JP2009112327A - 遊技機 - Google Patents

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義智 田中
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Abstract

【課題】本体枠と、該本体枠の前面に前方へ回動可能に軸支された開閉可能な前面枠を備える遊技機において、前面枠を開けて行う不正な行為をより好適に防止することである。
【解決手段】前面枠120の水平方向の開閉状態を検出可能な水平方向検出スイッチ114と、前面枠120の垂直方向の状態を検出可能な垂直方向検出スイッチ115と、を備え、水平方向検出スイッチ114及び垂直方向検出スイッチ115による検出結果に基づき、前面枠120の開閉状態を検出する。
【選択図】図4

Description

本発明は、本体枠と、該本体枠の前面に前方へ回動可能に軸支された開閉可能な前面枠を備える遊技機に関する。
従来、遊技機から遊技球を不正に払い出させるために、前面枠を開放して遊技機裏面側の裏機構盤裏面に備えられる遊技制御装置や払出装置などに対して不正行為が行われる場合があり、このような不正行為を防止するため、前面枠施錠フックが係止状態にあるとき、当該前面枠施錠フックを検出する前面枠開放スイッチを設け、当該前面枠解放スイッチにより、当該前面枠施錠フックが係止状態にあるか否かを検出することによって、本体枠に回動可能に軸支された前面枠が開放しているか否かを検出するパチンコ機が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−33164号公報
しかしながら、前面枠の回動方向における開閉状態のみを検出するだけでは、例えば、前面枠を垂直方向に移動させ、前面枠と本体枠との隙間から針金等を入れること等による不正行為が行われた場合に、その状態を検出してエラー報知することができない。また、前面枠の回動方向における開閉状態のみを検出するような従来の方法では、前面枠が開放されていても、前面枠の開放を検出するスイッチを指等で押えておけば、前面枠の開放状態は検出されず、その間に遊技機裏面側の裏機構盤裏面に備えられる遊技制御装置や払出装置などに不正な行為が行われる可能性がある。
本発明の目的は、本体枠と、該本体枠の前面に前方へ回動可能に軸支された開閉可能な前面枠を備える遊技機において、前面枠を開けて行う不正な行為をより好適に防止することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
本体枠と、該本体枠の前面に前方へ回動可能に軸支され開閉可能な前面枠を備える遊技機において、
前記前面枠の水平方向の開閉状態を検出可能な水平方向検出手段と、
前記前面枠の垂直方向の状態を検出可能な垂直方向検出手段と、
を備え、
前記水平方向検出手段及び前記垂直方向検出手段による検出結果に基づき、前記前面枠の開閉状態を検出することを特徴とする。
なお、「前面枠の垂直方向」とは、前面枠の水平面に対する垂直方向、すなわち前面枠の鉛直方向を意味する。
また、「前面枠の垂直方向の状態」とは、前面枠の垂直方向における位置状態を意味する。
請求項1に記載の発明によれば、前面枠の開閉状態を、前面枠の水平方向の開閉状態だけでなく、垂直方向の状態をも検出することができることとなり、例えば、前面枠を上方に持ち上げ、下側にできた前面枠と本体枠との隙間から針金のような部材を挿入し、前面枠裏面に備えられる排出装置などを操作して不当な出球を得るなどの不正を行おうとしても、当該垂直方向検出手段により、前面枠と本体枠との間に隙間が形成される状態を検出することができるので、例えば、当該隙間が出来た状態を報知すること等によって、前面枠を開けて行う不正な行為をより好適に防止することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、
前記前面枠は、
開放端側の裏面に該前面枠の開閉に連動して作動する係止部を備え、
前記本体枠は、
前記係止部に対応する被係止部を備え、
前記係止部が前記被係止部に係合することで前記前面枠の閉状態が維持されるように構成され、
前記被係止部は、
前記垂直方向検出手段を備え、
前記垂直方向検出手段は、前記被係止部に係合される前記係止部の垂直方向の位置状態を検出することにより、前記前面枠の垂直方向の状態を検出可能であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前面枠の開閉に連動して作動する係止部の垂直方向の位置状態を検出することで、前面枠の垂直方向の状態を検出することができるので、例えば、垂直方向の位置状態をロックするような操作を必要とせず、前面枠の開閉に合わせて自動的に前面枠の垂直方向の位置状態を検出することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の遊技機であって、
前記前面枠は、
複数の前記係止部を備え、
前記本体枠は、
複数の係止部に対応する複数の被係止部を備え、
複数の前記被係止部のうち、少なくとも一の被係止部は、前記垂直方向検出手段を備え、
前記垂直方向検出手段を備える被係止部を含む複数の被係止部を一体的に形成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、垂直方向検出手段を備える被係止部を含む複数の被係止部を一体的に形成することで、組み付け等による被係止部間の誤差が無く、一方だけ係止され、他方が係止されないという不都合を好適に防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の遊技機であって、
前記係止部は、該前面枠の開閉に連動して垂直方向に作動するように構成され、
前記垂直方向検出手段を備える被係止部に対応する前記前面枠の係止部が垂直方向に作動した場合に前記垂直方向検出手段を保護する垂直方向に立設した保護壁を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、垂直方向検出手段を保護する垂直方向に立設した保護壁を備えたので、前面枠の係止部が垂直方向に作動した場合に当該係止部が垂直方向検出手段を破損することを好適に防止することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか一項に記載の遊技機であって、
前記本体枠は、
少なくとも開放端側の側方部上部を、金属部材で構成し、
前記側方部上部の水平断面を略コ字状に形成するとともに、該側方部上部の端部を内側に曲げることで空間部を形成し、
前記空間部に前記垂直方向検出手段からの配線を通したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、本体枠の金属部分の断面を略コ字状に形成し、端部を内側に曲げることにより形成した空間部に、本体枠側に垂直方向検出手段からの配線を通すことができ、当該配線を保護することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5の何れか一項に記載の遊技機であって、
前記水平方向検出手段及び前記垂直方向検出手段による検出結果の入力タイミングパターンが予め設定された所定のタイミングパターンと一致するか否かを判定する検出タイミング判定手段と、
前記検出タイミング判定手段により入力タイミングパターンが予め設定された所定のタイミングパターンと一致しないと判定された場合、エラー報知を行う報知制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、水平方向検出手段及び垂直方向検出手段による検出結果の入力タイミングパターンが予め設定された所定のタイミングパターンと一致するか否かによって、正常な場合における前面枠の閉止状態を好適に検出することができる。また、水平方向検出手段及び垂直方向検出手段による検出結果の入力タイミングパターンが予め設定された所定のタイミングパターンと一致しない場合には、エラー報知を行うことによって、前面枠の開閉行為が不正か否かを確実に判断して報知することができる。
