JP2883589B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2883589B2
JP2883589B2 JP35620696A JP35620696A JP2883589B2 JP 2883589 B2 JP2883589 B2 JP 2883589B2 JP 35620696 A JP35620696 A JP 35620696A JP 35620696 A JP35620696 A JP 35620696A JP 2883589 B2 JP2883589 B2 JP 2883589B2
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ball
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邦夫 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機等の弾球遊技機に関し、取り分けその受け
皿の遊技球を抜き取る球抜き取り装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機では、上皿内
の遊技球が満杯状態になった場合、ゲームを終了する場
合等に、上皿の近傍に配置された操作体を開方向に操作
することによって、上皿の遊技球を下皿に抜き取るよう
に球抜き取り装置が備えられている。この球抜き取り装
置は、従来、上皿の抜き取り孔を開閉する開閉板と、こ
の開閉板を常閉方向に付勢する付勢バネとを設け、上皿
内の遊技球を抜き取る際に、遊技者が操作体により付勢
バネに抗して開閉板を開方向に摺動させるようにした常
閉式のものが一般的である。
【0003】しかし、この常閉式の球抜き取り装置で
は、遊技球の抜き取り中は、常時、操作体を開方向に操
作し続けておく必要があり、操作が非常に煩わしいとい
う欠点がある。そこで、本出願人等により、開閉板が閉
位置側にある時には閉方向に、開位置側にある時には開
方向に夫々開閉板を付勢するように構成したトグル式の
球抜き取り装置が考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このトグル式の球抜き
取り装置では、一旦、操作体を開方向に操作して抜き取
り孔を開放すれば、開閉板を開位置に保持できるため、
遊技球の抜き取り中に、操作体を開位置側に操作し続け
ておく必要がなく、従来の常閉式の球抜き取り装置に比
較して操作が容易であり、ゲーム中に遊技球を抜き取る
際に非常に便利である。
【0005】しかし、トグル式の球抜き取り装置は、開
閉板を開位置側に操作して遊技球を抜き取った後、操作
体を閉方向に操作して開閉板を閉位置に戻す必要があ
り、前の遊技者が遊技球を抜き取ったままで放置してお
けば、後の遊技者が上皿に遊技球を入れた時に、その遊
技球が抜き取り孔から抜き取り通路を経て下皿側に全て
抜けてしまう欠点がある。
【0006】従って、トグル式の球抜き取り装置を備え
たものと、従来の常閉式の球抜き取り装置を備えたもの
との何れを採用するかは、遊技店によって様々であり、
何れか一方に決することができない。このため、メーカ
ー側でパチンコ機を製造する場合には、遊技店側の希望
によって何れかを選択できるように、2種類のパチンコ
機を製造しなければならず、その結果、製造コストが高
騰するという問題がある。
【0007】即ち、従来の球抜き取り装置は、常閉式及
びトグル式の何れも専用機であるため、少なくとも球抜
き取り装置を含む上皿ユニットを2種類別々に製作して
おき、遊技店の希望に応じてその何れかの上皿ユニット
を選択して前枠に装着する必要があり、製作コストが高
騰する欠点がある。本発明は、かかる従来の課題に鑑
み、一種類の球抜き取り装置を常閉式とトグル式とに兼
用でき、簡単な付勢バネの組み替えによって常閉式とト
グル式との何れにも容易に変更できる弾球遊技機を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、受け皿6 に、この受け皿6 内の遊技球を抜き取る抜
き取り孔21を設け、この抜き取り孔21を開閉する開閉板
18を開位置O と閉位置C との間で摺動自在に設け、この
開閉板18を開閉方向に操作する操作体16を設けた弾球遊
技機において、開閉板18側に付勢バネ71の一端側を取り
付け、この付勢バネ71の他端側を、該付勢バネ71が開閉
板18を閉位置C 側では閉方向に、開位置O 側では開方向
に夫々付勢するトグル位置T と、付勢バネ71が開閉板18
を常時閉方向に付勢する常閉位置NCとに切り換える切り
換え手段72を設けたものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、切り換え手段72に、トグル位置T と
常閉位置NCとに位置変更可能なバネ支持部材73を備え、
このバネ支持部材73と開閉板18側との間に付勢バネ71を
介在したものである。請求項3に記載の本発明は、請求
