JP2009082323A - 筐体枠ユニット、遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】第1枠部材とその後方に配置された第2枠部材とで構成するとともに、両枠部材で連通形成される連通空間を拡縮可能とすることで、内部に収容される機器類の種類や大きさが異なる複数機種の遊技機に共通で使用可能とされた筐体枠ユニットを提供すること。
【解決手段】この筐体枠ユニット4は、後方が開口されて第1の内部空間14jを形成すると共に遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技装置体をその内部空間に保持する第1枠部材14と、前方が開口されて第1の内部空間に連通する第2の内部空間16eを形成すると共に第1枠部材の後方に前後移動可能に配置された第2枠部材16とを有して構成され、前後移動によって第1内部空間と第2内部空間とにより連通形成される連通空間4aを拡縮可能である。
【選択図】図2
【解決手段】この筐体枠ユニット4は、後方が開口されて第1の内部空間14jを形成すると共に遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技装置体をその内部空間に保持する第1枠部材14と、前方が開口されて第1の内部空間に連通する第2の内部空間16eを形成すると共に第1枠部材の後方に前後移動可能に配置された第2枠部材16とを有して構成され、前後移動によって第1内部空間と第2内部空間とにより連通形成される連通空間4aを拡縮可能である。
【選択図】図2
Description
本発明は、筐体枠ユニット及び遊技機に係り、特に筐体枠ユニットにより形成される遊技機の内部空間の奥行き寸法を変更可能とする筐体枠ユニット等に関する。
パチンコ機等の遊技機では、弾球された球が遊技盤面上を流下して、その流下の過程で球が遊技盤面上のゲージ(釘ともいう。)や羽根車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。そして、遊技盤面上に配置された各種入賞口や入球口への球の入賞に基づき所定の景品獲得が可能に構成されており、遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は球の流下における偶然性を利用しつつ球の入賞、入球及び景品払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
例えば、雀球機やアレンジボール機等の組合せ式パチンコ機は、コインを投入すると所定個数(例えば、11個。)の球が封入循環状態で発射可能に準備される。そして、その球を1球ずつ狙いを定めて球発射して遊技を行うのである。遊技盤面上には、多数の入球口が配置されており、その多数の入球口のうちいずれの入球口に球が入球したかによって生じる組合せに基づき、遊技者に対して景品の払出しが行われるようになっている。組合せの態様によって景品数が異なり、その景品払出しはコインの払出し(排出又はクレジット等。)によって行われる。
このような遊技機は、コインを払い出すためのコイン払出装置、遊技盤面上で行われる遊技を演出したり、遊技状態を制御したりするための制御機器等の機器類を収容保護するために、遊技機の周囲が筐体枠で囲まれて構成されている。
筐体枠は、遊技機ホールに設けられた遊技機島に遊技機を固定する際に、遊技機島に釘固定するための固定基板としての機能も有している。遊技機島に形成された遊技機固定用の開口(取付けスペース)に遊技機をはめ込み、筐体枠を遊技機島に対して釘で緊結して遊技機を固定するのである。
遊技機島に形成される取付けスペースは、関東と関西とではその大きさが異なる場合がある。したがって、遊技機は同じ種類の遊技機でも筐体枠の外形寸法が異なる2種類の遊技機が製造されていたり、遊技機島への固定の際に隙間を埋めるためにスペーサが用いられていたりする。
そこで、筐体枠の外形寸法を適宜変更可能とし、遊技機島に形成された取付スペースの違いに柔軟に対応できるようにしたものとして、例えば、特許文献1、特許文献2に開示のものがある。
