JP2009183166A - 鳥害防止ネット - Google Patents

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英樹 小山
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Abstract

【課題】送電線の鉄塔等の対象物に容易に設置することができ、必要に応じてその取り外しも容易に行なうことができる鳥害防止ネットを得ること。
【解決手段】並列配置した複数本の第1の繊維ロープ141aのうちの隣接する一対を互い違いの位置で連結固定してネット基体111を形成し、第1の繊維ロープ141aの端部をループ形状に連結して当該第1の繊維ロープ141aの両端に第1のループ部171aを形成し、第1の繊維ロープ141aの一端側の第1のループ部171aと他端側の第1のループ部171aとに一対の第2の繊維ロープ141bによるネット支持部121をそれぞれ通し、第2の繊維ロープ141bの端部をループ形状に連結して当該第2の繊維ロープ141bの両端に第2のループ部171bを形成し、これらの第2のループ部171bに対象物に巻き付いて当該対象物に連結される連結具131を保持させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば送電線を支持する鉄塔等に取り付けられ、鳥害から送電線の鉄塔等の電力設備を保護する鳥害防止ネットに関する。
送電線の鉄塔に、カラス等の鳥が営巣をすることがある。送電線の鉄塔は、一般的に、見晴らしが良く、容易には人が近づけない場所であることから、鳥にとっては営巣するのに絶好の場所であるといえよう。ところが、鳥の巣の素材には、導電性を有する針金やフェンス屑等の金属材料が含まれていることがあるため、鉄塔における短絡事故、地絡事故を引き起こす原因となる。そればかりか、鉄塔に鳥が近づいたり営巣したりすると、鳥の糞が鉄塔に付着し、見栄えがわるくなったり、鉄塔に登っての作業に支障を来たしたりする。そこで、電力事業者等は、そのような鳥害から鉄塔を守るための各種の工夫を凝らしている。
鳥害防止のための工夫として代表的なものに、鉄塔に対する鳥害防止ネットの設置がある。これは、図10に例示するように、鉄塔11の骨格をなす構造体12に、金属製の網により形成された鳥害防止ネット13を設置することによってなされる。
ところが、鳥害防止ネット13は重量物であることから、鉄塔11に気楽に設置することは許されず、通常、鉄塔11の設計時に鳥害防止ネット13も含めて重量計算等をするのが一般的である。また、鳥害防止ネット13を鉄塔11の構造体12に設置した後は、気楽に取り外すことができず、例えば構造体12の内部に入っての作業が不可能になってしまう。このようなことから、より簡易な鳥害防止策の実現が望まれる。このような観点から、本出願の発明者等は特許検索を実施し、より簡易な鳥害防止策のヒントを模索した。その結果、特許文献1〜3の文献を見出した。
特許文献1には、マンションのベランダ等に設置する防鳥ネットが開示されている。この防鳥ネットは、ベランダの天井部と床部との間に垂直配置した一対の取付部材に下部支持部材と上部支持部材とを水平に平行に取り付け、これらの下部支持部材と上部支持部材との間に複数本のワイヤを垂直に取り付けた構造を有している。下部支持部材と上部支持部材とは、その配置間隔の広狭を調整できるように取付部材に設けられており、これによってワイヤを張設可能としている(以上、段落0013〜0015等参照)。
特許文献2にも、マンションのベランダ等に設置する防鳥ネットが開示されている。この防鳥ネットは、上層階のベランダの下面と下層階のベランダの手すりの上面との間に一対の立ポールを垂直に立設しておき、これらの立ポールの上方部分にはリードパイプを掛け渡して下方部分にはリードワイヤーを掛け渡した基本構造を有している。そして、ネットフックを取り付ける複数個のパイプリングをリードパイプに通して取り付け、複数個のワイヤーリングをリードワイヤーに通して取り付け、ネットの上端近傍をネットフックに引っ掛け、ネットの下端近傍をリードパイプに取り付け、ネットを張設状態にする(以上、段落0016〜0019等参照)。
特許文献3には、鳥害防止用ネットが開示されている。この鳥害防止用ネットは、編着糸を縦横升目上に配置し、交点部分を連結部で連結して構成されている(段落0012〜0016等参照)。そして、編着糸(網用糸)として、ポリエチレン、ナイロン、テトロン等の合成樹脂製のものを用いることが開示されている(段落0009参照)。
特開2004−159520号公報 特開2002−186404号公報 特開2003−284481号公報