項1又は2に記載の発明において、バネ支持部材73をト
グル位置T と常閉位置NCとの間で回動自在に枢支すると
共に、このバネ支持部材73をトグル位置T と常閉位置NC
との各位置に規制する規制手段74を設けたものである。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至
3の何れかに記載の発明において、支持板25と、この支
持板25に対向する対向板4 との間に開閉板18とバネ支持
部材73とを配置し、支持板25と対向板4 との何れか一方
に、バネ支持部材73をトグル位置T と常閉位置NCとに操
作するための操作用開口部78を設けたものである。請求
項5に記載の本発明は、請求項1乃至4の何れかに記載
の発明において、操作体16と開閉板18とを連動させる揺
動アーム17を設け、この揺動アーム17に付勢バネ71の一
端側を連結したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1乃至図13は本発明の第1の実
施形態を例示する。図1はパチンコ機等の弾球遊技機を
示し、1 は前枠で、外枠を含む弾球遊技機本体2 の前側
に開閉自在に枢着されている。3 はガラス扉、4 は前面
板で、これらは前枠1 の窓孔に対応して上下に配置され
ている。5 は遊技盤で、前枠1 の窓孔に対応するよう
に、前枠1 に裏側から着脱自在に装着されている。
【0012】6 は発射用の遊技球を貯留する上皿で、図
2及び図3に示すように、前面板4の前側に装着され且
つ上皿カバー7 により覆われている。8 は下皿で、上皿
6 から溢流し又は抜き取った遊技球を受けるように、前
面板4 の下側で下皿カバー9と共に弾球遊技機本体2 の
前面下部に装着されている。
【0013】10は発射手段で、発射ハンドル11の他に、
図9に示すように打撃槌12等を備え、発射ハンドル11を
操作した時に、打撃槌12が作動して発射レール13上の遊
技球を打撃し、遊技球を1個づつ遊技盤5 のガイドレー
ル側に発射させるようになっている。
【0014】14は球送り手段で、発射手段10の発射動作
に連動して作動し、上皿6 内の遊技球を1個づつ発射レ
ール13上の発射位置に供給するようになっている。15は
上皿6 の開閉手段で、図5等に示すように、操作体16を
操作した時に揺動アーム17を介して開閉板18が左右に摺
動して、上皿6 の下流側の抜き取り孔21を開閉するよう
に構成されており、閉状態の時に上皿6 内の遊技球を球
送り手段14側に案内し、開状態の時に上皿6 内の遊技球
を抜き取り通路19,20 を経て下皿8 側に抜き取るように
なっている。
【0015】前面板4 は板金製であって、ガラス扉3 と
共に左端側のヒンジ22により開閉自在に枢着され、前枠
2 の前面側に沿って閉じた状態で右端側の施錠手段によ
りロック可能である。上皿6 は、図2及び図3に示すよ
うに、前側に張り出し状に形成された貯留部23と、この
貯留部23からの遊技球を横一列状に案内する整列部24と
を備え、その貯留部23の下側から整列部24の側方に亘っ
て支持板25が一体に形成されている。上皿6 の底壁26
は、図5に示す如く遊技球が貯留部23から整列部24側へ
と移動するように緩やかに傾斜しており、整列部24の下
流側端部に対応して、前面板4 側に球供給孔27が、底壁
26側に抜き取り孔21が夫々設けられている。
【0016】なお、支持板25には、図3に示すように、
貯留部23の下側に左右一対の取り付け部29が設けられ、
この取り付け部29にボス部30等を介して上皿カバー7 が
着脱自在に固定されている。貯留部23、整列部24は前面
板4 の前側にあり、この整列部24の下流側の上部には、
整列部24内での遊技球の重なりを崩すための案内部28が
形成されている。
【0017】抜き取り通路19は、図5、図6、図7及び
図9に示すように、左右一対の側通路壁31,32 と、この
側通路壁31,32 の後端間を連結し且つ前面板4 に前側か
ら当接する後通路壁33と、側通路壁31,32 の前端間を前
側から塞ぐ前通路壁34とを備え、側通路壁31,32 及び後
通路壁33は支持板25に一体に形成され、前通路壁34は側
通路壁31,32 に着脱自在に装着されている。抜き取り通
路20は、抜き取り孔21の下側から前枠2 の左右中央側に
屈曲状に配置され、下端側が下皿カバー9 内の抜き取り
通路20を介して下皿8 に連通されている。
【0018】開閉板18は断面コ字状であって、図8に示
す如く遊技球が球供給孔27側へと転がり易くなるよう
に、前面板4 に向かって後下がり状に傾斜する傾斜面18
a を有する。開閉板18には、図5及び図6に示すよう
に、整列部24と反対側に突出する連動アーム36が一体に
設けられている。連動アーム36は開閉板18の前縁から突
出する帯板状であって、その基部側が図9に示す如く開
閉板18の前縁から下方に逆L字状に屈曲するように連結
されている。そして、この連動アーム36の先端部に、後
方に突出する係合ピン38が設けられている。
