JP2009000576A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハンドルを備えた遊技機において、ハンドル内部への異物の侵入を抑制し、もって異物の侵入による不具合を防止する。
【解決手段】パチンコ機本体の下部には遊技球発射装置Uが設けられ、該発射装置Uは遊技者によって操作されるハンドル21を備えている。ハンドル21は、パチンコ機本体の下部に固定されるハンドル本体22と、ハンドル本体22に対し相対回動可能に設けられたシャフト23と、回動操作により、シャフト23を回動せしめるハンドルリング24とを有している。ハンドル本体22及びハンドルリング24、並びに、ハンドルリング24及びキャップ25のそれぞれの境界部分には、それぞれがオーバーラップするように周壁部が設けられている。
【選択図】 図4
【解決手段】パチンコ機本体の下部には遊技球発射装置Uが設けられ、該発射装置Uは遊技者によって操作されるハンドル21を備えている。ハンドル21は、パチンコ機本体の下部に固定されるハンドル本体22と、ハンドル本体22に対し相対回動可能に設けられたシャフト23と、回動操作により、シャフト23を回動せしめるハンドルリング24とを有している。ハンドル本体22及びハンドルリング24、並びに、ハンドルリング24及びキャップ25のそれぞれの境界部分には、それぞれがオーバーラップするように周壁部が設けられている。
【選択図】 図4
Description
本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、特に、回動部材の回動操作量に応じて遊技球等の遊技媒体の飛翔力を調整しうるハンドルを備えた遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種として、自動打球式のハンドルを備えたパチンコ機が知られている。この種のパチンコ機におけるハンドルは、パチンコ機本体下部に固定されるハンドル本体と、ハンドル本体に固定されたキャップと、ハンドル本体に対し相対回動可能に設けられたシャフトと、ハンドル本体及びキャップ間に設けられ、回動操作により、前記シャフトを回動せしめるハンドルリング(回動部材)とを有している。
そして、遊技者がハンドルリングを所定量回動させることにより、シャフトが回動し、このシャフトの回動に基づいて遊技球が発射される。この発射は回動操作状態が保持されている限り連続的に行われる(例えば1分間に100回の割合で発射)。発射された遊技球は、内レール及び外レール間の通路を通って遊技盤面上部へと導かれる。そして、遊技者は、遊技球が落下する際に起こる種々の挙動(例えば入賞口への入賞や、始動入賞口に基づく可変表示装置の動作等)を堪能しうる。
また、ハンドルリングは、遊技球の飛翔力(発射速度)、ひいては遊技球の飛び具合をも調整しうる。すなわち、ハンドルリングの回動操作量を適宜調整することにより、シャフトの回動量が調整され、もって、遊技球の飛翔力、ひいては発射速度が調整されるのである。
ところが、前記のようなパチンコ機では、ハンドルリングを手放した場合には、バネの引張力によって、ハンドルリングは元の状態(非回動状態)へと戻されるようになっている。従って、遊技球を連続的に発射させようとすると、遊技者は、ハンドルリングの回動操作状態を保持しなければならない。このため、遊技が長時間に及んでしまうと、遊技者は、その時間分だけ一定の回動操作量にてハンドルリングを保持せねばならず、結果として著しい疲労感が伴ってしまう。
これに対し、ハンドルリングとハンドル本体との間、又は、ハンドルリングとキャップとの間に、マッチの断片や爪楊枝、或いはコインやカード等の異物を嵌め込むことが時として行われる。すなわち、比較的薄肉で、かつ、手近にある異物をハンドルリング及びハンドル本体間等に嵌め込むことで、隙間が埋められ、ハンドルリング及び異物間、並びに、ハンドル本体(又はキャップ)及び異物間に摩擦力が生ずる。そして、その摩擦力によって、ハンドルリングの所定回動操作状態での保持固定が可能となるのである。そのため、この場合には、遊技者は、ハンドルの一部分に手(又は指)を接触させるだけで、遊技球を連続的に発射させることが可能となる。