本発明によれば、前面枠の開閉状態を、前面枠の水平方向の開閉状態だけでなく、垂直方向の状態をも検出することができることとなり、例えば、前面枠を上方に持ち上げ、下側にできた前面枠と本体枠との隙間から針金のような部材を挿入し、前面枠裏面に備えられる排出装置などを操作して不当な出球を得るなどの不正を行おうとしても、当該垂直方向検出手段により、前面枠と本体枠との間に隙間が形成される状態を検出することができるので、例えば、当該隙間が出来た状態を報知すること等によって、前面枠を開けて行う不正な行為をより好適に防止することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について説明を行う。
図1,2に示すように、本実施形態の遊技機100は、矩形枠状に構成された本体枠110を備え、本体枠110の前面側には、該本体枠110に対して前方向へ扉状に回動可能に矩形枠状の前面枠120が軸着されている。また、前面枠120は、当該前面枠120に備えられる各種部材等の取付用のベースとなる前面枠本体130と、当該前面枠本体130に対して、その前面側に回動可能に軸支されたクリア部材保持枠140と、クリア部材保持枠140の下側に取り付けられた発射操作を行うための発射操作ユニット150とを有する。
本体枠110は、図3に示すように、前面側から見て右側の右辺が金属製とされ、上辺及び左辺は木製で構成され、夫々の辺は互いに接合金具Fによって組み付けられている。これによって、前面側から見て右辺である側板部110bにおいては、強度を保ったまま厚みを薄くできるようになっている。また、この金属製の側板部110bの内周には、施錠装置160により前面枠120を本体枠110に対して回動できない状態に施錠するための被係止部111が設けられている。具体的には、被係止部111は、側板部110bの上側から順に、上被係止部111aと、中被係止部111cと、下被係止部111bと、を備えている。そして、このような被係止部111を備えた本体枠110に、矩形枠状の前面枠120が、前面側から見て左側の側部が該本体枠110に対して前方向へ扉状に回動可能となるように軸着されている。
図4,5の本体枠110の部分拡大図に示すように、上被係止部111a及び中被係止部111cは、側板部110bに固定された取付ベース部材118に取り付けられた状態で一体的に本体枠110に取り付けられている。
図6(a),(b)に示すように、取付ベース部材118は、柱体形状をなしており、側板部110bに対向する面と反対の面の上部には、上被係止部111aを取り付けるための上被係止部材側係合突起118aと、上被係止部111aを取り付ける際のビス止め孔118bと、上被係止部111aに備えられた係合片部111a3を係合させるための溝部118cを備え、また、側板部110bに対向する面には、本体枠110に係合させるための取付ベース部材側係合突起118dを備えている。
また、上被係止部111aは、取付ベース部材118の上被係止部材側係合突起118aと係合する係合孔及びビス止め孔を有する平板状のベース部111a1と、ベース部111a1の前側の側端から本体枠110の内方に垂設されたフック部111a2と、ベース部111a1の後側の側端から本体枠110の外方に突出して取付ベース部材118の溝部118cと係合する係合片部111a3を備えている。
また、中被係止部111cは、上端部の前端に傾斜面111dを備える柱体形状をなしており、傾斜面111dの後方に中係止部184bの垂直方向の位置状態を検出する垂直方向検出手段としての垂直方向検出スイッチ115を備えている。
垂直方向検出スイッチ115は、図5の部分拡大図に示すように、押しボタン式スイッチであり、中係止部184bが前面枠120の開閉に連動して作動した際、中係止部184bが垂直方向検出スイッチ115を押圧するか否かにより、前面枠120の垂直方向の状態を検出する。また、中被係止部111cには、垂直方向検出スイッチ115の押圧をガイドするとともに垂直方向検出スイッチ115を保護するための保護壁117が垂直方向検出スイッチ115の周囲に垂直方向に立設されている。
また、図3〜5に示すように、本体枠110は、側板部110bと連結部材112を介して連結された上板部110a内側面に、前面枠120の回動における位置状態を検出する水平方向検出手段としての水平方向検出スイッチ114を備えている。
水平方向検出スイッチ114は、図5の部分拡大図に示すように、垂直方向検出スイッチと同様に、押しボタン式スイッチであり、前面枠120が回動して本体枠110方向に押し込まれ、前面枠120の裏面上部が水平方向検出スイッチ114を押圧か否かにより、前面枠120の回動方向(水平方向)の開閉状態を検出する。また、本体枠110には、水平方向検出スイッチ114の押圧をガイドするとともに水平方向検出スイッチ114を保護するための垂直断面が略コ字状を形成する保護壁116が水平方向検出スイッチ114の周囲に立設されている。
また、本体枠110の側板部110bの水平断面は、例えば、図7に示すように、略コ字状に形成され、端部が内側に略90度折り曲げられ更にその端部が内側に略90度折り曲げられることにより、空間部119が形成されており、該空間部119に水平方向検出スイッチ114,垂直方向検出スイッチ115からの配線114a,115aを通すことができるようになっている。
前面枠本体130は、図2に示すように、矩形枠状の本体枠110の前面側をちょうど覆うような概略矩形板状に構成され、裏面側から見た右側の側部が本体枠110に対して前方向へ扉状に回動可能となるように軸着されている。また、図8に示すように、このように軸着される前面枠本体130の開放端側となる裏面側から見た左側の側部には施錠装置160が設けられている。また、前面枠本体130の中央から上端部にわたる部分には、図示しない遊技盤を嵌め込んで収容するための方形状の開口部131が形成されている。そして、前面枠本体130に収容された遊技盤の前面が前面枠本体130の開口部131から前側に臨むようになっている。すなわち遊技盤は、前面枠本体130に嵌め込まれることで前面枠120に取り付けられている。
この前面枠本体130の遊技盤が嵌め込まれる開口部131、すなわち、前面枠本体130の中央より少し下側から上端部にわたる部分には、図2に示すように、前面枠本体130の前側を覆うようにクリア部材保持枠140が配置されている。そして、遊技盤の前面とクリア部材保持枠140に嵌め込まれたクリア部材としてのガラス板141との間であって、図示しない遊技盤の前面に設けられたガイドレールに囲まれた部分が、遊技球が発射されて流下する遊技領域とされ、この遊技領域内に遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。すなわち、クリア部材保持枠140において、遊技機100の前側からガラス板141を介して遊技盤の前面側の少なくとも遊技領域の部分が視認可能となっている。
図1,2に示すように、クリア部材保持枠140は、一方の側部(遊技機100の前面側から見て左側の側部)が前面枠本体130の一方の側部に回動可能に軸支されて扉状に開閉自在とされ、クリア部材保持枠140を開くことにより、遊技盤の前面側の遊技領域の前側を開放可能となっている。また、クリア部材保持枠140の前面であって、ガラス板141が固定されて遊技領域を視認可能とする部分の周囲には、枠装飾装置としての装飾ランプ・LED144、音声を出力するスピーカ145,145、前面枠が不正に開閉された場合に報知されるエラー報知LED146、前面枠の開放状態を報知する前面枠開放状態報知LED147、などが設けられている。また、前面枠本体130に軸着されたクリア部材保持枠140の開放端側となる前面側から見て右側の端部の前面には、施錠装置160のシリンダ錠175の前端が配され、この前端には鍵穴が形成されている。
また、前面枠本体130の前面側のクリア部材保持枠140の下側には、発射操作ユニット150が取り付けられている。発射操作ユニット150は、左右側部のうちの一側部となる左側部を前面枠本体130に軸着されて、左右方向に回動して開閉自在な開閉パネル151とその下の下部パネル152とからなる。開閉パネル151は、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置に遊技球を送る上皿153を有している。この上皿153の周囲には、遊技者が操作可能な演出用ボタン(図示略)が設けられている。また、開閉パネル151の下側の下部パネル152には、上皿153に収容しきれない遊技球を収容する下皿154が設けられている。また灰皿155や、遊技領域に向けての遊技球の発射操作を行うとともに、発射勢を調節するための操作ハンドル156、音声を出力するスピーカ157などが設けられている。
