JPH1119308A - パチンコ機における球受皿の球抜き装置 - Google Patents

パチンコ機における球受皿の球抜き装置

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JPH1119308A
JPH1119308A JP19196597A JP19196597A JPH1119308A JP H1119308 A JPH1119308 A JP H1119308A JP 19196597 A JP19196597 A JP 19196597A JP 19196597 A JP19196597 A JP 19196597A JP H1119308 A JPH1119308 A JP H1119308A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく、かつ簡単な構造で球受皿
の球抜き孔を開放状態に保持し得るようにする。 【解決手段】 パチンコ球を貯留する皿部10を有する
球受皿本体10aと、前記球受皿本体10aに設けられ
た操作部材22を押すことにより回動支軸31を中心と
して回動し、開閉部材21を球抜き孔19を開放する位
置又は閉止する位置に移動させるレバー部材23と、該
レバー部材23を球抜き孔19を閉止する位置に付勢す
る付勢部材32とからなり、前記回動支軸31に挿通す
るレバー部材23の軸通孔28を回動支軸31の直径よ
り大きく形成して該レバー部材23を回動支軸31と軸
通孔28との間の隙間の範囲内で軸方向に移動自在なよ
うに設けると共に、球受皿本体10a又はレバー部材2
3のいずれか一方に係合部34bを、他方には係合突起
33を設け、前記付勢部材32によりレバー部材23を
上方へ移動させて係合部34bと係合突起33とを係合
させることにより開閉部材21を球抜き孔19を開放す
る位置に保持するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の前面
に取着される球受皿の球抜き装置に関し、特に球抜き孔
を開放状態に保持し得るようにしたパチンコ機における
球受皿の球抜き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、球受皿の球抜き孔を開放状態に保
持し得るようにしたパチンコ機における球受皿の球抜き
装置として、例えば特公平3−53954号公報のもの
が知られている。
【0003】この従来の球受皿の球抜き装置は、球受皿
の球抜き孔を開閉する摺動体と、球受皿の係合部に係脱
自在なように設けられた係止部材と、係合部と係止部材
との係合を外す押圧部材とを備え、係止部材を係合部に
係合させることにより摺動体を球抜き孔を開放する位置
に拘束すると共に、押圧部材を押圧操作して係合部と係
止部材との係合を解除することにより摺動体を球抜き孔
を閉止する位置に移動させるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のパチン
コ機における球受皿の球抜き装置は、摺動体,係止部
材,押圧部材をそれぞれ付勢する付勢部材を必要とする
ため、部品点数が増加し、しかも構造が複雑で組立てに
手間が掛かりコストアップにつながっていた。
【0005】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、部品点数が少な
く、かつ簡単な構造で球受皿の球抜き孔を開放状態に保
持し得るようにしたパチンコ機における球受皿の球抜き
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパチンコ機における球受皿の球抜き装置
は、パチンコ球を貯留する皿部を有する球受皿本体と、
前記球受皿本体に設けられた操作部材を押すことにより
回動支軸を中心として回動し、開閉部材を球抜き孔を開
放する位置又は閉止する位置に移動させるレバー部材
と、該レバー部材を球抜き孔を閉止する位置に付勢する
付勢部材とからなり、前記回動支軸に挿通するレバー部
材の軸通孔を回動支軸の直径より大きく形成して該レバ
ー部材を回動支軸と軸通孔との間の隙間の範囲内で軸方
向に移動自在なように設けると共に、球受皿本体又はレ
