JP2007020922A - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外形を大形化することなく、施錠動作に関わる主要部分をカバーして不正解錠を防止することができるゲーム機の施錠装置を提供する。
【解決手段】取付板2と支持板3とを有する基枠体1の内側に連結杆4が摺動可能に配設される。支持板3の上部と下部に鉤部材5,6が傾動可能に枢支され、連結杆4の上端と下端が上下の鉤部材5,6に連結される。連結杆4に鉤部材を施錠側に付勢するコイルばね17が装着され、取付板2の中間部にシリンダ錠14がその錠軸を基枠体1内に挿入するように取り付けられる。シリンダ錠14の錠軸に取り付けられたカム部材13が連結杆4に係合可能に配設される。基枠体1の内側に配設されたカム部材13及びカム部材の回動時に、カム部材13が係合する部材を覆うためのカバー部材7が、基枠体1の内側に着脱可能に取り付けられる。
【選択図】図6

Description

本発明は、スロットマシン、パチンコ機等のゲーム機の前面枠(前扉)を、本体枠(筐体)に対し施錠するゲーム機の施錠装置に関し、特に針金などの不正器具を使用しての不正解錠を防止することができるゲーム機の施錠装置に関する。
従来、この種のゲーム機の施錠装置として、基枠体の内側に連結杆が摺動可能に配設され、基枠体の支持板の上部と下部に鉤部材が、連結杆に連結されて傾動可能に枢支され、基枠体の取付板の中間部に、シリンダ錠がその錠軸を取付板に設けた孔から内側に差し込むように固定され、錠軸の先端に連結杆と係合するカム部材が取り付けられた構成の施錠装置が、下記特許文献1などで知られている。
この種の施錠装置の基枠体は、取付板と支持板を略L字状に形成した長尺のL形アングル材状に形成され、その基枠体の取付板が前面枠(前扉)の自由端(右端)に縦に固定されるが、基枠体の支持板は正面から見て左側に位置するため、基枠体の右側面は開放された形状となっている。したがって、開放状態の前面枠(前扉)の自由端(右端)側から施錠装置を見た場合、基枠体の内側に配設したシリンダ錠の錠軸、錠軸に固定されたカム部材、及びカム部材の回動時に係合する連結杆の係合部などが、容易に見える状態となっている。
実開昭60−2585号公報 特開2002−177586号公報
このような施錠装置を自由端側に取り付けた前面枠を、ゲーム機の本体枠に対し閉じると、施錠装置の上部と下部の鉤部材が、本体枠の内側に固定された受け金具に係止され、前面枠は施錠状態となる。しかし、閉鎖され施錠状態となったゲーム機の前面枠は、堅強に閉じられているものの、前面枠の自由端と本体枠との間に、僅かな隙間が生じる場合がある。そのようなときに、自由端側の隙間にバールなどを差し込み、隙間を広げ、そこから針金や薄板などの不正器具を差し込み、不正器具の先端を施錠装置の基枠体の内側に配置されるカム部材やそれが係合する連結杆の係合部などを引っ掛け、不正解錠が行なわれる可能性があった。
そこで、従来、上記特許文献2において、基枠体の全体に角筒形のケースを被せ、ケースに設けたスリット孔から、施錠用の鉤部材、作動杆、シリンダ錠などを突出させた構造の施錠装置が提案されている。
しかし、このような基枠体全体に角筒形のケースを被せる施錠装置は、必然的にその外形が大型化し、パチンコ機の前面枠内側の非常に狭いスペースに、このようなケース付きの施錠装置を取り付けることが困難となる課題があった。