JP2008086571A - 遊技機 - Google Patents

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昌利 阿久津
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Abstract

【課題】不正具の進入を防止する遊技機を得る。
【解決手段】ガラス枠22と上皿42の境界部に生じる隙間135と略対向するように、不正具進入防止部材136を配置することで、該隙間135を通じてピアノ線などの線材138が進入したとしても、線材138の先端が不正具進入防止部材136に突き当ると、不正具進入防止部材136は弾性変形し該線材138の先端が不正具進入防止部材136によって保持される。これにより、線材138の先端が不正具進入防止部材136の奥方へ進入することがないよう防止している。
【選択図】図7

Description

本発明は、パチンコ機などの遊技機に関する。
パチンコ機では、大型部品(取付枠、遊技機、ガラス枠、皿ユニットなど)同士で互いに着脱可能或いは回動可能に取付けられているが、この大型部品間では、隙間が生じることとなる。このように隙間が生じると、該隙間からピアノ線又はセルロイド等の不正具を用いて機器内部に進入させ、機器を不正に操作するという問題がある。
一方、近年では、装飾性の向上、軽量化及びコストダウンの観点から各大型部品を樹脂成形品にする機種が増えている。この場合、成形加工による寸法精度のバラツキ、或いは組付け後の変形等により大型部品間の隙間がさらに大きくなってしまうことが懸念される。
このため、特許文献1では、遊技盤の周縁に板バネを設け、該板バネの端部を屈曲させて遊技盤と遊技盤取付枠との間に生じる隙間と対向させ、該隙間からピアノ線等の不正具の進入を防止するようにしている。
しかしながら、ピアノ線などの場合、板バネなどに当接すると、形状を変え、板バネの形状に沿ってさらにパチンコ機の内部へ移動させることが可能である。
特開2004−41816号公報
本発明は上記事実を考慮して、不正具の進入を防止する遊技機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、遊技機において、略矩形状の外枠と、前記外枠に回動可能に支持されると共に、前面側に遊技盤が設けられ裏面側に電子部品が配設された内枠と、前記内枠の前面上部に回動可能に支持され、前記遊技盤を覆うガラスユニットが取付けられたガラス枠と、前記内枠の前面下部に回動可能に支持され、遊技球を貯留する皿ユニットと、を備え、前記ガラス枠と前記皿ユニットとの間に生じる隙間、或いは前記内枠とガラス枠又は皿ユニットとの間に生じる隙間に略対向して配置され、前記隙間から進入する線材の先端が突き当ると変形して前記線材の先端を保持し、線材の進入を規制する不正具進入防止手段を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、外枠には内枠が回動可能に支持され、該内枠の前面側には遊技盤が設けられ、裏面側には電子部品が配設されている。また、内枠の前面上部には遊技盤を覆うガラスユニットが取付けられたガラス枠が回動可能に支持され、内枠の前面下部には、遊技球を貯留する皿ユニットが回動可能に支持されている。
このため、皿ユニットとガラス枠との間、或いは内枠とガラス枠又は皿ユニットとの間には、隙間が生じることになるが、この隙間に略対向して不正具進入防止手段を配置している。この不正具防止手段は、ピアノ線などの線材の先端が突き当ると変形して該線材の先端を保持する。
従って、皿ユニットとガラス枠との間、或いは内枠とガラス枠又は皿ユニットとの間に生じる隙間に、この不正具防止手段を設けることで、該隙間から進入する線材の進入を規制することができる。また、板バネと違いコンパクトに実装可能なため、様々な部位に配置することができ、また、各部品間に生じる隙間を埋めることもできる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記線材が前記不正具進入防止手段から離れると、該不正具進入防止手段が弾性復元することを特徴とする。
線材の先端が突き当たることで不正具進入手段を塑性変形させることで、不正具進入手段に線材が突き当たった履歴が残ることとなり、線材の進入状況を確認するということもできるが、請求項2に記載の発明では、線材が不正具進入防止手段から離れると、該不正具進入防止手段を弾性復元させ、元の状態に戻すようにすることで、線材の進入に対して、不正具進入防止手段の効果を常に一定の状態に維持することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、前記不正具進入防止手段が、前記線材の押圧によって弾性変形可能な弾性部材と、前記弾性部材の表面を覆う金属シートと、を含んで構成されたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、不正具進入防止手段として、線材の押圧によって弾性変形可能な弾性部材を用い、該弾性部材の表面を金属シートで覆うことで、不正具進入防止手段の強度を向上させると共に、耐熱性を得ることができる。
