JP4633631B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の遊技機に関するものである。
遊技場に設置される遊技機の一つとしてパチンコ機が挙げられる。このパチンコ機には、パチンコ球(遊技球)が打ち出される遊技領域が形成された遊技盤が本体ユニットに配設され、その遊技盤の前面がガラス板を保持したガラス枠により被覆される構成となっている。遊技盤面には、レールにより規制された遊技領域が形成され、この遊技領域には複数の釘、風車、始動入賞口、アタッカ、図柄可変表示装置、等が設けられた構成となっている。これら始動入賞口、アタッカ及び払出入賞口にパチンコ球が入ることを入賞とし、入賞によりパチンコ球を獲得することができる。パチンコ球には一定の価値が与えられ、遊技を行って獲得したパチンコ球を種々の景品に交換することができる。
このようなパチンコ機では、パチンコ球を遊技領域に向けて打ち出す発射装置と、パチンコ球を貯留するとともに貯留したパチンコ球を発射装置に向けて送り出す上皿とを備える。上皿に貯留しきれなくなったパチンコ球は、上皿の下方に設けられた下皿に送られ、下皿に貯留される。下皿に貯留しきれなくなったパチンコ球は、下皿の下方に置かれる球収容箱に移す。このため、下皿には、パチンコ球を球収容箱に排出するための排出開口が設けられている。また、近年のパチンコ機においては、前記排出開口を開閉するシャッタが設けられており、このシャッタを開放することにより、下皿に貯留したパチンコ球を球収容箱に移している。
また、特許文献1のパチンコ機では、下皿に設けられた排出口を開閉するシャッター部材と、シャッター部材を移動させたときに、その移動させた位置でシャッター部材を保持するロック機構を設けている。
特開平10−94654号公報
しかしながら、特許文献1のパチンコ機は、上皿と下皿とが設けられたパチンコ機であって、上皿のみで構成されたパチンコ機には言及しておらず、上皿のみの1個の貯留皿で構成されたパチンコ機においては、上皿に形成された排出開口を開閉するためのシャッタを開放した状態で保持すると、発射装置に供給されるパチンコ球も排出開口から排出されてしまうという問題があり、さらには、シャッタを開放した状態で保持するためには、シャッタを開放位置に位置させ続ける操作が必要であり、遊技者にとっては負担となっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、遊技球を貯留する貯留皿が1個のものにおいてもシャッタを開放位置に保持することができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技球を発射装置に供給する供給部と前記遊技球を貯留するとともに貯留した遊技球を前記供給部に流下させる貯留部とを有する供給皿を備えた遊技機において、前記貯留部に設けられ、貯留した遊技球を外部に排出する排出開口と、前記排出開口を遮蔽する遮蔽位置と開放する開放位置との間で変位自在なシャッタと、前記シャッタを前記遮蔽位置に向けて付勢するシャッタ付勢手段と、前記供給皿の側方で下端部が左右方向に伸びる軸に軸支され、前記発射装置を開放及び遮蔽するサイドカバーと、前記サイドカバーに取り付けられ、初期位置から操作位置へ向けて水平方向にスライド操作して前記シャッタを前記遮蔽位置から前記開放位置まで変位させる操作部材と、棒状に形成されるとともに長手方向の略中心部が垂直方向に伸びる軸に軸支され、一端が前記操作部材に当接するとともに他端が前記シャッタに当接し、前記シャッタを開放位置で保持する保持位置と前記シャッタの開放位置での保持を解除する保持解除位置との間で回転するリンク部材と、前記リンク部材を前記保持位置で保持する保持手段と、を備え、前記操作部材の前記操作位置へのスライド操作に連動して前記リンク部材が前記保持解除位置から前記保持位置に向けて回転し、前記リンク部材の回転に連動して前記シャッタが前記開放位置に向けて変位し、前記リンク部材が前記保持手段によって保持されると前記シャッタが前記開放位置で保持され、所定の解除操作によって前記保持手段による前記リンク部材の保持が解除されると、前記リンク部材が前記保持解除位置に向けて回転して前記リンク部材による前記シャッタの保持が解除され、前記シャッタは前記シャッタ付勢手段の付勢により前記遮蔽位置に変位することを特徴とする。なお、前記シャッタ及び前記リンク部材の変位としては、移動、回転等が挙げられる。