また、パチンコ機の施錠装置では、鉤部材やシリンダ錠の位置が異なる数多くの機種が製造されているため、各機種毎に角筒形ケースを製作し、各ケースに異なる大きさのスリットを異なる位置に形成する必要があり、製造コストが増大する課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、外形を大形化することなく、施錠動作に関わる主要部分をカバーして不正解錠を防止することができるゲーム機の施錠装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のゲーム機の施錠装置は、取付板と支持板とを有する基枠体の内側に連結杆が摺動可能に配設され、該支持板の上部と下部に鉤部材が傾動可能に枢支され、該連結杆の上端と下端が上下の該鉤部材に連結され、該連結杆に該鉤部材を施錠側に付勢するばね部材が装着され、該取付板の中間部にシリンダ錠がその錠軸を該基枠体内に挿入するように取り付けられ、該シリンダ錠の錠軸に取り付けられたカム部材が該連結杆に係合可能に配設されたゲーム機の施錠装置において、該基枠体の内側に配設されたカム部材及び該カム部材の回動時に該カム部材が係合する部材を覆うためのカバー部材が該基枠体の内側に着脱可能に取り付けられたことを特徴とする。
ここで、前記カバー部材は合成樹脂により成形され、該カバー部材には、前記取付板に形成された係止孔に嵌入されて係止される係止爪が突設され、前記支持板の一部に形成された係止孔に嵌入される係止部が設けられた構成とすることができる。
また、前記カバー部材は金属板をプレス加工して形成され、該カバー部材には、前記取付板に形成された係止孔に挿入される係止凸部が設けられ、支持板の一部に形成された係止溝に嵌入される係止部が設けられ、該各係止部が各係止孔に係止された状態で、固定ねじをねじ込んで締め付け固定するためのねじ止め部が該カバー部材の端部に設けられた構成とすることができる。
また、前記カバー部材には前記連結杆の係合部近傍を覆う囲繞部が長手方向に沿って設けられると共に、前記取付板に当接する当接部が長手方向に沿って設けられた構成とすることができる。
さらに、前記連結杆には、施錠時に該連結杆をロックするロック部材が揺動可能に枢支され、前記カバー部材は、該ロック部材を覆い、且つ該ロック部材への不正器具の接近を阻止するための遮蔽部を有している構成とすることができる。
上記構成の施錠装置では、基枠体の内側に配設されたカム部材及びカム部材の回動時にカム部材が係合する部材を覆うように、カバー部材が基枠体の内側に着脱可能に取り付けられている。したがって、基枠体が、例えば取付板と支持板を横断面略L字状に形成され、その基枠体の取付板が前面枠(前扉)の自由端(右端)に縦に固定され、基枠体の支持板が正面から見て左側に位置し、基枠体の右側面が開放された形状となっている施錠装置であっても、前面枠の自由端側と本体枠の右端近傍の隙間から針金や薄板などの不正器具を差し込んで、カム部材や連結杆を動かそうとした場合、カム部材及び連結杆の係合部分がカバー部材により覆われているため、針金などの不正器具をそこに掛けることができず、針金などの不正器具を使用した不正解錠を防止することができる。
さらに、施錠時に連結杆をロックするロック部材が揺動可能に枢支され、解錠時にはカム部材の係合凸部が連結杆に係合して連結杆を摺動させる際、該ロック部材を揺動させて、ロックを解除する構成の施錠装置の場合、カバー部材によりロック部材を覆うと共に、ロック部材への不正器具の接近を阻止するための遮蔽部がカバー部材に設けられるため、ロック部材が不正にロック解除され、連結杆を不正に摺動させて鉤部材を不正解錠させる行為を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4はゲーム機用施錠装置の正面図、左右側面図、及び背面図を示し、図5は基枠体1内のカバー7を外した状態の背面図を示している。この施錠装置は、概略的には、縦長の基枠体1の上部寄りと下部よりの2箇所に、背面側に向けて鉤部材5,6を傾動可能に枢支し、基枠体1の正面の略中央下部寄りにシリンダ錠14を取り付け、シリンダ錠14の解錠操作により、鉤部材5,6を係止解除側に傾動させ、解錠するように構成される。
基枠体1は、帯状の金属板をプレス加工して断面略コ字状の略チャンネル材形状に形成され、その底壁を取付板2とし、一方の側壁(正面に向かって左側の側壁)を支持板3として、取付板2と支持板3を略直角に曲折した形状に成形されている。取付板2には施錠装置を固定するための複数の固定孔などが穿設され、さらに、取付板2の略中央下寄り部分は、幅広部2aが左側に膨出するように幅広に形成され、その取付板2の幅広部2aに、シリンダ錠14用の取付孔が穿設されている。
