JP4141416B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を遊技媒体とするスロットマシンに関する。
既に、遊技媒体として遊技球を用いるスロットマシンはいくつか提案されている。かかるスロットマシンは、遊技媒体として通常使用されるメダルの替わりに、遊技球を遊技機に投入することにより回転ドラムが回転始動するものである。そして、回転始動した回転ドラムを遊技者が回転停止させ、所定の当り態様が表示されると、所定個数の遊技球が払い出される構成となっている。こうしたスロットマシンは、パチンコ機が取り付けられる遊技島にパチンコ機同様に取り付けることができ、パチンコ機とスロットマシンとを併存させて遊技者の利便性の向上を図ることができる。
ところで、このようなスロットマシンには、メダルを用いるスロットマシンと異なり、遊技球を貯留するための貯留皿が設けられている。この貯留皿は、遊技島から供給される等した遊技球を貯留するものであって、前枠の前面を覆う上皿部材と一体成形されてなる構成が一般的である。そして、貯留された遊技球のうち所定個数の遊技球が、遊技機本体に設けられた球取込装置に賭球として取り込まれる構成となっている。また、かかるスロットマシンには、回転ドラムを回転始動させるためのスタートレバー、及び回転停止するためのストップボタン等(以下、遊技操作部という。)も備えられている。
ここで、貯留皿と遊技操作部の位置関係としては、二つの構成が提案されている。一つは、貯留皿を備えた上皿部材の前面に遊技操作部を横並び状に配設する構成である(例えば、特許文献1,2参照)。もう一つは、貯留皿の上方位置に遊技操作部を横並び状に配設する構成である(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−000626号公報 特開2002−177440号公報 特開平5−154229号公報
上述の特許文献1,2にあっては、パチンコ機の上皿部材を流用でき、遊技島にパチンコ機と併存させた際に貯留皿の高さ位置を揃えることができる利点があると共に、メダルを用いるスロットマシンに倣って、遊技操作部を遊技者のほぼ胸の高さ位置にすることができるという利点がある。しかしながら、かかる構成のように上皿部材の前面に遊技操作部を配設すると、遊技者の押しボタン操作に伴う衝撃が貯留皿に伝わり、貯留皿内に貯留された遊技球相互が衝突して不快な衝突音が発生したり、遊技球相互が一箇所に密集して球詰りが生じやすくなったりしてしまう問題がある。
ここで、特許文献3にあっては、貯留皿と遊技操作部が上下に位置するから、遊技者の押しボタン操作に伴う衝撃が貯留皿に直接伝わるということがなく、上記問題が解消されそうにも思える。しかしながら、遊技操作部の最適な高さ位置を優先して、貯留皿を遊技操作部より下方に形成すると、パチンコ機に係る貯留皿の高さ位置との間にズレが生じ、いわゆる貸球ノズルを共用することが困難となる問題が生ずる。一方、当該貯留皿の位置をパチンコ機の皿位置に揃え、かつ遊技操作部位置をそれよりも上方位置(あるいは下方位置)とすると、今度は遊技操作部の操作性が著しく低下する問題が生ずる。
そこで、本発明は、上記問題を解消し得るスロットマシンを提供することを目的とする。
本発明は、遊技島に起立状に配設される外枠と、該外枠の前面開口部を覆う遊技機本体とからなり、該遊技機本体が、外周面に複数の図柄を具備した複数の回転ドラムと、回転ドラムが臨む窓口を具備し、かつ外枠の前面に開閉可能に枢設された前枠と、前枠の前方で上方に開口した球投入開口部を具備し、かつ該球投入開口部を介して遊技媒体としての遊技球が投入される貯留空間を具備する貯留皿と、遊技者の操作により、少なくとも回転ドラムを回転始動又は回転停止する遊技操作部とを備えたスロットマシンにおいて、複数の遊技操作部が前面に配設されてなる遊技操作部ユニット体を備えると共に、遊技操作部ユニット体が、貯留皿の前方で、かつ当該貯留皿の前面と緩衝間隙をおいて前枠に配設されてなることを特徴とするスロットマシンである。
