JP2006334063A - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲーム機の前扉をキャビネットに対し、より良好な閉鎖性を持って施錠することができるゲーム機の施錠装置を提供する。
【解決手段】基枠体1の内側に施錠杆10が摺動可能に配設され、施錠杆10には鉤部が背面側に向けて突設される。取付板2の中間部にシリンダ錠7がその錠軸を取付板に設けた孔から内側に差込むように固定される。錠軸の先端に施錠杆と係合するカム部材8が固定される。施錠杆10にはその上部と下部に第1鉤部11と第2鉤部12が設けられ、この間に間隔をおいて第3鉤部13と第4鉤部14が背面に向けて突設される。受け金具20にはそれらの鉤部が係止される係止部21〜24が突設され、解錠時に施錠杆10を解錠位置に保持し、前扉31の閉鎖時に解錠位置の保持を解除する解錠位置保持機構が設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、スロットマシン等のゲーム機の前扉の内側に取り付けられ、前扉をキャビネットに対し施錠するゲーム機の施錠装置に関する。
ゲーム機の前扉をキャビネットに対し施錠する施錠装置として、取付板と支持板からなる縦長の基枠体の内側に、施錠杆が摺動可能に配設され、施錠杆の上部と下部に鉤部が一体に突出して形成され、取付板の中間部にシリンダ錠がその錠軸を取付板の内側に差込むように固定され、錠軸の先端に施錠杆と係合するカム部材が固定された構造の施錠装置が、下記特許文献1などで知られている。
この種の施錠装置は、施錠杆がコイルばねによりその施錠側に付勢され、施錠装置を取り付けた前扉をキャビネットに対し閉じると、施錠杆の上部と下部の鉤部が、キャビネット側の受け金具に接触して摺動し、そして係止凹部が係止部に達して、コイルばねの付勢力で施錠位置に戻り、施錠状態となる。
また、この種の施錠装置は、上部と下部の2本の鉤部によって前扉をロックするため、通常の場合には、縦長の筐体を有するスロットマシンなどのキャビネットであっても、その前扉を良好に施錠することができる。
実開平2−3784号公報
しかしながら、不正解錠を目的として、キャビネットの前開口部と前扉の合わせ面に、バールなどの不正器具を差し込んで、前扉をこじ開けようとする力が加えられた場合、上部と下部の2本の鉤部では、前扉の閉鎖保持力が不十分となり、キャビネットの前開口部と前扉間の周縁部の合わせ面に生じた隙間が広がり、不正解錠が行なわれ易くなる虞があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、ゲーム機の前扉をキャビネットに対し、より良好な閉鎖性を持って施錠することができるゲーム機の施錠装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1の施錠装置は、取付板と支持板を設けた基枠体の内側に施錠杆が摺動可能に配設され、該施錠杆には鉤部が背面側に向けて突設され、該取付板の中間部にシリンダ錠がその錠軸を取付板に設けた孔から内側に差込むように固定され、該錠軸の先端に前記施錠杆と係合するカム部材が固定され、前記基枠体の取付板がゲーム機の前扉に縦に取付けられ、キャビネット側に取付けられた受け金具の係止部に前記鉤部が係止されて前扉を施錠するゲーム機の施錠装置において、前記施錠杆にはその上部と下部に鉤部が設けられる一方、上部と下部の鉤部の間に間隔をおいて1つまたは複数の鉤部が背面に向けて突設され、前記受け金具には各鉤部が係止される複数の係止部が突設され、解錠時に該施錠杆を解錠位置に保持し、前扉の閉鎖時に該解錠位置の保持を解除する解錠位置保持機構が設けられたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、上記請求項1の施錠装置において、前記受け金具がキャビネットの前開口部の略縦全体に位置するように縦長に形成され、該受け金具の側面に、閉鎖時に前記基枠体の支持板の縁部が嵌入する嵌入部が設けられ、閉鎖時に該基枠体の支持板の縁部が該嵌入部に嵌入したとき、該支持板と重なり合って位置するガード壁が該受け金具の正面側に延設されていることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、上記請求項1の施錠装置において、前記解錠位置保持機構が、前記施錠杆に揺動可能に枢支された揺動保持部材と、該揺動保持部材を係止側に付勢するばね部材とから構成され、シリンダ錠によってカム部材が回動し該施錠杆が解錠位置まで摺動したとき、該揺動保持部材の係止片が基枠体の一部に係止されて当該位置を保持することを特徴とする。
さらに、請求項4の発明は、請求項1記載の施錠装置において、施錠完了時に前記施錠杆の動きをロックするロック部材が前記基枠体の支持板に取り付けられ、該ロック部材は解錠時、カム部材の回動に応じてロックを解除すること特徴とする。
上記請求項1の施錠装置によれば、施錠杆の上部と下部に鉤部が設けられる一方、上部と下部の鉤部の間に1つまたは複数の鉤部が設けられ、前扉を閉鎖した際、少なくとも3つの鉤部が受け金具の係止部に係止されるから、従来の2個の鉤部を有した施錠装置に比べ、閉鎖保持力がより増大し、バールなどによる前扉のこじ開けを防止することができる。
また、解錠時に施錠杆を解錠位置に保持し、前扉の閉鎖時に解錠位置の保持を解除する解錠位置保持機構を設けることにより、前扉の閉鎖時、前扉をより軽く良好に閉じることができる。すなわち、従来のスライド式の施錠杆を有する施錠装置では、前扉を閉鎖する際、施錠杆の鉤部が受け金具の係止部に接触し、その反力を施錠杆の長手方向に受けて施錠杆が摺動し、ロックされるため、鉤部が3個或はそれ以上になると、鉤部と係止部間の摩擦抵抗が増大し、前扉を閉じる力が大きく必要となるところ、施錠杆の解錠位置保持機構を設け、解錠時に施錠杆を解錠位置に保持し、前扉の閉鎖時に解錠位置の保持を解除する構成とすれば、前扉の閉鎖時に鉤部と係止部間の摩擦抵抗が殆ど発生せず、鉤部の数に関わらず、前扉を軽く閉じることができる。
また、請求項2の発明によれば、前扉の閉鎖時、受け金具のガード壁によって前扉とキャビネット間の縦の隙間が完全に閉鎖され、施錠装置の施錠杆などの内部機構がガード壁により外側に対しガードされる状態となる。また、前扉の閉鎖時、施錠装置の基枠体の支持板の縁部が受け金具の嵌入部に嵌入するから、キャビネットに固定された受け金具と前扉に固定された施錠装置とは強固に一体化された状態となる。特に、前扉の隙間にバール状の不正工具を差し込んでこじ開けようとしたとき、前扉に横方向の大きな荷重がかかり、前扉がキャビネットに対し横方向にずれて、前扉の隙間が開く場合があるところ、基枠体の支持板の縁部が受け金具の嵌入部に嵌入して両者が一体化することより、堅強な構造となり、横方向の荷重に対する曲げ強度と閉鎖保持力が増大し、こじ開けによる不正解錠を防止することができる。
また、請求項4の発明によれば、施錠完了時にロック部材が施錠杆の動きをロックするから、仮に不正な針金などを内側に差し込み、施錠杆を動かして不正解錠を行なおうとしても、施錠状態の施錠杆はロック部材によりロックされているから、不正解錠を防止することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1はスロットマシンの施錠装置の正面図を、図2はその左側面図を、図3はその背面図を、図4はその右側面図を示している。さらに、図5は施錠装置の分解左側面図を示し、図6は基枠体1の背面図を示している。
施錠装置の基枠を形成する基枠体1は、図6に示されるように、断面略L字形に形成されたL形アングル部材の正面側に、補助取付板4を固定して形成される。基枠体1における正面側に平面形状が現われる部分が、取付板2として形成され、取付板2から背面側に垂直に立ち上がる部分が、支持板3として形成される。基枠体1はその基枠部分をL形アングル部材とすることにより曲げ強度を増大させ、さらにその正面側に補助取付板4を固定することにより、基枠体1を堅強なものとしている。支持板3は後述の施錠杆10の幅より幅広に形成され、内側の施錠杆10やカム部材8を不正解錠から保護する保護壁を形成するようにしている。
