JP2008006264A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技球の発射操作において、さらなる操作性の向上を図ることのできる遊技機を提供する
【解決手段】遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤を備えた遊技機本体と、遊技領域へ遊技球を打ち出す発射装置と、遊技機本体の前面に設けられて本体部70aおよび本体部70aの外周に沿うようにして回動可能に取り付けられた操作部70bを備え、遊技者による操作部70bの回動操作に応じて発射装置の発射強度を調節するハンドル70とを有し、操作部70bの回動軸Sは、遊技者に向けて所定角度上方に傾斜して設けられ、さらに、ハンドル70の本体部70aにおける操作部70bの後側には、前方に向けて凹状に形成され、操作部70bを操作する遊技者の指が係合可能な指掛部72を有している。
【選択図】 図7

Description

本発明は遊技機に関し、特に、遊技機に設けられた発射操作手段の操作性向上に関するものである。
パチンコ機(遊技機)においては、発射操作手段に設けられたハンドル(操作部)を回動操作することにより、遊技球を発射する発射装置の発射強度を所望の強さに調節している。
すなわち、パチンコ機では、ハンドルの回動角に比例して発射装置の発射強度が強くなるようになっているため、遊技者はハンドルを回動して所望の強さの発射強度に調整できたならば、その回動角でハンドルを保持した状態で遊技を行う。
したがって、遊技者の手にはハンドルを保持するための負荷がかかるため、遊技の継続に伴って手の疲労が蓄積することになる。
そこで、例えば特許文献1には、ハンドルの回動軸を遊技者に向けて所定角度上方に傾斜させることによってハンドルを保持する手首の角度を緩やかにし、操作性の向上を図った遊技機が開示されている。
特開2002−360802号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の遊技機では、手首を曲げる角度が小さくて済むのでハンドル操作が楽になるものの、手首の負担軽減しか考慮されておらず、手自体の配置については何ら考慮されていない。したがって、発射操作手段の操作性を改善する余地が未だにある。
そこで、本発明は、遊技球の発射操作において、さらなる操作性の向上を図ることのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の遊技機は、遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤を備えた遊技機本体と、前記遊技領域へ遊技球を打ち出す発射装置と、前記遊技機本体の前面に設けられて本体部および当該本体部の外周に沿うようにして回動可能に取り付けられた操作部を備え、遊技者による前記操作部の回動操作に応じて前記発射装置の発射強度を調節する発射操作手段とを有し、前記操作部の回動軸は、遊技者に向けて所定角度上方に傾斜して設けられ、さらに、前記発射操作手段の前記本体部における前記操作部の後側には、前方に向けて凹状に形成され、前記操作部を操作する遊技者の指が係合可能な指掛部を有することを特徴とする。
これにより、遊技者が操作部に手を掛けたときに、指を軽く曲げた状態で指掛部内に臨ませることができるため、操作時における指に掛る力を抜くことができ、人間工学上において発射操作手段の操作性を飛躍的に向上させることが可能になる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記指掛部は、前記操作部の回動軸を中心として円弧状に連続して設けられていることを特徴とする。
これにより、指を指掛部に収容したままで操作部の回動操作を行うことができるので、手の動きが最小限に抑制されてスムーズな操作が可能となる。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記発射操作手段には、遊技者が前記操作部に手を掛けた際に手の載置が可能な載置部を設けたことを特徴とする。
これにより、手を載置部に載置した状態で、この手を支軸として操作部の回動操作が可能になるので、腕を支える力を軽減することができ、操作部を操作する際の疲労がより軽減される。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明の構成に加えて、前記遊技機本体の前面に設けられ、払い出しを受けた遊技球を貯留し、前記発射装置へ遊技球を供給する上皿と、前記遊技機本体の前面で前記上皿の下方に設けられ、前記上皿から溢れた遊技球を貯留する下皿とを有し、前記載置部は、前記下皿と一体に形成されていることを特徴とする。
これにより、載置部を下皿とは別体に設けた場合に比べて部品点数を削減できるので、製品コストの上昇が抑制される。
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明の構成に加えて、前記操作部の裏面の所定位置に形成された操作部側凹室空間と、前記本体部における前記操作部の内周に臨む位置に形成された本体部側凹室空間とを有し、前記操作部側凹室空間と前記本体部側凹室空間とが相互に対向する位置となったときに遊技球がこれらの凹室空間に跨って収容固定可能となることを特徴とする。
これにより、遊技球を操作部側凹室空間と本体部側凹室空間とに跨って収容固定することで、操作部が所定の回動位置で固定できるので、手の力により操作部を所望の発射強度の回動位置で保持しておく必要がなくなり、長時間の操作による疲労をさらに軽減することが可能になる。