本発明の遊技機によれば、不正具の進入を防止することができる。
以下、本発明の実施形態に係る遊技機について図面を参照して説明する。
(パチンコ機の構成)
図1〜図3には、本発明の一実施形態に係るパチンコ機10が示されている。図1〜図3に示すように、パチンコ機10は、パチンコ機10の外郭を構成するとともにパチンコホールの島設備に設置される矩形状の外枠12を備えている。外枠12の前面には、合成樹脂で矩形額縁状に形成された内枠14が配置されており(図2参照)、内枠14の下側となる外枠12の前面下端部には、パチンコ機10の前面下端部を構成する合成樹脂製の下飾り16が取り付けられている。
内枠14は、外枠12の左上角部と下飾り16の左上角部とに設けられた一対のヒンジ部18、20に左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。内枠14の前面上部には、パチンコ機10の前面上部を構成するガラス枠22が配置されており、ガラス枠22は、縦長略楕円形の窓部24にガラス板(ガラスユニット)26が装着されるとともに、左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられている(図2参照)。
ガラス枠22の裏面側となる内枠14の前面上部には、矩形状の開口部15が形成されている。この内枠14の開口部15には、遊技盤Gが着脱(交換)可能にセットされており、遊技盤Gは、内枠14に対して閉塞されたガラス枠22によって覆われ、パチンコ機10の正面側から窓部24のガラス板26を通して視認可能とされている。
ここで、遊技盤Gは、基板として透明の平板状合成樹脂材が用いられている(以下、透明遊技盤Gという)。この透明遊技盤Gの表面には、円弧状の内レール90及び外レール92が取り付けられている。これらの内レール90及び外レール92によって囲まれた円形状の領域は、発射装置60(後述する)から発射されて打ち込まれた遊技球が自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域PAとされる。また、透明遊技盤Gの裏面側には、少なくとも遊技領域PAのほぼ全域に亘って表示面が対向する大型の液晶表示器94が配設されている。すなわち、遊技領域PAが、液晶表示器94の表示領域となっている。
また、ガラス枠22の前面には、左右の両側端部に、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出を行う複数の照明演出用のランプ28が配設されており、左上と右上の各角部近傍に、遊技の進行に応じて効果音をステレオ出力する中高音用のスピーカ30L、30Rが内蔵されている。
一方、内枠14の前面下部には、パチンコ機10の前面下部を構成する皿ユニット40が配置されている。皿ユニット40は、皿ユニット40の本体部を構成するベース41の左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられており、ベース41の前面上部に、遊技球を遊技盤Gへ向けて発射するために貯留して後述する発射装置60(図2参照)へ供給する上皿42が突設され、ベース41の前面下部における上皿42の左下に、上皿42に貯留しきれない遊技球を貯留するための下皿44が突設されている。
上皿42は、底面が正面視にて右側から左側へ向けて下り傾斜しており、傾斜方向下流側となる底面の左側に、上皿42内に貯留された遊技球を1列に整列して、ベース41の裏面に取り付けられた球送り装置45(図2参照)へ誘導する整列通路46が設けられている。ベース41によって構成された上皿42の奥壁面における右側端部には、内枠14の裏面に設けられた払出装置62(図3参照)から払い出された貸し球や賞球が排出される球排出口48が形成されており、下皿44の奥壁面における右側端部には、上皿42に貯留しきれない遊技球が排出される球排出口49が形成されている。
そして、皿ユニット40を構成するベース41の前面右下部には、発射装置60と電気的に接続されて打球の発射力(飛距離)を調整する発射ハンドル54が取り付けられており、ベース41の前面左下部には、下皿44に隣接して灰皿56が設けられている。また、ベース41の前面略中央は矩形箱状に膨出しており、内部には、遊技の進行に応じて効果音を出力する重低音用のスピーカ(サブウーハ)58が設けられている。
ここで、発射装置60について説明する。
図5に示すように、発射装置60は、パチンコ機10の正面視にて左側下方に配置されており、プレート104を基盤として構成されている。このプレート104には回転軸106が設けられており、回転軸106には略V字型のノックアーム108の鋭角屈曲部110が固定されている。
回転軸106は、図示しない駆動源(ソレノイド等)により所定角度の範囲で往復回転するようになっており、遊技者が発射ハンドル54(図1参照)を把持し、発射のための操作を行なうと、このハンドル操作量(回転量)に応じた強度で、ノックアーム108が所定の角度で往復回転する。
