JPH0620856Y2 - 自動車のグローブボックスロックのストライカ取付構造 - Google Patents

自動車のグローブボックスロックのストライカ取付構造

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JPH0620856Y2
JPH0620856Y2 JP4739988U JP4739988U JPH0620856Y2 JP H0620856 Y2 JPH0620856 Y2 JP H0620856Y2 JP 4739988 U JP4739988 U JP 4739988U JP 4739988 U JP4739988 U JP 4739988U JP H0620856 Y2 JPH0620856 Y2 JP H0620856Y2
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JP
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striker
glove box
opening
nut member
shaped
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義一 森永
守之 大野
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、自動車のグローブボックスロックのストライ
カ取付構造に係り、特に、ほぼU字状に屈曲されて成る
挾持部を有するナット部材をインストルメントパネルに
挾着し、このナット部材を利用してグローブボックスロ
ックのストライカをインストルメントパネルにねじ止め
するようにしたストライカ取付構造に関する。
b.従来の技術 第4図〜第6図はこの種の従来のストライカ取付構造を
示すものであって、同図において、1は自動車の樹脂製
インストルメントパネル、2はこのインストルメントパ
ネル1に形成されたグローブボックス、3はグローブボ
ックス2の前面開口4に回動可能に取付けられたリッ
ド、5はリッド3の裏面に取付けられたロック部材、6
はこのロック部材5に対応して設けられたストライカ、
7はストライカ6を取付けるためのナット部材である。
上述のストライカ6は長手状の鋼製板材を屈曲成形して
成るものであって、その両端の取付端部6aには第6図に
示すようにU字状挿通孔(切欠き部)8が形成されてい
る。また、上述のナット部材7は弾性板をU字状に折返
した挾持部(クリップ部)9の上側対向片9aにナット10
を固着して成るものであり、挾持部9の下側対向片9bに
はナット10に対応する箇所にねじ挿通孔11が設けられて
いる(第5図参照)。
ここで、従来におけるストライカ6の取付構造について
述べると、ストライカ6は第5図に明示するようにイン
ストルメントパネル1のグローブボックス2の上面に一
体成形された突片部12とこの突片部12に挾着されるナッ
ト部材7とを利用してねじ止めされる。すなわち、上述
の突片部12には第6図に示すように先端縁に開口を有す
るU字状挿通孔(切欠き部)13が形成されており、この
挿通孔13に対応して前記ナット部材7が突片部12に挾着
される。次いで、ストライカ6の取付端部6aをナット部
材7の挾持部9の下側対向片9bに当てがい、止ねじ14を
取付端部6aのU字状挿通孔8、下側対向片9bのねじ挿通
孔11及び突片部12のU字状挿通孔13に順次挿通してナッ
ト10にねじ込むことにより、ストライカ6が突片部12に
締付け固定される。
なお、第7図は突片部12の配設箇所を変更した従来例を
示すものであって、グローブボックス2の前面開口4よ
りもさらに上方に突片部12が設けられ、この突片部12に
ストライカ6が取付けられている。
c.考案が解決しようとする課題 上述のような従来のストライカ取付構造では、次のよう
な問題点がある。
すなわち、インストルメントパネル1の突片部12は通常
2〜3mm程度の板厚であるため、強度的に弱くストライ
カ6のぐらつきによりロックの掛け具合に支障を来たす
場合がある。
また、型構造上、第6図に示すようにナット部材7の挿
通方向Aと突片部12のU字状挿通孔13の延設方向が同一
方向となるため、インストルメントパネル1に過大な衝
撃が加わった時に、ストライカ6がナット部材7と一緒
に矢印B方向に移動して突片部12から脱落してしまうお
それがある。
ところで、グローブボックス2のリッド3の締り具合の
調整は、通常、ストライカ6の締付位置の調整にて行な
われる。その調整は突片部12に沿ってナット部材7を第
4図において矢印C方向(すなわち突片部12の配設方
向)に移動することにより行なわれるが、この移動方向
は型抜き方向によって決められ、リッド3の回動方向D
から可成り外れた方向となる。このため、矢印C方向へ
