JP3579126B2 - パチンコ機のハンドル装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、パチンコ球に打撃力を与える発射杵を電気的駆動源により駆動するようにしたパチンコ機のハンドル装置に関し、特に、遊技内容に応じて打ち分けの容易なパチンコ機のハンドル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、パチンコ機においてパチンコ球に打撃力を与える発射杵の駆動源としてソレノイドやモータ等の電気的駆動源を用いた打球発射装置は種々開発されており、この種の打球発射装置における飛距離の調整方法として、駆動源に供給する電力を制御して行うものがある。そして、上記電力の制御には可変抵抗器が用いられ、この可変抵抗器の抵抗値をパチンコ機の前面側に設けたダイヤルやレバーの操作によって変化させている。
一方、遊技によっては、特定の遊技状態が発生した場合に、飛距離が最大になるように、即ち可変抵抗器の抵抗値を回動範囲内で最小にするためにダイヤルやレバーを右側一杯に回動させて発射した方がゲ−ムを有利に展開可能なパチンコ機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の可変抵抗器を用いたハンドル装置では、飛距離を一定に保つためには、ダイヤルやレバーの位置が変わらないように固定しておかなければならなかった。即ち、ダイヤルやレバーが原点に戻らないようにバネ等の付勢力に抗して所望の位置に保持していなければならなかった。このため、上記したように、飛距離を最大にして固定する場合に、手首などに負担が掛かるために疲れ易く、遊技者に不快感を与えているのが現状である。
また、飛距離を最大に設定した状態で所謂止め打ちを行う場合には、従来のハンドル装置では、ストップボタンの位置が構造上、親指から遠い位置になってしまうので、操作性の点でも問題があった。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、所望の飛距離に設定した状態に固定可能であると共に、操作性の良好なパチンコ機のハンドル装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、可変抵抗器の抵抗値を変化させることにより打球発射装置の電気的駆動源に供給する電力を制御して飛距離の調整を行う電動式パチンコ機の打球発射操作用のハンドル装置であって、パチンコ機の前枠に止着したグリップ本体と、このグリップ本体の前面側に回動自在に位置する回転操作体と、この回転操作体の前面側に位置すると共に上記グリップ本体に対して固定状の前カバーと、からなり、打球発射装置の作動を停止するためにグリップ本体内に設けたストップスイッチと、上記飛距離の調整を行うために内蔵した可変抵抗器と、を備え、上記回転操作体の外周面には複数の指掛け部を非対称に設け、上記グリップ本体には可変抵抗器を上記回転操作体に連動させて設けると共に、付勢手段によって上記可変抵抗器の抵抗値を最大にする方向に付勢するように構成し、上記回転操作体を付勢手段に抗して回動操作することにより、上記ストップスイッチを閉成すると共に上記可変抵抗器の抵抗値を変化させて、打球の発射を開始すると共に飛距離を調整し、上記可変抵抗器が所定の抵抗値となる位置において、回転操作体の回動位置を保持する係止手段を設けたものである。
【0005】
【作用】
回転操作体の外周面に非対称に設けた複数の指掛け部に遊技者の指が自然に掛止し、この掛止した指により回転操作体を回動させると、回転操作体の回転に伴って内蔵した可変抵抗器の抵抗値が変化し、飛距離の調整が可能となる。また、回転操作体を更に回動させると飛距離が大きくになると共に、係止手段が係止して、回転操作体の戻り回動を阻止し、所定の飛距離を維持する。
【0006】
【実施例】
以下、本発明を図面の実施例について説明すると、図1はパチンコ機1の正面図であって、窓部を有した額縁状前枠2の一側を外枠3に開閉可能に蝶着し、上記窓部には金枠4を設けて、該金枠4の上方部分にはガラスを装着したガラス枠5を開閉可能に軸着し、下方部分には上皿6を設けた上皿セット7を設ける。また、前枠2の下方部分には下皿8を設けた下皿セット9を設ける。そして、ガイドレール10で囲まれる遊技部11に、特別図柄表示装置12や、この特別図柄表示装置12の変動表示を開始する始動口13及び当該始動口として機能する普通電動役物14、また大入賞口15を有する変動入賞装置16、その他各種の入賞口17…、風車18…、或は各種の表示灯19…等を配設し、また最下位置にアウト口20を配設した遊技盤21を、上記窓部の後方からこの窓部を塞ぐように臨ませる。また、上記下皿セット9の前面側には遊技部11に打ち込む打球の飛距離を調整するための打球発射操作用のハンドル装置22が設けてある。
