JPH0643411Y2 - 位置調整型ファスナー装置 - Google Patents

位置調整型ファスナー装置

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JPH0643411Y2
JPH0643411Y2 JP1199490U JP1199490U JPH0643411Y2 JP H0643411 Y2 JPH0643411 Y2 JP H0643411Y2 JP 1199490 U JP1199490 U JP 1199490U JP 1199490 U JP1199490 U JP 1199490U JP H0643411 Y2 JPH0643411 Y2 JP H0643411Y2
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JP
Japan
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base plate
screw
mounting substrate
hole
receiving
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JP1199490U
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JPH03105567U (ja
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一秀 瀧源
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ヨットキャビンの用具収納ケースなどにおい
て、扉や蓋をケース本体などの固定枠体に対し締付け閉
止するファスナー装置に関するものである。
[従来の技術] 実公昭51-46232号公報に開示されたように従来のファス
ナー装置では、扉に固着される取付基板に軸受部を突設
し、操作レバーの基端部を枢軸によって該軸受部に枢着
し、操作レバーの中間部の軸孔に引掛部材の基端部を枢
着し、固定枠体に固着される受け体に引掛部材の先端部
を係合させ、前記軸孔が受け体の係合部と前記枢軸とを
結ぶ直線を取付基板側に越えるようにし、操作レバーを
取付基板に向けて倒伏させる。
これによって引掛部材が適度に弾性変形して受け体と引
掛部材が堅固に係合し、扉が固定枠体に対し締付け閉止
されるのであるが、扉と固定枠体の間に装着したガスケ
ットやパッキングが海水や紫外線などの影響で変性劣化
して断面寸法が縮小したときには、その縮小分だけ取付
基板が受け体に接近することになるため、引掛部材と受
け体間の締付力が減殺され、充分に高い密着閉止を行な
うことができなくなる。
このような事態が生じたときには、取付基板を一旦扉か
ら取外し、前記枢軸がパッキングの断面寸法の縮小分だ
け受け体から遠ざかるように取付基板を移動して、扉に
再度取付ける必要がある。しかしながら、この再取付に
際しては、当初のビス孔に近接した位置に固着用ビスを
螺子込むため、取付基板の固着強度が低下する危険性が
ある。
[考案が解決しようとする課題] 従って本考案の目的は、扉に対する取付基板の固着強度
に何等の影響を与えることなく、簡単な操作によって扉
に対する取付基板の固着位置を移動調整することができ
る位置調整型ファスナー装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると、本考
案の位置調整型ファスナー装置は、台座板1の長さ方向
に沿って複数個の受孔2を相近接または連続して設け、
台座板1の長さ方向に摺動案内して台座板1の前面側に
取付基板3を嵌合し、該受孔2を通るビス4によって取
付基板3を台座板1に固着し、取付基板3に突設した軸
受部5に操作レバー6の基端部6aを枢軸7によって枢着
し、操作レバー6の中間部6bの軸孔8に引掛部材9の基
端部9aを枢着し、引掛部材9の先端部9bを受け体10に係
合させるものである。
[作用] 一使用例として受け体10は用具収納ケース本体などの固
定枠体11に固着され、台座板1は扉12に固着される。
扉12を固定枠体11に締付け閉止するには、引掛部材9の
先端部9を受け体10に係合させ、前記軸孔8が受け体10
の係合部と枢軸7を結ぶ直線を取付基板3側に越えるよ
うに、操作レバー3を扉12の前面に向けて倒伏させる。
このように操作すると、引掛部材9は適度に弾性変形し
て受け体10と深く堅固に係合し、引掛部材9の弾性復元
力が操作レバー6を扉12に向かわせる回転モーメントと
して働くため、扉12の締付け閉止が強固に維持される。
扉12と固定枠体11の間に装着したガスケットやパッキン
グ13が劣化して断面寸法が縮小したときには、ビス4に
よる台座板1に対する取付基板3の固着を解除して、取
付基板3を台座板1の長さ方向に後退移動させ、別の受
