JP4559810B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技盤を枠体の前面側及び後面側の何れからでも着脱自在に取り付けるようにした遊技機に関する。
従来、遊技盤を枠体内に挿入して固定する際に、枠体の後面側から枠体内に挿入して固定するものがある。
ところで、遊技機の作業状況や枠体に取り付けられる装置等によっては、遊技盤の着脱作業を枠体の前面側から行った方がよい場合や後面側から行った方がよい場合がある。
しかし、従来の遊技機にあっては、遊技盤の着脱作業を常に枠体の後面側から行わねばならず、作業性が良好とは言い難かった。
特開平8−243231号公報
本発明は、前記の点に鑑みなされたものであって、枠体の前面側及び後面側の何れか任意の側から遊技盤の着脱が可能な遊技機の提供を目的とする。
請求項1の発明は、遊技球の流下可能な遊技領域が前面に設けられた遊技盤と、前記遊技盤の収納部を内部に有する枠体と、前記枠体又は前記遊技盤の複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材と、を備えた遊技機において、前記収納部は、前記枠体の前面と後面間を貫通して前記遊技盤の側部外縁より大きく形成された開口部を有し、前記開口部から前記遊技盤を前記枠体内に挿入することにより前記遊技盤が前記収納部に収納状態となると共に、前記遊技盤固定部材は、前記遊技盤が前記収納状態となった時に前記遊技盤の前記枠体の前面方向及び後面方向への移動を規制する固定状態と、前記枠体の前面方向または後面方向への前記遊技盤の移動規制を解除する固定解除状態と、に可動操作可能であり、前記遊技盤固定部材は、前記開口部から前記遊技盤を前記枠体内に挿入可能な挿入可能状態と、前記遊技盤を前記枠体内に挿入不可能な挿入禁止状態とを形成することが可能であり、前記開口部の前面側と後面側の何れか任意の側を前記挿入可能状態とすることが可能であり、前記遊技盤または前記枠体の何れか一方に前記遊技盤固定部材が設けられ、前記遊技盤または前記枠体のうち他方の側部には、前記収納部への前記遊技盤の収納状態時に前記遊技盤固定部材が挿入される遊技盤固定部材挿入凹部が設けられ、前記遊技盤固定部材は、係止部と誘導部とを少なくとも備えると共に、常には前記係止部と前記誘導部とが前記遊技盤または前記枠体のうち前記遊技盤固定部材が設けられている前記一方から突出するように付勢され、前記係止部は、前記遊技盤固定部材挿入凹部に挿入された時に前記遊技盤の移動を規制可能であって、前記誘導部は、前記遊技盤または前記枠体のうち遊技盤固定部材挿入凹部が設けられている前記他方で押されることにより前記係止部を前記遊技盤固定部材が設けられている前記一方側へ後退させるように構成され、前記固定状態は、前記複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材のうち前記遊技盤または前記開口部に取り付けられた4つの前記遊技盤固定部材をそれぞれ頂点とした四角形の対角に位置する1組の前記遊技盤固定部材の誘導部と係止部が前記挿入禁止状態に位置すると共に前記四角形の対角に位置する他の1組の前記遊技盤固定部材の誘導部と係止部が前記挿入可能状態に位置することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材を前記遊技盤の挿入方向にあわせて前記挿入可能状態にして前記遊技盤を前記収納部に収納した後、前記複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材のうち前記遊技盤または前記開口部の対角位置に位置する1組の前記遊技盤固定部材について前記挿入禁止状態を形成することで前記遊技盤を固定状態にすることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記挿入可能状態は、前記複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材における全ての誘導部が遊技盤挿入側に位置し、かつ前記係止部が前記誘導部とは反対側に位置することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか一項において、前記挿入禁止状態は、前記遊技盤固定部材の誘導部と係止部が前記挿入可能状態とは反対側に位置することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から4の何れか一項において、前記複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材をそれぞれ操作可能な操作部を前記枠体に備え、前記操作部は、前記枠体の前面側と後面側の両側から操作可能なことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から5の何れか一項において、前記誘導部と前記係止部を前記挿入可能状態と前記挿入禁止状態とに回動可能とする回動部を前記遊技盤固定部材に設けたことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から6の何れか一項において、前記遊技盤固定部材は、前記係止部を前記誘導部の一端部から他端部へ移動する移動機構を備え、前記係止部の移動により前記挿入可能状態と前記挿入禁止状態とに変化可能であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、前記遊技盤の収納部を内部に有する枠体と、前記枠体又は前記遊技盤の複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材と、を備えた遊技機において、前記収納部は、前記枠体の前面と後面間を貫通して前記遊技盤の側部外縁より大きく形成された開口部を有し、前記開口部から前記遊技盤を前記枠体内に挿入することにより前記遊技盤が前記収納部に収納状態となると共に、前記遊技盤固定部材は、前記遊技盤が前記収納状態となった時に前記遊技盤の前記枠体の前面方向及び後面方向への移動を規制する固定状態と、前記枠体の前面方向または後面方向への前記遊技盤の移動規制を解除する固定解除状態と、に可動操作可能である構成としたことにより、枠体の前面側及び後面側の何れからでも遊技盤の着脱作業が行えるため、作業性が良好となる。
