JP4642888B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
従来、この機枠(外枠)と本体枠(前枠)との着脱作業を容易にするため、両者を連結する蝶着装置の軸受部側にロック部材を設け、このロック部材を操作することで支軸のロックを解除し外枠と前枠の連結を解除するようにした遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、遊技機の正面に椅子が固定されている場合には、この椅子が障害となり、前枠を大きく開放した状態で着脱作業を行うのは作業性が悪かった。
前記上下のヒンジ機構が、前記機枠又は前記遊技盤取付枠の一方に設けられたヒンジ軸を備えたヒンジ軸形成部材と、他方に設けられ、前記ヒンジ軸を回動可能に支持する軸受け部を備えたヒンジ軸受と、からなる遊技機において、
前記上ヒンジ機構のヒンジ軸受を前記機枠に設けるとともに、前記上ヒンジ機構のヒンジ軸形成部材を前記遊技盤取付枠に設け、
前記上ヒンジ機構のヒンジ軸受は、
当該ヒンジ軸受を固定するベース部と、
前記ベース部の前面側に前記遊技盤取付枠の前面よりも前方に突出して形成されるとともに前記軸受け部の一部が形成されるヒンジ軸受形成部と、
前記ヒンジ軸受形成部の一部の軸受け部を除く他部の軸受け部が形成され、前記ヒンジ軸を前記軸受け部に嵌脱可能な嵌脱位置と前記軸受け部が前記ヒンジ軸を回動可能に支持する支持位置とに移動可能に前記ヒンジ軸受形成部に設けられる移動部材と、
前記移動部材を支持位置側に付勢する付勢部材と、
を有し、
前記上ヒンジ機構のヒンジ軸形成部材は、
当該ヒンジ軸形成部材を固定する固定板と、
前記ヒンジ軸が形成されるヒンジ軸形成板と、
を有し、
前記ヒンジ軸形成板には、前記透明部材保持枠のヒンジ軸を保持する軸受け孔が形成され、
前記機枠に閉状態の前記遊技盤取付枠に対して、前記透明部材保持枠を閉状態にすると前記移動部材の前記嵌脱位置への移動を阻止し、前記透明部材保持枠を開状態にすると前記移動部材の前記嵌脱位置への移動を許容するように構成したことを特徴とする遊技機。
また、移動部材が付勢部材によってヒンジ軸を支持する支持位置側に付勢されていることで、不用意に機枠から遊技盤取付枠が外れることがない。
また、透明部材保持枠に、遊技盤取付枠と透明部材保持枠とが閉状態で、移動部材の嵌脱位置への移動を阻止するとともに、透明部材保持枠を開状態にすると移動部材の嵌脱位置へ移動可能を許容する移動阻止部材を形成したので、透明部材保持枠を閉じた状態において、移動部材を移動することができないので不正行為を防止できる。また、透明部材保持枠を開放すれば、遊技盤取付枠がどの位置であっても移動部材を移動可能となり、遊技盤取付枠の傾斜調整作業や着脱作業の作業性が格段に向上する。
前記ヒンジ軸受形成部に形成され、前記ヒンジ軸の周面に当接する一対の突起と、
前記移動部材に形成され、前記ヒンジ軸の周面に当接する軸受け凹部と、
を対向するように配することで形成した前記軸受け部を有し、
前記移動部材は、
前記軸受け凹部が前記ヒンジ軸の周面に当接可能な前記支持位置と、
前記軸受け凹部が前記支持位置から上方に退避した前記嵌脱位置と、
に上下方向に移動可能であって、前記付勢部材によって前記支持位置側へ付勢されるとともに、前記ヒンジ軸受形成部の端部よりも外側に突出した係合部を形成し、
前記透明部材保持枠に前記移動部材の前記嵌脱位置への移動を阻止する移動阻止部材を設け、
前記移動阻止部材は、
前記機枠に閉状態の前記遊技盤取付枠に対して前記透明部材保持枠が閉状態で前記移動部材に形成された係合部に係合して前記移動部材の前記嵌脱位置への移動を阻止し、
前記機枠に閉状態の前記遊技盤取付枠に対して前記透明部材保持枠が開状態で前記係合部から退避し、前記移動部材の前記嵌脱位置への移動を許容するようにしたことを特徴とする。
また、移動部材が付勢部材によってヒンジ軸を支持する支持位置側に付勢されていることで、不用意に機枠から遊技盤取付枠が外れることはない。
また、透明部材保持枠に、遊技盤取付枠と透明部材保持枠とが閉状態で、移動部材の嵌脱位置への移動を阻止するとともに、透明部材保持枠を開状態にすると移動部材の嵌脱位置へ移動可能を許容する移動阻止部材を形成したので、透明部材保持枠を閉じた状態において、移動部材を移動することができないので不正行為を防止できる。また、透明部材保持枠を開放すれば、遊技盤取付枠がどの位置であっても移動部材を移動可能となり、遊技盤取付枠の傾斜調整作業や着脱作業の作業性が格段に向上する。
前記カバー部材の内側に前記移動阻止部材を設けたことを特徴とする。
また、上ヒンジ機構が見えないようにすることができるので、デザイン性が向上する。
さらに、透明部材保持枠の動作に伴ってカバー部材も移動するので、遊技盤取付枠の着脱作業の作業性が向上する。
また、移動部材が付勢部材によって支持位置側に付勢されていることで、不用意に機枠から遊技盤取付枠が外れることがない。