また、図2に示すように、前面枠本体130の裏面側には、遊技機100としての諸機能を実現するための機構として、例えば、島設備より供給される遊技球を貯留する貯留タンク(図示略)や、球貸要求に応じた球排出や賞球排出を行う排出装置102や、遊技盤に設けられた各種入賞口へ入賞して回収された遊技球や何れの入賞口にも入賞せずにアウト口から回収された遊技球を機外の回収球搬送路へ導く遊技球回収機構などが設けられている。また、球排出や打球の発射制御を行う排出・発射制御装置103、各部へ所定の電源を供給する電源装置104等が設けられている。なお、遊技盤に設けた遊技装置の動作制御などを行うことで遊技の進行を統括的に制御する遊技制御装置は、遊技盤の裏面に取り付けられている。
図2,8に示すように、前面枠本体130の裏面の開放端側に取り付けられる施錠装置160は、図9,10に示すように、前面枠本体130に固定されるベース部材161と、該ベース部材161に取り付けられた機構部170、不正防止カバー190とを備える。この施錠装置160は、本体枠110に対する前面枠120の施錠、解錠や、前面枠本体130に対するクリア部材保持枠140の施錠、解錠を行うためのものである。
図9に示すように、ベース部材161は、前壁部161aと、該前壁部161aの側端に垂直に形成された側壁部161bとを備えるL字状の部材で、機構部170や不正防止カバー190を所定の位置に取り付けるための位置決め部や固定部などが多数形成されている。このL字状のベース部材161は、前壁部161aにおける、側壁部161bが延出する面の裏面が左右方向に沿うように前面枠本体130の裏面に密着するように配されて、側壁部161bが前壁部161aにおける前面枠本体130の中央側の側端から、前後方向に沿って後方に延出するようになっている。また、前壁部161aと側壁部161bの接合部分が上下方向に沿って配されるようになっており、前壁部161a及び側壁部161bは垂直に配されるようになっている。
機構部170は、該機構部170をベース部材161に固定する上係止支持部材171、下係止支持部材172と、本体枠110に対して前面枠120を施錠する前面枠施錠部180と、前面枠本体130に対してクリア部材保持枠140を施錠するクリア部材保持枠施錠部174と、前面枠施錠部180及びクリア部材保持枠施錠部174の施錠を解除するためのシリンダ錠175とを備える。
上係止支持部材171は、機構部170の上端部に設けられており、前壁部161aの裏面に固定する固定部171aを備えるとともに、側壁部161bに沿って配されて後述する上係止部181を支持する支持部171bを備える。また、下係止支持部材172は、機構部170の下端部に設けられており、前壁部161aの裏面に固定する固定部172aを備えるとともに、側壁部161bに沿って配されて後述する下係止部182を支持する支持部172bを備える。
前面枠施錠部180は、本体枠110に設けられた被係止部111に係合する上係止部181及び下係止部182と、上係止部181及び下係止部182を連動して解錠動作するための連動部183とを備える。上係止部181は、本体枠110に設けられた被係止部111に係合する切欠き状の係合凹部181aと、上係止支持部材171により回動可能に軸支される軸支部181b、該軸支部181bを軸支する軸と平行な軸を介して連動部183の上側部分をなす上連動部184の上端と回動可能に接続される接続部181cとを備える。
図11(a)に示すように、この上係止部181は、上係止支持部材171がベース部材161に固定された状態では、ベース部材161の側壁部161bに沿って前方から軸支部181b、接続部181c、係合凹部181aの順に並ぶように配されている。そして、接続部181cに接続した上連動部184を動作することで、軸支部181bを中心に上下に回動可能となっている。この上係止部181に形成された係合凹部181aは、上係止部181の一側端である下端部に、上被係止部111aを受け入れる受入開口部181dが開口する凹部で、側壁部161bの後端よりも後方に位置するように配される。このような係合凹部181aを備えることで上係止部181は、本体枠110に設けられた上被係止部111aに対して上側から係合可能となっている。
また、軸支部181bを中心に上下に回動可能となっている上係止部181の回動範囲は、係合凹部181aが上被係止部111aと係合可能な係合可能位置と、係合凹部181aが上被係止部111aと係合不能な非係合位置との間とされている。
図11,13に示すように、係合可能位置は、例えば、上下の回動範囲における下端の位置であって、係合凹部181aの受入開口部181dが、上被係止部111aの上端部よりも下側となるような位置である。
また、図12に示すように、非係合位置は、例えば、上下の回動範囲における上端の位置であって、係合凹部181aの受入開口部181dにおける上被係止部111aに近い側の端部である後端181eが、上被係止部111aの上端部よりも上側となるような位置である。
また、上係止部181の自由端側である後端部には、前方に向かって下る傾斜面である後端傾斜部181fが形成されている。この後端傾斜部181fの上端(後端)は、上係止部181が係合可能位置にある状態で、上被係止部111aの上端よりも上側に位置し、後端傾斜部181fの下端(前端)は受入開口部181dの後端181eに接続するように形成されている。この後端傾斜部181fによって、後述するように、前面枠120の閉鎖時において受入開口部181dの後端181eが上被係止部111aを乗り越えるように案内され、上係止部181と上被係止部111aとが係合するようになる。
また、図9、10に示すように、下係止部182は上係止部181と同様の構成を有しており、本体枠110に設けられた被係止部111に係合する切欠き状の係合凹部182aと、下係止支持部材172により回動可能に軸支される軸支部182b、該軸支部182bを軸支する軸と平行な軸を介して連動部183の下側部分をなす下連動部186の下端と回動可能に接続される接続部182cとを備える。
この下係止部182は、下係止支持部材172がベース部材161に固定された状態では、ベース部材161の側壁部161bに沿って前方から軸支部182b、接続部182c、係合凹部182aの順に並ぶように配されている。そして、接続部182cに接続した下連動部186を動作することで、軸支部182bを中心に上下に回動可能となっている。この下係止部182に形成された係合凹部182aは、下係止部182の一側端である下端部に、下被係止部111bを受け入れる受入開口部182dが開口する凹部で、側壁部161bの後端よりも後方に位置するように配される。このような係合凹部182aを備えることで下係止部182は、本体枠110に設けられた下被係止部111bに対して上側から係合可能となっている。
また、軸支部182bを中心に上下に回動可能となっている下係止部182の回動範囲は、係合凹部182aが下被係止部111bと係合可能な係合可能位置と、係合凹部182aが下被係止部111bと係合不能な非係合位置との間とされている。係合可能位置は、上下の回動範囲における下端の位置であって、係合凹部182aの受入開口部182dが、下被係止部111bの上端部よりも下側となるような位置である。また、非係合位置は、上下の回動範囲における上端の位置であって、係合凹部182aの受入開口部182dにおける下被係止部111bに近い側の端部である後端182eが、下被係止部111bの上端部よりも上側となるような位置である。
また、下係止部182の後端部には、前方に向かって下る傾斜面182fが形成されている。この傾斜面182fの上端(後端)は、下係止部182が係合可能位置にある状態で、下被係止部111bの上端よりも上側に位置し、傾斜面182fの下端(前端)は受入開口部182dの後端182eに接続するように形成されている。この傾斜面182fによって、後述するように、前面枠120の閉鎖時において受入開口部182dの後端182eが下被係止部111bを乗り越えるように案内され、下係止部182と下被係止部111bとが係合するようになる。
