JP5235077B2 - 遊技機用の外郭枠体及び遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機用の外郭枠体及び遊技機に係り、特に、遊技機搬送等の取扱い時における破損やキズを防止したり目立たないキズとしたりすることにより取扱い適性を向上させた遊技機用の外郭枠体等に関する。
パチンコ機等の遊技機においては、弾球された球が遊技領域(遊技盤面上又はその近傍に形成された領域であって、球の流下による遊技や演出を実現するための領域。)を流下して、その流下の過程で球が遊技領域内の障害釘(ゲージともいう。)や羽根車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技領域上に配置された各種入賞口に球が入賞すれば所定の景品球払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に球が流入すれば景品球払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は球の流下における偶然性を利用しつつ球の入賞及び景品球払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
このようなパチンコ機は、機器全体が複数の枠体により囲まれるように構成されて、球の円滑な流下、遊技者による遊技盤への不正アクセス防止、パチンコホールへの設置性の向上、メンテナンス性の向上等様々な機能を実現している。例えば、遊技機設置島に取り付けるための筐体枠を最外郭に有し、筐体枠に対して前後揺動可能に軸支されて遊技盤を保持する機枠を筐体枠の内側又は前方に有し、機枠に対して前後揺動可能に軸支された前面枠を機枠の前方に有してパチンコ機の枠体が構成されている。
このようなパチンコ機の筐体枠は、例えば、4つの長辺部材が上下左右に連結されて略四角筒形状を呈するように構成され、その内側に各種機構部品を配置することができるようになっている(例えば、特許文献1の図1を参照。)。ここで、四角筒形状とは、全体として直方体形状を呈してその前後面が四角形断面に貫通開口した形状であり、換言すれば、円筒形状の断面を円から四角形に変更した形状である。
パチンコ機は、組立工場で組み立てられ、その後パチンコホール(遊技店)に輸送されて設置される。その際、最外郭に位置する筐体枠は、露出状態のままで取り扱われる場合がある。一方、組立て状態でのパチンコ機は比較的重いので、手軽に持ち運ぶという訳には行かず、運搬や取扱いが比較的困難な場合がある。その結果、パチンコ機2を運搬する際に、例えば筐体枠を床等に接した状態で滑らせて移動させる、ということが取扱い現場で行われる場合がある。
パチンコ機は、一般に正面視縦長の長方形状を呈している。したがって、取扱いに際しては、その安定性確保のために横倒し状態で取り扱われることが多い。例えば、筐体枠を床等に接した状態で滑らせて移動する際には、多くの場合に筐体枠の側面(長い方の面)を下にして移動が行われる。
特開2007−289565号公報
しかしながら、露出した状態の筐体枠を床等に接した状態で滑らせると、筐体枠と床等とが擦れて筐体枠にキズが付いてしまう虞がある。筐体枠は、パチンコホールの遊技機設置島にパチンコ機を設置した後には遊技者から殆ど見えなくなる枠体であるので、キズが付いてしまっても大きな問題とはならないとの考え方も有り得る。
しかしながら、取扱い時に付いたキズがパチンコ機の商品価値を低下させてしまう場合もあり、そのため、なるべくキズを付けないように留意してパチンコ機の取扱いを行う必要がある。しかし、全体として比較的重量のあるパチンコ機を、筐体枠にキズを付けないように慎重に取り扱うことは困難であり、また、慎重に取り扱おうとすると手間や時間がかかってしまって作業効率が低下してしまう。そのため、作業効率を低下させずに通常の取扱いを行ったとしても、筐体枠にキズが付きにくく、またキズが付いたとしても目立ちにくくすることができる提案が望まれていた。