JP2008237270A - 施錠装置及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 機枠と筐体枠との間に針金等を挿入することによって容易に解錠が行われることのない施錠装置及び遊技機を提供すること。
【解決手段】 本発明に係る施錠装置1は、被係合部46aを有する第1枠体3に対して開閉可能に揺動支持される第2枠体5に設置されて、被係合部46aと係合可能な係合部47aを含む本体部42と、挿入された解錠鍵45の回転に連動して、係合部47aを被係合部46aに対して施錠又は解錠させる方向へと本体部42を移動させる本体可動部40、41と、本体部42を移動可能に保持するとともに、本体部42よりも第1枠体3と第2枠体5との開閉端部側に配置される本体ガイド部43とを有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、施錠装置及び遊技機に係り、特に機枠や装飾枠が解錠鍵等を用いることなく不正に開閉されてしまうことを防止することが可能な施錠装置及び遊技機に関する。
パチンコ機等の弾球遊技機(以下、遊技機という。)では、弾球された遊技媒体(以下、球という。)が遊技盤面上を流下して、その流下の過程で球が遊技盤面上のゲージ(釘ともいう。)や羽根車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技盤面上に配置された各種入賞口に球が入賞すれば所定の景品球払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に球が流入すれば景品球払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は球の流下における偶然性を利用しつつ球の入賞及び景品球払出しを期待して、遊技を楽しむことができる。
このようなパチンコ機は、機器全体が複数の枠により囲まれるように構成されており、球の円滑な流下、遊技者による遊技盤への不正アクセス防止、パチンコホールへの設置性の向上、メンテナンス性の向上等様々な機能を実現している。
具体的には、木材や樹脂等で形成された筐体枠が、パチンコ機全体の主に上下面及び左右側面を囲むように構成されている。そして、その筐体枠の前面、すなわち遊技者側には機枠が筐体枠に対して開閉及び施錠可能に配置され、この機枠が遊技盤を保持している。
さらにその機枠の前面には装飾枠が機枠に対して開閉及び施錠可能に配置され、この装飾枠が遊技盤前面の前面透明板やその周囲に配置される各種装飾部材を保持している。この機枠や装飾枠等の枠体を施錠する施錠装置としては、例えば特許文献1に開示のものが知られている。
このように、パチンコ機は、遊技者の遊技盤に対する不正アクセスが前面からも上下左右側面からも困難となるように構成されている。
特開2006−136616号公報
しかしながら、遊技に対する不正アクセスを行うために、機枠と筐体枠との間に針金等を挿入して施錠装置を解錠する不正行為が多々発生しており、このような不正行為によってパチンコホールの店員に気づかれることなく遊技機の遊技処理が不正に操作されるおそれがあった。
特に、一般的な遊技機の施錠装置は、機枠に設けられた係合金具が解錠鍵の回転に伴って稼動して、筐体枠や装飾枠に設けられた被係合部との係合を解除する構造となっていたので、隙間から入れられた針金によって係合金具を強制的に稼動させて、施錠装置の解錠が行われるおそれがあった。
本発明は上記の事情に鑑みて為されたもので、機枠と筐体枠との間に針金等を挿入することによって容易に解錠が行われることのない施錠装置及び遊技機を提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての施錠装置は、被係合部を有する第1枠体に対して開閉可能に揺動支持される第2枠体に設置されて、被係合部と係合可能な係合部を含む本体部と、挿入された解錠鍵の回転に連動して、係合部を被係合部に対して施錠又は解錠させる方向へと本体部を移動させる本体可動部と、本体部を移動可能に保持するとともに、本体部よりも第1枠体と第2枠体との開閉端部側に配置される本体ガイド部と、を有することを特徴とする。
本発明に係る施錠装置では、本体ガイド部が、本体部よりも第1枠体と第2枠体との開閉端部側に配置される構造となっているので、第1枠体と第2枠体との間に針金等を挿入させた場合であっても、針金の先端が本体ガイド部に阻害されて本体部に到達しにくくなる。このため、容易に本体部を移動させることができず、係合部を被係合部に対して解錠させることが困難となるので、遊技者による遊技機内への不正なアクセスを防止することができる。