しかしながら、上記従来技術においては、嵌め込んだ異物が隙間からハンドル内部に入り込んでしまい、当該異物を取り出すことができなくなってしまうおそれがあった。また、内部に入り込んだ異物が原因で、タッチスイッチ等のハンドル内部に設けられた各種内部機構に電気的、機械的な支障(例えば接触不良、ショート等)を引き起こすおそれがあった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、回動部材の回動操作量に応じて遊技球等の遊技媒体の飛翔力を調整しうるハンドルを備えた遊技機において、ハンドル内部への異物の侵入を抑制することができ、もって異物の侵入による不具合を防止することの可能な遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するため、第1の発明においては、遊技機本体に固定される第1の固定部材と、前記第1の固定部材に対し固設された第2の固定部材と、前記第1及び第2の固定部材に対し相対回動可能に設けられた回動部材とを有するハンドルを備え、前記回動部材の回動操作量に応じて遊技媒体の飛翔力を調整しうる遊技機において、
前記第1の固定部材及び前記回動部材、並びに、前記回動部材及び前記第2の固定部材のそれぞれの境界部分には、前記第1の固定部材及び前記回動部材、並びに、前記回動部材と前記第2の固定部材がそれぞれ重なり合うように周壁部を設けたことをその要旨としている。
前記第1の固定部材及び前記回動部材、並びに、前記回動部材及び前記第2の固定部材のそれぞれの境界部分には、前記第1の固定部材及び前記回動部材、並びに、前記回動部材と前記第2の固定部材がそれぞれ重なり合うように周壁部を設けたことをその要旨としている。
また、第2の発明では、前記回動部材は、少なくとも回動軸方向に所定量移動しうるものであり、該回動部材をどのように動作させても前記重なり合い状態が維持されるようにしたことをその要旨としている。
さらに、第3の発明では、前記回動部材は、少なくとも回動軸軸心方向に所定量移動しうるものであり、該回動部材をどのように動作させても前記重なり合い状態が維持されるようにしたことをその要旨としている。
併せて、第4の発明では、各境界部分における重なり合いプ部分は、複数層よりなり、断面ラビリンス構造をなしていることをその要旨としている。
(作用)
上記第1の発明によれば、ハンドルの回動部材の回動操作により、回動部材は遊技機本体に固定される第1及び第2の固定部材に対し相対回動される。そして、回動部材の回動操作量に応じて遊技媒体の飛翔力が調整される。
上記第1の発明によれば、ハンドルの回動部材の回動操作により、回動部材は遊技機本体に固定される第1及び第2の固定部材に対し相対回動される。そして、回動部材の回動操作量に応じて遊技媒体の飛翔力が調整される。
本発明では、第1の固定部材及び回動部材、並びに、回動部材及び第2の固定部材のそれぞれの境界部分には、周壁部が設けられており、これにより、第1の固定部材及び回動部材、並びに、回動部材と第2の固定部材がそれぞれ重なり合う。従って、第1の固定部材及び回動部材間、或いは、回動部材及び第2の固定部材間に異物を介在させたとしても、当該異物が内部に侵入しにくい。
また、第2の発明によれば、上記作用に加えて、前記回動部材は、少なくとも回動軸軸方向に所定量移動しうる。従って、回動部材を若干量移動させることで第1の固定部材及び回動部材間、或いは、回動部材及び第2の固定部材間に異物を介在させやすくなる。しかも、その回動部材を、どのように動作させても重なり合い状態が維持される。そのため、上記第1の発明の作用がより確実に奏される。
さらに、第3の発明によれば、上記作用に加えて、回動部材は、少なくとも回動軸軸心方向に所定量移動しうる。従って、ハンドルの組付作業がより容易に行われるとともに、上記第1,第2に記載の発明の作用がより確実に奏される。
併せて、第4の発明では、上記作用に加えて、各境界部分における重なり合い部分は、複数層よりなり、断面ラビリンス構造をなしている。このため、異物は、より一層内部に侵入しにくいものとなり、上記作用がより一層確実に奏される。
以上詳述したように、本発明の遊技機によれば、回動部材の回動操作量に応じて遊技球等の遊技媒体の飛翔力を調整しうるハンドルを備えた遊技機において、ハンドル内部への異物の侵入を抑制することができ、もって異物の侵入による不具合を防止することができるという優れた効果を奏する。
(第1の実施の形態)
以下に、本発明における遊技機を、パチンコ機のそれに具体化した第1の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本実施の形態におけるパチンコ機の表側の外観を示す斜視図であり、図2はパチンコ機の正面図、図3はパチンコ機を裏側から見た状態を示す斜視図である。