請求項6に記載の本発明は、請求項5記載の発明の構成に加えて、前記本体部の外周には、前記本体部側凹室空間から前記操作部の回動方向に沿って延び、前記操作部側凹室空間とで遊技球を挟持可能な溝部を形成したことを特徴とする。
これにより、操作部側凹室空間と本体部側凹室空間とに跨って収容固定された遊技球が、操作部を回動することで操作部側凹室空間に保持された状態で溝部に誘導されて当該凹室空間と溝部とで挟持される。したがって、遊技球により操作部を任意の回動角で保持することが可能になるので、操作部を所望とする発射強度に対応した回動角に固定するための自由度を高めることができる。
請求項7に記載の本発明は、請求項6記載の発明の構成に加えて、前記本体部側凹室空間の底面と前記溝部の底面との間には、前記本体部側凹室空間の底面よりも前記溝部の底面の方を高くするとともに前記本体部側凹室空間の底面とで鈍角をなす傾斜面からなる段差部を形成したことを特徴とする。
これにより、遊技球を操作部側凹室空間と本体部側凹室空間とに跨って収容固定して操作部を回動したときに、当該遊技球は本体部側凹室空間から傾斜した段差部をスムーズに乗り上げて溝部に誘導されるので、遊技球により操作部を所望の回動角で固定する際の操作性を向上させることができる。
また、遊技球を収容固定して操作部を回動したならば、遊技球が段差部を通過するときの回動抵抗の変動が操作部を介して遊技者に感覚的に伝達される。したがって、遊技者は、視覚的な確認作業を行うことなく、手に伝わる当該回動抵抗の変動を頼りにして遊技球が操作部側凹室空間と本体部側凹室空間とに跨った位置、つまり遊技球が取り出し可能な位置にあるかどうかを知ることができ、遊技球の取り出しを容易に行うことができる。
請求項8に記載の本発明は、請求項6または7記載の発明の構成に加えて、前記溝部には、前記操作部の回動方向と交差する方向に沿って延びる刻み溝を連続して複数形成したことを特徴とする。
これにより、刻み溝が遊技球の溝部移動に対する適度な摺動抵抗になるので、遊技機の振動などにより操作部の回動角が変動してしまうことを防止することができる。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、本発明によれば、遊技球の発射操作において、さらなる操作性の向上を図ることが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
図1は本発明の一実施の形態である遊技機を示す正面図、図2は本発明の一実施の形態である遊技機を示す斜視図、図3は本発明の一実施の形態である遊技機の一部を拡大して示す斜視図、図4は本発明の一実施の形態である遊技機のハンドルを斜め後方から示す斜視図、図5は本発明の一実施の形態である遊技機のハンドルを後方から示す斜視図、図6は本発明の一実施の形態である遊技機のハンドルを示す断面図、図7は本発明の一実施の形態である遊技機のハンドルを操作している状態を示す説明図、図8は本発明の一実施の形態である遊技機のハンドルの本体部を示す図、図9は本発明の一実施の形態である遊技機のハンドルの本体部および操作部を示す図、図10は本発明の一実施の形態である遊技機のハンドルの本体部、操作部およびプレートを示す図、図11は本発明の他の実施の形態である遊技機のハンドルを後方から示す斜視図、図12は本発明の他の実施の形態である遊技機のハンドルを斜め後方から示す斜視図、図13は本発明の他の実施の形態である遊技機のハンドルを斜め後方から示す分解斜視図、図14は本発明の他の実施の形態である遊技機のハンドルを遊技球とともに後方から示す斜視図、図15は本発明の他の実施の形態である遊技機のハンドルを回動した状態で遊技球とともに後方から示す斜視図、図16は図11の遊技機のハンドルの変形例を後方から示す斜視図である。
図1および図2に示すように、パチンコ遊技機(遊技機)1は、遊技盤2が装着されるベースドア3aがヒンジを介して島設備に固定される木製のベース枠3bに回動可能に取り付けられ(すなわち、ベースドア3aは、ベースドア3aの一方端を回動支点として支持されて当該ベース枠3bに開閉自在に装着される。)、これらベースドア3aおよびベース枠3bで遊技機本体3が構成されている。そして、このような遊技機本体3のベースドア3aに対して、スピーカ8a,8b、液晶表示装置(LCD)21、遊技盤2を視認可能に被うガラス扉9、上皿部(球受皿)4、下皿部5、カバー6、ハンドル70および灰皿7が備えられている。
遊技盤2は、図1に示すように、レール11に包囲され、遊技球の流下が可能な遊技領域2aを有している。そして、その遊技領域2aには、多数の遊技くぎや風車などの障害物(図示せず)、一般入賞口12、通過ゲート13、大入賞口15、アウト口16、始動入賞口14,17を有する普通電動役物18からなる遊技部材が配置されている。
ここで、一般入賞口12は、遊技球が入賞すると所定の数の遊技球が払い戻される装置、通過ゲート13は、遊技球が通過したことを契機として普通図柄表示領域に表示される複数の図柄を変動および停止させるための装置、始動入賞口17は、遊技球が入賞したことを条件として特別図柄表示LED(図示せず)に表示される特別図柄を変動および停止させるための装置、大入賞口15は、特別図柄表示LEDの停止時における特別図柄の組み合わせが予め設定された特定の図柄の組み合わせ(大当り表示態様)となって大当り遊技状態(大当り遊技状態とは、いわゆる大当りが発生した状態をいう。)に移行した場合に、所定の設定に従って所定条件の下所定回数だけ扉が開閉(すなわち、所定回数だけ大入賞口15が、遊技球を受け入れ易い第1の状態と、受け入れ難い第2の状態とに変化する。なお、第1の状態と第2の状態とに変化する動作をラウンド動作という。)するように制御される装置である。