また、前記操作部材を前記操作位置から前記初期位置に向けて付勢する操作付勢手段を備え、前記操作部材は、前記シャッタが開放位置で保持されているときに前記初期位置に復帰することが好ましい。
さらに、前記所定の解除操作は、前記操作部材を前記操作位置にスライド操作することであることが好ましい。
本発明の遊技機によれば、遊技球を発射装置に供給する供給部と前記遊技球を貯留するとともに貯留した遊技球を前記供給部に流下させる貯留部とを有する供給皿を備えた遊技機において、前記貯留部に設けられ、貯留した遊技球を外部に排出する排出開口と、排出開口を遮蔽する遮蔽位置と開放する開放位置との間で変位自在なシャッタと、シャッタを遮蔽位置に向けて付勢するシャッタ付勢手段と、シャッタを遮蔽位置から開放位置まで変位させるときに操作する操作部材と、操作部材の操作に連動して変位自在で、且つ、シャッタを遮蔽位置から開放位置まで変位させるリンク部材と、シャッタを遮蔽位置から開放位置まで変位させた状態のときのリンク部材を保持し、再度リンク部材を変位させたときに当該リンク部材の保持を解除する保持手段と、を備え、操作部材を操作してリンク部材を変位させると、シャッタはリンク部材により開放位置に保持され、再度リンク部材を変位させると、リンク部材によるシャッタの保持が解除され、シャッタはシャッタ付勢手段の付勢により遮蔽位置に変位するから、操作部材を操作すると、保持手段により保持されたリンク部材によりシャッタが開放位置に保持され、操作部材から手を離した後にも、シャッタは開放位置に保持されるから、供給皿に貯留された遊技球を排出させるときに、操作部材を操作し続ける必要がなく、操作性を向上することができる。
また、リンク部材は、棒状に形成されるとともに、長手方向の略中心部が回転中心となるように設けられ、操作部材は、リンク部材の一端に当接して当該リンク部材の他端を回転させるから、容易な構成でリンク部材を変位させることができる。
さらに、供給皿の側方に開閉自在に設けられ、発射装置を開放及び遮蔽するサイドカバーを備え、操作部材を、サイドカバーに取り付け、操作部材は、サイドカバーの開放に応じてリンク部材の一端に当接する位置から離脱するから、操作部材は、供給皿から離れた位置に配設されるため、操作部材の誤操作を軽減することができ、さらには、供給皿の設置空間を広くとることができる。
また、操作部材を、リンク部材の一端に当接して当該リンク部材の他端を回転させたときの操作位置から初期位置に向けて付勢する操作付勢手段を備えたから、操作部材を操作していないときには、操作部材を初期位置に位置させることができる。
図1及び図2に示すように、遊技機の1実施例であるパチンコ機(遊技機)2は、本体枠3の内部に遊技盤4が配設されており、本体枠3の前面には前面扉5が開閉自在に取り付けられている。前面扉5の下方には、打球供給用の供給皿6と、公知の球発射装置(図示せず)によるパチンコ球(遊技球)7の打ち出し強さを調節する回動自在な操作ハンドル8と、が設けられている。
遊技盤4のパチンコ球7が打ち出される遊技領域4aの略中央には、始動入賞口12へパチンコ球7を入賞させるなどの所定入賞条件に基づいて遊技中に様々な図柄を液晶画面に所定時間内において変動表示させた後に停止表示させる図柄可変表示装置11が設けられている。図柄可変表示装置11の周りには、始動入賞口12、通常入賞口13、アタッカ14、アウト口15が設けられており、アタッカ14は、遊技盤4に一体的に組み付けられている。また、遊技盤4の略中央には、センター役物16が一体的に組み付けられており、センター役物16に形成された開口16aを介して、図柄可変表示装置11を視認することができる。
各入賞口12,13内には、各入賞口12,13に入ったパチンコ球7を検知する入賞球検知センサが設けられている。遊技者は、供給皿6の貯留部6dにパチンコ球7を投入して、パチンコ球7を、供給皿6内に設けられた供給通路6e(供給部)を介して球発射装置に供給する。そして、遊技者が、回動式の操作ハンドル8を回動すると、操作ハンドル8の回動量に応じた打ち出し強さでパチンコ球7を、遊技盤4の遊技領域4aの上方に向けて打ち出される。打ち出されたパチンコ球7は遊技領域4aの上方から流下する途中で各入賞口12,13のいずれかまたはアタッカ14に入るか、あるいはアウト口15から回収される。