このように、貯留皿と遊技操作部ユニット体との間に間隙を設けることにより、遊技者が遊技操作部を仮に強く操作しても、その振動は当該間隙により緩衝されて貯留皿内の遊技球に伝わることがない。これにより、遊技球相互が衝突して不快な衝突音が発生したり、遊技球相互が一箇所に密集して球詰りが生じやすくなったりすることがない。
かかる構成にあって、前枠の背面に開閉可能に枢設された、遊技球が通過する球通路を具備する裏機構板を備え、かつ貯留皿が、少なくともその一部が裏機構板面から前方突出するようにして当該裏機構板に配設されると共に、前枠に、前後方向に貫通する貫通装着口が形成され、前枠及び裏機構板が遮閉された状態で、裏機構板面から突出した前記貯留皿の突出部分が前枠の貫通装着口を貫通し、前枠の前方へ突出した部位の上方開口部を球投入開口部としている。
このように、遊技操作部ユニット体と貯留皿とを、前後の位置関係にある前枠と裏機構板にそれぞれ設けることにより、互いを離間させた状態で、貯留皿の前方に遊技操作部ユニット体を設けることが可能となる。また、貯留皿を前枠に接触することなく貫通装着口内に位置させることができ、これにより遊技操作部ユニット体で発生した振動が貯留皿に伝わってしまうことを防止できる。
またかかる構成にあって、遊技操作部ユニット体の両側面に、連結腕部を後方へ突設し、
前枠及び裏機構板にそれぞれ設けられた、前後方向に貫通する貫通口に前記連結腕部を挿通し、かつ当該連結腕部を外枠に接続させて、遊技操作部ユニット体を前枠に保持している。
かかる構成とすることにより、遊技者が遊技操作部を操作することにより生じた振動は、連結腕部を介して外枠に伝わることとなる。したがって、当該振動が裏機構板を介して貯留皿に伝わってしまうことを防止できる。
ここで、遊技操作部ユニット体と貯留皿との緩衝間隙に、弾性部材が介装されてなる構成が提案される。
かかる構成とすることにより、遊技操作部を操作することにより生じる振動を弾性部材によって吸収することが可能となる。なお、弾性部材としては、ゴム、ウレタン、スポンジなど柔軟性のある部材が好適に用いられる。
またかかる構成にあって、弾性部材が、緩衝間隙に隙間無く介装されてなる構成が提案される。
かかる構成とすることにより、緩衝間隙が弾性部材によって塞がれることとなるため、遊技機本体内部への異物の侵入を困難なものとすることができ、例えば工具等を用いた不正行為を防止することが可能となる。
上記構成にあって、弾性部材が、遊技操作部ユニット体と貯留皿とに挟持されて弾縮状態で介装されてなる構成としても良い。
かかる構成とすることにより、振動を貯留皿に伝えることなく、遊技操作部ユニット体と貯留皿とを密着させることができるため、前枠と裏機構板とが安定して保持され、遊技島に取り付けた際のガタ付きを防止できる。
また、貯留皿、又は遊技操作部ユニット体のうち少なくともいずれかに、遊技操作部ユニット体と貯留皿との緩衝間隙の上部を横断するように延出された、遊技機本体内部を部分的に遮断する内部侵入阻止片が配設されてなる構成が提案される。
かかる構成とすることにより、遊技機本体内部への異物の侵入を困難なものとすることができ、例えば工具等を用いた不正行為を防止することが可能となる。
本発明のスロットマシンは、複数の遊技操作部が配設された遊技操作部ユニット体が、貯留皿の前方で、かつ当該貯留皿の前面と緩衝間隙をおいて前枠に配設されてなる構成としたため、遊技者が遊技操作部を仮に強く操作しても、その振動を緩衝間隙により緩衝させることができる。したがって、貯留皿内の遊技球に振動が伝わることを防止でき、遊技球相互が衝突して不快な衝突音が発生する問題や、遊技球相互が一箇所に密集して球詰りが生じやすくなる問題を解消できる優れた効果がある。また、遊技操作部と貯留皿とを上下にずらして形成する必要もないため、貯留皿の形成位置をパチンコ機に揃えて貸球ノズルを共用できる利点があると共に、遊技操作部の位置を、メダルを用いるスロットマシンと同様にすることができ、操作性が低下しない利点もある。