請求項1の発明によれば、前記遊技盤固定部材は、前記開口部から前記遊技盤を前記枠体内に挿入可能な挿入可能状態と、前記遊技盤を前記枠体内に挿入不可能な挿入禁止状態とを形成することが可能であり、前記開口部の前面側と後面側の何れか任意の側を前記挿入可能状態とすることが可能なこととしたことにより、予め遊技盤の固定部材を遊技盤の挿入側のみを挿入可能状態とし、反対側を挿入禁止状態としておくことで、遊技盤を枠体に挿入する際に、枠体の誤った側から挿入するのを防止することが可能となる。
請求項1の発明によれば、前記遊技盤または前記枠体の何れか一方に前記遊技盤固定部材が設けられ、前記遊技盤または前記枠体のうち他方の側部には、前記収納部への前記遊技盤の収納状態時に前記遊技盤固定部材が挿入される遊技盤固定部材挿入凹部が設けられ、前記遊技盤固定部材は、係止部と誘導部とを少なくとも備えると共に、常には前記係止部と前記誘導部とが前記遊技盤または前記枠体のうち前記遊技盤固定部材が設けられている前記一方から突出するように付勢され、前記係止部は、前記遊技盤固定部材挿入凹部に挿入された時に前記遊技盤の移動を規制可能であって、前記誘導部は、前記遊技盤または前記枠体のうち遊技盤固定部材挿入凹部が設けられている前記他方で押されることにより前記係止部を前記遊技盤固定部材が設けられている前記一方側へ後退させることとしたことにより、遊技盤を容易に枠体の収納部へ挿入すること及び収納部から外すことが可能となる。
請求項1の発明によれば、前記固定状態は、前記複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材のうち前記遊技盤または前記開口部に取り付けられた4つの前記遊技盤固定部材をそれぞれ頂点とした四角形の対角に位置する1組の前記遊技盤固定部材の誘導部と係止部が前記挿入禁止状態に位置すると共に前記四角形の対角に位置する他の1組の前記遊技盤固定部材の誘導部と係止部が前記挿入可能状態に位置することとしたことにより、遊技盤を強固に枠体の収納部に強固に固定することが可能となる。
請求項2の発明によれば前記複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材を前記遊技盤の挿入方向にあわせて前記挿入可能状態にして前記遊技盤を前記収納部に収納した後、前記複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材のうち前記遊技盤または前記開口部の対角位置に位置する1組の前記遊技盤固定部材について前記挿入禁止状態を形成することで前記遊技盤を固定状態にすることとしたことにより、遊技盤の固定作業を容易にすることが可能となる。
請求項3の発明によれば、前記挿入可能状態は、前記複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材における全ての誘導部が遊技盤挿入側に位置し、かつ前記係止部が前記誘導部とは反対側に位置することとしたことにより、遊技盤をスムーズに枠体の収納部へ誘導することが可能となる。
請求項4の発明によれば、前記挿入禁止状態は、前記遊技盤固定部材の誘導部と係止部が前記挿入可能状態とは反対側に位置することとしたことにより、意図しない方向から遊技盤が枠体の収納部へ挿入されるのを防ぐことが可能となる。
請求項5の発明によれば、前記複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材をそれぞれ操作可能な操作部を前記枠体に備え、前記操作部は、前記枠体の前面側と後面側の両側から操作可能なこととしたことにより、遊技盤の固定操作を遊技盤の挿入側から行うことが可能となり、作業性が向上する。
請求項6の発明によれば、前記誘導部と前記係止部を前記挿入可能状態と前記挿入禁止状態とに回動可能とする回動部を前記遊技盤固定部材に設けたことにより、遊技盤の着脱作業を容易に行うことが可能となる。
請求項7の発明によれば、前記遊技盤固定部材は、前記係止部を前記誘導部の一端部から他端部へ移動する移動機構を備え、前記係止部の移動により前記挿入可能状態と前記挿入禁止状態とに変化可能であることとしたことにより、遊技盤の挿入部を小さく構成することが可能となる。
以下添付の図面に基づき本発明の好適な実施形態を説明する。図1は本発明の第1実施例の遊技機について遊技盤の釘を省略して示す正面図、図2は同遊技機の背面図、図3は同遊技機の前面枠体、遊技盤、機構板及び側枠を示す斜視図、図4は同遊技機の前面枠体の正面図及び右側面図、図5は同遊技機の前面枠体の斜視図、図6は同遊技機の遊技盤を示す斜視図、図7は同遊技機の遊技盤固定部材の分解斜視図、図8は同遊技機の遊技盤挿入時を示す図、図9は同遊技機の遊技盤挿入固定時について図4のA−A断面で示す図、図10は同遊技機の遊技盤固定解除取り外し時を示す図、図11は第2実施例の遊技機における遊技盤挿入収納時を示す図、図12は同遊技機の遊技盤挿入固定時について図4のA−A断面と同一位置で示す図、図13は同第2実施例の遊技機における遊技盤固定解除取り外し時を示す図、図14は同第2実施例の遊技機における遊技盤固定部材の分解斜視図、図15は同遊技盤固定部材における係止部のスライド状態を示す斜視図である。
