JPH085874Y2 - 車両用フロントグリルの取付構造 - Google Patents
車両用フロントグリルの取付構造Info
- Publication number
- JPH085874Y2 JPH085874Y2 JP14472689U JP14472689U JPH085874Y2 JP H085874 Y2 JPH085874 Y2 JP H085874Y2 JP 14472689 U JP14472689 U JP 14472689U JP 14472689 U JP14472689 U JP 14472689U JP H085874 Y2 JPH085874 Y2 JP H085874Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hinge
- front grill
- fastening bolt
- bracket
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Superstructure Of Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は開閉式の車両用フロントグリルの取付ヒンジ
構造の改良に関する。
構造の改良に関する。
(従来の技術) 車両の運転室前面のフロントグリルを開閉式にしたも
のは、実開昭64−42987号公報を始めとして、種々提案
されている。
のは、実開昭64−42987号公報を始めとして、種々提案
されている。
例えば、第5図にも示すように、フロントグリル1は
上部においてヒンジ2によって支持され、前方に旋回し
て開かれる。
上部においてヒンジ2によって支持され、前方に旋回し
て開かれる。
この場合、車体前面のパネルに取付けたアシストグリ
ップ3の一部に凹部4を形成し、この凹部4にヒンジ2
を配置してヒンジピン5によって支持している。なお6
はフロントグリル1をヒンジ2に固定するためのボルト
である。
ップ3の一部に凹部4を形成し、この凹部4にヒンジ2
を配置してヒンジピン5によって支持している。なお6
はフロントグリル1をヒンジ2に固定するためのボルト
である。
(考案が解決しようとする課題) ところが、この構造ではフロントグリル1の建て付け
具合を調整することができず、もし調整するとするなら
ば、車体バネルとアシストグリップ3の間、またはヒン
ジ2とフロントグリル1の間にシムを挟み込む程度であ
る。
具合を調整することができず、もし調整するとするなら
ば、車体バネルとアシストグリップ3の間、またはヒン
ジ2とフロントグリル1の間にシムを挟み込む程度であ
る。
しかし、これではフロントグリル1を取付けた後に調
整を行うことはできず、その都度フロントグリル1を取
り外す必要があり、作業性が非常に悪い。
整を行うことはできず、その都度フロントグリル1を取
り外す必要があり、作業性が非常に悪い。
本考案はこのような問題を解決することを目的とす
る。
る。
(課題を解決するための手段) そこで本考案は運転室前面に配置したフロントグリル
を、車体表面部材に設けたブラケットにヒンジを介して
開閉自在に取付けた車両用フロントグリルの取付構造に
おいて、前記ヒンジをフロントグリルを取付けたロアヒ
ンジと、ブラケットにヒンジピンを介して回動自由に支
持されるアッパヒンジとから構成し、かつロアヒンジに
車体前後方向に延びる長孔、並びにアッパヒンジの対応
位置にねじ穴を設け、両者を締結ボルトを介して結合す
る一方、ブラケットの側方に前記締結ボルトを挿通しう
る作業用孔を形成した。
を、車体表面部材に設けたブラケットにヒンジを介して
開閉自在に取付けた車両用フロントグリルの取付構造に
おいて、前記ヒンジをフロントグリルを取付けたロアヒ
ンジと、ブラケットにヒンジピンを介して回動自由に支
持されるアッパヒンジとから構成し、かつロアヒンジに
車体前後方向に延びる長孔、並びにアッパヒンジの対応
位置にねじ穴を設け、両者を締結ボルトを介して結合す
る一方、ブラケットの側方に前記締結ボルトを挿通しう
る作業用孔を形成した。
(作用) したがって、フロントグリルの取付後に建付け調整を
行う必要があるときは、ブラケットの側方の作業孔から
工具を挿入して締結ボルトを緩め、ロアヒンジを長孔に
沿って前後に移動させてフロンドグリルを適正な位置に
もってきたら、締結ボルトを締め付けて固定する。
行う必要があるときは、ブラケットの側方の作業孔から
工具を挿入して締結ボルトを緩め、ロアヒンジを長孔に
沿って前後に移動させてフロンドグリルを適正な位置に
もってきたら、締結ボルトを締め付けて固定する。
このため、フロントグリルを取り外すことなく、閉め
たままで調整作業を行うことができる。
たままで調整作業を行うことができる。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1図に
示すように、フロントグリル1を支持するヒンジは、ア
ッパヒンジ2aとロアヒンジ2bとから構成される。
示すように、フロントグリル1を支持するヒンジは、ア
ッパヒンジ2aとロアヒンジ2bとから構成される。
アッパヒンジ2aはヒンジピン5により車体パネルに取
付けたブラケットとしての、アシストグリップ3に形成