また、この取付板2の幅広部2aには、後述のカバー部材7の係止爪7d,7eと位置決めピン7g、7fを嵌め込むための係止孔と位置決め孔が穿設されている。その幅広部2aの左側面を形成する支持板3の部分は、分割支持板3aとして分割形成され、分割支持板3aには、図2に示すように、凹部3eが受け金具33のロック部36を導入するために形成されている。
さらに、支持板3における上部寄りの部分には背面側に突出する突出部3cが形成され、その支持板3の突出部3cに枢軸5aを介して鉤部材5が下側に傾動可能に枢支される。同様に、支持板3における下部寄りの部分には背面側に突出する突出部3dが形成され、その支持板3の突出部3dに枢軸6aを介して鉤部材6が下側に傾動可能に枢支されている。両鉤部材5,6は、その先端部が傾斜面を有したフック状に形成され、下側に傾動しながら受け金具33の係止部34,35に係止可能となっている。
基枠体1の内側に、帯状の連結杆4が支持板3に沿って摺動可能に配設され、連結杆4の上端部はピン4aを介して鉤部材5の下端部に連結され、連結杆4の下端部はピン4bを介して鉤部材6の下端部に連結されている。図5に示すように、連結杆4と取付板2間にコイルばね17がかけられ、連結杆4はコイルばね17により下方に付勢され、上下の鉤部材5,6を施錠側に付勢している。図6に示すように、鉤部材6の近傍の支持板3の一部に、切り起し部3bが内側に折り曲るように形成され、その切り起し部3bが連結杆4の下端に当接し、コイルばね17による下方への付勢力を受け、上下の鉤部材5,6を水平姿勢に保持している。したがって、シリンダ錠14による解錠操作に伴い、連結杆4がコイルばね17の付勢力に抗して上方に摺動すると、鉤部材5、6は下側の解錠位置に傾動する。
図2、図6に示すように、幅広部2aの側壁となる支持板3の分割支持板3aには、凹部3eの上方に開閉検出器用検出凸部9が背面側に突出して形成され、前面枠31が本体枠30に対し閉じられた際、受け金具33側に取り付けられた近接スイッチなどからなる開閉検出器38によってこの検出凸部9が検知され、前面枠31の閉鎖が電気的に検出されるようにしている。さらに、分割支持板3aの下部の背面側に突出した部分には、支持ローラ16が回転自在に軸支され、前面枠31の閉鎖時に、受け金具側の滑り板上に支持ローラ16が乗り上げ、前面枠31の荷重を支持するように作用する。
さらに、図6、図7に示すように、分割支持板3aにおける支持ローラ16の近傍には、カバー部材7の係止部7cを係止するための係止孔3fが形成されている。この係止孔3fはカバー部材7の係止部7cを挿入して押下げたとき、係止部7cが係止孔3fに係止される形状に形成されている。
カバー部材7は、図8、図9に示すように、合成樹脂材料により、取付板2の幅広部2aの内側を覆うように、つまりカム部材13、連結杆4、ロック部材12などの施錠機構の要部を覆う形状に成形されている。図8、図9に示すように、カバー部材7は、一方の側に連結杆4の係合部近傍を覆う囲繞部7aを有し、その囲繞部7aの一部に係合凹部7fを設けて形成される。この係合凹部7fには、施錠時、本体枠30側の受け金具33に設けたロック部36が嵌入する。
さらに、図8〜図10に示すように、カバー部材7には、係合凹部7fの近傍に係止部7cが分割支持板3a側に向けて突設され、囲繞部7aと反対側の底面には取付板2に当接する当接部7bが設けられ、さらに、当接部7bの両側に係止爪7d,7eが突設されている。係止爪7d,7eの内側には、位置決めピン7g、7hが突設されている。カバー部材7を基枠体1内に装着したとき、係止爪7d,7eは取付板2の幅広部2aの係止孔に差し込まれて係止され、位置決めピン7g、7hは幅広部2aの位置決め孔に差し込まれる。カバー部材7の右上の係止部7cは、分割支持板3aに設けた係止孔3fに差し込まれ、係止される。このように上記構成のカバー部材7は、係止爪7d,7e、及び係止部7cを嵌め込むだけで、容易に基枠体1の幅広部2aに取り付けることができる。