また、透明部材保持枠が閉状態で、移動部材の嵌脱位置への移動を阻止するとともに、透明部材保持枠を開状態にすると移動部材の嵌脱位置へ移動可能を許容する移動阻止部材を形成したので、透明部材保持枠が閉状態で移動部材を移動することができず不正行為を防止できる。また、透明部材保持枠を開放すれば遊技盤取付枠がどの位置であっても移動部材を移動可能となり、遊技盤取付枠の傾斜調整作業や着脱作業の作業性が格段に向上する。
本実施形態の遊技機は、本発明をパチンコ遊技機としての封入球式遊技機に応用したものであり、例えば、遊技内容等は、従来のパチンコ遊技機と同様とすることが可能となっているとともに、外形等のサイズも同様となっており、パチンコ遊技店の現状の島設備に設置可能となっているが、島設備の球供給機構や球排出機構を用いることがないものとなっている。すなわち、封入球式遊技機として、予め封入された遊技球を用い、貸球機等を介してカード等の記憶媒体から入力されたデータ(貸球数のデータ)等に基づく遊技球数、すなわち、持球数のデータに対応して遊技球を遊技領域に発射可能とされ、遊技球を発射すると発射された遊技球数に対応して持球数のデータが減算されるようになっている。また、発射された遊技球が各種入賞口や変動入賞装置等の入賞具に入賞して賞球(遊技球)が発生した場合は、実際の遊技球を払い出すことなく、前記持球数のデータに賞球数が加算されるようになっている。また、持球数のデータが0となると、遊技球の発射ができない状態となる。この状態でカード等の記憶媒体に記憶された金額のデータや貯球のデータ等に基づいて、持球数のデータに数値(すなわち、貸球数もしくは再プレイ球数)が加算されると再び遊技球の発射が可能となる。
また、発射された遊技球は、遊技領域に至って一部は、入賞して遊技盤の裏面側に導かれてセーフ球として回収されるとともに、残りの入賞しなかった遊技球はアウト球として回収され、これら回収された遊技球が再び発射可能な状態となるようになっており、遊技球は封入球式遊技機内で循環するようになっている。
すなわち、この実施形態の遊技機は、発射位置の遊技球を遊技盤の前面側に形成される遊技領域に向けて発射するとともに、該遊技領域の入賞具に入賞して該遊技盤の裏面側に導かれたセーフ球および該入賞具に入賞しないアウト球の各々を回収して、再び該遊技領域に発射するようにした封入球式遊技機である。
透明部材保持枠140には、遊技盤取付枠130の開口部121をほぼ閉塞するように、該開口部121に嵌め込まれた遊技盤1との間に遊技球が流下可能な遊技領域1aとなる間隔を開けて二重のガラス板141,141が固定されている。そして、透明部材保持枠140において、封入球式遊技機100の前側からガラス板141,141を介して遊技盤1の前面側の少なくとも遊技領域1aの部分が視認可能となっている。
また、サイドランプ12,12及びエラー表示器14,14は、遊技状態に対応して点灯、点滅、発光色の変更等の演出を行う。また、エラー表示器14,14は、エラー発生時に通常と異なる発光を行うことによりエラー発生を報知する。
タッチパネル表示ユニット151は、表示装置としての液晶ディスプレイを有するもので、基本的な機能として、持球数の情報、金額情報(カード等の記憶媒体に記憶された残額等)、貯球情報(景品と交換せずに遊技店側に貯蓄した遊技球数等)等の遊技情報を表示し、実際の遊技球の払い出しがなくても、いつでも、持球数を確認できるようにするとともに、遊技者や遊技店の店員等に対してエラーの発生を含む各種情報を表示可能となっている。また、タッチパネル表示ユニット151は、タッチパネルとして、表示切替や、その他の表示内容に対応した入力操作を可能とするものである。なお、タッチパネル表示ユニット151は、封入球式遊技機100の左右方向に設定された回転軸回りに回転して傾きを調整できるようになっており、遊技者の体格等に対応して遊技者が見やすい角度に変更可能となっている。
前記ハンドルタッチ検出部152,152には、従来の操作ハンドルに設けられていたタッチセンサを有するものであり、遊技者の手を接触させることにより、信号を発射制御装置に出力し、発射制御装置の制御の元に発射装置を作動させて遊技球を発射させるものである。
すなわち、遊技球を順次発射した際や、遊技球が入賞した際に、タッチパネル表示ユニット151に表示される持球数の増減だけで、パチンコ遊技機の上皿に溜まった遊技球の発射による減少や、賞球の払い出しによる増加を実感しずらいので、見せ球装飾部154で、遊技球の移動を仮想的に再現することで、遊技者に対して遊技球の増減を実感しやすい状態とする。
すなわち、封入球式遊技機100は、遊技盤1のガイドレール2で囲まれた遊技領域1a内に遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うものであり、該遊技領域1aには、図1に示すように、普図始動ゲート6,6、この普図始動ゲート6,6を遊技球が通過して普図変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数を表示する普図始動記憶表示器(図示略)、普通図柄(普図)の変動表示ゲームを表示する普図変動表示器(図示略)、普通変動入賞装置9、この普通変動入賞装置9に遊技球が入賞して特図変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数を点灯表示する特図始動記憶表示器(図示略)、特別図柄(特図、識別情報)の変動表示ゲームの表示等を行う変動表示装置4、特別変動入賞装置5、一般入賞口8,…、風車と呼ばれる打球方向変換部材(図示略)、多数の障害釘(図示省略)などが設けられている。