以下に、本発明における遊技機を、パチンコ機のそれに具体化した第1の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本実施の形態におけるパチンコ機の表側の外観を示す斜視図であり、図2はパチンコ機の正面図、図3はパチンコ機を裏側から見た状態を示す斜視図である。
図1に示すように、パチンコ機本体1は、外枠2及び前面枠3を備えており、その前面枠3の前面内周には、透明なガラス板が取着されてなるガラス扉枠4が開閉自在に設けられている。
図2に示すように、前記前面枠3の後面には、遊技盤5が着脱可能に装着されている。この遊技盤5の前面には、一般入賞口6、可変入賞装置7、始動入賞口8、可変表示装置9、内レール10A、外レール10B等が配設されている。ここで、内レール10A及び外レール10Bは、遊技球発射装置Uにより発射された遊技球Bを遊技盤5の上部に案内するためのガイド部材である。
また、一般入賞口6、可変入賞装置7、始動入賞口8に遊技球Bが入賞することにより、遊技者に対し、所定数の景品球が払い出されるようになっている。さらに、可変入賞装置7は、通常、遊技球Bが入賞できない状態又は入賞し難い状態になっている。より詳しくは、始動入賞口8に対し遊技球Bが入賞することに基づいて、遊技盤5の中央部に配設された可変表示装置9の図柄がランダムに変動する。そして、停止した図柄が特定の組み合わせであることを必要条件に、可変入賞装置7が所定時間、所定回数だけ開いて、遊技球Bが入賞しやすい状態になるよう構成されている。
図3に示すように、パチンコ機本体1の裏側には、機構盤11が側部にて回動可能に装着されている。この機構盤11には、前記一般入賞口6、可変入賞装置7、始動入賞口8に入賞した入賞球が導かれる図示しない入賞球集合部が設けられているほか、その上部において景品球タンク12及び景品球タンクレール13が設けられている。また、機構盤11には、前記景品球タンクレール13に接続されてなる景品球払出装置14が設けられている。この景品球払出装置14は、コントローラからの制御信号に基づいて、景品球を所定個数ずつ(例えば、一般入賞口6及び始動入賞口8に入賞した場合には5個ずつ、可変入賞装置7に入賞した場合には15個ずつ)、図示しない供給通路を経てパチンコ機本体1表側の上受皿15(場合によっては下受皿16:図1参照)に払い出すようになっている。なお、図3中、符号17は、前記コントローラを構成する電子制御回路基板等を収納してなる基板ボックスである。
さて、前記入賞球集合部の出口には、当該入賞球集合部に導かれた入賞球を一列に並んだ状態で下方へ流下させ、図示しない排出部へ1つずつ排出するための入賞球流路が設けられている。この入賞球流路の途中には、入賞球処理装置18が設けられている。この入賞球処理装置18は、前記一般入賞口6、可変入賞装置7、始動入賞口8に入賞した入賞球を1つずつ検出するとともに、検出後の入賞球を排出部へと導出するための装置である。
さらに、パチンコ機本体1の下部には遊技球発射装置Uが設けられており、該発射装置Uは、遊技者によって操作されるハンドル21を備えている。図4に示すように、ハンドル21は、パチンコ機本体1の下部に固定される第1の固定部材としてのハンドル本体22と、ハンドル本体22に対し相対回動可能に設けられたシャフト23と、回動操作により、前記シャフト23を回動せしめる回動部材としてのハンドルリング24と、前記ハンドル本体22に固定された第2の固定部材としてのキャップ25とを有している。ハンドル本体22及びキャップ25は、ABS等の樹脂材料により、シャフト23は導電性を有する金属によりそれぞれ構成されている。また、ハンドルリング24は、樹脂材料に導電性金属によるめっきが施されることにより構成されており、前記ハンドル本体22及びキャップ25間に設けられている。そして、遊技者がハンドルリング24を所定量回動させることにより、シャフト23が回動し、このシャフト23の回動に基づいて遊技球Bが発射される。この発射は回動操作状態が保持されている限り、例えば0.6秒に1回の割合で連続的に行われる。発射された遊技球Bは、前述した内レール10A及び外レール10B間の通路を通って遊技盤5の上部へと導かれる。そして、遊技者は、遊技球Bが落下する際に起こる種々の挙動(例えば一般入賞口6への入賞や、始動入賞口8に基づく可変表示装置9の動作や、可変入賞装置7への入賞等)を堪能しうる。