このノックアーム108の鋭角屈曲部110を起点として、長アーム108Aの先端には、杵先111が取り付けられている。杵先111の軸線は、前記駆動源の回転接線方向に向けられている。また、長アーム108Aの背部には、ゴム製のストッパ112がブラケット114を介してプレート104に固定されており、ノックアーム108の待機位置を決めている。
また、回転軸106の近傍には、発射球待機ユニット116が配設されており、該発射球待機ユニット116には、ノックアーム108の杵先111の移動軌跡上に図示しない案内レールから1個ずつ整列されて送り込まれるようになっている。そして、案内レールから送り込まれた遊技球Pは、誘導路としての役目を有するガイドプレート118と、先端部がガイドプレート118側へ倒れ込んだ状態で形成されたリブ120とによって保持されるようになっている。
ガイドプレート118とリブ120とで保持された遊技球Pの下部は開口されており、ノックアーム108の回転時に杵先111が当接するようになっている。この当接によって、遊技球Pは上方に弾き飛ばされ、内枠14に形成された案内トンネル122を通過して、図2(なお、図2では図5に示す発射装置60をカバー61で覆っている)、に示す内レール90と外レール92を通過して遊技領域PAへ至るようになっている。
また、内枠14に形成された案内トンネル122の左右には、ファール球回収口128、130がそれぞれ設けられている。このファール球回収口128、130は、内レール90と外レール92の間まで至り、かつ遊技領域PAまで至らずに戻って来たパチンコ球Pを回収する役目を有している。
ところで、図2に示すように、ベース41の裏面における略中央部には、上皿42に貯留しきれない遊技球を下皿44(図1参照)へ流下させる球通路70が設けられており、球通路70よりも回転支持端側には、球送り装置45が取り付けられている。球通路70は、上端部に通路入口72が形成され、下端部に形成された通路出口が球排出口49とされている(図1参照)。
また、内枠14の前面下部における皿ユニット40の後側には、遊技盤Gの左下に前述した発射装置60が配置されているが、遊技盤Gの略中央下方から右下に掛けては、貯球タンク74が内枠14に着脱可能に取り付けられている。
この貯球タンク74は、上面が開口した箱型とされ、タンク底面が正面視にて左側から右側へ向けて下り傾斜している。タンク底面の傾斜方向上流側となる左端部には、詳細については後述する払出機構100の払出装置62から払い出された遊技球が流入するタンク入口(図示省略)が形成されており、傾斜方向下流側となる右側の前面には、上皿42の球排出口48に対応するタンク出口76が形成されている。また、貯球タンク74の前面左側端部には、タンク内の遊技球貯留量が満タンになった際に遊技球が溢れ出す、矩形状に切り欠かれたタンクオーバーフロー部78が形成されている。
一方、内枠14の裏面における自由端側(裏面視左側)の側端部には、図2及び図3に示されるように、内枠14及びガラス枠22を施錠するための施錠装置64が取り付けられており、施錠装置64の下側には、皿ユニット40をロックするためのロック装置68が取り付けられている。
この施錠装置64によって、内枠14が外枠12に閉塞された状態で施錠されるとともに、ガラス枠22が内枠14に閉塞された状態で施錠され、ロック装置68によって、皿ユニット40が内枠14に閉塞された状態でロックされる。
また、施錠装置64の下部に設けられたシリンダー錠(錠前)66は、皿ユニット40の前面右上から露出しており、このシリンダー錠66の鍵孔に鍵(図示省略)を差し込んで開錠操作すると、外枠12に施錠された内枠14が開錠されて開放可能となり、内枠14に施錠されたガラス枠22が開錠されて開放可能となる。
ガラス枠22を開放すると露出されるロック装置68のロック解除レバー69を操作すると、内枠14にロックされていた皿ユニット40がロック解除されて開放可能となるが、皿ユニット40が内枠14に閉塞されてロック装置68によりロックされると、発射装置60の前側に球送り装置45が配置され、貯球タンク74のタンクオーバーフロー部78の前下側に球通路70の通路入口72が配置される。また、タンク出口76及び球排出口48を介して貯球タンク74と上皿42とが連通する。
ところで、内枠14側のタンク出口76の下方位置と、皿ユニット40側の球排出口48の下方位置とには、上下方向にスライド可能とされた一対のシャッター板93、95が取り付けられている。このシャッター板93、95は、皿ユニット40が閉塞されると各々下方へ移動して(図2に示される位置)、タンク出口76と球排出口48をそれぞれ開放しタンク出口76と球排出口48を連通させる。
また、皿ユニット40が開放されるとき、シャッター板93、95は、各々上方へ移動して、内枠14側のシャッター板93はタンク出口76の下縁側を塞ぎ、皿ユニット40側のシャッター板95は球排出口48の下縁側を塞ぐ。このシャッター板93、95によって、皿ユニット40を開放した際に、貯球タンク74及び上皿42から遊技球が流出しないようせき止められる。