【0007】
上記打球発射操作用のハンドル装置22の概略は、全体としてほゞ半球形となるように三つの部材からなり、前枠2の下方部分の前面側に取り付けるグリップ本体23と、該グリップ本体23の前面側に取着する回転操作体24と、該回転操作体24の前面側に取着する前カバー25とからなる。
【0008】
上記グリップ本体23は、ほゞ円形の底板部26の周囲に立上り縁部27を延設した皿状で、該底板部26の後方には筒状の支持部28を偏心位置に延設する。この支持部28の内側には上記底板部26のほゞ中心に位置するように固定部29を設け、該固定部29は後端に雌ネジ部30を有すると共に、回転操作体24の回動支軸となる金属製の支軸部材31をインサート成型してなる。また、上記支持部28の内部には、底板部26の表面から後方へ向けて突出するリブ32を隆設すると共に、一部に配線用の通孔33を開設する。このリブ32は図示の実施例によれば、やや下方へ偏心した位置にほゞT字状に配置してある。また、上記立上り縁部27の外面には適宜間隔且つ適宜大きさの指掛け凹部(図示せず)を設けてある。
【0009】
一方、グリップ本体23の前面側においては、上記した立上り縁部27の端面に係合縁27aを形成し、図6に示すように適宜位置に、止着孔34′を有する3本の柱状台座34a,34b,34cや可変抵抗器35の取付ボス26a、後述するストップスイッチ36となるマイクロスイッチの取付枠37、操作ボタン38の支軸39等を一体成型により設ける。上記飛距離調整用の可変抵抗器35は、金属製の取付基板40を介して取付ビス41により底板部26の取付ボス26aに固定する。尚、可変抵抗器35の取付基板40に対する止着は、後述する回動軸42の軸受筒部43にナット44を螺着して可変抵抗器本体とナット44との間に取付基板40を挟着することにより行われ、この際、取付基板40に設けた小孔40aに可変抵抗器本体に設けた突起35aを嵌合させて位置決めを行っている。
【0010】
また、上記柱状台座34の一つである第1の柱状台座34aは、後述する係止手段の一方を構成するように、一部を立上り縁部27の方向に向けて膨出させて係止突部34Aが形成してある。尚、各台座34…は、夫々他の部材の邪魔にならないように、適宜な形状にカットしてある。
【0011】
そして、上記可変抵抗器35の回動軸42に従動ギヤ45を嵌装し、この従動ギヤ45に後述する主動ギヤ46を噛合させる。上記従動ギヤ45は、大円部45aと小円部45bとが連続するほゞ「8」字状の部材であって、大円部45aの外周面の一部に歯部を刻設してなる。また、小円部45bにはストッパピン47を植設し、取付基板40から立上げたストッパ片48に係止可能とする。そして、上記回動軸42には付勢手段を構成するバネ49を巻装し、このバネ49の一端を取付基板40の係止孔40bに挿入すると共に、他端を従動ギヤ45のくびれ部分45cに係止させて、可変抵抗器35の回動軸42を飛距離が小さくなる方向へ付勢する。尚、上記回動軸42及びギヤ46の軸孔は回り止めのためにD字状に形成してあり、回動軸42の前端部には止め輪50を嵌着して従動ギヤ45の抜けを防止する。
【0012】
グリップ本体23の立上り縁部27には欠截部51を設け、該欠截部51から打球の発射を停止するストップスイッチ36の操作ボタン38を外部操作可能に臨ませる。即ち、この操作ボタン38は、一端を支軸39に遊嵌すると共に、他端の側面38aをストップスイッチ36の作動片52に臨ませ、他端に延設した操作部38bを上記欠截部51から突出させるのである。
【0013】
上記のようなグリップ本体23の前面側に取着する回転操作体24は、円盤状の基板部53の周縁に前端側が若干縮径する周壁部54を延設し、この周壁部54に複数の指掛け部55…を突設した部材であって、表面には導電性処理が施してある。上記指掛け部55は、図示の実施例によれば、非対称に3箇所に設けてあり、スクリューのように一方の斜面が他方の斜面に比べて鋭角に形成されると共に、各指掛け部55の陵線が螺旋を描くように傾斜状に配置されている。また、例えば図2または図7(A)に示すように、正面から見て回転操作体24の左側に位置し、右手で操作する場合に親指或は人指し指を掛ける第1指掛け部55aが大きく、中央に位置し、中指或は薬指を掛ける第2指掛け部55bが中くらいの大きさで、左側に位置し、小指を掛ける第3指掛け部55cが第2指掛け部55bより若干小さく形成してある。更に、各指掛け部55の斜面は指が掛かり易くなると共に、他の指の邪魔にならないように工夫された形状になっている。上記周壁部54のグリップ本体23側の端縁には、グリップ本体23の係合縁27aに嵌合可能な係止縁54aを設けると共に前カバー25側の端縁には係合段部54bを設ける。