図1及び図2に示す遊技機1は、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ遊技機であって、図3にも示すように、側枠(木枠とも称される)F1の一側に合成樹脂製の前面枠体F2が開閉自在に軸支され、前面枠体F2内に設けられた遊技盤の収納部201に遊技盤3が着脱可能に取り付けられ、また前記遊技盤3の背面には機構板7が開閉係脱可能に取り付けられている。前面枠体F2の前面には一側にガラス枠Gがヒンジで開閉可能に軸支されている。前面枠体F2には、前記側枠F1との鍵装置K1とガラス枠Gとの係合部K3を有する係合部材8が設けられ、前記鍵装置K1の解除によって前記側枠F1に対し前面枠体F2が開き、また前記係合部K3の係合解除によって前面枠体F2に対しガラス枠Gが開く。なお、この例の遊技機1は、プリペイドカードユニット56が接続されている。
前記側枠F1は、木製板材で枠組みされると共に、一側の上下に軸支部材J1が取り付けられ、前記軸支部材J1に前記前面枠体F2が開閉可能に軸支される。前記側枠F1の開放側の内側上下に前記鍵装置K1と係合して前面枠体F2を開閉するための係止金具K2が取り付けられている。前記木製の側枠F1は、パチンコ機の保管、輸送時に側枠F1部分を主として取り扱うようにされることで前面枠体F2を物理的損傷から保護するように構成されている。
前記前面枠体F2は、本発明における枠体に相当する。前記前面枠体F2について、図3ないし図5を用いて説明する。前面枠体F2は、前記側枠F1の外周と略同サイズの外周からなって、内部に遊技盤3の収納部201を有する。前記収納部201は、本実施例では、前面枠体F2の後面(遊技機1の後面側と同側の面)F2r側に略四角形の枠状に立設された遊技盤収納壁202で包囲される部分で構成されている。前記遊技盤収納壁202で包囲された遊技盤の収納部201には、前面枠体F2の前面(遊技機1の前面側と同側の面)F2fと後面F2r間を貫通して前記遊技盤3の側部外縁より大きく形成された略四角形の開口部203が設けられ、前面枠体F2の前面F2f及び後面F2r側の何れの任意の方向からでも、前記遊技盤3を開口部203から前面枠体F2内に挿入可能とされている。そして、前記開口部203から遊技盤3を前面枠体F2内に挿入することにより遊技盤3が前記収納部201に収納状態とされる。
前記遊技盤収納壁202は、上部壁202a、左右の側部壁202b及び下部壁202cで構成され、本実施例では左右の対向する側部壁202bには、図5及び図7乃至図10に示すように、それぞれ左右の上下2箇所の合計4箇所に遊技盤固定部材挿入穴205が形成されると共に、前記遊技盤固定部材挿入穴205と連通する筒部206が前記収納部201とは反対の外面に突出形成されている。前記筒部206は、内径が前記遊技盤固定部材挿入穴205と同径とされると共に、先端面207を備え、前記先端面207の中心に前記遊技盤固定部材挿入穴205より小径の軸挿通孔208が形成されている。また、前記筒部206の周壁には、前面枠体F2の前方側(遊技機の前面側)部分に遊技盤固定部材の歯車露出用開口209が形成されている。
前記遊技盤固定部材210は、前記4箇所の遊技盤固定部材挿入穴205に取り付けられている。前記遊技盤固定部材210は、前記遊技盤固定部材挿入穴205の軸挿通孔208に挿入可能な径の回動軸211を有し、前記回動軸211の基部側には、前記遊技盤固定部材挿入穴205に収容可能で、かつ前記軸部挿通孔208を通過不可能な大きさの円盤状からなる固定部212が形成され、前記固定部212の外面に係止部材219がビスで固定されている。前記回動軸211は本発明の回動部に相当し、該回動軸211の外周に歯車215が形成されている。本実施例では、前記遊技盤固定部材挿入穴205の前記軸挿通孔208に回動軸211を挿通し、前記筒部206内に歯車215を位置させた際に、前記歯車215の一部が前記筒部206の歯車露出用開口209から露出すると共に、前記係止部材219が収納部201の側方から収納部201内に突出し、さらに前記回動軸211の先端が前記筒部206の先端面207から突出した状態となる。前記回動軸211の先端側にはリング固定溝216が形成され、前記遊技盤固定部材挿入穴205の軸挿通孔208から回動軸211が抜けるのを防止するCリング217が、前記リング固定溝216に嵌着される。
前記係止部材219は、図示の例では金属製平板を略V字形に折り曲げたものであって、折り曲げ部219aの一側が前記固定部212への取付部220、他側が前記取付部220に対して所定角度の傾斜面からなる誘導部221を構成し、さらに前記誘導部221の一端側の先端が係止部222を構成している。前記係止部材219は、前記取付部220と前記誘導部221間にバネ弾性を有し、そのバネ弾性により、前記誘導部221と係止部222が常には遊技機正面から見て前記収納部201の側方から収納部201内に突出するように付勢され、また後述の遊技盤3の側部31で誘導部221が押圧されることによって収納部201から後退可能となっている。前記折り曲げ部219aは可変部に相当する。さらに前記係止部材219の係止部222は、後述する遊技盤3の遊技盤固定部材挿入凹部30内で回転し易いように、先端が円弧状に丸くされている。
また、前記前面枠体F2は、前記遊技盤固定部材210の歯車215が位置する側、本実施例では側部壁202bの外側面に沿ってラック部材取付溝223が形成され、前記ラック部材取付溝223にラック部材230がそれぞれ独自に上下スライド可能に取り付けられている。前記ラック部材230は、前記筒部206の周壁から露出している遊技盤固定部材210の歯車215と噛み合う歯231を備え、上下にスライドすることによって前記遊技盤固定部材210の歯車215が回転し、それにより前記回動軸211及び固定部212を介して前記係止部材219が回動する。前記各ラック部材230は、それぞれ前面枠体F2の前面F2f側と後面F2r側に突出した操作部232,232を備え、前面枠体F2の前面F2f側及び後面F2r側の任意の側から操作部232を上下することにより操作可能とされている。本実施例では、前記操作部232は摘み部で構成されている。