ここで、遊技球発射装置Uの動作について簡単に説明する。図4に示すように、遊技球発射装置Uは、前記ハンドル21に加えて、ハンドル21のシャフト23に連結されたプーリ31、該プーリ31に懸架されてなるワイヤ32、バネ33、該バネ33の一端が連結され、回動可能に軸支された発射槌34、発射モータ35、及び発射カム36等を備えている。発射モータ35は、遊技者がハンドル21のハンドルリング24に触れていることを必要条件に1分間に100回の割合で回転し、発射カム36はその回転に基づいて回転する。そして、発射カム36の先端部分が発射槌34の接点を、バネ33の引張力に抗して押し下げ、その後発射カム36の先端が前記接点から外れることにより、発射槌34がバネ33の復元力により元の状態に戻る。このときの勢いでもって、遊技球Bが発射されるのである。
一方、ハンドル21のシャフト23が回動されると、プーリ31も回動し、ワイヤ32が引っ張られる。これに基づきバネ33が引っ張られて延びる。すなわち、ハンドルリング24の回動量を調整することで、バネ33の延び量が調整され、引張力(復元力)が調整される。この調整により、発射槌34が遊技球Bに当たる速度、ひいては遊技球Bの飛翔力が調整されるのである。
次に、本実施の形態の特徴的部分であるハンドル21の構成について詳述する。図5は、ハンドル21を表側から見た状態を示す分解斜視図であり、図6はハンドル21を裏側から見た状態を示す分解斜視図である。これらの図に示すように、ハンドル本体22の中央には、挿通孔41が形成され、該挿通孔41にシャフト23が挿通されている。シャフト23の両端部は、断面略D字状に切欠形成されており、表側部分(図5の左側部分)がハンドルリング24に形成された略D字状をなす嵌合孔42に嵌め込まれ、かつ、そこから一部が表側に突出した状態となっている。かかるシャフト23の嵌合孔42から突出した部分には環状溝43が形成され、該環状溝43に図示しないEリングが嵌め込まれている。
ハンドル本体22の挿通孔41の周囲には、複数のボス状の取付孔44が形成され、そこに取付プレート45及びキャップ25が取付固定されている。本実施の形態において、キャップ25は、フェイスカバー46及びエンブレム47によって構成されている。より詳しくは、取付プレート45には、前記取付孔44に対応するようにして、ねじ孔を有するボス48が突出形成され、該ボス48が前記取付孔44に嵌め込まれた状態でねじ止め固定されている。
また、前記ボス48とは異なる位置において、取付プレート45には複数(3つ)の孔49が形成されている。さらに、前記フェイスカバー46には、裏側(図6の左側)に突出する複数(3つ)のねじ穴を有するボス51が一体形成されている。併せて、エンブレム47の筒状部には前記ボス51に対応する溝部52が形成されている。そして、フェイスカバー46のボス51が前記溝部52に嵌まるようにして、エンブレム47がフェイスカバー46に嵌め込まれている。また、フェイスカバー46の3つのボス51が前記取付プレート45の孔49に嵌め込まれた状態で、孔49の裏面側から、各ボス51のねじ穴に対し、ねじが螺着固定されている。これにより、ハンドル本体22と、取付プレート45と、フェイスカバー46及びエンブレム47(キャップ25)とが固定状態となっている。また、これら固定状態にあるハンドル本体22と、取付プレート45、フェイスカバー46及びエンブレム47との間で、ハンドルリング24がシャフト23とともに、回動可能となっている。なお、ハンドルリング24には、円弧状の長孔53が形成されており、当該長孔53の存在により、ハンドルリング24の回動が阻害されないようになっている。
また、ハンドル本体22及びハンドルリング24間において、シャフト23の周囲には、導電性金属よりなるコイルスプリング54が設けられている。このコイルスプリング54の存在により、ハンドルリング24及びシャフト23は、常には定常位置にて維持されるようになっている(回動量ゼロの基本位置状態)。
さらに、ハンドル本体22及びハンドルリング24間において、前記コイルスプリング54の裏側には、接触プレート55、ストップボタン56、マイクロスイッチ57等が配設されている。金属製の接触プレート55は、中央の挿通孔において前記シャフト23に挿通された状態でハンドル本体22に固定され、かつ、前記コイルスプリング54の端部に接触した状態となっている。本実施の形態では、上述したように、ハンドルリング24が遊技者の手(又は指)によって触れられていないと、遊技球Bの発射が許容されない構成となっている。つまり、ハンドルリング24、シャフト23、コイルスプリング54及び接触プレート55間が電気的に導通可能な状態となっており、遊技者の手等がハンドルリング24に触れることにより、上記電気的導通が確保され、これにより、遊技球Bの発射が許容される構成となっている。