のストライカ6の調整によってリッド3の締り具合を最
適に設定するのは非常に難しいのが実状である。
本発明はこのような問題点を解消すべくなされたもので
あってその目的は、強度が強く耐久性に優れ、ストライ
カの脱落を確実に防止でき、しかもリッドの締り具合が
最適となるようにストライカの締付位置の微調整を容易
に行なうことができるようなストライカ取付構造を提供
することにある。
d.課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために、本考案においては、自動
車のインストルメントパネルに形成されるグローブボッ
クスに、その内部にいくにつれて先細りとなるボックス
状の凹部を形成すると共に、前記凹部の背面を開口部と
して形成し、前記凹部の一部を構成する座面を、前記グ
ローブボックスの前面開口を覆うリッドの開閉方向とほ
ぼ同じ方向に沿うように配設すると共に、前記座面に前
記開口部と連通しない長孔状の挿通孔を設け、ほぼU字
状に屈曲されて成る一対の挾持部を有するナット部材
を、前記開口部を通して前記座面に挾着し、前記座面の
挿通孔を介してねじ部材を前記ナット部材にねじ込んで
前記ナット部材のU字状折返し部と前記ねじ部材との間
に前記座面の一部が介在された状態とし、これにより、
グローブボックスロックのストライカを前記インストル
メントパネルに取付けるようにしている。
以下、本考案の一実施例に付き第1図〜第3図を参照し
て説明する。なお、第1図〜第3図において第4図〜第
7図と同様の部分には同一の符号を付すこととする。
第1図は自動車のインストルメントパネル1の全体を示
すものであって、このインストルメントパネル1は樹脂
成形品から成り、その前面側にはグローブボックス2が
設けられている。そして、グローブボックス2の前面開
口4は、下端が回動自在に枢支されたリッド3にて閉蓋
されるようになっている。また、リッド3の裏面には、
ラッチ手段を具備するロック部5が取付けられ、グロー
ブボックス2の前面開口4の上方側中央箇所には、コ字
状のストライカ6が取付られている。
上述のストライカ6のインストルメントパネル1への取
付構造は次のようになっている。すなわち、インストル
メントパネル1の前面には、第2図及び第3図に示すよ
うに前面開口4の上方箇所に一対のボックス状凹部16a,
16bが形成されており、これらの凹部16a,16bの背面は切
欠かれて開口部17a,17bとして形成されている。なお、
この凹部16a,16bはグローブボックス2の内部へいくに
つれて先細りとなるよう断面台形状に構成されている。
また、ボックス状凹部16a,16bの底面すなわちストライ
カ6の座面18a,18bには、前記開口部17a,17bとは反対の
側に開口しかつこれらの開口部17a,17bに連通しないU
字状挿通孔(切欠き部)19a,19bがそれぞれ形成されて
いる。しかして、上述の開口部17a,17bとU字状挿通孔1
9a,19bとの間には、座面18a,18bの一部を構成する幅狭
部20a,20bが設けられている。また、ストライカ6の座
面18a,18bは、第3図に示すように、グローブボックス
2の前面開口4を覆うリッド3の開閉方向とほぼ同じ方
向に沿うように配設されている。一方、ストライカ6の
取付端部6a,6bにはねじ挿通用の長孔21a,21bが設けられ
ている。
次に、インストルメントパネル1へのストライカ6の取
付作業について述べる。まず、ナット部材7の挾持部9
の上側対向片9aをボックス状凹部16a,16bの開口部17a,1
7bを通してこの凹部16a,16b内に挿入することにより、
ナット部材7を座面18a,18bに挾着する。これにより、
ナット部材7は挾持部9の弾性挾持力にて座面18a,18b
に仮止めされる。このような状態の下で、ストライカの
取付端部6a,6bをナット部材7の挾持部9の下側対向片9
bに当てがい、ストライカ6の長孔21a,21b、挾持部9の
ねじ挿通孔11、座面18a,18bのU字状挿通孔19a,19bから
成る一連の貫通孔に止ねじ14を挿通してナット10にねじ
込み、締付け固定を行なう。しかる後、座面18a,18b及
びナット部材7が外部に露呈されないように、これらを
図外のパッドにて被覆する。
上述の如きストライカ取付構造によれば、ストライカ6
の取付部がボックス形状であるため、剛性が高くなる。
このため、振動が少なく、耐久性に優れ、ガタツキを生
じにくく、リッド3の開閉時の操作フィーリングが良好
である。また、ナット部材7の挿入方向(第2図におけ
る矢印A方向)とU字状挿通孔19a,19bの延設方向が異
なり、第3図に示す如く止ねじ14とナット部材7の挾持
部9の折返し部9cとの間に座面18a,18bの幅狭部20a,20b
が介在されるため、衝撃が加わってもストライカ6の脱