特許文献1に記載されているような防鳥ネットは、ワイヤを張設状態で支持するために、一対の取付部材と下部支持部材と上部支持部材とを必要とする。このため、送電線の鉄塔への設置を検討するに際して、それらの各部を鉄塔に設置する作業が必要となり、作業負担が増大する。また、防鳥ネットを鉄塔に設置した後は、気楽に取り外すことができず、鉄塔の構造体の内部に入っての作業が不可能になってしまうという問題に対しては、解決策を提供するものではない。
特許文献2に記載されているような防鳥ネットも、ネットを張設状態で支持するために一対の立ポールとリードパイプとリードワイヤーとを必要とする。このため、特許文献1に記載されている防鳥ネットと同様に、送電線の鉄塔への設置を検討するに際して、それらの各部を鉄塔に設置する作業が必要となり、作業負担が増大する。
そして、特許文献3に記載されている鳥害防止用ネットは、ネット単体のものであるので、その設置には、例えば特許文献2に記載されているようなネットの取付構造を必要とする。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、送電線の鉄塔等の対象物に容易に設置することができ、必要に応じてその取り外しも容易に行なうことができる鳥害防止ネットを得ることを目的とする。
本発明の鳥害防止ネットは、並列配置した複数本の第1の繊維ロープのうちの隣接する一対を互い違いの位置で連結固定して形成されたネット基体と、前記第1の繊維ロープの端部をループ形状に連結して当該第1の繊維ロープの両端に形成された第1のループ部と、前記第1の繊維ロープの一端側の前記第1のループ部と他端側の前記第1のループ部とにそれぞれ通された一対の第2の繊維ロープによるネット支持部と、前記第2の繊維ロープの端部をループ形状に連結して当該第2の繊維ロープの両端に形成された第2のループ部と、前記第2のループ部に通されて当該第2のループ部に保持され、対象物に巻き付いて当該対象物に連結される連結具と、を備える。
前記繊維ロープの連結固定は、一例として圧縮スリーブによってなされており(請求項2)、別の一例としてCリング締結によってなされている(請求項3)。
前記連結具は、一例として、一端にエンドレスに閉じられて前記第2のループ部に通されるリングを有し、他端にフックを有するコイルスプリングによって形成されている(請求項4)。
前記連結具は、別の一例として、前記第2のループ部をなす前記第2の繊維ロープを挿通させる保持孔とバンドを挿通させるバンド孔とを有する本体部に前記バンドが一体的に連結されて前記バンド孔内で前記バンドを固定する固定機構を有するバンドタイによって形成されている(請求項5)。
前記ネット基体は、一例として、1500mm〜2000mmの長さで前記第1の繊維ロープがネット形状に広がる寸法で形成されている(請求項6)。
前記ネット支持部は、一例として、1000mm〜2000mmの長さ寸法で形成されている(請求項7)。
本発明は、連結具を対象物に巻き付かせて当該対象物に連結するだけで鳥害防止ネットを送電線の鉄塔等の対象物に設置することができ、したがって、そのような対象物に容易に設置することができ、必要に応じてその取り外しも容易に行なうことができる。
本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1は、鳥害防止ネット101が張られた送電線201の鉄塔202を示す正面図である。鉄塔202の構造体203は、構造材204が組み合わされて形成されている。構造材204は、その水平断面形状がL字状となった鉄骨材によって形成されている(図6、図9参照)。構造体203は、一例として、縦方向に1500mm〜2000mm、横方向に1000mm〜2000mm程度の矩形形状の枡205をなすように構造材204が組み合わされて形成されている。そして、構造体203の個々の枡205には、鳥害防止ネット101が一つずつ装着されている。
図2は、鳥害防止ネット101の正面図である。鳥害防止ネット101は、網状に形成されているネット基体111と、このネット基体111の上下にそれぞれ設けられている一対のネット支持部121と、これらのネット支持部121の両端に設けられている合計四個の連結具131とによって形成されている。
ネット基体111は、並列配置した複数本の繊維ロープ141のうちの隣接する一対を互い違いの位置で連結固定して形成されている。その連結固定を実現する連結固定具Cには、一例として圧縮スリーブ151が用いられ(図4参照)、別の一例としてCリング161が用いられている(図5参照)。もっとも、そのような圧縮スリーブ151やCリング161に限らず、一対の繊維ロープ141を連結固定できるものであれば、その種類を問わずに連結固定具Cとして用いることができる。ネット基体111は、並列配置した複数本の繊維ロープ141のうちの隣接する一対を互い違いの位置で連結固定することによって、正面から見て菱形をなす網状に形成されている。