【0019】開閉板18及び連動アーム36は、図5に示す
ように、抜き取り孔21の下側で左右両側に配置された摺
動案内部39,40 に嵌合され、整列部24の底壁26の傾斜方
向に左右摺動自在に案内されている。摺動案内部39は、
抜き取り孔21に対して整列部24と反対側に位置し、後側
が開放するように支持板25に浅い溝状に形成されてお
り、この摺動案内部39に連動アーム36が摺動自在に嵌合
されている。摺動案内部40は、整列部24の下側に位置
し、前後に貫通するように支持板25に形成されている。
そして、摺動案内部40は、図9に示すように蓋体42と前
面板4 とにより前後両側が閉塞され、その中に開閉板18
が摺動自在に嵌合されている。
【0020】操作体16は、図5、図6、図9及び図10
に示すように上皿カバー7 の右上部に位置し、上皿カバ
ー7 に左右方向に形成された操作孔69から前面側に突出
されている。操作体16は摺動板46に一体に形成され、ま
た摺動板46は上皿カバー7 と支持案内板47との間に左右
方向に摺動自在に介在されている。摺動板46は後側に突
出する左右一対の案内突起48を有し、その案内突起48が
支持案内板47に形成された案内孔49に左右摺動自在に嵌
合されている。
【0021】支持案内板47は、図6、図9及び図10に
示すように前面板4 に前側から当接しており、上部側が
ネジ54で上皿カバー7 に着脱自在に固定されている。支
持案内板47の下部側は、図5及び図6に示すように、支
持板25の上部側と所定の間隔をおいて前後に相対応し、
左右一対の位置決め部50を介してネジにより支持板25に
後側から着脱自在に固定されている。位置決め部50は、
支持板25に形成された位置決め突起51と、支持案内板47
に形成され且つ位置決め突起51が嵌合する位置決め孔52
とにより構成されている。
【0022】揺動アーム17は、トグル機構式の連動機構
を構成するものであって、図5及び図6に示すように、
支持板25と支持案内板47との間に上下方向に配置され、
上下方向の中央よりも若干上側で枢軸53により左右揺動
自在に枢支されている。枢軸53は前後両端が支持板25及
び支持案内板47に形成された軸受凹部56,57 に嵌合され
ている。
【0023】揺動アーム17には、下端部側に長孔58が、
上端側に連動ピン59が夫々設けられ、その長孔58に連動
アーム36の係合ピン38が摺動自在に係合している。連動
ピン59は、摺動板46の下部に形成された係合凹部60に係
合しており、操作体16を左右に操作した時に、揺動アー
ム17を介して開閉板18を左右に摺動させるようになって
いる。
【0024】揺動アーム17には下端側の第1取り付け部
70に付勢バネ71の一端側が着脱自在に取り付けられ、ま
た付勢バネ71の他端側は切り換え手段72のバネ支持部材
73に設けられた第2取り付け部76に着脱自在に取り付け
られている。第1取り付け部70は、図11及び図12に
示すように、揺動アーム17の下端部に一体に形成された
ボス部70a と、このボス部70a に前後方向に形成された
係止孔70b とを備えている。
【0025】切り換え手段72は、図5に示すようにバネ
支持部材73と規制手段74と操作部75を備え、連動アーム
36に対して揺動アーム17等とは反対の下側に配置されて
いる。バネ支持部材73は、図11及び図12に示すよう
に、下端側が支持板25と一体の軸部77によりトグル位置
T と常閉位置NCとの間で左右揺動自在に枢支され、その
上端側に第2取り付け部76が、中間部に操作部75が夫々
設けられている。
【0026】第2取り付け部76は、図11及び図12に
示すように、バネ支持部材73に一体に形成されたボス部
76a と、このボス部76a に前後方向に形成された係止孔
76bとを備えている。操作部75とバネ支持部材73から後
方に一体に突出形成され、前面板4 をヒンジ22廻りに開
放した時に裏側から容易に操作し得るように、前面板4
に形成された操作用開口部78から後方に突出している。
なお、開口部78は軸部77を中心として円弧状に形成され
ている。
【0027】トグル位置T は、付勢バネ71が開閉板18を
その摺動範囲の中間点を境として閉位置C 側では閉方向
に、開位置O 側では開方向に夫々付勢するための位置で
あり、また常閉位置NCは、付勢バネ71が開閉板18を常時
閉方向に付勢するための位置であり、バネ支持部材73
は、その第2取り付け部76がトグル位置T と常閉位置NC
とに位置すべく軸部77廻りに回動自在である。
【0028】なお、トグル位置T は、開閉板18を閉位置
C にした時の第1取り付け部70と、開閉板18を開位置O
にした時の第1取り付け部70との中間に第2取り付け部
76が位置し、この第2取り付け部76と枢軸53とを結ぶ線
分が第1取り付け部70の2位置間の中間を通るように決
められている。また常閉位置NCは、開閉板18を開位置O
にした時の第1取り付け部70と枢軸53とを結ぶ線分に対
してトグル位置T と反対側に決められている。
【0029】規制手段74は、バネ支持部材73をトグル位