この普通変動入賞装置9は、特図の始動入賞口も兼ねている。すなわち、普通変動入賞装置9の内部(入賞領域)に備えられた特図始動センサ(図示略)により遊技球を検出することに基づき始動条件が成立し、特図の変動表示ゲームが開始されるようになっている。
そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、普図始動ゲート6,6内を通過すると、普図変動表示器において普図の変動表示ゲームが行われる。
ここで、普図変動表示器は、例えば、LEDなどによって構成され、普通図柄(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)の変動表示ゲームは、普図変動表示器の点灯状態を所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うようになっている。
この普図の変動表示ゲームの結果、普図変動表示器における停止表示が特別の結果態様となれば、普図の当りとなって、普通変動入賞装置9の開閉部材が所定時間(例えば、0.5秒間)上述のように開放される。これにより、普通変動入賞装置9に遊技球が入賞しやすくなり、特図の変動表示ゲームの始動が容易となる。
そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が特図の始動口を兼ねる普通変動入賞装置9へ進入して始動条件が成立することに基づき、表示画面42にて複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる特図の変動表示ゲームを実行可能となっている。なお、特図の変動表示ゲームは、表示画面42において、複数種類の識別情報を所定時間変動表示させることにより行う。
そして、この特図の変動表示ゲームの結果として、表示画面42の表示態様が特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態(いわゆる、大当たり状態)となる。
また、大入賞口の内部(入賞領域)には、該大入賞口に入った遊技球を検出するためのカウントセンサと、大入賞口に入った遊技球のうち継続入賞領域(V入賞領域)に流入した遊技球を検出するための継続センサが配設されている。
なお、各一般入賞口8,…の内部(入賞領域)には、該一般入賞口8,…に入った遊技球を検出するための入賞口センサが配設されている。
すなわち、封入球式遊技機100はパチンコ遊技機として、特図変動表示ゲームの結果、予め定められた特別結果態様となった場合に(大当りとなった場合に)、遊技者に特定の遊技価値を付与可能な特別遊技状態を発生可能に構成されている。
また、封入球式遊技機100内の各装置に電力を供給する電源基板、遊技盤1以外の前面枠120に備えられた装置(例えば、外部アピール装飾ランプ11,…、タッチパネル表示ユニット151、見せ球装飾部、封入球循環装置、外部とのデータの通信装置)の制御を行う第1枠制御基板(図示略)及び第2枠制御基板(図示略)が設けられている。
また、遊技盤1の裏面側には、遊技内容に係わる制御を統括的に行う遊技制御基板(図示略)及びその制御下で遊技の演出に係わる制御を行う演出制御基板(図示略)が設けられている。従って、遊技内容の制御に関する制御装置は遊技盤1に設けられており、遊技盤1を交換することにより、遊技内容に係わらない装置をそのまま流用して遊技内容だけを変更することが可能である。
封入球循環装置から発射装置に供給された遊技球は、発射装置により遊技盤1前面側の遊技領域1aの下側から内外二本のガイドレール2の間を通って、遊技領域1a内に発射される。そして、遊技領域1a内に発射された遊技球は、遊技領域1a内を流下し、発射された一部の遊技球が普通変動入賞装置9、特別変動入賞装置5、一般入賞口等の入賞口に流入して入賞し、遊技盤1の裏面側に導かれてセーフ球となり、遊技盤1の裏面側の図示しないセーフ球の排出経路を通って遊技盤1の下側に流下する。
そして、遊技盤1の下側に流下したアウト球及びセーフ球は、それぞれ封入球循環装置で回収され、封入球循環装置内に流入する。一方、発射装置で発射されたにも係わらず、遊技領域1aを流下せずに戻ったファール球としての遊技球も、封入球循環装置で回収され、封入球循環装置内に流入し、上述の回収球としての遊技球と合流する。
このヒンジ軸111は、遊技盤取付枠130の前面側から見て左側方の下側に形成された図示しない軸受け部に回動可能に嵌合することで、図1に示すように前面枠120を軸支するものである。