図4、図6に示すように、取付板2の上部と中間部と下部寄りに、山形のガイド支持部2bが連結杆4をガイドするように、取付板2の一部を内側に切り起して形成されている。連結杆4はそのガイド支持部2aと支持板3間に配設され、ガイド支持部2aと支持板3により上下摺動可能にガイドされる。また、図7のように、幅広部2a近傍の連結杆4の一部に長孔4dが穿設され、その長孔4dにガイドピン10が挿通されて分割支持板3aに固定され、連結杆4はガイドピン10により長手方向に摺動可能にガイドされる。また、連結杆4の中間部には、後述のカム部材13の係合凸部13aに係合可能な係合部4aが形成されている。
さらに、連結杆4の内側つまり支持板3側には、図7に示すように、ロック部材12が施錠時、連結杆4の解錠側への移動をロックするように取り付けられている。ロック部材12は、図11のように、分割支持板3aの凹部3eに対応した位置に、同様な形状の係止凹部12aを形成し、かつカム部材13の係合凸部13aが回動時に接触する位置に、傾斜部12bを形成して構成され、支軸11を介して連結杆4の内側に揺動可能に軸支されている。
また、図7、図11のように、ロック部材12の下端部にばね掛け部が設けられ、そのばね掛け部と連結杆4との間にコイルばね19が掛けられ、ロック部材12はロック側に付勢されている。このロック部材12は、前面枠31の閉鎖時に、本体枠30側の受け金具33のロック部36が、分割支持板3aの凹部3eに嵌合したとき、その係止凹部12aに嵌合し、連結杆4の移動をロックするように作用する。
一方、シリンダ錠14を操作してカム部材13が回動されたときには、カム部材13の係合凸部13aが傾斜部12bに接触し、ロック部材12を、その支軸11を支点にその係止凹部12aを取付板2側に下げるように揺動させる。これにより、ロック部材12の係止凹部12aと受け金具側のロック部36との係合が解除され、連結杆4のロックが外れ、連結杆4が移動可能となり、シリンダ錠14により解錠操作が可能となる。
シリンダ錠14は長尺の外筒を有して形成され、その元部にフランジ14bが取り付けられ、フランジ14bに固定用の孔が穿設されている。このシリンダ錠14は、幅広部2aに設けた円形孔からその外筒を正面側に突き出すように、つまりフランジ14bと錠軸14aを基枠体1内に配置するように装着され、フランジ14bを幅広部2aの内側にねじ止めし、取付板2上に固定される。
さらに、幅広部2a上における分割支持板3aと連結杆4(ロック部材12)との間に、スイッチ作動杆15が摺動可能に配設される。このスイッチ作動杆15の先端には作動片15aが外側に向けて突設され、分割支持板3aに設けたスリット孔から作動片15aが外側に突き出し、作動片15aはスイッチ作動杆15の移動により、分割支持板3aの外側に取り付けた光電スイッチなどの作動スイッチ20に対し、接離可能とされる。また、このスイッチ作動杆15には、カム部材13の係合凸部13bが係合する係合部が設けられている。
したがって、シリンダ錠14によりカム部材13を図5の時計方向に回したとき、その係合凸部13bがスイッチ作動杆15に係合して下側に摺動させ、その作動片15aを介して作動スイッチ20をオンオフ動作させるように構成される。図2に示すように、分割支持板3aとスイッチ作動杆15の間にコイルばね19が掛けられ、このコイルばね19のばね力によって、スイッチ作動杆15は上側に付勢されている。
シリンダ錠14の錠軸14aの先端にカム部材13が固定される。図7に示すように、カム部材13には係合凸部13aと13bが設けられ、連結杆4の対応箇所には、係合凸部13aと係合可能な係合部4eが設けられ、スイッチ作動杆15にも係合凸部13bと係合可能な係合部が設けられる。カム部材13の係合凸部13aはシリンダ錠14のキーを右に回した時、連結杆4と係合して連結杆4を上方に移動させ、カム部材13の係合凸部13bはキーを左に回した時、スイッチ作動杆15と係合してこれを下方に摺動させる。