図9に示すように、連動部183は、上部に配される上連動部184と、該上連動部184の下部に接続する中連動部185と、該中連動部185の下部に接続する下連動部186とからなり、側壁部161bに沿うように上下方向に沿って配されている。
上連動部184は、上端が上述したように上係止部181の接続部181cと軸を介して接続している。また、下端には上下に延在する長孔184aが形成されており、この長孔184aに中連動部185側に形成された接続軸185aを挿通することで中連動部185とスライド可能に接続されている。この上連動部184と中連動部185の接続部は、上係止部181が係合可能位置にある状態では、長孔184aの上端に接続軸185aが位置するようになっている。よって、この状態から、中連動部185を上方に動作することで、上連動部184を上方に動作でき、上係止部181を非係合位置に回動できるようになっている。
また、上連動部184の後端部には、本体枠110に設けられた被係止部111に対して上側から係合可能な板状の中係止部184bが形成されている。なお、被係止部111のうち、中係止部184bが係合する被係止部111が中被係止部111cをなす。この中係止部184bは上連動部184を動作することで上下動するものであり、その移動範囲は、中係止部184bが中被係止部111cと係合可能な係合可能位置と、中係止部184bが中被係止部111cと係合不能な非係合位置との間とされている。係合可能位置は、上下の移動範囲における下端の位置であって、中係止部184bの下端が中被係止部111cの上端部よりも下側となるような位置である。また、非係合位置は、上下の移動範囲における上端の位置であって、中係止部184bの下端が中被係止部111cの上端部よりも上側となるような位置である。よって、中連動部185を上方に動作して上連動部184を上方に動作することで、中係止部184bが非係合位置に移動するようになっている。
下連動部186は、下端が上述したように下係止部182の接続部182cと軸を介して接続している。また、上端には上下に延在する長孔186aが形成されており、この長孔186aに中連動部185側に形成された接続軸185bを挿通することで中連動部185とスライド可能に接続されている。この下連動部186と中連動部185の接続部は、下係止部182が係合可能位置にある状態では、長孔186aの上端に接続軸185bが位置するようになっている。よって、この状態から、中連動部185を上方に動作することで、下連動部186を上方に動作でき、下係止部182を非係合位置に回動できるようになっている。
中連動部185は上述したように、上端に上連動部184と接続するための接続軸185aが延在方向に対して垂直に形成され、下端に下連動部186と接続するための接続軸185bが延在方向に対して垂直に形成されている。また、中連動部185における後述のシリンダ錠175に隣接して配される位置には、シリンダ錠175のカム175dに形成された第1係合部と係合する第1カム係合部185cが形成されている。
このような連動部183は、外部から力が加わっていない状態では、上係止部181、下係止部182、上連動部184の中係止部184bが、本体枠110に設けられた被係止部111に係合可能な係合可能位置に位置するように、図示しない付勢手段により付勢されている。そして、この状態から後述するシリンダ錠175のカム175dに形成された第1係合部が、第1カム係合部185cを上方に押し上げることで中連動部185が上方へ動作し、これに伴い中連動部185に接続した上連動部184と下連動部186も上方に動作する。そして、図12に示すように、上係止部181、下係止部182(図示省略)、上連動部184の中係止部184bが、本体枠110に設けられた被係止部111と係合不能な非係合位置に移動する。これにより、本体枠110に設けられた被係止部111との係合が解除され、前面枠120を本体枠110に対して開放することができるようになっている。
なお、上連動部184と中連動部185の接続部187は、上係止部181が被係止部111に係合している状態では長孔184aの上端に接続軸185aが位置しており、この状態で上係止部181を非係合位置に回動(上連動部184を上方へ移動)しても、接続軸185aに対して長孔184aが上方に移動するため上連動部184、中係止部184bのみが非係合位置に移動することとなる。また、下連動部186と中連動部185の接続部188も、下係止部182が被係止部111に係合している状態では長孔186aの上端に接続軸185bが位置しており、この状態で下係止部182を非係合位置に回動(下連動部186を上方へ移動)しても、接続軸185bに対して長孔186aが上方に移動するため下連動部186のみが非係合位置に移動することとなる。
つまり、中連動部185を上方に動作した場合のみ上連動部184と下連動部186が同時に上方へ移動して、上係止部181、下係止部182を非係合位置に回動する。これにより、上係止部181、下係止部182、上連動部184の中係止部184bと、本体枠110に設けられた被係止部111との係合が同時に解除され、前面枠120を本体枠110に対して開放することができるようになっている。よって、不正に上連動部184や上係止部181が操作されても、上係止部181と、上連動部184に形成された中係止部184bの係合が解除されるが、下係止部182の係合は解除されず、前面枠120を本体枠110に対して開放することができないようになっている。同様に、不正に下連動部186や下係止部182が操作されても、下係止部182の係合が解除されるが、上係止部181と、上連動部184に形成された中係止部184bの係合は解除されず、前面枠120を本体枠110に対して開放することができないようになっている。
また、後述するように、本体枠110に対して開放した状態の前面枠120を、本体枠110方向に押し込めば、上係止部181、下係止部182、上連動部184の中係止部184bが、本体枠110に設けられた被係止部111と係合し、自動的に施錠された状態となる。このとき、接続部187,188を備えることで、上連動部184と下連動部186が独立して動作可能であるので、上係止部181および中係止部184bと、下係止部182と、が独立して(異なるタイミングで)被係止部111と係合可能となる。
すなわち、連動部183が、シリンダ錠175と複数の係止部(上係止部181、下係止部182)とを接続するように配され、シリンダ錠175の解錠操作に応じて全ての係止部を非係合位置に回動させる解錠伝達機構をなす。また、上連動部184と中連動部185の接続部187、下連動部186と中連動部185の接続部188が、一の係止部が操作されて非係合位置へ回動されても、他の係止部が連動して非係合位置に回動しないようにする伝達遮断機構をなす。
クリア部材保持枠施錠部174は、連動部183に沿って上下に延在するように配される本体部174aと、該本体部174aに形成され、クリア部材保持枠140に設けられた被係合部に係合するクリア部材保持枠係止部174bと、を備える。
クリア部材保持枠係止部174bは、本体部174aの前端部から前方へ延出するように形成されており、前壁部161aに形成されたスリット状の貫通孔162を貫通して、前面枠本体130の前方へ延出するように配されるようになっている。そして、前面枠本体130の前方へ延出する部分には、クリア部材保持枠140に設けられた被係合部(図示略)に対して下側から係合するように上方に開口する切欠き状の係合部174cが形成されている。また、本体部174aにおける後述のシリンダ錠175に隣接して配される位置であって、連動部183の第1カム係合部185cに隣接して配される部分には、シリンダ錠175のカム175dに形成された第2係合部と係合する第2カム係合部174dが形成されている。