また、アウト口16は、一般入賞口12、始動入賞口14,17、大入賞口15の何れにも入賞しなかった遊技球が流入して回収される装置である。
通過ゲート13は、通過する遊技球を検出するようになっている。この通過ゲート13を通過した遊技球は通過記憶情報として記憶されるようになっており、この通過記憶情報に基づいて、普通図柄表示領域における図柄の変動表示が行なわれる。また、遊技領域2aの右側上部には、通過ゲート13の通過記憶個数を表示する4個の普通図柄記憶LED(図示せず)が設けられている。この普通図柄記憶LEDの点灯個数により、通過ゲート13を通過した遊技球の通過記憶個数を表示することができる。
普通図柄表示領域では、例えば2個の普通図柄が交互に点滅するようになっており、2個の普通図柄の点滅が終了して「当り」が表示された場合に、普通電動役物18に設けられた始動入賞口17が、所定時間だけ遊技球を受け入れ易い第1の状態に切り換わる。
なお、普通図柄表示領域の替わりに、遊技盤2の任意の場所に2個の普通図柄表示LEDを備え、このLEDの点滅により「当り」を表示してもよい。また、この2個の普通図柄表示LEDを例えば7セグメント表示器等により構成することもできる。この場合には、7セグメント表示器に表示する普通図柄として、例えば「0」、「1」、「2」、・・・「7」、「8」、「9」等の数字を変動表示し、停止表示された数字が「3」あるいは「7」となった場合を「当り」とする。
始動入賞口17は、遊技球を受け入れる受け入れ口を有しており、遊技球を受け入れ易い第1の状態と、遊技球を受け入れ難い第2の状態との間で切換可能な開閉機構を備えた装置である。この始動入賞口17は、通常の状態では遊技球を第2の状態となっており、所定の条件が成立した場合(例えば、普通図柄表示領域の普通図柄が、「当り」を意味する図柄で停止した場合)に、所定時間(例えば、0.3秒間)だけ開いて遊技球を受け入れ易い第1の状態に切り換えられる。なお、当該受け入れ口に遊技球が入賞すると所定の数の遊技球が払い戻される。
また、始動入賞口14,17への入賞球は入賞記憶可能となっており、この入賞記憶に基づいて、遊技盤2の所定位置に設けられた2つの特別図柄表示LEDにおける特別図柄の変動表示が行なわれる。遊技領域2aの中央部には、始動入賞口14,17への入賞記憶個数を表示する4個の特別図柄記憶LED(図示せず)が設けられている。この特別図柄記憶LEDの点灯個数により、始動入賞口14,17への入賞記憶個数を表示することができる。
また、特別図柄表示LEDに表示される特別図柄の可変表示結果の種類として、特別大当り(確率変動大当り)となったことを示す特別表示態様、非特別大当り(通常大当り)となったことを示す非特別表示態様、はずれとなったことを示す非大当り態様の3種類が挙げられる。特別表示態様とは、2つの特別図柄表示LEDの双方が点灯される態様である。また、非特別表示態様とは、一方の特別図柄表示LEDが点灯されて、他方の特別図柄表示LEDが消灯される態様である。そして、非大当り表示態様とは、非特別表示態様のときに点灯した特別図柄表示LEDが消灯されて、非特別表示態様のときに消灯した特別図柄表示LEDが点灯される態様である。
なお、大当り遊技状態とは、例えば大入賞口SOLが、大入賞口15の扉を所定回数だけ開閉することで、通常遊技状態よりも多くの遊技球を入賞させやすくする遊技状態のことである。
特別図柄の変動表示結果が特別表示態様となると(すなわち、確率変動大当りとなると)、大当り遊技状態終了後、特別図柄表示LEDにおける特別図柄の変動表示結果が大当り表示態様となる確率の高い特別遊技状態(確率変動状態)へ移行される。一方、特別図柄の表示態様が非特別表示態様となると(すなわち、通常の大当りとなると)、大当り遊技状態終了後は通常の遊技状態へ移行される。
なお、本実施の形態において、上述した入賞記憶個数や通過記憶個数は、それぞれ普通図柄記憶LED、特別図柄記憶LEDに表示されるようになっているが、これに限られず、他の表示方法により表示されてもよい。例えば、表示領域21aに表示されるようになっていてもよい。
また、遊技盤2の背面には、演出画像(例えば、遊技状態に対応したアニメーションやその他の報知情報など。以下、「演出情報画像」という。)等を表示可能な表示領域21aを備えた表示装置である液晶表示装置(LCD)21が配置されている。
液晶表示装置21は、画像制御回路からの指示に基づいて任意の画像を表示領域21aに表示する。
なお、液晶表示装置21の表示領域21aは、演出画像やその他の報知情報を表示する情報表示領域と、普通図柄の変動表示を行う普通図柄表示領域(普通図柄表示装置)と、装飾図柄(識別図柄)の変動表示を行う装飾図柄表示領域(可変表示装置)21b(図25)とからなっている。
本実施の形態において、装飾図柄は横方向に並ぶように配置された左図柄、中図柄、右図柄の3つの図柄からなり、それぞれ上から下に向かって回転するように変動表示される。但し、装飾図柄は3つの図柄ではなくてもよく、また変動表示の態様も、上下方向ではなく、横方向、あるいは前後方向などでもよい。
また、本実施の形態において、角形の形状をしている表示領域21aは、遊技領域2aより大きくともよいし、小さくともよい。また、表示領域21aの形状は角形に限定されず、他の形状であってもよい。例えば、円形であってもよい。