遊技機の内部に収容される機器類の大きさや種類は、遊技機ごとに様々であり、それらを収容するために必要とされる遊技機の内部空間も様々である。
しかし、特許文献1、特許文献2に開示の筐体枠は、遊技機の外形寸法を変更することはできるものの、奥行き寸法(前後寸法)を変更することはできないため、遊技機の内部空間を変更することもできない。したがって、内部に収容する機器類の大きさや種類が異なる遊技機に合わせて、別々に異なる寸法の筐体枠を準備・製造しなければならない。
本発明は上記の事情に鑑みて為されたもので、第1枠部材とその後方に配置された第2枠部材とで構成するとともに、両枠部材で連通形成される連通空間を拡縮可能とすることで、内部に収容される機器類の種類や大きさが異なる複数機種の遊技機に共通で使用可能とされた筐体枠ユニットを提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての筐体枠ユニットは、後方が開口されて第1の内部空間を形成すると共に遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技装置体をその内部空間に保持する第1枠部材と、前方が開口されて第1の内部空間に連通する第2の内部空間を形成すると共に第1枠部材の後方に前後移動可能に配置された第2枠部材とを有して構成され、前後移動によって第1内部空間と第2内部空間とにより連通形成される連通空間を拡縮可能である。
第2枠部材を前後移動することで、第1の内部空間と第2の内部空間とにより連通形成される連通空間を拡縮可能であるので、遊技機の内部に収容される機器類の大きさや種類に合わせて、連通空間を適宜拡縮することができる。したがって、内部に収容される機器類が異なる機種ごとに別々に筐体枠ユニットを製造しなくてもよいため、複数機種に共通の筐体枠ユニットとすることができ、遊技機の製造コストの抑制に寄与することができる。また、内部に収容する機器類の大きさや種類が異なる遊技機に筐体枠ユニットを再利用することができる。
ここで、遊技媒体としては、球やコイン等を概念することができ、例えば雀球機においてはパチンコ球を意味する。そして、遊技装置体は、その球やコイン等の遊技媒体を流下させるための遊技領域が形成された遊技盤を概念することができる。
「遊技装置体を内部空間に保持する」の概念には、筐体枠ユニットが直接的に遊技装置体を保持する場合のみならず、間接的に保持する場合も含まれる。例えば、筐体枠ユニットの前面に開閉可能に配置された機枠に遊技装置体が保持されている場合も含まれる。
なお、ここで「前」は遊技ホール等に設置された状態における遊技機から遊技者に向かう方向を意味し、「後」は逆に遊技者から遊技機に向かう方向を意味する。したがって、「前方」は遊技者にとって「手前側」であり、「後方」は遊技者にとって「奥側」である。また、本願において「筐体枠ユニットの連通空間」と「遊技機の内部空間」とは、コイン払出装置等の機器類を収容するための空間として略同義に用いる。
筐体枠ユニットが、第1枠部材に対する第2枠部材の前後移動を禁止する移動禁止手段を更に有していてもよい。筐体枠ユニットが移動禁止手段を有しているので、第1枠部材に対して第2枠部材を所定の位置で前後移動禁止とすることができる。したがって、内部に収容される機器類の種類や大きさ等に適した位置に第2枠部材を固定したうえで、機器類を収納することができる。また、遊技機の運搬時等に人や物がぶつかった場合であっても第2枠部材が前後移動しないので、連通空間の拡縮によって内部の機器類が破損してしまうことを防止することができる。
移動禁止手段が、第1枠部材又は第2枠部材の少なくともいずれか一方に前後方向に亘って複数形成された締結ネジ固定用のネジ孔を有して構成されていてもよい。
第1枠部材又は第2枠部材の少なくともいずれか一方に締結ネジ固定用のネジ孔が形成されているので、他方の枠部材に締結ネジ貫通用の貫通孔が形成されていれば第1枠部材と第2枠部材とを締結ネジによって強固に固定することができる。さらに、ネジ孔が第1枠部材又は第2枠部材の前後方向に亘って複数形成されているので、固定に使用するネジ孔を変更することで、連通空間を拡縮することができる。