なお、第1枠体として、例えば遊技機の周囲を囲む筐体枠を用いる場合には、第2枠体として、その筐体枠の前方に開閉可能に配置されて遊技場装置ユニットを保持する機枠を用いることができる。また、第1枠体としては、第2枠体としての機枠の前方に開閉可能に配置されて装飾部材等を保持する装飾枠を用いることもできる。
また、「前」とはこの遊技装置体がパチンコ機等の遊技機に設置された際に、遊技盤面から遊技者に向かう方向、すなわち遊技盤裏面から表面に向かう方向であり、「後」とはその反対に遊技盤表面から裏面に向かう方向である。
さらに、本体可動部が本体部よりも開閉端部側に配置され、本体可動部と本体部との連動部近傍において、本体可動部と本体部との間に本体ガイド部が不存在であるものであってもよい。
このように、本体可動部と本体部との連動部近傍において、本体可動部と本体部との間に本体ガイド部が不存在である場合には、本体可動部によって本体部を可動させるため連動部(例えば、回動カム等)の動作が本体ガイド部によって阻害されない。したがって、本体ガイド部を介して本体部の反対側に本体可動部が配置される構造であっても、本体可動部で本体部を直接的にかつ円滑に可動させることが可能となる。
さらに、本体ガイド部が、開閉端部における第1枠体と第2枠体との閉鎖状態における間隙を閉塞する閉塞部を有するものであってもよい。
このように、第2枠体と第1枠体との間隙を閉塞するための閉塞部を本体ガイド部が備えることによって、第2枠体と第1枠体との間隙に向けて挿入される針金の侵入を阻止することができるので、より一層、不正抑制効果を高めることが可能となる。
また、本発明の他の例示的側面としての遊技機は、前記第1枠体と、前記第2枠体と、第2枠体に保持され、遊技媒体による遊技を実現する遊技装置体ユニットと、遊技装置体ユニットに対して一定距離以上離間して配置された前面透明板と、遊技媒体を前記遊技装置体ユニットの前面に形成される遊技領域に向けて発射するための発射ユニットと、上述したいずれかの施錠装置とを有することを特徴とする。
上述したような施錠装置を遊技機が備えることによって、パチンコホールにおける不正を効果的に抑制することができ、安全で快適な遊技の提供に寄与することができる。ここで、例えば遊技媒体はパチンコ機等の遊技機に用いられる球、遊技装置体はその球が流下するための遊技盤である。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、第1枠体と第2枠体との間に針金等を挿入させた場合であっても、針金の先端が本体ガイド部に阻害されて本体部に到達しにくくなる。このため、容易に本体部を可動させることができず、係合部を被係合部に対して解錠させることが困難となるので、遊技者による遊技機内への不正なアクセスを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る施錠装置を有する遊技機としてのパチンコ機2の外観を示す外観斜視図である。パチンコ機2は、筐体枠(第1枠体)3、遊技盤ユニット(遊技装置体ユニット)4、機枠(第2枠体)5、前面透明板6、装飾枠7、球発射装置(図示せず。)、上皿(貯留皿)8、発射ユニット(図示せず)、施錠装置1(図2〜図4参照。)を有して概略構成されている。
パチンコ機2は、組合せ式パチンコ機、封入循環式パチンコ機等を含む。また、遊技機としてはパチンコ機の他に、遊技媒体としてコインを使用するパチスロ機やスロットマシン、各種ゲーム機やアーケードマシン等が概念できる。
筐体枠3は、このパチンコ機2の周囲を囲むための枠体であり、平面視略長方形に構成されている。材料としては、木材が用いられることが多いが、他に樹脂やアルミ等の金属が用いられることもある。筐体枠3は、パチンコ機2の上下面及び左右側面を囲い、前面(すなわち、遊技者側)から見て左側面側には機枠5及び装飾枠7を揺動支持するためのヒンジ部11が設けられている。
また、筐体枠3には後述する施錠装置1の係合爪(係合部)47aに係合する係合孔(被係合部)46aが被係合部として形成されている(図4参照)。この係合孔46aに係合爪47aが係合されることによって、機枠5が筐体枠3に対して施錠された状態となる。