また、遊技盤2が透明である本実施の形態では、液晶表示装置21の表示領域21aが遊技盤2を通して視認可能に配置されている。また、液晶表示装置21にかえて、例えばCRT(陰極線管)あるいはプラズマディスプレイ等を用いることもできる。
また、図1および図2に示すように、ガラス扉9および上皿部4は一体化して形成されており、この一体化された開閉扉(開閉体)は、その一端がベースドア3aに回動可能に軸支され、他端がベースドア3aに係合するようになっている。なお、ガラス扉9は、遊技盤2を視認可能に被うものである。
上皿部4は遊技盤2の下側に位置して湾曲するような形状で前方に突出して設けられており、払い出された遊技球が貯留するとともに図示しない発射装置へ遊技球を供給する上皿4aを備えている。
上皿部4の所定の位置には、遊技終了時などにおいて上皿部4に貯留された遊技球を後述する下皿部5に移動させて取り出す場合に操作されるシャッタレバー10、および球貸し操作パネル55が設けられている。
ここで、球貸し操作パネル55は、1回の押下操作毎に所定数の遊技球が貸し出される球貸しボタン55a、および球貸し残高が記憶された球貸し媒体であるカードが返却される返却ボタン55bを備えている。さらに、球貸し操作パネル55は、球貸し可能な状態にあるときに点灯する球貸し可表示LED、球貸し残高を表示する度数表示装置(何れも図示せず)を備えている。
上皿部4の下側に位置する下皿部5は、ベースドア3aに固定されたプレート5bを備えており、プレート5bの前面側には、払い出しにより上皿4aからオーバーフローした遊技球が貯留される下皿5a−1を有する下皿カバー体5aが取り付けられている。
下皿カバー体5aは左右に一体に延出されており、右側には灰皿7を取り付けるための灰皿取付部5a−2が、左側にはハンドル(発射操作手段)70の本体部70a(図4〜図10参照)に回動可能に取り付けられた操作部70bを覆う半球状のハンドルカバー部5a−3が、それぞれ下皿カバー体5aと一体形成されている。ハンドル70の操作部70bは、レール11(図2)を介して遊技盤2の遊技領域2aへ遊技球を打ち出す際に操作されるものであり、遊技者による操作部70bの回動操作(回動角)に応じて発射装置の発射強度が調節される。なお、図3に示すように、操作部70bの近傍には、遊技球の発射を停止させるストップボタン70cが設けられている。
このように、本実施の形態の遊技機1は、従来の多くの遊技機とは異なり、ハンドル70(の操作部70b)が向かって左側に、灰皿7が向かって右側に、つまり左右が反対に設けられている。但し、本発明では、ハンドルが右側に設けられた遊技機にも適用可能である。なお、ハンドル70の詳細については後述する。
ガラス扉9の上側に位置するカバー6はベースドア3aに固定されており、カバー6の左右には、ベースドア3aに設けられる左右のスピーカ8a,8bにそれぞれ対応した多数のスリットが形成されており、スピーカ8a,8bからの音声が聞こえるような構造になっている。スピーカ8a,8bは、所定の音(例えば、遊技状態に対応した音楽やその他の報知情報など)を出力する機能を有している。
図1および図2に示すように、上皿部4の前面には、遊技者による操作が可能な操作ボタン50が備えられている。この操作ボタン50は、左図柄停止ボタン(以下、「左ボタン」という。)50a、中図柄停止ボタン(以下、「中ボタン」という。)50bおよび右図柄停止ボタン(以下、「右ボタン」という。)50cの3つからなり、相互に水平方向に並設されている。そして、液晶表示装置21にて可変表示中の図柄列のうち、左ボタン50aが押下されると左図柄が、中ボタン50bが押下されると中図柄が、右ボタン50cが押下されると右図柄が、それぞれ停止表示されるようになっている。
なお、前述のように、ハンドル70の操作部70bが向かって左側に設けられていることから、本実施の形態の遊技機1では、左手でハンドル操作を行いながら、右手は上皿部4の手前の縁に載置しておき、所望のタイミングで左ボタン50a、中ボタン50bおよび右ボタン50cを押下することにより変動中の装飾図柄の停止操作を行う。
さて、図3〜図6に示すように、ハンドル70は、プレート5bに取り付けられた本体部70a、および本体部70aに回動可能に取り付けられた操作部70bを有しており、前述したように、下皿カバー体5aがプレート5bの前面に取り付けられることにより、下皿カバー体5aを構成する半球状のハンドルカバー部5a−3が操作部70bを覆う構成となっている。なお、操作部70bは、その全体がハンドルカバー部5a−3で覆われているのではなく、外周部70b−2の略上半分は露出されており、それ以外の部分が覆われる構成となっている。
ここで、ハンドル70の構成要素には、ハンドル70を形作っている下皿カバー体5aの一部、つまり操作部70bを覆うハンドルカバー部5a−3や、後述する載置部5a−4などを含めることができる。
本体部70aは略円形の蓋状を呈しており、その両側には取付片70d,70dが一体形成されている。これらの取付片70d,70dが、当該取付片70d,70dに対応してハンドルカバー部5a−3に形成された取付溝(図示せず)と前後方向から嵌合することにより、本体部70aが下皿カバー体5aに固定される。
本体部70aには、操作部70bの回動角を検出するためのボリューム71が、その回動軸71aを本体部70aの中心に一致させるようにして取り付けられている。そして、操作部70bには、このような回動軸71aの外周と僅かの隙間をもって嵌合する嵌合孔70b−1が中央に形成され、さらに外周部70b−2が本体部70aの先端を覆うように屈曲して、その内壁に本体部70aの外周に近接する突起片70b−3が所定の間隔をあけて複数形成されている。したがって、操作部70bは、嵌合孔70b−1および突起片70b−3にガイドされて、略円形蓋状の本体部70aの外周に沿うようにして回動可能に取り付けられる。