した凹部4において、カラー7を介して回動自由に支持
される。
付けたブラケットとしての、アシストグリップ3に形成
した凹部4において、カラー7を介して回動自由に支持
される。
他方、ロアヒンジ2bは車体前面と平行に延びるアーム
部10にボルト6を介してフロントグリル1が取付けられ
る。
部10にボルト6を介してフロントグリル1が取付けられ
る。
そして、アッパヒンジ2aの側面には切欠凹部8が形成
され、この切欠凹部8に前記ロアヒンジ2bが嵌まり、両
者は締結ボルト9により互いに一体的に結合され、ヒン
ジピン5を中心にして回動するようになっている。
され、この切欠凹部8に前記ロアヒンジ2bが嵌まり、両
者は締結ボルト9により互いに一体的に結合され、ヒン
ジピン5を中心にして回動するようになっている。
この場合、ロアヒンジ2bには車体前後方向に延びる長
孔11が形成され、またアッパヒンジ2aにはこれに対応す
る位置にねじ穴12が設けられ、長孔11を通して締結ボル
ト9により結合されるのであるが、この長孔11によっ
て、フロントグリル1を車体前後方向に一定量だけ移動
させることができるようになっている。
孔11が形成され、またアッパヒンジ2aにはこれに対応す
る位置にねじ穴12が設けられ、長孔11を通して締結ボル
ト9により結合されるのであるが、この長孔11によっ
て、フロントグリル1を車体前後方向に一定量だけ移動
させることができるようになっている。
なお、ロアヒンジ2bの頂面14は長孔11と平行な平面に
形成され、この頂面14がアッパヒンジ2aの切欠凹部8の
対応する案内面と接触することにより、1本の締結ボル
ト9による結合にもかかわらず、両者はガタツクことな
くしっかりと固定されると共に、両者間の相対的な前後
移動が許容されている。
形成され、この頂面14がアッパヒンジ2aの切欠凹部8の
対応する案内面と接触することにより、1本の締結ボル
ト9による結合にもかかわらず、両者はガタツクことな
くしっかりと固定されると共に、両者間の相対的な前後
移動が許容されている。
アシストグリップ3の凹部4の側面には、この締結ボ
ルト9とほぼ同軸的に作業用孔13が形成され、この作業
用孔13を通して締結ボルト9を挿通したり、締付工具を
挿入することを可能としている。図中15はアシストグリ
ップ3の側方から取付けるキャップである。
ルト9とほぼ同軸的に作業用孔13が形成され、この作業
用孔13を通して締結ボルト9を挿通したり、締付工具を
挿入することを可能としている。図中15はアシストグリ
ップ3の側方から取付けるキャップである。
以上のように構成され、次に作用について説明する。
アッパヒンジ2aとロアヒンジ2bは互いに締結ボルト9
によって一体化され、ヒンジピン5によりアシストグリ
ップ3に回動自由に支持される。
によって一体化され、ヒンジピン5によりアシストグリ
ップ3に回動自由に支持される。
したがってフロントグリル1はヒンジピン5を中心に
して前方に開放(旋回)することができる。
して前方に開放(旋回)することができる。
フロントグリル1の建て付け具合を調整するときは、
フロントグリル1を閉めたまま、まず作業用孔13から工
具を挿入して締結ボルト9を緩める。
フロントグリル1を閉めたまま、まず作業用孔13から工
具を挿入して締結ボルト9を緩める。
すると、アッパヒンジ2aに対してロアヒンジ2bが長孔
11に沿って前後に移動可能となるため、フロントグリル
1を適正な位置まで前後方向にずらす。このようにして
フロントグリル1が適正位置にセットされたら、再び締
結ボルト9を締付け、アッパヒンジ2aとロアヒンジ2bを
固定して一体化する。
11に沿って前後に移動可能となるため、フロントグリル
1を適正な位置まで前後方向にずらす。このようにして
フロントグリル1が適正位置にセットされたら、再び締
結ボルト9を締付け、アッパヒンジ2aとロアヒンジ2bを
固定して一体化する。
したがって、従来のようにいったんフロントグリル1
を取り外して建て付け調整を行う必要がなく、簡単に調
整作業を実施できる。
を取り外して建て付け調整を行う必要がなく、簡単に調
整作業を実施できる。
次に、第2図から第4図に示す第2の実施例について
説明すると、これは、アシストグリップ3の作業用孔13
の内面に、締結ボルト9の運動軌跡と干渉しない切欠円
弧16を形成し、この切欠円弧16の内部に締結ボルト9の
頭部9aが位置するようにしたものである。
説明すると、これは、アシストグリップ3の作業用孔13
の内面に、締結ボルト9の運動軌跡と干渉しない切欠円
弧16を形成し、この切欠円弧16の内部に締結ボルト9の
頭部9aが位置するようにしたものである。
このようにすると、締結ボルト9の頭の分だけロアヒ
ンジ2bと凹部4の壁面との間隔を狭めることができ、ま
た、第3図のように、フロントグリル1の下部をグリル
ロック部18に固定した状態では、仮にヒンジピン5によ
りアッパヒンジ2aを支持しなくても、締結ボルト9を仮
に締付けておけば、ある程度前後方向に動くと頭部9aが
切欠円弧16に当たり、それ以上の移動を阻止するため、
フロントグリル1が脱落することがなく、フロントグリ
ル1の取付時の作業性も改善される。
ンジ2bと凹部4の壁面との間隔を狭めることができ、ま
た、第3図のように、フロントグリル1の下部をグリル