遊技盤ユニット4は、遊技盤13とレール飾り14とを有して構成されている。遊技盤13は、パチンコ機2において遊技媒体としての球20による遊技を実現するためのものである。遊技盤13の遊技盤面13aには、略円形状に開口が形成されたレール飾り14が取り付けられており、このレール飾り14の内側面14aと遊技盤面13aとによって遊技領域13bが画定されている。
その遊技領域13b内には多数のゲージ24、入賞口26、図柄表示装置28、アウト口30、その他の各種役物が配置されている。図示しない球発射装置により球20が遊技領域13b内の上部に向けて発射されると、球20がゲージ24に衝突してその流下方向を変えつつ遊技領域13b内を流下するようになっている。その流下の途中で、あるものは入賞口26に入賞して景品球払出しの契機となり、あるものは図柄表示装置28による図柄変動遊技開始の契機となり、また、あるものはいずれの入賞口26にも入賞せずにアウト口30からパチンコ機2の外部へと排出される。このように、遊技盤13上を球20が流下する際に、様々な遊技が演出されるようになっている。
遊技盤13の裏面側には入賞口26に入賞した入賞球やアウト口30に流入したアウト球を排出するための球経路、図柄表示装置28の図柄表示制御を行う図柄表示制御基板(図示せず。)、各種役物の動作制御を行う役物制御基板が配置されるが詳細は省略する。
機枠5は、遊技盤13を保持するための枠体であり、その中央近傍に遊技盤13を取り付けるための取付け開口が形成されている。取付け開口の周囲に遊技盤13を着脱可能に取り付けるための取付け部を有し、機枠5は遊技盤13の周囲を囲むように構成されている。その機枠5は、筐体枠3の前面側に配置されてヒンジ部11によって前面開閉可能に揺動支持されている。機枠5は、樹脂又は金属によって形成され、その裏面側には裏機構盤(図示せず。)が配置される。その裏機構盤には、入賞球を計数して排出処理する入賞球処理装置(図示せず。)、景品球を計数して払い出す景品球払出し装置(図示せず。)等が配置されている。また、このパチンコ機2全体の制御を行うための主基板(遊技制御基板、図示せず。)やセンサ基板(図示せず。)も配置されている。
前面透明板6は、遊技盤13に対して一定距離以上離間して配置された透明板である。前面透明板6は透明平板で形成され、遊技盤13との間に球20が流下する流下空間を形成する機能、遊技者が前面透明板6を通して遊技盤13を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤13に不正にアクセス(接触)できないように不正アクセスを防止する機能、を発揮する。
前面透明板6の素材としては一般にガラスが使用されるが、透明アクリル等の樹脂材料が使用されてもよい。また、本実施の形態においては、前面透明板6が装飾枠7に保持されるが、前面透明板6が遊技盤13の前面に取り付けられて、遊技盤13とともに機枠5に保持されるように構成されていてもよい。
装飾枠7は、前面透明板6又はその周囲を囲む装飾部材32を保持するための枠体である。本実施の形態においては、装飾枠7は、前面透明板6及び装飾部材32の両方を保持している。その装飾枠7は、機枠5の前面側に配置されてヒンジ部11において機枠5とともに筐体枠3に軸支され、機枠5に対して前面開閉可能に揺動支持されている。
装飾枠7は樹脂又は金属によって形成され、その中央部には前面透明板6を取り付けるための取付け開口が形成されている。その前面透明板6の周囲には、パチンコ機2を装飾するための造形・色彩・ランプが付された装飾部材32が取り付けられ、パチンコ機2の遊技演出に寄与している。
なお、本実施の形態では、筐体枠3に設けられたヒンジ部11に機枠5及び装飾枠7の両方が軸支される構成となっている。しかしながら、機枠5と装飾枠7とがそれぞれ異なるヒンジ部によって軸支されていてももちろんよい。筐体枠3に機枠5を軸支するヒンジ部が設けられ、機枠5に装飾枠7を軸支する別のヒンジ部が設けられていてももちろんよい。
また、装飾枠7の後面(すなわち、機枠5側の面。)の端部には、後述する施錠装置1の係合爪(係合部)47bに係合する係合孔(被係合部)46bが被係合部として形成されている。この係合孔46bに係合爪47bが係合されることによって、装飾枠7が機枠5に対して施錠された状態となる。
