉装置。
JP3179883U 1983-03-04 1983-03-04 自動車のサ−ビスホ−ルカバ−開閉装置 Granted JPS59136383U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3179883U JPS59136383U (ja) 1983-03-04 1983-03-04 自動車のサ−ビスホ−ルカバ−開閉装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3179883U JPS59136383U (ja) 1983-03-04 1983-03-04 自動車のサ−ビスホ−ルカバ−開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59136383U JPS59136383U (ja) 1984-09-11
JPS6238449Y2 true JPS6238449Y2 (ja) 1987-10-01

Family

ID=30162640

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JP3179883U Granted JPS59136383U (ja) 1983-03-04 1983-03-04 自動車のサ−ビスホ−ルカバ−開閉装置

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JPS59136383U (ja) 1984-09-11

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