JP2004187853A - 遊技機枠 - Google Patents

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JP2004187853A
JP2004187853A JP2002358085A JP2002358085A JP2004187853A JP 2004187853 A JP2004187853 A JP 2004187853A JP 2002358085 A JP2002358085 A JP 2002358085A JP 2002358085 A JP2002358085 A JP 2002358085A JP 2004187853 A JP2004187853 A JP 2004187853A
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Masaji Kaneko
正司 金子
Motohiro Saito
元洋 斎藤
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Abstract

【課題】可動枠が閉じられるのに伴い、固定枠の幕板と可動枠との間の隙間を閉鎖して、不正行為防止を図る。
【解決手段】可動枠4が閉じられるのに伴い、カバー11が固定枠2における幕板3の上部前側に配置されて、幕板3の上面と可動枠4の下面との間に形成される隙間12を前側から全体的に閉鎖し、不正操作部材が遊技機枠1の前側から隙間12に侵入することがなく、不正操作部材の隙間12への侵入に伴う裏側の制御装置や払出機構などに対する不正行為および隙間12に不正操作部材を挿入して可動枠4を傾けて球を入賞部品に入賞しやすくする不正行為の双方を防止することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機やスロットマシンなどの遊技の結果として換金性の有る遊技媒体を賞として遊技者に払い出す遊技機に用いられる遊技機枠であって、遊技機枠の前側から裏側に貫通する隙間を閉鎖する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機に用いられる遊技機枠は額縁状の固定枠が前面下部に幕板を備え、幕板よりも上部における固定枠の前側に額縁状の可動枠がヒンジで前側横方向に片開き可能に取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−131457号公報(第2頁、段落番号0012、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、可動枠は遊技盤、タンクを含む払出機構、受皿、発射操作機構、発射機構、制御装置、飾り枠などの全部の部品が取り付けられて重量が20kg程度と重いことから、ヒンジが金属製で厚い材料により形成されている一方、固定枠側のヒンジは幕板と固定枠との結合強度を確保することから、幕板の上面と固定枠の内側面とに跨って取り付けられた構造になっている。このため、固定枠にヒンジで取り付けられた可動枠が閉じられた場合、幕板の上面と可動枠の下面との間にはヒンジの厚さによる隙間が数ミリ程度に形成される。そのようなことから、少数の心ない遊技者がピアノ線のような長い部材を遊技機枠の前側から上記隙間を利用して遊技機枠の裏側に挿入し、裏側の制御装置や払出機構などに不正行為を行うことがあるという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、可動枠が閉じられるのに伴い、固定枠の幕板と可動枠との間の隙間を閉鎖することによって、不正行為を防止することができる遊技機枠を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、遊技店の遊技機設置設備に取り付けられる固定枠と、固定枠の前面下部に設けられた幕板と、幕板よりも上方における固定枠の前側に前側横方向に片開き可能に取り付けられた可動枠とを備えた遊技機枠において、幕板と可動枠との間に形成される隙間を閉鎖するカバーが可動枠または固定枠のいずれかに設けられたことによって、不正操作部材が遊技機枠の前側から上記隙間を経由して裏側に挿入されることをカバーが防止するので、裏側の制御装置や払出機構などに対する不正行為を防止することができ、遊技機枠の品質信頼性を向上することができる。また、本発明にあっては、可動枠が閉じられた場合、カバーが固定枠または可動枠のいずれかに接触すれば、不正操作部材の上記隙間への侵入防止が一層高くなる。また、本発明にあっては、カバーが弾性材料で形成されるとともに可動枠を閉じた場合に隙間に挟み込まれれば、不正操作部材の上記隙間への侵入に伴う裏側の制御装置や払出機構などに対する不正行為および上記隙間に不正操作部材を挿入して可動枠を傾けて球を入賞部品に入賞しやすくする不正行為の双方を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1および図2は第1実施形態であって、図1は遊技機枠1の縦方向で切断した断面を示し、図2は可動枠4が開けられた遊技機枠1の外観を示す。