ネット基体111は、個々の繊維ロープ141の両端に、ループ部171を形成している。これらのループ部171は、繊維ロープ141の端部をループ状にして圧縮スリーブ151やCリング161等の連結固定具Cで連結固定することによって形成されている。
ここで、説明の便宜上、ネット基体111を形成する繊維ロープ141を第1の繊維ロープ141aと呼ぶ。また、ネット基体111を形成する繊維ロープ141の両端に形成されたループ部171を第1のループ部171aと呼ぶ。
以上のように形成されたネット基体111は、一例として、1500mm〜2000mmの長さで第1の繊維ロープ141aがネット形状に広がる寸法で形成されている。
ネット支持部121は、第1の繊維ロープ141aの一端側に形成された全ての第1のループ部171aと他端側に形成された全ての第1のループ部171aとにそれぞれ通された一対の繊維ロープ141によって形成されている。
ネット支持部121は、個々の繊維ロープ141の両端に、ループ部171を形成している。これらのループ部171は、繊維ロープ141の端部をループ状にして圧縮スリーブ151やCリング161等の連結固定具Cで連結固定することによって形成されている。
ここで、説明の便宜上、ネット支持部121を形成する繊維ロープ141を第2の繊維ロープ141bと呼ぶ。また、ネット支持部121を形成する繊維ロープ141の両端に形成されたループ部171を第2のループ部171bと呼ぶ。
以上のように形成されたネット支持部121をなす第2の繊維ロープ141bは、一例として、1000mm〜2000mmの長さ寸法で形成されている。
連結固定具Cは、一例としてコイルスプリング181によって形成され、別の一例としてバンドタイ191によって形成されている。図2では、コイルスプリング181による連結固定具Cを示している。このような連結固定具C(コイルスプリング181、バンドタイ191)は、第2のループ部171bに通されて第2のループ部171bに保持され、対象物である構造材204に巻き付いてこの構造材204に連結される(図6、図9参照)。
図3は、繊維ロープ141の内部構造を示す断面図である。繊維ロープ141は、複数本が並列に束ねられた芯糸142を組糸143が網状に編まれて覆い、更に組糸143の表面にコーティング材144がコーティングされて形成されている。芯糸142には、一例として、ケブラー(登録商標)、ダイニーマ(登録商標)、ベクトラン(登録商標)、ザイロン(登録商標)等のハイテク素材からなる合成繊維を用いることが好適である。もっとも、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン等の伝統的な合成繊維を芯糸142として用いても良い。組糸143には、一例として、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン等の合成繊維が用いられる。そして、コーティング材144には、例えばナイロン等が用いられる。コーティング材144は、耐摩耗性、耐光性、防水性を維持するのに有効である。
図4は、連結固定具Cとして圧縮スリーブ151を用いた場合の圧縮スリーブ151による繊維ロープ141の連結固定を説明するための斜視図である。圧縮スリーブ151は、図4に示すように、金属製のパイプ状部材である。
図4(a)に示すように、圧縮スリーブ151に二本の繊維ロープ141を挿入する。この場合の繊維ロープ141は、ネット基体111を形成する第1の繊維ロープ141aの場合には二本の別々の第1の繊維ロープ141aであり、ネット支持部121を形成する第2の繊維ロープ141bの場合にはループ状にして二本となっている単一の第2の繊維ロープ141bである。
図4(b)は、圧縮スリーブ151に対して二本の繊維ロープ141が挿入されている状態を示している。
この状態で、圧縮工具(図示せず)によって圧縮スリーブ151を圧縮し、二本の繊維ロープ141を圧着する。すると、二本の繊維ロープ141は、図4(c)に示すように、圧縮スリーブ151に圧着されて連結固定される。
図5は、連結固定具CとしてCリング161を用いた場合のCリング161による繊維ロープ141の連結固定を説明するための斜視図である。Cリング161は、図5に示すように、金属製のC型に形成された部材である。