上述のように、基枠体1内にカバー部材7が、上記カム部材13及びカム部材13と係合する連結杆4の係合部分を覆うように、取付板2の幅広部2a上に着脱可能に装着される。カバー部材7は、その係止爪7d,7eを取付板2の幅広部2aの係止孔に差し込み、位置決めピン7g、7hを幅広部2aの位置決め孔に差し込んで装着され、同時にカバー部材7の右上の係止部7cが、分割支持板3aに設けた係止孔3fに差し込まれ、係止される。これにより、図6などに示すように、カバー部材7は、カム部材13及びカム部材13と係合する連結杆4の係合部分を完全に覆うこととなる。
上記のように、スイッチ作動杆15の作動片15aに対向した分割支持板3aの外側に、透過型の光電スイッチ、近接スイッチなどの非接触式の作動スイッチ20が取り付けられ、シリンダ錠14を左に回し、スイッチ作動杆15が下に移動したとき、その端部を検知してリセット信号などの信号を出力する。
このように構成された施錠装置は、図12に示すように、ゲーム機例えばスロットマシンの前面枠31(前扉)の内側に基枠体1の取付板2を縦に固定して装着され、ゲーム機の本体枠30側の対応位置には、受け金具33が取り付けられる。
受け金具33は、図12のように、縦長の基板の上部と下部に、板状の係止部34,35を突設して形成され、係止部34,35は施錠装置側の鉤部材5、6の対向位置に配置される。さらに、受け金具33の係止部35の下側にはローラ受け37が設けられる。また、施錠時にロック部材12をロック状態として連結杆4の移動をロックするためのロック部36が受け金具33のローラ受け37の上方に設けられている。さらに、この受け金具33には、前面枠31の開閉を電気的に検出するために、近接スイッチなどの開閉検出器38が取り付けられている。
施錠するために、前面枠31を本体枠30に対し閉じると、先ず、鉤部材5,6の傾斜面が受け金具33の係止部34,35の端部に接触して鉤部材5,6が下側に傾動し、鉤部材5,6の係止凹部が係止部34,35に係合したとき、図12のように、鉤部材5,6が上側に傾動復帰して施錠状態となる。
このとき、受け金具33側のロック部36が支持板3の凹部3e及びロック部材12の係止凹部12a並びにカバー部材7の係合凹部7f内に進入し、ロック部材12が軸支された連結杆4の解錠側への移動をロックする。これにより、ロック部材12によるロックが解除されない限り連結杆4は移動できず、鉤部材5,6が解錠側に傾動できないため、不正解錠は防止される。
さらに、カバー部材7が基枠体1の内側でカム部材13とその係合凸部が係合する部分を覆っているため、本体枠30と前面枠31の隙間から針金などを差し込んで、カム部材7などを動かそうとしても、動かすことはできない。すなわち、施錠装置は、スロットマシンの前面枠31に向かって右側つまり自由端の内側に取り付けられ、前面枠31の自由端と本体枠30との隙間が、施錠装置の基枠体1の開口した反支持板側に近くなり、その隙間から針金などを挿入された場合、針金などの先端がカム部材13、連結杆4の係合部に到達する可能性があるが、カバー部材7によって針金などの先端をカム部材13などに引っ掛けることはできず、不正解錠を防止することができる。
なお、施錠装置の保守点検時などに、シリンダ錠14やカム部材13の交換が必要な場合、カバー部材7は、その係止爪7d,7eを外せば、取付板2の上から取り外すことができ、シリンダ錠14やカム部材13の交換は容易に行なうことができる。
一方、前面枠31を開くために、所定のキーをシリンダ錠14に挿入し、それを右に回すと、錠軸、カム部材13が同方向に回動し、カム部材13の係合凸部13aと連結杆4の係合部4eとの係合により連結杆4がコイルばね17の付勢力に抗して上方に移動し、これにより、上下の鉤部材5、6が下側に傾動して、本体枠30側の受け金具33の係止部34,35との係合を外し、解錠状態となる。