上皿8は、球20を発射ユニットに導くべく貯留するためのもので、下皿8aとともに遊技者の持ち球を貯留する機能を有する。上皿8は、パチンコ機2の前面であって遊技盤13の下方、すなわち装飾枠7の下方部分に配置され、下皿8aは、その上皿8の更に下方に配置されている。本実施の形態においては、上皿8と下皿8aとを別々に構成しているが、もちろん上皿8と下皿8aとが一体となって1つの球皿が構成されていてもよい。
上皿8は、景品球としてパチンコ機2から払い出された球20を受け取る機能や、その球20を球供給装置(図示せず。)を介して発射ユニットに導くべく貯留する機能を有している。遊技終了時には、遊技者が球排出ボタン8bを操作することにより、球20を上皿8から下皿8aへと排出することができるようになっている。
発射ユニットは、球供給装置によって上皿8から発射位置に送り出された球20を遊技領域13bの上部に向けて発射(弾球)するためのものである。発射ユニットは、例えば発射位置の球20を弾球する発射杆、その発射杆を駆動する発射モータ、発射杆を付勢して弾球のための力を発生させる発射バネ等を有してユニット構成され、機枠5に取り付けられている。その発射ユニットによる球発射のため、遊技者の操作に基づいて球発射のオンオフ及びその発射強度調整を実現する発射ハンドル9がパチンコ機2の前面下部に設けられているが、詳細は省略する。
施錠装置1は、筐体枠3と機枠5と装飾枠7とを開閉可能又は不可能に、解錠又は施錠するためのものである。図2は、この施錠装置1の概略構造を示した斜視図であり、図3は、施錠装置1が設置された遊技機の水平断面図である。施錠装置1は、機枠5に設けられており、キーシリンダ(本体可動部)40と、回転カム(本体可動部、連動部)41と、ステー(本体部)42と、ステーガイド枠(本体ガイド部)43とを有して大略構成されている。
ステー42は、長尺板体の下端部が屈曲された部材であって、下端部の屈曲された部分(屈曲部42a)の側壁面には、回転カム41の先端41aを挿入するための挿入開口42bが形成されており、回転カム41の回転に連動してステー42が上下動される構造となっている。ステー42の前後側部には、筐体枠3に形成された係合孔46aに係合可能な係合爪47aと、装飾枠7に形成された係合孔46bに係合可能な係合爪47bとがそれぞれ2つずつ設けられている。
ステーガイド枠43は、ステー42の側面に例えばボス等を介してスライド可能に当接するガイド本体部43aと、ガイド本体部43aの端部において直角に連結される正面板部43bと、正面板部43bにおいてガイド本体部43aとの連結端部の反対側端部に形成される閉塞片(閉塞部)43cとを有して概略構成されている。
ガイド本体部43aは、図3に示すように、前面視でステー42の右側、より詳細には、筐体枠3に対して開閉可能に揺動軸支された機枠5の開閉端部側に配置されており、ステー42の開閉端部側の側面を覆うようにしてステー42を保持し、ステー42の上下動を補助する構造となっている。ガイド本体部43aの壁面には貫通孔等が形成されておらず、開閉端部側よりガイド本体部43aを臨む場合には、ガイド本体部43aによりステー42が覆われるようになっている。したがって、開閉端部側からピアノ線等の不正部材によってガイド本体部43aを経由してステー42にアクセスすることが極めて困難となっており、ステー42への不正行為の防止が効果的に図られている。
ステーガイド枠43が正面板部43bにおいて機枠5の背面に固定されており、正面板部43bが上述した反対側端部が機枠5の端部まで延設され、そして閉塞片43cがその端部より更に後側へと屈曲するようにして形成されている。閉塞片43cは、図3に示すように正面板部43bの端部より後方へと屈曲形成されているので、筐体枠3と機枠5との閉鎖状態における間隙Rを閉塞する機能を備えている。
また、ガイド本体部43aには、屈曲部42aの側壁面へと延設される回転カム41を案内するための開口部43dが形成されている。なお、本実施の形態では、回転カム41を案内するための開口部43dを形成することとしたが、回転カム41の設置位置近傍において回転カム41とステー42との連動がガイド本体部43aによって阻害されない構造、例えば、回転カム41の設置位置近傍においてガイド本体部43aが存在しない構造であれば、どのような構造であってもよい。