前記操作部232が位置する付近には、前記誘導部221が前記開口部203の前面側(前面枠体F2の前面F2f側)に位置することになる操作部232の位置を示す「前」の印と、前記係止部材219の誘導部221が前記開口部203の後面側(前面枠体F2の後面F2r側)に位置することになる操作部232の位置を示す「後」の印が表示されている。例えば、前記前記遊技盤3を前面枠体F2の後面側F2rから開口部203へ挿入して収納部201へ収納する場合には、全ての操作部202を「後」の位置にして、全ての遊技盤固定部材210における前記係止部材219の誘導部221を、遊技盤挿入側である開口部203の後面側(前面枠体F2の後面F2r側)に位置する挿入可能状態にする。この時、前記係止部材219の係止部222は、前記誘導部221とは反対側の開口部203の前面側(前面枠体F2の前面F2f側)に位置する。また、その状態で、前記遊技盤3を収納部201へ収納し、4箇所の前記遊技盤固定部材210のうち前記開口部203の対角位置に位置する1組の遊技盤固定部材210、例えば図4に示す左下の遊技盤固定部材210bに対するラック部材の操作部232bと右上の遊技盤固定部材210cに対するラック部材の操作部232cを「前」の位置にして、左下と右上の遊技盤固定部材210b,210cの前記誘導部221を、前記挿入可能状態とは反対側となる開口部203の前面側(前面枠体F2の前面F2f側)に位置させれば、前記遊技盤3を収納部201へ固定することができる。このとき、他の対角位置に位置する1組の遊技盤固定部材210、すなわち左上の遊技盤固定部材210aと右下の遊技盤固定部材210dに対する操作部232a,232dについては「後」の位置にされている。ここでは、4箇所の遊技盤固定部材をそれぞれ頂点とした四角形として見た時に四角形の対角に位置する遊技盤固定部材の位置関係を対角位置としている。遊技盤を挿入した後で対角位置にある1組の遊技盤固定部材を挿入可能状態とは反対側となるようにすることで遊技盤の上方も下方も均等に固定することが可能となる。なお、遊技盤3の着脱時における遊技盤固定部材210の作動については、後に詳細に説明する。
また、前面枠体F2の前面F2f側に取り付けられるガラス枠Gには、図1に示すように、枠飾り右ランプ35a、枠飾り上ランプ35b及び枠飾り左ランプ35cが上部に設けられ、払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿36、該上側球受け皿36の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、効果音等を発するスピーカ38、遊技者の発射操作に応じて遊技球を遊技盤3の遊技領域6に向けて弾発発射する発射装置53等が下部に組み付けられている。
前記遊技盤3は、図1に示すように、前面側における遊技盤3の縁に遊技球の外側ガイドレール4及び内側ガイドレール5が略円形に立設され、前記内側ガイドレール5によって囲まれた遊技領域6の中心線上にその上部から下部に向かって順に液晶,ドットマトリックス若しくはLED表示装置等からなる表示装置9、始動入賞口10、特別電動役物である大入賞口15、アウト口17が配設されている。また上方両側にはランプ風車18a,18b、その下方に普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21、その下方に左袖入賞口23と右袖入賞口25、さらには前記大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されている。符号22a,22bは風車である。なお、本実施例における前記表示装置9は、左下に普通図柄の変動及び停止表示を行う普通図柄表示部45が組み込まれ、その他の大部分が特別図柄の変動及び停止表示を行う特別図柄表示部42となっている。
また、前記遊技盤3は、図3及び図6に示すように、前記前面枠体F2の遊技盤固定部材210と対応する側部31の位置、本実施例では左右の側部上下に、遊技盤固定部材挿入凹部30が合計4個形成されている。前記遊技盤固定部材挿入凹部30は、前記前面枠体F2における遊技盤の収納部201に前記遊技盤3が収納された遊技盤収納状態時に、前記遊技盤固定部材210の係止部材219が挿入可能であり、回動可能な大きさとされ、本実施例では上下方向の長穴で形成されている。
前記遊技盤3を前記前面枠体F2へ取り付ける際には、まず、全ラック部材230をスライドさせて、図8の8−A及び図9の9−Aのように、全ての遊技盤固定部材210を遊技盤3の挿入方向にあわせて挿入可能状態にする。例えば、開口部203の後面側(前面枠体F2の後面F2r側)から遊技盤3を前面枠体F2内に挿入して前記収納部201に収納固定する場合には、全ての操作部232を前記「後」の位置にスライドさせることにより、全ての遊技盤固定部材210について、係止部材219の誘導部221を、前記収納部201への遊技盤挿入方向である前面枠体F2の後面F2r側からの方向に合わせて開口部203の後面側(遊技盤挿入側)に位置させ、前記係止部222が誘導部221とは反対側に位置する挿入可能状態にする。その状態で、図8の8−Bのように、前記遊技盤3を開口部203の後面側から前記枠体F2内に挿入し前記収納部201へ収納する。その際、前記誘導部221が前記遊技盤3の側部31と接触して押されることにより、前記係止部222は、遊技盤固定部材210が設けられている側、本実施例では前面枠体F2の遊技盤収納壁202の側部壁202b側へ後退して前記収納部201からも後退(外方へ移動)し、前記収納部201への遊技盤3の収納を可能にする。さらに前記遊技盤3が挿入されると、図8の8−C及び図9の9−Bに示すように、前記誘導部221及び係止部222が前記遊技盤3の遊技盤固定部材挿入凹部30に挿入され、前記遊技盤3の挿入が完了し、前記収納部201に対して遊技盤3が収納状態となる。