バー部材のいずれか一方に係合部を、他方には係合突起
を設け、前記付勢部材によりレバー部材を上方へ移動さ
せて係合部と係合突起とを係合させることにより開閉部
材を球抜き孔を開放する位置に保持するようにしたもの
である。
【0007】上記のように構成されたパチンコ機におけ
る球受皿の球抜き装置は、操作部材を指で押すとレバー
部材が付勢部材の付勢に抗して回動し、開閉部材を球抜
き孔を開放する方向に移動させる。一方、レバー部材
は、付勢部材により回動支軸と軸通孔との間の隙間によ
って上方へ移動しようとする作用力が働く。そして、開
閉部材が球抜き孔を開放する位置まで移動するとレバー
部材の上方への移動により係合部と係合突起とが係合
し、レバー部材を球抜き孔を開放する位置に保持する。
また、この状態で操作部材を指で押してレバー部材を押
し下げると係合部と係合突起との係合が外れ、これによ
りレバー部材が付勢部材の付勢により元の位置に回動し
て球抜き孔を閉止する。
【0008】なお、本発明のパチンコ機における球受皿
の球抜き装置は、パチンコ機の前面枠の前面に設けられ
る打球供給用球受皿又は打球供給用球受皿の余剰球を貯
留する下部球受皿のいずれにも適用可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1はパチンコ機の正面図
であり、1はパチンコ機の機枠、2は機枠1の前面に開
閉自在に装着された前面枠である。前面枠2は、ほぼ中
央に窓孔が形成された額縁状に形成されており、該窓孔
の上部にガラス扉3が、その下部に前面板4がそれぞれ
開閉自在に設けられている。前記ガラス扉3の後方であ
り、前面枠2の窓孔の裏面部分には遊技盤5が着脱自在
に取付けられている。この遊技盤5の前面には円状の誘
導レール6が設けられており、その誘導レール6で囲ま
れる領域が遊技領域として構成されている。また、前記
前面板4の前面には誘導レール6の発射位置にパチンコ
球を供給する打球供給用の上部球受皿7が設けられてお
り、前面枠2の前面下部には、上部球受皿7から溢出す
る余剰球を貯留する下部球受皿8が設けられている。
【0010】次に、図2ないし図4を参照して上部球受
皿7の構成について説明する。上部球受皿7は、前面板
4の前面に取付ける飾りベース9と、パチンコ球を貯留
する皿部10を有する球受皿本体10aと、該球受皿本
体10aの前面を覆う装飾カバー11とを一体に組付け
て構成されている。前記皿部10は、飾りベース9に開
設した景品球排出口12が臨む一端から他側端に向かっ
て底面が緩るやかに下り傾斜すると共に、その下流側に
誘導側壁13を介して段状に高くした球圧受部14と、
該球圧受部14の誘導側壁13によって順次幅狭に形成
されパチンコ球を一列に整列して流下させる整流通路1
5が形成されている。この整流通路15の終端には流路
変更用ガイド16と整流通路15を流下するパチンコ球
が上下に積み重なるのを防ぐ球均し板17が設けられて
おり、整流通路15のパチンコ球を流路変更用ガイド1
6により飾りベース9の供給口18から前面板4の裏面
側に流出させて図示しない打球供給装置に導くようにな
っている。また前記整流通路15の終端底面には球抜き
孔19が開設されており、該球抜き孔19の下方に下部
球受皿8と連通する球抜通路20が設けられている。
【0011】次に、図4ないし図6を参照して球抜き孔
19を開閉する機構について説明する。前記球抜き孔1
9には開閉部材21が横方向へスライド自在に設けられ
ている。この開閉部材21には球抜き孔19を開閉する
平板状のシャッター部21aと係合ピン21bが設けら
れている。また球抜き孔19の前部位置には操作部材2
2とレバー部材23がそれぞれ設けられている。
【0012】操作部材22は、長さのほぼ中間が支軸2
4により上下方向へ回動自在に軸支されており、その上
面部分は山形状に形成されて回動により上面壁10aの
開口25から外方へ交互に突出する押圧部26a,26
bが形成されている。また、支軸24より下方に係合溝
部27が形成されている。
【0013】前記レバー部材23は、上端に軸通孔28
と係合片29が形成され、下端には縦長孔30が形成さ
れている。このレバー部材23は、係合片29を操作部
材22の係合溝部27に係合させると共に、軸通孔28
を側壁10bに突設した回動支軸31に挿通して該回動
支軸31を中心に回動自在なように支持されている。ま
た、縦長孔30に開閉部材21の係合ピン21bを臨ま
せることによりレバー部材23を介して操作部材22と
開閉部材21とが連動可能なようになっている。また、
レバー部材23には付勢部材としてのスプリング32の
一端が連結されている。このスプリング32は図5にお
ける右方向、すなわちレバー部材23を常に開閉部材2
1のシャッター部21aが球抜き孔19を閉止する方向
に付勢するようになっている。このとき操作部材22の
一方の押圧部26aが上面壁10aの開口25から外方
へ突出されている。
【0014】しかして、前記レバー部材23の長さ方向
のほぼ中間位置の側面に係合突起33が一体に設けられ
ている。また、レバー部材23の軸通孔28は、回動支
軸31の直径より大きい楕円孔として形成されており、
レバー部材23が回動支軸31と軸通孔28との間の隙
間の範囲内で軸方向に移動できるようになっている。
【0015】一方、レバー部材23の係合突起33に対
応する側壁10bには、円弧状のガイド部34aと係合
部34bとを有する規制片34が突設されている。この
規制片34のガイド部34aは、図5に示すように開閉
部材21のシャッター部21aが球抜き孔19を閉止し
ている状態において、レバー部材23の係合突起33の
上方に位置し、かつ該レバー部材23の回動時に係合突
起33を接触させてレバー部材23の軸方向への移動を
規制するようになっている。また規制片34の係合部3
4bは、図6に示すように開閉部材21のシャッター部
21aが球抜き孔19を開放している状態において、レ
バー部材23の係合突起33が係合し得るようになって
いる。
【0016】次に、上記した球受皿の球抜き装置の作用
について図5及び図6を参照して説明すると、まず、図
5実線で示すように開閉部材21のシャッター部21a
が球抜き孔19を閉止している状態において、操作部材
22の一方の押圧部材26aを指で押すと、該操作部材
22が図5鎖線のように支軸24を支点として時計廻り
方向に回動し、これの係合溝部27でレバー部材23の
係合片29を上方へ押し上げる。これによって、レバー
部材23がスプリング32の付勢に抗して回動支軸31
を中心に時計方向に回動し、開閉部材21を左方向に摺
動させて球抜き孔19を開放する方向に移動させる。こ
のとき、レバー部材23はスプリング32の付勢により
回動支軸31と軸通孔28との間の隙間によって上方に
移動しようとするが規制片34のガイド部34aに接触
してその上方への移動が規制される。
【0017】一方、図6実線で示すように開閉部材21
のシャッター部21aが球抜き孔19を開放する位置ま
で移動するとレバー部材23の係合突起33が規制片3
4のガイド部34aから外れ、同時にレバー部材23が
スプリング32の付勢により上方に移動して係合突起3
3が規制片34の係合部34bに係合し、該レバー部材
23をその回動位置に保持する。このため、押圧部26
aから指を離しても開閉部材21は球抜き孔19を開放
した状態に保持されることになり、皿部10のパチンコ
球は球抜き孔19から球抜き通路20を通過して下部球
受皿8に流出する。
【0018】次に、球抜き孔19を閉止するには、操作
部材22の他方の操作部26bを指で押すと、操作部材
22が図6鎖線のように支軸24を支点として反時計廻
り方向に回動し、これの係合溝部27でレバー部材23
の係合片29を押し下げる。これによって、レバー部材
23が回動支軸31と軸通孔28との間の隙間によって
下方に押し下げられて係合突起33が規制片34の係合
部34bから外れる。このため、レバー部材23はスプ
リング32の付勢により回動支軸31を中心に反時計廻
り方向に回動し、開閉部材21が図5実線に示す元の位
置に戻されてシャッター部21aにより球抜き孔19が
閉止される。
【0019】なお、上記した実施の形態では、レバー部
材23の軸通孔28を楕円孔として示したが、回動支軸
31より大径の円孔であってもよい。また、レバー部材
23に係合突起33を設け、該係合突起33に対応する
側壁10bにガイド部34aと係合部34bとを有する
規制片34を設けたものを示したが、図7に示すように