【0008】
図2を参照し、遊技機枠1について説明する。遊技機枠1では額縁状の固定枠2が前面下部に幕板3を備え、幕板3よりも上部における固定枠2の前側に額縁状の可動枠4がヒンジ5で前側横方向に片開き可能に取り付けられる。固定枠2は遊技店の遊技機設置設備に取り付けられる枠である。可動枠4には図外の遊技盤が交換可能に取り付けられる。可動枠4の下部前側には図外の発射機構を備える。可動枠4の裏側には図外のタンクを含む払出機構、発射機構および払出機構を制御する図外の制御装置を備える。可動枠4は前側に遊技盤の前側を覆う飾り枠6、受皿7、発射操作機構8を備える。
【0009】
可動枠4は固定枠2に設けられた施錠装置9に図外の鍵(キープレート)を差し込んで、鍵を例えば右側に90度回転操作することで、施錠装置9が固定枠2と可動枠4とを掛け止めている図外のロック機構をアンロックに動作する。このアンロック下において、人が可動枠4を前側に開くことが可能となる。可動枠4が開かれた状態において、人が鍵を施錠装置9から抜き、可動枠4を後側に閉じることで、可動枠4が固定枠2にロック機構でロックされると、可動枠4は開けられなくなる。
【0010】
飾り枠6は中央にガラスまたは合成樹脂からなる透過性パネル10を備える。飾り枠6は可動枠4または固定枠2に図外のヒンジで前側横方向に片開き可能に取り付けられる。飾り枠6は上記施錠装置9に差し込まれた鍵を例えば左側に90度回転操作することで、施錠装置9が固定枠2と飾り枠6とを掛け止めている図外のロック機構をアンロックに動作する。このアンロック下において、人が飾り枠6を前側に開くことが可能となる。飾り枠6が開かれた状態において、人が鍵を施錠装置9から抜き、飾り枠6を後側に閉じることで、飾り枠6が固定枠2にロック機構でロックされると、飾り枠6は開けられなくなる。
【0011】
受皿7は可動枠4に図外のヒンジで前側横方向に片開き可能に取り付けられる。飾り枠6が開かれた状態において、人が図外のロック操作体を操作することで、受皿7を開くことが可能となる。可動枠4と飾り枠6および受皿7が閉じられ、受皿7に球が入れられ、制御装置が電力供給で起動した状態において、人が発射操作機構8を例えば右回りに回転操作すると、発射機構が受皿7から供給された球を1個ずつ遊技盤の遊技領域に向けて発射する。遊技領域に発射された球が遊技領域に配置された入賞部品に入賞すると、払出機構が換金性の有る賞としての球を受皿7に払い出す。
【0012】
とりわけ、図1のa図にも示すように、第1実施形態の場合、可動枠4の下部にはカバー11が可動枠4の横幅方向および下方に延びる形態で固定される。具体的には、カバー11は可動枠4の受皿7よりも下部に固定的に設けられ、カバー11が受皿7の開閉に邪魔とならず、可動枠4を閉じることで、カバー11は固定枠2における幕板3の上部前側に配置されて、幕板3の上面と可動枠4の下面との間に形成される隙間12を前側から全体的に閉鎖する。この結果、可動枠4が閉じられた場合、カバー11の裏面と幕板3の前面との間の隙間13と隙間12とが互いに直交する屈曲形成に構成される。
【0013】
このため、人がピアノ線または硬貨などの不正操作部材を遊技機枠1の前側から隙間13に挿入しても、当該不正操作部材はカバー11と可動枠4との連接部分で行き止まりとなり、不正操作部材がカバー11と可動枠4との連接部分から隙間12に侵入することはないので、不正操作部材が遊技機枠1の前側から裏側に挿入されることはない。よって、裏側の制御装置や払出機構などに対する不正行為を防止することができ、遊技機枠1の品質信頼性を向上することができる。また、カバー11が前側に設けられていることから、遊技機枠1の前側から隙間12に不正操作部材を挿入して可動枠4を傾けて球を入賞部品に入賞しやすくする不正行為も防止することができる。
【0014】