落を確実に防止できる。さらに、本例では、ボックス状
凹部16a,16bを断面台形状(第3図参照)にして座面18
a,18bの配設方向(第3図における矢印E方向)をロッ
ク部5の回動ストローク方向(第3図における矢印D方
向)にほぼ合わせることができ、これにより、リッド3
の締り具合が最適となるような位置にストライカ6を微
調整することが容易に可能となる。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案は既述
の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思
想に基いて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、ボックス状凹部16a,16bの座面18a,18bに形成す
る挿通孔19a,19bはU字状である必要はなく、長円形状
として幅狭部20a,20bを設けるようにしてもよい。本考
案は、回動式の板状のリッド3のロック用ストライカに
限らず、引き出し式のボックス形状部材のロック用スト
ライカにも適用可能であることは言う迄もない。
e.考案の効果 以上の如く、本考案によればインストルメントパネルに
形成したボックス状の凹部をナット部材及びストライカ
の取付部とするようにしているので、取付座面の剛性が
高くなり、従って振動が少なく、耐久性に優れ、ストラ
イカのガタツキを生じにくいといった実用的な作用効果
を奏し得る。また、リッドの開閉時の操作フィーリング
も良好である。しかも、ナット部材の座面の配設方向
(配設角度)をグローブボックスのリッドの開閉方向と
ほぼ同じ方向にしたので、この座面の配設方向はロック
のストローク方向にほぼ一致されることとなり、これに
より、最適な状態でロックがかかる位置にストライカを
微調整することができ、インストルメントパネルとグロ
ーブボックスのリッドとの間の位置合せが容易となる。
さらに、本考案によれば、座面に挾着されたナット部材
にねじ部材をねじ込んだ状態の下では、ナット部材のう
ち挿入方向の後方側にあるU字状折返し部とねじ部材と
の間に座面の一部(例えば、実施例における幅狭部20a,
20b)が介在されることとなるため、衝撃が加わっても
ストライカの脱落を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すものであっ
て、第1図は自動車のインストルメントパネルの斜視
図、第2図はインストルメントパネルへのストライカの
取付構造を示す分解斜視図、第3図は第1図におけるII
I−III線断面図、第4図〜第6図は従来のストライカ取
付構造を示すものであって、第4図はリッドのロック構
造を示す断面図、第5図はストライカの取付状態を示す
要部拡大断面図、第6図はストライカの取付部の拡大斜
視図、第7図は別の従来例を示す第5図と同様の断面図
である。 1……インストルメントパネル、 2……グローブボックス、3……リッド、 5……ロック部、6……ストライカ、 6a,6b……取付端部、7……ナット部材、 9……挾持部、9c……U字状の折返し部、 10……ナット、14……止ねじ、 16a,16b……ボックス状凹部、 18a,18b……座面、 19a,19b……U字状挿通孔、 20a,20b……幅狭部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のインストルメントパネルに形成さ
    れるグローブボックスに、その内部にいくにつれて先細
    りとなるボックス状の凹部を形成すると共に、前記凹部
    の背面を開口部として形成し、前記凹部の一部を構成す
    る座面を、前記グローブボックスの前面開口を覆うリッ
    ドの開閉方向とほぼ同じ方向に沿うように配設すると共
    に、前記座面に前記開口部と連通しない長孔状の挿通孔
    を設け、ほぼU字状に屈曲されて成る一対の挾持部を有
    するナット部材を、前記開口部を通して前記座面に挾着
    し、前記座面の挿通孔を介してねじ部材を前記ナット部
    材にねじ込んで前記ナット部材のU字状折返し部と前記
    ねじ部材との間に前記座面の一部が介在された状態と
    し、これにより、グローブボックスロックのストライカ
    を前記インストルメントパネルに取付けるようにしたこ
    とを特徴とする自動車のグローブボックスロックのスト
    ライカ取付構造。
JP4739988U 1988-04-08 1988-04-08 自動車のグローブボックスロックのストライカ取付構造 Expired - Lifetime JPH0620856Y2 (ja)

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