取付板2には、装置を前扉31の内側に取り付けるために複数の取付孔が穿設され、取付板2の略中央において幅広に形成された補助取付板4には、後述のシリンダ錠7を差し込むための挿入孔が形成される。このシリンダ錠7の挿入孔は正面視で支持板3の左側に位置する補助取付板4に形成され、支持板3を保護壁としてシリンダ錠7の錠軸やカム部材8をその内側に隠し、不正解錠から保護される構造としている。また、支持板3の下部における上方寄りには、背面側に突出して支持ローラ18の取付部が設けられ、支持ローラ18はその取付部に回転自在に軸支される。
縦長で帯状の施錠杆10が正面視で支持板3の左側に沿って上下に摺動可能に配設される。施錠杆10にはその上部と下部に第1鉤部11と第2鉤部12が背面側に突出して一体に形成される一方、第1鉤部11と第2鉤部12の間に第3鉤部13と第4鉤部14が同様に背面側に突出して一体に形成されている。これらの第1鉤部11〜第4鉤部材14はフック状に形成されてその中間部に係合凹部を有し、解錠操作時には後述の揺動保持部材15により解錠位置に保持される。そして、前扉31を閉じたとき、揺動保持部材15が解錠位置の保持を解除してコイルばね9aの付勢力により施錠位置(上方)に摺動し、後述の受け金具20の各係止部21,22,23,24に係止される構造である。
図5に示すように、施錠杆10には4個のガイド孔が穿設され、それらの各ガイド孔にガイドピン6a〜6dが挿入され、各ガイドピン6a〜6dの先端は支持板3に設けた座部に固定される。支持板3の座部は施錠杆10側に少し突出して形成され、施錠杆10を支持板3から多少浮かせて摺動可能に支持する構造としている。さらに、図5に示すように、施錠杆10の中間部には、シリンダ錠7の錠軸に固定されたカム部材8が係合する係合部10aが長孔として形成される。さらに、この施錠杆10は、施錠状態においてロック部材16によりその動きがロックされるところ、そのロック部材16の一部が係止される係止部10bが第3鉤部13の少し上方に形成されている。また、施錠杆10の略中央に、ばね掛け部10dが設けられ、このばね掛け部10dと基枠体1の補助取付板4との間に、コイルばね9aが掛け渡されている。このコイルばね9aにより施錠杆10は施錠方向つまり上方に付勢される。
さらに、解錠時の解錠状態において、この施錠杆10は後述の揺動保持部材15の動作によって解錠位置に保持され、その揺動保持部材15の係止片15aが内側から外側に向けて挿通される挿通孔10cが、図5のように施錠杆10の第1鉤部11の下方位置に形成されている。
揺動保持部材15は、図5に示すように、枢支ピン15cによって揺動可能に、施錠杆10の内側に枢支され、その末端の係止片15aが施錠杆10の挿通孔10cから正面視で左側に少し突き出すように装着される。これにより、揺動保持部材15は施錠杆10と共に移動し、揺動動作する。さらに、揺動保持部材15の先端に設けたばね掛け部15bと施錠杆10との間に、コイルばね9cが掛け渡されている。この揺動保持部材15は、枢支ピン15cを軸に前後方向に揺動可能であるところ、コイルばね9cによって、その係止片15aを取付板2側に揺動させるように付勢される。すなわち、図2、図5に示すように、基枠体1の取付板2の対応位置にストッパ部2aが形成され、施錠杆10が解錠位置に摺動したとき、コイルばね9cの付勢力により揺動保持部材15が揺動し、その係止片15aをストッパ部2aに係止されるようにしている。
一方、取付板2の一部を形成する補助取付板4に穿設された挿入孔には、フランジ部付きのシリンダ錠7が前面側に突き出すように挿入され、そのフランジ部をねじ又はかしめで補助取付板4に固定して装着される。シリンダ錠7の錠軸には第一係合部8aと第二係合部8bを持つカム部材8が固定される。図3の反時計方向にカム部材8を回動させた場合、カム部材8の第一係合部8aは施錠杆10の係合部10aに係合し、施錠杆10を下方に摺動させ、4個の鉤部10a〜10dを下側に移動させて解錠する。
