JPH07155434A

JPH07155434A - パチンコ機の入賞装置

Info

Publication number: JPH07155434A
Application number: JP5340191A
Authority: JP
Inventors: Fujio Suzuki; 富士夫鈴木
Original assignee: MAKI KENKYU KAIHATSU KK
Current assignee: MAKI KENKYU KAIHATSU KK
Priority date: 1993-12-06
Filing date: 1993-12-06
Publication date: 1995-06-20

Abstract

(57)【要約】【目的】上・下開閉扉が互いに前後方向へ開閉するこ
とにより、変化に富んだ動きが楽しめる入賞装置を提供
する。【構成】取付基板１に横長の開口２を設けると共に、
該開口２に電気的駆動手段により前後方向へ開閉される
開閉扉３を装着した入賞装置において、前記開閉扉３を
上下に２分割して形成し、その上開閉扉３ａの上端を開
口２の上縁に回動自在に軸支すると共に、下開閉扉３ｂ
の下端を開口２の下縁に回動自在に軸支し、電気的駆動
源の作動により上開閉扉３ａを後方へ、下開閉扉３ｂを
前方へそれぞれ回動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電気的駆動源の作動に
より開閉扉を前後方向に開閉させて打球を受け入れない
状態と打球を受け入れ易い状態とに変換する通常アタッ
カーと称されているパチンコ機の入賞装置に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えば図６に示すように取付基板
１００に横長の開口１０１を開設し、該開口１０１にソ
レノイド１０２の駆動によって前後方向へ開閉する開閉
扉１０３を設けて構成されるパチンコ機の入賞装置は知
られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな入賞装置では、単に開閉扉１０３が前後方向へ開閉
するだけであって、その動作が単調で変化に乏しく、遊
技者を満足させるのにいまひとつ面白さに欠けていた。
それ故に本発明は、このような課題を解決するべくなさ
れたものであり、斬新で変化に富んだパチンコ球の入賞
装置を提供することを目的とするものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記目的を達成するた
めに、本発明は、取付基板に開設した横長の開口に開閉
扉を設け、該開閉扉を電気的駆動源により前後方向へ開
閉して打球を受け入れない状態と打球を受け入れ易い状
態とに変換するパチンコ機の入賞装置において、前記開
閉扉を上下に二分割して形成し、その上開閉扉の上端を
開口の上縁に回動自在に軸支すると共に、下開閉扉の下
端を開口の下縁に回動自在に軸支し、電気的駆動源の作
動により上開閉扉を後方へ、下開閉扉を前方へそれぞれ
回動させるようにしたものである。

【０００５】

【作用】電気的駆動源の作動により、上開閉扉が後方へ
回動すると共に、下開閉扉が前方へ回動して開口を開
く。このように、上開閉扉と下開閉扉とを前後方向へ回
動させることによって、その動作が斬新かつ変化に富ん
だものとなる。

【０００６】

【実施例】以下に本発明に係るパチンコ機の入賞装置の
一実施例を図面と共に説明する。図１は入賞装置の外観
斜視図、図２は上・下開閉扉を開いた状態を示す入賞装
置の外観斜視図、図３はその分解斜視図である。図にお
いて、１は遊技盤の表面に取り付けられ、そのほぼ中央
に横長の開口２が開設された取付基板、３は該開口２を
開閉自在に塞ぐ開閉扉、４は前記開口２を囲うように取
付基板１裏面に固着された箱枠である。該箱枠４の内部
には入賞空間５が形成され、該入賞空間５の奥部にＶ入
賞口６とその両側に一般入賞口７，７が設けられてい
る。８はＶ入賞口６に入賞した入賞球を検出する入賞球
検出器である。

【０００７】しかして、前記開閉扉３は図２に示すよう
に、開口２の上半部を開閉する上開閉扉３ａと下半部を
開閉する下開閉扉３ｂとに二分割して形成される。これ
ら上・下開閉扉３ａ，３ｂのそれぞれ両側には、箱枠４
の内部に臨む側板９ａ₁ ，９ａ₂ ，９ｂ₁ ，９ｂ₂ が一
体状に設けられており、そのそれぞれの側板９ａ₁ ，９
ａ₂ ，９ｂ₁ ，９ｂ₂ の上端両側に軸ピン１０，１０，
１１，１１が突設されている。また、それぞれの一方の
側板９ａ₂ ，９ｂ₂ には斜状の係合溝１２，１３が設け
られている。そして、上開閉扉３ａは前記軸ピン１０，
１０を開口２の上縁両側に形成された軸受凹部１４，１
４に嵌挿して、前後方向へ揺動自在に軸支される。ま
た、下開閉扉３ｂは前記軸ピン１１，１１を開口２の下
端両側に形成された軸受凹部１５，１５に嵌挿して、上
開閉扉３ａと同じように前後方向へ揺動自在に軸支され
る。