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、遊技機搬送等の取扱い時においてキズが付いたり破損したりするのを防止し、また、目立たないキズとすることができ、取扱い適性を向上させると共に遊技機の商品価値低下を防止することのできる遊技機用の外郭枠体及び遊技機を提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての遊技機用の外郭枠体は、上面を構成する上面部材と、下面を構成する下面部材と、側面を構成する側面部材と、側面部材と上面部材又は下面部材の少なくともいずれか一方とを連結すると共に、連結状態において側面よりも突出する突出部を有する連結部材と、を有し、上面部材、下面部材及び側面部材により略四角筒形状を呈することを特徴とする。
側面よりも連結部材の突出部が突出しているので、側面を下にして床等に載置した場合に、突出部だけを床等に接触させることができる。したがって、遊技機の側面を下にして床等の上を移動させても、突出部以外の部分が破損したりキズ付いたりするのを抑制することができる。キズが付く部位が突出部に集中するので、キズを目立たなくすることができ、遊技機の商品価値低下を防止することができる。
突出部にキズが付いたとしてもそのキズが目立たないキズであるので、過度に慎重な取扱いをする必要がなく、遊技機の搬送や設置における取扱いの作業効率の向上を図ることができ、遊技機の取扱い適性の向上に寄与することができる。
なお、ここにおいて遊技機は、典型的にはパチンコ機を意味するが、もちろん、パチスロ機やその他のゲーム機器等を含む概念である。そのパチンコ機やパチスロ機等における外郭枠体とは、例えば最外郭に配置されて遊技機設置島に取り付けられる筐体枠を意味する。また、上面、下面、側面は、設置状態での遊技機の上下面及び側面を意味するものとする。外郭枠体の側面部材は、典型的にはアルミニウム等の金属を材料とする押出し材や引抜き材を適用することができる。それにより、強度確保、軽量化、コスト低減等の効果を発揮することができるが、もちろん、木材や樹脂を材料として構成してもよい。
上面部材や下面部材は、遊技機設置島に釘等を用いて打ち付けられて固定されるので、筐体枠が使用済みとなった場合であっても再利用が比較的難しい。しかしながら、側面部材は釘打等が行われないので、元来再利用になじみ易い部材である。しかも、アルミニウム等を用いて側面部材を構成すれば、強度・耐用年数・耐腐食性等の観点から、一層再利用の適性を向上させることができる。本発明を適用すれば、側面部材へのキズ付きを防止し、キズを目立ちにくくすることができるので、側面部材を再利用する際にもその商品価値低下を防止することができ、より一層再利用適性を向上させることができる。
その外郭枠体における側面部材の端部が連結部材により覆われていてもよい。
例えば、側面部材にアルミニウムの押出し材を用いれば、高強度、軽量かつ低コストに外郭枠体の側面を構成することができる。その押出し材を切断して側面部材とすると、その端部(切断部)にバリを生じる場合があるが、側面部材の端部が連結部材によって覆われているので、バリの露出を防止することができる。したがって、外郭枠体を安全なものとすることができる。特に、側面部材の突部の端部が連結部材の突出部により覆われていれば、より一層高い安全性を確保することができる。
本発明の他の例示的側面としての遊技機用の外郭枠体は、上面を構成する上面部材と、下面を構成する下面部材と、側面を構成する側面部材と、を有し、上面部材と側面部材及び下面部材と側面部材とが各々連結されて略四角筒形状を呈する遊技機用の外郭枠体であって、上面部材の端部又は下面部材の端部のうち少なくともいずれか一方が、側面よりも突出して連結されていることを特徴とする。
側面部材よりも上面部材の端部又は下面部材の端部のうち少なくともいずれか一方が突出しているので、側面を下にして床等に載置した場合に、上面部材の端部又は下面部材の端部だけを床等に当接させることができる。したがって、遊技機の側面を下にして床等の上を移動させても、その端部以外の部分が破損したりキズ付いたりするのを抑制することができる。キズが付く部位が端部に集中するので、キズを目立たなくすることができ、遊技機の商品価値低下を防止することができる。