孔2にビスを通して取付基板3を台座板1に再度固着す
る。
[実施例] 第1図から第3図に示した実施例では、台座板1の上下
端縁部は前側に折曲げられて一対の案内溝部14を形成し
ており、該案内溝部14には取付基板3の上下一対の翼板
部15が摺動可能に嵌合されている。台座板1の左右端部
に長さ方向の中心線上に設けた固着用透孔16には、皿ビ
ス型の固着用ビス17が前面側から挿通され、台座板1は
該ビス17に螺合したナット18によって扉12に締付け固着
される。複数個の受孔2は台座板1の長さ方向中心線上
に等間隔で近接して配置され、螺子孔として形成されて
いる。
取付基板3の軸受部5とビス受板部19は翼板部14より前
面側に突出してU字型に折曲げ形成されている。操作レ
バー6の一対の基端部6aは軸受部5を挟み込み、貫通し
た枢軸7によって軸受部5に枢着されている。連結用ビ
ス4はビス受板部19の中央部の連結用透孔20から台座板
1の受孔2に螺子込まれ、このときビス受板部19は固有
の弾性によってバネ座金として作用する。
角形に折曲げた金属棒より成る引掛部材9は、一対の基
端部9aを操作レバー6の中間部6bの軸孔8に挿通して枢
着されている。受け体10は、上下端部の固着用透孔21か
ら挿通される固着用ビス22とナット23によって固定枠体
11に締付け固着されている。第2図に示したように扉12
を締付け閉止した状態では、連結用ビス4は操作レバー
6の後面に隠される。
第4図と第5図に示した実施例では、取付基板3の上下
一対の軸受部5は前面側に直角に切り起されており、軸
受部5,5間に嵌合された操作レバー6の基端部6aは、貫
通した枢軸7によって軸受部5に枢着されている。取付
基板3の上下端縁部3a,3bは、台座板1の案内溝部14に
摺動可能に嵌合されている。連結用ビス4は取付基板3
の連結用透孔20から台座板1の受孔2に螺子込まれる。
角形に折曲げた金属帯板より成る引掛部材9は、操作レ
バー6の中間部6bの軸孔8に挿通した軸棒24によって一
対の基端部9aを操作レバー6に枢着されている。その他
の構成は上記実施例と実質的に同じである。
第6図から第8図に示した実施例では、台座板1の中央
部には長さ方向に長方形状の案内隆起部25が形成されて
いる。案内隆起部25には断面U字型の取付基板3が密に
嵌合されており、取付基板3は案内隆起部25に沿って摺
動可能であるが、台座板1に対しては回転不能である。
台座板1の四隅に設けた透孔16には、固着用ビス17が前
面側から挿通され、台座板1は該ビス17に螺合したナッ
ト18によって扉12に締付け固着される。複数個の受孔2
は案内隆起部25の長さ方向の中心線上に等間隔で相連続
して形成されている。
長方体状の軸受部5は取付基板3とは別体に構成され、
軸受部5の後面には連結用螺子孔26が開口している。軸
受部5は操作レバー6の上下一対の基端部6a,6aの間に
嵌合され、操作レバー6は貫通した枢軸7によって軸受
部5に枢着されている。連結用ビス4の螺子軸部は、左
右両側を平坦面4aに削除して横断面が小判形状に形成さ
れ、取付基板3の中央部の透孔20は、ビス4の横断面に
符合した小判形状に形成されている。
連結用ビス4の頭部は案内隆起部25の後面凹所に収容さ
れ、螺子軸部は受孔2と透孔20に挿通されて取付基板3
の前面側に突出している。ビス4の螺子軸部に軸受部5
の連結用螺子孔26に螺合して、枢軸7で軸受部5に連結
した操作レバー6を手掛りにして軸受部5を回すと、取
付基板3が台座板1に締付け固着される。
相連続した複数の受孔2,2間に形成された山型突出部の
尖端2a同志の間隔は、連結用ビス4の螺子軸部の前記平
坦面4a同志の間隔と同じか若干小さくなっており、連結
用ビス4は取付基板3を取外した後、螺子軸部を90度回
すことによって突出部尖端2a,2a間を通過させ、隣りの
受孔2に円滑に移動させることができる。そのため、台
座板1に対する取付基板3の固着位置を調整するに際し
て、台座板1を扉12から取外す必要がない。その他の構
成は上記実施例と実質的に同じである。
第9図と第10図に示した実施例は、第6図から第8図に
示した実施例のファスナー装置を一部改変したものであ
り、上下一対の軸受部5は取付基板3と一体に折曲げ形
成され、軸受部5,5間に嵌合された操作レバー6の基端
部6aは貫通した枢軸7によって枢着されている。
台座板1の案内隆起部25に摺動可能かつ回転不能に嵌合
された取付基板3には、連結用透孔20が中央部に設けら
れている。連結用ビス4の頭部は案内隆起部25の後面凹
所に収容され、螺子軸部は受孔2と連結用透孔20に挿通
されて取付基板3の前面側に突出している。この螺子軸
部に連結用ナット27を螺合することによって、取付基板
3が台座板1に締付け固着される。
該透孔20は連結結用ビス4の断面小判形の螺子軸部が空
転可能な円形に形成されているため、台座板1に対する
取付基板3の固着位置を調整すに際して取付基板3を連
結用ビス4の螺子軸部から取外す必要がなく、連結用ナ
ット27による締付けを緩めて螺子軸部を90度回すだけ
で、連結用ビス4と取付基板3を所要位置に一緒に移動
させることができる。その他の構成は前記実施例と実質
的に同じである。尚、取付基板3の透孔20を前記実施例
と同様に小判形に形成することもできる。
いずれの実施例においても、固定枠体11や扉12の素材に
よってはビス17,22をナット不要の螺子込みビスとした
り、タッピングビスとすることもできる。
[考案の効果] 以上のように本考案のファスナー装置では、台座板1の
長さ方向に沿って複数個の受孔2を相近接または連続し
て設け、台座板1の長さ方向に摺動案内して台座板1の
前面側に取付基板3を嵌合し、該受孔2を通るビス4に
よって取付基板3を台座板1に固着するものであり、ビ
ス4が通る受孔2を適宜選択することによって、取付基
板1の固着位置を台座板1の長さ方向に簡単に移動調整
することができるので、ガスケットやパッキング13の断
面寸法が縮小したとき、引掛部材9の締付力を維持する
ために台座板1を扉12から取外し、当該縮小分だけ後退
移動させて再取付する必要がなく、移動再取付に伴なう
台座板1の固着強度の低下の危険性が回避される。
このように台座板1の扉12に対する固着強度の低下があ
り得ないため、該台座板1に連結された取付基板3の扉
12に対する固着強度の低下もあり得ないことになり、受
け体10に堅固に係合した引掛部材は必要充分な量だけ弾
性変形して扉12を固定枠体11に対し密着閉止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る位置調整型ファスナー
装置の分解斜視図であり、第2図は該ファスナー装置の
締付け閉止状態の底面図であり、第3図は第2図のA-A
線断面図である。 第4図は本考案の別の実施例に係る位置調整型ファスナ
ー装置の取付基板と操作レバーと引掛部材の組立状態の
斜視図であり、第5図は該取付基板の固着状態を示す断
面図である。 第6図は本考案の他の実施例に係る位置調整型ファスナ
ー装置の分解斜視図であり、第7図は該ファスナー装置
の締付け閉止状態の底面図であり、第8図は第7図のB-
B線断面図である。 第9図は本考案の更に他の実施例に係る位置調整型ファ
スナー装置の分解斜視図であり、第10図は該ファスナー
装置の取付基板の固着状態を示す断面図である。 1……台座板、2……受孔、2a……突出部尖端、3……
取付基板、3a,3b……上下端縁部、4……連結用ビス、4
a……平坦面、5……軸受部、6……操作レバー、6a…
…基端部、6b……中間部、7……枢軸、8……軸孔、9
……引掛部材、9a……基端部、9b……先端部、10……受
け体、11……固定枠体、12……扉、13……パッキング、
14……案内溝部、15……翼板部、16……固着用透孔、17
……固着用ビス、18……ナット、19……ビス受板部、20
……連結用透孔、21……固着用透孔、22……固着用ビ
ス、23……ナット、24……軸棒、25……案内隆起部、26
……連結用螺子孔、27……連結用ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】台座板1の長さ方向に沿って複数個の受孔
    2を相近接または連続して設け、台座板1の長さ方向に
    摺動案内して台座板1の前面側に取付基板3を嵌合し、
    該受孔2を通るビス4によって取付基板3を台座板1に
    固着し、取付基板3に突設した軸受部5に操作レバー6
    の基端部6aを枢軸7によって枢着し、操作レバー6の中
    間部6bの軸孔8に引掛部材9の基端部9aを枢着し、引掛
    部材9の先端部9bを受け体10に係合させる位置調整型フ
    ァスナー装置。
JP1199490U 1990-02-10 1990-02-10 位置調整型ファスナー装置 Expired - Lifetime JPH0643411Y2 (ja)

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JPH03105567U JPH03105567U (ja) 1991-10-31
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013221343A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Tochigiya Co Ltd 掛止装置
JP2014091955A (ja) * 2012-11-02 2014-05-19 Takigen Mfg Co Ltd パチン錠及びこれを用いたコンテナ

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