このヒンジ軸形成部材181は、L字形板状の部材で、直角に屈折した部分を境にして一方が、遊技盤取付枠130の上面に配されるヒンジ軸185が形成されたヒンジ軸形成板182とされ、他方が、遊技盤取付枠130の裏面に配され、ヒンジ軸形成部材181を遊技盤取付枠130に固定する固定板183とされている。固定板183にはねじ孔184が形成されており、ねじによってヒンジ軸形成部材181が遊技盤取付枠130に固定される。
また、ヒンジ軸形成板182には、透明部材保持枠140に設けられたヒンジ軸144を保持する軸受け孔186が形成されている。
ベース部202は直角に屈折したL字型板状の部材で、機枠110にねじで固定するためのねじ孔204を有し、機枠110の外周面の角部に固定されるものである。
なお、機枠110の前面側から見て左上角部には、このベース部202を配するためのベース部配設凹部112が形成されている。このベース部配設凹部112は、機枠110の左上角部の外面であって、ベース部202が配される範囲にわたって形成された、ベース部202の板厚と同じ深さの凹部である。これによって、ベース部202を機枠110に取り付けた際に、このベース部配設凹部112にちょうど収まり、ベース部202の外側面と機枠110の外側面が同一面をなすようになる。
ヒンジ軸受形成部203は、ベース部202を機枠110に取り付けた際に、機枠110の上面に沿って配される面を前側に延設するように連続して形成されたものであって、機枠110の前面側に突出するように配される。
ヒンジ軸受形成部203の一側部であって、機枠110の角部側に配される一側部は、ベース部202が直角に屈折した部分から、機枠110の側面を形成する板材の厚みと略同じ距離だけ離れた部分で、ベース部202の屈折方向と同じ方向(下方向)に直角に屈折し、ベース部202のヒンジ軸受形成部203が連続していない面と平行な面を形成している。すなわち、ヒンジ軸受形成部203も直角な屈折部分を有するL字形板状であって、その屈折部分の延在方向は、ベース部202の直角な屈折部分の延在方向(前後方向)と平行になっている。
また、ヒンジ軸受形成部203の直角に屈折した一側部に対向する他側部は、前側の角部が円弧状に形成されており、後述する透明部材保持枠140のカバー部材142と干渉しないようになっている。
なお、第1付勢部材取付部は、後述する第2付勢部材取付部212と同様の構造でなくとも良く、単に、ヒンジ軸受け形成部の下面203aに圧縮コイルばね220の一端部が当接するだけで固定しないものとし、この当接する部分(平面)を第1付勢部材取付部としても良い。
移動部材210は、略扇形板状の部材であって、移動部材210の上面とヒンジ軸受形成部203の下面203aとが平行になるように、かつ、円弧状になった側面がヒンジ軸受形成部203の円弧状の側部と同じ側に配されるように取り付けられている。
この移動部材210は、移動部材210を固定部材201に取り付けるための取付孔211、付勢部材(圧縮コイルばね220)を取り付けるための第2付勢部材取付部212、ヒンジ軸185を支持する軸受け部230の他部をなす軸受け凹部213、ヒンジ軸185が当接し押圧する押圧部214、該ヒンジ軸185を軸受け部230に案内するガイド部215とを有する。また、移動部材210の上下方向への移動を阻止する後述の移動阻止部材143と係合する係合部216を有する。
上述したようにヒンジ軸受形成部203の内側面203bには、半球状突起207が前後方向に沿って4つ形成されているが、軸受け凹部213は一対の半球状突起207,207(隣接する二つの半球状突起207,207)と対向するような位置に配されるようになっている。すなわち、一対の半球状突起207,207と一つの軸受け凹部213とで一つの軸受け部230を形成し、4つの半球状突起207と3つの軸受け凹部213で、前後方向に沿って3つの軸受け部230を形成するようになっている。
そして、上下移動可能な移動部材210が、下側の位置である支持位置にあるときには、一対の半球状突起207,207と軸受け凹部213がちょうど対向するように位置し、軸受け部230でヒンジ軸185を支持可能となる。また、移動部材210が、上側の位置である嵌脱位置にあるときには、軸受け部230に対して軸受け凹部213のある側からヒンジ軸185を嵌脱可能となる。
なお、本実施形態の遊技機100では、隣接する軸受け部230どうしの中心の間隔は約7mmとされ、ヒンジ軸185を嵌合させる軸受け部230を、隣接する軸受け部230に変更することで約0.5度傾斜角度を変更できるようになっている。
ガイド部215は、押圧部214の左右方向の略中央から軸受け凹部213が形成された側面にかけて形成されており、3つの軸受け凹部213のそれぞれに対応するように3条形成されている。この溝状の部分であるガイド部215にヒンジ軸185の先端部を入れることでヒンジ軸185が案内され、確実にヒンジ軸185を所望の軸受け部230に嵌合させることができる。なお、ガイド部215の底面は、押圧部214に連続し、ヒンジ軸185に押圧される部分であることから、この部分を押圧部214に含んでも良い。