このようなクリア部材保持枠施錠部174は、外部から力が加わっていない状態では、クリア部材保持枠係止部174bがクリア部材保持枠140に設けられた被係合部に係合可能な状態となるように、図示しない付勢手段により付勢されている。そして、この状態から、後述するシリンダ錠175のカム175dに形成された第2係合部が、第2カム係合部174dを下方に押し下げることで下方に動作し、クリア部材保持枠係止部174bとクリア部材保持枠140に設けられた被係合部との係合が解除され、クリア部材保持枠140を前面枠本体130に対して開放できるようになっている。
また、本体部174aの後端部であって上下方向の中央部分には、クリア部材保持枠開放操作部174eが形成されている。このクリア部材保持枠開放操作部174eは、中連動部185の後端部に形成された切欠き状の配設部185dに配設され、前面枠120の裏面側からクリア部材保持枠施錠部174を操作可能とするもので、本体枠110に対し前面枠120を開放した状態においてクリア部材保持枠140を前面枠120に対して開放する際に使用する。また、このクリア部材保持枠開放操作部174eに対して、前面枠本体130の開放端側となる側方と上下を覆うようにカバー部材176が設けられている。さらに、クリア部材保持枠開放操作部174eの後方には、後述する中央部不正防止カバー192が取り付けられるようになっており、クリア部材保持枠開放操作部174eに対する不正な操作を防止するようになっている。
シリンダ錠175は、前端に鍵穴が形成されたシリンダ部175aと、前壁部161aに固定するための固定部175cと、前面枠施錠部180の第1カム係合部185c及びクリア部材保持枠施錠部174の第2カム係合部174dと係合するカム175dと、解錠可能な鍵を変更するためのリセット操作部材175eとを備える。
シリンダ部175aは、前壁部161aに形成されたシリンダ部挿通部163に裏面側から挿通されて前面枠本体130の前方へ延出し、前端が前面枠120の前端に位置するようになっている。また、シリンダ部175aの後端部に形成された固定部175cがシリンダ部挿通部163の周縁に係止されることで、シリンダ部175aが所定の前後位置に配されるようになっている。そして、この固定部175cを前壁部161aの裏面に固定することでシリンダ錠175がベース部材161に固定されるようになっている。
また、シリンダ部175aの前端には鍵穴が形成されており、予め設定された鍵を鍵穴に挿入して回すことで、シリンダ錠175の裏面に設けられたカム175dが同じ方向へ回るようになっている。このカム175dは、前面枠施錠部180及びクリア部材保持枠施錠部174が配された側である側壁部161b側に延出するように形成されている。上述したように、前面枠施錠部180及びクリア部材保持枠施錠部174は重なって配されており、カム175dには延出幅が短い第1係合部と、延出幅の長い第2係合部が形成されている。そして、第1係合部はシリンダ錠175側から見て手前側に位置する前面枠施錠部180の第1カム係合部185cに係合可能であり、第2係合部は奥側に位置するクリア部材保持枠施錠部174の第2カム係合部174dに係合可能となっている。
第1係合部は、鍵穴に挿入した鍵を前面側から見て時計回り方向に回すことで上方へ回動し、前面枠施錠部180に形成された第1カム係合部185cの上側の周縁に係合して中連動部185を上方に押し上げるようになっている。このとき、第2係合部は他の部分と係合しないようになっている。これにより、本体枠110に対して前面枠120を開放可能となる。また、第2係合部は、鍵穴に挿入した鍵を前面側から見て反時計回り方向に回すことで下方へ回動し、クリア部材保持枠施錠部174に形成された第2カム係合部174dの下側の周縁に係合して本体部174aを下方に押し下げるようになっている。このとき、第1係合部は他の部分と係合しないようになっている。これにより、前面枠本体130に対してクリア部材保持枠140を開放可能となる。
リセット操作部材175eは、前壁部161aに取り付けられるシリンダ錠175の裏面上部に配され、下方に押下可能なスイッチである。このリセット操作部材175eは、解錠可能な鍵を変更する際に用いるもので、新たに設定する鍵を鍵穴に挿入し、リセット操作部材175eを下方に押下した状態で鍵を回すことで、解錠可能な鍵がその鍵に変更される。
図9に示すように、機構部170の後方側には、機構部170に対する不正な操作を防止するための不正防止カバー190が取り付けられている。この不正防止カバー190は、上連動部184と中連動部185の接続部187の近傍を覆う上部不正防止カバー191と、クリア部材保持枠開放操作部174eを覆う中央部不正防止カバー192と、下連動部186と中連動部185の接続部188や、シリンダ錠175のカム175d、カム175dと係合する第1カム係合部185c、第2カム係合部174dなどを覆う下部不正防止カバー193とからなる。
上部不正防止カバー191は、上連動部184と中連動部185の接続部187における前面枠本体130の開放端側となる側方と、上下及び後方を覆うようになっている。これにより、上連動部184と中連動部185の接続部187は、上部不正防止カバー191とベース部材161の前壁部161a及び側壁部161bにより周囲が囲まれ、前面枠120と本体枠110の間などから不正に挿入された異物による操作ができないようになっている。
また、中央部不正防止カバー192は、カバー部材176とともに、クリア部材保持枠開放操作部174eにおける前面枠本体130の開放端側となる側方と、上下及び後方を覆うようになっている。これにより、クリア部材保持枠開放操作部174eは、中央部不正防止カバー192とカバー部材176、ベース部材161の前壁部161a及び側壁部161bにより周囲が囲まれ、前面枠120と本体枠110の間などから不正に挿入された異物による操作ができないようになっている。なお、クリア部材保持枠開放操作部174eを操作する場合にはこの中央部不正防止カバー192を取り外して操作することで操作可能となる。
下部不正防止カバー193は、シリンダ錠175のカム175dや、カム175dと係合する第1カム係合部185c、第2カム係合部174dにおける前面枠本体130の開放端側となる側方と、上下及び後方を覆う第1周囲壁193aを備えている。この第1周囲壁193aとベース部材161の前壁部161a及び側壁部161bにより、シリンダ錠175のカム175d、カム175dと係合する第1カム係合部185c、第2カム係合部174dの周囲が囲まれる。これにより前面枠120と本体枠110の間などから不正に挿入された異物による操作ができないようになっている。
また、第1周囲壁193aは、第1カム係合部185c、第2カム係合部174dの下方に位置する下連動部186と中連動部185の接続部188における、前面枠本体130の開放端側となる側方と、上方及び後方の一部も覆うようになっている。これにより、下連動部186と中連動部185の接続部188が第1周囲壁193aとベース部材161の前壁部161a及び側壁部161bにより周囲が囲まれ、前面枠120と本体枠110の間などから不正に挿入された異物による操作ができないようになっている。
また、第1周囲壁193aにおけるシリンダ錠175のカム175dや、カム175dと係合する第1カム係合部185c、第2カム係合部174dの上側を覆う上面であって、シリンダ錠175の裏面上部に設けられたリセット操作部材175eの上方となる位置には、リセット操作部材175eを操作するための操作部193bが形成されている。
この操作部193bは、第1周囲壁193aの上面における前端から後方へ向けて二本の平行な切り込みを形成することによって、後端のみが接続するように形成された板状の部分で、この接続部分を中心に上下に撓むようになっている。これにより、下部不正防止カバー193を取り付けた状態でもリセット操作部材175eを操作可能となる。
また、下部不正防止カバー193には、操作部193bが形成された第1周囲壁193aの上面に対する前面枠本体130の開放端側となる側方と上方を覆うように、第2周囲壁193eが形成されている。そして、第2周囲壁193eと、ベース部材161の前壁部161a及び側壁部161bにより、操作部193bが形成された第1周囲壁193aの上方に、後方から略指一本が挿入可能な操作空間193fが形成され、操作部193bの操作を可能とするとともに、不正な操作を防止するようになっている。