ロック部18に固定した状態では、仮にヒンジピン5によ
りアッパヒンジ2aを支持しなくても、締結ボルト9を仮
に締付けておけば、ある程度前後方向に動くと頭部9aが
切欠円弧16に当たり、それ以上の移動を阻止するため、
フロントグリル1が脱落することがなく、フロントグリ
ル1の取付時の作業性も改善される。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、フロントグリルを支持
するヒンジを、フロントグリルを取付けたロアヒンジ
と、ブラケットにヒンジピンを介して回動自由に支持さ
れるアッパヒンジとから構成し、かつロアヒンジに車体
前後方向に延びる長孔、並びにアッパヒンジの対応位置
にねじ穴を設け、両者を締結ボルトを介して結合する一
方、ブラケットの側方に前記締結ボルトを挿通しうる作
業用孔を形成したため、フロントグリルを閉じたまま前
後方向への建て付け調整を行うことができ、調整作業が
非常に簡単になり、かつ調整の正確性も増す。
するヒンジを、フロントグリルを取付けたロアヒンジ
と、ブラケットにヒンジピンを介して回動自由に支持さ
れるアッパヒンジとから構成し、かつロアヒンジに車体
前後方向に延びる長孔、並びにアッパヒンジの対応位置
にねじ穴を設け、両者を締結ボルトを介して結合する一
方、ブラケットの側方に前記締結ボルトを挿通しうる作
業用孔を形成したため、フロントグリルを閉じたまま前
後方向への建て付け調整を行うことができ、調整作業が
非常に簡単になり、かつ調整の正確性も増す。
第1図は本考案の第1の実施例を示す組立斜視図、第2
図は第2の実施例の要部斜視図、第3図は側面図、第4
図はそのA−A線断面図、第5図は従来例の組立斜視図
である。 1…フロントグリル、2a…アッパヒンジ、2b…ロアヒン
ジ、3…アシストグリップ、4…凹部、5…ヒンジピ
ン、8…切欠凹部、9…締結ボルト、11…長孔、12…ね
じ穴、13…作業用孔。
図は第2の実施例の要部斜視図、第3図は側面図、第4
図はそのA−A線断面図、第5図は従来例の組立斜視図
である。 1…フロントグリル、2a…アッパヒンジ、2b…ロアヒン
ジ、3…アシストグリップ、4…凹部、5…ヒンジピ
ン、8…切欠凹部、9…締結ボルト、11…長孔、12…ね
じ穴、13…作業用孔。
Claims (1)
- 【請求項1】運転室前面に配置したフロントグリルを、
車体表面部材に設けたブラケットにヒンジを介して開閉
自在に取付けた車両用フロントグリルの取付構造におい
て、前記ヒンジをフロントグリルを取付けたロアヒンジ
と、ブラケットにヒンジピンを介して回動自由に支持さ
れるアッパヒンジとから構成し、かつロアヒンジに車体
前後方向に延びる長孔、並びにアッパヒンジの対応位置
にねじ穴を設け、両者を締結ボルトを介して結合する一
方、ブラケットの側方に前記締結ボルトを挿通しうる作
業用孔を形成したことを特徴とする車両用フロントグリ
ルの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14472689U JPH085874Y2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 車両用フロントグリルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14472689U JPH085874Y2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 車両用フロントグリルの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0383150U JPH0383150U (ja) | 1991-08-23 |
JPH085874Y2 true JPH085874Y2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=31691406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14472689U Expired - Lifetime JPH085874Y2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 車両用フロントグリルの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH085874Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009183166A (ja) * | 2008-02-04 | 2009-08-20 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 鳥害防止ネット |
-
1989
- 1989-12-15 JP JP14472689U patent/JPH085874Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0383150U (ja) | 1991-08-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |