JP2013221343A - 掛止装置 - Google Patents

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JP2013221343A JP2012094167A JP2012094167A JP2013221343A JP 2013221343 A JP2013221343 A JP 2013221343A JP 2012094167 A JP2012094167 A JP 2012094167A JP 2012094167 A JP2012094167 A JP 2012094167A JP 2013221343 A JP2013221343 A JP 2013221343A
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Abstract

【課題】掛金本体の掛金が、これと対をなす受金に確実に掛けられる掛止装置の提供。
【解決手段】掛止装置1は、筐体本体2に取り付けられる掛金本体4と、蓋3に取り付けられる受金5とを有する。掛金本体4は、操作レバー20と、受金5に掛止される掛金30とを有する。掛金30は、両側部31と、受金5の受部52に接触する掛止部32と、両側部31と掛止部32との間にテーパに形成される両案内部33と、掛止部32の内側には横方向へ互いに対向して受金5の両側縁53に接触する両保持縁34bとを備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、互いに隣接する二つの物体、例えば、配電盤等の筐体本体と、その蓋とを締結して施錠するための掛止装置に関する。
従来、筐体本体とその蓋を締結して施錠するための掛止装置は知られている。例えば、特許文献1によれば、掛金本体の掛金はU字形であり、遠位端部が受金に対する掛止部を形成し、近位端部が取付座に対する旋回可能な支持部を形成する。掛止部は横方向へ延び、支持部は縦方向へ延びる。掛止部の横方向端は、支持部から掛止部に向かってその離間寸法が小さくなるように傾斜される。傾斜させることによって、受金に対して掛止部の位置決めが容易である。
特開平9−209639号公報(JP 09−209639A)
従来の掛止装置においては、掛金本体の掛金が受金に掛止められるとき、掛金と受金とが相対的に横方向へ移動するような力が作用することがあり、その場合、受金は掛金の傾斜部分に乗上げるように移動することがある。このように掛金に対して受金が移動すると、これらが固定された筐体本体および蓋も相対的に移動してしまい、筐体本体と蓋との間にいわゆるがたつきが生じる。
この発明は、掛金本体の掛金が所定位置で受金に確実に掛止められる掛止装置を提供することを課題とする。
この発明は、縦方向および横方向を有し、互いに隣接する第1および第2物体を互いに締結するための掛止装置に関する。前記掛止装置は、前記第1物体に取付けられる掛金本体と、前記第2物体に取付けられる受金とを含む。前記掛金本体は、前記掛金本体が前記固定部材に固定されるベースと、第1近位端部および第1遠位端部を有し、前記第1近位端部が前記受金の側および前記ベースの側へ旋回可能に前記ベースに連結されるとともに、前記ベースの側へ旋回するようにばねによって常に付勢される操作レバーと、前記操作レバーの前記第1近位端部に旋回可能に連結されるとともに、前記受金に掛けられる掛金とを含む。前記掛金は、第2近位端部および第2遠位端部を有し、前記第2近位端部が前記操作レバーの前記第1近位端部近傍に旋回可能に連結される両側部と、前記両側部に連なり前記第2遠位端部へ向ってテーパに延びる両案内部と、前記両案内部に連なり前記第2遠位端部に位置し前記受金に掛止められる掛止部と、前記掛止部の両側部近傍に位置し前記受金の両側縁に接触して前記受金の少なくとも前記横方向への移動を阻止する両保持縁とを含む。
この発明は、次の好ましい実施の形態を含む。
前記掛金は、金属棒材からほぼU字形に形成され、前記両側部は、前記第2近位端部から前記第2遠位端部の側へ互いにほぼ平行に延び、前記掛止部は、前記第2遠位端部に位置する前記U字形の閉端部において前記横方向へ延び、前記両案内部は、前記両側部と前記掛止部との間に延びるとともに前記両側部から前記掛止部へ向ってテーパに形成され、前記掛止部の内側に前記受金の受部に対する接触部が位置し、前記接触部は、前記横方向に互いに対向する前記両保持縁と、該両保持縁の間に延びる凹面とから形成される形態。
前記両保持縁と前記凹面とは実質的に直角に交差するように平坦面に形成される形態。
前記掛金は、第2近位端部および第2遠位端部を有し、金属板材から形成される外側板部と、前記外側板部に連なって前記ベースの側へ屈曲する前記両側部と、前記第2遠位端部において前記外側板部との間に前記受金の受部が挿入可能なスペースが形成されるように前記外側板部の裏面側へ屈曲する内側板部とを含み、前記掛止部は、前記内側板部の内端であって、前記両側部の間に位置し、前記両案内部は、前記掛止部と前記両側部それぞれとの間に位置するとともに、前記掛金の前記操作レバーに対する連結部の側から前記掛止部へ向かってテーパに形成され、前記両保持縁は、前記掛止部と前記両案内部それぞれの間に形成される両凹部それぞれと前記両案内部との境界角に形成される形態。
前記受金は、金属板材から形成され、前記横方向における受部の両側縁が平坦面に形成される形態。
この発明に係る掛止装置の実施形態によれば、掛金本体には、受金に掛けられる掛止部とテーパに延びる両案内部との間に、受金の両側縁に確実に接触する両保持縁が設けられているので、掛金本体の掛金と受金との掛止時において、これらの横方向への相対的移動、特に掛金本体の掛止部に対する受金の少なくとも横方向への移動を阻止するのに有効である。
この発明の実施形態に係る掛止装置の使用状態の斜視図。 掛止装置の掛金本体の受金に対する掛止めの前の状態の斜視図。 図1のIII−III線断面図。 掛金本体の平面図。 図4のV−V線断面図。 図2の状態におけるスイベルの断面と、操作レバーの裏側平面とを示す図。 掛金本体の掛金が受金に掛止められている状態の平面図。 掛止装置の他の例を示す使用状態の斜視図。 図8のIX−IX線断面図。 掛金の背面図。 掛金と受金の締結状態を示す平面図。
<第1の実施形態>
図1〜7は、この発明に係る掛止装置の第1の実施形態を示す。
図1〜3を参照すると、掛止装置1は、縦方向Y、横方向Xおよびこれらに直交する垂直方向Zを有し、第1および第2物体を互いに締結するために用いられ、例えば、第1物体としての筐体本体2に取付けられる掛金本体4と、第2物体としての、該筐体本体の蓋3に取付けられる受金5とを含む。掛金本体4および受金5は、一般的には、それぞれ金属から形成される。
掛金本体4は、ネジ等の締結手段によって筐体本体2に取付けられるベース10と、操作レバー20と、掛金30とを含む。操作レバー20は、両側壁21と、これらの間に位置する頂部22とを有し、操作レバー20の近位端部20Pの近傍における両側壁21において、これらを貫通するピン23を介してベース10の一端部に旋回可能に連結される。操作レバー20は、これが閉じる(または倒れる)方向へピン26を介して、ピン23で支持されるコイルばね24によって付勢される。したがって、操作レバー20は、ばね24の付勢に抗して開く(または起きる)方向へ旋回操作されない限り、ベース10に対して閉じた(または倒れた)状態に保持される。ベース10上には、回り継手(スイベルアイ、以下、単にスイベルという)40が配置される。スイベル40のベース10の前記一端部とは反対側の他端部近傍上には、ブラケット45が配置される。ブラケット45は、断面がC形鋼の形態であってその両側壁が縦方向Yの外側へほぼ直角に屈曲する形態を有していて、支持部45aと、両固定端部45bとから形成され、固定端部45bにおいてベース10に固定される。
図4〜6を参照すると、スイベル40は、南京錠などのシャックル(図示せず)を通す孔41を有する摘部42と、摘部42の幅寸法W1よりも小さい幅寸法W2の軸部43と、摘部42と軸部43との間に幅寸法W1よりも小さく、かつ、幅寸法W2よりも大きい幅寸法W3の頸部44とを有する。摘部42と頸部44との間には、第1肩部42aが形成され、軸部43と頸部44との間には第2肩部44aが形成される。
スイベル40は、ブラケット45によって、スイベル40の軸方向、すなわち、垂直方向Zへ移動可能、かつ、該軸の回り方向へ旋回可能に支持される。詳しくは、次のとおりである。すなわち、
ベース10の前記他端部近傍の両側縁において垂直方向Zへ屈曲する両側壁11の間にはブラケット45の支持部45aが位置し、これらによってスペースS1が形成される。支持部45aには、摘部42の幅寸法W1より小さく、かつ、頸部44の幅寸法W3よりも大きい直径寸法の円孔46が位置する。支持部45aの内面にはスロット47を有する第1保持板48aが設けられる。スロット47は、スイベル40の軸部43の軸方向への移動が可能なだけの寸法、すなわち、円孔46の直径寸法よりも小さくて、軸部43の幅および厚さ寸法よりも僅かに大きい。スペースS1における軸部43の端部は第1保持板48aと対向する第2保持板48bに固定され、第1および第2保持板48a,48bの間で軸部43には、スイベル40をベース10の側へ付勢させる截頭円錐形のコイルばね49が設けられる。
操作レバー20の頂部22には、スイベル40の摘部42および頸部44の出入が可能な案内孔25が位置する。案内孔25は、摘部42の幅寸法W1よりも小さくて頸部44の幅寸法W3よりも大きい直径を有する円孔部25aと、円孔部25aの中心部と直交し軸部43の幅寸法W2および厚さ寸法よりも大きいスロット部25bとから形成される。操作レバー20が閉じられていない図2に図示する状態においては、スイベル40の摘部42は、その幅方向がブラケット45の長さ方向と直角に交差して、スイベル40の第2肩部44aがブラケット45の支持部45aにコイルばね49の作用によって圧接する。この状態から図4及び5に図示の状態にスイベル40を操作することで、操作レバー20の閉じた状態を保持することができる。すなわち、
スイベル40の摘部42を90度だけ旋回してその幅方向を操作レバー20のスロット部25bの長さ方向と一致するようにした状態で、操作レバー20をコイルばね24の作用によって閉じると、摘部42がスロット部25bを通って操作レバー20の頂部22上から突出する。この状態で、摘部42を摘まんでこれが操作レバー20の頂部22から離反するように引っ張って90度だけ円孔部25aの内周に沿って旋回し、その引っ張りを解除すると、摘部42の第1肩部42aがコイルばね49の作用によって操作レバー20の頂部22に圧接する。したがって、操作レバー20がスイベル40によって確実に、かつ、スイベル40が妄りに旋回しないように保持される。この状態で、スイベル40の孔41に南京錠などのシャックルが通され、操作レバー20の閉じ状態が施錠される。
図4を参照すると、掛金30は、金属棒材から、近位端部(開端部)30Pおよび遠位端部(閉端部)30Dを有するほぼU字形態に形成される。さらに詳しくは、掛金30は、操作レバー20の近位端部20P近傍における両側壁21にピン26によって旋回可能に連結され、縦方向Yへ平行に延びる両側部31と、遠位端部30Dにおいて横方向Xへ延びるとともに受金5の受部52に掛けられる掛止部32と、両側部31と掛止部32との間に延びる両案内部33とから形成される。両案内部33は、両側部31から掛止部32へ向かってテーパに形成される。掛止部32と両案内部33とが互いに連なり、横方向Xに互いに対向する両内側角部の間には、内側向き、すなわち、ピン26の側へ向く凹形の接触部34が形成される。さらに詳しくは、接触部34は、横方向Xへ延びて平担面に形成される凹面34aと、その両端に位置し平担面に形成され凹面34aと実質的に直角に交差する保持縁34bとから画定される。接触部34は、掛止部32の内側に対するプレスまたは切削加工によって形成される。なお、近位端部30Pにおいてピン26で連結される部位の両側部31は、扁平にプレス加工される。
図7を参照すると、両保持縁34bの横方向Xにおける離間寸法、すなわち、横方向Xにおける凹面34aの長さは、掛金30が受金5の受部52に掛けられるとき、両保持縁34bが受部52の両側縁53に軽く、換言すると、容易に離反可能に接触する寸法に形成される。このような状態になるようにするためには、例えば、両保持縁34bの横方向Xにおける離間寸法は約14.2mm、受部52の横方向Xにおける寸法は約14.0mmにすることが好ましい。また、両保持縁34bの縦方向Yにおける寸法は約0.6mm、受部52の板厚寸法は約1.5mmであることが好ましい。
受金5は、ネジ等の締結手段によって蓋3に固定されるベース51と、ベース51から垂直方向Zへ突出するほぼL形の受部52とから形成され、その全体の断面がほぼU字の形態を有する。受金5は、金属板材から形成され、したがって、受部52の板面は平担であり、受部52の両側縁53は、掛金30の掛止部32に形成される両保持縁34bとの確実かつ安定的な接触を図るうえで、該板面と直角に交差する平担面に形成されることが好ましい。
凹面34aと両保持縁34bとの交差(境界部)は、それらの平担面どうしが、それら間に円弧が生じないように直角に交差する状態であることが好ましいが、プレス加工の場合、そのように形成することは実際上困難である。したがって、この発明に係る実施例においては、その境界部に、プレス加工技術上、避けられない程度の僅かな円弧が形成されている場合でも、この発明に係る実施例においては、両保持縁34bが平担面である、という定義に含まれるものとする。換言すると、凹面34aと両保持縁34bとは、実質的に直角に交差するということができるからである。
再び図1を参照すると、掛止装置1において、図示の掛止状態を解除するには、スイベル40の摘部42を摘まんで90度だけ旋回してその幅方向を操作レバー20のスロット部25bの長さ方向と一致するようにするとともに、摘部42の第1肩部42aによる操作レバー20の頂部22に対する圧接を解除したのち、操作レバー20をコイルばね24の作用に抗してベース10から離反する方向へ旋回することにより、掛金30の受金5に対する掛止めを解除する(図2参照)。
一方、掛止装置1において、前記解除状態から前記掛止状態にするには、前記操作と逆操作すればよいが、掛金30と受金5との関係について特に述べると、次のとおりである。すなわち、操作レバー20を受金5の側へ旋回し、受金5の受部52が掛金30の内側に位置するようにしたのち、操作レバー20をベース10の側へ旋回すると、掛金30の掛止部32に形成される接触部34が受部52に嵌合状態に、特に両保持縁34bが受部52の両側縁53に接触してこれを保持する状態になる。したがって、受金5の横方向Xへの移動が阻止される。よって、既述した従来技術の課題(段落0004参照)を解決することができる。
<第2の実施形態>
図8〜11は、この発明の第2の実施形態を示す。この第2の実施形態においては、掛止装置1における掛金本体4の掛金30の構成が第1の実施形態と異なる。第1の実施形態と同様の構成については、第1の実施形態と同じ符号を用い、その詳細な説明を省略する。
図8および図9を参照すると、掛金30は、近位端部30Pおよび遠位端部30Dを有し、操作レバー20の近位端部20Pの近傍における両側壁21にピン26で旋回可能に連結される。掛金30は、金属板材から形成される外側板部36と、外側板部36に連なってベース10の側へほぼ直角に屈曲する両側部31と、遠位端部30Dにおいて、外側板部36との間にスペースS2が形成されるように裏面側へ断面ほぼUまたはほぼC形に屈曲する内側板部37とから形成される。
図10を参照すれば、掛金30の内側板部37の内端には、両側部31の間に延びるとともに受金5の受部52に掛けられるように横方向Xへ延びる掛止部32と、両側部31それぞれと掛止部32との間に位置する両案内部33とを有する。両案内部33は、ピン26の側から掛止部32へ向かってテーパに形成される。掛止部32と両案内部33それぞれとの間には両凹部35が形成される。両案内部33それぞれと両凹部35それぞれの境界角には両保持縁34bが形成される。掛止部32は、内側板部37の内端に形成された小突片を内側板部37へのほぼ直角に屈曲した屈曲部分38を有する(図9参照)。同様に、両案内部33は、内側板部37の内端に形成された小突片を内側板部37の側へほぼ直角に屈曲した部分を有する(図示せず、ただし、図9における掛止部32の屈曲部分38参照)。