また、前枠に貫通装着口が形成され、かつ貯留皿が裏機構板に配設されると共に、前枠及び裏機構板が遮閉された状態で、裏機構板面から突出した前記貯留皿の突出部分が前枠の貫通装着口を貫通し、前枠の前方へ突出した部位の上方開口部を球投入開口部とした構成としたため、貯留皿と遊技操作部ユニット体とを離間させた状態で、貯留皿の前方に遊技操作部ユニット体を設けることが可能となる。また、貯留皿を前枠に接触することなく貫通装着口内に位置させることが可能となり、遊技操作部ユニット体から貯留皿へ振動が伝わってしまうことを好適に防止できる利点がある。
また、遊技操作部ユニット体の連結腕部を、前枠及び裏機構板の貫通口に挿通し、かつ当該連結腕部を外枠に接続させて、遊技操作部ユニット体を前枠に保持してなる構成としたため、遊技者が遊技操作部を操作することにより生じた振動を連結腕部を介して外枠に伝えることができ、当該振動が裏機構板を介して貯留皿に伝達してしまうことを防止できる効果がある。
さらに、緩衝間隙に弾性部材が介装されてなる構成とした場合は、遊技操作部を操作することにより生じる振動を弾性部材によって吸収することが可能となり、貯留皿に振動が伝達してしまうことを防止できる効果がある。
かかる構成にあって、弾性部材が、緩衝間隙に隙間無く介装されてなる構成とした場合は、緩衝間隙が弾性部材によって塞がれることとなるため、遊技機本体内部への異物の侵入を困難なものとすることができ、例えば工具等を用いた不正行為を防止できる効果がある。
さらにまた、弾性部材を、遊技操作部ユニット体と貯留皿とに挟持されて弾縮状態で介装した構成とした場合は、遊技操作部の操作による振動を貯留皿に伝えることなく、遊技操作部ユニット体と貯留皿とを密着させることができ、本発明にかかるスロットマシンを遊技島に取り付けた際のガタ付きを防止できる効果がある。
また、緩衝間隙の上部を横断するように延出された、遊技機本体内部を部分的に遮断する内部侵入阻止片を配設した構成とした場合は、遊技機本体内部への異物の侵入を困難なものとすることができ、例えば工具等を用いた不正行為を防止することができる優れた効果がある。
本発明にかかるスロットマシン1は、遊技媒体として遊技球を用いるものであり、パチンコ機用の遊技島に対してパチンコ機同様に取り付けられる。具体的には、このスロットマシン1は、図1〜3に示されるように、遊技島に起立状に配設される矩形状の外枠2と、この外枠2の前面開口部を覆う遊技機本体3とで構成される。
さらに前記遊技機本体3は、ヒンジ部材9を介して外枠2の前面に開閉可能に枢設される前枠4と、前枠4の後方位置に設けられた、三つの回転ドラム12a,12b,12cを具備している。
前枠4には、透明板6が装着される窓口47が形成されており、この窓口47から回転ドラム12a〜12cや表示器13等が臨むことによって、遊技者が透明板6を介して回転ドラム12a〜12cに配設された図柄等を視認できるような構成となっている。
さらに、図3に示されるように、前枠4の背面には、ヒンジ部材10を介して裏機構板5が開閉可能に枢設されている。この裏機構板5は、合成樹脂材料からなり、回転ドラム12a〜12cを視認可能とする裏機構板窓口51が中央に形成される。また、その前面又は背面には、遊技球が通過する球通路(図示省略)や電子回路が組み込まれた基板(図示省略)が複数備え付けられる。
また、図2に示されるように、前記窓口47の直下位置には、遊技球を貯留する貯留皿8(隠れて見えない)の球投入開口部30が開口している。そして、この球投入開口部30を介して、前枠4の裏面側にある貯留皿8に遊技球を投入することができる。なお、この貯留皿8については後で再度詳述する。
さらに、この貯留皿8の球投入開口部30の前方には、当該貯留皿8の前面を覆うようにして、ほぼ直方体状の筐体により構成される遊技操作部ユニット体50が配設されている。遊技操作部ユニット体50の前面には、遊技者が操作する各種ボタン等(遊技操作部)が形成されると共に、背面が開放されて各種ボタンのメンテナンスを可能としている。具体的には、その上面に、ベットボタン42等が設けられ、正面に、左側からスタートレバー41、左ストップボタン43、中ストップボタン44、右ストップボタン45がそれぞれ設けられている。なお、遊技操作部ユニット体50の前面には、上面及び正面が含まれる。