透明部材保持枠140の左側方の下側には、図示しない軸受け孔が形成されていて、ここに遊技盤取付枠130の開口部121の左下部に設けられた図示しないヒンジ軸が回動可能に嵌合することで、回動可能に軸支されるようになっている。
また、透明部材保持枠140の左側方の上側には、図9に示すように、ヒンジ軸144が設けられていて、このヒンジ軸144を、上述した遊技盤取付枠130のヒンジ軸形成板182の軸受け孔186に回動可能に嵌合することで、透明部材保持枠140が遊技盤取付枠130に対して回動可能に保持される。
なお、透明部材保持枠140の左側方の上側に設けられたヒンジ軸144は、上下方向に可動であって、透明部材保持枠140の上面から上方に突出する状態と、透明部材保持枠140の内部に収納された状態とに変換可能となっている。また、ヒンジ軸144の下部はL字形に屈折しており、透明部材保持枠140の裏面側から操作できるようになっている。このようにヒンジ軸144が上下方向に可動であることで、透明部材保持枠140の着脱作業を容易に行うことができる。また、このヒンジ軸144は図示しない付勢部材によって上方に突出する状態となるように付勢されており、ヒンジ軸144が常に遊技盤取付枠130の軸受け孔186に嵌合した状態で保持されるようになっている。
図9、10に示すように、カバー部材142は略矩形箱型であって、左右方向外側の壁が固定部材201(ヒンジ軸受形成部203)より所定間隔離れて配設されているとともに、後側が切り欠かれている。すなわち、カバー部材142は略矩形箱型であって、透明部材保持枠140を閉じた状態において、ヒンジ軸受形成部203の前面側から見て後方および左方の一部を除く部分を覆うようになっている。これによって、透明部材保持枠140を閉じた状態では、図10に示すようにカバー部材142、固定部材201のヒンジ軸受形成部203によって、軸受け部230が完全に覆われた状態となり、不正に遊技盤取付枠130を取り外す行為を防止することができる。また、カバー部材142が上述のような形状であることで、外側の壁が着脱時の邪魔にならず、また、外側の壁が着脱時のガイドになる。
なお、透明部材保持枠140を開いた状態にすると、図12に示すように、カバー部材142がヒンジ軸受200から外れて、ヒンジ軸受200が露出した状態となり、後述するように遊技盤取付枠130の着脱作業を行うことができるようになる。
なお、図13に示すように遊技盤取付枠130に対して透明部材保持枠140が閉じた状態であっても、機枠110に対して遊技盤取付枠130を開放すれば(透明部材保持枠140が遊技盤取付枠130と一緒に機枠110に対して開放した状態となり)、移動阻止部材143は移動部材210の係合部216から退避した状態となる。よって、機枠110に遊技盤取付枠130を取り付ける際に、遊技盤取付枠130に対して透明部材保持枠140を閉じた状態でも、取り付けは可能である。
以下、この前後位置を変更可能な上側の受け具170について説明する。
受け具固定部材171は略E字形板状の部材であって、機枠110の上下方向に沿って配される主部173と、主部173の上下端に、主部173に対して直交するように接続した受け具位置決め部174,174と、主部173の上下方向の略中央に、主部173に対して直交するように接続した受け具固定部175とを有する。
すなわち、受け具固定部材171の主部173は機枠110の上下方向に沿って配されるとともに後方側に配され、受け具位置決め部174,174と受け具固定部175は互いに平行であって、機枠110の前後方向に沿って配されている。
なお、機枠110には、機枠110側に突出する受け具固定部175を収納可能な凹部である受け具固定部収納凹部113が形成されている。また、この受け具固定部収納凹部113には、受け具固定部175のねじ孔175aと対向する位置に、該ねじ孔175aを貫通したねじが収まるねじ収容部114が形成されている。
連結部178は、上述した一対の受け具位置決め部174の間にちょうど収まる上下幅を有し、上下の端部には、上述の受け具位置決め部174に形成された切欠き177に係合する凸部176が、外側に向かって突出するように形成されている。
また、連結部178の略中央であって、上述の受け具固定部175のねじ孔175aと対向する位置には、ねじを挿通する挿通孔178aが形成されており、この挿通孔178aに機枠110の内側からねじを挿通して受け具固定部175のねじ孔175aに螺合し、締め付けることで、係合部材172を固定できるようになっている。この挿通孔178aは、係合部材172の移動方向である前後方向に沿って延在する長孔になっており、係合部材172の前後位置の変更に対応できるようになっている。
また、連結部178の機枠110の前面側に配される部分は直角に屈折して形成されており、機枠110の左右方向に沿って機枠110の外側方向に延出するように配され、その前方側の面、すなわち係合部材172の前端面をなす面が遊技盤取付枠当接面178bとされている。この遊技盤取付枠当接面178bは、遊技盤取付枠130を機枠110に対して閉鎖した状態において、遊技盤取付枠130の裏面(より詳しくは、後述の不正防止リブ131より内側のリブ(施錠装置160から後方に延びている)の後端部)に当接する部分である。