マイクロスイッチ57は、スイッチ本体58及び舌片状の接点59を備えており、該接点59がスイッチ本体58に設けられた他の接点と接触することによりオン状態となり、遊技球Bの発射を停止させる旨の信号を出力するようになっている。ストップボタン56は、操作部61、押圧部62及び爪63を備えており、軸孔64において回動可能に軸支されている。操作部61はハンドル本体22の切り欠き部から外部に露出しているとともに、爪63は前記接触プレート55の孔65に挿通され、ハンドルリング24の裏側の突起24aに接触可能となっている。
これにより、常には(ハンドルリング24の非回動状態においては)、ストップボタン56の爪63が前記突起24aによって押され、マイクロスイッチ57の接点59が押圧部62により押されるようになっている。従って、この場合マイクロスイッチ57がオン状態となり、遊技球Bの発射が禁止される。また、遊技者により、ハンドルリング24が回動操作された場合には、前記突起24aが爪63から離間することとなり、接点59のスイッチ本体58側への接触が解除される。従って、この場合マイクロスイッチ57がオフ状態となり、遊技球Bの発射が許容される。さらには、ハンドルリング24の回動操作中において、ストップボタン56の操作部61が遊技者によって押された場合には、押圧部62が前記接点59を押すこととなり、この場合にもマイクロスイッチ57がオン状態となり、遊技球Bの発射が禁止されるようになっている。
なお、本実施の形態において、コイルスプリング54及びハンドルリング24間におけるシャフト23の外周には図示しないワッシャが介設されているとともに、接触プレート55及びハンドル本体22間におけるシャフト23の外周にはカラー66が介設されている。これらワッシャ及びカラー66の存在により、シャフト23の回動が円滑に行われるようになっている。
さて、本実施の形態では、ハンドル本体22及び取付プレート45(フェイスカバー46)間において、ハンドルリング24は、回動軸方向に所定量(微小量)移動可能に配設されている。また、これとともに、ハンドルリング24及びシャフト23間にも所定量(ごく微小量)の隙間が形成されており、ハンドルリング24は、シャフト23に対し、若干の傾動(回動軸軸心方向への移動に該当)が行えるようになっている。
さらに、本実施の形態では、図7に示すように、前記ハンドルリング24のハンドル本体22側部分(図の右側部分)には、第1の裏側周壁部71及び第2の裏側周壁部72が形成されており、第1の裏側周壁部71及び第2の裏側周壁部72間は溝状の裏側収容部73となっている。これに対し、ハンドル本体22のハンドルリング24側部分には周壁部74が形成されており、該周壁部74が、前記裏側収容部73に収容された状態となっている。周壁部74は、ハンドルリング24をどのように動かそうとも、裏側収容部73から外れることがないようになっている(十分の幅だけ、裏側収容部73に入り込んでいる)。なお、これら周壁部71,72,74は、ほぼ全周にわたり設けられている。
併せて、前記ハンドルリング24のキャップ25(フェイスカバー46)側部分(図の左側部分)には、第1の表側周壁部75及び第2の表側周壁部76が形成されており、第1の表側周壁部75及び第2の表側周壁部76間は溝状の表側収容部77となっている。これに対し、フェイスカバー46のハンドルリング24側部分には周壁部78が形成されており、該周壁部78が、前記表側収容部77に収容された状態となっている。周壁部78についても、上記同様ハンドルリング24をどのように動かそうとも、表側収容部77から外れることがないようになっている(十分の幅だけ、表側収容部77に入り込んでいる)。なお、これら周壁部75,76,78も、ほぼ全周にわたり設けられている。
次に、上記のように構成されてなる本実施の形態の作用及び効果について説明する。
遊技者が、パチンコ遊技を楽しむ場合、まず、ハンドル21のハンドルリング24を回動させる操作を行う。この回動操作に伴い、シャフト23が回動され、それに基づいて、遊技球Bが発射される。また、ハンドルリング24の回動操作量、ひいてはシャフト23の回動量を適宜調整することにより、遊技球Bの発射速度が調整され、これにより、遊技球Bの飛び具合を調整することができる。