【0014】
一方、回転操作体24の内部に設けた基板部53の中央には導電性を有する例えば金属製の軸受部材56を止着すると共に、上記従動ギヤ45に噛合する主動ギヤ46を止着する。上記軸受部材56は前記したグリップ本体23に設けた支軸部材31を挿通可能な軸孔56aを有するスリーブ56bとフランジ56cとからなる。尚、図示の実施例によれば、軸受部材56のフランジ56cと主動ギヤ46とで基板部53を挟み込み、主動ギヤ46に通したビス57を軸受部材56のフランジ56cに螺着している。
【0015】
また、回転操作体24の基板部53には外周縁に沿って円弧状の長孔58を複数、例えば3箇所に開設し、これらの長孔58を通して後述する前カバー25の各支柱59を前記したグリップ本体23の各柱状台座34に夫々取り付け可能とする。尚、上記長孔58と支柱59とで当該回転操作体24の回動範囲を規制し、回動時に可変抵抗器35に無理な回転負荷が加わらないようにすることもできる。
【0016】
更に、回転操作体24の内周部には、前記した操作ボタン38に作用すると共に、後述する係止手段を構成する押圧部72を突設する。尚、この押圧部72は、図示の実施例によれば、ほゞ台形状に突設してあり、内部には空部72aが形成してある(図7(B)参照)。
【0017】
一方、上記のような回転操作体24の前面側に取着する前カバー25は、山笠状に膨出させてなり、外周縁には周壁部54の係合段部54bに嵌合可能な係止段部25bが設けてある。尚、図示の実施例においては、外周面の一部に装飾部材60を添設して全体として山笠状に形成してある。
【0018】
上記のような各部材を組立てハンドル装置22を構成するには、まず、グリップ本体23の支軸部材31に回転操作体24の軸受部材56を挿通すると共に、従動ギヤ45と主動ギヤ46とを噛合させる。この噛合状態は基板部53に開設した透孔61を通して確認することができる。従動ギヤ45は図3に示すように主動ギヤ46の右横に位置するようにした方が良い。これは前述したようにハンドル装置22を上方へ持ち上げるようにして前枠2を開放しても、可変抵抗器35に無理な力が作用しないようにするためである。そして、前カバー25の各支柱59を基板部53の各長孔58に通し、グリップ本体23の裏面側からビス62を各支柱59にネジ込んで三者を一体化する。このとき、グリップ本体23の係合縁27aと回転操作体24の係止縁54aとが係合すると共に、回転操作体24の係合段部54bと前カバー25の係止段部25bとが係合し、回転操作体24がグリップ本体23及び前カバー25に対して回動自在となる。
【0019】
一方、上記のようにして組立の終了したハンドル装置22を前枠2に取り付けるには、前枠2の前面側に予めベース板63を添設し、このベース板63にはグリップ本体23の支持部28内に嵌入可能な嵌入部64を突設する。この嵌入部64には、支持部28の固定部29を避けるように形成した挿通部65を切り欠くと共に、側周面の適宜位置に突出片66を形成して支持部28との嵌合の精度を上げている。また、上記嵌入部64の前端面には、支持部28内に設けたリブ32の間に嵌入するストッパー部材67を延設し、このストッパー部材67の上面及び側面を支持部28内のリブ32に当接させることにより、当該ハンドル装置22の回り止め兼位置決めを行う。そして、前枠2に開設した貫通孔68及びベース板63に開設した止着孔63′に固定ビス69を背面側から通して、グリップ本体23の固定部29に設けた支軸部材31の雌ネジ部30に螺着する。尚、可変抵抗器35のリード線70,70やストップスイッチ36のリード線71a,71bはグリップ本体23に設けた通孔33から前枠2の背面側へ引きだして適宜接続する。また、支軸部材31に固定ビス69を螺着する際にタッチ回路の配線を接続する。尚、この実施例ではストップスイッチ36の一方のリード線71bを支軸部材31に導通させてタッチ回路を形成している。
【0020】
このようにしてハンドル装置22を前枠2に取り付けると、前枠2の前面からは固定ビス69や他のビス62を外すことが不可能で、遊技者が不正を働くことができない。しかも、各部材の間に隙間が生じないので、針金等の挿入行為も不可能であり、不正遊技に対する対策も万全である。
【0021】
上記のように構成したハンドル装置22により打球を発射したり、飛距離を調整するには以下のように操作すればよい。
【0022】
即ち、遊技者がハンドル装置22に触れていない非遊技状態では、タッチセンサが作動していないので、打球発射装置が停止している。また、回転操作体24が可変抵抗器35の回動軸42に巻装したバネ49により付勢されて戻り回動している。このため、ストッパピン47とストッパ片48とが係止し、回転操作体24の内側縁に突設した押圧部72が操作ボタン38のカム部38cに作用して、操作ボタン38が支軸39を支点に回動し、当該操作ボタン38がストップスイッチ36の作動片52を押し込んで、ストップスイッチ36をオフにして打球の発射を停止している(図9参照)。尚、遊技中に、上記操作ボタン38を遊技者が押し込むと打球の発射を任意に停止させることができ、この機能を利用して、所謂止め打ち或は単発打ちを行うことができる。