キーシリンダ40は、ガイド本体部43aに対して機枠5の開閉端部側に配置されている。キーシリンダ40には、図4に示すように、鍵穴44が形成されており、鍵穴44に鍵(解錠鍵)45が正しく挿入されると、鍵45の回転によって回転カム41が回転可能となるように構成されている。その回転カム41の先端は、上述したように開口部43dを介してステー42の屈曲部42aへと延設され、屈曲部42aの側壁面に形成される挿入開口42bに挿入されている。このため、図4に示すように、キーシリンダ40の回転に応じて回転カム41の先端41a位置が上下動し、ステー42が上下に移動する構造となっている。
この施錠装置1において、施錠時すなわち鍵45が鍵穴44に挿入されない場合には、図4に示すように、回転カム41の先端が側方(図中の横方向)となるように設定されている。この状態では、ステー42に設けられた係合爪47aが筐体枠3に設けられた係合孔46aに係合しており、筐体枠3と機枠5とが施錠された状態で閉成される。また、ステー42に設けられた係合爪47bも装飾枠7に設けられた係合孔46bに係合しており、機枠5と装飾枠7とが施錠された状態で閉成される。
鍵45を鍵穴44に挿入し、図中反時計方向に回転させると、回転カム41も反時計方向に回転する。それに伴い、回転カム41の先端が下方向に回転されるので、ステー42が下方に移動して係合爪47bと係合孔46bとの係合が外れ、装飾枠7と機枠5とが解錠状態となる。一方で、回転カム41の先端位置が下方向に回転されると、ステー42が下方に移動して係合爪47aと係合孔46aとは係合されたままの状態となり、筐体枠3と機枠5とは施錠状態のままとなる。このようにキーシリンダ40が反時計方向に回転されると、係合爪47bが係合孔46bから外れて解錠され、機枠5に対して装飾枠7を開成させることが可能となる。
一方で、鍵45を鍵穴44に挿入し、図中時計方向に回転させると、回転カム41も時計方向に回転する。それに伴い、回転カム41の先端が上方向に回転されるので、ステー42が上方に移動して係合爪47aと係合孔46aとの係合が外れ、筐体枠3と機枠5とが解錠状態となる。一方で、回転カム41の先端位置が上方向に回転されると、ステー42が上方に移動して係合爪47bと係合孔46bとは係合されたままの状態となり、装飾枠7と機枠5とは施錠状態のままとなる。このようにキーシリンダ40が時計方向に回転されると、係合爪47aが係合孔46aから外れて解錠されて、筐体枠3に対して機枠5を開成させることが可能となる。
このように施錠装置1が構成された場合、ステーガイド枠43のガイド本体部43aが、機枠5の開閉端部側からステー42を覆うようにしてステー42の上下動を補助する構造となっているので、機枠5と筐体枠3との間隙Rに対して開閉端部側から針金等を挿入した場合であっても、針金先端がステーガイド枠43のガイド本体部43aに阻まれる。特に、ガイド本体部43aの壁面に孔などが設けられておらず、ステー42がガイド本体部43aによって覆われて、開閉端部側から全く露出されない構造となっているので、間隙Rに針金等を挿入した場合であっても、針金等の進入がガイド本体部43aによって止められてしまう。このため、ステー42に針の先端が到達することができず、ステー42を不正に上下動させることができない。従って、間隙Rに針金等を入れても容易に施錠装置1を解錠することができなくなり、筐体枠3内への不正なアクセスを防止することが可能となる。
さらに、ステーガイド枠43には、機枠5と筐体枠3との間隙Rを閉塞する閉塞片43cが形成されているので、機枠5と筐体枠3との間隙Rに針金等を入れようとしても閉塞片43cによってその進入が阻まれることとなり、針金を機枠5と筐体枠3との間隙Rに入れることすら困難となる。このため、結果として針金等を用いて施錠装置1を解錠することが困難となり、筐体内への不正なアクセスをさらに防止することが可能となる。
さらに、ステーガイド枠43のガイド本体部43aには、屈曲部42aの側壁面へと延設される回転カム41の先端を導く(通す)ための開口部43dが形成されているので、キーシリンダ40がガイド本体部43aに対して機枠5の開閉端部側に配置される場合であっても、ガイド本体部43aによって回転カム41の回転が阻害されることがなく、回転カム41の回転に連動させてステー42の上下動を行うことが可能となる。
また、パチンコ機2に施錠装置1を設けることによって、パチンコホールにおける不正を効果的に抑制することができ、安全で快適な遊技の提供に寄与することができる。