さらに、所定の調整位置にて、ハンドルリング24の回動操作状態を保持したい場合がある。この場合には、遊技者は、その回動操作状態にて、フェイスカバー46及びハンドルリング24間、或いは、ハンドルリング24及びハンドル本体22間に異物(マッチや爪楊枝の一部分や、プリペイドカードや、コイン等)を介在させることがある。本実施の形態では、フェイスカバー46及びハンドルリング24の境界部分、及び、ハンドルリング24及びハンドル本体22の境界部分には、それぞれ周壁部75,76,78、71,72,73を設けることとした。そして、これにより、第1の表側周壁部75及び第2の表側周壁部76と、周壁部78とがオーバーラップするとともに、第1の裏側周壁部71及び第2の裏側周壁部72と、周壁部74とがオーバーラップする。従って、フェイスカバー46及びハンドルリング24間、或いは、ハンドルリング24及びハンドル本体22間に異物を介在させたとしても、当該異物が内部に侵入しにくい。その結果、ハンドル21内部への異物の侵入を抑制することができ、もって異物の侵入による不具合を防止することができる。
特に、本実施の形態では、ハンドルリング24は、軸方向及び傾動方向にそれぞれ所定量移動可能に配設されているが、かかるハンドルリング24をどのように動作させても、第1の表側周壁部75及び第2の表側周壁部76と、周壁部78とのオーバーラップ状態、並びに、第1の裏側周壁部71及び第2の裏側周壁部72と、周壁部74とのオーバーラップ状態が常に維持される。そのため、上記作用効果がより確実に奏される。
しかも、ハンドルリング24が軸方向及び傾動方向にそれぞれ所定量移動可能となっていることから、遊技者が異物を介在させるという行為をより容易に行うことができる。また、組付を容易に行うことができ、組付時における作業性の向上が図られる。
併せて、本実施の形態では、各境界部分におけるオーバーラップ部分は、複数層よりなり、断面ラビリンス構造をなしている。このため、異物は、より一層内部に侵入しにくいものとなり、上記作用効果がより一層確実に奏されることとなる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明を具体化した第2の実施の形態について説明する。但し、本実施の形態において、上記第1の実施の形態と同等、或いは重複する部材、部分については、同一の符号を用いて説明を省略する。そして、以下には、第1の実施の形態との相違点を中心に説明することとする。
次に、本発明を具体化した第2の実施の形態について説明する。但し、本実施の形態において、上記第1の実施の形態と同等、或いは重複する部材、部分については、同一の符号を用いて説明を省略する。そして、以下には、第1の実施の形態との相違点を中心に説明することとする。
上記第1の実施の形態では、ハンドルリング24を、樹脂材料に導電性金属によるめっきを施すことにより構成し、遊技者が該ハンドルリング24に触れることにより、電気的導通を確保することとしていた。これに対し、本実施の形態では、ハンドルリング24のめっきを省略し、代わりに、図8に示すように、表面にめっきの施されてなる取付プレート80を用い、表面に導電性を付与している点に特徴を有している。すなわち、本実施の形態では、キャップ25(フェイスカバー46及びエンブレム47)並びに取付プレート80により第2の固定部材が構成され、取付プレート80の一部の外周部が外部に露出した構成となっている。
そして、ハンドルリング24に形成された第1の表側周壁部75及び第2の表側周壁部76間の表側収容部77に取付プレート80の周壁部81が収容されている。
このように構成することによっても、上記第1の実施の形態と同等の作用効果を奏せしめることができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明を具体化した第3の実施の形態について説明する。但し、本実施の形態においても、上記実施の形態との相違点を中心に説明することとする。
次に、本発明を具体化した第3の実施の形態について説明する。但し、本実施の形態においても、上記実施の形態との相違点を中心に説明することとする。
上記第2の実施の形態では、取付プレート80を、樹脂材料に導電性金属によるめっきを施すことにより構成し、遊技者が該取付プレート80に触れることにより、電気的導通を確保することとしていた。これに対し、本実施の形態では、代わりに、図9に示すように、表面にめっきの施されてなる接触プレート82を用い、表面に導電性を付与せしめ、それを外部に露出させている点に特徴を有している。すなわち、本実施の形態では、ハンドル本体22及び接触プレート82により第1の固定部材が構成され、接触プレート82の一部の外周部が外部に露出した構成となっている。
そして、ハンドルリング24に形成された第1の裏側周壁部71及び第2の裏側周壁部72間の裏側収容部73に接触プレート82の周壁部83が収容されている。このような構成によっても、上記第1、第2の実施の形態と同等の作用効果を奏せしめることができる。