置T 及び常閉位置NCで規制する2個のストッパー79,80
を備え、この各ストッパー79,80 は支持板25に一体に形
成されている。付勢バネ71には、図11及び図12に示
すように、巻き込み部71a の両端に係止部71b,71c を折
り曲げ形成したバネ線材等からなるつる巻きバネが用い
られており、この付勢バネ71の一端の係止部71b が第1
取り付け部70の係止孔70b に、他端の係止部71c が第2
取り付け部76の係止孔76b に夫々後側から係脱自在に係
合されている。
【0030】球送り手段14は、図9に示すように、球送
り通路61を有する球送りケース62内に球受け部材63と球
送り部材64とを備えている。球受け部材63は、発射手段
10の発射動作に連動して支軸65廻りに上下動するよう
に、球送りケース62の下部側に支軸65により上下揺動自
在に枢支されており、上昇時に球供給孔27から落下する
遊技球を受け止めて、下降時に発射レール13上に案内す
るようになっている。
【0031】球送り部材64は、球送りケース62の球送り
通路61内に、球受け部材63と連動して上下に昇降自在に
組み込まれており、下降時に球供給孔27内で遊技球を規
制し、また球受け部材63に連動して上昇した時に、その
遊技球を球受け部材63上に落下させるようになってい
る。なお、発射レール13は前面板4 の後方側に配置さ
れ、遊技盤5 を下側から支持する支持台66の前面側に固
定されている。また支持板25には、揺動アーム17の揺動
範囲を規制する左右一対のストッパー67,68 が設けられ
ている。
【0032】上記構成の弾球遊技機において、切り換え
手段72のバネ支持部材73をトグル位置T と常閉位置NCと
に操作することによって、トグル式と常閉式の何れにも
容易に変更することができる。例えば、トグル式で使用
する場合には、図5に実線で示すように、バネ支持部材
73をトグル位置T 側に操作し、規制手段74のストッパー
79に当接させると、バネ支持部材73の第2取り付け部76
をトグル位置T に位置させた状態で、付勢バネ71のバネ
力によってバネ支持部材73を固定できる。
【0033】このトグル式での使用態様において、図5
に示すように操作体16を操作孔41の左端側に位置させれ
ば、開閉板18が閉位置C で抜き取り孔21を閉鎖する。こ
の時には、付勢バネ71のバネ力が揺動アーム17、連動ア
ーム36を介して開閉板18に閉方向に作用し、開閉板18を
閉位置C に付勢し保持する。従って、遊技者が操作体16
を開方向に操作しない限り、この開閉板18が開方向に移
動することはない。
【0034】ゲームに際して、上皿6 の貯留部23側に多
数の遊技球を入れると、その貯留部23内の遊技球は整列
部24で一列状に案内されて下流側へと移動し、開閉板18
の上側の傾斜面18a に沿って球供給孔27から球送り手段
14側に案内されて行く。そこで、遊技者が発射手段10の
発射ハンドル11を操作すると、発射手段10が作動して発
射レール13上の遊技球を1個づつ遊技盤5 側に発射する
と共に、この発射動作に連動して球送り手段14が作動
し、発射レール13上に次の遊技球を供給して行く。
【0035】球送り手段14側では、図9に示すように球
送り部材64が下降して、球送りケース62の入口側で遊技
球が落下しないように規制している。そこで、遊技者が
発射ハンドル11を操作して発射手段10が作動すると、そ
の発射動作に連動して球受け部材63が上昇し、この球受
け部材63に連結された球送り部材64が上昇するので、球
送りケース62の入口側の遊技球が球受け部材63上に落下
する。そして、発射動作後に球受け部材63が下降する
と、その上の遊技球を発射レール13上に供給し、また同
時に球送り部材64が下降して、次の遊技球を球送りケー
ス62の入口側で規制する。
【0036】上皿6 内の遊技球が満杯状態になるか、又
はゲームを終了する場合には、この上皿6 内の遊技球を
下皿8 側に抜き取るが、この遊技球の抜き取りに際して
は、遊技者が操作体16を開方向(図5のa矢示方向)に
操作する。即ち、操作体16は、摺動板46、揺動アーム17
等を介して開閉板18に連動しているため、開閉板18が抜
き取り孔21を閉鎖する閉位置C にある時には、図5に示
すように操作孔69の左端側にある。
【0037】そこで、操作体16を操作孔69に沿ってa矢
示方向に操作すれば、この操作体16と一体に摺動板46が
a矢示方向に摺動し、その下部側の係合凹部60に係合す
る連動ピン59を介して揺動アーム17の上部側をb矢示方
向に操作するので、揺動アーム17が枢軸53廻りにb矢示
方向に揺動し、長孔58、係合ピン38を介して開閉板18を
開方向に操作する。
【0038】すると操作体16と一体に摺動板46がa 矢示
方向に摺動し、その下部側の係合凹部60に係合する連動
ピン59を介して揺動アーム17の上部側をb 矢示方向に操
作するので、揺動アーム17が枢軸53廻りにb 矢示方向に
揺動し、長孔58、係合ピン38を介して開閉板18を開方向
