JPH0746604Y2 - キャブオーバ型車両における開閉式フロントパネルのヒンジ装置 - Google Patents

キャブオーバ型車両における開閉式フロントパネルのヒンジ装置

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JPH0746604Y2
JPH0746604Y2 JP8044689U JP8044689U JPH0746604Y2 JP H0746604 Y2 JPH0746604 Y2 JP H0746604Y2 JP 8044689 U JP8044689 U JP 8044689U JP 8044689 U JP8044689 U JP 8044689U JP H0746604 Y2 JPH0746604 Y2 JP H0746604Y2
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front panel
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哲基 木村
宣行 高橋
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日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キャブオーバ型車両における開閉式フロント
パネルのヒンジ装置に関する。
〔従来の技術〕
キャブオーバ型トラックやバス等のキャブオーバ型車両
においては、乗用車のように前方に突出したボンネット
は設けられておらず、その代り、フロントパネルが車両
の前部に付設されている。
このフロントパネルを、ヒンジ装置を介して車体に対し
て開閉自在に支持し、該パネルとこれよりも後方に位置
するダッシュパネルとの間の空間に、車両の各種補機を
収納しておき、フロントパネルを開くことによって、補
機に対する保守点検を容易に行えるように構成したキャ
ブオーバ型車両は従来より公知である。
このようにフロントパネルを開閉自在とした場合、フロ
ントパネルを全開位置に開いたとき、該パネルがフロン
トウィンドウシールド用のワイパ等に干渉することを防
止するため、フロントパネルを全開位置で停止させるス
トッパを設ける必要がある。
またフロントパネルが全開位置を占めたとき、該パネル
が車両の横方向にガタ付くと、操作感を損う等の不具合
があるため、フロントパネルの横方向の動きを規制する
手段も設けなければならない。
さらに、フロントパネルよりも上方の車体部分にグリッ
プを設け、フロントウィンドウシールドの清掃、又はそ
の他の作業時の作業性を向上させることも従来より公知
である。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述のように、開閉式のフロントパネルを有するキャブ
オーバ型車両においては、該パネルに関連して、フロン
トパネル用のヒンジ装置、ストッパ、横方向規制手段、
並びにグリップをそれぞれ設ける必要がある。その際、
従来はこれらの手段を、それぞれ独立して車体ないしは
フロントパネルに設けていたため、その全体の外観が煩
雑となり、しかも車両製造時にこれらを車体に取付ける
のに、多大な手間を必要としていた。
本考案の目的は、上記従来の欠点を除去し、前述のスト
ッパ、横方向規制手段、並びにグリップを全て組込んだ
開閉式フロントパネル用のヒンジ装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するため、フロントパネルよ
り上方の車体部分に固定されたグリップに、車体の前方
側を向けて開口した凹部を設け、該凹部を横断して車体
の幅方向に延びる枢ピンを前記グリップに固定すると共
に、該枢ピンに、基端側がフロントパネルに固定された
ヒンジアームの自由端側を回動可能に枢支し、前記凹部
の側面と、該側面に対向するヒンジアームの自由端側の
側面とに、フロントパネルを全開位置にもたらしたと
き、互いに当接してフロントパネルがそれ以上開くこと
を阻止する第1及び第2ストッパをそれぞれに突設し、
前記凹部は奥側へ向けてその側面間の幅が狭められてい
て、その奥側の側面の部分は、フロントパネルを全開位
置にもたらしたとき、前記第2ストッパが当該奥側の側
面の部分に接触して、フロントパネルの車両横方向の動
きを規制する規制面を構成していることを特徴とするキ
ャブオーバ型車両における開閉式フロントパネルのヒン
ジ装置を提案する。
〔実施例〕
以下、本考案を図示した実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図はキャブオーバ型トラックの前部を示す斜視図、
第2図は第1図又は後に説明する第3図のII-II線断面
図である。