以上のような施錠装置160においては、シリンダ錠175の鍵穴に所定の鍵を挿入し、時計回り方向に回せば本体枠110に対する前面枠120の係止が解除され、反時計回り方向に回せば前面枠本体130に対するクリア部材保持枠140の係止が解除される。また、前面枠本体130に対して開放した状態のクリア部材保持枠140を、前面枠本体130方向に押し込めば、クリア部材保持枠係止部174bがクリア部材保持枠140に設けられた被係合部を乗り越えて下側から係合し、自動的に施錠された状態となる。
さらに、以上のような施錠装置160においては、本体枠110に対して開放した状態の前面枠120を、本体枠110方向に押し込めば、上係止部181、下係止部182、上連動部184の中係止部184bが、本体枠110に設けられた被係止部111と係合し、自動的に施錠された状態となる。
図11(a)に示すように、本体枠110に対して前面枠120を開放した状態では、上係止部181、下係止部182(図示省略)、上連動部184に形成された中係止部184bは、図示しない付勢部材によって付勢されて係合可能位置に位置するようになっている。この状態から前面枠120を本体枠110方向に回動させると、上係止部181は、その後端の後端傾斜部181fが上被係止部111aの上端部の前端に当接する。また、上連動部184に形成された中係止部184bの下端部は、中被係止部111cの上端部の前端に形成された傾斜面111dに当接する。または、中係止部184bは上係止部181に連動するため傾斜面111dに当接せずに傾斜面111dを越える。
そして、図12に示すように、さらに前面枠120を本体枠110方向に押し込むことで、上係止部181と上被係止部111aとの接点は上係止部181における前方へ移動するが、上係止部181の後端に形成された後端傾斜部181fは前方へ向かって下る傾斜面であるため、上係止部181は上方に回動する。また、上係止部181と上連動部184は連動して動作するので、上連動部184に形成された中係止部184bは連動して上方へ動作することとなり、中係止部184bは、中被係止部111cに形成された傾斜面111dに沿って移動することで上方へ移動する。ただし、伝達遮断機構をなす接続部187により、下係止部182は連動して動作しないようにされている。また、上係止部181は付勢部材によって係合可能位置となる方向に付勢されているので、上方への動作は付勢部材の付勢力に抗して動作することとなる。
そして、図12に示すように、上係止部181の後端傾斜部181fの下端(前端)は受入開口部181dの後端181eに連続しており、上被係止部111aと後端傾斜部181fとの接点が後端傾斜部181fの下端(前端)を越えることで、受入開口部181dの後端181eが上被係止部111aの上端部よりも上側に達することとなる。すなわち、上係止部181が非係合位置に達することとなる。これにより、受入開口部181dの後端181eが上被係止部111aの上端部を乗り越え、上被係止部111aの上端部の後端よりも後方に移動することが可能となる。またこのとき、上連動部184の中係止部184bもその下端が中被係止部111cの上端を乗り越え、中被係止部111cの後端よりも後方に移動可能となる。
そして、図13に示すように、受入開口部181dの後端181eが上被係止部111aの上端部の後端よりも後方に移動すると、上被係止部111aが係合凹部181a内に導入可能となる。上係止部181は付勢部材により係合可能位置となる方向へ付勢されているので、この状態となると、付勢部材の付勢力により上係止部181が係合可能位置に戻り、係合凹部181a内に上被係止部111aが挿入された状態となる。すなわち、上係止部181と上被係止部111aが係合した状態となる、また、上係止部181が係合可能位置に戻ることで、中係止部184bも係合可能位置に戻り、中係止部184bと中被係止部111cとが係合した状態となる。また、このとき、中係止部184bは、中被係止部111cの後方に備えられた垂直方向検出スイッチ115を押圧した状態となり、前面枠120が垂直方向において閉状態であることを検出することができる。
下係止部182においても上係止部181と同様に、本体枠110に対して開放した状態の前面枠120を本体枠110方向に回動させることで、その後端に形成された前方へ向かって下る傾斜面182fが下被係止部111bの上面部の前端に当接する。さらに前面枠120を本体枠110方向に押し込むことで、下係止部182と下被係止部111bとの接点は下係止部182における前方へ移動し、下係止部182は付勢部材の付勢力に抗して上方に回動する。そして、下被係止部111bと傾斜面182fとの接点が傾斜面182fの下端(前端)を越えることで、受入開口部182dの後端182eが下被係止部111bの上端部よりも上側に達する非係合位置となる。これにより、受入開口部182dの後端182eが下被係止部111bの上端部を乗り越えて、下被係止部111bの上端部の後端よりも後方に移動可能となる。下係止部182は付勢部材により係合可能位置となる方向へ付勢されているので、受入開口部182dの後端182eが下被係止部111bの上端部の後端よりも後方に移動すると、付勢部材の付勢力により下係止部182が係合可能位置に戻り、係合凹部182a内に下被係止部111bが挿入された状態となる。すなわち、下係止部182と下被係止部111bが係合した状態となる。
<遊技機の制御系>
次に、以上のような遊技機100の制御系について説明する。
図14に示すように、遊技機100は、その制御系として遊技の進行を制御する遊技制御装置30(メイン制御装置)、この遊技制御装置30の制御下で各種の演出に関する制御を行う演出制御装置40(サブ制御装置)を備えている。
遊技制御装置30は、CPU30a、RAM30b、ROM30c等を備える遊技用マイクロコンピュータ、入出力インタフェース(入出力I/F)31、クロック(発振器;CLK)32等により構成されている。
CPU30aは、制御部、演算部を備え、演算制御を行う他、特図変動表示ゲームの大当たり判定用乱数値などの各種乱数値なども生成している。RAM30bは、普通変動入賞装置に設けられた特図始動入賞口センサ9bのオン信号などを記憶する記憶領域や、前記各種乱数値の記憶領域、並びに、CPU30aの作業領域等を備えている。ROM30cには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、上述の各種乱数値に対応して、特図変動表示ゲームの大当り発生を判定するための、特図変動表示ゲームの大当り判定値、変動パターン(リーチアクションの種類)の判定値などが記憶されている。
また、遊技制御装置30は、入出力インタフェース31を介して、特図始動入賞口センサ9b、普図始動ゲートセンサ6a、一般入賞口センサ8a、大入賞口センサ5b、水平方向検出スイッチ114、垂直方向検出スイッチ115などが接続され、これらセンサ等からの検出信号が入力されるようになっている。そして、入出力インタフェース31は、これらの入力された各種信号を中継し、CPU30aに対し出力する。
また、入出力インタフェース31は、CPU30aから出力される各種の制御信号が入力される。これら制御信号は、該入出力インタフェース31により中継されて、特図表示器9、特図記憶表示器15、特図状態表示器16、普図表示器5、普図記憶表示器6、普図状態表示器17、可動部材用SOL10b、普電用SOL7b、遊技機外部の管理装置などと接続する外部情報端子35、演出制御装置40、排出制御装置50に出力される。
演出制御装置40は、演算処理用CPU40a、ROM40b、RAM40c等を備えて構成されている。この演出制御装置40は、遊技制御装置30から受信した演出制御データに基づいて(遊技制御装置30の制御の下に)遊技機の制御を行うものである。また、演出制御装置40には、遊技盤(図示省略)やクリア部材保持枠140の枠装飾装置として設けられた各種装飾ランプ・LED144や、スピーカ145,157、前面枠120が不正に開閉された場合にエラー報知を行うエラー報知LED146、前面枠120の開放状態を報知する前面枠開放状態報知LED147、液晶表示装置4が接続され、遊技制御装置30の制御のもと、これらを制御することで遊技の演出を行うようになっている。