ここで、ベットボタン42は、賭数単位を決定するものであり、後述するように、この押しボタン操作により貯留皿8内の遊技球が所定個数だけ自動的に遊技機内へ取り込まれる。
スタートレバー41は、回転ドラム12a〜12cを回転始動するために用いるものであり、スタートレバー41を操作すると、これを契機として各回転ドラム12a〜12cに連繋された回胴装置(図示省略)が駆動開始し、これに伴って回転ドラム12a〜12cが前方に所定速度で回転する。
各ストップボタン43〜45は、回転ドラム12a〜12cを回転停止するために用いるものであり、回転ドラム12a〜12cの回転中にこれらのボタンを押圧操作すると、この操作タイミングに基づいて回胴装置が各ボタン43〜45に対応する回転ドラム12a〜12cを停止させる。なお、回転ドラム12a〜12cを回転始動、又は回転停止する構成は、従来構成を好適に用いることができる。
また、前枠4の最下位置には、球放出口18が形成され、この球放出口18に臨むように補助貯留皿14が配設される。この球放出口18は、前記貯留皿8の貯留空間Xと連通しており、貯留皿8が満杯である場合に、この球放出口18を介して、貯留皿8の遊技球が補助貯留皿14内に流入する構成である。なお、貯留皿8及び補助貯留皿14へ遊技球を流入させる機構は、既存のパチンコ機の構成を好適に用いることができる。
かかる構成のスロットマシン1にあって、ベットボタン42を操作して賭け数を決定すると、これに応じて、いわゆる有効ライン数が確定する。そして、遊技者が遊技操作部ユニット体50に設けられたスタートレバー41を押し下げると、各回転ドラム12a〜12cが回転始動する。これにより、窓口47を介して回転ドラム12a〜12c上の図柄が上方から下方へと移動するように視認される。そして、かかる状態で各ストップボタン43〜45を順にオン操作すると、各回転ドラム12a〜12cが順に回転停止する。このとき、いずれかの有効ライン上に同じ柄の図柄が並ぶと、当り組合せとなって、所定数の遊技球が貯留皿8に供出等される。
次に、本発明の要部について説明する。
図3に示されるように、上述の前枠4には、窓口47の直下位置に貫通装着口46が形成されている。この貫通装着口46は、前後方向に貫通しており、横長矩形状に形成されている。なお、かかる貫通装着口46が形成される位置は、遊技者のほぼ胸の高さ位置に相当する。
一方、前記裏機構板5の機構板窓口51内に、裏機構板面から前後方向に突出するようにして所定容積の貯留皿8が載置されている。さらに詳述すると、この貯留皿8は合成樹脂材料からなり、内底面81と、これを囲繞する皿壁80とで構成されている。そして、貯留皿8の横幅(長手方向)が、機構板窓口51の開口幅に設定されており、貯留皿8が機構板窓口51に密嵌されて固着されている。なお、裏機構板5の外底面は裏機構板窓口51の下縁に当接している。そして、いわゆるクレジット数が所定の上限数を超えた場合に、皿壁80に開口した球供給口83を介して当該貯留空間Xに遊技球が払い出される構成となっている。また、その内底面81には、取込口85(図6参照)が形成されており、貯留された遊技球が所定個数を一単位として当該取込口85を介して遊技島の球回収装置(図示省略)に取り込まれる。なお、貯留皿8が備えられる高さ位置は、遊技者のほぼ胸の高さ位置に相当する。
このように、貯留皿8が裏機構板5に跨るように前後方向にはみ出して保持された構成にあって、前枠4と裏機構板5とを遮閉状態とすると、図4,5に示されるように、前方突出した貯留皿8の突出部分が前枠4の貫通装着口46を貫通し、前枠4の前面から貯留皿8の前縁が露出することとなる。そして、この前枠4の前方で上方に開口した部位が、遊技操作部ユニット体50の切欠部33に位置し、遊技者が遊技球を貯留空間Xに投入することを可能にする前記球投入開口部30となる。
また、図4〜6に示されるように、貯留皿8の内底面81は奥へ下方傾斜していると共に、最も奥の位置に、取込口85と球整列溝82とが設けられている。この球整列溝82は左右方向に形成されており、貯留空間Xに投入された遊技球は、この球整列溝82に流入して一列状に整列し、この球整列溝82の右端に形成された取込口85から、所定数(5個)を一単位として後述の取込球通過用樋部材69に取り込まれることとなる。