第1図及び第2図において、1は運転室前方に位置する
フロントウィンドウシールド、2は同じく運転室の前部
に位置するダッシュパネルであり、このパネル2はその
上部がこれよりも前方に位置するカウルパネル3に固定
され、その下部は図示していないフロアパネルに固着さ
れている。フロアパネル、ダシシュパネル2及びカウル
パネル3は車体5の一部を構成する要素であり、フロン
トウィンドウシールド1はシール材4を介して両パネル
2,3に固定されている。7は、フロントウィンドウシー
ルド1の面を払拭するワイパ装置のワイパアームであ
る。
ダッシュパネル2の前方、すなわち車両の前部にはフロ
ントパネル6が位置し、該パネル6はその上部の領域に
設けられた後述するヒンジ装置を介してカウルパネル3
に枢支され、第1図及び第2図に実線で示した閉位置と
鎖線で示した開位置との間を矢印A方向に開閉自在とな
っている。
フロントパネル6を閉じたとき、このパネル6とダッシ
ュパネル2との間には空間Sが区画され、ダッシュパネ
ル2に支持された各種の補機(図示せず)が、この空間
Sに収納されている。フロントパネル6を開くことによ
り、各種の補機を外部に露出させることができ、これら
に対する保守点検を容易に行うことができる。図には示
していないが、フロントパネル6を開いたとき、これを
その全開位置に保持する装置が、フロントパネル6と車
体5との間に配設されている。
フロントパネル6より上方の車体部分、図の例ではカウ
ルパネル3に、左右一対のグリップ8,8aが固定され、例
えばフロントウィンドウシールド面を清掃する際、作業
者はこれらのグリップ8,8aをつかんで楽に作業を行うこ
とができる。
開閉式のフロントパネル6用のヒンジ装置には、フロン
トパネル6を全開位置にもたらしたとき、これを停止さ
せるストッパと、フロントパネル6を車両の横方向に規
制する規制手段とがそれぞれ組込まれ、これらが各グリ
ップ8,8aと共に個々のアッセンブリ20,20aを構成してい
る。一方のグリップ8側のアッセンブリ20と、他方のグ
リップ8a側のアッセンブリ20aは共に対称に構成されて
いて、その作用も変りはないので、一方のアッセンブリ
20を以下に説明し、そのヒンジ装置の構成と作用を明ら
かにする。
第3図は上記アッセンブリ20の正面図、第4図は一部だ
けを第3図のIV-IV線に沿って切断した平面図、第5図
はアッセンブリ20の一部の分解斜視図である。
第2図乃至第5図において、グリップ8はねじ10,11と
ナットとによってカウルパネル3に固定され、該グリッ
プ8の一方の端部側には、車両の前方側を向いて開口し
た凹部12が設けられ、その凹部12を横断して車両の横方
向に延びる枢ピン13がグリップ8に固定されている。凹
部12に位置する枢ピン13の部分には一対のカラー14,15
が、ピン13に対して回転可能に嵌合し、そのまわりにヒ
ンジ装置の重要な構成要素であるヒンジアーム16の自由
端側が嵌合している。またヒンジアーム16の基端側は、
第2図に示すようにフロントパネル6の内側に固着され
た補強板17にボルトとナットによって固定されている。
このように、基端側がフロントパネル6に固定されたヒ
ンジアーム16の自由端側が、グリップ8に固定された枢
ピン13に回動可能に枢支されている。
グリップ8に形成された凹部12の各側面18,19と、その
各側面18,19に対向するヒンジアーム16の自由端側の各
側面とには、突起状の第1ストッパ23,24と、第2スト
ッパ21,22がそれぞれ突設され、各第1ストッパ23,24
は、凹部12の底面近くの各側面18,19に設けられてい
る。
今、フロントパネル6が第1図乃至第4図に示したよう
に閉位置を占めているとき、第2ストッパ21,22は第1
ストッパ23,24のストップ面25,26から大きく、角度θ
(第2図)をなして離れている。
フロントパネル6を矢印A方向に回動させ、これを全開
位置にもたらすと、第2図に鎖線で示すように第2スト
ッパ21,22は第1ストッパ23,24のストップ面25,26に当
接し、フロントパネル6が止められる。このため、フロ
ントパネル6はその全開位置に確実に停止し、該パネル
6が第1図に示したワイパアーム7等に干渉することは
ない。このように、第1及び第2ストッパ23,24;21,22
は、フロントパネル6を全開位置にもたらしたとき、互
いに当接してフロントパネル6がそれ以上開くことを阻
止する用をなす。
また、第2図乃至第5図に示したヒンジアーム16の自由
端側と、これが取付けられたグリップ部分を拡大して示
した第6図から判るように、グリップ8の凹部12は、奥
側へ向けてその側面18,19間の幅が狭められている。す
なわち、凹部12の幅方向中心Cからその各側面18,19ま
での距離を、凹部手前側においてはD1,D1とし、奥側に