一方、図4に示されるように、内枠14の裏面には、払出機構100(後述する)等が配設されている。払出機構100は、基板となる矩形状のベース板102の裏面視右側(内枠14の支持端側)に設けられており、ベース板102の払出機構100以外の領域には、パチンコ機10の各機能の全般を制御するための主制御基板96、液晶表示器94に表示させる図柄を制御するための図柄制御基板98等が組み付けられた制御基板ボックス97が取付け可能となっている。また、制御基板ボックス97の表面は保護カバー99で被覆可能とされている。
そして、ベース板102に制御基板ボックス97及び保護カバー99を取付けた状態で(ユニット化)、該ベース板102を内枠14に対して着脱可能とされている。なお、ユニット化しない状態で、ベース板102を内枠14に取付けた後、制御基板ボックス97及び保護カバー99を順番に取付けても良いのは勿論のことである。
ここで、払出機構100について説明する。
図3に示すように、内枠14裏面の支持端側(図中右側)の側端部には、上タンク80及び下タンク82に貯留された遊技球を貯球タンク74(図2参照)側へ流下させる上部球通路ユニット84及び下部球通路ユニット86が延設されており、上部球通路ユニット84と下部球通路ユニット86の間に払出装置62が取り付けられ、下部球通路ユニット86の下側に発射装置60が取り付けられている。また、発射装置60の左側には払出制御基板88が設けられている。
この払出制御基板88による払出停止制御では、払出装置62を駆動停止させて遊技球の払い出しを停止し、払出実行制御では、払出装置62を駆動させて、上タンク80及び下タンク82から上部球通路ユニット84を流下し払出装置62に誘導された遊技球を、貸し球又は賞球として下部球通路ユニット86へ払い出す。
そして、下部球通路ユニット86へ払い出された遊技球は、下部球通路ユニット86を通り貯球タンク74へ誘導され、貯球タンク74内を上流側(左側)から下流側(右側)へ転動して球排出口48から排出されて、上皿42に貯留される。
さらに、上皿42内を下流側(左側)へ流下しつつ整列通路46により1列に整列され、遊技者の発射ハンドル54の操作により、球送り装置45により1球ずつ発射装置60に送り込まれ、発射装置60によって遊技盤Gの遊技領域PAへ発射される(図2の矢印A方向)。この遊技球が遊技領域PAを自重落下する過程で入賞又は外れとなることにより、遊技盤Gにて遊技球を用いた遊技が行われる。
そして、遊技の進行に伴い、大量の遊技球が賞球として払い出されるなどし、上皿42が満タンになると、上皿42に貯留しきれない遊技球は貯球タンク74に貯留される。さらに貯球タンク74が満タンになると、貯球タンク74に貯留しきれない遊技球はタンクオーバーフロー部78から溢れ出す。この貯球タンク74から溢れ出した遊技球は、通路入口72に落下して球通路70を流下し、球排出口49から排出されて下皿44に貯留される。
また、遊技の終了時などに、上皿42の前面左側に設けられた上皿用球抜きレバー50を操作すると、整列通路46の最下流部が開放して、上皿42に貯留された遊技球が球通路70へ排出され下皿44へ流下する。さらに、下皿44が遊技球で満タンになったときや遊技の終了時などに、下皿44の前面下側に設けられた下皿用球抜きレバー52を操作すると、下皿底面の一部が開放して、下皿44に貯留された遊技球が下皿44の下方に配置された球箱(図示省略)へ排出される。
次に、本発明の実施の形態に係る遊技機の要旨について説明する。
図5に示すように、発射装置60に備えられた案内トンネル122の左側に位置するファール球回収口128を構成する図中左側の側壁132は、鉄などの金属板で形成されている。この側壁132の外面上端側には、該側壁132と直交して水平方向に延びる台座134が設けられている。
この台座134の上面には、直方体状の不正具進入防止部材136が固着されている。この不正具進入防止部材136は、例えば、線材138が貫通しない程度の強度を有するウレタン136A等の弾性部材の表面を金属シート136Bで覆ったものが用いられる。
図6に示すように、ファール球回収口128は、ガラス枠22と皿ユニット40の支持端側に配置されており、また、ガラス枠22と上皿42の境界部に位置している。このような部品間の境界部では、隙間が生じるため、図7(A)に示すように、矢印方向へ沿ってピアノ線などの線材が進入可能となってしまう。
このように、隙間を通じてピアノ線などの線材が進入した場合、線材の先端が遊技盤Gの下部中央付近に設けられた図示しない大入賞口(変動入賞装置)まで到達する危険性もあり、線材の移動を規制することが必須である。
このため、図7(B)に示すように、ガラス枠22と上皿42の境界部に生じる隙間135と略対向するように、不正具進入防止部材136を配置する。ここで、不正具進入防止部材136はウレタン136A等の弾性部材で構成されているため、隙間135を通じてピアノ線などの線材138が進入したとしても、該線材138の先端が不正具進入防止部材136に突き当ると、図7(C)に示すように、不正具進入防止部材136は弾性変形し該線材138の先端が不正具進入防止部材136によって保持される。つまり、線材138の先端が不正具進入防止部材136の奥方へ進入することがないよう防止することができる。また、板バネと違いコンパクトに実装可能なため、様々な部位に配置することができる。