レバー部材23に規制片34を設け、側壁10bに係合
突起33を設けるようにしてもよい。この場合、係合突
起33の下面がガイド部34aの用を果すことになる。
【0020】図8ないし図10に示す第2実施の形態
は、操作部材22aの下面に突起部35と突段部36と
を設け、図9鎖線で示すように操作部材22aの突起部
35でレバー部材23の係合片29を押し下げて該レバ
ー部材23aを回動させることにより開閉部材21を図
10実線で示すように球抜き孔19を開放する位置に移
動させるようにしたものである。そして図10鎖線で示
すように操作部材22aの突段部36をレバー部材23
aの上端37に接触させることにより該レバー部材23
aを押し下げて係合突起33と規制片34の係合部34
bとの係合を外すようになっている。
【0021】また、図11及び図12に示す第3実施の
形態は、操作部材22bにL字形に屈曲する腕部38を
設けると共に、レバー部材23bに側片39を設け、図
12鎖線で示すように腕部38でレバー部材23bの側
片39を押して該レバー部材23bを回動させることに
より開閉部材21を球抜き孔19を開放する位置に移動
させるようにしたものである。その他の構成は第2実施
の形態と同じである。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、操作部材を指で押すだけの簡単
な操作で開閉部材を球抜き孔を開放する位置に保持し、
又はその保持を解除して球抜き孔を閉止することができ
るので、球受皿に貯留されるパチンコ球の球抜き操作を
極めて容易に行うことができる。
【0023】また、構造が簡単で部品点数が少なくて済
み、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ機の正面図であ
る。
【図2】本発明に係る球抜き装置が組込まれた上部球受
皿の斜視図である。
【図3】図2の上部球受皿の分解斜視図である。
【図4】図2の上部球受皿の要部斜視図である。
【図5】球抜き孔を閉止した状態の要部正面図である。
【図6】球抜き孔を開放した状態の要部正面図である。
【図7】他の実施の形態の要部正面図である。
【図8】他の実施の形態の要部分解斜視図である。
【図9】図8の実施の形態の球抜き孔を閉止した状態の
要部正面図である。
【図10】図8の実施の形態の球抜き孔を開放した状態
の要部正面図である。
【図11】他の実施の形態の要部分解斜視図である。
【図12】図11の実施の形態の作用を説明する要部正
面図である。
【符号の説明】
10 皿部 10a 球受皿本体 19 球抜き孔 21 開閉部材 22 操作部材 23 レバー部材 28 軸通孔 31 回動支軸 32 スプリング(付勢部材) 33 係合突起 34b 係合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ球を貯留する皿部を有する球受
    皿本体と、前記球受皿本体に設けられた操作部材を押す
    ことにより回動支軸を中心として回動し、開閉部材を球
    抜き孔を開放する位置又は閉止する位置に移動させるレ
    バー部材と、該レバー部材を球抜き孔を閉止する位置に
    付勢する付勢部材とからなり、 前記回動支軸に挿通するレバー部材の軸通孔を回動支軸
    の直径より大きく形成して該レバー部材を回動支軸と軸
    通孔との間の隙間の範囲内で軸方向に移動自在なように
    設けると共に、球受皿本体又はレバー部材のいずれか一
    方に係合部を、他方には係合突起を設け、前記付勢部材
    によりレバー部材を上方へ移動させて係合部と係合突起
    とを係合させることにより開閉部材を球抜き孔を開放す
    る位置に保持するようにしたことを特徴とするパチンコ
    機における球受皿の球抜き装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007181621A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Olympia:Kk 遊技機
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