前記収納状態で、前記4個の前記遊技盤固定部材210のうち前記開口部203の対角位置に位置する1組の遊技盤固定部材、例えば図4に示す左下の遊技盤固定部材210bに対するラック部材の操作部232bと図4及び図9に示す右上の遊技盤固定部材210cに対するラック部材の操作部232cを「前」の位置にして、左下と右上の遊技盤固定部材210b,210cの誘導部221を、前記挿入可能状態とは反対側となる開口部203の前面側(前面枠体F2の後面F2r側)に位置する挿入禁止状態とする。このとき、他の対角位置に位置する1組の遊技盤固定部材210、すなわち左上の遊技盤固定部材210aと右下の遊技盤固定部材210dに対する操作部232a,232dについては「後」の位置にあって、左上の遊技盤固定部材210aと右下の遊技盤固定部材210dが前記挿入可能状態にある。これによって、前記遊技盤固定部材210は、前記遊技盤3が前面枠体F2の前面方向へ移動するのを前記挿入禁止状態にある左下と右上の遊技盤固定部材210bと210cの係止部222が、前記遊技盤3の移動時に遊技盤固定部材挿入凹部30の内壁と衝突することによって規制すると共に、前記遊技盤3が前面枠体F2の後面方向へ移動するのを前記挿入可能状態にある左上と右下の遊技盤固定部材210aと210dの係止部222が、前記遊技盤3の移動時に遊技盤固定部材挿入凹部30の内壁と衝突することによって規制する固定状態となる。
それに対して、前記前面枠体F2の収納部201に固定状態とされている遊技盤3を前面枠体F2から取り外す際は、まず全ての遊技盤固定部材210について、遊技盤3の取り外し方向、すなわち前面枠体F2における前面F2f方向あるいは後面F2r方向の何れか任意の方向について、前記遊技盤3の移動規制を解除する固定解除状態にする。前記固定解除状態は、遊技盤3の取り外し方向へ前記誘導部221を位置させた状態である。例えば、前面枠体F2における後面F2r側(前記開口部203の後面側)から遊技盤3を取り外す場合には、まず、全ての前記操作部232を「前」の位置にすることにより、全ての遊技盤固定部材210について、図10の10−Aのように、前記誘導部221を前面枠体F2における前面F2f側(前記開口部203の前面側)に位置させると共に、前記係止部222を前記誘導部221とは反対の前面枠体F2における後面F2r側(前記開口部203の後面側)に位置させて、遊技盤3の取り外し方向に対して固定解除状態とする。その状態で、図10の10−Bに示すように、遊技盤3を前面枠体F3の後方(背面方向)へ引く。その際、前記誘導部221が前記遊技盤3の側部31と接触して押されることにより、前記係止部222は、遊技盤固定部材210が設けられている側、本実施例では前面枠体F2の遊技盤収納壁202の側部壁202b側へ後退して前記収納部201からも後退(外方へ移動)し、前面枠体F2の後方(背面方向)への遊技盤3の移動を可能にする。そして、その状態でさらに遊技盤3を後方(背面方向)へ引けば、図10の10−Cのように、前記係止部222が前記遊技盤固定部材挿入凹部30から外れ、それによって前記遊技盤3が前面枠体F2の収納部201から取り外される。
前記機構板7には、遊技機1における遊技を制御する各種基板や装置等が、主に背面側に設けられる。図2の遊技機の背面面には、前記基板や装置の主なものとして、受電基板100、電源基板110、主制御基板120、表示制御基板130、払出制御基板140、音声制御基板150、ランプ制御基板160、発射制御基板170等が示されている。符号181は払出装置(賞球払出装置と貸球払出装置)、183は球無しスイッチ基板(賞球・球貸し兼用)、185は払出中継基板、189は球貯留タンク、191は球誘導樋を示す。
ここで、前記遊技機1における遊技を簡単に説明する。前記遊技機1においては、前記発射装置53により遊技領域6へ向けて発射された遊技球が、前記遊技領域6を流下して種々の入賞口に入賞すると所定数の遊技球が賞品球として払出装置181から上側球受け皿36に払い出される。また、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過して検出されると、主制御基板120へ検出信号が送られ、小当たり判定・普通図柄決定用乱数が取得される。そして、普通図柄の当たり(小当たり)判定が主制御基板120により行われると共に、前記普通図柄表示部45で普通図柄の変動を開始し、所定時間変動後に停止する。その際、前記普通図柄の当たり判定結果が小当たりの場合には、小当たり普通図柄、この例では奇数で停止し、前記始動入賞口10の可動片10a,10bが拡開して遊技球が入賞し易くなる。そして、前記始動入賞口10に遊技球が入賞すると、所定数(この例では5個)の遊技球が賞品球として払い出される。
また、前記始動入賞口10に遊技球が入賞して検出されると、主制御基板120へ検出信号が送られ、大当たり当否判定用乱数値及び大当たり図柄組合せ決定用乱数値が取得され、前記大当たり当否判定用乱数値に基づいて大当たりの当否判定が行われ、外れの場合には外れ確定特別図柄の組合せ決定用乱数数値が取得される。また、特別図柄の変動開始前に変動態様決定用乱数値が取得される。そして、取得された変動態様決定用乱数値に基づき決定された選択変動態様にしたがい前記特別図柄柄表示部42で特別図柄が変動を開始し、所定時間経過後停止する。