なお、操作部70bの外周部70b−2の複数箇所(本実施の形態では2箇所)には、突起部70b−4が形成されており、遊技者の指を突起部70b−4に係合させることにより、操作部70bを容易に回動操作できるよう配慮されている。
ここで、図6に示すように、操作部70bの回動軸Sの角度θ(すなわち、回動軸Sと水平面とでなす角度θ)は、遊技者に向けて約30°上方に傾斜して設けられている。つまり、前述したボリューム71は、その回動軸71aが遊技者に向けて約30°上方に傾斜して本体部70aに取り付けられており、操作部70bの回動軸Sが当該回動軸71aと同軸上に配置されて本体部70aに取り付けられることにより、操作部70bの回動軸Sもまた、遊技者に向けて約30°上方に傾斜して設けられる。
そして、このように操作部70bの回動軸Sを遊技者に向けて上方に傾斜させることで、操作部70bを保持する遊技者の手首の角度が回動軸Sを傾斜させていない場合(つまり、水平面上に配置した場合)に比べて緩やかになるので、操作部70bを把持している手首にかかる負担が軽減されて操作性が向上する。
なお、操作部70bの回動軸Sは遊技者に向けて上方に傾斜して設けられていればよく、角度θは本実施の形態に示す30°に限定されるものではない。また、操作部70bの回動軸Sとボリューム71の回動軸71aとは相互に同軸上に配置されている必要はない。
図5および図6に示すように、操作部70bが取り付けられている本体部70aには、操作部70bの後側となる位置に、前方に向けて凹状に形成された指掛部72が操作部70bの回動軸Sを中心として円弧状に連続して設けられている。この指掛部72には、操作部70bを操作する遊技者の指が係合可能になっている。
ここで、指掛部72が形成されていなければ、つまり本体部70aの後側が平らでほぼ垂直になっていれば、親指以外の指があまり曲がらない状態で操作部70bを回動操作しなければならないため、指先が疲れてしまい、長時間の遊技に耐えうるものではなくなってしまう。
これに対して、本実施の形態の遊技機1では、前述のように本体部70aにおける操作部70bの後側となる位置に指掛部72が形成されており、図7に示すように、遊技者が操作部70bに手を掛けたときに、親指以外の指を軽く曲げた状態で指掛部72内に臨ませることが可能になるので、指に掛かる力を抜くことができ、前述した操作部70bの回動軸Sの傾斜と相俟って、人間工学上においてハンドル70の操作性を飛躍的に向上させることが可能になる。
そして、緩やかな手首の角度で、且つ指先を軽く曲げながらハンドル操作を行うことができることから、疲労が蓄積し難く、長時間の遊技にも耐えうるものとなるので、遊技者に快適な遊技環境を提供することができる。
しかも、指掛部72は、操作部70bの回動軸Sを中心として円弧状に連続して設けられているので、指を指掛部72に収容したままで操作部70bの回動操作を行うことができ、手の動きが最小限に抑制されてスムーズな操作が可能となる。
なお、指掛部72は円弧状に連続して形成されている必要はなく、間隔をあけて複数箇所に不連続的に形成されていてもよい。
図3および図6に示すように、ハンドル70には、半球状のハンドルカバー部5a−3の前方から側方にかけて略水平面をなすように形成され、遊技者が操作部70bに手を掛けた際に手の載置が可能な載置部5a−4が設けられている。この載置部5a−4は下皿カバー体5aに形成されており、前述のように下皿カバー体5aには下皿5a−1も形成されていることから、載置部5a−4は下皿5a−1と一体に形成されている。
このような載置部5a−4が設けられていれば、遊技者は、ハンドル操作を行うときに、手首を載置部5a−4に載置した状態で指先を指掛部72に掛け、載置部5a−4上の手首を支軸として操作部70bを回動操作することが可能になる。これにより、腕を支える力を軽減することができて腕や指先に余計な力がかからないので、ハンドル操作における疲労がより軽減される。
なお、本発明において、載置部5a−4は形成されていなくてもよい。また、載置部5a−4は下皿5a−1と一体となって下皿カバー体5aに形成されている必要はないが、本実施の形態ように一体形成されていれば、載置部5a−4を下皿5a−1とは別体に設けた場合に比べて部品点数を削減できるので、製品コストの上昇が抑制される。
図5に詳しく示すように、操作部70bの裏面の所定位置(本実施の形態では、操作部70bの外周部70b−2に形成された突起部70b−4の裏面位置)には、操作部側凹室空間70b−5が形成されている。また、本体部70aの外周における操作部70bの内周に臨む位置には、本体部側凹室空間70a−5が形成されている。
前述のように操作部70bは本体部70aに回動可能に取り付けられていることから、操作部側凹室空間70b−5は操作部70bの回動に従ってその位置が変動する。これに対して、本体部70aに形成された本体部側凹室空間70a−5の位置は固定的である。したがって、操作部70bを回動すれば、所定の回動角になったときに、操作部側凹室空間70b−5と本体部側凹室空間70a−5とが相互に対向することになる。
そして、図示するように、操作部側凹室空間70b−5と本体部側凹室空間70a−5とが相互に対向する位置となったときに、遊技球Bがこれらの凹室空間70a−5,70b−5に跨って収容固定可能となっている。