締結ネジはドライバ等により締めたり緩めたりできるので、特別な工具等を使用しなくても連通空間を拡縮することができ、大変便利である。締結ネジは汎用的な部材であり入手しやすいため、締結ネジを紛失した場合であっても簡単に代替品を手に入れやすい。
なお、貫通孔を前後方向に延びた長孔で形成した場合には、締結ネジを完全に外さずに緩めた状態で第2枠部材を前後移動させることで、簡単に連通空間を拡縮させることができるし、前後位置を微調整することもできる。
移動禁止手段が、第1枠部材又は第2枠部材の少なくともいずれか一方に配置された係止爪と、第1枠部材又は前記第2枠部材の少なくともいずれか他方に前後方向に亘って形成され、前記係止爪と係合可能な複数の係合凹部と、を有して構成されていてもよい。
第1枠部材又は第2枠部材の少なくともいずれか一方に係止爪が配置され、他方に係止爪と係合可能な係合凹部が形成されているので、係止爪と係合凹部との係合によって、第1枠部材に対して第2枠部材を所定の位置で固定することができる。係止爪と係合凹部との係合を解除するだけで、第2枠部材が前後移動可能となる。したがって、ドライバ等の工具を使わずに簡単に係合解除して、連通空間を拡縮することができるように構成することができる。また、係合凹部が前後方向に亘って形成されているので、係止爪が係合する係合凹部を変更することで、第2枠部材を異なる前後位置で固定することができる。
第1枠部材の後方端部又は第2枠部材の端部のいずれか一方の端部を挿入するために二股状とされた二股状部が、第1枠部材又は第2枠部材のいずれか他方の内側面又は外側面に形成されていてもよい。
第1枠部材の後方端部又は第2枠部材の前方端部のいずれか一方の端部が他方の枠部材の内側面又は外側面に形成された二股状部に挿入されるので、両枠部材の隙間からの異物侵入を防止することができる。例えば、両枠部材の隙間から遊技機内部に向けてピアノ線を挿入するようなことが行われた場合であっても、二股状部と一方の端部とによって形成される隙間はクランク状になるため、ピアノ線は直進することができず遊技機内部に侵入しにくくなっている。
なお、第1枠部材の後方端部又は第2枠部材の前方端部のいずれか一方の端部が、二股状部に挿入されるためには、第1枠部材の内側に第2枠部材が入り込んで連通空間が形成されている場合、第2枠部材の前端が挿入される二股状部が第1枠部材の内側に形成されるか、第1枠部材の後端が挿入される二股状部が第2枠部材の外側に形成される必要がある。第2枠部材の内側に第1枠部材が入り込んで連通空間が形成されている場合、第2枠部材の前端が挿入される二股状部が第1枠部材の外側に形成されるか、第1枠部材の後端が挿入される二股状部が第2枠部材の内側に形成される必要がある。
本発明の他の例示的側面としての遊技機は、上記筐体枠ユニットと、遊技装置体と、遊技装置体の前方に配置され、筐体枠ユニットに対して前方開閉可能に揺動支持された前面枠と、遊技装置体に対して一定距離以上離間して配置された前面透明板と、を有する。
連通空間を拡縮可能である筐体枠ユニットを有しているので、遊技機の内部領域に収容される機器類の大きさや種類に合わせて連通空間を形成することができる。また、複数の遊技機で共通の筐体枠ユニットを用いることができるので、遊技機の製造コスト抑制に寄与することができる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、筐体枠ユニットを第1枠部材とその後方に配置された第2枠部材とで構成し、両枠部材で連通形成される連通空間を拡縮可能とすることで、内部に収容される機器類の種類や大きさが異なる複数機種の遊技機に共通で使用可能とされた、遊技機の製造コストの抑制及び再利用性の向上に寄与することができる筐体枠ユニットを提供することができる。また、第1枠部材と第2枠部材との隙間からの遊技機内部に向けた異物侵入を防止することで、ピアノ線等の異物挿入による不正行為を好適に防止することができる。
筐体枠ユニットを第1枠部材とその後方に配置された第2枠部材とで構成し、両枠部材で連通形成される連通空間を拡縮可能とすることで、内部に収容される機器類の種類や大きさが異なる複数機種の遊技機に共通で使用可能とされた、遊技機の製造コストの抑制に寄与することができる筐体枠ユニットを提供すること