図5に示すように、支持板3におけるカム部材8の近傍位置には、施錠杆10を施錠位置でロックするためのロック部材16が、枢支ピン16aにより支持板3の内側面に揺動可能に枢支される。このように支持板3に枢支されるロック部材16には、その先端にばね掛け部16cが正面視で左側に突出して形成され、その係止部となるばね掛け部16cと施錠杆10との間にコイルばね9bが掛け渡される。そして、この係止部兼用のばね掛け部16cは、コイルばね9bの付勢力により、施錠杆10の対応位置に設けた係止部10bに係止される側に付勢されている。
したがって、施錠状態において、施錠杆10はロック部材16のばね掛け部16cが係止部10bに進入して係止され、その移動をロックされた状態となる。さらに、ロック部材16の末端には、ロック解除用係合部16bがカム部材8側に突出して形成されている。このロック解除用係合部16bは、シリンダ錠7の解錠操作時にカム部材8が解錠方向に回動したとき、その最初の段階で、第一係合部8aにより押下げられ、ロック部材16は非ロック位置に、つまり図10のようにばね掛け部16cを係止部10bから退出させる。これにより、施錠杆10のロックが解除されて、解錠方向に移動可能となり、その状態で、施錠杆10はカム部材8の回動により下降して解錠が行なわれる。
さらに、図5のように、スイッチ作動杆17が支持板3と施錠杆10の間に摺動可能に配設される。スイッチ作動杆17には、その上部に係合部17aがカム部材8の第二係合部8bと係合可能に設けられ、カム部材8が図3の時計方向に回動したとき、その第二係合部8bが係合部17aに係合し、スイッチ作動杆17は上方に摺動する。スイッチ作動杆17と補助取付板4との間に、コイルばね9dが装着され、スイッチ作動杆17はコイルばね9dにより下方に付勢されている。スイッチ作動杆17の下部には、正面視で左側に突出して作動片17bが設けられ、補助取付板4の下部に非接触スイッチ19が取り付けられ、スイッチ作動杆17が上方に摺動したとき、作動片17bが非接触スイッチ19に作用して、スイッチをオンオフ動作させる構造である。
このように構成された施錠装置は、図9に示すように、スロットマシンの前扉31の内側に、シリンダ錠7の先端を前面に露出させ、第1鉤部11〜第4鉤部14をキャビネット30側に向けた状態で、取付板2と固定ねじを用いて縦に取付けられる。一方、キャビネット30の前開口部の正面視で右側の側壁の内側には、受け金具20が縦に固定される。
受け金具20は、図7、図8に示すように、その本体が縦長の帯状金属板から形成され、特にその長さは、キャビネット30の前開口部の上端から下端まで全体にわたって当接するように長尺に形成され、また、受け金具20の前側には、図8のように、ガード壁25が本体と同じ長さの帯状金属板を本体の前部に張り合わせ、且つ幅を拡幅するように固定されている。このように、受け金具20は2枚の金属板を張り合わせることにより、非常に剛性を高くして幅広に形成され、キャビネット30の縦辺部を補強すると共に、前扉31との間に生じやすい隙間を塞ぐ機能を有している。
さらに、受け金具20には、正面視で左側面に、4個の係止部21,22,23,24が上記施錠杆10の第1鉤部11〜第4鉤部14に対応した位置に、内側に突出して設けられる。また、受け金具20には、上記基枠体1の支持板3の背面側縁部を嵌入させるために、複数のスリット状の嵌入部26が、係止部21〜24の間と係止部21の上方、及び係止部24の下方に、合計6箇所に分かれて形成されている。