図5(a)に示すように、Cリング161に二本の繊維ロープ141を挿入する。この場合の繊維ロープ141は、ネット基体111を形成する第1の繊維ロープ141aの場合には二本の別々の第1の繊維ロープ141aであり、ネット支持部121を形成する第2の繊維ロープ141bの場合にはループ状にして二本となっている単一の第2の繊維ロープ141bである。
図5(b)は、Cリング161に対して二本の繊維ロープ141が挿入されている状態を示している。この状態で、圧縮工具(図示せず)によってCリング161を圧縮し、二本の繊維ロープ141を圧着する。すると、二本の繊維ロープ141は、図5(c)に示すように、Cリング161に圧着されて連結固定される。
図6は、連結具131の一例であるコイルスプリング181が送電線201の鉄塔202の構造体203をなす構造材204に巻き付いて連結されている状態を示す平面図である。コイルスプリング181には、一端にエンドレスに閉じられたリング182が一体形成され、他端にフック183が一体形成されている。リング182は、ネット支持部121を形成する第2の繊維ロープ141bの端部に形成された第2のループ部171bに通されている。これにより、コイルスプリング181はネット支持部121の端部に保持されている。そして、図6に示すように、連結具131をなすコイルスプリング181は、構造材204に巻き付いた状態でリング182にフック183が引っ掛けられ、これによって構造材204に連結保持されている。
図7は、連結具131の別の一例であるバンドタイ191を示す斜視図である。バンドタイ191は、本体部192にバンド193が一体的に連結されて形成されている。本実施の形態では、本体部192とバンド193とは一体成形された樹脂モールド品によって形成されている。本体部192には、第2のループ部171bをなす第2の繊維ロープ141bを挿通させる保持孔194と、バンド193を挿通させるバンド孔195とが形成されている。また、本体部192には、締結レバー196が回動自在に設けられている。この締結レバー196は、回動することによってバンド孔195に挿入されたバンド193の固定と開放とを制御する。そのための構造として、バンド193には複数本の溝197が形成されている。
図8(a)は、バンドタイ191の本体部192においてバンド193を解放している状態、図8(b)は、バンドタイ191の本体部192においてバンド193を固定している状態をそれぞれ示す縦断側面図である。締結レバー196は、本体部192の内部でバンド孔195に連絡している配置空間Sに回動中心RAを中心として回動自在に取り付けられている。締結レバー196は、その回動中心RAの周囲にカム196aを有している。カム196aは、締結レバー196の回動角度に応じて、配置空間Sからバンド孔195にまでは突出しない位置(図8(a))と突出する位置(図8(b))との間で変位する。そして、バンド孔195には、配置空間Sとの連絡部分に対面する位置に複数個の突状198が形成されている。これらの突状198は、バンド193に形成されている溝197と嵌合する形状に形成されている。そこで、締結レバー196が図8(a)に示すように位置付けられている状態ではバンド孔195に対するバンド193の挿入が許容される。そして、バンド孔195にバンド193が挿入された状態で締結レバー196が図8(b)に示す状態に回動すると、カム196aがバンド孔195に位置するバンド193を押圧し、バンド193に形成されている溝197がバンド孔195に形成されている突状198に嵌合し、バンド193が本体部192に固定される。ここに、バンド孔195内でバンド193を固定する固定機構199が構成されている。
図9は、連結具131であるバンドタイ191が送電線201の鉄塔202の構造体203をなす構造材204に巻き付いて連結されている状態を示す平面図である。図9に示すように、バンドタイ191のバンド193を構造材204に巻き付けて本体部192に形成されているバンド孔195に挿入する。この際、締結レバー196は図8(a)に示す状態にしておくことで、バンド193は抵抗なくバンド孔195に挿入される。そして、バンドタイ191が構造材204に強く締結された状態とした上で、締結レバー196を回動させて図8(b)に示す状態とする。これにより、本体部192においてバンド193が固定状態となり、連結具131をなすバンドタイ191が構造材204に連結保持される。
以上説明したように、一例としてコイルスプリング181、別の一例としてバンドタイ191による連結具131は、鉄塔202の構造体203をなす構造材204に容易に巻き付けた状態で連結保持させることができる。これにより、構造体203の個々の枡205に、鳥害防止ネット101を一つずつ容易に装着することができる(図1参照)。この際、構造体203の個々の枡205の縦横寸法に適合する鳥害防止ネット101を用意しておけば、隙間なく、かつ、余りなく、個々の枡205に鳥害防止ネット101を綺麗に装着することができる。