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る遊技機としての雀球機2の外観斜視図である。この雀球機2は、筐体枠ユニット4、遊技盤(遊技装置体)6、機枠8、前面ガラス(前面透明板)10、装飾枠12、コイン投入ユニット13、ハンドル30、受皿17を有している。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る遊技機としての雀球機2の外観斜視図である。この雀球機2は、筐体枠ユニット4、遊技盤(遊技装置体)6、機枠8、前面ガラス(前面透明板)10、装飾枠12、コイン投入ユニット13、ハンドル30、受皿17を有している。
遊技機は、コインを投入して遊技を行う遊技機であり、特にアレンジボール機等の組合せ式パチンコ機、封入循環式パチンコ機、等の種々のパチンコ機及びスロット機を含む。本実施の形態においては、その中でも特に雀球機2を例示して説明する。
筐体枠ユニット4は、この雀球機2の周囲を囲む枠体であり、平面視略長方形に構成され、材料としては木材・樹脂・金属等が適用可能であるが、本実施の形態では金属としてのアルミニウムを用いている。筐体枠ユニット4は、その内部にコイン払出装置(図示せず。)等の様々な内部機器を収容して、それらを保護しているのである。
筐体枠ユニット4は、図2に示すように、前側枠部材(第1枠部材)14と後側枠部材(第2枠部材)16とを有してユニット構成されている。
前側枠部材14は、後方が開口されて雀球機2の上下面及び左右側面を囲み、前方から見て左側面側には機枠8及び装飾枠12を揺動支持するためのヒンジ部(揺動支持部)18が設けられている。前側枠部材14の内側面には、その全周に亘って受け部14aが形成されている(図3(a)も参照。)。受け部14aは、後述する後側枠部材16の前端16aと対向するように形成されている。
受け部14aの端部14bからは後方に延びるように返し部14cが形成されている。この返し部14cと前側枠部材14との間に、後側枠部材16の前側を挿入することができるようになっている。前側枠部材14と、受け部14aと、返し部14cとで二股状部を構成しているのである。
前側枠部材14の内側面であって受け部14aよりも後方となる位置に、ネジ固定用のネジ孔(移動禁止手段)14d〜14fが前後方向にわたって複数形成されている。ネジ孔14d〜14fの内側にはネジ山が形成されており、ネジ(締結ネジ)15をねじ込むことができるようになっている。この複数のネジ孔14d〜14fのうちいずれのネジ孔14dを使用して後側枠部材16を固定するかによって、筐体枠ユニット4の奥行きを変更することができるのであるが、詳細は後述する。なお、このネジ孔は、前側枠部材14に対してナットを配置して形成してもよい。
後側枠部材16は、前面が開口された箱状形状を呈する枠部材であり、雀球機2の上下面、左右側面及び後面を囲み第2の内部空間16eが形成されている。後側枠部材16は、図3(a),(b)に示すように、前側枠部材14の後方に、前側枠部材14に対して前後移動可能に配置されて、雀球機2の内部機器を上下左右のみならず、後面からも保護している。
後側枠部材16の左右側面には、後側枠部材16を前側枠部材14に対して位置決めして固定するためにネジ15を貫通させる固定孔(貫通孔)(移動禁止手段)16bが形成されている。図3(a)に示すように、固定孔16bとネジ孔14dとを位置合わせしてネジ固定した場合、筐体枠ユニット4の連通空間(第1の内部空間14jと第2の内部空間16eとによって連通形成される内部空間。)4aの奥行き寸法は、X1となる。
図3(b)に示すように、固定孔16bとネジ孔14fとを位置合わせしてネジ固定した場合、筐体枠ユニット4の連通空間4aの奥行き寸法は、X2となる。奥行き寸法X2は、奥行き寸法X1よりも大きくなる。すなわち、ネジ孔14fを使用して後側枠部材16をネジ固定したほうが、筐体枠ユニット4の内部により大きな、又はより多くの内部機器を収容することができるようになるのである。また、筐体枠ユニット4の内部に収容する内部機器が小型であったり、少なかったりする場合には、ネジ孔14dを使用して、筐体枠ユニット4の奥行き寸法を小さくし、雀球機2の設置スペースを省スペース化することができる。このようにネジ孔14d〜14fと固定孔16bとで、筐体枠ユニット4の前後移動を禁止するとともに連通空間の奥行き寸法変更機構を構成し、後側枠部材16の前後移動によって連通空間4aを拡縮可能としているのである。