この端部にキズが付いたとしてもそのキズが目立たないキズであるので、過度に慎重な取扱いをする必要がなく、遊技機の搬送や設置における取扱いの作業効率の向上を図ることができ、遊技機の取扱い適性の向上に寄与することができる。
上記の外郭枠体において、側面部材が、その側面の少なくとも両端部近傍において突出形成された突部を有し、その突部が、側面部材の長手方向に沿って形成されたレール溝を有してもよい。
側面部材が側面から突出形成された突部を有しているので、床等に微小な隆起があったとしても、側面へのキズ付きを一層確実に防止することができる。側面よりも突部が突出しており、また、突出部や端部も側面より突出しているので、側面へのキズ防止効果を一層向上させることができる。ここで、側面よりも突部が突出し、その突部よりも突出部及び端部が突出するように構成すれば、一層好ましい。
更に、この突部がレール溝を有しているので、遊技機の移動に際して突部にキズが付いたとしても、そのキズが側面部材の長手方向に沿ったキズであれば目立たないものとすることができる。したがって、遊技機の商品価値低下の防止や取扱い作業性向上の効果を得ることができる。
本発明の更に他の例示的側面としての遊技機は、上記の遊技機用の外郭枠体と、外郭枠体に対して前後揺動可能に軸支された内側枠体と、内側枠体の内側に位置して遊技媒体による遊技を実現する遊技演出体と、遊技演出体に対してその前方に一定距離以上離間して配置された前面透明板と、遊技媒体を貯留する貯留皿と、を有することを特徴とする。
この遊技機は、上記の外郭枠体を有しているので、輸送や設置等の取扱いにおいて外郭枠体への損傷やキズが防止される。また、キズが付いたとしても目立たないキズとすることができる。したがって、取扱いによる商品価値の低下が防止された遊技機とすることができる。また、取扱い時において、キズを付けないように過度に慎重な取扱いをする必要がなく、取扱い作業性に優れ、輸送や設置時の作業効率を向上させることができる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、遊技機を輸送又は設置する等の取扱い時において、遊技機用の外郭枠体への損傷やキズ付きを防止することができ、またキズが付いた場合であってもそのキズを目立たないものとすることができる。その結果、遊技機や外郭枠体の商品価値の低下を防止することができる。取扱い時に過度に慎重になる必要がないので、取扱い作業性に優れ、輸送や設置時の作業効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る遊技機としてのパチンコ機2の正面図である。このパチンコ機2は、枠体3、遊技盤(遊技演出体)6、前面ガラス(前面透明板)10、装飾枠(前面枠)12、貯留皿14を有している。
なお、遊技機は、パチンコ機2の他にパチスロ機、スロットマシン、パロット機、コインゲーム機等のアーケードマシン、各種ゲーム機を概念することができる。すなわち、上下左右側面を有して略四角筒形状とされた筐体枠を備えるあらゆる遊技機を概念として含む。パチンコ機においても、アレンジボール機、雀球機等の組合せ式パチンコ機、いわゆるデジパチタイプ(1種タイプ)やハネモノタイプ(2種タイプ)のパチンコ機等の種々のパチンコ機を概念することができるが、本実施の形態においては、デジパチ遊技を実現するいわゆる1種タイプのパチンコ機(セブン機ともいう。)について例示説明する。
パチンコ機2の枠体3は、後述する遊技盤6を内側に保持し、装飾枠12と協働してこのパチンコ機2の周囲及び前方又はそれらに加えて後方を囲むように構成される。枠体3の内部には、遊技盤6の他にも各種電子基板や遊技媒体用の経路等各種機構部品が配置され、枠体3及び装飾枠12によって周囲側方及び前方又はそれらに加えて後方からのパチンコ機2内部への不正アクセスが防止されるようになっている。