に操作する。このため開閉板18が摺動案内部39,40 によ
り案内されて、付勢バネ71に抗しながら開方向(c 矢示
方向)に摺動する。
【0039】そして、開閉板18の摺動範囲の中間点、即
ち、付勢バネ71を揺動アーム17に係止する係止部70b
が、枢軸53とトグル位置T の第2取り付け部76とを結ぶ
線分上に達するまでは、この付勢バネ71が開閉板18を閉
方向に付勢しているので、操作体16の操作力を解除すれ
ば、付勢バネ71のバネ力により開閉板18が閉位置C に自
動的に復帰する。
【0040】しかし、開閉板18が中間点よりも開位置O
側に移動し、付勢バネ71の係止部71b が枢軸53とトグル
位置T の第2取り付け部76を結ぶ線分上を越えると、付
勢バネ71の開閉板18に対する付勢方向が切り換わり、付
勢バネ71が開閉板18を開方向に付勢する。そして、付勢
バネ71のバネ力により開閉板18が開位置O に摺動して、
図13に示すように抜き取り孔21を開放し、また開閉板
18を開位置O で保持する。従って、上皿6 の貯留部23内
の遊技球を整列部24、抜き取り孔21、抜き取り通路19,2
0 を経て下皿8 側へと抜き取ることができる。
【0041】開閉板18が中間点を開位置O 側に越えれ
ば、付勢バネ71が図13に実線で示すように開閉板18を
開方向に付勢するので、付勢バネ71のバネ力により開閉
板18を開位置O に保持でき、その後に操作体16に対する
操作力を解除しても、開閉板18が閉位置C に戻ることは
ない。このため、ゲーム中に上皿6 内の遊技球を抜き取
る必要が生じた場合等でも、操作体16を開方向に操作し
た後は、ゲームに専念でき非常に便利である。
【0042】遊技球の抜き取り後、開閉板18を閉位置C
に戻して抜き取り孔21を閉じる場合には、開閉板18が中
間点を越えるまで操作体16を図13のf 矢示方向に操作
する。この場合、開閉板18が中間点に到達するまでは、
付勢バネ71のバネ力が開方向に作用しているので、その
付勢バネ71に抗して開閉板18を摺動させて行く。
【0043】しかし、開閉板18が中間点を閉位置C 側に
越えると、付勢バネ71が開閉板18を閉方向に付勢するた
め、この付勢バネ71のバネ力によって開閉板18が閉位置
C へと摺動し、図5に示すように開閉板18が抜き取り孔
21を閉じる。このため、上皿6 内の遊技球の抜き取り後
は、操作体16を閉方向へと途中まで操作すれば、開閉板
18が付勢バネ71のバネ力によって閉位置C に戻るので、
容易且つ円滑に抜き取り孔21を閉じることができる。
【0044】従って、上皿6 の遊技球を抜き取る際の操
作体16による開閉板18の開閉操作が従来に比較して非常
に容易であり、操作体16の操作性が著しく向上する。常
閉式で使用する場合には、前面板4 をヒンジ22廻りに前
側に開放した後、前面板4 の開口部78から突出する操作
部75を把持して、図5に仮想線で示すようにバネ支持部
材73を軸部77廻りにトグル位置T から常閉位置NC側へと
回動させて切り換える。
【0045】バネ支持部材73が図5に仮想線で示す常閉
位置NC側に回動すると、このバネ支持部材73が付勢バネ
71のバネ力によりストッパー79,80 に当接し、その第2
取り付け部76が常閉位置NCに位置した状態で、付勢バネ
71のバネ力によってバネ支持部材73を固定できる。この
常閉式での使用態様においては、付勢バネ71が開閉板18
を常時閉方向に付勢しているので、図5に仮想線で示す
ように、操作体16が操作孔41の左端側にあれば、開閉板
18が閉位置C で抜き取り孔21を閉鎖している。
【0046】そして、抜き取り孔21を開放する場合に
は、操作体16を開方向に操作すれば、図13に示すよう
に付勢バネ71に抗して開閉板18が開方向へと摺動して抜
き取り孔21を開放し、また操作体16の操作力を解除すれ
ば、図5に示すように付勢バネ71のバネ力によって開閉
板18が閉方向へと摺動して抜き取り孔21を閉鎖する。従
って、1台の弾球遊技機を必要に応じてトグル式と常閉
式との何れにも変更することが可能であり、1種類の上
皿ユニットをトグル式と常閉式との何れにも兼用できる
ので、量産により製造コストを削減することができる。
【0047】また切り換え手段72のバネ支持部材73を軸
部77廻りにトグル位置T と常閉位置NCとの間で回動させ
て切り換える構造であるため、複数個の付勢バネ71を準
備して、その付勢バネ71をトグル式と常閉式とに応じて
掛け変える必要がなく、トグル式と常閉式とに容易に変
更することができる。
【0048】切り換え手段72はバネ支持部材73を軸部77
廻りに回動させる構造であって、構造的に非常に簡単で
あり、しかも操作部75を操作すれば、バネ支持部材73を
ストッパー79,80 と付勢バネ71とによってバネ支持部材
73をトグル位置T と常閉位置NCとに夫々保持できるた
め、変更時の取り扱いが特に容易である。従って、遊技
店等においても、遊技者のニーズに合わせてトグル式か
ら常閉式、又は常閉式からトグル式に簡単に変更するこ