そして、線材138が不正具進入防止部材136から離れると、該不正具進入防止部材136は弾性復元して、元の状態に戻ることとなる。このように、復元可能な部材を用いることで線材138の進入に対して、不正具進入防止部材136の効果を常に一定の状態に維持することができる。
さらに、不正具進入防止部材136として、ウレタン136Aの表面を金属シート136Bで覆うことで、不正具進入防止部材136の強度(線材138が貫通することのない強度)を向上させると共に、耐熱性を得ることができる。なお、不正具進入防止部材136として、十分な強度及び耐熱性を得ることができれば弾性部材の表面を必ずしも金属シートで覆う必要はない。例えば、アラミド繊維などを使用し、不正具進入防止部材136を形成しても良い。
また、ここでは、ファール球回収口128の近傍に不正具進入防止部材136を設けたが、ガラス枠22と上皿42の境界部、内枠14とガラス枠22或いは、内枠14と皿ユニット40など、各部品同士の境界部に生じる隙間135に略対向させることで、該隙間135から線材138の進入を防止することができるため、ファール球回収口128の近傍に限るものではない。
また、本形態では、不正具進入防止部材136を弾性部材として、線材138が不正具進入防止部材136から離れると、該不正具進入防止部材136を弾性復元させるようにしたが、不正具進入防止部材136として、所定値以上の押圧力が負荷されると塑性変形する部材を用いても良い。これにより、不正具進入防止部材136に線材138が突き当たった履歴が残ることとなり、線材138の進入状況を確認するということもできる。
さらに、不正具進入防止部材136として金属板を用い、該金属板の表面粗さを粗くして、線材138の先端が金属板の表面に突き当たった状態で線材138の先端の移動を規制するようにしても良い。
また、本形態はあくまでも一実施例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係るパチンコ機を示す正面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機のガラス枠及び皿ユニットが開放された状態を示す正面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機を示す背面図から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機の裏面に設けられた払出機構等を示す背面側から見た分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機の発射装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機に設けられた不正具進入防止部材の位置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機に設けられた不正具進入防止部材を示す説明図であり、(A)は斜視図、(B)は不正具進入防止部材の変形前の状態を示す断面図、(C)は不正具進入防止部材の変形後の状態を示す断面図である。
符号の説明
10 パチンコ機
12 外枠
14 内枠
22 ガラス枠
40 皿ユニット
42 上皿(皿ユニット)
135 隙間
136 不正具進入防止部材(不正具進入防止手段)
136A ウレタン(弾性部材、不正具進入防止部材)
136B 金属シート(不正具進入防止部材)
138 線材
G 遊技盤
PA 遊技領域

Claims (3)

  1. 略矩形状の外枠と、
    前記外枠に回動可能に支持されると共に、前面側に遊技盤が設けられ裏面側に電子部品が配設された内枠と、
    前記内枠の前面上部に回動可能に支持され、前記遊技盤を覆うガラスユニットが取付けられたガラス枠と、
    前記内枠の前面下部に回動可能に支持され、遊技球を貯留する皿ユニットと、
    を備え、
    前記ガラス枠と前記皿ユニットとの間に生じる隙間、或いは前記内枠とガラス枠又は皿ユニットとの間に生じる隙間に略対向して配置され、前記隙間から進入する線材の先端が突き当ると変形して前記線材の先端を保持し、線材の進入を規制する不正具進入防止手段を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記線材が前記不正具進入防止手段から離れると、該不正具進入防止手段が弾性復元することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記不正具進入防止手段が、前記線材の押圧によって弾性変形可能な弾性部材と、前記弾性部材の表面を覆う金属シートと、を含んで構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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