枠体3は、例えば、最外郭に配置されてパチンコホールの遊技機設置島に取り付けられる筐体枠(外郭枠体)4、その筐体枠4に対して前後揺動可能に軸支され遊技盤6を保持する機枠(内側枠体)9とを有して枠体3が構成される。そして、その機枠9の前方には、前面ガラス10とその周囲を装飾する装飾部材61とを保持する装飾枠12が配置される。なお、前面ガラス10は、枠体3内部に保持された遊技盤6を前方から遊技者が視認することができるようにするための透明部材であるが、詳細は後述する。以下、このパチンコ機2の筐体枠4について詳細に説明する。
図2は、このパチンコ機2の筐体枠4の外観斜視図である。筐体枠4は、各々が略四角柱形状とされた上面部材20、右側面部材21、下面部材22、左側面部材23を有している。これらの部材20〜23が各々その端部近傍において相互に連結され、全体として前後に開口した略四角筒形状を呈して筐体枠4が構成されている。
本実施の形態においては、上面部材20及び下面部材22は、木材により形成されている。したがって、このパチンコ機2をパチンコホールの遊技機設置島に設置する際には、上面部材20及び下面部材22に釘打ちすることにより、容易にその上下において取付けができるようになっている。一方、右側面部材21及び左側面部材23は、アルミニウムの押出し材で形成されている。アルミニウムを用いているので強度の確保と軽量化とを図ることができ、かつ押出し材を用いているのでコスト低減に寄与している。
側面部材21,23を高強度のアルミニウム押出し材で形成することにより、側面部材21,23の左右方向厚みを薄くすることができる。その結果、筐体枠4の内側に配置される機枠9を大きくすることができ、ひいては機枠9に保持される遊技盤6及びその遊技領域6bを大きくすることができる。遊技領域6bの大面積化を図ることができるので、図柄表示装置7a等の役物の大型化や球51の流下態様の複雑化を実現することができ、一層の興趣向上に寄与することができる。
図3は、この筐体枠4における上面部材20と右側面部材21との連結部分を拡大して示した部分拡大斜視図であって(a)は斜め上方から見た図であり、(b)は斜め下方から見た図である。図4は、この連結部分を分解して示した分解斜視図である。右側面部材21は、その外側の面(右側面)21aに2つの突状レール部(突部)21bを有している。
突状レール部21bは、右側面21aから右側方(図中矢印X方向)に突出し、上端部21cから下端部に亘り長手方向(図中矢印Y方向)に沿って形成されている。突状レール部21bの表面には、長手方向に沿って数本のレール溝21dがザグリ形成されている。右側面部材21は、押出し材により形成されているので、上端部21cから下端部に亘るこれらの突状レール部21b及びレール溝21dを容易に形成することができる。
上面部材20と右側面部材21とは、連結部材25により連結されている。この連結部材25は、略L字形状を呈する金属製の連結金具である。連結部材25は、その両側に2つの突出部25aを有している。この突出部25aは、連結部材25の表面25bよりも突出しており、その取付け状態において右側面部材21の上端部21cを覆うように配置される。より具体的には、右側面部材21の上端部21cにおける突状レール部21bの端面(端部)と連結部材25の突出部25aとが当接するように配置され、その状態において突出部25aが突状レール部21bよりも更に右側方(矢印X方向)に突出するように位置する。
その結果、パチンコ機2の右側面近傍において、突出部25aが最も右側に突出し、続いて突状レール部21bが突出することとなる。連結部材25の表面25bは突出部25aよりも左側に位置し、右側面部材21の突状レール部21b以外の右側面21a部分は突状レール部21bよりも左側に位置することとなる。なお、連結部材25の表面25bが、突状レール部21bよりも左側に位置してももちろん構わない。
突状レール部21bの端面と突出部25aとが当接しており、しかも突出部25aが突状レール部21bよりも突出しているので、右側面部材21の製造時(切断時)に生じたバリ等が突状レール部21bの端面に残余していたとしても、突出部25aによってその露出、すなわち側方への突出が防止される。したがって、突出部25aが筐体枠4の安全性を向上させるという役割を果たしている。