係合部179は、矩形板状であって、連結部178を受け具固定部材171に固定した際に、機枠110の内側面に対して垂直に、かつ、板面が機枠110の左右方向に沿って機枠110の内側方向へ突出するように配される。そして、この係合部179に遊技盤取付枠130に設けられた施錠装置160のフック162が係合することで、施錠できるようになっている。
この不正防止リブ131は、遊技盤取付枠130を機枠110に対して閉鎖した状態において、機枠110に収容された状態となり、遊技盤取付枠130と機枠110との隙間を塞いで、この隙間から不正に器具等が挿入されることを防止するものである。
なお、不正防止リブ131の後方への突出幅は、上述のように前後移動可能な係合部179をその可動範囲内で最も前方側の位置に配しても、遊技盤取付枠130を機枠110に対して閉鎖した状態で、少なくとも不正防止リブ131の後端部が機枠110に収容されて、遊技盤取付枠130と機枠110との隙間を塞ぐことができるような突出幅とされている。
まず、遊技盤取付枠130への透明部材保持枠140の取り付け方法について説明する。なお、ここでは、遊技盤取付枠130は未だ機枠110に取り付けられていない状態であるとする。
この遊技盤取付枠130に対して透明部材保持枠140が開いた状態とは、例えば、図1に示すような状態(ただし、図1では機枠110に遊技盤取付枠130が取り付けられた状態となっている)であって、図9に示す透明部材保持枠140の裏面側にあるヒンジ機構(ヒンジ軸144)を操作可能な状態である。
次に、透明部材保持枠140の上側のヒンジ機構を連結する。
図9に示した透明部材保持枠140に設けられた上下移動可能なヒンジ軸144を、透明部材保持枠140の内部に収納された状態となるように、図示しない付勢部材の付勢力に抗して下方向に操作し、その位置で保持する。そして、図8に示した遊技盤取付枠130のヒンジ軸形成板182に形成された軸受け孔186の位置にヒンジ軸144を合わせるように、先に連結した下側のヒンジ機構を支点として透明部材保持枠140を移動する。そして、下方向に移動させて保持していたヒンジ軸144の保持を解除すると、ヒンジ軸144は図示しない付勢部材の付勢力によって透明部材保持枠140の上方に突出し、軸受け穴186に嵌合する。これによって、遊技盤取付枠130に対して透明部材保持枠140が回動可能に取り付けられることとなる。
なお、透明部材保持枠140を遊技盤取付枠130から取り外す際は、上述の取付操作と逆の操作を行えばよい。
ここでは、図3に示す機枠110に取り付けられる前面枠120の主部をなす遊技盤取付枠130に、透明部材保持枠140などの部材が取り付けられた状態となっているものとする。
図3に示すように、機枠110には、下ヒンジ機構の一部としてのヒンジ軸111が設けられており、遊技盤取付枠130には、下ヒンジ機構の一部としての図示しない軸受け孔が設けられている。そして、両者を嵌合することで、下ヒンジ機構が連結される。
なお、ここではまだ上ヒンジ機構が連結されていないので、作業員が遊技盤取付枠130を支持しなければ機枠110から脱落してしまう状態であるが、機枠110の下ヒンジ機構が設けられている部分が若干前側に突出しているので、遊技盤取付枠130の一部を載置でき、作業員の負担が軽減されるようになっている。
機枠110には、上ヒンジ機構180の一部としてのヒンジ軸受200が設けられており、遊技盤取付枠130には上ヒンジ機構180の一部としてのヒンジ軸185が設けられている。
この上ヒンジ機構180の連結作業は、連結された下ヒンジ機構を支点として遊技盤取付枠130を操作し、図6(a)に示すように、ヒンジ軸185をヒンジ軸受200の軸受け部230と対向する側から軸受け部230へ向けて移動させる。なお、下ヒンジ機構のヒンジ軸111と軸受け孔の間には若干の余裕があり、連結された下ヒンジ機構を支点として遊技盤取付枠130を動かすことができる。また、このとき、例えば図12に示すように、機枠110と遊技盤取付枠130を連結する上ヒンジ機構180の機枠110の前面側に突出している部分が、透明部材保持枠140に設けられたカバー部材142の開口部分から挿入されて、カバー部材142内に収納されるようにする。ここで、カバー部材142の外側の壁における、透明部材保持枠140の側方側(透明部材保持枠140の前面側から見て左側)の部分が切り取られていることで、上ヒンジ機構180の突出部分をカバー部材142内に収納する操作が容易になるとともにガイドの役割を果たす。
ヒンジ軸185を移動部材210の略中央まで移動させたら、前後方向に沿って3つ形成されている軸受け部230のうち、所望の軸受け部230に連続するガイド部215としての溝にヒンジ軸185の先端を入れ、図6(b)に示すように、ヒンジ軸185をガイド部215に沿って軸受け部230方向へ移動させる。