一方、ゲーム機をリセットする場合、所定のキーをシリンダ錠14に挿入し、それを左に回すと、錠軸、カム部材13が同方向に回動し、カム部材13の係合凸部13bとの係合によりスイッチ作動杆15がコイルばね19の付勢力に抗して下方に移動する。このとき、作動スイッチ20がこのスイッチ作動杆15の下端部を検知して信号を出力し、この信号がリセット信号として送出される。
上述のように、基枠体1の内側に配設されたカム部材13及びカム部材13の回動時にカム部材13が係合する連結杆4の係合部4eなどを覆うように、カバー部材7が基枠体1の内側に着脱可能に取り付けられているから、基枠体1の背面側及び右側面が開放された構造であって、前面枠31の自由端側と本体枠30の隙間から針金や薄板などの不正器具を差し込んで、カム部材13や連結杆4を動かそうとしても、カム部材13や連結杆4の係合部分がカバー部材7により覆われているため、針金などの不正器具をそこに掛けることができず、針金などの不正器具を使用した不正解錠を防止することができる。
図13〜図15は他の実施形態のカバー部材27を示している。なお、上記実施形態で使用した施錠装置と同じ部分については、上記と同じ符号を図面に付してその説明は省略する。
このカバー部材27は、プレス加工により鋼板を裁断し成形して形成され、取付板2の幅広部2aの内側、つまりカム部材13、連結杆4、ロック部材12などの施錠機構の要部を覆う形状に折り曲げて形成されている。図13、図14に示すように、カバー部材27は、一方の側に連結杆4の係合部近傍を覆う囲繞部27aを有し、その囲繞部27aの一部に設けた係合凹部の外側面に遮蔽部27gを突設して形成される。
この係合凹部には、施錠時、本体枠30側の受け金具33に設けたロック部36が嵌入するが、この遮蔽部27gは、本体枠30と前面枠31の自由端側の隙間から挿入される針金などが、カバー部材27の上面を通過してロック部材12に到達しないように作用する。
さらに、図13〜図15に示すように、カバー部材27には、係合凹部の近傍に係止部27cが分割支持板3a側に向けて突設され、囲繞部27aと反対側の底面には取付板2に当接する当接部27bが長手方向に沿って設けられる。さらに、当接部27bの一方の端部に、取り付け用の係止凸部27cが突設されている。係止凸部27cは、取付板2の幅広部2aに設けたスリット孔に挿入可能であり、当接部27bの他端部には固定ねじ用の固定孔を設けたねじ止め部27dが突設されている。さらに、カバー部材27の右上には係止部27eが設けられ、分割支持板3aに設けた係止溝3gに差し込まれ、係止される。また、その係止部27eの元部には、ロック部材カバー部27fが設けられ、ロック部材12の端部を覆う構造となっている。
このような構造のカバー部材27は、図13(b)に示すように、先ず、その一端の係止凸部27cを取付板2の幅広部2aに設けたスリット孔に差し込むと共に、その右上の係止部27eを分割支持板3aに設けた係止溝3gに嵌め込み、他端のねじ止め部27dに固定ねじを通し取付板2のねじ孔にねじ込んで締付固定して、取付を完了する。このように、係止凸部27c及び係止部27eを所定の箇所に嵌め込み、ねじ止め部27をねじ止めるだけの簡単な操作でカバー部材27を取り付けることができる。
このようなカバー部材27は、図15に示すように、基枠体1の内側でカム部材13とその係合凸部が係合する部分を覆って取り付けられるため、本体枠30と前面枠31の隙間から針金などを差し込んで、カム部材7などを動かそうとしても、動かすことはできない。つまり、施錠装置は、スロットマシンの前面枠31に向かって右側つまり自由端の内側に取り付けられ、前面枠31の自由端と本体枠30との隙間が、施錠装置の基枠体1の開口した反支持板側に近くなり、その隙間から針金などを挿入された場合、針金などの先端がカム部材13、連結杆4の係合部に到達する可能性があるが、カバー部材27によって針金などの先端をカム部材13などに引っ掛けることはできず、不正解錠を防止することができる。