図5は、この筐体枠4における右側面部材21と下面部材22との連結部分を拡大して示した部分拡大斜視図である。右側面部材21と下面部材22とは連結部材26により連結されている。その連結状態において、下面部材22の端部22aは、右側面部材21の突状レール部21bよりも右側方(矢印X方向)に突出している。
このように、右側面部材21の上端部21c近傍においては、連結部材の突出部25aが突状レール部21bよりも右側方に突出し、下端部近傍においては、下面部材22の端部22aが突状レール部21bよりも右側方に突出している。したがって、この右側面21aを下にしてパチンコ機2を床等に載置しても、右側面21aは床等に接触することなく、突出部25aと下面部材22の端部22aとが床等に当接することとなる。
この状態でパチンコ機2を滑らせて移動させ、パチンコ機2にキズが発生したとしても、そのキズは比較的面積の小さい突出部25aと端部22aとに集中する。したがって、目立たないキズとすることができる。パチンコ機2の右側面部材21へのキズ発生を防止することができるので、搬送等の取扱いによるパチンコ機2の商品価値低下を防止することができる。
床等に隆起があり右側面部材21に接触したとしても、キズの発生は、右側面21aから突出形成された突状レール部21bに集中する。その突状レール部21bには、長手方向に沿ってレール溝21dが形成されているので、長手方向に沿ったキズが付いたとしてもキズは目立たない。そして、右側面21aが突状レール部21bよりも奥まって(−X方向)位置しているので、突状レール部21bにキズが付いたとしても右側面21aにまでキズが付くことは殆どない。
なお、図6に、この上面部材20、右側面部材21及び下面部材22の連結状態について、理解を容易とするための模式図を示している。この図6においては、連結部材25の突出部25a、下面部材22の端部22a、右側面部材21の突状レール部21b及び右側面21aの突出位置関係を判り易くするため、突出量は正確でなく拡大表示している。
なお、上記においては、右側面部材21と上面部材20又は下面部材22との関係について説明したが、左側面部材23と上面部材20又は下面部材22との関係についても同様に構成されていれば、パチンコ機2の左側面を下にして床等の上を滑らせた場合でも同様にキズ防止又はキズの目立ち防止効果を得ることができる。
もちろん、右側面部材21と下面部材22とが突出部25aを有する連結部材25によって連結されていてもよいし、右側面部材21と上面部材20とが連結部材26によって連結されて、上面部材20の端部20aが突状レール部21bよりも突出するように配置されていてもよい。
以下、パチンコ機2の枠体3以外の構成部分について簡単に説明する。
遊技盤6は、その遊技盤面6a側で球(遊技媒体)51の流下による遊技を実現する盤状部材であり、遊技盤面6aを前方から遊技者にとって視認可能となるように枠体3(本実施の形態においては、枠体3の一部としての機枠9。)に保持されている。その遊技盤面6aには略円形状に周囲を囲むようにレール飾り(不図示)が取り付けられており、レール飾りの内周面(内側面)が遊技盤面6aに対して立設するように配置されている。そして、その内側面によって画定され、内側面に面した略円形状の領域が遊技領域6bとなっている。
遊技領域6bには、その遊技領域6b内を流下する球51と衝突してその流下方向を変更させるための多数のゲージ(障害釘、不図示)が配置されている。また、遊技領域6b内には、大入賞口50、普通入賞口53、始動口55等の各種入賞口、通過ゲート57、風車(不図示)等も配置されており、流下する球51が各入賞口に流入して景品球払出しの契機となったり、通過ゲート57を通過したり、風車を回転させたりすることによって、球51による流下遊技を楽しむことができるようになっている。