前記特別図柄表示部42で停止表示された確定特別図柄が、大当たり確定特別図柄組合せ、例えばぞろ目(‘7,7,7’のように同じ数字が並んだ状態)で停止表示されると、大当たりになり、遊技者に有利な特別遊技状態(大当たり遊技状態)に移行する。前記特別遊技状態になると、前記大入賞口15の開閉板16が開いて遊技領域6の表面を流下してくる遊技球を受け止め易くして大入賞口15へ入賞可能にし、該大入賞口15への入賞があると、所定数の遊技球が賞品球として払い出される。前記開閉板16は、所定時間(例えば29.5秒)経過後、或いは入賞球数が所定個数(例えば10個)となった時点で閉じるようにされている。
前記大入賞口15の開放中又は大入賞口15が閉じてから約2秒以内に、前記大入賞口15の特定領域入賞口52に遊技球が入賞して入賞球が検出されると、前記大当たりを再度繰り返す継続権利が発生し、所定最高回数(例えば最高16回)、前記開閉板16の開放を繰り返す。なお、前記発射装置53により遊技領域6へ向けて発射された遊技球が、入賞口の何処にも入賞しなければ前記アウト口17から遊技盤3の裏側へ排出される。
図11ないし図13には、第2実施例の遊技機における遊技盤固定部材300を示す。なお、図12は、前記図4におけるA−A線と同一位置での断面図である。この実施例の遊技盤固定部材300は、前記遊技盤3の側部31に、または図11ないし図13に示す前面枠体F200の左右の側部壁F201に設けられる。図示の例では、第1実施例と同様に遊技盤3の側部31に遊技盤固定部材挿入凹部30が設けられ、前記遊技盤3の前面枠体F200内への収納時に遊技盤3の遊技盤固定部材挿入凹部30と対向する前面枠体F200の左右の側部壁F201の上下計4箇所に、遊技盤固定部材取付穴F202が形成され、さらに前記遊技盤固定部材取付穴F202に埋設された誘導部収納ボックス350に遊技盤固定部材300が取り付けられている。以下の説明おいて、前記遊技盤固定部材300は、前面枠体F200における位置を含めて記載する場合には、左上位置の遊技盤固定部材300a、左下位置の遊技盤固定部材300b、右上位置の遊技盤固定部材300c、右下位置の遊技盤固定部材300dと区別して示す。なお、前記左上位置の遊技盤固定部材300a、左下位置の遊技盤固定部材300b、右上位置の遊技盤固定部材300c、右下位置の遊技盤固定部材300dのうち、一部の遊技盤固定部材については図示を省略した。
前記前面枠体F200は、第1実施例の前面枠体F2と同様の構成からなるもので、遊技盤の収納部F205を備え、前記収納部F205には前面枠体F200の前面と後面間を貫通した開口部F204が形成され、前面枠体F200の前面側及び後面側の何れか任意の一方から前記開口部F204へ遊技盤3を挿入可能とし、収納部F205に収納可能とされている。
前記遊技盤固定部材300は、図14及び図15に示すように、前面枠体F200の前後方向と対応する面が斜面の誘導部302となった山形状の基体301と、前記基体301における2つの誘導部302のうち1方(302aまたは302b)を隠蔽可能で、しかもスライドによって他方の誘導部を隠蔽することが可能な断面コ字形状の係止部305とを備える。前記係止部305の基部305aは内側に爪状に折れ曲がり、係止部305が前記基体301から外れることなくスライド可能にする。前記係止部305の基部305a外面にはラック部材306が前記スライド方向に沿って設けられている。前記基体301は、前面枠体F200の側部壁F201における前記遊技盤固定部材取付穴F202の誘導部収納ボックス350に、弾性ユニット360を介して取り付けられる。
前記誘導部収納ボックス350は前記前面枠体F200の開口部F204側が開口した箱状からなって上下の壁面にスライド用ラック部材挿通窓351が形成されている。一方、前記弾性ユニット360は、前記基体305のラック部材306と噛み合ってラックアンドピニオン構造を構成する歯車361と、前記歯車361が回転可能に取り付けられて前面枠体F200の前後方向に対して前進後退可能とされた保持台362と、前記保持台362に取り付けられる前記基体301及び係止部305を、前面枠体F200の左右の側部壁F201から突出させて、常に収納部F205内へ突出するように付勢するスプリング363を有する。また、前記歯車361に噛み合って該歯車361を回転させ、前記係止部305を一方の誘導部側から他方の誘導部側へスライドさせるスライド用ラック部材365が設けられ、さらに前記スライド用ラック部材365には、前面枠体F200の前面側及び後面側に突出する操作部366が設けられ、前面枠体F200の前面側及び後面側の何れか任意の側からスライド用ラック部材365が操作可能とされ、該操作によって前記係止部305をスライドさせることができるように構成されている。なお、前記ラック部材306と前記歯車361は、前記誘導部の一端部から他端部へ係止部を移動する移動機構に相当する。なお、前記スプリング363は、前記収納部F205内に突出している係止部305と誘導部302を共に収納部F205から後退可能にする可変部にも相当する。
前記第2実施例において前記遊技盤3を取り付ける際には、まず全ての遊技盤固定部材300について遊技盤3の挿入方向に合わせて挿入可能状態にする。例えば、開口部F204の後面側から遊技盤3を前面枠体F200内に挿入して前記収納部F205に収納固定する場合には、全ての遊技盤固定部材300について、図11の11−A、図12の12−A及び図15の15−Aに示すように、前記係止部305を前面枠体F200の遊技盤挿入側とは反対側(前面枠体F200の前面F200f側)へスライドさせて、遊技盤挿入側(前面枠体の後面F200r)側の誘導部302aを露出させ、これにより、遊技盤挿入側である前記開口部F204の後面(前面枠体の後面F200r)側に誘導部302aが位置し、反対側(前面枠体F200の前面側F200f)に係止部305が位置する挿入可能状態とする。前記挿入可能状態で、図11の11−Bのように遊技盤3を開口部F204の後面側から収納部F205に挿入する。その際、前記遊技盤固定部材300は、前記誘導部302aが遊技盤3の側部31によって押されることにより前面枠体F200の側部壁F201側へ後退し、それによって収納部F205から後退し、前記遊技盤3を収納部F205へ収納可能にする。そして、前記開口部F204からの遊技盤3の挿入が完了して遊技盤3が前記収納部F205に収納されると、図11の11−C及び図12の12−Bに示すように、遊技盤3の遊技盤固定部材挿入凹部30に前記遊技盤固定部材300の係止部305及び基体301が挿入され、前記収納部F205に対して遊技盤3が収納状態となる。