また、図6,8に示されるように、取込口85には、補助貯留皿14にある球放出口18に連通する球抜用樋部材84が配設されている。この球抜用樋部材84は、球整列溝82の先頭の遊技球を臨む位置に開口しており、当該開口部に開閉可能に設けられた開閉部材88の開閉制御により、適時に補助貯留皿14へ排出することができる構成となっている。
また、図7,8に示されるように、貯留皿8の外底面からは、樹脂部材により構成されるモータ台座62が垂下され、このモータ台座62に、スプロケット71を回転駆動する取込モータ72が固着されている。
前記スプロケット71は、その周部に、遊技球一個を収容可能な凹部70を三つ等間隔に備え、各凹部70の間を、遊技球を係止する係止部73とするものである。そして、このスプロケット71が、図7,8に示されるように、中心に形成された軸孔74が取込モータ72の回転軸75に軸着され、取込口85の直下に位置している。
かかる構成にあって、ステッピングモータからなる取込モータ72が、所定制御信号に応じた回転角度でスプロケット71を回転駆動させると、順次その凹部70に球整列溝82に整列する遊技球が収容され、取込口85に配設された取込球通過用樋部材69に送り込まれる。そして、遊技球は、取込球通過用樋部材69の案内作用によって、遊技機本体3の背面に案内されて、遊技島の球回収装置へと排出される。なお、スプロケット71及び取込モータ72により球取込装置35が構成される。
そして上述した遊技操作部ユニット体50が、貯留皿8の前方で、かつ当該貯留皿8の前面と緩衝間隙48をおいて前枠4に配設されている。さらに詳述すると、前枠4と裏機構板5とを遮閉状態とし、かつ遊技操作部ユニット体50の背面を前枠4前面に取り付けた際に貯留皿8の前面と遊技操作部ユニット体50の後縁との間に隙間ができるような位置関係にしている。
かかる構成とすることにより、遊技者がストップボタン43,44,45等を仮に強く操作しても、その前後方向の振動はこの緩衝間隙48により緩衝されて貯留皿8内の遊技球に伝わることがない。これにより、遊技球相互が衝突して不快な衝突音が発生したり、遊技球相互が一箇所に密集して球詰りが生じやすくなったりすることがない。
また、別の実施形態例が提案される。
すなわち、前記緩衝間隙48に、弾性部材37が介装されてなる構成が提案される。例えば、図9a,10に示されるように、半球状の弾性部材37を緩衝間隙48に左右方向へ間欠的に配設する構成が考えられる。
かかる構成とすることにより、ストップボタン43,44,45等を操作することにより生じる前後方向の振動を弾性部材37によって吸収することが可能となる。なお、左右方向に間欠的に弾性部材37を配設する構成に代えて、緩衝間隙48に弾性部材37を隙間無く介装した構成としても良い。かかる構成とすることにより、遊技機本体3内部への異物の侵入を困難なものとすることができ、例えば工具等を用いた不正行為を防止することが可能となる。
また、上述の構成にあって、弾性部材37’が、遊技操作部ユニット体50と貯留皿8とに挟持されて弾縮状態となるように、貯留皿8の前方突出長さを調節してなる構成としても良い(図9b参照)。かかる構成とすることにより、スロットマシン1を遊技島に取り付けた際に、ガタ付くことがない。
また、上記構成の遊技操作部ユニット体50に代えて、図11〜13に示されるように、遊技操作部ユニット体50aを、前枠4に対して脱着可能にした構成が提案される。なお、これまでに述べた構成と同様な箇所は、説明を簡略し、又は省略する。
例えば、図11に示されるように、遊技操作部ユニット体50aの両側縁に、それぞれ可撓性の弾性連結腕部55,55を後方突設した構成が提案される。そして、各弾性連結腕部55の先端に、側方に突出した係合爪55aを形成している。
一方、貫通装着口46の内側面と、これに連成する外枠2の内側面とが面一状となるように貫通装着口46の横幅を設定している。また、裏機構板5の左右の外側縁には、側方が開放した貫通口56が形成されている。