このように、遊技球Bを操作部側凹室空間70b−5と本体部側凹室空間70a−5とに跨って収容固定することで、操作部70bを所定の回動位置で固定できる。したがって、手の力により操作部70bを所望の発射強度の回動位置で保持しておく必要がなくなり、長時間の操作による疲労をさらに軽減することができる。
なお、このような操作部70bを固定するための凹室空間70a−5,70b−5は設けられていなくてもよい。また、以上の説明では、凹室空間70a−5,70b−5に遊技球Bを収容固定するようになっていたが、コイン等、他の種々の部材を収容固定するようになっていてもよい。
次に、ハンドル70の内部構造について説明する。
図8に示すように、ハンドル70の円形蓋状の本体部70aには、前述のように、ボリューム71が、その回動軸71aを本体部70aの中心に一致させるようにして取り付けられている。ボリューム71の回動軸71aは、本体部70aに固定された支持板73に軸受74を介して支持され、当該支持板73を貫通して前方へ突出しており、その先端には、ピニオンギア75が取り付けられている。
また、本体部70aには、通常時では発射装置への給電経路を導通し、スイッチ板76aが変位すると当該経路を遮断するスイッチ76が配置されている。さらに、前述したストップボタン70cは、本体部70aに揺動自在に取り付けられて一部が本体部70aの側方から突出しており、本体部70aからの突出部分を操作してこれを揺動させたときに、突出部分とは反対側がスイッチ板76aに当接するようになっている。したがって、遊技者がストップボタン70cを操作してスイッチ板76aを変位させると、発射装置への給電経路が遮断されて遊技球の発射が停止される。
さらに、本体部70aには、3つのボス70a−2が立設されており、それぞれのボス70a−2にはネジ77が螺合されている。なお、ネジ77の頭部とボス70a−2の先端とは間隔があけられている。
図9に示すように、操作部70bには、回動軸Sを中心とした円弧状の3つの長孔70b−6、および前方に突出した2つの係止爪70b−7が形成されている。そして、前述した3つのボス70a−2にそれぞれ螺合された3つのネジ77は、対応する3つの長孔70b−6からそれぞれ突出している。したがって、操作部70bは、当該操作部70bを一方向に回動させたときにネジ77に当接する円弧状の長孔70b−6の一方端と、他方向に回動させたときに当接する長孔70b−6の他方端との間を回動可能な範囲として、本体部70aの外周に沿うように回動する。
このような範囲で回動する操作部70bの回動軸Sから偏心する位置には、ボリューム71の回動軸71aの先端に取り付けられたピニオンギア75と嵌合するギア嵌合部70b−8が形成されている。これにより、操作部70bの回転量がギア嵌合部70b−8を介してピニオンギア75からボリューム71に伝達され、操作部70bの回動角が検出される。
このようにボリューム71によって検出された角度に応じて発射装置の発射強度が調節されるが、図9に示すように、ピニオンギア75およびギア嵌合部70b−8は、ギアのピッチが異なっている。つまり、発射開始角度から所定角度(α)までの間でピニオンギア75とギア嵌合部70b−8とが嵌合するギアのピッチと、所定角度(α)から最強発射角度までの間でピニオンギア75とギア嵌合部70b−8とが嵌合するギアのピッチとが異なっている。
具体的には、操作部70bの回動角Xが(0<X≦α)の場合は、ピニオンギア75とギア嵌合部70b−8とが嵌合するギアのピッチが小さく、回動角Xが(α<X)の場合は、ピニオンギア75とギア嵌合部70b−8とが嵌合するギアのピッチが大きくなっている。これにより、例えば通常の遊技(操作部70bの回動角Xが0<X≦αとなる遊技)においては発射強度の調整を細かく行うことができるとともに、いわゆる右打ちが必要な遊技(操作部70bの回動角Xがα<Xとなる遊技)となった場合には、素早くこれに対応することができる。
また、このような構成とすることにより、操作部70bの回動角度を小さくしても、十分な発射強度の調整を行うことができる。
なお、本実施の形態では、ボリューム71と操作部70bとがピニオンギア75とギア嵌合部70b−8とを介して接続されているが、ギアを介さない構成、すなわちボリューム71の回動軸71aと操作部70bとが直結する構成でもよい。
図10に示すように、操作部70bの前面には、プレート78が前述したネジ77に固定されて取り付けられている。プレート78には、操作部の回動軸Sを中心とした円弧状の2つの長孔78a、および前方に突出した2つの係止爪78bが形成されている。そして、前述した操作部70bに形成された2つの係止爪70b−7は、対応する2つの長孔78aからそれぞれ突出している。また、突出した操作部70bの係止爪70b−7とプレート78に形成された係止爪78bとの間には、操作部70bを反時計回りに付勢するスプリング79が掛け渡されている。
したがって、遊技者が操作部70bを操作していないときには、当該操作部70bはスプリング79のばね力により、前述した操作部70bの長孔70b−6の一方端がネジ77に当接する位置となっている。そして、遊技者が操作部70bを操作すると、操作部70bは、その長孔70b−6の他方端がネジ77に当接する位置を最大回動角としてばね力に抗して時計回りに回動され、これにより、所定の発射強度で遊技球が打ち出される。
以上説明したように、本実施の形態の遊技機1では、操作部70bの回動軸Sが遊技者に向けて所定角度上方に傾斜している。さらに、本体部70aにおける操作部70bの後側となる位置には、操作部70bを操作する遊技者の指が係合可能な指掛部72が形成されている。