【０００８】一方、箱枠４の背壁１６裏側には前記上開
閉扉３ａ及び下開閉扉３ｂを開閉させる可動体１７と該
可動体１７を上下動させる電気的駆動源としてのソレノ
イド１８とが配設されている。前記可動体１７は箱枠４
の背壁１６に穿設された縦長のガイド溝１９から箱枠４
の内部に前半部が臨む垂直板部１７ａと、ソレノイド１
８のプランジャ２０下端を嵌装する溝２１を設けた水平
板部１７ｂとにより側面ほぼＬ字形に形成されている。
なお、垂直板部１７ａは、ほぼ中間位置に設けた縦溝２
２とガイド溝１９とによって背壁１６に対して安定した
状態で支持される。また、前記可動体１７の垂直板部１
７ａであって、かつ箱枠４の内部に臨む前半部の上下位
置には、それぞれ係合ピン２３ａ，２３ｂが突設され、
上方の係合ピン２３ａは前記上開閉扉３ａの係合溝１２
に係合し、また下方の係合ピン２３ｂは下開閉扉３ｂの
係合溝１３に係合されている。なお、２４はプランジャ
２０を常時下方向へ付勢する復帰バネ、２５は箱枠４の
裏側を覆う後蓋である。

【０００９】本発明に係る入賞装置は上記構成からな
り、次に作用を説明する。まず、ソレノイド１８が消磁
している時は復帰バネ２４の付勢によりプランジャ２０
が下降しており、可動体１７も下降位置にある。このた
め、上開閉扉３ａは係合溝１２に係合する係合ピン２３
ａにより前方へ回動した位置に付勢され、また下開閉扉
３ｂは係合溝１３に係合する係合ピン２３ｂにより後方
へ回動した位置に付勢され、図４に示すように上開閉扉
３ａおよび下開閉扉３ｂによって開口２を閉塞してい
る。

【００１０】この状態でソレノイド１８が励磁すると、
プランジャ２０が復帰バネ２４の付勢に抗して上方へ吸
引され、可動体１７を図４の位置から図５の位置へ上動
させる。これに伴い、垂直板部１７ａの上方の係合ピン
２３ａが係合溝１２内をスライドして上開閉扉３ａを押
し上げつつ後方へ回動させ、開口２の上半部を開放す
る。また、これと同時に垂直板部１７ｂの下方の係合ピ
ン２３ｂが係合溝１３内をスライドして下開閉扉３ｂを
押し上げつつ前方へ回動させ、開口２の下半部を開放す
る。これによって、開口２が開放され、開口２から入賞
空間５内へ打球が導かれる。また、上開閉扉３ａと下開
閉扉３ｂとが同時に前方又は後方へ開放するので、開口
２を大きく見せることができ、しかも変化のある動きが
楽しめる。

【００１１】

【発明の効果】以上述べたように本発明に係るパチンコ
機の入賞装置は、開閉扉を上下に二分割して形成し、上
開閉扉と下開閉扉とを前後方向へ開閉させるようにした
ので、開口を大きく見せることができ、これにより、遊
技者にパチンコ球が入り易いような期待感を与えること
ができる。しかも、両開閉扉が前後方向へ開閉動作する
といった斬新で変化に富んだ動作をすることから、パチ
ンコ遊技を興趣に富んだものとすることができ、遊技者
は遊技の面白味を充分味わうことができるという効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】入賞装置の斜視図。

【図２】上・下両開閉扉を開放した状態を示す入賞装置
の斜視図。

【図３】同分解斜視図。

【図４】図１の要部側面断面図。

【図５】図２の要部側面断面図。

【図６】従来の入賞装置の斜視図。

【符号の説明】

１取付基板２開口３開閉扉３ａ上開閉扉３ｂ下開閉扉

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】取付基板に開設した横長の開口に開閉扉
を設け、該開閉扉を電気的駆動源により前後方向へ開閉
して打球を受け入れない状態と打球を受け入れ易い状態
とに変換するパチンコ機の入賞装置において、前記開閉扉を上下に二分割して形成し、その上開閉扉の
上端を開口の上縁に回動自在に軸支すると共に、下開閉
扉の下端を開口の下縁に回動自在に軸支し、電気的駆動
源の作動により上開閉扉を後方へ、下開閉扉を前方へそ
れぞれ回動させるようにしたことを特徴とするパチンコ
機の入賞装置。