ここで、弾性連結腕部55,55相互の離間距離は、貫通装着口46の横幅とほぼ同じとし、遊技操作部ユニット体50aを、弾性連結腕部55,55から貫通装着口46へ挿入すると、両係合爪55a,55aが貫通装着口46の内側面に当接して、弾性連結腕部55,55がわずかに内方に湾曲するようにしている。そして、この付勢力に抗してさらに遊技操作部ユニット体50aを圧入すると、弾性連結腕部55が裏機構板5の貫通口56を通過し、図12に示されるように、遊技操作部ユニット体50aの背面が前枠4の前面に当接する位置で、係合爪55aが外枠2の後方に抜き出て弾性連結腕部55の弾縮が解除され、外枠2の背面に、係合爪55a,55aが内側から係合することとなる。これにより、遊技操作部ユニット体50aが前枠4に対して保持されることとなる。一方、遊技操作部ユニット体50aを前枠4から離脱させるときは、係合爪55a,55aの係合を解除して、遊技操作部ユニット体50aを貫通装着口46から抜き出すこととなる。なお、遊技操作部ユニット体50aの弾性連結腕部55は、可撓性の金属材料で構成するのが好適である。
なお、本実施形態例にかかる弾性連結腕部55により、本発明にかかる連結腕部が構成される。また、本実施形態例にかかる貫通装着口46により、本発明にかかる前枠の貫通口を構成している。
また、他の実施形態例が提案される。
例えば、図14,15に示されるように、貯留皿8aに内部侵入阻止片86,87を設けた構成としても良い。さらに詳述すると、本実施形態例にかかる内部侵入阻止片86,87は、貯留皿8aと同じ合成樹脂材料からなり、貯留皿8aの前縁から上方に起立状に連成された第一内部侵入阻止片86と、遊技操作部ユニット体50の上側の後縁から下方に垂下された第二内部侵入阻止片87とで構成されている。そして、貯留皿8aに配設された第一内部侵入阻止片86が、前側(遊技者側)で、遊技操作部ユニット体50に配設された第二内部侵入阻止片87が後側(裏機構板5側)となる位置関係としている。これにより、第一内部侵入阻止片86と第二内部侵入阻止片87とが、緩衝間隙48の上部を横断するように延出されることとなって、遊技機本体3内部を部分的に遮断することとなる。
ところで、かかる貯留皿8aは、外枠2に左右方向に形成された軸部8bを中心に、裏機構板面に対して傾動可能に軸支されている。さらに詳述すると、貯留皿8aは、図15に示されるように、外底面がほぼ水平となる定常位置Iと、貯留皿8aの前縁が下降した下方傾動位置IIとが規定されている。なお、下方傾動位置IIは、貯留皿8aの外底面が遊技操作部ユニット体50のカバー部材内面に当接することにより位置規定される。
そして、メンテナンス等を行うために前枠4を裏機構板5から開放する際には、作業者が貯留皿8aの前縁を押し下げる。これにより、第一内部侵入阻止片86と第二内部侵入阻止片87とが干渉することなく、好適に貯留皿8aが貫通装着口46から後方へ抜け出ることとなる。
上述したように、内部侵入阻止片86,87を設けることにより、緩衝間隙48から遊技機本体3内部への異物の侵入を困難なものとすることができ、例えば工具等を用いた不正行為を防止することが可能となる。特に、本実施形態例にかかる内部侵入阻止片86,87は、合成樹脂材料からなるため、異物の侵入を好適に防止できる。
なお、内部侵入阻止片86,87は、上述の構成に代えて水平方向に延出された構成としても良い。なお、内部侵入阻止片86,87の配設位置は、貯留皿8、又は遊技操作部ユニット体50のうち、少なくとも一方であれば良い。
なお、本実施形態例は、本発明の主旨に逸脱しない限り、様々な態様が提案され得る。なお、前枠4に形成される窓口47、貫通装着口46、及び貫通口56は、それぞれ四方が囲繞されたものであっても良いし、側方に一部切欠されたものであっても良い。