なお、所望の軸受け部230に連続するガイド部215にヒンジ軸185の先端を入れれば、移動部材210が付勢部材220によって下方向に付勢されていることから、容易にガイド部215から外れることなく、確実に軸受け部230に案内される。
以上の作業によって、機枠110と遊技盤取付枠130の上下のヒンジ機構が連結され、機枠110に対して遊技盤取付枠130が回動可能に取り付けられることとなる。
また、透明部材保持枠140を遊技盤取付枠130から取り外した状態で遊技盤取付枠130を機枠110に取り付け、その後、透明部材保持枠140を遊技盤取付枠130に取り付けるようにしても良い。
まず、図14に示すように、係合部材172の凸部176を、受け具固定部材171の受け具位置決め部174,174に前後方向に沿って3つ形成された切欠き177,177,177のうち、ヒンジ軸185を嵌合した軸受け部230の前後位置に対応した切欠き177に係合させるように係合部材172を配する。なお、図14では一例として、最も後方側にある受け具位置決め部174の切欠き177に、係合部材172の凸部176が係合するようにしている。
係合部材172を所望の位置に配したら、挿通孔178aに挿通したねじを受け具固定部175のねじ孔175aに螺合するとともに締め付け、係合部材172を固定する。これによって、受け具170の係合部179が所望の前後位置に配されることとなる。
まず、遊技盤取付枠130の開放された端部を機枠110方向に回動させると、遊技盤取付枠130に設けられた施錠装置160のフック162が受け具170の係合部179に当接する。図1に示すように、このフック162は、先端側の上下幅が狭くなるように、係合部179に当接する下端部が傾斜しており、また、上下移動可能であるが付勢手段によって下方向に付勢されている。よって、遊技盤取付枠130の開放された端部を機枠110方向に押し込むことで、フック162の先端部は自身の傾斜に沿って上方向に持ち上がって係合部179を乗り越え、フック162の後部の切欠き163が係合部179に達すると、付勢手段の付勢力によってフック162が下方向に移動して係合部179に係合する。これによって、機枠110に遊技盤取付枠130が固定されるとともに施錠される。
まず、図12に示すように、透明部材保持枠140を開放することで、カバー部材142で覆われていた上ヒンジ機構180を露出させるとともに、移動阻止部材143を移動部材210の係合部216から退避させ、移動部材210の嵌脱位置への移動を可能にする。さらに、遊技盤取付枠130を開放し、図1に示す状態にする。
次に、上ヒンジ機構180の移動部材210のうち、遊技盤取付枠130の前面側に位置する部分を手で押し上げて、移動部材210を嵌脱位置に移動させる。そして、下ヒンジ機構を支点として、遊技盤取付枠130をヒンジ軸185が軸受け部230から外れる方向に移動し、上ヒンジ機構180における機枠110と遊技盤取付枠130との連結を解除する。
さらに、機枠110に設けられたヒンジ軸111と遊技盤取付枠130の図示しない軸受け孔からなる下ヒンジ機構の連結を解除し、機枠110から遊技盤取付枠130を取り外す。
なお、単に遊技盤取付枠130の傾斜角度を調節するだけの場合は、上ヒンジ機構180の連結を解除した後、所望の軸受け部230にヒンジ軸185を嵌合させる作業および受け具170の係合部179の前後位置の調整作業を行えばよい。
このうち、上下のヒンジ機構において前後位置を調節可能とする場合は、一方のヒンジ機構に移動部材210を設けず、単に複数の軸受け部(軸受け孔)が形成されているようにしても良い。
また、下ヒンジ機構のみ前後位置を調節可能とする場合は、先に連結する上ヒンジ機構で遊技盤取付枠130を吊るすことができるようにして、下ヒンジ機構の連結作業が容易になるようにしても良い。
また、ヒンジ軸受け形成部の内側面203bに形成される突起を半球状突起207としたが、この形状に限られず突起であればどのような形状でも良い。
また、移動部材210が付勢部材によってヒンジ軸185を支持する支持位置側に付勢されていることで、不用意に機枠110から遊技盤取付枠130が外れることがない。
また、透明部材保持枠140に、遊技盤取付枠130と透明部材保持枠140とが閉状態で、移動部材210の嵌脱位置への移動を阻止するとともに、透明部材保持枠140を開状態にすると移動部材210の嵌脱位置へ移動可能を許容する移動阻止部材143を形成したので、透明部材保持枠140を閉じた状態において、移動部材210を移動することができないので不正行為を防止できる。また、透明部材保持枠140を開放すれば、遊技盤取付枠130がどの位置であっても移動部材210を移動可能となり、遊技盤取付枠130の傾斜調整作業や着脱作業の作業性が格段に向上する。
また、移動部材210が付勢部材(圧縮コイルばね220)によってヒンジ軸185を支持する支持位置側に付勢されていることで、不用意に機枠110から遊技盤取付枠130が外れることがない。