遊技領域6b内の略中央部近傍には、例えばセンター役物7が配置され、そのセンター役物7は、図柄表示装置7aとセンター飾り8とを有している。センター飾り8は、装飾的な造形が施され、また、センター役物7内に流入した球51の流下態様に変化を与えて遊技演出を実現するステージが形成された造形部材であり、図柄表示装置7aの表示画面7b周囲に配置されている。
図柄表示装置7aは、遊技者が遊技盤面6a側から視認可能となるように配置され、その表示画面(映像表示面)7b上に映像表示を行う表示装置であって、例えば、液晶表示装置・有機ELディスプレイ・LED等が適用される。図柄表示装置7aの表示画面7bには、3桁の数字又は文字等により構成される図柄7cが回転又は停止するように映像として表示される。また、例えば、キャラクター等によるストーリー仕立ての映像としての演出映像も表示されるようになっている。通常遊技時や特別遊技(いわゆる大当たり。)時において、各種図柄7cや演出映像を表示することにより、遊技の興趣向上を図ることができるようになっている。
後述する発射ユニットにより球51が発射されると、球51はレール飾りの内側面に沿いつつ進行して遊技領域6b内の上部に至る。その後、球51はゲージに衝突しつつ遊技領域6b内を下方に流下し、あるものは普通入賞口53に入賞して一定数の景品球払出しの契機となり、あるものはいずれの入賞口にも入賞せずに遊技領域6b内最下部に位置するアウト口59に流入してパチンコ機2の外部へと排出される。
球51が始動口55に流入すると、その流入に起因して図柄表示装置7aの図柄7cが回転表示(特別遊技の抽選。)を開始し、その図柄7cが所定の態様(例えば、「7・7・7」。)で停止表示すれば、図柄変動遊技における大当たり(特別遊技)が発生する。そして、大入賞口50の開閉扉が開放して多量の入賞球を受け入れ、多量の景品球が貯留皿14へと払い出されるようになっている。
前面ガラス10は、遊技盤6に対して一定距離以上離間して配置された透明板である。前面ガラス10は透明平板ガラスで形成されて装飾枠12の裏面側に保持され、遊技盤6との間に球51が流下する流下空間を形成する機能、遊技者が前面ガラス10を通して遊技盤6を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤6に不正にアクセス(接触)できないように不正アクセスを防止する機能、を発揮する。
このパチンコ機2は、球51を遊技領域6bに向けて発射する発射ユニット(不図示)も有している。発射ユニットは、貯留皿14の一部としての上皿14aから球供給装置(不図示)によって発射位置に送り出された球51を、遊技領域6bの上部に向けて発射(弾球)するためのものである。発射ユニットは、例えば発射位置の球51を弾球する発射杆、その発射杆を駆動する発射モータ、発射杆を付勢して弾球力を発生させる発射バネ等を有してユニット構成され、機枠9に取り付けられている。球発射のために、遊技者の操作に基づいて球発射のオンオフ及びその発射強度調整を実現する発射ハンドル15は、発射ユニットの一部としてパチンコ機2の前面下方に設けられている。
装飾枠12は、機枠9の前方に配置されて、例えば樹脂を材料とする枠部材であり、その中央に大きな開口部が形成されている。装飾枠12の裏面側(後面側)には、開口部を塞いで前面ガラス10が配置されており、その開口部の周囲には、興趣向上に寄与する装飾部材61が配置されている。この前面ガラス10とその周囲の装飾部材61とが協働して、パチンコ機2の主に前方からの内部への不正アクセスを防止する機能を発揮している。
装飾枠12は、正面視左側部近傍に位置するヒンジ機構30によって、機枠9に対して前後揺動可能とされている。そのため、閉鎖されて施錠装置(不図示)によって枠体3と施錠状態にある場合は、パチンコ機2の外部から内部(例えば、遊技盤6。)への不正アクセスが防止され、解錠された場合には、このヒンジ機構30を中心として容易に前方へ開放可能となり、内部のメンテナンス等を簡単に行うことができるようになっている。