スロットマシン1の正面図である。 スロットマシン1の外観斜視図である。 スロットマシン1の分解斜視図である。 図1のA−A横断平面図である。 スロットマシン1の部分縦断側面図である。 図4のB部の拡大図である。 球取込装置35、球整列溝82、及び取込口85の配置関係を示す縦断正面図である。 球取込装置35、球整列溝82、及び取込口85の配置関係を示す縦断側面図である。 緩衝間隙48に弾性部材37が介装されたスロットマシン1の横断平面図であって、aは弾性部材37が非弾縮状態で介装された構成を示し、bは弾性部材37’が弾縮状態で介装された構成を示している。 緩衝間隙48に弾性部材37が介装されたスロットマシン1の部分縦断側面図である。 遊技操作部ユニット体50aを備えるスロットマシン1の分解斜視図である。 遊技操作部ユニット体50aを備えるスロットマシン1の横断平面図である。 遊技操作部ユニット体50aを備えるスロットマシン1の部分縦断側面図である。 第一内部侵入阻止片86を貯留皿8aの外観斜視図である。 内部侵入阻止片86,87を備えた構成にかかるスロットマシン1の部分縦断側面図である。
符号の説明
1 スロットマシン
2 外枠
3 遊技機本体
4 前枠
5 裏機構板
8,8a 貯留皿
12a,12b,12c 回転ドラム
30 球投入開口部
37 弾性部材
41 スタートボタン
42 ベットボタン
43 右ストップボタン
44 中ストップボタン
45 左ストップボタン
46 貫通装着口
47 窓口
48 緩衝間隙
50,50a 遊技操作部ユニット体
55 弾性連結腕部
56 貫通口
86 第一内部侵入阻止片
87 第二内部侵入阻止片
X 貯留空間

Claims (5)

  1. 遊技島に起立状に配設される外枠と、該外枠の前面開口部を覆う遊技機本体とからなり、
    該遊技機本体が、
    外周面に複数の図柄を具備した複数の回転ドラムと、
    回転ドラムが臨む窓口を具備し、かつ外枠の前面に開閉可能に枢設された前枠と、
    前枠の前方で上方に開口した球投入開口部を具備し、かつ該球投入開口部を介して遊技媒体としての遊技球が投入される貯留空間を具備する貯留皿と、
    遊技者の操作により、少なくとも回転ドラムを回転始動又は回転停止する遊技操作部と
    を備えたスロットマシンにおいて、
    複数の遊技操作部が前面に配設されてなる遊技操作部ユニット体を備えると共に、
    遊技操作部ユニット体が、貯留皿の前方で、かつ当該貯留皿の前面と緩衝間隙をおいて前枠に配設され、
    さらに前枠の背面に開閉可能に枢設された、遊技球が通過する球通路を具備する裏機構板を備え、かつ貯留皿が、少なくともその一部を裏機構板面から前方突出するようにして当該裏機構板に配設されると共に、
    前枠に、前後方向に貫通する貫通装着口が形成され、
    前枠及び裏機構板が遮閉された状態で、裏機構板面から突出した前記貯留皿の突出部分が前枠の貫通装着口を貫通し、前枠の前方へ突出した部位の上方開口部を球投入開口部とすると共に、
    遊技操作部ユニット体の両側面に、連結腕部を後方へ突設し、
    前枠及び裏機構板にそれぞれ設けられた、前後方向に貫通する貫通口に前記連結腕部を挿通し、かつ当該連結腕部を外枠に接続させて、遊技操作部ユニット体を前枠に保持してなることを特徴とするスロットマシン。
  2. 遊技操作部ユニット体と貯留皿との緩衝間隙に、弾性部材が介装されてなることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 弾性部材が、緩衝間隙に隙間無く介装されてなることを特徴とする請求項2に記載のスロットマシン。
  4. 弾性部材が、遊技操作部ユニット体と貯留皿とに挟持されて弾縮状態で介装されてなることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のスロットマシン。
  5. 貯留皿、又は遊技操作部ユニット体のうち少なくともいずれかに、遊技操作部ユニット体と貯留皿との緩衝間隙の上部を横断するように延出された、遊技機本体内部を部分的に遮断する内部侵入阻止片が配設されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のスロットマシン。
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