前記収納状態で、前記4箇所の前記遊技盤固定部材300のうち、前記開口部203の対角位置に位置する1組の遊技盤固定部材、例えば左下位置の遊技盤固定部材300c
と右上位置の遊技盤固定部材300dについて、前記操作部366を操作して、図15の15−Bに示すように、前記挿入可能状態とは反対位置(この例では前面枠体F200の後面F200r側)に係止部305をスライドさせ、挿入禁止状態とする。これによって、左下位置の遊技盤固定部材300c及び右上位置の遊技盤固定部材300dについては、前記係止部305が開口部204の後面側(前面枠体F200の後面F200r側)に位置し、開口部204の前面側(前面枠体F200の前面F200f側)で誘導部302bが露出して位置することになる。またこの時、他の一組の遊技盤固定部材、すなわち左上位置の遊技盤固定部材300aと右下位置の遊技盤固定部材300cについては、前記挿入可能状態時と同様に係止部305が開口部204の前面側(前面枠体F200の前面F200f側)に位置し、これによって、図12の12−Cに示す固定完了状態(固定状態)となる。この固定状態時、前記遊技盤3が前面枠体F200の前面方向へ移動しようとすると、前記挿入禁止状態にある左下位置の遊技盤固定部材300bと右上位置の遊技盤固定部材300cの係止部305の後端305dが、前記遊技盤固定部材挿入凹部30の内壁と衝突することによって、遊技盤3の移動が規制され、一方、前記遊技盤3が前面枠体F200の後面方向へ移動しようとすると、前記挿入可能状態にある左上位置の遊技盤固定部材300aと右下位置の遊技盤固定部材300dの係止部305の前端305cが、前記遊技盤固定部材挿入凹部30の内壁と衝突することによって、遊技盤3移動が規制され、遊技盤3が固定状態とされる。
前記収納部F205に収納固定状態にある遊技盤3を取り外す際には、まず、全ての遊技盤固定部材300について、遊技盤300の取り外し方向、すなわち前面枠体F200の前面F200f方向あるいは後面F200r方向の何れか任意の方向について、遊技盤3の移動規制を解除する固定解除状態にする。前記固定解除状態は、遊技盤3の取り外し方向へ前記係止部305を移動させ、前記係止部305とは反対側の誘導部302を露出させて取り外し方向とは反対側へ位置させた状態である。例えば、前面枠体F200における後面F200r側から遊技盤3を取り外す場合には、まず全ての遊技盤固定部材300について、図13の13−A及び図15の15−Bに示すように、前記係止部305を前面枠体F200の遊技盤取り外し側(前面枠体F200の後面F200r側)へスライドさせて、遊技盤取り外し側とは反対側(前面枠体F200の前面F200f側)の誘導部302bを露出させ、これにより、遊技盤取り外し側と反対側である前面枠体F200の前面側F200f(前記開口部F204の前面側)に誘導部302bが位置し、反対側の前面枠体F200の後面側F200r(前記開口部F204の後面側)に係止部305が位置する固定解除状態とする。その状態で、図13の13−Bのように遊技盤3を取り外し方向の前面枠体F200後方へ引っ張る。その際、前記遊技盤固定部材300は、前記誘導部302bが遊技盤3の側部31によって押されることにより前面枠体F200の側部壁201側へ後退して収納部F205からも後退し、前記収納部F205からの遊技盤3の取り外しを可能にする。さらに遊技盤3を取り外し方向の前面枠体F200後方へ引っ張れば、図13の13−Cに示すように前記遊技盤固定部材300が遊技盤固定部材挿入凹部30から抜け、前記収納部F205から遊技盤3が外れる。
なお、前記固定状態時に前記係止部305をロックしてスライドを阻止するために、前記歯車310の動きを機械的に止めるピン部材を歯車361とラック部材306間に挿入するロック機構を設けてもよい。そうすることで、前記係止部305を完全にロックすることが可能となり、より強固に遊技盤を収納部に固定することができる。また、第1実施例のように、スライド用ラック部材の操作部付近の前面枠に現在の誘導部もしくは係止部の位置が分かるような印をつけて操作性を向上させてもよい。
本発明は、このように遊技機を構成したことで、前面枠体の前後何れか任意の側から遊技盤を着脱することが可能となり、遊技盤の着脱作業を容易にすることが可能になったのである。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能である。例えば、前記実施例では、遊技盤の着脱を、前面枠体の後面側から行う場合を示したが、遊技盤の取り付けと取り外しをそれぞれ前面枠体の異なる側から行うようにしたり、遊技盤の取り付け及び取り外しを何れも前面枠体の前面側から行うようにしたりしてもよく、作業性等により任意に選択されればよい。また、遊技盤固定部材挿入凹部は遊技盤の側部に直接形成したが、別部品として遊技盤の側部に取り付けてもよい。さらに、遊技盤固定部材は4個(4箇所)に限られるものではなく、それ以上としてもよい。また、前記各実施例では、遊技盤に遊技盤固定部材挿入凹部を設け、前面枠体に遊技盤固定部材を設けた構成としたが、遊技盤に遊技盤固定部材を設け、前面枠体に遊技盤固定部材挿入凹部を設けてもよい。