アタッカ14の奥には大入賞口18が設けられており、大入賞口18内には、大入賞口18に入ったパチンコ球7を検知する大入賞球検知センサが設けられている。アタッカ14は大入賞口18を開放する開放位置と大入賞口18を閉じる閉じ位置との間で回動自在に取り付けられている。なお、パチンコ機2の遊技領域4aに設けられている複数の釘、風車などの構造物は公知であるので説明は省略する。
図2に示すように、供給皿6は、パチンコ球7を貯留するとともに貯留したパチンコ球7を流下させるように傾斜した貯留面6aに、貯留したパチンコ球7をパチンコ機2外部に配置した球収容箱に向けて排出するための排出開口6bが形成されている。供給皿6には、受入開口6c、貯留部6d、供給通路(供給部)6e、球流下斜面6fが形成されている。供給皿6は、払い出されるパチンコ球7を受入開口6cから受け入れ、受け入れたパチンコ球7を貯留部6dで貯留する。貯留部6dで貯留したパチンコ球7は、供給通路(供給部)6eの上流側に設けられた球流下斜面6fに流下させる。供給通路6eは、球流下斜面6fを流下されたパチンコ球7を球発射装置に供給する。排出開口6bは、球流下斜面6fよりも上流側の貯留部6dに形成されている。本実施形態では、供給皿6は、200発のパチンコ球7が貯留可能なサイズで形成されている。
供給皿6の貯留面6aと反対側の裏面には、ベース開口21bを有する球排出ユニット20(図3参照)がビス等により取り付けられている。球排出ユニット20は、着脱自在に供給皿6の貯留面6aと反対側の裏面(供給皿6によって覆われる内部空間)に取り付けられており、球排出ユニット20を供給皿6に取り付けると、排出開口6bとベース開口21b(図3参照)とが連通するようにされている。
図3、図4及び図5に示すように、球排出ユニット20は、ベース板21に、ベース開口21bを遮蔽及び開放するシャッタ22と、リンクレバー(リンク部材)23と、押込み部24aを一定量となるまで押し込むことでその押し込んだ当接部分(リンクレバー23の保持部23e)を押込み位置に保持し、この状態から押込み部24aを再度押し込んだときに保持部23eの保持を解除する公知のプッシュロック装置(保持手段)24と、ねじりバネ(シャッタ付勢手段)25と、が取り付けられている。
ベース板21は、板状の本体部21aに、供給皿6の排出開口6bに連通し、供給皿6に貯留されたパチンコ球7をパチンコ機2外部に排出するためのベース開口21bが形成されている。本体部21aには、外周部を囲む壁状のリブが立設されている。排出開口6b、ベース開口21bを通ったパチンコ球7は、図示しない排出路を通って、供給皿6の下方からパチンコ機2外部に排出される。
ベース板21の本体部21aには、シャッタ22が軸支されるシャッタ軸部21cと、リンクレバー23が軸支されるリンク軸部21dと、プッシュロック装置24が取り付けられるロック取付部21eと、シャッタ22を回転させたときの上下方向の位置を規制する受け部となるシャッタ用受けリブ21fと、リンクレバー23を回転させたときの上下方向の位置を規制する受け部となるリンクレバー用受けリブ21gと、ねじりバネ25の第1腕部25bと係合するバネストッパリブ21hと、シャッタ22の回転を規制し、シャッタ22を、ベース開口21bを遮蔽する位置に位置させる回転規制リブ21iと、が形成されている。シャッタ用受けリブ21f及びリンクレバー用受けリブ21gは、円弧状に形成されている。
シャッタ軸部21cは、シャッタ22の挿通孔22cに挿通されるものであり、挿通孔22cよりも若干小さい径で形成されている。シャッタ軸部21cは、挿通孔22cに挿通したときに、シャッタ22の上面から若干突出する長さで形成されている。
リンク軸部21dは、リンクレバー23の挿通孔23dに挿通されるものであり、挿通孔23dよりも若干小さい径で形成されている。リンク軸部21dは、挿通孔23dに挿通したときに、リンクレバー23の上面から若干突出する長さで形成されている。シャッタ軸部21c及びリンク軸部21dには、それぞれ取付孔21jが形成されている。