なお、本実施の形態においては、遊技機としてのパチンコ機2について説明したが、上述のように、遊技機としてはパチスロ機やスロットマシン、各種ゲーム機やアーケードマシン等が概念できる。ここで、パチスロ機やスロットマシンの場合は、コインが遊技媒体に相当し、回胴体が遊技装置体に相当する。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。例えば、上述した実施の形態では、本発明に係る第1枠体として筐体枠3を用い、第2枠体として機枠5を用いる場合について説明を行ったが、第1枠体および第2枠体は上述した筐体枠3および機枠5のみに限定されるものではない。例えば、第1枠体として機枠5を用いる場合には、第2枠体として装飾枠7を用いることができ、少なくとも互いに前面開閉可能に揺動支持される2つの枠体であるならば、いずれか一方を第1枠体とし、他方を第2枠体として本発明に係る施錠装置を設置することが可能である。
また、本実施の形態では、回転カム41に連動させてステー42を上下動させるために、ガイド本体部43aに開口部43dを形成する場合について説明を行ったが、回転カム41の設置位置近傍において回転カム41とステー42との連動がガイド本体部43aによって阻害されない構造であれば、必ずしも開口部43dが形成されていなくてもよい。例えば、ガイド本体部43aを回転カム41近傍位置までの長さとし、回転カム41の配設位置よりも下側にガイド本体部43aを設けない構造とすることも可能である。このようにガイド本体部43aの下端を回転カム41の近傍までとすることによって、回転カム41に連動するステー42の上下動をガイド本体部43aで阻害してしまうことを防止することができる。
本発明の実施の形態に係るパチンコ機を示した外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る施錠装置を示した外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る施錠装置が設けられた遊技機の水平断面図である。 本発明の実施の形態に係る施錠装置の回転カムの回転とステーの上下動との関係を示した斜視図である。
符号の説明
1:施錠装置
2:パチンコ機(遊技機)
3:筐体枠
4:遊技盤ユニット
5:機枠
6:前面透明板
7:装飾枠
8:上皿(貯留皿)
8a:下皿
8b:球排出ボタン
9:発射ハンドル
11:ヒンジ部
13:遊技盤
13a:遊技盤面
13b:遊技領域
14:レール飾り
14a:内側面
20:球(パチンコ球)
24:ゲージ
26:入賞口
28:図柄表示装置
30:アウト口
32:装飾部材
40:キーシリンダ(本体可動部)
41:回転カム(本体可動部、連動部)
41a:先端
42:ステー(本体部)
42a:屈曲部
42b:挿入開口
43:ステーガイド枠(本体ガイド部)
43a:ガイド本体部
43b:正面板部
43c:閉塞片(閉塞部)
43d:開口部
44:鍵穴
45:鍵(解錠鍵)
46a,46b:係合孔(被係合部)
47a,47b:係合爪(係合部)
R:間隙

Claims (4)

  1. 被係合部を有する第1枠体に対して開閉可能に揺動支持される第2枠体に設置されて、該被係合部と係合可能な係合部を含む本体部と、
    挿入された解錠鍵の回転に連動して、前記係合部を前記被係合部に対して施錠又は解錠させる方向へと前記本体部を移動させる本体可動部と、
    前記本体部を移動可能に保持するとともに、該本体部よりも前記第1枠体と前記第2枠体との開閉端部側に配置される本体ガイド部と、を有する施錠装置。
  2. 前記本体可動部が前記本体部よりも前記開閉端部側に配置され、
    該本体可動部と該本体部との連動部近傍において、該本体可動部と該本体部との間に前記本体ガイド部が不存在である請求項1に記載の施錠装置。
  3. 前記本体ガイド部が、前記開閉端部における前記第1枠体と前記第2枠体との閉鎖状態における間隙を閉塞する閉塞部を有する請求項1又は請求項2に記載の施錠装置。
  4. 前記第1枠体と、
    前記第2枠体と、
    該第2枠体に保持され、遊技媒体による遊技を実現する遊技装置体ユニットと、
    該遊技装置体ユニットに対して一定距離以上離間して配置された前面透明板と、
    遊技媒体を前記遊技装置体ユニットの前面に形成される遊技領域に向けて発射するための発射ユニットと、
    請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の施錠装置と、
    を有する遊技機。
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