掛止部32などを形成する内側板部37が外側板部36によって覆われる。したがって、掛金30が受金5の受部52に掛けられた状態では、これらが外側板部36によって覆われることで、その掛止状態が保護されるとともに、突出する受金5によって他の物体などを損傷するおそれがない。
図11を参照すると、両保持縁34bの横方向Xにおける離間寸法は、掛金30が受金5の受部52に掛けられたとき、両保持縁34bが受部52の両側縁53に軽く、換言すると、容易に離反可能に接触する寸法に形成される。このような状態になるようにするためには、例えば、第1実施形態と同様に、両保持縁34bの横方向Xにおける離間寸法は約14.2mm、受部52の横方向Xにおける寸法は約14.0mmにすることが好ましい。また、両保持縁34bの縦方向Yにおける寸法は約0.6mm、受部52の板厚寸法は約1.5mmであることが好ましい。掛金30が受部52に掛けられたとき、両保持縁34bの間に受部52が位置し、両保持縁34bに受部52の両側縁53が接触する。両保持縁34bは、角状となっているから、第1実施形態に比較して、受部52の両側縁53それぞれに接触する面積は小さくなるが、操作レバー20が閉じている状態では、両保持縁34bとの接触状態が確実に保持され、横方向Xへの移動が阻止される。したがって、既述した従来技術の課題(段落0004参照)を解決することができる。
なお、この実施形態において、第1物体として筐体本体を用い、第2物体として蓋を用いているが、これに限られるものではない。また、筐体本体2に掛金本体4を、蓋3に受金5を取り付けることとしているが、これらが逆に、すなわち、筐体本体2に受金5を、蓋3に掛金本体4を取り付けるものであってもよい。
1 掛止装置
2 第1物体(筐体本体)
3 第2物体(蓋)
4 掛金本体
5 受金
10 ベース
20 操作レバー
20P 第1近位端部(近位端部)
20D 第1遠位端部(遠位端部)
24 ばね(コイルばね)
30 掛金
30P 第2近位端部(近位端部)
30D 第2遠位端部(遠位端部)
31 両側部
32 掛止部
33 両案内部
34 接触部
34a 凹面
34b 両保持縁
35 両凹部
36 外側板部
37 内側板部
38 屈曲部分
52 受部
53 両側縁
S2 スペース
スイベル40は、ブラケット45によって、スイベル40の軸方向、すなわち、垂直方向Zへ移動可能、かつ、該軸の回り方向へ旋回可能に支持される。詳しくは、次のとおりである。すなわち、
ベース10の前記他端部近傍の両側縁において垂直方向Zへ屈曲する両側壁11の間にはブラケット45の支持部45aが位置し、これらによってスペースS1が形成される。支持部45aには、摘部42の幅寸法W1より小さく、かつ、軸部43の幅寸法W2よりも大きい直径寸法の円孔46が位置する。支持部45aの内面にはスロット47を有する第1保持板48aが設けられる。スロット47は、スイベル40の軸部43の軸方向への移動が可能なだけの寸法、すなわち、円孔46の直径寸法よりも小さくて、軸部43の幅および厚さ寸法よりも僅かに大きい。スペースS1における軸部43の端部は第1保持板48aと対向する第2保持板48bに固定され、第1および第2保持板48a,48bの間で軸部43には、スイベル40をベース10の側へ付勢させる截頭円錐形のコイルばね49が設けられる。
操作レバー20の頂部22には、スイベル40の摘部42および頸部44の出入が可能な案内孔25が位置する。案内孔25は、摘部42の幅寸法W1よりも小さくて頸部44の幅寸法W3よりも大きい直径を有する円孔部25aと、円孔部25aの中心部と直交し摘部42の幅寸法W1および厚さ寸法よりも大きいスロット部25bとから形成される。操作レバー20が閉じられていない図2に図示する状態においては、スイベル40の摘部42は、その幅方向がブラケット45の長さ方向と直角に交差して、スイベル40の第2肩部44aがブラケット45の支持部45aにコイルばね49の作用によって圧接する。この状態から図4及び5に図示の状態にスイベル40を操作することで、操作レバー20の閉じた状態を保持することができる。すなわち、