尚、本発明は上述した実施の形態の記載内容に限定されるものではなく、従って、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、例えば次のように実施してもよい。
(a)上記実施の形態では、ハンドルリング24に対しシャフト23を固定させて、ハンドルリング24の回動に合わせてシャフト23も回動させ、該シャフト23の回動量に応じてバネ33の復元力を調整することとした。これに対し、シャフト23を省略する代わりに、図10に示すような可変抵抗器89を用いることとしてもよい(図は第3の実施の形態の応用例:もちろん第1、第2の実施の形態についても同様に応用可能)。つまり、ハンドルリング24の回動量に応じて抵抗値が変動する可変抵抗器89を用い、抵抗値に応じて遊技球Bの飛翔力を調整するタイプのパチンコ機にも具体化することができる。
(b)上記実施の形態では、ハンドルリング24の第1の表側周壁部75及び第1の裏側周壁部71を、ハンドル本体22やフェイスカバー46(或いは取り付プレート80や接触プレート82)よりも外周側に位置させることとしていた。これに対し、図11に示すように、ハンドルリング24の第1の表側周壁部75及び第1の裏側周壁部71を、ハンドル本体22やフェイスカバー46に対し内周側に位置することとしてもよい。
また、同図に示すように、ハンドル本体22に2つの周壁部91,92を設けるようにしてもよいし、キャップ25(フェイスカバー46)に2つの周壁部93,94を設けるようにしてもよい。かかる構成により、上記ラビリンス構造をより複雑なものとすることができ、より一層の異物の侵入を抑制することができる。また、さらに多層のラビリンス構造を有するようなハンドルとしてもよい。 (c)上記実施の形態では、キャップ25を、フェイスカバー46及びエンブレム47により構成したが、これらを一体化したものによりキャップを構成してもよい。
(d)上記実施の形態では、ハンドルリング24の幅をいずれの部位においてもほぼ一定としたが、部分的に幅が変更されてなる形状を有するハンドルリングを用いてもよい。
(e)上記実施の形態における取付プレート45、ストップボタン56、マイクロスイッチ57等を適宜省略することもできる。
(f)本発明は、上記実施の形態とは異なるタイプの(第1種始動口付パチンコ機以外の)パチンコ機にも適用できる。従って、例えば第2種、第3種パチンコ機にも応用できる。また、本発明は、パチンコ機以外にも、他の雀球、アレンジボール、スマートボール等の遊技機にも応用可能である。また、遊技媒体としては、遊技球B(パチンコ球)以外にも、他のボールや、円盤状体等を用いてもよい。
1…パチンコ機本体、5…遊技盤、21…ハンドル、22…ハンドル本体、23…シャフト、24…ハンドルリング、25…キャップ、45…取付プレート、46…フェイスカバー、54…コイルスプリング、71…第1の裏側周壁部、72…第2の裏側周壁部、73…裏側収容部、74…周壁部、75…第1の表側周壁部、76…第2の表側周壁部、77…表側収容部、78…周壁部、80…取付プレート、81…周壁部、82…接触プレート、83…周壁部、91,92,93,94…周壁部、U…遊技球発射装置、B…遊技球。
Claims (1)
- 遊技機本体に固定される第1の固定部材と、
前記第1の固定部材に対し固設された第2の固定部材と、
前記第1及び第2の固定部材に対し相対回動可能に設けられた回動部材とを有するハンドルを備え、前記回動部材の回動操作量に応じて遊技媒体の飛翔力を調整しうる遊技機において、
前記第1の固定部材及び前記回動部材、並びに、前記回動部材及び前記第2の固定部材のそれぞれの境界部分には、前記第1の固定部材及び前記回動部材、並びに、前記回動部材と前記第2の固定部材がそれぞれ重なり合うように周壁部を設けたことを特徴とする遊技機。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015192792A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 株式会社三共 | 遊技機 |
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-
2008
- 2008-10-07 JP JP2008260849A patent/JP2009000576A/ja active Pending
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