これにより、遊技者が操作部72に手を掛けたときに、親指以外の指を軽く曲げた状態で指掛部72内に臨ませることが可能になるので、指に掛かる力を抜くことができ、前述した操作部70bの回動軸Sの傾斜と相俟って、人間工学上においてハンドル70の操作性を飛躍的に向上させることが可能になる。
ここで、図11〜図13に示すように、本体部70aの外周には、操作部側凹室空間70b−5とで遊技球Bを挟持可能な溝部80を、本体部側凹室空間70a−5から操作部70bの回動方向に沿って延びるようにして形成することができる。
このような構成において、操作部72を回動して、操作部側凹室空間70b−5と本体部側凹室空間70a−5とが相互に対向する位置としておいて遊技球Bをこの中に押し込んでいくと、操作部70bに形成された突起部70b−4が外方に向けて弾性変形していき、図14に示すように、遊技球Bがこれらの空間70a−5,70b−5に跨るように収容固定される。つまり、突起部70b−4が弾性変形することにより、空間70a−5,70b−5の間には遊技球Bが収容可能なスペースが形成される。
そして、図15に示すように操作部70bを回動すると、遊技球Bは、当該遊技球Bにより操作部70bに形成された突起部70b−4がさらに弾性変形し、これに伴って本体部70aの溝部80も弾性変形することにより、段差部82を乗り上げて操作部側凹室空間70b−5に保持された状態で本体部側凹室空間70a−5から溝部80へと誘導されて操作部側凹室空間70b−5と溝部80とで挟持される。したがって、遊技球Bにより操作部70bを任意の回動角で保持できることになるので、操作部70bを所望とする発射強度に対応した回動角に固定するための自由度が向上する。
なお、溝部80の後方(図11においては、溝部80の手前)には、遊技球Bが溝部80から飛び出さないように、溝部80に沿って脱落防止壁80aが立設されている。したがって、操作部側凹室空間70b−5と溝部80とで挟持された遊技球Bを取り出す場合には、先ず、操作部70bを回動することにより、遊技球Bを操作部側凹室空間70b−5と本体部側凹室空間70a−5とに跨って収容される位置まで戻す。次に、遊技球Bに対する操作部側凹室空間70b−5と本体部側凹室空間70a−5との保持力に抗するようにして操作部側凹室空間70b−5と遊技球Bとの間に指を入れていく。これにより、遊技球Bは徐々にこれらの空間70a−5,70b−5から外方へと移動していき、最終的には完全に外部へ取り出される。
このように溝部80を形成した場合、本体部側凹室空間70a−5の底面と溝部80の底面との間に形成される段差部82は、本体部側凹室空間70a−5の底面よりも溝部80の底面の方を高くし、さらに、本体部側凹室空間70a−5の底面とで鈍角をなす傾斜面で構成するようにするとよい。
このようにすれば、上述のように遊技球Bを操作部側凹室空間70b−5と本体部側凹室空間70a−5とに跨って収容固定して操作部70bを回動したときに、遊技球Bは本体部側凹室空間70a−5から傾斜した段差部82をスムーズに乗り上げて溝部80に誘導されるようになる。したがって、遊技球Bにより操作部70bを所望の回動角で固定する際の操作性が向上する。
また、このような段差部82が設けられているので、遊技球Bを収容固定して操作部70bを回動したならば、遊技球Bが段差部82を通過するときに回動抵抗が変動し、この変動が操作部72を介して遊技者に感覚的に伝達される。したがって、遊技者は、視覚的な確認作業を行うことなく、手に伝わるこの回動抵抗の変動を頼りにして遊技球Bが操作部側凹室空間70b−5と本体部側凹室空間70a−5とに跨った位置、換言すれば遊技球Bが取り出し可能な位置にあるかどうかを知ることができるので、遊技球Bの取り出しを容易に行うことが可能になる。
さらに、溝部80には、操作部70bの回動方向と交差する方向に沿って延びる刻み溝81を連続して複数形成することができる。
刻み溝81を形成すると、この刻み溝81が遊技球Bにおける溝部80の移動に対する適度な摺動抵抗になる。したがって、遊技球Bが溝部80の所定位置から動きにくくなるので、遊技機の振動などにより操作部70bの回動角が変動してしまうことが防止されることになり、遊技中に、知らず知らずのうちに操作部70bの回動角が変動して遊技球Bの発射強度が弱くなってしまうことがなくなる。
なお、図示する場合には、溝部80は本体部側凹室空間70a−5の両側に形成されているが、片方だけでもよい。
また、本体部側凹室空間70a−5の底面と溝部80の底面との間には、前述のように段差部82を形成する必要はない。つまり、本体部側凹室空間70a−5の底面と溝部80の底面とが連続するように形成してもよい。
さらに、溝部80に形成された刻み溝81は、断面矩形となっているが、当該形状に限定されるものではなく、操作部70bの回動方向に沿って凹凸となっていればよく、例えば断面三角形(いわゆる鋸歯形と呼ばれる形状)や断面波形など様々な形状を採用することができる。
以上の説明においては、本発明をパチンコ遊技機を適用した場合が説明されているが、本発明はパチンコ遊技機に限定されるものではなく、たとえばスマートボールや雀球など遊技媒体として遊技球が用いられる様々な遊技機に適用することが可能である。