なお、ネジ孔の代わりに前後方向に延びる長孔を形成してもよく、この場合、前側枠部材14に対する後側枠部材16の前後位置を微調整できるようになる。
後側枠部材16の前側は、ネジ孔14d〜14fのいずれのネジ孔を使用してネジ固定した場合であっても、前側枠部材14の内側面と返し部14cとの間に挿入されるようになっている。したがって、前側枠部材14と後側枠部材16との隙間19から、雀球機2の内部に向けて異物を侵入させることを困難にすることができる。例えば隙間19からピアノ線を侵入させても、受け部14a及び返し部14cが邪魔になって直進することができず、雀球機2の内部に上手くピアノ線を進めることができない。
遊技盤6は、この雀球機2において、遊技媒体としての球20の流下による遊技を実現するための遊技装置体である。遊技盤6の遊技盤面6a上には、ランプ22、通過口(ゲート)24、入球口26等の多数の役物が配置されている。また、遊技盤面6aの下方部分には、各々所定の麻雀牌に対応して多数の下部入球口28が横一列に並んで配置されている。
遊技盤面6aには、球20の流下方向を変化させるための多数のゲージ(障害釘、図示せず。)も配置されており、遊技盤面6a上を流下する球20がゲージに衝突しつつ通過口24を通過したり入球口26,28に入球したりすることによって、遊技が演出されるが、これら役物についての詳細な説明は省略する。
機枠8は、遊技盤6を保持するための枠体で、筐体枠ユニット4の前方に配置されてヒンジ部18において筐体枠ユニット4に揺動支持され、筐体枠ユニット4に対して前面開閉可能とされている。機枠8の閉鎖状態において、遊技盤6は前側枠部材14に囲まれた第1の内部空間14jに保持された状態となる。
機枠8の下方部分には、遊技盤6に向けて球20を発射するためのハンドル30が設けられている。ハンドル30は、遊技者の手動操作に基づいて回転可能とされた球発射用のハンドルであって、本実施の形態においては回転支軸部30a、レバー部30bを有して構成されている。
レバー部30bは、ハンドル30の回転中心となる回転支軸部30aから回転半径方向に向けて延長された部分であって、遊技者が手で直接操作する部分である。遊技者がハンドル30を所定方向(矢印Zの方向。)に所定量回転させ、手を離すと遊技盤面上に球20が発射されるようになっている。本実施の形態においては、ハンドル30の回転量に応じた強度で球20が発射されるようになっている。
なお、この雀球機2においては、所定個数(例えば、11個。)の球20が機内に封入循環されており、遊技盤6に向けて発射された球20が遊技盤面6aを流下し、所定の球経路を通って球供給装置へと導かれ、その球供給装置によって再び球発射位置へと送り出されるようになっている。
前面ガラス10は、遊技盤6に対して一定距離以上離間して配置された透明板である。前面ガラス10は透明平板ガラスで形成され、遊技盤6との間に球20が流下する流下空間を形成する機能、遊技者が前面ガラス10を通して遊技盤6を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤6に不正にアクセス(接触)できないように不正アクセスを防止する機能、を発揮する。
装飾枠12は、前面ガラス10とその周囲を囲む装飾部材36とを保持するための枠体である。その装飾枠12は、機枠8の前面側に配置されてヒンジ部18において機枠8とともに筐体枠ユニット4に揺動支持され、機枠8に対して前面開閉可能とされている。
装飾枠12の略中央部には遊技者の視認確保のために大きく開口された中央開口12aが形成され、その中央開口12aに前面ガラス10が取り付けられている。
中央開口12aの下方には前方(遊技者側)に膨出する膨出部12bが形成され、その膨出部12bにコイン投入ユニット13、液晶表示部32a、操作ボタン32bが配置されている。
コイン投入ユニット13から所定枚数のコインが投入されると、この雀球機2による遊技が開始可能となり、液晶表示部32aに所定個数の麻雀牌図柄が手持ち牌として配牌されて画像表示される。