一方、施錠装置の保守点検時などに、シリンダ錠14やカム部材13の交換が必要な場合、カバー部材27は、そのねじ止め部27dを外せば、取付板2の上から取り外すことができ、シリンダ錠14やカム部材13の交換は容易に行なうことができる。
本発明の一実施形態を示す施錠装置の正面図である。 同装置の左側面図である。 同装置の右側面図である。 同装置の背面図である。 カバー部材7を外した状態の同装置の背面図である。 同装置のカバー部材7周辺の拡大斜視図である。 カバー部材7を外した状態の同拡大斜視図である。 カバー部材7の斜視図である。 カバー部材7の平面図(a)とその底面図(b)である。 (a)はカバー部材7の取付姿勢を示す側面図、(b)はそのA−A断面図、(c)はそのB−B断面図である。 連結杆4の主要部とロック部材12の分解右側面図である。 施錠装置を取り付けた前面枠を本体枠に対し閉じた状態の右側面図である。 他の実施形態のカバー部材27の平面図(a)とその取付姿勢を示す側面図(b)である。 同カバー部材27の斜視図である。 同カバー部材27を基枠体1に装着した状態の斜視図である。
符号の説明
1−基枠体
2−取付板
2a−幅広部
3−支持板
4−連結杆
5、6−鉤部材
7−カバー部材
7a−囲繞部
7b−当接部
7c−係止部
7d,7e−係止爪
7f−係止凹部
7g、7h−位置決めピン
12−ロック部材
13−カム部材
14−シリンダ錠
19−コイルばね

Claims (5)

  1. 取付板と支持板とを有する基枠体の内側に連結杆が摺動可能に配設され、該支持板の上部と下部に鉤部材が傾動可能に枢支され、該連結杆の上端と下端が上下の該鉤部材に連結され、該連結杆に該鉤部材を施錠側に付勢するばね部材が装着され、該取付板の中間部にシリンダ錠がその錠軸を該基枠体内に挿入するように取り付けられ、該シリンダ錠の錠軸に取り付けられたカム部材が該連結杆に係合可能に配設されたゲーム機の施錠装置において、
    該基枠体の内側に配設されたカム部材及び該カム部材の回動時に該カム部材が係合する部材を覆うためのカバー部材が該基枠体の内側に着脱可能に取り付けられたことを特徴とするゲーム機の施錠装置。
  2. 前記カバー部材は合成樹脂により成形され、該カバー部材には、前記取付板に形成された係止孔に嵌入されて係止される係止爪が突設され、前記支持板の一部に形成された係止孔に嵌入される係止部が設けられたことを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
  3. 前記カバー部材は金属板をプレス加工して形成され、該カバー部材には、前記取付板に形成された係止孔に挿入される係止凸部が設けられ、支持板の一部に形成された係止溝に嵌入される係止部が設けられ、該各係止部が各係止孔に係止された状態で、固定ねじをねじ込んで締め付け固定するためのねじ止め部が該カバー部材の端部に設けられたことを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
  4. 前記カバー部材には前記連結杆の係合部近傍を覆う囲繞部が長手方向に沿って設けられると共に、前記取付板に当接する当接部が長手方向に沿って設けられたことを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
  5. 前記連結杆には、施錠時に該連結杆をロックするロック部材が揺動可能に枢支され、前記カバー部材は、該ロック部材を覆い、且つ該ロック部材への不正器具の接近を阻止するための遮蔽部を有していることを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
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