本発明の一実施の形態である遊技機を示す正面図である。 本発明の一実施の形態である遊技機を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である遊技機の一部を拡大して示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である遊技機のハンドルを斜め後方から示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である遊技機のハンドルを後方から示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である遊技機のハンドルを示す断面図である。 本発明の一実施の形態である遊技機のハンドルを操作している状態を示す説明図である。 本発明の一実施の形態である遊技機のハンドルの本体部を示す図である。 本発明の一実施の形態である遊技機のハンドルの本体部および操作部を示す図である。 本発明の一実施の形態である遊技機のハンドルの本体部、操作部およびプレートを示す図である。 本発明の他の実施の形態である遊技機のハンドルを斜め後方から示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態である遊技機のハンドルを後方から示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態である遊技機のハンドルを斜め後方から示す分解斜視図である。 本発明の他の実施の形態である遊技機のハンドルを遊技球とともに後方から示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態である遊技機のハンドルを回動した状態で遊技球とともに後方から示す斜視図である。 図11の遊技機のハンドルの変形例を後方から示す斜視図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機(遊技機)
2 遊技盤
2a 遊技領域
3 遊技機本体
3a ベースドア
3b ベース枠
4 上皿部
4a 上皿
5 下皿部
5a 下皿カバー体
5a−1 下皿
5a−2 灰皿取付部
5a−3 ハンドルカバー部
5a−4 載置部
5b プレート
70 ハンドル(発射操作手段)
70a 本体部
70a−2 ボス
70a−5 本体部側凹室空間
70b 操作部
70b−1 嵌合孔
70b−2 外周部
70b−3 突起片
70b−4 突起部
70b−5 操作部側凹室空間
70b−6 長孔
70b−7 係止爪
70b−8 ギア嵌合部
70c ストップボタン
70d 取付片
71 ボリューム
71a 回動軸
72 指掛部
73 支持板
74 軸受
75 ピニオンギア
76 スイッチ
76a スイッチ板
77 ネジ
78 プレート
78a 長孔
78b 係止爪
79 スプリング
80 溝部
80a 脱落防止壁
81 刻み溝
82 段差部
B 遊技球
S 回動軸

Claims (8)

  1. 遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤を備えた遊技機本体と、
    前記遊技領域へ遊技球を打ち出す発射装置と、
    前記遊技機本体の前面に設けられて本体部および当該本体部の外周に沿うようにして回動可能に取り付けられた操作部を備え、遊技者による前記操作部の回動操作に応じて前記発射装置の発射強度を調節する発射操作手段とを有し、
    前記操作部の回動軸は、遊技者に向けて所定角度上方に傾斜して設けられ、
    さらに、前記発射操作手段の前記本体部における前記操作部の後側には、前方に向けて凹状に形成され、前記操作部を操作する遊技者の指が係合可能な指掛部を有する、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記指掛部は、前記操作部の回動軸を中心として円弧状に連続して設けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記発射操作手段には、遊技者が前記操作部に手を掛けた際に手の載置が可能な載置部を設けた、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記遊技機本体の前面に設けられ、払い出しを受けた遊技球を貯留し、前記発射装置へ遊技球を供給する上皿と、
    前記遊技機本体の前面で前記上皿の下方に設けられ、前記上皿から溢れた遊技球を貯留する下皿とを有し、
    前記載置部は、前記下皿と一体に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記操作部の裏面の所定位置に形成された操作部側凹室空間と、
    前記本体部における前記操作部の内周に臨む位置に形成された本体部側凹室空間とを有し、
    前記操作部側凹室空間と前記本体部側凹室空間とが相互に対向する位置となったときに遊技球がこれらの凹室空間に跨って収容固定可能となる、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機。
  6. 前記本体部の外周には、前記本体部側凹室空間から前記操作部の回動方向に沿って延び、前記操作部側凹室空間とで遊技球を挟持可能な溝部を形成した、
    ことを特徴とする請求項5記載の遊技機。
  7. 前記本体部側凹室空間の底面と前記溝部の底面との間には、前記本体部側凹室空間の底面よりも前記溝部の底面の方を高くするとともに前記本体部側凹室空間の底面とで鈍角をなす傾斜面からなる段差部を形成した、
    ことを特徴とする請求項6記載の遊技機。
  8. 前記溝部には、前記操作部の回動方向と交差する方向に沿って延びる刻み溝を連続して複数形成した、
    ことを特徴とする請求項6または7記載の遊技機。
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