遊技者が操作ボタン32bの操作により手持ち牌の中から不要牌を選択すると、球発射可能となり、遊技者がハンドル30を手動操作して球発射を行い、球20が1つの下部入球口28に入球すると、その下部入球口28に対応する麻雀牌図柄が液晶表示部32a上に表示され、手持ち牌に補充される。
再び遊技者が不要牌を選択して球発射を行い、球20が入球した下部入球口28に対応する麻雀牌が補充される。この操作を所定回数(例えば、11回。)繰り返した結果、手持ち牌が所定のアガリ役になっていれば、景品としてのコインが受皿17に向けて払い出される。
[変形例]
なお、筐体枠ユニットの奥行き寸法変更機構は様々な変形例を概念することができる。図4は、本変形例に係る後側枠部材16の左側面を拡大した部分拡大図である。
なお、筐体枠ユニットの奥行き寸法変更機構は様々な変形例を概念することができる。図4は、本変形例に係る後側枠部材16の左側面を拡大した部分拡大図である。
後側枠部材16の外側には係止爪(移動禁止手段)16cが形成されている。係止爪16cは、その上下に形成された溝16dによって、弾性変形可能となっている。
図5(a)に示すように、本変形例に係る前側枠部材14の内側面には、前後方向に亘って複数の係合凹部(移動禁止手段)14g〜14iが形成されている。後側枠部材16を前側枠部材14に挿入させると、係止爪16cと係合凹部14g〜14iが係合して、前側枠部材14に対して後側枠部材16を固定できるようになっている。
係止爪16cと係合凹部14gとを係合させた場合、筐体枠ユニット4の連通空間4aの奥行き寸法はY1となる。後側枠部材16を、係止爪16cと係合凹部14gとの係合による規制力に抗して後方に引き抜くと、図5(b)に示すように係止爪16cが弾性変形し、係合が解除される。
さらに後側枠部材16を引き抜くと、図5(c)に示すように係止爪16cと係合凹部14hとが係合し、筐体枠ユニット4の連通空間4aの奥行き寸法はY2となる。このように、係止爪と係合凹部との係合による規制力に抗して後側枠部材16を引き抜くことで、奥行き寸法Y2を奥行き寸法Y1よりも大きくすることができる。つまり、係止爪16cと係合凹部14g〜14iとで後側枠部材16の前後移動を禁止するとともに、連通空間4aの奥行き寸法変更機構を構成しているのである。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
X1,X2,Y1,Y2:奥行き寸法
Z:矢印
2:雀球機(遊技機)
4:筐体枠ユニット
4a:連通空間
6:遊技盤(遊技装置体)
6a:遊技盤面
8:機枠(枠体)
10:前面ガラス(前面透明板)
12:装飾枠
12a:中央開口
12b:膨出部
13:コイン投入ユニット
14:前側枠部材(第1枠部材)(二股状部)
14a: 受け部(二股状部)
14b: 端部
14c:返し部(二股状部)
14d〜14f:ネジ孔(移動禁止手段)
14g〜14i:係合凹部
14j:第1の内部空間
15:ネジ(締結ネジ)
16:後側枠部材(第2枠部材)
16a:前端
16b:固定孔(貫通孔)(移動禁止手段)
16c:係止爪
16d:溝
16e:第2の内部空間
17:受皿
18:ヒンジ部(揺動支持部)
19:隙間
20:球(遊技媒体)
22:ランプ
24:通過口(ゲート)
26:入球口
28:下部入球口
30:ハンドル
30a:回転支軸部
30b:レバー部
32a:液晶表示部
32b:操作ボタン
36:装飾部材
Z:矢印
2:雀球機(遊技機)
4:筐体枠ユニット
4a:連通空間
6:遊技盤(遊技装置体)
6a:遊技盤面
8:機枠(枠体)
10:前面ガラス(前面透明板)
12:装飾枠
12a:中央開口
12b:膨出部
13:コイン投入ユニット
14:前側枠部材(第1枠部材)(二股状部)
14a: 受け部(二股状部)
14b: 端部
14c:返し部(二股状部)
14d〜14f:ネジ孔(移動禁止手段)
14g〜14i:係合凹部
14j:第1の内部空間
15:ネジ(締結ネジ)
16:後側枠部材(第2枠部材)
16a:前端
16b:固定孔(貫通孔)(移動禁止手段)
16c:係止爪
16d:溝