これらの嵌入部26は、金属板からなる受け金具本体の一部を階段状に折り曲げ、支持板3の縁部を嵌入可能な凹部を、ガード壁25との間に形成している。ガード壁25は、嵌入部26より前方に突出し、キャビネット30の前縁部と前扉31との間に生じやすい隙間を、ガード壁25により閉鎖するものである。さらに、受け金具20の係止部22の上方には、上述の揺動保持部材15の先端部が前扉31を閉じた際、当接する当接部28が設けられ、キャビネット30に対し前扉31を閉じたとき、揺動保持部材15の先端がこの当接部28に当り、それにより、揺動保持部材15が揺動して施錠杆10の解錠位置保持を解除する。また、受け金具20の下部には、上記支持板3の下部に設けた支持ローラ18が閉鎖時に乗り上げる滑り板27が設けられている。このような受け金具20は、図10のように、ガード壁26がキャビネット30の右側の側壁の前開口縁部を覆うように取り付けられている。
前扉31が閉じられ、施錠された状態においては、図9のように、施錠杆10の第1鉤部11〜第4鉤部14が各々、受け金具20の係止部21,22,23,24に係止され、さらに、基枠体1の支持板3の縁部が、受け金具20の全体にわたり複数形成された嵌入部26に嵌め込まれて、施錠状態となっている。
したがって、4個の第1鉤部11〜第4鉤部14と受け金具20の係止部21,22,23,24の係止により、充分な閉鎖保持力で前扉31を閉鎖すると共に、嵌入部26への支持板3の嵌入により、前扉31側の施錠装置が強固に受け金具20と一体となってロックされる。このため、バールなどの不正工具により前扉31が横方向に大荷重を受けたような場合、施錠装置の基枠体1と受け金具20によりその荷重を受けて、前扉31の変形や隙間の拡大を阻止し、不正解錠を効果的に防止することができる。
また、施錠状態においては、ロック部材16がそのばね掛け部の係止部16aを施錠杆10の係止部10bに係止して施錠杆10の動きをロックするから、仮に不正な針金などを内側に差し込み、施錠杆を動かして不正解錠を行なおうとしても、施錠状態の施錠杆10はロック部材16によりロックされ、不正解錠を防止することができる。
前扉31をキーにより解錠する場合は、キーでシリンダ錠7の錠軸を回し、カム部材8を図3反時計方向に回転させる。このとき、カム部材8の第一係合部8aが、先ずロック部材16の係合部16bに係合して、ロック部材16を図10の如く時計方向に回動させ、ロック部材16の係止部兼用のばね掛け部16cと施錠杆10の係止部10bとの係合を外してロックを解除する。更に、第1係合部8aが施錠杆10の係合部10aと係合してこれを下方へ摺動させ、図10のように、4個の鉤部11〜14を下方に移動させる。
この鉤部11〜14の移動によって、キャビネット30側の受け金具20の各係止部21〜24との係合が外れ、前扉31は開放される。そして、上記のように解錠操作してキャビネット30から前扉31が開放されると、当接部28による揺動保持部材15の先端部の押さえが外れるため、揺動保持部材15がコイルばね9cの付勢力により図10の時計方向に回動する。このとき、揺動保持部材15の係止片15aが取付板2の係止部2aに係止され、図10のように、施錠杆10が解錠位置に保持される。また、ロック部材16は、キーを解錠方向に回したとき、図10のように時計方向に回動した状態となるが、キーを元の位置に戻せば、ロック部材16はコイルばね9bの力により、図11のような状態に戻り、揺動保持部材15及び施錠杆10は解除位置に保持される。
そして次に、開放された前扉31を施錠する場合、前扉31をキャビネット30に対し軽く押して閉じる。このとき、先ず、図11に示す揺動保持部材15の先端がキャビネット30側の受け金具20の当接部28に当接し、図の反時計方向に揺動保持部材15が押されて回動するため、その係止片15aと取付板2の係止部2aとの係合が外れ、同時に前扉31が閉鎖位置に達する。このとき、施錠杆10はその係止が外れるため、コイルばね9aの付勢力によって上方(施錠方向)に移動し、施錠杆10の第1鉤部〜第4鉤部11〜14は、図9、図12のように、受け金具20の係止部21〜24に各々係止され、施錠状態となる。