【0023】
一方、遊技者が回転操作体24に触れると、回転操作体24と支軸部材31とは軸受部材56を介して導通状態となっているので、支軸部材31に接続したタッチセンサが作動して打球の発射が可能になる。そこで、遊技者が指掛け部55に指を掛けて回転操作体24を回動させると、押圧部72による操作ボタン38に対する押圧作用が解除されるので、ストップスイッチ36の作動片52が突出して当該ストップスイッチ36が閉成されて打球発射装置が稼動する。そして、回転操作体24は、所定の範囲で回動自在であるので、この回転操作体24の回動に伴って可変抵抗器35の抵抗値が変化し、飛距離の調整が可能となる。このように飛距離の調整が可能な範囲は、例えば図4に破線で示した押圧部72が、第1の柱状台座34aと操作ボタン38との間に位置する範囲となる。
【0024】
一方、特定の遊技状態が発生して飛距離を最大に設定する場合には、可変抵抗器35の抵抗値が所定の値、例えば回動範囲内で最小となるように、回転操作体24を図において目一杯右回り(時計回り)に回動させる。すると、係止手段を構成する押圧部72が、第1の柱状台座34aに形成した係止突部34Aに当接する(図11(A))。尚、図11は、図10におけるA部分の詳細である。
【0025】
ここで、回転操作体24に更に力を加えて回動させると、図11(B)に示すように、押圧部72と台座34aとが互いに干渉して弾性変形を起こし、押圧部72が係止突部34Aを乗り越えて、当該係止突部34Aの先端に押圧部72の側面が係止する(図11(C))。この状態で回転操作体24に加える力を抜いても、即ち手を離しても、付勢手段の付勢力には押圧部72或は係止突部34Aを弾性変形させてまで回転操作体24を戻り回動させる力がないので、係止状態が維持される。従って、飛距離を最大に保って打球の発射を続けるには、ハンドル装置22に軽く手を触れていればよく、付勢手段の付勢力に抗して回転操作体24を回動させておく必要がないので疲れることがない。
【0026】
一方、飛距離を通常の遊技状態に戻すには、上記とは逆に、回転操作体24を左回り(反時計回り)に回せばよい。このとき、第1の柱状台座34aを押圧部72が乗り越えるときに、若干の抵抗があるが、この抵抗に打ち勝って回せばよい。
【0027】
図12ないし図14は、本発明に係るハンドル装置22の他の実施例を示し、図12(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は縦断面図、図13は組立斜視図、図14は動作説明図である。
【0028】
この実施例によるハンドル装置22は、回転操作体24の形状が異ると共に、操作ボタン38の位置が若干異っている。また、内部においては柱状台座34…の配置等が若干異っているが、収設する機構及び機能は上記した実施例と同様なので、同じ符号を付して説明を省略する。
【0029】
この実施例による回転操作体24には、丸みをおびた指掛け部55…が形成してある。また、この回転操作体24では、指掛け部55と外周面との間に溝部81を形成し、この溝部81の中に前カバー25の周縁25aが嵌入するように構成してある。このため、この実施例によれば、前カバー25と回転操作体24との間の隙間が外部に露出しないので、悪戯や不正遊技の防止により一層効果的である。
【0030】
一方、この実施例においては、操作ボタン38がほゞ横位置に形成してあるので図14(C)に示すように、飛距離を最大に保持した状態で、手首をひねることなく親指によって操作可能である。従って、飛距離を最大に設定する特定の遊技状態においても、止め打ち或は単発打ちが容易に行え、操作性が極めて良好である。
【0031】
また、この実施例によっても、回転操作体24の指掛け部に55に自然に指が掛かり、図14(B)の通常遊技状態では、飛距離の調整が容易である。一方、(C)に示すように、押圧部72と係止突部34Aとを係止させたロック状態では、飛距離を最大に設定する全開右打ち状態となる。尚、(C)のA部分の詳細は前記した実施例の図11と同様である。
【0032】
上記のような構成のハンドル装置22によれば、飛距離を最大に設定する際に、一旦押圧部72と第1の柱状台座34aとを係止させると、回転操作体24が戻り回動しなくなるので、回転操作体24を付勢手段の付勢に抗して押えておく必要がない。従って、長時間遊技しても疲れることがない。
【0033】