また、透明部材保持枠140に、遊技盤取付枠130と透明部材保持枠140とが閉状態で、移動部材210の嵌脱位置への移動を阻止するとともに、透明部材保持枠140を開状態にすると移動部材210の嵌脱位置へ移動可能を許容する移動阻止部材143を形成したので、透明部材保持枠140を閉じた状態において、移動部材210を移動することができないので不正行為を防止できる。また、透明部材保持枠140を開放すれば、遊技盤取付枠130がどの位置であっても移動部材210を移動可能となり、遊技盤取付枠130の傾斜調整作業や着脱作業の作業性が格段に向上する。
また、上ヒンジ機構180が見えないようにすることができるので、デザイン性が向上する。
さらに、透明部材保持枠140の動作に伴ってカバー部材142も移動するので、遊技盤取付枠130の着脱作業の作業性が向上する。
1a 遊技領域
100 封入球式遊技機(遊技機)
110 機枠
130 遊技盤取付枠
140 透明部材保持枠
141 ガラス板(透明部材)
142 カバー部材
143 移動阻止部材
180 上ヒンジ機構
185 ヒンジ軸
200 ヒンジ軸受
201 固定部材
207 半球状突起(突起)
210 移動部材
216 係合部
220 圧縮コイルばね(付勢部材)
230 軸受け部
Claims (4)
- 島設備に取り付けられ前面が開口した機枠と、該機枠に対して上下のヒンジ機構により開閉可能且つ着脱可能に軸着されるとともに遊技領域を形成する遊技盤が取り付けられる遊技盤取付枠と、該遊技盤取付枠に開閉可能に取り付けられ前記遊技盤の遊技領域を視認可能な開口部を形成するとともに、該開口部を塞ぐ状態で透明部材を保持する透明部材保持枠と、を備え、
前記上下のヒンジ機構が、前記機枠又は前記遊技盤取付枠の一方に設けられたヒンジ軸を備えたヒンジ軸形成部材と、他方に設けられ、前記ヒンジ軸を回動可能に支持する軸受け部を備えたヒンジ軸受と、からなる遊技機において、
前記上ヒンジ機構のヒンジ軸受を前記機枠に設けるとともに、前記上ヒンジ機構のヒンジ軸形成部材を前記遊技盤取付枠に設け、
前記上ヒンジ機構のヒンジ軸受は、
当該ヒンジ軸受を固定するベース部と、
前記ベース部の前面側に前記遊技盤取付枠の前面よりも前方に突出して形成されるとともに前記軸受け部の一部が形成されるヒンジ軸受形成部と、
前記ヒンジ軸受形成部の一部の軸受け部を除く他部の軸受け部が形成され、前記ヒンジ軸を前記軸受け部に嵌脱可能な嵌脱位置と前記軸受け部が前記ヒンジ軸を回動可能に支持する支持位置とに移動可能に前記ヒンジ軸受形成部に設けられる移動部材と、
前記移動部材を支持位置側に付勢する付勢部材と、
を有し、
前記上ヒンジ機構のヒンジ軸形成部材は、
当該ヒンジ軸形成部材を固定する固定板と、
前記ヒンジ軸が形成されるヒンジ軸形成板と、
を有し、
前記ヒンジ軸形成板には、前記透明部材保持枠のヒンジ軸を保持する軸受け孔が形成され、
前記機枠に閉状態の前記遊技盤取付枠に対して、前記透明部材保持枠を閉状態にすると前記移動部材の前記嵌脱位置への移動を阻止し、前記透明部材保持枠を開状態にすると前記移動部材の前記嵌脱位置への移動を許容するように構成したことを特徴とする遊技機。 - 前記ヒンジ軸受形成部における前記機枠の上面に沿って延設された面の下面に前記移動部材を配設したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記上ヒンジ機構の前記ヒンジ軸受は、
前記ヒンジ軸受形成部に形成され、前記ヒンジ軸の周面に当接する一対の突起と、
前記移動部材に形成され、前記ヒンジ軸の周面に当接する軸受け凹部と、
を対向するように配することで形成した前記軸受け部を有し、
前記移動部材は、
前記軸受け凹部が前記ヒンジ軸の周面に当接可能な前記支持位置と、
前記軸受け凹部が前記支持位置から上方に退避した前記嵌脱位置と、
に上下方向に移動可能であって、前記付勢部材によって前記支持位置側へ付勢されるとともに、前記ヒンジ軸受形成部の端部よりも外側に突出した係合部を形成し、
前記透明部材保持枠に前記移動部材の前記嵌脱位置への移動を阻止する移動阻止部材を設け、
前記移動阻止部材は、
前記機枠に閉状態の前記遊技盤取付枠に対して前記透明部材保持枠が閉状態で前記移動部材に形成された係合部に係合して前記移動部材の前記嵌脱位置への移動を阻止し、
前記機枠に閉状態の前記遊技盤取付枠に対して前記透明部材保持枠が開状態で前記係合部から退避し、前記移動部材の前記嵌脱位置への移動を許容するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。 - 前記透明部材保持枠に、前記機枠に閉状態の前記遊技盤取付枠に対して当該透明部材保持枠を閉状態にすると前記上ヒンジ機構を前方から覆うカバー部材を形成し、
前記カバー部材の内側に前記移動阻止部材を設けたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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