シャッタ22は、ベース開口21bを遮蔽する遮蔽位置(図5(A)参照)と、ベース開口21bを開放(露呈)する開放位置(図5(B)参照)との間で回転可能に、シャッタ軸部21cに取り付けられている。シャッタ22は、本体部22aに、ベース開口21bを遮蔽するための遮蔽部22bが一体的に形成されている。本体部22aには、シャッタ軸部21cが挿通される挿通孔22cと、ねじりバネ25の第2腕部25cと係合するバネ圧縮リブ22dと、リンクレバー23の第1腕部(他端)23bに当接する当接ボス22eと、が形成されている。バネ圧縮リブ22d及び当接ボス22eは、本体部22aの下面に突出して形成され、さらには、本体部22aの下面にねじりバネ25を配置できるように離間されて形成されている。遮蔽部22bの上面には、シャッタ22が回転するときの上下方向のガタつきを抑えるガタつき防止凸部22fが、円弧状に形成されている。ガタつき防止凸部22fは、2個形成されている。
リンクレバー23は、プッシュロック装置24の押込み部24aによって保持される保持位置(図5(B)参照)と、保持を解除される保持解除位置(図5(A)参照)との間で回転可能に、リンク軸部21dに取り付けられている。リンクレバー23は、長板状に形成されており、長手方向の略中央部に設けた円柱状の本体部23aに、シャッタ22の当接ボス22eに当接する第1腕部(他端)23bと、球排出操作レバー(操作部材)32の当接リブ32cに当接するフック状の第2腕部(一端)23cと、が一体的に形成されている。本体部23aには、リンク軸部21dが挿通される挿通孔23dが形成されている。第1腕部23bには、プッシュロック装置24の押込み部24aを押し込むとともに押し込んだ押込み部24aによって保持されるフック状の保持部23eが形成されている。リンクレバー23が、保持部23eにより押込み部24aを押し込む方向となる時計方向に(保持解除位置から保持位置に向けて)回転すると、第1腕部23bがシャッタ22の当接ボス22eに当接し、シャッタ22は、遮蔽位置から開放位置まで回転する。
ねじりバネ25は、本体となるコイル状に巻回された中心部25aと、この中心部25aから外側に直線上に延びる第1腕部25b及び第2腕部25cとから構成される。
第1腕部25bをベース板21のバネストッパリブ21hの内面に当接させ、第2腕部25cを反時計方向に回転すると、第1腕部25bが反時計方向に、第2腕部25cが時計方向にそれぞれ回転しようとする回転力が発生する。そして、第2腕部25cをシャッタ22のバネ圧縮リブ22dの内面に当接させると、第1腕部25bがバネストッパリブ21hに、第2腕部25cがバネ圧縮リブ22dにそれぞれ係止された状態となり、ねじりバネ25は固定される。これにより、バネ圧縮リブ22dは、ねじりバネ25により時計方向に回転され、シャッタ22は、遮蔽位置に向けて付勢(時計方向に回転)される。
ねじりバネ25でバネ圧縮リブ22dが時計方向に回転されることにより時計方向に付勢されるシャッタ22は、回転規制リブ21iに当接することにより、その回転が規制され、遮蔽位置に位置する。すなわち、シャッタ22は、反時計方向に回転させる外力が加われていないときには、常に遮蔽位置に位置する。シャッタ22は、回転するときには、遮蔽部22bの下面が円弧状のシャッタ用受けリブ21fの上面に当接しながら、且つ、遮蔽部22bのガタつき防止凸部22fが供給皿6の内面上面に当接しながら回転する。これにより、回転時におけるシャッタ22の上下方向のガタつきを抑制することができる。
シャッタ22をベース板21に取り付けるときには、シャッタ軸部21cを挿通孔22cに挿通した後、ビスをシャッタ軸部21cの取付孔21jにビス締めする。上記したように、シャッタ軸部21cは、シャッタ22の上面から若干突出する長さで形成されている。これにより、シャッタ22は、回転自在にベース板21に取り付けられる。
リンクレバー23をベース板21に取り付けるときには、リンク軸部21dを挿通孔23dに挿通した後、ビスをリンク軸部21dの取付孔21jにビス締めする。上記したように、リンク軸部21dは、リンクレバー23の上面から若干突出する長さで形成されている。これにより、リンクレバー23は、回転自在にベース板21に取り付けられる。