以上本発明を図面の実施例について説明したが、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適宜に実施できる。例えば、可変抵抗器と回転操作体とが直結状態で連動していてもよい。また、実施例では、飛距離が最大になるような所定の抵抗値の位置で係止手段が係止するように設定してあるが、打球が内側のガイドレールを越えてファールにならない程度の飛距離となる抵抗値のときに、係止手段が係止するように設定することもできる。このように設定すれば、無駄球の発射を防止することができると共に、有効な発射球となる範囲内で飛距離の調整が可能になって、遊技者は長時間遊技しても疲れないばかりではなく、遊技に集中することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、ハンドル装置に手を載せた際に、指が自然に回転操作体の指掛け部及びストップボタンに掛かるようになると共に、手のひら全体でハンドル装置を包む込むことができ、しかも飛距離を所望の状態で維持することができるので、長時間遊技しても疲れることがない。従って、遊技者に不快感を与えることのない操作性のよいハンドル装置を提供することができる。また、本発明は、外観の変更や特別な部品を必要とすることなく、従来のハンドル装置に簡単な変更を加えることにより実現可能であって、コストの上昇を招くことがなく、実用的価値が極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】ハンドル装置の正面図である。
【図3】回転操作体を外した状態のハンドル装置の正面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】グリップ本体の正面図である。
【図7】回転操作体を示し、(A)は正面図、(B)は背面図である。
【図8】ハンドル装置の取付部を示し、(A)は正面図、(B)は斜視図である。
【図9】操作ボタンとストップスイッチ及び押圧部の関係を示す拡大説明図である。
【図10】飛距離を最大に設定した状態の回転操作体とグリップ本体の関係を示す説明図である。
【図11】図10のA部分の拡大図であって、(A)は押圧部と柱状台座との当接状態、(B)は干渉状態、(C)は係止状態を夫々示す。
【図12】本発明の他の実施例に係るハンドル装置を示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は縦断面図である。
【図13】本発明の他の実施例によるハンドル装置の組立斜視図である。
【図14】本発明の他の実施例によるハンドル装置の動作説明図であって、(A)は非遊技状態、(B)は通常遊技状態、(C)は最大飛距離にロックした状態を示す。
【符号の説明】
1 パチンコ機
2 前枠
3 外枠
22 ハンドル装置
23 グリップ本体
24 回転操作体
26 底板部
28 支持部
31 支軸部材
34 柱状台座
34A 係止突部
35 可変抵抗器
36 ストップスイッチ
42 回動軸
45 従動ギヤ
46 主動ギヤ
55 指掛け部
72 押圧部

Claims (2)

  1. 可変抵抗器の抵抗値を変化させることにより打球発射装置の電気的駆動源に供給する電力を制御して飛距離の調整を行う電動式パチンコ機の打球発射操作用のハンドル装置であって、
    パチンコ機の前枠に止着したグリップ本体と、
    このグリップ本体の前面側に回動自在に位置する回転操作体と、
    この回転操作体の前面側に位置すると共に上記グリップ本体に対して固定状の前カバーと、からなり、
    打球発射装置の作動を停止するためにグリップ本体内に設けたストップスイッチと、上記飛距離の調整を行うために内蔵した可変抵抗器と、を備え、
    上記回転操作体の外周面には複数の指掛け部を非対称に設け、上記グリップ本体には可変抵抗器を上記回転操作体に連動させて設けると共に、付勢手段によって上記可変抵抗器の抵抗値を最大にする方向に付勢するように構成し、
    上記回転操作体を付勢手段に抗して回動操作することにより、上記ストップスイッチを閉成すると共に上記可変抵抗器の抵抗値を変化させて、打球の発射を開始すると共に飛距離を調整し、
    上記可変抵抗器が所定の抵抗値となる位置において、回転操作体の回動位置を保持する係止手段を設けたことを特徴とするパチンコ機のハンドル装置。
  2. 上記係止手段を、回転操作体が未回動のときに上記ストップスイッチが開成するように作用して打球の発射を停止させる回転操作部に設けた押圧部と、グリップ本体に設けた係止突部とが弾性的に係止するように構成した請求項1に記載のパチンコ機のハンドル装置。
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