可動枠4が閉じられた場合、カバー11の裏面と幕板3の前面とが互いに接触していなくてもよいが、カバー11の裏面が幕板3の前面に接触すれば、不正操作部材の挿入を防止する性能が一層高くなる。また、カバー11が可動枠4の前側に設けられているので、図1のb図に示すように可動枠4が開けられる場合、カバー11も可動枠4と一緒に固定枠2から前側に離れるので、カバー11が可動枠4の開閉を邪魔することはない。カバー11は可動枠4の下部および隙間12を覆うように受皿7に設けられても同様に適用することができる。
【0015】
図3は第2実施形態に係る遊技機枠1の縦方向に切断した断面を示し、カバー14が可動枠4の下片構成体15の形状を変えることで、カバー14が下片構成体15と単一体として形成されたことで、図1に示す別体のカバー11を可動枠4に取り付ける手間を省くことができる。
【0016】
図4は第3実施形態に係る遊技機枠1の縦方向に切断した断面を示し、カバー16が幕板3に固定枠2の横幅方向および上方に延びる形態で固定されて、可動枠4を閉じることで、カバー16は隙間12を裏側から全体的に閉鎖する。この結果、可動枠4が閉じられた場合、カバー16の前面と可動枠4の裏面との間の隙間17と隙間12とが互いに直交する屈曲形成に構成される。幕板3に設けられたカバー16を固定枠2の下片構成体18にまで延長させ、その延長部を下片構成体18に固定してもよい。この場合、カバー16は幕板3および下片構成体18のいずれかに固定するだけでもよい。
【0017】
したがって、人が不正操作部材を遊技機枠1の前側から隙間12に挿入しても、当該不正操作部材はカバー16と固定枠2との連接部分で行き止まりとなり、不正操作部材がカバー16と固定枠2との連接部分から隙間17に侵入することはない。別体のカバー16を幕板3に設けてもよいが、幕板3の形状を変えることで、カバー16と幕板3とを単一体として形成してもよい。
【0018】
図5は第4実施形態に係る遊技機枠1の縦方向に切断した断面を示し、カバー19が幕板3の前面に固定される。このカバー19は弾性材料で形成されるとともに可動枠4を閉じた場合に隙間12に挟み込まれることで、カバー19が幕板3の上面と可動枠4の下面との間に形成される隙間12を閉鎖した形態である。
【0019】
図6は第5実施形態に係る遊技機枠1の縦方向に切断した断面を示し、カバー19が可動枠4の下部裏面に固定されれば、可動枠4の前側意匠および幕板3の前側意匠がカバー19で左右されることはない。
【0020】
第4および第5実施形態によれば、カバー19が隙間12に挟み込まれるので、不正操作部材の隙間12への侵入に伴う裏側の制御装置や払出機構などに対する不正行為および隙間12に不正操作部材を挿入して可動枠4を傾けて球を入賞部品に入賞しやすくする不正行為の双方を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の遊技機枠のカバー周りを示し、a図は可動枠を閉じた縦断面図、b図は可動枠を開けた縦断面図。
【図2】第1実施形態の遊技機枠を示す斜視図。
【図3】第2実施形態のカバー周りを示す縦断面図。
【図4】第3実施形態のカバー周りを示す縦断面図。
【図5】第4実施形態のカバー周りを示す縦断面図。
【図6】第5実施形態のカバー周りを示す縦断面図。
【符号の説明】
2 固定枠
3 幕板
4 可動枠
11;14;16;19 カバー
12 隙間

Claims (3)

  1. 遊技店の遊技機設置設備に取り付けられる固定枠と、固定枠の前面下部に設けられた幕板と、幕板よりも上方における固定枠の前側に前側横方向に片開き可能に取り付けられた可動枠とを備えた遊技機枠において、幕板と可動枠との間に形成される隙間を閉鎖するカバーが可動枠または固定枠のいずれかに設けられたことを特徴とする遊技機枠。
  2. 可動枠が閉じられた場合、カバーが固定枠または可動枠のいずれかに接触することを特徴とする請求項1記載の遊技機枠。
  3. カバーが弾性材料で形成されるとともに可動枠を閉じた場合に隙間に挟み込まれることを特徴とする請求項1記載の遊技機枠。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008086571A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Heiwa Corp 遊技機
JP2009148382A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Sammy Corp 基板ケース
JP2010068898A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機用制御基板収納ケースおよび遊技機

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