このように、本発明の施錠装置によれば、施錠杆10に設けた4つの鉤部11〜14が受け金具20の係止部21〜24に係止されるから、従来の2個の鉤部を有した施錠装置に比べ、閉鎖保持力がより増大し、バールなどによる前扉のこじ開けを防止することができる。また、施錠杆10の解錠位置保持機構として揺動保持部材を設け、解錠時に施錠杆10を解錠位置に保持し、前扉の閉鎖時に解錠位置の保持を解除するから、前扉31の閉鎖時に鉤部11〜14と係止部21〜24間の摩擦抵抗が殆ど発生せず、鉤部の数に関わらず、前扉31を軽く閉じることができる。
さらに、受け金具20にはガード壁25が固定されて補強され、施錠時、基枠体1の支持板3の縁部が受け金具10の嵌入部26に嵌入し、施錠装置と受け金具20が一体に組み付いて施錠されるから、その構造は非常に堅強となって、バールなどを使用したこじ開けにより、前扉31に横方向の荷重がかけられても、前扉の横方向のズレは阻止され、こじ開けによる不正解錠を防止することができる。
なお、上記実施形態では、スロットマシンの施錠装置について説明したが、パチンコ機などの他のゲーム機の施錠装置に適用することもできる。また、上記では施錠杆に4個の鉤部を設けたが、3個または5個の鉤部を設けて構成することもできる。
本発明の一実施形態を示す施錠装置の正面図である。 その左側面図である。 その背面図である。 その右側面図である。 施錠装置の分解側面図である。 基枠体1の背面図である。 受け金具20の正面図である。 受け金具20の左側面図である。 使用状態における前扉を施錠した状態の断面付き左側面図である。 使用状態における前扉を開放した状態の断面付き左側面図である。 使用状態における前扉を開放した状態の断面付き左側面図である。 使用状態における前扉を施錠した状態の内側からの斜視図である。
符号の説明
1−基枠体
2−取付板
3−支持板
7−シリンダ錠
8−カム部材
10−施錠杆
11−第1鉤部
12−第2鉤部
13−第3鉤部
14−第4鉤部
15−揺動保持部材
16−ロック部材
20−受け金具
21,22,23,24−係止部
25−ガード壁
26−嵌入部

Claims (4)

  1. 取付板と支持板を設けた基枠体の内側に施錠杆が摺動可能に配設され、該施錠杆には鉤部が背面側に向けて突設され、該取付板の中間部にシリンダ錠がその錠軸を取付板に設けた孔から内側に差込むように固定され、該錠軸の先端に前記施錠杆と係合するカム部材が固定され、前記基枠体の取付板がゲーム機の前扉に縦に取付けられ、キャビネット側に取付けられた受け金具の係止部に前記鉤部が係止されて前扉を施錠するゲーム機の施錠装置において、
    前記施錠杆にはその上部と下部に鉤部が設けられる一方、上部と下部の鉤部の間に間隔をおいて1つまたは複数の鉤部が背面に向けて突設され、前記受け金具には各鉤部が係止される複数の係止部が突設され、解錠時に該施錠杆を解錠位置に保持し、前扉の閉鎖時に該解錠位置の保持を解除する解錠位置保持機構が設けられたことを特徴とするゲーム機の施錠装置。
  2. 前記受け金具はキャビネットの前開口部の略縦全体に位置するように縦長に形成され、該受け金具の側面に、閉鎖時に前記基枠体の支持板の縁部が嵌入する嵌入部が設けられ、閉鎖時に該基枠体の支持板の縁部が該嵌入部に嵌入したとき、該支持板と重なり合って位置するガード壁が該受け金具の正面側に延設されていることを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
  3. 前記解錠位置保持機構は、前記施錠杆に揺動可能に枢支された揺動保持部材と、該揺動保持部材を係止側に付勢するばね部材とから構成され、シリンダ錠によってカム部材が回動し該施錠杆が解錠位置まで摺動したとき、該揺動保持部材の係止片が基枠体の一部に係止されて当該位置を保持することを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
  4. 施錠完了時に前記施錠杆の動きをロックするロック部材が前記基枠体の支持板に取り付けられ、該ロック部材は解錠時、カム部材の回動に応じてロックを解除すること特徴とする請求項1又は2記載のゲーム機の施錠装置。
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