おいてはD2,D2とするとD1>D2に設定されているのであ
る。これにより、フロントパネル6を閉位置から全開位
置に回動させたとき、各第2ストッパ21,22の先端面
が、幅の狭められた奥側の各側面18,19の部分に、第6
図に鎖線で示した如く接触し、ヒンジアーム16、ひいて
はフロントパネル6が車両の横方向Wにガタ付くことが
阻止される。このようにして、カラー14,15が凹部12の
各側面18,19に対して多少の遊びをもって取付けられて
いても、フロントパネル6を全開位置にもたらせば、該
パネル6の車両横方向Wの動きが規制され、操作感が高
められる。
上述のように、グリップ凹部12の奥側の各側面18,19の
部分は、フロントパネル6を全開位置にもたらしたと
き、第2ストッパ21,22が、その奥側の側面18,19の部分
に接触してフロントパネルの車両横方向の動きを規制す
る規制面を構成している。
また第7図に示すように、フロントパネル6を閉じたと
きに第2ストッパ22が当接する第2の規制面27を側面19
に設けておけば、フロントパネル6を閉じたときも、そ
の車両横方向Wにおける動きを規制でき、該パネル6
と、その各側方に位置するフロントコーナパネル28(第
1図)との間の隙間Gを常に一定に保つことができる。
以上説明したヒンジ装置によれば、フロントパネル6を
全開位置に停止させるストッパ21,22;23,24と、全開位
置を占めたフロントパネルの横方向の動きを規制する手
段としての規制面がヒンジ装置自体に組込まれ、しかも
そのヒンジアーム16がグリップ8に固定された枢ピン13
に枢支されているため、これらを別々に車両に設けた場
合に比べ、その組付性が向上し、しかも車両の外観を高
めることができる。また上述した各要素が1つのアッセ
ンブリ20を構成しているので、これを車両に取付ける前
の保管と運搬が大変簡単となる。
上述した実施例では、1つのヒンジアームに2つの第2
ストッパ21,22を設け、かつグリップ8に2つの第1ス
トッパ23,24を付設したが、これらを1つずつ設けるだ
けであってもよい。また逆に第7図には1つの規制面27
を示したが、他方の第2ストッパ21に当接する同様な規
制面を追加することも可能である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ヒンジ装置自体にストッパや横方向規
制手段が組込まれ、しかもそのヒンジアームがグリップ
に固定された枢ピンに枢支されているため、これらの取
付作業性を高め、かつその取付後の車両の外観を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はキャブオーバ型トラックのキャブを示す斜視
図、第2図は第1図ないしは第3図のII-II線断面図、
第3図は第2図の左方(車両の前方)より見た正面図、
第4図は一部を第3図のIV-IV線に沿う断面で示した平
面図、第5図は分解斜視図、第6図は部分拡大平面図、
第7図は他の実施例を示す、第6図と同様な平面図であ
る。 5……車体、6……フロントパネル 8,8a……グリップ、12……凹部 13……枢ピン、16……ヒンジアーム 18,19……側面、21,22……第2ストッパ 23,24……第1ストッパ、W……横方向

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントパネルより上方の車体部分に固定
    されたグリップに、車両の前方側を向いて開口した凹部
    を設け、該凹部を横断して車両の横方向に延びる枢ピン
    を前記グリップに固定すると共に、該枢ピンに、基端側
    がフロントパネルに固定されたヒンジアームの自由端側
    を回動可能に枢支し、前記凹部の側面と、該側面に対向
    するヒンジアームの自由端側の側面とに、フロントパネ
    ルを全開位置にもたらしたとき、互いに当接してフロン
    トパネルがそれ以上開くことを阻止する第1及び第2ス
    トッパをそれぞれに突設し、前記凹部は奥側へ向けてそ
    の側面間の幅が狭められていて、その奥側の側面の部分
    は、フロントパネルを全開位置にもたらしたとき、前記
    第2ストッパが当該奥側の側面の部分に接触して、フロ
    ントパネルの車両横方向の動きを規制する規制面を構成
    していることを特徴とするキャブオーバ型車両における
    開閉式フロントパネルのヒンジ装置。
JP8044689U 1989-07-08 1989-07-08 キャブオーバ型車両における開閉式フロントパネルのヒンジ装置 Expired - Lifetime JPH0746604Y2 (ja)

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