シャッタ22をシャッタ軸部21cに、リンクレバー23をリンク軸部21dに、それぞれ軸支させ、ねじりバネ25により時計方向に付勢(回転)されるシャッタ22の当接ボス22eが、リンクレバー23の第1腕部23bに当接し、リンクレバー23は、反時計方向に付勢された状態となる。これにより、リンクレバー23は、外力が加われていないときには、常に保持解除位置(図5(A)参照)に位置する。なお、リンクレバー23は、第1腕部23bがベース板21のシャッタ用受けリブ21fの側面に当接することにより、反時計方向への回転が規制される。
プッシュロック装置24は、公知の技術であり、その詳細説明は省略するが、押込み部24aを備え、リンクレバー23が保持解除位置(図5(A)参照)から時計方向に回転し、リンクレバー23の保持部23eが押込み部24aを押し込んだときに、押込み部24aにより保持部23eを保持することによってリンクレバー23を保持位置に保持し、この状態(リンクレバー23が保持位置)から再度リンクレバー23が時計方向に回転し、再度保持部23eが押込み部24aを押し込んだときに、保持部23eの保持を解除するものである。プッシュロック装置24は、ベース板21のロック取付部21eに取り付けられている。
図2に示すように、供給皿6の左方には、球発射装置を露呈及び遮蔽するためのサイドカバー31が、前後方向に向けて開閉自在に取り付けられている。サイドカバー31には、球排出操作レバー(操作部材)32が直線方向にスライド自在に取り付けられている。球排出操作レバー32は、スライド操作してリンクレバー23を時計方向に回転させることにより、シャッタ22を遮蔽位置から開放位置まで回転させ、供給皿6に貯留されたパチンコ球7を外部に排出させるためのものである。球排出操作レバー32は、把手部32b(図5参照)がサイドカバー31の前面から突出し、遊技者が操作(スライド)可能となるように、サイドカバー31に取り付けられている。なお、サイドカバー31は、前面扉5が閉じられているときには、前面扉5の下端部がサイドカバー31の上端部を覆うようことにより開閉不能となり、前面扉5の施錠を開放キーにより解除し、前面扉5を開放したときに開閉自在となるようにされている。サイドカバー31を開放すると、球排出操作レバー32はリンクレバー23の第2腕部(一端)23cに当接する基準位置(初期位置)から離脱することとなる。
図5に示すように、球排出操作レバー(操作部材)32は、板状の本体部32aに、遊技者が操作する際の把手となる把手部32bと、リンクレバー23の第2腕部(一端)23cに当接する当接リブ32cと、コイルバネ(操作付勢手段)33を取り付けるためのパチンコ機2内部に向かって突出したバネ取付部32dと、が形成されている。バネ取付部32dには、コイルバネ33の中心部に挿入されるバネ挿入軸32eが形成されている。球排出操作レバー32は、把手部32bがサイドカバー31の前面から突出するように取り付けられている。これにより、遊技者は、把手部32bを持って球排出操作レバー32を操作することができる。
球排出操作レバー32は、リンクレバー23を保持解除位置に位置させる初期位置としての基準位置(図5(A)参照)と、リンクレバー23を保持解除位置から時計方向に回転させて保持位置に位置させる操作位置(図5(B)参照)と、の間でスライド自在にサイドカバー31に取り付けられている。球排出操作レバー32は、コイルバネ(操作付勢手段)33により、操作位置から基準位置(初期位置)に向けて付勢されている。コイルバネ33は、バネ取付部32dのバネ挿入軸32eに挿入されるとともに、左側端がサイドカバー31内部のバネ固定部(図示せず)に取り付けられ、右側端がバネ取付部32dに取り付けられている。球排出操作レバー32を、基準位置から操作位置まで移動すると、リンクレバー23は時計方向(保持解除位置から保持位置に向けて)に回転する。
上記のように構成されたパチンコ機2の作用について説明する。遊技者が、パチンコ機2で遊技を行い、大当たりを獲得した場合には、アタッカ14が開放し、アタッカ14内部にパチンコ球7が入る。アタッカ14内部に入ったパチンコ球7は、大入賞口18に入り、大入賞球検知センサにより検知される。大入賞球検知センサによりパチンコ球7が検知されると、所定数量のパチンコ球7が、受入開口6cを介して供給皿6に払い出される。
供給皿6には、200発のパチンコ球7しか貯留することができないため、それ以上のパチンコ球7が供給皿6に払い出される場合には、遊技者は、パチンコ球7をパチンコ機2外部に配置した球収容箱に排出する必要がある。この場合には、遊技者は、球排出操作レバー32を、基準位置(図5(A)参照)から操作位置(図5(B)参照)まで移動させる。球排出操作レバー32を操作位置まで移動させると、リンクレバー23が、保持解除位置(図5(A)参照)から保持位置(図5(B)参照)まで回転し、リンクレバー23は、プッシュロック装置24により保持される。これにより、リンクレバー23は、遊技者が、球排出操作レバー32から手を離した後にも、保持位置に位置することとなる。なお、遊技者が、球排出操作レバー32から手を離すと、球排出操作レバー32は、コイルバネ33の付勢により、操作位置から基準位置まで移動する。
リンクレバー23が保持解除位置から保持位置まで回転すると、シャッタ22は、遮蔽位置(図5(A)参照)から開放位置(図5(B)参照)まで回転する。リンクレバー23は、プッシュロック装置24により保持位置に保持されているため、保持位置に保持されたリンクレバー23により、シャッタ22は開放位置に保持された状態となる。シャッタ22が開放位置まで回転すると、供給皿6に貯留されたパチンコ球7は、排出開口6b及びベース開口21bを介して、パチンコ機2外部に配置した球収容箱に排出される。
大当たり終了後には、排出開口6bを遮蔽する必要があり、この場合には、遊技者は、球排出操作レバー32を基準位置から操作位置まで移動させる。球排出操作レバー32を操作位置まで移動すると、リンクレバー23が、保持位置から時計方向に回転し、プッシュロック装置24によるリンクレバー23の保持が解除される。リンクレバー23の保持が解除されると、シャッタ22は、ねじりバネ25の付勢により開放位置から遮蔽位置まで回転する。シャッタ22が遮蔽位置まで回転すると、排出開口6bはシャッタ22により遮蔽された状態となる。なお、シャッタ22が開放位置から遮蔽位置まで回転すると、リンクレバー23は、保持位置から保持解除位置まで回転する。
このように、遊技者が、球排出操作レバー32を基準位置から操作位置まで移動させると、球排出操作レバー32から手を離した後にも、リンクレバー23はプッシュロック装置24により保持位置に保持され、保持位置に保持されるリンクレバー23により、シャッタ22を開放位置に保持することができるため、供給皿6に貯留されたパチンコ球7を排出させるときに、球排出操作レバー32を操作し続ける必要がなく、操作性を向上することができる。
また、シャッタ22を開放位置から遮蔽位置まで回転させる場合には、球排出操作レバー32を基準位置から操作位置まで移動させるだけで行うことができるから、操作性を向上することができる。
さらに、供給皿6の左方に、球発射装置を露呈及び遮蔽するためのサイドカバー31を設け、サイドカバー31に球排出操作レバー32を取り付けたから、球排出操作レバー32は、供給皿6から離れた位置に配設されるため、球排出操作レバー32の誤操作を低減することができ、さらには、供給皿6に球排出操作レバー32を設けたものに比べて、供給皿6の設置空間を広くとることができる。
また、球排出操作レバー32を、リンクレバー23の第2腕部(一端)23cに当接する基準位置に向けて付勢するコイルバネ33を設けたから、球排出操作レバー32を操作していないときには、球排出操作レバー32を基準位置に位置させることができる。