また、排出制御装置50は、遊技制御装置30からの制御信号(賞球コマンド)や、球貸機からの制御信号(球貸しコマンド)に基づいて所要数の遊技球(賞球、貸球)を排出装置102から排出させる制御を行うものである。また、遊技機100の異常状態を検出するセンサから入力される検出信号に基づき、遊技制御装置30に制御信号を出力する制御を行うものである。
また、遊技制御装置30は、電源装置104から電力が供給されており、その他の装置にも電源装置104から電力が供給されるようになっている。さらに、電源装置104には、停電時等の外部からの電力の供給が途絶えた場合でも電力を供給可能とするためのバックアップ電源が備えられ、停電時等に各制御装置の揮発性メモリに保存されたデータの消失を防止するようになっている。
次に、図15に示すフローチャートに基づいて、本発明に係る前面枠開閉状態検出処理の手順について説明する。
なお、遊技機100には、前面枠120の正常な開閉状態として、水平方向検出スイッチ114及び垂直方向検出スイッチ115による検出タイミングパターンが設定されており、例えば、図16(a)に示すように、水平方向検出スイッチ114が「ON」信号を出力してから所定時間(例えば、1s)以内に垂直方向検出スイッチ115が「ON」信号を出力した場合を、前面枠120の正常な閉状態パターンとするとともに、図16(b)に示すように、水平方向検出スイッチ114及び垂直方向検出スイッチ115が共に「OFF」信号を出力した場合を、前面枠120の開状態パターンとして設定している。
まず、ステップS1において、遊技制御装置30のCPU30aは、水平方向検出スイッチ114において前面枠120の回動方向の開閉を検出する。具体的には、遊技制御装置30のCPU30aが、水平方向検出スイッチ114からの「ON」信号を検出した場合(ステップS1;Yes)、ステップS2へ移行する。
次いで、ステップS2において、遊技制御装置30のCPU30aは、垂直方向検出スイッチ115において前面枠120の垂直方向の開閉を検出する。具体的には、遊技制御装置30のCPU30aが、垂直方向検出スイッチ115からの「ON」信号を検出した場合(ステップS2;Yes)、ステップS3へ移行して、遊技制御装置30のCPU30aは、前面枠閉止処理として、例えば、前面枠開放状態報知LED147の点灯表示制御を終了する旨の制御信号を演出制御装置40に出力したり、外部情報端子35を介して、遊技機外部の管理装置などに前面枠120が正常に閉止している旨の信号を出力してステップS1へ戻る。一方、ステップS2において、遊技制御装置30のCPU30aが、垂直方向検出スイッチ115からの「OFF」信号を検出した場合(ステップS2;No)、ステップS4へ移行する。
次いで、ステップS4において、遊技制御装置30のCPU30aは、水平方向検出スイッチ114からの「ON」信号を検出してから、所定時間が経過したか否かを判定し、遊技制御装置30のCPU30aが、該所定時間が経過していると判定した場合(ステップS4;Yes)、ステップS5へ移行する。一方、ステップS4において、遊技制御装置30のCPU30aが、該所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS4;No)、メインの処理に戻る。
次いで、ステップS5において、遊技制御装置30のCPU30aは、エラー報知を行う旨の制御信号を演出制御装置40に出力し、演出制御装置40のCPU40aは、遊技制御装置30から出力された該制御信号を入力して、エラー報知LED146の点灯表示制御を行い、メインの処理に戻る。
一方、ステップS1において、遊技制御装置30のCPU30aが、水平方向検出スイッチ114からの「OFF」信号を検出した場合(ステップS1;No)、ステップS6へ移行する。
次いで、ステップS6において、遊技制御装置30のCPU30aは、垂直方向検出スイッチ115において前面枠120の垂直方向の開閉を検出する。具体的には、遊技制御装置30のCPU30aが、垂直方向検出スイッチ115からの「ON」信号を検出した場合(ステップS6;Yes)、ステップS5へ移行する。一方、ステップS6において、遊技制御装置30のCPU30aが、垂直方向検出スイッチ115からの「OFF」信号を検出した場合(ステップS6;No)、ステップS7へ移行する。
次いで、ステップS7において、遊技制御装置30のCPU30aは、前面枠120の開放状態を報知する旨の制御信号を演出制御装置40に出力し、演出制御装置40のCPU40aは、遊技制御装置30から出力された該制御信号を入力して、前面枠開放状態報知LED147の点灯表示制御を行い、メインの処理に戻る。
以上のような遊技機100は、本体枠110と、該本体枠110の前面に前方へ回動可能に軸支され開閉可能な前面枠120を備える遊技機100において、前面枠120の水平方向の開閉状態を検出可能な水平方向検出スイッチ114と、前面枠120の垂直方向の状態を検出可能な垂直方向検出スイッチ115と、を備え、水平方向検出スイッチ114及び垂直方向検出スイッチ115による検出結果に基づき、前面枠120の開閉状態を検出する。
従って、前面枠の開閉状態を、前面枠の水平方向の開閉状態だけでなく、垂直方向の状態をも検出することができることとなり、例えば、前面枠を上方に持ち上げ、下側にできた前面枠と本体枠との隙間から針金のような部材を挿入し、前面枠裏面に備えられる排出装置などを操作して不当な出球を得るなどの不正を行おうとしても、当該垂直方向検出手段により、前面枠と本体枠との間にできたちょっとした隙間を検出することができるので、当該隙間が出来た状態を報知すること等によって、前面枠の不正な開閉行為を好適に防止することができる。
また、前面枠120は、開放端側の裏面に該前面枠120の開閉に連動して作動する上係止部181、下係止部182及び中係止部184bを備え、本体枠110は、上係止部181、下係止部182及び中係止部184bに対応する被係止部111を備え、上係止部181、下係止部182及び中係止部184bが被係止部111に係合することで前面枠120の閉状態が維持されるように構成され、被係止部111は、垂直方向検出スイッチ115を備え、垂直方向検出スイッチ115は、被係止部111に係合される上係止部181、下係止部182及び中係止部184bの垂直方向の位置状態を検出することにより、前面枠120の垂直方向の状態を検出可能である。
従って、前面枠の開閉に連動して作動する中係止部の垂直方向の位置状態を検出することで、前面枠の垂直方向の状態を検出することができるので、例えば、垂直方向の位置状態をロックするような操作を必要とせず、前面枠の開閉に合わせて自動的に前面枠の垂直方向の位置状態を検出することができる。
また、前面枠120は、上係止部181、下係止部182及び中係止部184bを備え、本体枠110は、上係止部181、下係止部182及び中係止部184bに対応する複数の被係止部111を備え、複数の被係止部111のうち、少なくとも中被係止部111cは、垂直方向検出スイッチ115を備え、垂直方向検出スイッチ115を備える中被係止部111cと上被係止部111aを一体的に形成した。
従って、垂直方向検出スイッチを備える中被係止部と上被係止部を一体的に形成することで、組み付け等による被係止部間の誤差が無く、一方だけ係止され、他方が係止されないという不都合を好適に防止することができる。
また、中係止部184bは、該前面枠120の開閉に連動して垂直方向に作動するように構成され、垂直方向検出スイッチ115を備える中被係止部111cに対応する前面枠120の中係止部184bが垂直方向に作動した場合に垂直方向検出スイッチ115を保護する垂直方向に立設した保護壁117を備えた。
従って、垂直方向検出スイッチを保護する垂直方向に立設した保護壁を備えたので、前面枠の中係止部が垂直方向に作動した場合に、当該中係止部が垂直方向検出スイッチを破損することを好適に防止することができる。
また、本体枠110は、少なくとも開放端側の側方部上部を、金属部材で構成し、側方部上部の水平断面を略コ字状に形成するとともに、該側方部上部の端部を丸め込むことで空間部119を形成し、空間部119に垂直方向検出スイッチ115からの配線を通したこととなる。
従って、本体枠の金属部分の断面を略コ字状に形成し、端部を丸め込んだことにより、本体枠側に垂直方向検出スイッチからの配線を通すことができ、当該配線を保護することができる。