とができる。
【0049】その他、操作体16と開閉板18とを揺動アー
ム17を介して連動させ、操作体16の操作により揺動アー
ム17を介して開閉板18を操作するようにしているので、
枢軸53の上下両側の揺動アーム17のリンク比を適宜選択
することによって、操作体16の操作量に対して開閉板18
の移動量を大きく取ることができ、抜き取り孔21の開口
量を大にして上皿6 内の遊技球を容易に円滑且つ迅速に
抜き取ることができる。
【0050】また抜き取り孔21の上方側に、左右方向に
操作可能な操作体16を配置し、この操作体16と連動アー
ム36とを上下方向の揺動アーム17を介して連動させてい
るため、操作体16を上皿6 の上側に容易に配置できると
共に、操作体16の左右方向の操作量を容易に確保でき、
全体の左右方向の寸法を小さくできる。
【0051】開閉板18には抜き取り孔21に対して上皿6
と反対側に突出する連動アーム36があり、この連動アー
ム36の先端側の第1取り付け部70に付勢バネ71を連結し
ているので、この連動アーム36の下側に大きな空間を確
保でき、バネ支持部材73を抜き取り通路等の他の構成部
材と干渉することなく配置でき、バネ支持部材73の配置
位置、回動範囲等を開閉板18の移動量に応じて比較的自
由に決めることができる。
【0052】また第1取り付け部70を連動アーム36に設
けずに、連動アーム36に係合ピン38を介して連動する揺
動アーム17の下端に設けているため、連動アーム36を含
む開閉板18側の構造を簡単にできると共に、操作体16に
より揺動アーム17を介して開閉板18を開閉方向に摺動さ
せる場合に、付勢バネ71のバネ力が直接開閉板18側に加
わることがなく、連動アーム36を剛強にする必要がな
い。しかも、揺動アーム17の第1取り付け部70に付勢バ
ネ71を連結しているため、付勢バネ71のバネ力によって
開閉板18が拗れる等の問題もなく、開閉板18を円滑に摺
動させることができる。
【0053】更に開閉板18と一体の連動アーム36に対し
て、その上側に揺動アーム17等を介して操作体16を、下
側に第2取り付け部76を夫々配置しており、操作体16及
び揺動アーム17と、バネ支持部材73及び付勢バネ71とを
連動アーム36の上下に振り分けて配置しているため、構
造的にバランスが良く設計等が容易であり、組み立て、
分解等を容易に行うことができる。
【0054】また支持板25側に揺動アーム17、開閉板1
8、バネ支持部材73、付勢バネ71等があり、これらを支
持板25と反対側から前面板4 で覆うように、支持板25を
前面板4 にネジ等で着脱自在に固定しているため、前面
板4 から支持板25を取り外した状態でも、揺動アーム1
7、開閉板18、バネ支持部材73、付勢バネ71等が分離す
ることがなく、組み立て、分解等が非常に容易である。
【0055】付勢バネ71にはつる巻きバネを使用し、こ
の付勢バネ71を前面板4 と支持板25との間に前面板4 に
沿って配置しているので、前後方向の寸法が小さくなり
小型化できる。また支持板25の摺動案内部39に開閉板18
を嵌合させて、この摺動案内部39により開閉板18を開閉
方向に摺動自在に案内するように構成しているため、開
閉板18を開閉方向に円滑に案内できる。しかも開閉板18
から突出する連動アーム36を抜き取り通路20の後通路壁
33により下側から支持案内するため、開閉板18のガタツ
キ等を防止できる。
【0056】支持板25を上皿6 の貯留部23及び整列部24
と一体に形成し、前面板4 の前側に所定の間隔をおいて
支持板25を略平行に配置し、前面板4 と支持板25との間
に開閉板18、揺動アーム17、連動アーム36、バネ支持部
材73、付勢バネ71等を配置しているため、支持板25を上
皿6 と個別に構成して前面板4 に固定する場合に比較し
て部品点数が少なくなり、構造を簡素化できる。
【0057】操作体16は案内突起48を有する摺動板46に
設け、この操作体16を上皿カバー7側の操作孔41に、案
内突起48を支持案内板47の案内孔49に夫々嵌合させてい
るので、上皿カバー7 と支持案内板47とにより摺動板46
を前後両側で確実に支持案内でき、従って、操作体16を
開閉板18から分離して整列部24の上側に配置しているに
も拘わらず、操作体16の操作時の拗れ等を防止でき、操
作体16を容易且つ円滑に左右に操作できる。
【0058】操作体16を支持案内する支持案内板47の下
部を、支持板25の上部側に前後に相対向させて配置し、
この支持板25と支持案内板47との間に枢軸53により揺動
アーム17を左右揺動自在に枢支しているため、揺動アー
ム17を支持板25側で片持ち状に支持する場合に比較して
確実に支持でき、枢軸53の折損等を防止できる。支持板
25と支持案内板47は位置決め部50で相対位置を決めてい
るため、支持板25と支持案内板47とによって枢軸53の両
端を確実に支持でき、枢軸53の傾き等による揺動アーム
17の拗れ、揺動不良等の発生を極力防止でき、組み立て
等も容易である。