貯留皿14は、遊技者の持ち球を貯留するためにパチンコ機2の前面に配置された皿部材であって、本実施の形態においては上皿14aと下皿14bとを有している。上皿14aは、皿枠16の上部近傍に位置しており、発射すべき球51を発射ユニットに向けて送出すべく球を貯留している。その上皿14a内の球51は、球排出ボタン14cによって皿枠16の下部近傍に位置する下皿14bへと排出することができるようになっている。下皿14bは、上皿14aから排出された球51やファール球を受け取るためのものであって、遊技終了時には、下皿14b内の球51を球抜きレバー(不図示)によって、球箱へと落下させることができるようになっている。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
本発明の実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。 図1に示すパチンコ機が有する筐体枠の外観斜視図である。 図2に示す筐体枠における上面部材と右側面部材との連結部分を拡大して示した部分拡大斜視図であって(a)は斜め上方から見た図であり、(b)は斜め下方から見た図である。 図3に示す連結部分を分解して示した分解斜視図である。 図2に示す筐体枠における右側面部材と下面部材との連結部分を拡大して示した部分拡大斜視図である。 図1に示すパチンコ機が有する筐体枠の上面部材、右側面部材及び下面部材の連結状態について理解を容易とするための模式図である。
符号の説明
X,Y:矢印
2:パチンコ機(遊技機)
3:枠体
4:筐体枠(外郭枠体、枠体の一部)
6:遊技盤(遊技演出体)
6a:遊技盤面
6b:遊技領域
7:センター役物
7a:図柄表示装置
7b:表示画面(映像表示面)
7c:図柄
8:センター飾り
9:機枠(内側枠体、枠体の一部)
10:前面ガラス(前面透明板)
12:装飾枠(前面枠)
14:貯留皿
14a:上皿
14b:下皿
14c:球排出ボタン
15:発射ハンドル
16:皿枠
20:上面部材
20a:端部
21:右側面部材
21a:右側面
21b:突状レール部(突部)
21c:上端部
21d:レール溝
22:下面部材
22a:端部
23:左側面部材
25:連結部材
25a:突出部
25b:表面
26:連結部材
30:ヒンジ機構
50:大入賞口
51:球(遊技媒体)
53:普通入賞口
55:始動口
57:通過ゲート
59:アウト口
61:装飾部材

Claims (3)

  1. 上面を構成する上面部材と、
    下面を構成する下面部材と、
    側面を構成する側面部材と、
    該側面部材と前記上面部材又は前記下面部材の少なくともいずれか一方とを連結すると共に、該連結状態において前記側面よりも突出する突出部を有する連結部材と、を有し、
    前記上面部材、下面部材及び側面部材により略四角筒形状を呈し、
    前記側面部材が、その側面の少なくとも両端部近傍において突出形成された突部を有し、該突部が、前記側面部材の長手方向に沿って形成されたレール溝を有する、遊技機用の外郭枠体。
  2. 上面を構成する上面部材と、
    下面を構成する下面部材と、
    側面を構成する側面部材と、を有し、
    前記上面部材と前記側面部材及び前記下面部材と前記側面部材とが各々連結されて略四角筒形状を呈し、
    前記上面部材の端部又は前記下面部材の端部のうち少なくともいずれか一方が、前記側面よりも突出して連結されており、
    前記側面部材が、その側面の少なくとも両端部近傍において突出形成された突部を有し、該突部が、前記側面部材の長手方向に沿って形成されたレール溝を有する、遊技機用の外郭枠体。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の遊技機用の外郭枠体と、
    該外郭枠体に対して前後揺動可能に軸支された内側枠体と、
    該内側枠体の内側に位置して遊技媒体による遊技を実現する遊技演出体と、
    前記遊技演出体に対してその前方に一定距離以上離間して配置された前面透明板と、
    有する遊技機。
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