また、遊技制御装置30は、水平方向検出スイッチ114及び垂直方向検出スイッチ115による検出結果の入力タイミングパターンが予め設定された所定のタイミングパターンと一致するか否かを判定し、検出タイミング判定手段により入力タイミングパターンが予め設定された所定のタイミングパターンと一致しないと判定された場合、演出制御装置40は、エラー報知LED146により、エラー報知を行うようにしたこととなる。
従って、水平方向検出スイッチ及び垂直方向検出スイッチによる検出結果の入力タイミングパターンが予め設定された所定のタイミングパターンと一致するか否かによって、正常な場合における前面枠の閉止状態を好適に検出することができる。また、水平方向検出スイッチ及び垂直方向検出スイッチによる検出結果の入力タイミングパターンが予め設定された所定のタイミングパターンと一致しない場合には、エラー報知を行うことによって、前面枠の不正な開閉行為を好適に防止することができる。
なお、本発明の遊技機100は、遊技機として、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技球を使用する全ての遊技機に適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施例において、水平方向検出スイッチ及び垂直方向検出スイッチを本体枠側に備える設計としたが、水平方向検出スイッチ及び垂直方向検出スイッチを前面枠側に備える設計、水平方向検出スイッチを前面枠側に備え、垂直方向検出スイッチを本体枠側に備える設計、又は、水平方向検出スイッチを本体枠側に備え、垂直方向検出スイッチを前面枠側に備える設計としても良い。
また、例えば、図17(a)の部分拡大図に示すように、水平方向検出スイッチ114の頭部が保護壁116から突出しない位置に設置されるとともに、当該水平方向検出スイッチ114を押圧する前面枠120の裏面上部に突片120aが備えられ、当該突片によってのみ、水平方向検出スイッチ114の押圧を可能とする設計であっても良い。また同様に、図17(b)に示すように、垂直方向検出スイッチ115の頭部が保護壁117から突出しない位置に設置されるとともに、当該垂直方向検出スイッチ115を押圧する中係止部184bの下端に突片が備えられ、当該突片184b1によってのみ、垂直方向検出スイッチ115の押圧を可能とする設計であっても良い。これにより、水平方向検出スイッチ114及び垂直方向検出スイッチ115の不正な押圧を好適に防止することができる。
本発明を適用した一実施の形態の構成を示す遊技機の正面図である。 遊技機の前面側から見た斜視図であって、前面枠本体、クリア部材保持枠を開放した状態を示す図である。 本体枠の前面側から見た斜視図である。 本体枠を右斜め下から見た斜視図である。 本体枠を右斜め上から見た斜視図である。 (a)本体枠に取り付けられる取付ベース部材、上被係止部及び中被係止部の構成を示す斜視図である。(b)本体枠に取り付けられる取付ベース部材、上被係止部及び中被係止部の構成を示す正面図である。 図3における水平断面A−Aにおける本体枠の断面図を示す図である。 前面枠本体の裏面側から見た斜視図である。 施錠装置の裏面側から見た斜視図である。 (a)施錠装置の裏面側から見た斜視図であって、不正防止カバーを取り外した状態を示す図である。(b)施錠装置の裏面側から見た分解斜視図であって、機構部を分解した図である。 (a)本体枠に対して前面枠を開放した状態における、上係止部が設けられた部分と、中係止部が設けられた部分の側面から見た部分拡大図である。(b)図11(a)のB−B線における取付ベース部材と上被係止部との組み付け状態を示す断面図である。 本体枠に対して前面枠が押し込まれた状態における、上係止部が設けられた部分と、中係止部が設けられた部分の側面から見た部分拡大図である。 本体枠に対して前面枠を閉止した状態における、上係止部が設けられた部分と、中係止部が設けられた部分の側面から見た部分拡大図である。 遊技機の制御系を示すブロック図である。 前面枠開閉状態検出処理のフローチャートである。 (a)前面枠の閉止状態を検出する検出タイミングチャートであり、(b)前面枠の開放状態を検出する検出タイミングチャートである。 (a)水平方向検出スイッチ及び保護壁の配置構成並びに前面枠による水平方向検出スイッチの構造の変形例を示す図である。(b)垂直方向検出スイッチ及び保護壁の配置構成並びに中係止部による垂直方向検出スイッチの構造の変形例を示す部分拡大図である。
符号の説明
100 遊技機
30 遊技制御装置(検出タイミング判定手段、報知制御手段)
40 演出制御装置(報知制御手段)
110 本体枠
111 被係止部
111a 上被係止部
111b 下被係止部
111c 中被係止部
114 水平方向検出スイッチ(水平方向検出手段)
115 垂直方向検出スイッチ(垂直方向検出手段)
118 取付ベース部材
120 前面枠
146 エラー報知LED
147 前面枠開放状態報知LED
116 保護壁
117 保護壁
160 施錠装置
175 シリンダ錠
181 上係止部
182 下係止部
184b 中係止部

Claims (6)

  1. 本体枠と、該本体枠の前面に前方へ回動可能に軸支され開閉可能な前面枠を備える遊技機において、
    前記前面枠の水平方向の開閉状態を検出可能な水平方向検出手段と、
    前記前面枠の垂直方向の状態を検出可能な垂直方向検出手段と、
    を備え、
    前記水平方向検出手段及び前記垂直方向検出手段による検出結果に基づき、前記前面枠の開閉状態を検出することを特徴とする遊技機。
  2. 前記前面枠は、
    開放端側の裏面に該前面枠の開閉に連動して作動する係止部を備え、
    前記本体枠は、
    前記係止部に対応する被係止部を備え、
    前記係止部が前記被係止部に係合することで前記前面枠の閉状態が維持されるように構成され、
    前記被係止部は、
    前記垂直方向検出手段を備え、
    前記垂直方向検出手段は、前記被係止部に係合される前記係止部の垂直方向の位置状態を検出することにより、前記前面枠の垂直方向の状態を検出可能であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記前面枠は、
    複数の前記係止部を備え、
    前記本体枠は、
    複数の係止部に対応する複数の被係止部を備え、
    複数の前記被係止部のうち、少なくとも一の被係止部は、前記垂直方向検出手段を備え、
    前記垂直方向検出手段を備える被係止部を含む複数の被係止部を一体的に形成したことを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記係止部は、該前面枠の開閉に連動して垂直方向に作動するように構成され、
    前記垂直方向検出手段を備える被係止部に対応する前記前面枠の係止部が垂直方向に作動した場合に前記垂直方向検出手段を保護する垂直方向に立設した保護壁を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記本体枠は、
    少なくとも開放端側の側方部上部を、金属部材で構成し、
    前記側方部上部の水平断面を略コ字状に形成するとともに、該側方部上部の端部を内側に曲げることで空間部を形成し、
    前記空間部に前記垂直方向検出手段からの配線を通したことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の遊技機。
  6. 前記水平方向検出手段及び前記垂直方向検出手段による検出結果の入力タイミングパターンが予め設定された所定のタイミングパターンと一致するか否かを判定する検出タイミング判定手段と、
    前記検出タイミング判定手段により入力タイミングパターンが予め設定された所定のタイミングパターンと一致しないと判定された場合、エラー報知を行う報知制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の遊技機。
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