JP5360710B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
図3は、発射ハンドル9の外観を示した説明図であり、図4は、発射ハンドル9を側方から示した説明図である。
発射ハンドル9は、前後方向へ長い筒状に形成された筒状部材31、筒状部材31の前方に取り付けられ、筒状部材31に対して時計回り方向へ回動操作可能に設置されたダイヤル32、ダイヤル32の前方に取り付けられた外カバー部材33、及び遊技球の発射停止を制御する発射停止装置29から構成されている。そして、発射ハンドル9は、筒状部材31の後端をパチンコ機1の取付孔13(図2に示す)へ差し込み、パチンコ機1から前方へ突出するような姿勢で設置される。
ダイヤル32は、円盤形状の回転板であり、その周縁部には複数の指かけ凸部が設けられている。また、ダイヤル32は、図5に示すように、その周縁部後端に突起状の係止部32aを備えており、後述するように、その係止部32aは、ダイヤル32が初期回動位置にある時、発射停止ボタン30の凹部30fと嵌合する。
発射停止スイッチ37は、発射停止スイッチ37本体と、操作バー37aと、突起部37bとから構成されている。
操作バー37aは、発射停止スイッチ37本体の前方近傍から後方に向け直線状に突出した板状部材で、突起部37bと常時接触した状態にある。突起部37bは、発射停止スイッチ37本体から突出しており、本体内部側がバネによって支持されることで出没可能となっている。
したがって操作バー37aが内方向側へ傾斜すると、操作バー37aによって突起部37bが内方向側へ押し込まれ、それを発射装置10が遊技球の発射停止のONとして検知し、遊技球の発射を停止する。
一方、操作バー37aによる突起部37bの内方向側への押し込みが解除されると、突起部37bをバネが付勢し、それを発射装置10が遊技球の発射停止のOFFとして検知し、遊技球の発射を開始する。
逆に、発射停止ボタン30が後方に傾斜している時は、操作バー37aによる突起部37bの押し込みによって発射停止スイッチ37がONとなるため、この発射停止ボタン30の位置を停止位置とする。
パチンコ機1が遊技動作していないとき、発射ハンドル9のダイヤル32は、発射装置10を作動させない初期回動位置に位置している。ダイヤル32が初期回動位置にある時、図6に示すように、ダイヤル32に設けられた係止部32aが発射ハンドル9の側方に位置し、発射停止ボタン30の凹部30fに嵌入する。ダイヤル32の係止部32aは、図5(a)に示すように、回動方向に徐々に肉厚に形成され、また、図5(b)に示すように、被係止部と最初に接触する箇所が斜め形状に形成されている。よって、係止部32aは、最も肉薄な部分から凹部30fに嵌入し、凹部30fへの嵌入が容易である。そして、発射停止ボタン30は、係止部32aの凹部30fへの嵌入によって、軸30dを中心に揺動し、停止位置まで移動する。発射停止ボタン30の停止位置への移動により、発射停止ボタン30のスイッチ操作部30cが操作バー37aを内方向側へ傾斜させる。その傾斜した操作バー37aが突起部37dを押し込むことで、発射停止スイッチ37がONとなる。したがって、発射装置10は発射停止の状態を持続する。
パチンコ機1が上述したような遊技状態にある場合、図7に示すように、発射停止ボタン30が係止部32aの嵌合から解除され、解除位置に移動するため、スイッチ操作部30cの操作バー37aへの押し込みがなくなる。そのため、操作バー37aによる突起部37bの押し込みもなくなり、発射停止スイッチ37がOFFとなる。したがって、ダイヤル32の回動操作中は、発射装置10が順次遊技球の発射を行う。
尚、遊技球を再度発射する際には、遊技者が発射停止ボタン30の操作面30aから指を離すと、バネによる突起部37bの付勢によって発射停止ボタン30が解除位置に戻る。したがって、上述したように突起部37bの押し込みがなくなり発射停止スイッチ37がOFFとなることで、発射装置10が遊技球の発射を再開する。
また、上記実施例によれば、発射停止ボタン30の前端部30eが、従来の発射停止ボタン30に比べて、より前方にせり出し、ダイヤル32にかぶるように設置されているため、遊技者がハンドルを把持した状態であっても、発射停止ボタン30を押し込みやすく、操作しやすい。
さらに、パチンコ機1が遊技動作をしていない時には、ダイヤル32が初期回動位置に戻るため、ダイヤル32の係止部32aが発射停止ボタン30の凹部30fに嵌合する。そのため、発射停止ボタン30が停止位置に移動し、操作バー37aによる突起部37bの押し込みで発射停止スイッチ37がONとなり、遊技球の発射を確実に停止することができる。
加えて、遊技者が発射停止ボタン30を必要以上に強く押し込んだとしても、発射停止ボタン30後部に設けられた突起30bが筒状部材31と接触するため、発射停止ボタン30が過剰に揺動することを抑制し、部材が壊れない。
本実施例においては、発射停止ボタン30は、揺動操作により前後方向へ移動するが、図9(a)に示すように、コイルバネ40aを用いたスライド操作によって、発射停止ボタン40を前後方向へ移動させることも可能である。尚、この発射停止ボタン40を用いた発射ハンドル9においても、ダイヤル32が初期回動位置に戻った際には、図9(b)に示すように、ダイヤル32の係止部32aが発射停止ボタン30の凹部30fに嵌合することで、操作バー37aによる突起部37bの押し込みが発射停止スイッチ37をONにし、遊技球の発射を停止する。
また、本実施例では、発射停止ボタン30は、突起部37bを付勢するバネによって、前方に移動するようにしているが、例えば軸30dにねじりコイルバネを設けて、その付勢によって、前方に移動するようにしてもよい。
さらに、本実施例においては、発射停止ボタン30を後方に押し続けることで、その位置を保持しているが、たとえば、発射停止ボタン30にロック手段を設けることで、指を離してもその位置が保持されるようにしてもよい。その場合、再度押し込むことで、ロック手段が解除されるとなおよい。
Claims (4)
- 遊技球を発射する発射装置と、
前後方向へ長い筒状部材の前部に、回動自在にダイヤルが取り付けられてなり、前記ダイヤルの回動操作に応じて前記発射装置を作動させる発射ハンドルと、
前記発射装置の動作を停止する発射停止装置とを備えてなるパチンコ機であって、
前記発射停止装置が、前記筒状部材の内部に取り付けられる発射停止スイッチと、前記筒状部材の外部に露出しており、前記発射停止スイッチをONする後方位置と前記発射停止スイッチをOFFする前方位置との間を前後方向へ操作可能に設けられた発射停止ボタンとからなることを特徴とするパチンコ機。 - 前記発射停止ボタンに、前記前方位置において、前記ダイヤルの外周面を非接触で覆う被覆部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
- 前記ダイヤルに係止部を、前記発射停止ボタンに前記係止部が係止可能な被係止部を設けており、
前記ダイヤルが前記発射装置を作動させない初期回動位置にある場合に、前記係止部が前記被係止部に係止し、前記発射停止ボタンが前記後方位置で保持されることを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ機。 - 前記発射停止ボタンに、前記後方位置において前記筒状部材の外周面に当接し、前記発射停止ボタンの更なる後方への操作を規制する規制突起を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のパチンコ機。
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