16e:第2の内部空間
17:受皿
18:ヒンジ部(揺動支持部)
19:隙間
20:球(遊技媒体)
22:ランプ
24:通過口(ゲート)
26:入球口
28:下部入球口
30:ハンドル
30a:回転支軸部
30b:レバー部
32a:液晶表示部
32b:操作ボタン
36:装飾部材
Claims (6)
- 後方が開口されて第1の内部空間を形成すると共に遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技装置体をその内部空間に保持する第1枠部材と、
前方が開口されて前記第1の内部空間に連通する第2の内部空間を形成すると共に該第1枠部材の後方に前後移動可能に配置された第2枠部材と、を有して構成され、
該前後移動によって前記第1内部空間と前記第2内部空間とにより連通形成される連通空間を拡縮可能である筐体枠ユニット。 - 前記第1枠部材に対する前記第2枠部材の前後移動を禁止する移動禁止手段を更に有する請求項1に記載の筐体枠ユニット。
- 前記移動禁止手段が、
前記第1枠部材又は前記第2枠部材の少なくともいずれか一方に前後方向に亘って複数形成された締結ネジ固定用のネジ孔を有して構成される請求項2に記載の筐体枠ユニット。 - 前記移動禁止手段が、
前記第1枠部材又は前記第2枠部材の少なくともいずれか一方に配置された係止爪と、
前記第1枠部材又は前記第2枠部材の少なくともいずれか他方に前後方向に亘って形成され、前記係止爪と係合可能な複数の係合凹部と、を有して構成される請求項2に記載の筐体枠ユニット。 - 前記第1枠部材の後方端部又は前記第2枠部材の前方端部のいずれか一方の端部を挿入するために二股状とされた二股状部が、前記第1枠部材又は前記第2枠部材のいずれか他方の内側面又は外側面に形成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の筐体枠ユニット。
- 請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の筐体枠ユニットと、
前記遊技装置体と、
該遊技装置体の前方に配置され、前記筐体枠ユニットに対して前方開閉可能に揺動支持された前面枠と、
前記遊技装置体に対して一定距離以上離間して配置された前面透明板と、を有する遊技機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007254169A JP2009082323A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 筐体枠ユニット、遊技機 |
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JP2007254169A JP2009082323A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 筐体枠ユニット、遊技機 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101540468B1 (ko) * | 2014-04-24 | 2015-07-30 | 고철인 | 현금자동지급기용 부스 |
JP2015213827A (ja) * | 2011-06-10 | 2015-12-03 | 株式会社エース電研 | 遊技機設置枠 |
JP2018138236A (ja) * | 2018-06-13 | 2018-09-06 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
2007
- 2007-09-28 JP JP2007254169A patent/JP2009082323A/ja not_active Withdrawn
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JP2016187737A (ja) * | 2011-06-10 | 2016-11-04 | 株式会社エース電研 | 遊技機設置枠 |
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