また、鳥害防止ネット101は、その四個の連結具131を構造材204に巻き付けて連結固定しているだけなので、必要に応じて容易に鉄塔202から取り外すことが可能である。これにより、例えば、構造体203の内部に入って作業が必要な場合等、一時的に鉄塔202から必要な部分の鳥害防止ネット101を取り外し、そのような作業を不都合なく進行させることができる。
更に、鳥害防止ネット101は、その殆どの部分が耐摩耗性、耐光性、防水性に優れて極めて軽量で小型に折り畳むことができる繊維ロープ141によって形成されている。したがって、その設置作業時には可搬性に優れているという性質を享受することができ、設置中は耐久性に優れているという性質を享受することができる。
本発明の実施の一形態を示す鳥害防止ネットが張られた送電線の鉄塔を示す正面図である。 鳥害防止ネットの正面図である。 繊維ロープの内部構造を示す断面図である。 (a)は繊維ロープの連結固定に用いられる圧縮スリーブと連結固定される二本の繊維ロープ、(b)は圧縮スリーブに対して二本の繊維ロープが挿入されている状態、(c)は二本の繊維ロープが圧縮スリーブに連結固定されている状態をそれぞれ示す斜視図である。 (a)は繊維ロープの連結固定に用いられるCリングと連結固定される二本の繊維ロープ、(b)はCリングに対して二本の繊維ロープが挿入されている状態、(c)は二本の繊維ロープがCリングに連結固定されている状態をそれぞれ示す斜視図である。 連結具の一例であるコイルスプリングが送電線の鉄塔の構造体をなす構造材に巻き付いて連結されている状態を示す平面図である。 連結具の別の一例であるバンドタイを示す斜視図である。 (a)はバンドタイの本体部においてバンドを解放している状態、(b)はバンドタイの本体部においてバンドを固定している状態をそれぞれ示す縦断側面図である。 連結具であるバンドタイが送電線の鉄塔の構造体をなす構造材に巻き付いて連結されている状態を示す平面図である。 従来の一例として、送電線の鉄塔に鳥害防止ネットが設置されている状態を示す斜視図である。
符号の説明
111 ネット基体
121 ネット支持部
131 連結具
141a 第1の繊維ロープ
141b 第2の繊維ロープ
151 圧縮スリーブ
161 Cリング
171a 第1のループ部
171b 第2のループ部
181 コイルスプリング
182 リング
183 フック
191 バンドタイ
192 本体部
193 バンド
194 保持孔
195 バンド孔
199 固定機構
204 構造材(対象物)

Claims (7)

  1. 並列配置した複数本の第1の繊維ロープのうちの隣接する一対を互い違いの位置で連結固定して形成されたネット基体と、
    前記第1の繊維ロープの端部をループ形状に連結して当該第1の繊維ロープの両端に形成された第1のループ部と、
    前記第1の繊維ロープの一端側の前記第1のループ部と他端側の前記第1のループ部とにそれぞれ通された一対の第2の繊維ロープによるネット支持部と、
    前記第2の繊維ロープの端部をループ形状に連結して当該第2の繊維ロープの両端に形成された第2のループ部と、
    前記第2のループ部に通されて当該第2のループ部に保持され、対象物に巻き付いて当該対象物に連結される連結具と、
    を備える鳥害防止ネット。
  2. 前記繊維ロープの連結固定は、圧縮スリーブによってなされている、請求項1記載の鳥害防止ネット。
  3. 前記繊維ロープの連結固定は、Cリング締結によってなされている、請求項1記載の鳥害防止ネット。
  4. 前記連結具は、一端にエンドレスに閉じられて前記第2のループ部に通されるリングを有し、他端にフックを有するコイルスプリングによって形成されている、請求項1ないし3のいずれか一記載の鳥害防止ネット。
  5. 前記連結具は、前記第2のループ部をなす前記第2の繊維ロープを挿通させる保持孔とバンドを挿通させるバンド孔とを有する本体部に前記バンドが一体的に連結されて前記バンド孔内で前記バンドを固定する固定機構を有するバンドタイによって形成されている、請求項1ないし3のいずれか一記載の鳥害防止ネット。
  6. 前記ネット基体は、1500mm〜2000mmの長さで前記第1の繊維ロープがネット形状に広がる寸法で形成されている、請求項1ないし5のいずれか一記載の鳥害防止ネット。
  7. 前記ネット支持部は、1000mm〜2000mmの長さ寸法で形成されている、請求項1ないし6のいずれか一記載の鳥害防止ネット。
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