【0059】抜き取り孔21に対して整列部24と反対側の
連動アーム36の先端側に、前面板4側に突出する係合ピ
ン38を設け、この係合ピン38が摺動自在に係合する長孔
58を揺動アーム17の下部に形成しているため、この係合
ピン38と長孔58とを介して連動アーム36と揺動アーム17
とを確実に連動連結できると共に、組み立て分解が容易
である。
【0060】操作体16側の摺動板46に係合凹部60を形成
し、この係合凹部60に係合する連動ピン59を揺動アーム
17の上端部から後側に突設しているため、摺動板46と揺
動アーム17とを確実に連動連結できると共に、組み立て
分解が容易である。図14及び図15は本発明の第2の
実施形態を例示し、バネ支持部材73を連動アーム36の上
側に配置し、付勢バネ71にコイルバネ等の引っ張りバネ
を使用したものである。バネ支持部材73は枢軸53の上側
近傍の軸部77によりトグル位置T と常閉位置NCとの間で
回動自在に枢支され、このバネ支持部材73の先端側に第
2取り付け部76に付勢バネ71が連結されている。
【0061】このようにバネ支持部材73を連動アーム36
の上側に配置しても、第1の実施形態と同様に実施する
ことができる。即ち、バネ支持部材73を図14に示すよ
うにトグル位置T 側に操作すれば、付勢バネ71により開
閉板18をトグル状態に付勢でき、またバネ支持部材73を
図15に示すように常閉位置NC側に操作すれば、付勢バ
ネ71により開閉板18を常閉方向に付勢できる。
【0062】以上、本発明の各実施形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではない。例え
ば、バネ支持部材73を軸部77廻りに回動させる切り換え
手段72を採用する場合でも、開閉板18の開閉時の移動方
向が何れであり、また付勢バネ71が圧縮式、引っ張り式
の何れであるか等によって、その切り換え手段72の配
置、構造は種々の変更が可能である。
【0063】また切り換え手段72は、第2取り付け部76
がトグル位置T と常閉位置NCとの間で移動するように構
成したものであれば良く、回動式のバネ支持部材73を採
用する他、バネ支持部材73を直線的に移動可能に設けて
も良い。操作部75を省略し、開口部78からドライバー等
を挿入してバネ支持部材73を操作するようにしても良
い。第1取り付け部70は連動アーム36を含む開閉板18側
に設けても良い。
【0064】また実施形態では受け皿6 として上皿6 を
例示したが、上皿6 に限定されるものではなく、下皿8
でも同様に実施することが可能である。対向板は、前面
板4 以外のものを使用しても良い。例えば、下皿8 に採
用する場合には、別途対向板を設ければ良い。操作体16
は開閉板18に固定しても良く、特に下皿8 に採用する場
合には、その構造上から開閉板18の前側に直接操作体16
を設ける方が好ましい。更にパチンコ機以外の弾球遊技
機、例えばアレンジボール機等でも同様に実施可能であ
ることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、開閉
板18側に付勢バネ71の一端側を取り付け、この付勢バネ
71が開閉板18を閉位置C 側では閉方向に、開位置O 側で
は開方向に夫々付勢するトグル位置T と、付勢バネ71が
開閉板18を常時閉方向に付勢する常閉位置NCとに該付勢
バネ71の他端側を切り換える切り換え手段72を設けてい
るので、切り換え手段72によって常閉式とトグル式との
何れにも切り換えて使用でき、常閉式とトグル式との変
更が容易であると共に、常閉式とトグル式とに兼用で
き、量産による製作コストの削減が可能である。
【0066】請求項2に記載の本発明によれば、切り換
え手段72に、トグル位置T と常閉位置NCとに位置変更可
能なバネ支持部材73を備え、このバネ支持部材73と開閉
板18側との間に付勢バネ71を介在しているので、バネ支
持部材73を操作することによって常閉式とトグル式との
何れにも容易に変更できる。請求項3に記載の本発明に
よれば、バネ支持部材73をトグル位置T と常閉位置NCと
の間で回動自在に枢支すると共に、このバネ支持部材73
をトグル位置T と常閉位置NCとの各位置に規制する規制
手段74を設けているので、装置全体の構造が簡単であ
り、またバネ支持部材73を規制手段74によりトグル位置
T と常閉位置NCと確実に規制できる。
【0067】請求項4に記載の本発明によれば、支持板
25と、この支持板25に対向する対向板4 との間に開閉板
18とバネ支持部材73とを配置し、支持板25と対向板4 と
の何れか一方に、バネ支持部材73をトグル位置T と常閉
位置NCとに操作するための操作用開口部78を設けている
ので、開閉板18、バネ支持部材73を支持板25と対向板と
によって保護でき、しかも常閉式とトグル式との変更時
の操作も非常に容易である。請求項5に記載の本発明に
よれば、操作体16と開閉板18とを連動させる揺動アーム
17を設け、この揺動アーム17に付勢バネ71の一端側を連