スイベル40の摘部42を90度だけ旋回してその幅方向を操作レバー20のスロット部25bの長さ方向と一致するようにした状態で、操作レバー20をコイルばね24の作用によって閉じると、摘部42がスロット部25bを通って操作レバー20の頂部22上から突出する。この状態で、摘部42を摘まんでこれが操作レバー20の頂部22から離反するように引っ張って90度だけ円孔部25aの内周に沿って旋回し、その引っ張りを解除すると、摘部42の第1肩部42aがコイルばね49の作用によって操作レバー20の頂部22に圧接する。したがって、操作レバー20がスイベル40によって確実に、かつ、スイベル40が妄りに旋回しないように保持される。この状態で、スイベル40の孔41に南京錠などのシャックルが通され、操作レバー20の閉じ状態が施錠される。

Claims (5)

  1. 縦方向および横方向を有し、互いに隣接する第1および第2物体を互いに締結するための掛止装置であって、
    前記掛止装置は、前記第1物体に取付けられる掛金本体と、前記第2物体に取付けられる受金とを含み、前記掛金本体は、
    前記掛金本体が前記第1物体に固定されるベースと、
    第1近位端部および第1遠位端部を有し、前記第1近位端部が前記受金の側および前記ベースの側へ旋回可能に前記ベースに連結されるとともに、前記ベースの側へ旋回するようにばねによって常に付勢される操作レバーと、
    前記操作レバーの前記第1近位端部に旋回可能に連結されるとともに、前記受金に掛止められる掛金とを含み、
    前記掛金は、第2近位端部および第2遠位端部を有し、前記第2近位端部が前記操作レバーの前記第1近位端部近傍に旋回可能に連結される両側部と、前記両側部に連なり前記第2遠位端部へ向ってテーパに延びる両案内部と、前記両案内部に連なり前記第2遠位端部に位置し前記受金に掛けられる掛止部と、前記掛止部の両側部近傍に位置し前記受金の両側縁に接触して前記受金の少なくとも前記横方向への移動を阻止する両保持縁とを含むことを特徴とする前記掛止装置。
  2. 前記掛金は、金属棒材からほぼU字形に形成され、前記両側部は、前記第2近位端部から前記第2遠位端部の側へ互いにほぼ平行に延び、前記掛止部は、前記第2遠位端部に位置する前記U字形の閉端部において前記横方向へ延び、前記両案内部は、前記両側部と前記掛止部との間に延びるとともに前記両側部から前記掛止部へ向ってテーパに形成され、前記掛止部の内側に前記受金の受部に対する接触部が位置し、前記接触部は、前記横方向に互いに対向する前記両保持縁と、該両保持縁の間に延びる凹面とから形成される請求項1に記載の掛止装置。
  3. 前記両保持縁と前記凹面とは実質的に互いに交差するようにそれぞれ平坦面に形成される請求項2に記載の掛止装置。
  4. 前記掛金は、第2近位端部および第2遠位端部を有し、金属板材から形成される外側板部と、前記外側板部に連なって前記ベースの側へ屈曲する前記両側部と、前記第2遠位端部において前記外側板部との間に前記受金の受部が挿入可能なスペースが形成されるように前記外側板部の裏面側へ屈曲する内側板部とを含み、
    前記掛止部は、前記内側板部の内端であって、前記両側部の間に位置し、前記両案内部は、前記掛止部と前記両側部それぞれとの間に位置するとともに、前記掛金の前記操作レバーに対する連結部の側から前記掛止部へ向かってテーパに形成され、前記両保持縁は、前記掛止部と前記両案内部それぞれの間に形成される両凹部それぞれと前記両案内部との境界角に形成される請求項1に記載の掛止装置。
  5. 前記受金は、金属板材から形成され、前記横方向における受部の両側縁が平坦面に形成される請求項1〜4のいずれかに記載の掛止装置。
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