なお、上記実施形態では、シャッタ22を、遮蔽位置と開放位置との間で回転可能に、ベース板21のシャッタ軸部21cに取り付けたが、これに限定されることなく、シャッタ22は、リンクレバー23の回転に応じて、遮蔽位置と開放位置との間で変位可能であればよく、シャッタ22を、遮蔽位置と開放位置との間で左右または上下に移動可能に、ベース板21に取り付けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、リンクレバー23を、保持位置と保持解除位置との間で回転可能に、ベース板21のリンク軸部21dに取り付けたが、これに限定されることなく、リンクレバー23は、球排出操作レバー32の移動に応じて、保持位置と保持解除位置との間で変位可能であればよく、リンクレバー23を、保持位置と保持解除位置との間で左右または上下に移動可能に、ベース板21に取り付けるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、球排出操作レバー32を左右方向に移動させることにより、リンクレバー23及びシャッタ22を回転させたが、これに限定されることなく、例えば、球排出操作レバー32を回転可能に設け、球排出操作レバー32の回転によりリンクレバー23及びシャッタ22を回転させるようにしてもよい。
本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。 回動カバーが開放された状態の供給皿とサイドカバーとを示す斜視図である。 球排出ユニットを示す分解斜視図である。 球排出ユニットを示す斜視図である。 球排出ユニットを示す上面図である。
符号の説明
2 パチンコ機(遊技機)
6 供給皿
6b 排出開口
6d 貯留部
6e 供給通路(供給部)
20 球排出ユニット
21 ベース板
21b ベース開口
22 シャッタ
23 リンクレバー(リンク部材)
23b 第1腕部(他端)
23c 第2腕部(一端)
24 プッシュロック装置(保持手段)
25 ねじりバネ(シャッタ付勢手段)
31 サイドカバー
32 球排出操作レバー(操作部材)
33 コイルバネ(操作付勢手段)

Claims (3)

  1. 遊技球を発射装置に供給する供給部と前記遊技球を貯留するとともに貯留した遊技球を前記供給部に流下させる貯留部とを有する供給皿を備えた遊技機において、
    前記貯留部に設けられ、貯留した遊技球を外部に排出する排出開口と、
    前記排出開口を遮蔽する遮蔽位置と開放する開放位置との間で変位自在なシャッタと、
    前記シャッタを前記遮蔽位置に向けて付勢するシャッタ付勢手段と、
    前記供給皿の側方で下端部が左右方向に伸びる軸に軸支され、前記発射装置を開放及び遮蔽するサイドカバーと、
    前記サイドカバーに取り付けられ、初期位置から操作位置へ向けて水平方向にスライド操作して前記シャッタを前記遮蔽位置から前記開放位置まで変位させる操作部材と、
    棒状に形成されるとともに長手方向の略中心部が垂直方向に伸びる軸に軸支され、一端が前記操作部材に当接するとともに他端が前記シャッタに当接し、前記シャッタを開放位置で保持する保持位置と前記シャッタの開放位置での保持を解除する保持解除位置との間で回転するリンク部材と、
    前記リンク部材を前記保持位置で保持する保持手段と、を備え、
    前記操作部材の前記操作位置へのスライド操作に連動して前記リンク部材が前記保持解除位置から前記保持位置に向けて回転し、前記リンク部材の回転に連動して前記シャッタが前記開放位置に向けて変位し、前記リンク部材が前記保持手段によって保持されると前記シャッタが前記開放位置で保持され、所定の解除操作によって前記保持手段による前記リンク部材の保持が解除されると、前記リンク部材が前記保持解除位置に向けて回転して前記リンク部材による前記シャッタの保持が解除され、前記シャッタは前記シャッタ付勢手段の付勢により前記遮蔽位置に変位することを特徴とする遊技機。
  2. 前記操作部材を前記操作位置から前記初期位置に向けて付勢する操作付勢手段を備え、前記操作部材は、前記シャッタが開放位置で保持されているときに前記初期位置に復帰することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記所定の解除操作は、前記操作部材を前記操作位置にスライド操作することであることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
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