結しているので、付勢バネ71のバネ力が直接開閉板18に
作用することがなく、開閉板18の開閉がスムーズであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す弾球遊技機の正
面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す上皿側の横断平
面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す上皿側の横断平
面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す整列部側の横断
平面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す開閉手段の閉状
態の正面断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す開閉手段の側面
断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す開閉手段の正面
図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す案内部分の断面
図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す抜き取り通路及
び球送り手段部分の断面図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す操作体側の横
断平面図である。
【図11】本発明の第1の実施形態を示す付勢バネ側の
正面図である。
【図12】本発明の第1の実施形態を示す付勢バネ側の
側面断面図である。
【図13】本発明の第1の実施形態を示す式開閉手段の
開状態の正面断面図である。
【図14】本発明の第2の実施形態を示す切り換え手段
の正面断面図である。
【図15】本発明の第2の実施形態を示す切り換え手段
の正面断面図である。
【符合の説明】
4 前面板(対向板) 6 上皿 16 操作体 17 揺動アーム 18 開閉板 21 抜き取り孔 25 支持板 71 付勢バネ 72 切り換え手段 73 バネ支持部材 74 規制手段 78 開口部 O 開位置 C 閉位置 T トグル位置 NC 常閉位置

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受け皿(6) に、この受け皿(6) 内の遊技
    球を抜き取る抜き取り孔(21)を設け、この抜き取り孔(2
    1)を開閉する開閉板(18)を開位置(O) と閉位置(C) との
    間で摺動自在に設け、この開閉板(18)を開閉方向に操作
    する操作体(16)を設けた弾球遊技機において、開閉板(1
    8)側に付勢バネ(71)の一端側を取り付け、この付勢バネ
    (71)の他端側を、該付勢バネ(71)が開閉板(18)を閉位置
    (C) 側では閉方向に、開位置(O) 側では開方向に夫々付
    勢するトグル位置(T) と、付勢バネ(71)が開閉板(18)を
    常時閉方向に付勢する常閉位置(NC)とに切り換える切り
    換え手段(72)を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 切り換え手段(72)に、トグル位置(T) と
    常閉位置(NC)とに位置変更可能なバネ支持部材(73)を備
    え、このバネ支持部材(73)と開閉板(18)側との間に付勢
    バネ(71)を介在したことを特徴とする請求項1に記載の
    弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 バネ支持部材(73)をトグル位置(T) と常
    閉位置(NC)との間で回動自在に枢支すると共に、このバ
    ネ支持部材(73)をトグル位置(T) と常閉位置(NC)との各
    位置に規制する規制手段(74)を設けたことを特徴とする
    請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 支持板(25)と、この支持板(25)に対向す
    る対向板(4) との間に開閉板(18)とバネ支持部材(73)と
    を配置し、支持板(25)と対向板(4) との何れか一方に、
    バネ支持部材(73)をトグル位置(T) と常閉位置(NC)とに
    操作するための操作用開口部(78)を設けたことを特徴と
    する請求項1乃至3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 操作体(16)と開閉板(18)とを連動させる
    揺動アーム(17)を設け、この揺動アーム(17)に付勢バネ
    (71)の一端側を連結したことを特徴とする請求項1乃至
    4の何れかに記載の弾球遊技機。
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