本発明の第1実施例の遊技機について遊技盤の釘を省略して示す正面図である。 同遊技機の背面図である。 同遊技機の前面枠体、遊技盤、機構板及び側枠を示す斜視図である。 同遊技機の前面枠体の正面図及び右側面図である。 同遊技機の前面枠体を示す斜視図である。 同遊技機の遊技盤を示す斜視図である。 同遊技機の遊技盤固定部材の分解斜視図である。 同遊技機の遊技盤挿入時を示す図である。 同遊技機の遊技盤挿入固定時について図4のA−A断面を示す図である。 同遊技機の遊技盤固定解除取り外し時を示す図である。 第2実施例の遊技機における遊技盤挿入収納時を示す図である。 同遊技機の遊技盤挿入固定時について図4のA−A断面と同一位置での断面を示す図である。 同第2実施例の遊技機における遊技盤固定解除取り外し時を示す図である。 同第2実施例の遊技機における遊技盤固定部材の分解斜視図である。 同遊技盤固定部材における係止部のスライド状態を示す斜視図である。
1 遊技機
3 遊技盤
6 遊技領域
9 表示装置
30 遊技盤固定部材挿入凹部
201 収納部
202 遊技盤収納壁
210 遊技盤固定部材
221 誘導部
222 係止部
F1 側枠
F2 前面枠体(本発明の枠体)

Claims (7)

  1. 遊技球の流下可能な遊技領域が前面に設けられた遊技盤と、
    前記遊技盤の収納部を内部に有する枠体と、
    前記枠体又は前記遊技盤の複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材と、
    を備えた遊技機において、
    前記収納部は、前記枠体の前面と後面間を貫通して前記遊技盤の側部外縁より大きく形成された開口部を有し、
    前記開口部から前記遊技盤を前記枠体内に挿入することにより前記遊技盤が前記収納部に収納状態となると共に、
    前記遊技盤固定部材は、前記遊技盤が前記収納状態となった時に前記遊技盤の前記枠体の前面方向及び後面方向への移動を規制する固定状態と、
    前記枠体の前面方向または後面方向への前記遊技盤の移動規制を解除する固定解除状態と、に可動操作可能であり、
    前記遊技盤固定部材は、前記開口部から前記遊技盤を前記枠体内に挿入可能な挿入可能状態と、前記遊技盤を前記枠体内に挿入不可能な挿入禁止状態とを形成することが可能であり、前記開口部の前面側と後面側の何れか任意の側を前記挿入可能状態とすることが可能であり、
    前記遊技盤または前記枠体の何れか一方に前記遊技盤固定部材が設けられ、前記遊技盤または前記枠体のうち他方の側部には、前記収納部への前記遊技盤の収納状態時に前記遊技盤固定部材が挿入される遊技盤固定部材挿入凹部が設けられ、
    前記遊技盤固定部材は、係止部と誘導部とを少なくとも備えると共に、常には前記係止部と前記誘導部とが前記遊技盤または前記枠体のうち前記遊技盤固定部材が設けられている前記一方から突出するように付勢され、前記係止部は、前記遊技盤固定部材挿入凹部に挿入された時に前記遊技盤の移動を規制可能であって、前記誘導部は、前記遊技盤または前記枠体のうち遊技盤固定部材挿入凹部が設けられている前記他方で押されることにより前記係止部を前記遊技盤固定部材が設けられている前記一方側へ後退させるように構成され、
    前記固定状態は、前記複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材のうち前記遊技盤または前記開口部に取り付けられた4つの前記遊技盤固定部材をそれぞれ頂点とした四角形の対角に位置する1組の前記遊技盤固定部材の誘導部と係止部が前記挿入禁止状態に位置すると共に前記四角形の対角に位置する他の1組の前記遊技盤固定部材の誘導部と係止部が前記挿入可能状態に位置することを特徴とする遊技機。
  2. 前記複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材を前記遊技盤の挿入方向にあわせて前記挿入可能状態にして前記遊技盤を前記収納部に収納した後、前記複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材のうち前記遊技盤または前記開口部の対角位置に位置する1組の前記遊技盤固定部材について前記挿入禁止状態を形成することで前記遊技盤を固定状態にすることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記挿入可能状態は、前記複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材における全ての誘導部が遊技盤挿入側に位置し、かつ前記係止部が前記誘導部とは反対側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記挿入禁止状態は、前記遊技盤固定部材の誘導部と係止部が前記挿入可能状態とは反対側に位置することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記複数位置に取り付けられた遊技盤固定部材をそれぞれ操作可能な操作部を前記枠体に備え、
    前記操作部は、前記枠体の前面側と後面側の両側から操作可能なことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の遊技機。
  6. 前記誘導部と前記係止部を前記挿入可能状態と前記挿入禁止状態とに回動可能とする回動部を前記遊技盤固定部材に設けたことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の遊技機。
  7. 前記遊技盤固定部材は、前記係止部を前記誘導部の一端部から他端部へ移動する移動機構を備え、
    前記係止部の移動により前記挿入可能状態と前記挿入禁止状態とに変化可能であることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の遊技機。
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